JP4495993B2 - 左右駆動力配分装置 - Google Patents

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本発明は、左右の車輪に伝達される駆動力を配分する左右駆動力配分装置に関する。
このような左右駆動力配分装置90には、図4(断面図)に示すように、エンジンからの駆動力を受けて回転動するプロペラシャフト5の回転駆動力がドライブピニオン6等の歯車を介して伝達されるデフケース10と、デフケース10に入力された駆動力を遊星歯車機構によって左右の車軸3、4に分配伝達する差動装置20と、左右の車軸3、4に相対的な回転力を付与する油圧モータ40と、油圧ポンプ61から吐出した作動油を油圧モータ40に給排制御して油圧モータ40を回転駆動させる油圧機構91とを有して構成されたものがある(特許文献1参照)。
この左右駆動力配分装置90に備えられた油圧モータ40は、ラジアルプランジャ式のものであり、複数のプランジャ45を放射状に進退動自在に保持して左側の車軸3の先端部に連結されて車軸3とともに回転動可能なシリンダブロック43と、シリンダブロック43の外周外側に配置されてプランジャ45の先端と係合して差動装置20の遊星歯車機構を介して連結されたカムリング47とを有してなる。油圧モータ40には油圧機構91から給排制御される作動油を複数のプランジャ45に流すための2本の給排油路50、51が形成されている。複数のプランジャ45は2つの組に分けられ、プランジャ45の一方の組に給排油路50が繋がり、他方の組に残りの給排油路51が繋がれている。油圧ポンプ61から吐出して作動制御弁63により給排制御される作動油は、2つの組となった複数のプランジャ45に給排制御されて、プランジャ45を進退動させてシリンダブロック43に対してカムリング47を相対回転させて車軸3、4に回転力を付与する。
油圧機構91は、2本の給排油路50、51に繋がる作動制御弁63と、油圧ポンプ61から吐出した作動油を作動制御弁63に供給するポンプ油路65と、タンクTと作動制御弁63とに連通して油圧モータ40から排出された作動油をタンクTに戻す戻り油路67と、作動御制御弁63と油圧ポンプ61との間のポンプ油路65と戻り油路67とに繋がるリリーフ油路81と、リリーフ油路81に設けられたリリーフ弁82とを有してなる。作動制御弁63が中立状態にあるときは、一対の給排油路50、51はタンクTに連通して、油圧モータ40のシリンダブロック43及びカムリング47はフリーな状態にあり、左右の車軸3、4には差動装置20を介してプロペラシャフト5から等しい駆動力が伝達される。また、作動制御弁63が左側及び右側に交互に切り替わると、油圧ポンプ61から吐出した作動油が油圧モータ40に給排制御されて、油圧モータ40が連続的に回転動する。
特開2001−199254号公報
このように構成された左右駆動力配分装置の差動装置は、左右の車輪のうちの例えば左側の車輪がスリップ等して車軸に作用する負荷が小さくなると、負荷が軽くなった左側の車軸を高速で回転させる。すると、この左側の車軸に連結された油圧モータのシリンダブロックが車軸と同一方向に高速で回転動して油圧モータはポンプとして動作することになる。油圧モータは、通常、シリンダブロックに対してカムリングが回転動するように動作するが、油圧モータがポンプとして動作すると、カムリングに対してシリンダブロックが回転動してモータ動作と逆方向に動作する。その結果、一対の給排油路を流れる作動油の向きは逆になる。ここで、給排油路はプランジャに油圧を作用させるための油路であるので、油路の径は小さい。このため、油圧モータがポンプとして動作すると、この径の小さい給排油路を介して作動油を吸引しなければならい。また、ポンプ作動した油圧モータは吸引力が小さい。このため、油圧モータによる作動油の吸入が不十分になる。
その結果、吸引される側の給排油路内においてキャビテーションが発生し易くなり、吐出側の給排油路内で異常音が発生したり、この異常音が長時間続くと油圧モータ等が損傷したりするという問題が発生する。
そこで、吸引力を高くするために容量の大きな油圧モータを用いたり、給排油路の径を拡大したりしてもよいが、左右駆動力配分装置全体が大型化するという問題が生じる。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、装置全体を大型化させることなく、一方側の車軸が高回転したときに給排油路内でキャビテーションが発生しない左右駆動力配分装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、エンジンから伝達された駆動力を左右の車軸に分配伝達する遊星歯車機構を有してなる差動装置と、左右の車軸に相対的な回転力を付与する油圧モータと、油圧ポンプから吐出した作動油を油圧モータに給排制御して該油圧モータを回転駆動させる油圧機構とを備え、油圧モータには、油圧機構から給排される作動油を流す第1給排油路及び第2給排油路が形成されてなる左右駆動力配分装置において、油圧機構は、第1給排油路及び第2給排油路に繋がって油圧ポンプから吐出する作動油を油圧モータに給排制御する作動制御弁と、油圧ポンプを備えてタンク及び作動制御弁に繋がって油圧ポンプから吐出した作動油を作動制御弁に供給するポンプ油路と、油圧ポンプより下流側のポンプ油路と作動制御弁に繋がり、油圧モータから排出されて作動制御弁を介して流出する作動油をポンプ油路側に流す戻り油路と、油圧ポンプより上流側のポンプ油路とタンクに繋がり、油圧モータから排出されて作動制御弁を介してポンプ油路を逆流する作動油を下流側に流す第1逆流油路と、戻り油路に設けられた方向切換弁と第1逆流油路とに繋がる第2逆流油路と、第1逆流油路に設けられ、該第1逆流油路の上流側の油圧が所定値を超えたときのみ下流側への作動油の流れを許容する圧力制御弁と、該圧力制御弁よりも下流側の第1逆流油路と第2逆流油路とが交差する位置より上流側の第1逆流油路に設けられた流量制御弁(例えば、実施形態における絞り77)と、第1逆流油路と第2逆流油路とが交差する位置より下流側の第1逆流油路に設けられ、圧力制御弁と該流量制御弁との間の第1逆流油路内の油圧が所定値以下のときはタンク側への作動油の流れを許容し、油圧が所定値を超えるとタンク側への作動油の流れを規制するシャットオフ弁とを有し、方向切換弁は、第2逆流油路の油圧が所定値以下のときは戻り油路を連通状態にし、油圧が所定値を超えると第2逆流油路と戻り油路とを連通するようにしてなることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の左右駆動力配分装置の発明において、戻り油路とポンプ油路とが繋がる位置よりタンク側のポンプ油路と第2逆流油路とを繋ぐリリーフ油路を設け、該リリーフ油路に、第2逆流油路内の油圧が所定圧を超えたときのみ第2逆流油路内の作動油をリリーフ油路を介してポンプ油路に流すリリーフ弁を設けることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の左右駆動力配分装置の発明において、戻り油路とポンプ油路とが繋がる位置よりタンク側のポンプ油路と第2逆流油路との間を繋ぐ帰還油路を設け、該帰還油路に、油圧ポンプから吸引されてポンプ油路を流れる作動油が第2逆流油路側に流れるのを許容するとともに、第2逆流油路及び帰還油路からポンプ油路側に作動油が流れるのを規制するチェック弁を設けることを特徴とする。
請求項1記載の左右駆動力配分装置によれば、ポンプ油路に繋がれた第1逆流油路に、圧力制御弁、流量制御弁及びシャットオフ弁を設け、戻り油路に方向切換弁を設けることにより、一方の車軸に結合された車輪がスリップ等してこの車軸が高速回転すると、油圧モータがポンプとして動作する。その結果、油圧モータから吐出した作動油は作動制御弁を通ってポンプ油路を逆流して第1逆流油路に流入する。そして、第1逆流油路の上流側の油圧が所定値を超えると、圧力制御弁が開弁して逆流する作動油を流量制御弁側に流す。そして、流量制御弁よりも上流側の第1逆流油路内の油圧が所定値を超えると、シャットオフ弁が下流側の第1逆流油路を遮断する。このため、第1逆流油路を流れる作動油は高圧状態のままで第2逆流油路を流れ、第2逆流油路内の油圧が所定値を超えると、方向切換弁が戻り油路と第2逆流油路とを連通するように切り換え動作する。その結果、ポンプ油路を逆流する作動油は、高圧のままで戻り油路に流入して作動制御弁を介して油圧が低下している給排油路に供給される。このため、油圧モータ等においてキャビテーションが発生する事態を防止することができ、油圧モータ等の損傷を未然に防止することができる。
請求項2記載の左右駆動力配分装置によれば、ポンプ油路と第2逆流油路との間をリリーフ油路で繋ぎ、この油路にリリーフ弁を設けることにより、油圧モータがポンプ動作して第2逆流油路に作動油が流れているときに、第2逆流油路の油圧が所定値を超えようとすると、リリーフ弁が開弁して第2逆流油路内の作動油をポンプ油路に流す。このため、第2逆流油路内の油圧が所定値を超えることはなく、油圧機構から作動油が漏れ出したり、油圧機構が損傷したりする事態を未然に防止することができる。
請求項3記載の左右駆動力配分装置によれば、ポンプ油路と第2逆流油路との間を帰還油路で繋ぎ、この油路にチェック弁を設けることにより、油圧ポンプから吐出した作動油が作動制御弁により油圧モータに給排制御されて、油圧モータがモータとして動作しているときに、油圧モータから排出された作動油は、戻り油路を流れて方向切換弁を通り、ポンプ油路を油圧ポンプ側に流れて再び油圧ポンプから作動制御弁に供給される。また、タンクから吸引されてポンプ油路を流れる作動油は、その一部が油圧ポンプ側に流れ、残りの作動油がチェック弁、第2逆流油路、シャットオフ弁を通ってタンクに戻される。このため、タンクから吸引された作動油によって油圧モータから排出された作動油の流れが制限されることはなく、油圧機構の動作を安定化することができる。
本発明に係わる左右駆動力配分装置によれば、ポンプ油路に繋がれた第1逆流油路に、圧力制御弁、流量制御弁及びシャットオフ弁を設け、戻り油路に方向切換弁を設けることにより、ポンプ油路を逆流する作動油は、高圧状態のままで戻り油路に流入して作動制御弁を介して油圧が低下している給排油路に供給されるので、油圧モータ等においてキャビテーションが発生したり油圧モータ等が損傷したりする事態を未然に防止することができる。
また、ポンプ油路と第2逆流油路とをリリーフ油路で繋ぎ、この油路にリリーフ弁を設けることにより、第2逆流油路内の油圧が所定値を超えようとすると、リリーフ弁が開弁して第2逆流油路内の作動油がポンプ油路に流れるので、第2逆流油路内の油圧が所定値を超えることはなく、油圧機構から作動油が漏れ出したり、油圧機構が損傷したりする事態を未然に防止することができる。
また、ポンプ油路と第2逆流油路とを帰還油路で繋ぎ、この油路にチェック弁を設けることにより、タンクから吸引された作動油によって油圧モータから排出された作動油の流れが制限されることはなく、油圧機構の動作を安定化することができる。
以下、本発明に係わる左右駆動力配分装置の好ましい実施の形態を図1〜図3に基づいて説明する。本実施の形態は、自動車等の車両の左右両側に配設された一対の後輪の車軸に連結された左右駆動力配分装置を例にして説明する。なお、説明の都合上、図1(断面図)及び図2(断面図)に示す矢印の方向を前後方向及び左右方向として以下説明する。
左右駆動力配分装置1は、図1及び図2に示すように、回転動自在に支持されてエンジンの駆動力を受けて回転動するデフケース10と、デフケース10に入力された駆動力を左右の車軸3、4に分配伝達する差動装置20と、左右の車軸3、4に相対的な回転力を付与する油圧モータ40と、油圧ポンプ61から吐出した作動油を油圧モータ40に給排制御して油圧モータ40を回転駆動させる油圧機構60とを有してなる。
デフケース10は、車体に固定されたデフェレンシャルキャリア12に結合されたハウジング13に軸受14、15を介して回転動自在に支持されている。デフケース10は、エンジンに連結されたドライブシャフト5からドライブピニオン6、歯車7を介して動力が伝達されて回転動する。
差動装置20は、いわゆる遊星歯車式であり、デフケース10に伝達された回転力をデフケース内側に回転動自在に支持されたリングギヤ21を介して複数のプレネタリギヤ23とサンギヤ24によって左右の車軸3、4に等しく配分するとともに、プレネタリギヤ23の回転によって左右の車軸3、4の回転差を吸収するようになっている。プレネタリギヤ23は支軸23aを介して両側部に配設されたプレネタリキャリア25に公転自在に支持されている。プレネタリアギヤ23が歯合したサンギヤ24は左側の車軸3に連結されている。プレネタリキャリア25は後述する油圧モータ40のサイドカバー41、42を介して右側の車軸4に連結されている。
ハウジング13内の差動装置20の軸方向右側には油圧モータ40が配設されている。油圧モータ40は、ラジアルプランジャ式のものであり、放射状に延びる複数のシリンダ穴44のそれぞれにプランジャ45を進退動自在に挿着してなるシリンダブロック43と、シリンダブロック43の外側にこれを囲むように配置されてプランジャ45の先端と当接接触するカムリング47とを有してなる。
シリンダブロック43は左右方向に延びる左側の車軸3の右側端部に結合されており、車軸3とともに回転動する。シリンダ穴44に挿着されたプランジャ45はスプリング46によってカムリング側に常に付勢されている。複数のシリンダ穴44の各底部には一端がシリンダ穴底部に開口して他端側が差動機構側に延びて他端が外周に開口する内部油路48が形成されている。内部油路48は周方向に1つおきに配設される同士が組にされて連通し、一方の組に作動油の供給が行なわれると、他方の組から作動油の排出が行なわれるようになっている。なお、一方の組の内部油路48を第1給排油路50、他方の組の内部油路48を第2給排油路51と記す。
シリンダブロック43とサイドカバー41、42は軸受53、54を介して相対回転可能に支持されている。左側に配設されたサイドカバー41は車軸左側方向に延びるボス部41aを形成し、ボス部41aはプレネタリキャリア25にスプライン結合されている。このため、カムリング47とサイドカバー41、42で構成される油圧モータ40の外輪はデフケース10と一体的に回転する。
第1給排油路50及び第2給排油路51には、第1給排油路50に連通する第1連通油路57及び第2給排油路51に連通する第2連通油路58を介して、油圧機構60が繋がっている。
油圧機構60は、図1に示すように、油圧ポンプ61から吐出する作動油を第1給排油路50及び第1連通油路57と第2給排油路51及び第2連通油路58を介して油圧モータ40に給排制御する作動制御弁63と、油圧ポンプ61を備えてタンクT及び作動制御弁63に繋がって油圧ポンプ61から吐出した作動油を作動制御弁63に供給するポンプ油路65と、油圧ポンプ61より上流側のポンプ油路65と作動制御弁63に繋がり、油圧モータ40から排出されて作動制御弁63を介して流出する作動油をポンプ油路65側に流す戻り油路67と、油圧ポンプ61より下流側のポンプ油路65とタンクTに繋がり、油圧モータ40から排出されて作動制御弁63を介してポンプ油路65を逆流する作動油を下流側となるタンクT側に流す第1逆流油路69と、戻り油路67に設けられた方向切換弁71と第1逆流油路69とに繋がる第2逆流油路73と、第1逆流油路69に設けられ、該第1逆流油路69の上流側となるポンプ油路65との接続部側の油圧が所定値を超えたときのみ下流側への作動油の流れを許容する圧力制御弁75と、圧力制御弁75よりも下流側の第1逆流油路69と第2逆流油路73とが交差する位置P1より上流側となる圧力制御弁75側の第1逆流油路69に設けられた絞り77と、位置P1より下流側の第1逆流油路69に設けられ、圧力制御弁75と絞り77との間の第1逆流油路69内の油圧が所定値以下のときはタンクT側への作動油の流れを許容し、油圧が所定値を超えるとタンクT側への作動油の流れを規制するシャットオフ弁79とを有する。
また、油圧機構60には、戻り油路67とポンプ油路65とが繋がる位置P2よりタンクT側のポンプ油路65と第2逆流油路73とを繋ぐリリーフ油路81が設けられ、リリーフ油路81には第2逆流油路73内の油圧が所定圧を超えたときのみ第2逆流油路73内の作動油をリリーフ油路81を介してポンプ油路65に流すリリーフ弁82が設けられている。さらに、戻り油路67とポンプ油路65とが繋がる位置P2よりタンクT側のポンプ油路65と第2逆流油路73との間を繋ぐ帰還油路84が設けられ、帰還油路84には、油圧ポンプ61から吸引されてポンプ油路65を流れる作動油が第2逆流油路側へ流れるのを許容するとともに、第2逆流油路73及び帰還油路84からポンプ油路65側へ作動油が流れるのを規制するチェック弁86が設けられている。
作動制御弁63は、2位置4ポートの電磁式方向切換弁であり、中立状態では第1給排油路50及び第2給排油路51を戻り油路67に連通し、一方側に切り替わると、第1給排油路50とポンプ油路65とを連通するとともに、第2給排油路51と戻り油路67とを連通し、他方側に切り替わると、第2給排油路51とポンプ油路65を連通するとともに、第1給排油路50と戻り油路67とを連通する。なお、作動制御弁63は図示しないコントローラによってその作動が制御されるようになっている。
圧力制御弁75は、電磁式のパイロット圧制御弁であり、圧力制御弁75より上流側の第1逆流油路69'内の油圧が所定値より低いときは上流側の第1逆流油路69を遮断し、油圧が所定値を超えると上流側の第1逆流油路69を連通状態にする。絞り77は、圧力制御弁75から流れ出る作動油を利用して後述するシャットオフ弁79を閉弁状態にして、絞り77の上流側の第1逆流油路69''を高圧にするとともに、高圧にした作動油を第2逆流油路73に流すものである。
シャットオフ弁79は、パイロット式の流量調整弁であり、パイロット油路79aが絞り77と圧力制御弁75との間に繋がる第1逆流油路69''に連通し、この第1逆流油路69''内の油圧が所定値を超えるとパイロット油路79aからの油圧によりスプール(図示せず)を移動させて下流側の第1逆流油路69'''を遮断し、第1逆流油路69''内の油圧が所定値以下であると第1逆流油路69'''を連通状態にする。方向切換弁71は、パイロット式の方向切換弁であり、パイロット油路71aが第2逆流油路73に連通している。方向切換弁71は、第2逆流油路73内の油圧が所定値を超えるとパイロット油路71aからの油圧によってスプール(図示せず)が移動して第2逆流油路73を戻り油路67に連通させる。リリーフ弁82は、ばねを用いたパイロットチェック弁である。なお、リリーフ弁82は、パイロット油圧を利用した圧力制御弁であってもよい。
次に、本発明に係わる左右駆動力配分装置1の作動について説明する。作動制御弁63が中立状態にあるときは、前述したように第1給排油路50及び第2給排油路51(以下、これらをまとめて「給排油路50、51」と記す。)はタンクTに連通しているので、油圧モータ40のシリンダブロック43及びカムリング47は互いにフリーな状態にある。このため、エンジンからプロペラシャフト5を介してデフケース10に伝達された駆動力は、差動装置20によって左右の車軸3、4に等しい駆動力が伝達される。
このような状態から、コントローラによって作動制御弁63が、一方側に切り換えられると、第1給排油路50とポンプ油路65とが連通し、且つ第2給排油路51と戻り油路67とが連通して、作動油がポンプ油路65を通り作動制御弁63を介して第1給排油路50を通ってシリンダブロック43の半数の内部油路48に供給されるとともに、残り半数の内部油路48から排出された作動油が第2給排油路51を通って作動制御弁63を介して戻り油路67に流れ出る。このため、油圧モータ40のシリンダブロック43内のプランジャ45によりカムリング47が一方側に相対的に回転駆動される。そして、作動制御弁63が他方側に切り換えられると、第2給排油路51とポンプ油路65とが連通し、且つ第1給排油路50と戻り油路67とが連通して、高圧の作動油が第2給排油路51を通ってシリンダブロック43の半数の内部油路48に供給されるとともに、残り半数の内部油路48から作動油が第1給排油路50、作動制御弁63を流れて戻り油路67に戻され、カムリング47の一方側の相対回転動が継続する。なお、作動油の流れの詳細は後述する。
その結果、サイドカバー41のボス部41aにスプライン結合されたプレネタリキャリア25を介してデフケース10とサンギヤ24とが同方向に回転し、左側の車軸3に回転力が付与され、油圧モータ40の回転力が左右の車軸3、4間に直接作用して回転差を生じさせる。
ここで、図3(a)に示すように、油圧ポンプ61から吐出した作動油が作動制御弁63を通って油圧モータ40に供給されているときは、第2逆流油路73には作動油が殆ど流れていない状態にあり、方向切換弁71は戻り油路67とポンプ油路65とが連通する方向に切り替え動作している。このため、戻り油路67に流れ出た作動油は、実線の矢印が示すようにポンプ油路65に流入し、油圧ポンプ61の吸引力によって再びポンプ油路65内を油圧ポンプ61側に流れて油圧モータ40に供給される。つまり、戻り油路67に流れ出た作動油は循環するようにして油圧モータ40に供給される。このとき、油圧ポンプ61の吸引力によってタンクTからポンプ油路65を流れる作動油は、その一部が油圧ポンプ73側に流れ、残りの余った作動油は二点鎖線の矢印が示すようにチェック弁86を通って第2逆流油路73及び第1逆流油路69を流れてタンクTに戻される。このため、タンクTから吸引された作動油によって戻り油路67に流れ出た作動油の流れが制限されることはなく、油圧機構60の動作を安定化することができる。
さて、前述したように作動制御弁63を介して作動油が油圧モータ40に給排制御されているときに、図1に示す左右の車輪3、4のうちの例えば左側の車輪3がスリップ等して車輪3に作用する負荷が小さくなる場合が発生する。このような状態になると、図1に示すように、差動装置20は、負荷が軽くなった左側の車軸3を高速で回転させる。すると、左側の車軸3に連結された油圧モータ40のシリンダブロック43が車軸3と同一方向に高速で回転動して、油圧モータ40はポンプとして動作する。つまり、油圧モータ40は、モータとして動作するときにはシリンダブロック43に対してカムリング47が回転するように動作するが、カムリング47に対してシリンダブロック43が回転動すると、即ち、油圧モータ40がモータ動作と逆方向に動作すると、ポンプとして動作する。
このため、油圧モータ40は、作動油を給排油路50、51の一方に吐出するとともに、給排油路50、51の他方から作動油を吸引する。ここで、油圧モータ40がポンプ動作すると、油圧モータ40はモータ内部で発生する負圧を吸引源としてポンプ作動することになるが、発生する負圧は、0.06MP程度の小さい圧力であるので、作動油を吸引する力としては弱い。また、給排油路50、51の径は小さい。このため、作動油を吸引する側の給排油路50、51においてキャビテーションが発生し易くなる。しかしながら、本発明に係わる左右駆動力配分装置1は、図3(b)に示すように、油圧モータ40から吐出した作動油を、作動制御弁63を介してポンプ油路65を逆流させて第1逆流油路69内に流入させる。そして、第1逆流油路69'の油圧が所定圧を超えると、圧力制御弁75が開弁して油圧の高い作動油を絞り77側に流す。そして、圧力制御弁75と絞り77との間の第1逆流油路69''の油圧が所定圧を超えると、シャットオフ弁79が作動してタンクT側の第1逆流油路69'''を遮断する。このため、逆流する作動油がタンクTに戻されることはない。
このため、絞り77を通った作動油は第2逆流油路73に流入して方向切換弁71側に流れ、第2逆流油路73内の油圧が所定値を超えると、方向切換弁71は第2逆流油路73を戻り油路67に連通するように切り換わる。このため、第1逆流油路69に流入した作動油を高圧のままで戻り油路67に流すことができる。その結果、戻り油路67に流入した作動油は、作動制御弁63を通って吸入側の図1に示す第1給排油路50又は第2給排油路51内の油圧を高めることができる。このため、油圧モータ40による作動油の吸入性を向上させることができるとともに、給排油路50、51内のキャビテーションの発生を防止することができる。
なお、方向切換弁71の切換動作が遅れる等して、第2逆流油路73内の油圧が所定値を超えようとすると、リリーフ弁82が開弁して第2逆流油路73内の作動油をポンプ油路65に流す。このため、第2逆流油路73の油圧の上昇を防止して、第2逆流油路73の油圧が高圧になる事態を未然に防止することができる。
このように、本発明に係わる左右駆動力配分装置1は、油圧モータ40がポンプ動作すると、油圧モータ40から吐出する作動油を高圧にして油圧モータ40の吸引側に連通する第1給排油路50又は第2給排油路51に供給するようにして、給排油路50、51内のキャビテーションの発生を防止可能であるので、作動油の吸引力を増大させるために油圧モータ40を大型化したり、給排油路50、51を拡大したりする必要がない。このため、左右駆動力配分装置1の大型化を防止することができる。
本発明の一実施の形態に係わる左右駆動力配分装置の断面図を示す。 この左右駆動力配分装置の部分拡大図を示す。 この左右駆動力配分装置に備えられた油圧機構の油圧回路図を示し、同図(a)は油圧モータがモータ動作しているときの油圧機構の作動を示し、同図(b)は油圧モータがポンプ動作しているときの油圧機構の作動を示す。 従来の左右駆動力配分装置の断面図を示す。
符号の説明
1 左右駆動力配分装置
3、4 車軸
20 差動装置
40 油圧モータ
50 第1給排油路
51 第2給排油路
60 油圧機構
61 油圧ポンプ
63 作動制御弁
65 ポンプ油路
67 戻り油路
69 第1逆流油路
71 方向切換弁
73 第2逆流油路
75 圧力制御弁
77 絞り(流量制御弁)
79 シャットオフ弁
81 リリーフ油路
82 リリーフ弁
84 帰還油路
86 チェック弁
P1,P2 位置
T タンク

Claims (3)

  1. エンジンから伝達された駆動力を左右の車軸に分配伝達する遊星歯車機構を有してなる差動装置と、
    前記左右の車軸に相対的な回転力を付与する油圧モータと、
    油圧ポンプから吐出した作動油を前記油圧モータに給排制御して該油圧モータを回転駆動させる油圧機構とを備え、
    前記油圧モータには、前記油圧機構から給排される作動油を流す第1給排油路及び第2給排油路が形成されてなる左右駆動力配分装置において、
    前記油圧機構は、
    前記第1給排油路及び前記第2給排油路に繋がって前記油圧ポンプから吐出する作動油を前記油圧モータに給排制御する作動制御弁と、
    前記油圧ポンプを備えてタンク及び前記作動制御弁に繋がって前記油圧ポンプから吐出した作動油を前記作動制御弁に供給するポンプ油路と、
    前記油圧ポンプより上流側の前記ポンプ油路と前記作動制御弁に繋がり、前記油圧モータから排出されて前記作動制御弁を介して流出する作動油を前記ポンプ油路側に流す戻り油路と、
    前記油圧ポンプより下流側の前記ポンプ油路と前記タンクに繋がり、前記油圧モータから排出されて前記作動制御弁を介して前記ポンプ油路を逆流する作動油を下流側に流す第1逆流油路と、
    前記戻り油路に設けられた方向切換弁と
    前記第1逆流油路に繋がる第2逆流油路と、
    前記第1逆流油路に設けられ、該第1逆流油路の上流側の油圧が所定値を超えたときのみ下流側への作動油の流れを許容する圧力制御弁と、
    該圧力制御弁よりも下流側の前記第1逆流油路と前記第2逆流油路とが交差する位置より上流側の第1逆流油路に設けられた流量制御弁と、
    前記第1逆流油路と前記第2逆流油路とが交差する位置より下流側の前記第1逆流油路に設けられ、前記圧力制御弁と該流量制御弁との間の前記第1逆流油路内の油圧が所定値以下のときはタンク側への作動油の流れを許容し、前記油圧が前記所定値を超えるとタンク側への作動油の流れを規制するシャットオフ弁とを有し、
    前記方向切換弁は、前記第2逆流油路の油圧が所定値以下のときは前記戻り油路を連通状態にし、前記油圧が前記所定値を超えると前記第2逆流油路と前記戻り油路の前記作動制御弁側とを連通し、前記戻り通路のポンプ油路側を遮断するようにしてなることを特徴とする左右駆動力配分装置。
  2. 前記戻り油路と前記ポンプ油路とが繋がる位置よりタンク側の前記ポンプ油路と前記第2逆流油路とを繋ぐリリーフ油路を設け、
    該リリーフ油路に、前記第2逆流油路内の油圧が所定圧を超えたときのみ前記第2逆流油路内の作動油を前記リリーフ油路を介して前記ポンプ油路に流すリリーフ弁を設けることを特徴とする請求項1に記載の左右駆動力配分装置。
  3. 前記戻り油路と前記ポンプ油路とが繋がる位置よりタンク側の前記ポンプ油路と前記第2逆流油路との間を繋ぐ帰還油路を設け、
    該帰還油路に、前記油圧ポンプから吸引されて前記ポンプ油路を流れる作動油が前記第2逆流油路側に流れるのを許容するとともに、前記第2逆流油路及び前記帰還油路から前記ポンプ油路側に作動油が流れるのを規制するチェック弁を設けることを特徴とする請求項1又は2に記載の左右駆動力配分装置。
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