JP4496538B2 - 感光体ドラムの製造方法 - Google Patents
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Description
上記の感光体ドラムは次の工程を経て製造されている。
[機械加工]
まず、アルミビュレットといわれるアルミ製の中実丸棒を熱間押出加工により筒状に成形する。
次に、冷間引き抜き加工により、引き抜き油をかけながら所定内径および所定外径の筒体に成形する。
次に、ノコなどを用い油をかけながら筒体を所定長さに切断する。このとき油は筒体の内部に付着される。
次に、切削油をかけながら切削加工を行ない、内径、外径、端面の加工や、歯車などを嵌合するためのインロー加工を行ない、さらに、研磨加工を施し、内径、外径、長さ、振れなどについてそれぞれ高い精度を持った筒状の支持体を得る。
[脱脂工程(洗浄工程)]
次に、洗浄剤(脱脂剤)を用いて支持体を洗浄し、支持体の外周面に付着している切削油などの油分や、アルミ粉、塵埃などの異物を取り除き、また、支持体の内周面に付着している引き抜き油や切削油などの油分や、アルミ粉、塵埃などの異物を取り除く。なお、この脱脂工程では、支持体に付着している油分や異物はほとんど除去されているものの完全には取り除かれない。
次に、支持体の外周面および内周面に対してブラシを用いてブラシ洗浄を行なう。ブラシ洗浄は、一般的に拘持して行われ、拘持されている部位は洗浄水がかからない。
ブラシ洗浄では、支持体の外周面については、充分な洗浄水をかけつつブラッシングが行なえるため、支持体の外周面から油分や異物は分離しやすい。しかしながら、依然として支持体の外周面には、外周面から分離せずに分離しやすい状態になった油分や異物が残存している。また、支持体の内周面については、充分な洗浄水をかけられないことから油分や異物の大半は支持体の内周面から分離せずに、分離しやすい状態になるのみであり、したがって、支持体の内周面に付着している油分や異物の量は、外周面に付着している油分や異物の量よりも多い。
[濯ぎ洗浄工程(最終洗浄工程)]
次に、洗浄液を用いて洗浄剤や油分や異物を取り除く。この場合、洗浄槽中の洗浄液に支持体を浸漬することで行なわれ、浸漬する際の支持体と洗浄液との摩擦力により、分離しやすい状態となって付着している油分や異物が支持体から分離する。また、洗浄槽中に超音波器を設置しておき、支持体に超音波を掛けることでこの分離がより促進される。
[加熱工程]
次に、必要に応じて温純水乾燥を施した後、熱風乾燥を施す。すなわち、支持体を温純水に浸した後ゆっくりと引き上げる。しかしながらこの湯上げ操作では異物などの粒子は除去されにくい。次に、支持体を熱風乾燥し、支持体の内外表面に付着された、あるいは吸着された水分を除去する。
[感光層製造工程]
次に、支持体の外周面に浸漬(ディッピング)法などの公知の塗布方法により、必要に応じて下引き層を形成した後、感光層となる塗液を塗布する。
[乾燥工程]
次に、乾燥し、この乾燥により支持体の外周面に感光層が形成された感光体ドラムが得られる。
[組立工程]
つぎに、支持体の両端にそれぞれ歯車やフランジを嵌合固定して感光体ドラムユニットが組み立てられ、包装されて出荷される。
また、洗浄剤や油分、異物などの粒子が支持体の外周面や内周面に付着していると、ディッピング法により感光層となる塗液中に支持体を浸漬した際に、これら洗浄剤や油分、異物などが塗液中に混ざり込み、塗液を汚し、製品の欠陥率を高めてしまう不具合が生じ、この観点からも上記の濯ぎ洗浄が重要となる。
この種の濯ぎ洗浄として、従来、洗浄液を洗浄槽の上端からオーバーフローさせつつ洗浄槽中に支持体を浸漬させ、支持体に付着した洗浄剤や油分、異物を取り除いた後、支持体を上方に引き上げる技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、洗浄剤や油分、異物などを支持体から確実に取り除くことができる感光体ドラムの製造方法を提供することにある。
また、本発明は、機械加工を施した筒状の支持体に、必要によって洗浄剤による洗浄を施し、次に、濯ぎ洗浄を施して前記支持体から汚れを分離し、次に、乾燥させ、次に、感光層を前記支持体の外周面に形成して感光体ドラムを得るようにした感光体ドラムの製造方法において、前記濯ぎ洗浄は、洗浄槽中において上方から下方に向う洗浄液の下降流を実質上洗浄槽の全域に形成しておき、前記支持体を、その軸心を略上下方向に向けて洗浄槽内に下降させて支持体全体を洗浄液中に浸漬させるものであり、前記支持体の前記洗浄槽内での下降は、前記下降流よりも遅い速度で、あるいは、前記下降流とほぼ同じ速度で行なわれることを特徴とする。
また、支持体の内周面から分離した汚れは、支持体の上端が洗浄槽の洗浄液の液面上の近傍に位置するまで、支持体の浸漬に伴って支持体の下端から支持体の内部に洗浄液が侵入することから、支持体の内部に留められる。
支持体全体が洗浄液に浸漬されると、支持体の内部に洗浄液の下降流が形成されるので、支持体の内周面から分離された汚れは、支持体と共に下降し洗浄槽の底部に向って移動していく。
所定の時間の洗浄がなされたならば、支持体を洗浄液から引き上げる。この時、洗浄槽の上部には、汚れのない洗浄液が位置しているので、引き上げ時に汚れが支持体に再び付着することはない。
なお、支持体の内周面から分離された汚れは、下降流に乗って下降し洗浄槽の底部に向って移動していくので、洗浄槽内における支持体の下降の速度は問わないが、汚れの洗浄液中への拡散をより一層防止する点からすると、洗浄槽内における支持体の下降の速度は、下降流よりも遅い速度で、あるいは、下降流とほぼ同じ速度であることが好ましく、下降流よりも遅い速度であるとより好ましい。
以下、本発明について詳細に説明するが、以下の説明における例示はあくまでも例として挙げたものであり、本発明はこれらの例示に何ら制限されるものではなく、任意に変更して実施することができる。
図7に示すように、電子写真装置に用いられる感光体ドラム10は、筒状の支持体12と、支持体12の外周面に形成された感光層14などで構成されている。そして、支持体12の両端に歯車16Aやフランジ16Bが取着されことで感光体ドラムユニット10Aが組み立てられる。
感光体ドラム10を製造するに際しては、機械加工された支持体12について、従来と同様に脱脂工程(洗浄工程)、ブラシ洗浄が行なわれ、その後、実施例1による濯ぎ洗浄工程(最終洗浄工程)が行なわれる。
洗浄槽18は、洗浄槽本体20と、洗浄槽本体20の上端に設けられた洗浄液供給部22と、洗浄槽本体20の底部に設けられた洗浄液排出部30などで構成されている。ただし、洗浄槽本体20は略円柱形状の槽であってもかまわない。
洗浄槽本体20は、平面視矩形で水平に延在した底板2002と、底板2002の4辺からそれぞれ鉛直に起立する4つの側板2004とを備えている。該底板2002と側板2004は、洗浄槽本体20が略円柱形状の場合には、それぞれ略円形および略円筒形である。
洗浄槽本体20の底部で底板2002の上方には、洗浄槽本体20の全域にわたり層流として均一の速さの洗浄液の下降流を作るための、すなわち偏流を防止するための整流板24が設置されている。
また、洗浄槽本体20の底部で整流板24の上方に超音波発振器26が設置されている。超音波発振器26は、図1のように洗浄槽本体20の底部に設置されていてもよいし、洗浄槽本体20の側面付近に設置されていてもよい。
洗浄液供給部22は、各側板2004の内側と外側にわたって突出するように水平に設けられた底壁2202と、底壁2202の内側から鉛直に起立する越流壁2204と、底壁2202の外側から鉛直に起立する外壁2206とで上部が開放状に形成されている。
越流壁2204は側板2004の内側に位置し均一の高さを有しており、外壁2206の高さは越流壁2204よりも大きい寸法で形成されている。
そして、矩形枠状の4辺をなす各底壁2202上を延在するように、それぞれ外壁2206を貫通して4本の洗浄液供給管28が設置されている。
洗浄液供給管28は、管体2802と、この管体2802の下面または側面に間隔をおいて形成された多数の孔2804とで構成されているが、液面を乱さないために、下面にあるのが好ましい。なお、各洗浄液供給管28の各孔2804から均一流量の洗浄液が流出するように、例えば、管体2802の長手方向に沿って各孔2804の内径を異ならせるなどの対策が施されている。
そして、洗浄液は洗浄槽18の底部の洗浄液排出部30から排出されることから、また、整流板24を通って洗浄液排出部30に至ることから、図1に示すように、洗浄槽本体20の全域にわたり均一の速さの洗浄液の下降流Aが層流として作られる。
パレット40は、格子状に延在する複数の棒材や帯材により形成された平面視矩形の基体4002と、図3(C)に示すように、基体4002上に立設され外周に複数の欠部が形成された複数のロッド4004とで構成されている。複数本の支持体12は、その長手方向の一端にロッド4004が挿入され基体4002上においてその軸心を鉛直方向に向けた起立状態が維持されてパレット40に載せられている。
そして、例えば、基体4002の4隅に設けられたワイヤ、あるいは、ロッドにより、基体4002の水平状態を維持しつつ下降させ、パレット40を洗浄槽18の洗浄液中に浸漬することで、図4に示すように、基体4002上に起立した複数本の支持体12が上記のように洗浄槽本体20の全域にわたり均一の速さの下降流Aが作られた洗浄槽18の洗浄液中に浸漬され、洗浄されることになる。
図5(A)乃至(F)は、支持体12が洗浄液中に浸漬していく工程を示した図である。
図中、符号50で示す黒丸は、支持体12の外周面や内周面に付着している洗浄剤や油分、異物などの汚れを示し、符号Wは洗浄槽18内の洗浄液の液面を示している。なお、上述したように、支持体12の内周面に残存している汚れ50の量は、外周面に残存している汚れ50の量よりも多い。
そして、さらにパレット40を下降流Aとほぼ同じ速度で、あるいは、下降流Aよりも遅い速度で下降させ、図5(D)に示すように、支持体12の上端を洗浄液の液面Wよりも上方に残して浸漬させる。
支持体12が下降し洗浄液中に浸漬されていくと、洗浄液との摩擦により、また、超音波により、支持体12の内周面と外周面のそれぞれに分離せずに分離しやすい状態になって付着している汚れ50が内周面と外周面から分離する。
そして、支持体12の外周面から分離した汚れ50は下降流Aに乗って洗浄槽18の底部へと導かれる。
また、支持体12の内周面から分離した汚れ50は、支持体12の下端から支持体12の内部に洗浄液が流入してくることから、支持体12の内部に留められることになる。
これにより、支持体12の内周面から分離され外周面よりも量が多い汚れ50が、支持体12よりも上方に位置する洗浄液中に拡散されず、支持体12の内部に閉じ込められた状態で支持体12の上端は洗浄液の液面Wに沈められていく。
なお、本実施例のように、支持体12を下降流Aとほぼ同じ速度で、あるいは、下降流Aよりも遅い速度で下降させると、支持体12の上端が洗浄液の液面Wに沈む際に、支持体12の内部に満たされた洗浄液が洗浄液の液面Wの上方に吐出されることはないが、上記のように、支持体12の上端が洗浄液の液面W上の近傍に位置したならば、支持体12の内部に満たされた洗浄液が、洗浄液の液面Wの上方に吐出されないような速度で支持体12を下降させ支持体12の上端を洗浄液の液面Wに沈めるようにすると、支持体12の上端が洗浄液の液面W上の近傍に位置するまでの間、支持体12を下降流Aの速度よりも大きな速度で下降でき、洗浄工程に要する作業時間を短縮できる。
そして、支持体12全体が洗浄液に浸漬されると、今度は、支持体12の内部に洗浄液の下降流Aが形成される。
以後、下降流Aとほぼ同じ速度で、あるいは、下降流Aよりも遅い速度でパレット40を下降させ、支持体12を洗浄液中に沈めていく。図5(E)に示すように、支持体12の上端が洗浄液中に浸漬したところで超音波発振器26を駆動し、超音波発振器26から超音波を発生させる。
この場合、下降流Aとほぼ同じ速度で支持体12を洗浄液中に沈めていくと、図5(E)、(F)に示すように、支持体12の内周面から分離された量の多い汚れ50が、支持体12の内部に閉じ込められた状態で支持体12が洗浄液中に沈められていくことになる。
また、下降流Aよりも遅い速度で支持体12を洗浄液中に沈めていくと、支持体12の内周面から分離された量の多い汚れ50は、支持体12の上端から上方に拡散されることなく下降流Aに乗って支持体12の下端から支持体12の下方に移動し、洗浄槽18の底部に向って移動していくことになる。
要するに、何れの場合も、支持体12の内周面から分離された量の多い汚れ50は、支持体12の上端から支持体12の上方に位置する洗浄液中に拡散されない。
なお、上述のように支持体12の内周面に残存している汚れ50の量は多く、これに対して外周面に残存している汚れ50の量は少ないので、支持体12の内周面の量の多い汚れ50の洗浄液中への拡散を防止する点からすると、支持体12の上端が洗浄液の液面Wに浸漬するまでの間は、下降流Aよりも速い速度で支持体12を下降させるようにしてもよいが、汚れ50の洗浄液中への拡散をより厳密に防止する点からすると、実施例のように、支持体12の下端が洗浄液の液面Wに浸漬してからは、下降流Aとほぼ同じ速度で、あるいは、下降流Aよりも遅い速度で下降させることが好ましい。
支持体12の外周面および内周面から分離した汚れ50は、洗浄液と共に整流板24を通って洗浄液排出部30から洗浄槽18外へ排出され、一方、汚れ50のない洗浄液が、越流壁2204を越えて洗浄槽18の上部に常時供給される。
やがて、所定の時間が経過したならば、パレット40を上昇させ、複数本の支持体12を洗浄液から引き上げる。
この場合、洗浄槽18の上部には、越流壁2204を乗り越えて供給された汚れ50のない洗浄液が位置しているので、引き上げ時に汚れ50が支持体12に再び付着することはない。
図6は、実施例2に用いる洗浄槽の断面正面図を示す。
実施例2では、洗浄槽18中の洗浄液液面付近に排出口60が設けられ、この排出口60から洗浄液の一部を洗浄槽18の外部に排出しつつ下降流Aを形成している点が実施例1と異なっている。
排出口60は、洗浄液供給部22の外壁2206に、外壁2206の延在方向に間隔をおいて複数設けられている。
このような排出口60を設けた理由は下記の通りである。
支持体12の機械加工時に用いる引き抜き油や切削油の成分によっては、あるいは、脱脂工程で用いる洗浄剤の成分によっては、その一部に例えば洗浄液に溶解せず、洗浄液より低密度の汚れなどの下降流Aに逆らって洗浄液中を上昇する汚れ50が混在している場合がある。
このような場合、実施例2によれば、支持体12を洗浄液中に浸漬した際に支持体12から分離し下降流Aに逆らって洗浄液中を上昇する汚れ50は、排出口60から洗浄液と共に洗浄槽外に排出される。したがって、下降流Aに逆らって洗浄液中を上昇する汚れ50が混在している場合であっても、洗浄槽18の上部には、越流壁2204を乗り越えて供給された汚れ50のない洗浄液のみが位置することになり、引き上げ時に汚れ50が支持体12に再び付着することはない。
また、加熱工程で用いる温水、或いは、濯ぎ工程で用いる洗浄液は、純水に限定されず、支持体表面の水和酸化を防止するための抑制剤と純水を混合したもの、或いは、汚れの再付着防止のために純水に約1ppmの割合でアンモニアを混合したものなど、従来公知の様々な洗浄液が使用可能である。
また、実施例1、2では、洗浄槽内18における支持体12の下降を、下降流Aよりも遅い速度で、あるいは、下降流Aとほぼ同じ速度で行なった場合について説明したが、支持体12の内周面から分離された汚れ50は、下降流Aに乗って下降し洗浄槽18の底部に向って移動していくので、本発明では、洗浄槽18内における支持体12の下降の速度は問わない。ただし、実施例1、2のような下降速度にすると、汚れの洗浄液中への拡散をより一層防止する上で有利となる。
Claims (7)
- 機械加工を施した筒状の支持体に、必要によって洗浄剤による洗浄を施し、次に、濯ぎ洗浄を施して前記支持体から汚れを分離し、次に、乾燥させ、次に、感光層を前記支持体の外周面に形成して感光体ドラムを得るようにした感光体ドラムの製造方法において、
前記濯ぎ洗浄は、
洗浄槽中において上方から下方に向う洗浄液の下降流を実質上洗浄槽の全域に形成しておき、
前記支持体を、その軸心を略上下方向に向けて洗浄槽内に下降させて支持体全体を洗浄液中に浸漬させるものであり、
前記支持体の上端が前記洗浄槽内の洗浄液の液面に沈められる際に、前記支持体は、この支持体の内部に満たされた洗浄液が支持体の上端から洗浄槽内の洗浄液の液面の上方に吐出されないような速度で下降される、
ことを特徴とする感光体ドラムの製造方法。 - 機械加工を施した筒状の支持体に、必要によって洗浄剤による洗浄を施し、次に、濯ぎ洗浄を施して前記支持体から汚れを分離し、次に、乾燥させ、次に、感光層を前記支持体の外周面に形成して感光体ドラムを得るようにした感光体ドラムの製造方法において、
前記濯ぎ洗浄は、
洗浄槽中において上方から下方に向う洗浄液の下降流を実質上洗浄槽の全域に形成しておき、
前記支持体を、その軸心を略上下方向に向けて洗浄槽内に下降させて支持体全体を洗浄液中に浸漬させるものであり、
前記支持体の前記洗浄槽内での下降は、前記下降流よりも遅い速度で、あるいは、前記下降流とほぼ同じ速度で行なわれる、
ことを特徴とする感光体ドラムの製造方法。 - 前記洗浄槽の上端のほぼ全周にわたり均一高さの越流壁が設けられ、洗浄液はこの越流壁を乗り越えて洗浄槽の上端全周から洗浄槽の内部に供給され、これにより前記下降流が形成されることを特徴とする請求項1または2記載の感光体ドラムの製造方法。
- 前記洗浄槽には、該洗浄槽の上方から洗浄液がシャワー状に、あるいは、霧状に洗浄槽の全域に均一に供給され、これにより前記下降流が形成されることを特徴とする請求項1または2記載の感光体ドラムの製造方法。
- 前記洗浄槽には下降流の偏流を防止するための整流板が設けられ、洗浄槽中の洗浄液はこの整流板を通って洗浄槽の底部の洗浄液排出部から洗浄槽の外部に導かれることを特徴とする請求項1または2記載の感光体ドラムの製造方法。
- 前記洗浄槽には超音波発振器が設置され、支持体が洗浄液に浸漬される際に前記超音波発振器から超音波が発せられることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の感光体ドラムの製造方法。
- 前記洗浄槽中の洗浄液液面付近に排出口が設けられ、この排出口から洗浄液の一部を洗浄槽の外部に排出しつつ前記下降流が形成されることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の感光体ドラムの製造方法。
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