JP4496047B2 - 表示制御装置、表示制御方法及び表示制御用プログラム - Google Patents
表示制御装置、表示制御方法及び表示制御用プログラム Download PDFInfo
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Description
[第1の実施形態]
[基本構成]
本実施形態は、図1の機能ブロック図に示すように、コンピュータのCPU及びその周辺回路によって構成された制御装置10を、記憶装置20に記憶されたOSやアプリケーション等のプログラム及びデータ(画像データを含む)に基づいて動作させることにより、メインモニタ001とセカンダリモニタ002に表示される画像を制御するものである。制御装置10とメインモニタ001及びセカンダリモニタ002とを接続するビデオカード等のモニタ制御部30は、同時に2系統の出力が可能な機能を備えており、基本的には、OSの指示に従って、CPUが記憶装置20に記憶された画像データを、ビデオカードのビデオメモリ(VRAM)に書き込むと、これをディスプレイコントローラが読み出し、D/A変換後、メインモニタ001及びセカンダリモニタ002に出力されて、画像が表示される構成となっている。
制御装置10は、プログラムの作用により、入力装置40からの入力に応じて表示指示を行う表示指示部110、表示指示部110からの表示指示に応じて、記憶装置20から画像データを選択する画像データ選択部120、画像データ選択部120により選択された画像を出力する画像データ出力部130、識別情報等に基づいて、画像データやアプリケーションがメインモニタ用かセカンダリモニタ用かを判定する画像データ判定部140、画像データ判定部140による判定結果に基づいて、画像データ出力部130が出力する画像の表示領域として、メインモニタ用の領域若しくはセカンダリモニタ用の領域を指定するモニタ領域指定部141、画像が表示されている領域がメインモニタ用の領域かセカンダリモニタ用の領域かを判定する領域判定部143として機能するように構成されている。
次に、本実施形態による表示処理手順を、図1のブロック図、図3及び4の表示画面例、図5のフローチャートを参照して説明する。まず、OS及びアプリケーションの起動により(ステップ501)、図2に示すように、メインモニタ001にメニュー画面004及びタイトル画面003が表示される(ステップ502)。このメニュー画面から、操作員が入力装置40によって所望の画像若しくはアプリケーションを選択すると、これに応じて、表示指示部110が画像データの表示指示を出力し、画像データ選択部120が記憶装置20に記憶された画像データを選択する(ステップ503)。画像データ判定部140は、選択された画像データが、メインモニタ用かセカンダリモニタ用かを、それぞれの識別情報等に基づいて判定する(ステップ504)。
以上のような本実施形態によれば、操作員が、通常操作により頻繁に使用するメニュー画面004等のインタフェース用画像と、頻繁に開閉する画像については、メインモニタ001側を使用し、操作のために補助的な利用であるが、常に最大の精度で全体を見渡したい全体系統画面などは、セカンダリモニタ002側に常時表示させることができる。このため、操作員が、画面レイアウトのための意識的な操作をしなくても、自動的に操作しやすい画面構成を提供することができる。
[表示処理手順]
本発明の第2の実施形態を、図1のブロック図、図6及び7の表示画面例、図8のフローチャートを参照して説明する。なお、本実施形態は、基本的には第1の実施形態と同様の構成であるが、画像の移動処理及び整列処理に特徴を有している。すなわち、操作員が、入力装置40のマウスを用いて、セカンダリモニタ002用に開かれた画面3をメインモニタ001側へドラッグする操作を行うと、移動指示部113により移動指示が出力される(ステップ801)。すると、移動処理部145が、画像データ出力部130に、当該画像がセカンダリモニタ002の表示領域からメインモニタ001の表示領域へ移動するように、画像データを出力させる(ステップ802,803)。したがって、図6に示すように、メインモニタ001に、画面3が移動して表示される(ステップ804)。
以上のような本実施の形態によれば、メインモニタ001側に開いている主要な画面1,2は、移動操作を行っても移動しないので、誤ってセカンダリモニタ002側へ移動してしまうことにより操作員が見失うようなことが防止できる。また、セカンダリモニタ用の画面3,4は、補助画面としてメインモニタ001上へもマウスによるドラッグにて容易に移動できる。これにより、操作用の画面としているメインモニタ001のメニュー画面004の近くへ、必要な補助画面であるセカンダリモニタ用の画面3を持ってくることができる。また、補助画面として移動した画面3,4等がメインモニタ001上に複数存在する場合、運転画面の邪魔になる場合があるが、画面を整列させることにより、容易に整頓された、見やすい画面構成を操作員へ提供することができる。
[表示処理手順]
本発明の第3の実施形態を、図1のブロック図、図9及び10の表示画面例、図11のフローチャートを参照して説明する。なお、本実施形態は、基本的には第1の実施形態と同様の構成であるが、ポップアップ画面の表示処理に特徴を有している。まず、本実施形態における画像データには、上記のように各モニタ用に用意された画像データに関連付けられたポップアップ画面、例えば、ある一つの機器の操作端として使用されるフェースプレート画面や、一つの機器の状態情報だけを表示するタグ情報一覧画面などが含まれている。このポップアップ画面は、呼び出し元の画面の存在するモニタへ表示されるようにするため、通常画面とは異なり、メインモニタ001用やセカンダリモニタ002用の属性を持たせず、画面整列の対象外として扱う。
以上のような本実施形態によれば、操作員は、メインモニタ001、セカンダリモニタ002にかかわらず、操作対象としている画面から呼び出した関連するポップアップ画面008を、その操作中のモニタ上に呼び出して操作可能となるので、操作員が即座に視認及び操作できる形で、ポップアップ画面008の初期表示状態を提供することができる。
[処理内容]
本発明の第4の実施形態を、図1のブロック図、図12及び図13のメニュー画面例を参照して説明する。なお、本実施形態は、基本的には第1の実施形態と同様の構成であるが、メニュー画面による操作処理に特徴を有している。すなわち、上記の第1の実施形態においては、あらかじめ画像に応じて記憶されたメインモニタ用かセカンダリモニタ用かの識別情報に基づいて、表示させるモニタを区別をしていたが、入力装置40によって、いずれかのモニタへの表示要求をすることによって、同一の画像であっても、操作員の所望のモニタへ表示させることもできる。これは、入力装置40からの入力に応じて、モニタ指示部114がモニタを指示し、これに応じて、モニタ領域指定部141が表示領域を指定することにより実現できる。
以上のような本実施の形態によれば、操作員はメインモニタ001とセカンダリモニタ002用に用意された数多くのメニュー項目004aの中から表示したい画面を選択するのではなく、表示したい画面毎に一つだけ存在ずるメニュー項目004aを、まず探すだけでよいため、メニュー操作の負荷を減らし、誤操作も防止できる。また、メニュー画面004の作成も、作成するメニュー項目004aの数を減らすことができるため、メニュー画面004の設計時間の短縮につながる。
[処理手順]
次に、本発明の第5の実施形態を、図1のブロック図、図14及び16の印刷イメージ例、図15のメニュー画面例を参照して説明する。なお、本実施形態は、基本的には第1の実施形態と同様の構成であるが、ハードコピー処理に特徴を有している。すなわち、通常、画面のハードコピーを行った場合、OSレベルのハードコピー機能では、横型のデュアルモニタの場合、メインモニタ001とセカンダリモニタ002を二台横に並べたサイズの画面全体のハードコピーとなってしまう。このようなハードコピーでは、用紙に印刷した場合、用紙のアスペクト比と合わないため、図14に示すような印刷イメージ012となる。この場合、用紙の半分程度を使用しない状態で印刷され、印刷内容が非常に縮小されてしまうため、実際には役に立たないものとなる。
以上のような本実施の形態によれば、デュアルモニタ構成においても、シングルモニタ時と同様の精度の高いハードコピー結果を提供することができる。また、メインモニタ001、セカンダリモニタ002の両方の内容を、同時に印字する機能を、操作員へ提供することがきる。
[表示処理手順]
次に、本発明の第6の実施形態を、図1のブロック図、図17のフローチャートを参照して説明する。なお、本実施形態は、基本的には、第1の実施形態と同様の構成であるが、画像の切替処理に特徴を有している。すなわち、上記の実施形態においては、一度表示された画面は、識別情報が付される等により、メインモニタ001もしくはセカンダリモニタ002用の画面となり、メインモニタ用画面をセカンダリモニタ用画面として開きなおす場合には、まず開いているメインモニタ用画面を閉じてから、セカンダリモニタ用画面として開きなおす必要があった。本実施形態は、入力装置40によって、メインモニタ001に開かれた画像をセカンダリモニタ002へ、若しくはセカンダリモニタ002に開かれた画像をメインモニタ001に切り替えて表示させるものである。
以上のような本実施の形態によれば、一度メインモニタ001用に開いたメインモニタ用画面をセカンダリモニタ用画面として開きなおす手間や、一度セカンダリモニタ002用に開いたセカンダリモニタ用画面をメインモニタ用画面として開きなおす手間を大幅に削減することができ、操作員の負荷を軽減することが可能となる。
[表示処理手順]
本発明の第7の実施形態を、図18及び図19の表示画面例、図20のフローチャートを参照して説明する。なお、本実施形態は、基本的には第1の実施形態と同様の構成であるが、任意のアプリケーションプログラムの呼び出し処理に特徴を有している。すなわち、第1の実施形態において、セカンダリモニタ002側へ表示することができる画面は当該プラント監視制御装置が提供している画面表示アプリケーションが提供する画面だけである。つまり、図18に示すように、本プラント監視装置用に製作されていない任意のアプリケーションのウィンドウ016は、起動時にはメインモニタ001側に表示されるのが一般的である。しかし、本実施形態では、図19に示すように、メインモニタ001にあるメニュー画面004より任意のアプリケーションのウィンドウ016を、セカンダリモニタ002側に呼び出せるようにしている。
以上のような本実施形態によれば、操作員の要求により任意のアプリケーションプログラムを、本プラント監視制御装置に組み込んだ場合、そのアプリケーションのウィンドウ016をセカンダリモニタ002側へ強制的に表示させることによって、操作の邪魔にならないような表示形態で、操作員が希望する任意のアプリケーションプログラムを利用することが可能となる。
本発明は、上記のような実施形態に限定されるものではない。例えば、モニタの数は、少なくとも一対のメインモニタとセカンダリモニタが存在すればよいため、2台より多くてもよい。モニタの種類についても、CRT、LCDには限定されず、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイ等、現在又は将来利用可能なあらゆる表示装置が含まれる。使用するOSの種類についても、現在又は将来において利用可能なあらゆるものが適用可能である。
002…セカンダリモニタ
003…タイトル画面
004…メニュー画面
004a…メニュー項目
004b…表示先モニタ選択サブメニュー
006…セカンダリモニタ用画面
007…カーソル
008…ポップアップ画面
009…シンボル
010…メニュー項目
012…印刷イメージ
013…ハードコピー選択ダイアログ
014…メインモニタ印刷イメージ
015…セカンダリモニタ印刷イメージ
016…任意のアプリケーションのウィンドウ
10…制御装置
20…記憶装置
30…モニタ制御部
40…入力装置
50…プリンタ
110…表示指示部
111…最大化指示部
112…整列指示部
113…移動指示部
114…モニタ指示部
115…切替指示部
120…画像データ選択部
130…画像データ出力部
140…画像データ判定部
141…モニタ領域指定部
142…最大化領域指定部
143…領域判定部
144…整列処理部
145…移動処理部
146…切替処理部
150…印刷処理部
151…印刷指示部
152…モニタ判定部
153…ハードコピー処理部
Claims (9)
- 画像を表示する少なくとも一対のメインモニタ及びセカンダリモニタと、前記メインモニタ及び前記セカンダリモニタに画像を表示させるための画像データが記憶されたデータ記憶部と、前記画像データの表示を指示する表示指示部と、前記表示指示部からの表示指示に応じて、前記データ記憶部に記憶された画像データを選択する画像データ選択部と、前記画像データ選択部によって選択された画像データを出力する画像データ出力部と、前記画像データ出力部から出力された画像データを、前記メインモニタの表示領域及び前記セカンダリモニタの表示領域に分けて出力するモニタ制御部とを備えた表示制御装置において、
前記データ記憶部には、前記画像データがメインモニタ用かセカンダリモニタ用かを示す識別情報が記憶され、
前記データ記憶部に記憶されたメインモニタ用の識別情報を有する画像データには、インタフェース用の画像データが含まれ、
前記識別情報に基づいて、前記画像データ選択部によって選択された画像データがメインモニタ用かセカンダリモニタ用かを判定する画像データ判定部と、
前記画像データ判定部による判定結果に応じて、前記画像データ選択部によって選択された画像データが表示される領域として、メインモニタ用若しくはセカンダリモニタ用の表示領域を指定するモニタ領域指定部と、
画像データの表示領域の最大化を指示する最大化指示部と、
前記最大化指示部からの最大化指示に応じて、前記メインモニタの表示領域における画像の最大領域を前記インタフェース用画像の表示領域以外の領域として指定し、前記セカンダリモニタの表示領域における画像の最大領域を、前記セカンダリモニタの全表示領域として指定する最大化領域指定部とを有することを特徴とする表示制御装置。 - 前記メインモニタと前記セカンダリモニタとの間の表示画像の移動を指示する移動指示部と、
前記移動指示部からの移動指示に応じて、セカンダリモニタ用の識別情報を有する画像データを前記メインモニタの表示領域へ移動させるが、メインモニタ用の識別情報を有する画像データを前記セカンダリモニタの表示領域へ移動させない移動処理部とを有することを特徴とする請求項1記載の表示制御装置。 - 前記データ記憶部には、前記メインモニタ若しくは前記セカンダリモニタに表示されている画像データに関連付けられた関連画像データが記憶され、
前記表示指示部によって、前記関連画像データの表示が指示された場合に、指示された画像の表示領域が前記メインモニタか前記セカンダリモニタかを判定する領域判定部を有し、
前記モニタ領域指定部は、前記関連画像データを表示させるモニタとして、前記モニタ判定部によって判定されたモニタの表示領域を指定する機能を有することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の表示制御装置。 - 前記画像データを表示させるモニタとして、前記メインモニタと前記セカンダリモニタのいずれかを指示するモニタ指示部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の表示制御装置。
- 前記メインモニタ及び前記セカンダリモニタのいずれか一方若しくは両方に表示された画像を印刷するプリンタと、
前記メインモニタ及び前記セカンダリモニタの両方に表示された画像のハードコピーを指示する印刷指示部と、
前記印刷指示部による指示に応じて、前記メインモニタに表示された画像及び前記セカンダリモニタに表示された画像について、それぞれ別の用紙への印刷を、前記プリンタに指示するハードコピー処理部とを有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の表示制御装置。 - 前記メインモニタに表示された画像の前記セカンダリモニタへの切り替え表示若しくは前記セカンダリモニタに表示された画像の前記メインモニタへの切り替え表示を指示する切替指示部を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の表示制御装置。
- 前記画像データには、アプリケーションプログラム用の画像データであるアプリケーション画像データが含まれ、
前記モニタ領域指定部は、前記アプリケーションプログラムの起動時に、前記アプリケーション画像データが表示される領域として、セカンダリモニタ用の表示領域を指定する機能を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の表示制御装置。 - データ記憶部が画像データを記憶するステップと、表示指示部が前記画像データの表示を指示するステップと、画像データ選択部が、前記表示指示部からの表示指示に応じて、前記データ記憶部に記憶された画像データを選択するステップと、画像データ出力部が、前記画像データ選択部によって選択された画像データを出力するステップと、モニタ制御部が、前記画像データ出力部から出力された画像データを、メインモニタの表示領域及びセカンダリモニタの表示領域に分けて出力するステップとを含む表示制御方法において、
前記データ記憶部が、前記画像データがメインモニタ用かセカンダリモニタ用かを示す識別情報を記憶するステップと、
前記データ記憶部が、メインモニタ用の識別情報を有する画像データの一種として、インタフェース用の画像データを記憶するステップと、
画像データ判定部が、前記識別情報に基づいて、前記画像データ選択部によって選択された画像データがメインモニタ用かセカンダリモニタ用かを判定するステップと、
モニタ領域指定部が、前記画像データ判定部による判定結果に応じて、前記画像データ選択部によって選択された画像データが表示される領域として、メインモニタ用若しくはセカンダリモニタ用の表示領域を指定するステップと、
最大化指示部が、画像データの表示領域の最大化を指示するステップと、
最大化領域指定部が、前記最大化指示部からの最大化指示に応じて、前記メインモニタの表示領域における画像の最大領域を前記インタフェース用画像の表示領域以外の領域として指定し、前記セカンダリモニタの表示領域における画像の最大領域を、前記セカンダリモニタの全表示領域として指定するステップとを含むことを特徴とする表示制御方法。 - コンピュータを制御することにより、画像データを記憶させる機能と、前記画像データの表示を指示させる機能と、前記表示指示に応じて、記憶された画像データを選択させる機能と、選択された画像データを出力させる機能と、出力された画像データを、メインモニタの表示領域及びセカンダリモニタの表示領域に分けて、メインモニタ及びセカンダリモニタに表示させる機能とを実現する表示制御用プログラムにおいて、
前記コンピュータに、
前記画像データがメインモニタ用かセカンダリモニタ用かを示す識別情報を記憶させる機能と、
メインモニタ用の識別情報を有する画像データの一種として、インタフェース用の画像データを記憶させる機能と、
前記識別情報に基づいて、選択された画像データがメインモニタ用かセカンダリモニタ用かを判定させる機能と、
判定結果に応じて、選択された画像データが表示される領域として、メインモニタ用若しくはセカンダリモニタ用の表示領域を指定させる機能と、
画像データの表示領域の最大化を指示させる機能と、
前記最大化指示に応じて、前記メインモニタの表示領域における画像の最大領域を前記インタフェース用画像の表示領域以外の領域として指定し、前記セカンダリモニタの表示領域における画像の最大領域を、前記セカンダリモニタの全表示領域として指定させる機能とを実現することを特徴とする表示制御用プログラム。
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