JP4495954B2 - 孔版印刷装置及び孔版印刷システム - Google Patents

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Description

本発明は、外部入力装置に接続された孔版印刷装置における機密漏洩防止の技術に関する。
従来、簡便な印刷方法としてデジタル式感熱孔版印刷が知られている。このデジタル式感熱孔版印刷を行う孔版印刷装置では、印刷が終了して原稿を変更した後に次の印刷を行う際に、製版スタートキーの押下により排版手段が作動して版胴からの使用済みマスタの剥離が行われた後、続いて製版手段が作動して新たに製版されたマスタが版胴に巻装されるように構成されている。これは、印刷終了直後に版胴から使用済みのマスタを剥離すると、次の印刷に先立って新しい製版済みマスタが巻装されるまで版胴表面が大気に晒された状態で放置されることとなり、この放置状態が長時間に及ぶと版胴表面や開口部に残留したインキが変成して次版の印刷に際して良好な印刷が行われないことがあるため、使用済みのマスタを版胴外周面上に巻装させておき版胴表面が大気に晒されることを防止しているのである。
また、最近では通信ネットワークを利用した画像形成データの送受信が行われるようになってきており、この場合には画像形成データを送る送信側(外部入力装置)と画像形成データを受けて画像形成を行う受信側(画像形成装置)とが離れた位置に配置されている。このように外部入力装置から情報を受信して画像形成を行うと、利便性は向上するが送信側と受信側とが離れた位置にあるために画像形成データの機密性が低下してしまうという問題点がある。そこで、送信側から画像形成データを送信する際に画像形成データと共にセキュリティ情報を送信し、受信側で出力を行う際に送信されたセキュリティ情報に対応した情報を入力し、各情報が一致した場合にのみ画像形成データを出力する技術が、例えば「特許文献1」に開示されている。
特開2003−115957号公報
外部入力装置からの情報に基づいて印刷を行う場合、「特許文献1」に開示された技術を適用することにより印刷時における機密性は保たれる。しかし、上述したように孔版印刷装置では前版のマスタを版胴上に巻装させたままの状態であるため、第三者が版胴を孔版印刷装置から取り外して前版のマスタの内容を容易に確認することができ、機密が漏洩してしまうという問題点がある。
また版胴上に残された前版のマスタでは、その画像部(穿孔部)に残存しているインキが空気と接触することにより油分と水分とに分離されて薄くなり、このマスタを排版して新たなマスタを版胴に巻装して印刷を行う際に、例えば新たなマスタとして全面がハーフトーンのものを用いて印刷を行うと、前版の画像が残存画像(ゴースト)として出力されてしまい、機密が漏洩してしまうという問題点がある。
本発明は上述の問題点を解決し、外部入力装置からの情報に基づいて印刷を行う際に機密の漏洩を防止することが可能な孔版印刷装置の提供を目的とする。
請求項1記載の発明は、所定位置において印刷装置本体に対し着脱可能な版胴を有する孔版印刷装置と、前記孔版印刷装置に接続され印刷される画像データ及び特定の管理コードを前記孔版印刷装置に向けて出力する外部入力装置とを有する孔版印刷システムであって、前記管理コードに対応したコードを前記孔版印刷装置側で入力することにより製版印刷動作を行うことが可能な孔版印刷システムにおいて、前記外部入力装置は前記孔版印刷装置に前記画像データ及び前記管理コードと共に前記画像データの内容を保護させる機密モード情報を出力可能であり、前記機密モード情報が出力されたときには印刷動作完了後に前記版胴を前記所定位置以外の位置に位置させることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、装置本体に対し着脱可能であって外周面上にマスタを巻装する版胴とマスタに製版を行う製版部と前記版胴の外周面上からマスタを除去する排版部とを有する孔版印刷装置と、前記孔版印刷装置に接続され印刷される画像データ及び特定の管理コードを前記孔版印刷装置に向けて出力する外部入力装置とを有する孔版印刷システムであって、前記管理コードに対応したコードを前記孔版印刷装置側で入力することにより製版印刷動作を行うことが可能な孔版印刷システムにおいて、前記外部入力装置は前記孔版印刷装置に前記画像データ及び前記管理コードと共に前記画像データの内容を保護させる機密モード情報を出力可能であり、前記機密モード情報が出力されたときには印刷動作完了後に前記排版部を作動させて前記版胴の外周面上より印刷に使用したマスタを除去した後、前記製版部を作動させて前記版胴の外周面上に未製版のマスタを巻装させることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、所定位置において印刷装置本体に対し着脱可能であって外周面上にマスタを巻装する版胴とマスタに製版を行う製版部と前記版胴の外周面上からマスタを除去する排版部とを有する孔版印刷装置と、前記孔版印刷装置に接続され印刷される画像データ及び特定の管理コードを前記孔版印刷装置に向けて出力する外部入力装置とを有する孔版印刷システムであって、前記管理コードに対応したコードを前記孔版印刷装置側で入力することにより製版印刷動作を行うことが可能な孔版印刷システムにおいて、前記外部入力装置は前記孔版印刷装置に前記画像データ及び前記管理コードと共に前記画像データの内容を保護させる第1機密モード情報または第2機密モード情報の何れかを出力可能であり、第1機密モード情報が出力されたときには印刷動作完了後に前記版胴を前記所定位置以外の位置に位置させ、第2機密モード情報が出力されたときには印刷動作完了後に前記排版部を作動させて前記版胴の外周面上より印刷に使用したマスタを除去した後に前記製版部を作動させて前記版胴の外周面上に未製版のマスタを巻装させることを特徴とする。
本発明によれば、装置本体から版胴を抜き出すことができなくなることにより、版胴を抜き出して版胴上のマスタの内容を確認することが不可能となり、機密を保持することができる。また、機密を要するマスタが剥離されて新たな未製版のマスタが巻装されることにより、機密を要するマスタの穿孔部に残存したインキの分離が抑えられ、ゴースト出力による機密漏洩を防止することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態を採用した孔版印刷装置を示している。同図において孔版印刷装置1は、印刷部2、製版部3、給紙部4、排版部5、排紙部6、画像読取部7を有しており、孔版印刷装置1には外部入力装置8が接続されている。
装置本体9のほぼ中央に配設された印刷部2は、版胴10とプレスローラ11とを有している。多数の開孔が形成された開孔部及び非開孔部を有する多孔性支持板を外周面に有する版胴10は、後述する版胴駆動モータ12によって回転駆動される。多孔性支持板の開孔部上には樹脂あるいは金属の網体からなるメッシュスクリーンが複数層巻装されており、多孔性支持板の非開孔部上にはマスタの先端を挟持する開閉自在なクランパが配設されている。版胴10の内部には、インキローラ及びドクターローラ等を有する周知のインキ供給手段が配設されている。
図2に示すように、版胴10を構成する一方の端板10aの外方には、インキ供給パイプを兼ねた版胴10の支軸13を中心としたギヤ17が、端板10aと僅かに隙間をもって支軸13の図示しない段部に固着されている。支軸13の図示しない先端部は、ギヤ17を貫通して装置本体9の図示しない側板に支持されている。端板10aには、版胴10の外周縁寄りに配置されたドグ25が取り付けられている。一方の端板10aと他方の端板10bとの外方には、版胴10を持ち運ぶためのほぼコ字形状を呈した図示しない取っ手が版胴10を軸方向に跨ぐように支軸13に取り付けられている。他方の端板10b側の図示しない取っ手の側板には、支軸13へ供給するインキを補充するための図示しないインキパックが取り付けられている。
ギヤ17の近傍には、ギヤ17と噛合するギヤ部18aとフランジ部18bとを有し、装置本体9に回転自在に支持された支軸18cに固着されたギヤ18が配設されている。ギヤ18は、フランジ部18bが端板10a側に位置するように配設され、フランジ部18bの一部が切り欠かれている。各ギヤ17,18は互いの噛合部とフランジ部18bの切欠部とが一致した状態においてのみ係脱自在に構成されており、他の状態ではギヤ17がフランジ部18bに阻まれて係合状態を解除できないように構成されている。版胴10は装置本体9の図示しないレール部材に上述した図示しない取っ手を係合可能に構成されており、各ギヤ17,18の噛合部とフランジ部18bの切欠部とが一致する図2に示す状態において図2の白抜き矢印で示す方向に版胴10を抜き出すことにより、版胴10の装置本体9からの取り外しが可能に構成されている。
版胴10の回転に伴って移動するドグ25の円軌道上には、ホームポジションセンサ26と機密モード位置センサ27とが配設されている。各センサ26,27は装置本体9に取り付けられており、ドグ25がその検知部を通過する際に後述する制御手段24へ向けて信号を出力する。ホームポジションセンサ26は、各ギヤ17,18の噛合部とフランジ部18bの切欠部とが一致する位置においてドグ25を検知する位置に配設されている。
支軸18cの、装置本体9に回転自在に支持された位置とギヤ18が固着された位置との間の位置にはタイミングプーリ19が固着されており、このタイミングプーリ19は装置本体9に取り付けられた版胴駆動モータ12の出力軸に取り付けられたピニオン20とタイミングベルト21によって駆動連結されている。版胴駆動モータ12の出力軸にはエンコーダ22が取り付けられており、版胴駆動モータ12は装置本体9に取り付けられたパルス検出センサ23によってその回転角度を検出され、検出された角度信号は図示しないパルスカウンタ及び比較器を介して後述する制御手段24に入力される。
版胴10の下方には、図示しない揺動手段に揺動自在に支持された一対のアーム部材11aにその支軸両端を回転自在に支持されたプレスローラ11が配設されている。プレスローラ11は、各アーム部材11aが揺動されることによりその周面を版胴10の外周面に対して接離自在に構成されている。
印刷部2の右上方には製版部3が配設されている。製版部3は、マスタ14に穿孔製版を行うサーマルヘッド15及びプラテンローラ16、マスタ切断手段、マスタ搬送ローラ対等を有する周知の構成であり、製版部3で製版されたマスタ14は版胴10に向けて送られた後に版胴10の外周面上に巻装される。
印刷部2の右下方には給紙部4が配設されている。給紙部4は、用紙Pを積載する給紙トレイ、給紙ローラ、分離ローラ対、レジストローラ対等を有する周知の構成であり、給紙部4から分離給送された用紙Pは版胴10とプレスローラ11との接触部に向けて送られる。
印刷部2の左上方には排版部5が配設されている。排版部5は、上排版部材、下排版部材、排版ボックス、圧縮板等を有する周知の構成であり、版胴10の外周面上から使用済みのマスタ14を剥離して排版ボックスの内部に収納する。
印刷部2の左下方には排紙部6が配設されている。排紙部6は、剥離爪、排紙搬送部材、排紙トレイ等を有する周知の構成であり、印刷部2において画像を転写された用紙Pは剥離爪によって版胴10の外周面より剥離された後、排紙搬送部材に搬送されて排紙トレイ上に排出される。
装置本体9の上部には画像読取部7が配設されている。画像読取部7は、コンタクトガラス、走査ユニット、結像レンズ、画像センサ、ADFユニット等を有する周知の構成である。なお、本実施形態では外部入力装置8が接続されており、孔版印刷装置1は外部入力装置8からの情報に基づいて製版印刷動作を行うので、画像読取部7は実質的に使用されない。
図3は、孔版印刷装置1の操作パネルを示している。同図において、装置本体9の上部前面に設けられた操作パネル28は、その上面に製版スタートキー29、印刷スタートキー30、試し刷りキー31、連続キー32、クリア/ストップキー33、テンキー34、エンターキー35、プログラムキー36、モードクリアキー37、印刷速度設定キー38、7セグメントLEDからなる表示装置39、LCDからなる表示装置40等の周知の構成の他、機密モードを設定する機密モード設定手段としての機密モードキー41を有している。
図4は、孔版印刷装置1の動作を制御する制御手段24のブロック図である。装置本体9の内部に配設された制御手段24は、内部にCPU、ROM、RAM等を有する周知のマイクロコンピュータによって構成されている。制御手段24にはパルス検出センサ23で検出され図示しないパルスカウンタ及び比較器を介して送られる版胴駆動モータ12の角度信号、ホームポジションセンサ26及び機密モード位置センサ27からの各出力信号、操作パネル28からの動作信号、外部入力装置8からの各種情報信号が入力され、制御手段24は各信号に基づいて印刷部2、製版部3、給紙部4、排版部5、排紙部6の動作をそれぞれ制御する。
外部入力装置8は、孔版印刷装置1に対して印刷を行わせることが可能なソフト及びドライバ等を有するパーソナルコンピュータであり、孔版印刷装置1に対して印刷すべき画像データ、各種製版条件及び印刷条件等を入力することが可能に構成されている。また印刷時における機密性を保持するため、上述の各データと共に孔版印刷装置1に向けて管理コードを出力する。管理コードを受け取った孔版印刷装置1は、この管理コードに対応したコードを入力した後でないと製版印刷動作を行うことができないように構成されている。
上述の構成に基づき、以下に孔版印刷装置1の動作を説明する。
オペレータは、外部入力装置8から印刷すべき画像データ、各種製版条件及び印刷条件と共に特定の管理コードを孔版印刷装置1に向けて出力する。出力完了後、孔版印刷装置1の操作パネル28を操作し、外部入力装置8から送られた管理コードに対応したコードをテンキー34等を用いて入力する。ここで、外部入力装置8から送られた管理コードと操作パネル28において入力されたコードとが適合すると、その旨が表示装置40に表示されて孔版印刷装置1は製版待機状態となる。
孔版印刷装置1が製版待機状態となった後、製版スタートキー29が押下されると、版胴駆動モータ12が作動して版胴10が低速で回転駆動されると共に排版部5が作動し、版胴10の外周面上より使用済みのマスタ14が剥離される。その後、版胴10が回転してホームポジションセンサ26がドグ25を検知すると版胴駆動モータ12の作動が停止し、版胴10がホームポジションに位置決めされて排版動作が完了する。
排版動作完了後、製版部3のサーマルヘッド15及びプラテンローラ16が作動し、マスタ14に対して外部入力装置8から送られた画像データに基づいた製版動作が行われる。このとき版胴10は図1に示す給版位置を占めており、その外周面上のクランパが開放される。製版されたマスタ14の先端がクランパまで達するとクランパが閉じられ、製版されたマスタ14が版胴10に保持される。その後、版胴駆動モータ12が作動して版胴10が製版速度とほぼ同じ周速度で回転駆動され、製版されたマスタ14が版胴10に巻装される。そして、マスタ14が所定長さ製版搬送されると、マスタ切断手段が作動してマスタ14が切断される。切断されたマスタ14は版胴10によって巻き取られ、巻装動作が完了する。
巻装動作完了後、給紙部4が作動すると共に版胴駆動モータ12が作動し、給紙部4から1枚の用紙Pが給送されると共に版胴10が低速で回転駆動される。給送された用紙Pはレジストローラ対で一時停止された後、版胴10に巻装されたマスタ14の製版画像と対応するタイミングで版胴10とプレスローラ11との接触位置に向けて送られる。そして、プレスローラ11が揺動することにより用紙Pは版胴10上のマスタ14に押圧され、その表面に画像を転写される。この押圧により版胴10の内部から供給されたインキが多孔性支持板及びマスタ14に行き渡り、いわゆる版付けが行われる。版付けされた用紙Pは剥離爪によって版胴10上から剥離された後、排紙搬送部材によって搬送されて排紙トレイ上に排出され、版付け動作が完了して孔版印刷装置1は印刷待機状態となる。
孔版印刷装置1が印刷待機状態となると、続けて印刷動作が行われる。版付け動作完了後、版胴10が版付け時よりも高速である設定された周速度で回転駆動されると共に給紙部4より用紙Pが連続的に給送される。給送された用紙Pは印刷部2において連続的に印刷された後、排紙部6へと送られて排紙トレイ上に排出される。そして予め設定された印刷枚数の印刷が終了すると、版胴10がホームポジションに位置決めされた後に孔版印刷装置1の作動が停止される。
上述の構成において、一度製版スタートキー29が押下されて製版動作が行われると、製版されたマスタ14は次の製版動作が行われるまでは版胴10に巻装されたままの状態となる。このため、製版された画像が機密を要する画像である場合は、画像の内容を容易に知られることがないようにする必要がある。このような場合に機密モードキー41が押下される。
オペレータは、製版された内容が機密を要する場合には、印刷動作完了後において機密モードキー41を押下する。機密モードキー41が押下されるとこの信号が制御手段24に入力され、信号を受けた制御手段24は版胴駆動モータ12を作動させる。版胴駆動モータ12の作動により版胴10が回転駆動され、ドグ25が機密モード位置センサ27によって検知されるとこの検知信号が制御手段24に送られ、信号を受けた制御手段24は版胴駆動モータ12の作動を停止させる。
この一連の動作により版胴10がホームポジションより図2において距離Lだけずれた位置に位置決めされ、各ギヤ17,18との噛合部とフランジ部18bの切欠部とがずれることにより、装置本体9から版胴10を抜き出すことができなくなる。これにより、版胴10を抜き出して版胴10上のマスタ14の内容を確認することが不可能となり、機密を保持することができる。なお、機密保持キー41が押下されると、操作パネル28からの入力は製版スタートキー29の入力のみが有効とされ、他のキーからの入力は無視される。これにより、印刷あるいは試し刷りによってマスタ14の内容を確認することも不可能となる。
次に、第2の実施形態を説明する。この第2の実施形態は、上述した第1の実施形態と比較すると、孔版印刷装置1としてフランジ部18bを有していないギヤ18を用いる点においてのみ相違しており、他の構成は同一である。
この第2の実施形態では、ギヤ18がフランジ部18bを有していないため、版胴10がホームポジション以外の位置に停止していても装置本体9から版胴10を抜き出すことができる。従って、装置本体9から版胴10が抜き出されてもマスタ14の機密を保持することが必要となる。以下にその形態を説明する。
第1の実施形態と同様にオペレータにより機密モードキー41が押下されると、この信号が制御手段24に入力される。信号を受けた制御手段24は、排版動作時と同様に版胴駆動モータ12及び排版部5を作動させ、版胴10の外周面から機密を要するマスタ14を剥離する。剥離されたマスタ14は、排版部5の排版ボックス内に収容される。
排版動作後、制御手段24は製版動作時と同様に版胴駆動モータ12及び製版部3を作動させ、版胴10の外周面に新たなマスタ14を巻装させる。しかし、このときにはサーマルヘッド15の作動を停止させ、版胴10の外周面に未製版のマスタ14を巻装させる。そして、巻装動作が完了すると、版胴10をホームポジションに位置決めして孔版印刷装置1の作動を停止させる。
この一連の動作により版胴10の外周面には機密を要するマスタ14の代わりに未製版のマスタ14が巻装されることとなり、版胴10を抜き出しても版胴10上のマスタ14の内容を確認することが不可能となって機密を保持することができる。また、機密を要するマスタ14が剥離されて新たな未製版のマスタ14が巻装されることにより、機密を要するマスタ14の穿孔部に残存したインキの分離が抑えられ、ゴースト出力による機密漏洩を防止することができる。なお、この実施形態においても機密保持キー41押下時においては製版スタートキー29の入力のみが有効とされ、他のキーからの入力は無視される。
上記各実施形態では、印刷動作完了後にオペレータの意志によって機密モードキー41を押下して機密モードを設定する構成である。しかしこの場合では、機密モードを設定したはずが実は設定されておらずに機密が漏洩してしまう虞がある。そこで印刷動作完了後、表示手段として機能する表示装置40に「機密保持を行いますか?行う場合は機密モードキーを押下してください。」というような表示を行い、機密保持を行う場合は機密モードキー41を、行わない場合はクリア/ストップキー33を押下する構成とすることにより確実に機密モードの設定を行うことができる。
さらに第3の実施形態として、孔版印刷装置1として第1の実施形態と第2の実施形態との両方の構成を兼ね備えたものを用い、何れか一方の機密保持動作(版胴10の位置をずらすか版胴10上のマスタ14を廃棄した後に未製版のマスタ14を巻装する)を選択して行う構成としてもよい。この場合の機密モード設定手段としては、機密モードキー41を押下する毎に何れかの機密保持動作が選択できる構成、あるいは機密モードキー41に代えて何れかの機密保持動作を選択するセレクトキーを用いる構成とすることもできる。この実施形態においても上述と同様に、印刷動作完了後に表示装置40に機密保持動作を行うか否かを選択する表示を行うことにより、確実に機密モードの設定を行うことができる。
上述した各実施形態では、機密モードの設定を印刷完了後における孔版印刷装置1側で行う構成としたが、外部出力装置8側で機密モードの設定を行う孔版印刷システムとしての構成を採用してもよい。この場合、機密モードの設定情報は印刷すべき画像データ、各種製版条件及び印刷条件、特定の管理コードと共に出力され、制御手段24に入力される。機密モードの設定情報が入力されると、制御手段24は孔版印刷装置1の印刷動作完了後、上述した各実施形態と同様の機密保持動作を行わせる。なお、機密モードの設定情報において、第3の実施形態と同様に何れかの機密保持動作を選択する構成とすることももちろん可能である。
本発明の第1の実施形態を採用した孔版印刷装置の概略正面図である。 本発明の第1の実施形態に用いられる版胴駆動機構要部の概略図である。 本発明の第1の実施形態に用いられる操作パネルを説明する図である。 本発明の第1の実施形態に用いられる制御手段のブロック図である。
符号の説明
1 孔版印刷装置
3 製版部
5 排版部
8 外部入力装置
9 装置本体
10 版胴
14 マスタ
40 表示手段(LCDからなる表示装置)
41 機密モード設定手段(機密モードキー)

Claims (3)

  1. 所定位置において印刷装置本体に対し着脱可能な版胴を有する孔版印刷装置と、前記孔版印刷装置に接続され印刷される画像データ及び特定の管理コードを前記孔版印刷装置に向けて出力する外部入力装置とを有する孔版印刷システムであって、前記管理コードに対応したコードを前記孔版印刷装置側で入力することにより製版印刷動作を行うことが可能な孔版印刷システムにおいて、
    前記外部入力装置は前記孔版印刷装置に前記画像データ及び前記管理コードと共に前記画像データの内容を保護させる機密モード情報を出力可能であり、前記機密モード情報が出力されたときには印刷動作完了後に前記版胴を前記所定位置以外の位置に位置させることを特徴とする孔版印刷システム
  2. 装置本体に対し着脱可能であって外周面上にマスタを巻装する版胴とマスタに製版を行う製版部と前記版胴の外周面上からマスタを除去する排版部とを有する孔版印刷装置と、前記孔版印刷装置に接続され印刷される画像データ及び特定の管理コードを前記孔版印刷装置に向けて出力する外部入力装置とを有する孔版印刷システムであって、前記管理コードに対応したコードを前記孔版印刷装置側で入力することにより製版印刷動作を行うことが可能な孔版印刷システムにおいて、
    前記外部入力装置は前記孔版印刷装置に前記画像データ及び前記管理コードと共に前記画像データの内容を保護させる機密モード情報を出力可能であり、前記機密モード情報が出力されたときには印刷動作完了後に前記排版部を作動させて前記版胴の外周面上より印刷に使用したマスタを除去した後、前記製版部を作動させて前記版胴の外周面上に未製版のマスタを巻装させることを特徴とする孔版印刷システム
  3. 所定位置において印刷装置本体に対し着脱可能であって外周面上にマスタを巻装する版胴とマスタに製版を行う製版部と前記版胴の外周面上からマスタを除去する排版部とを有する孔版印刷装置と、前記孔版印刷装置に接続され印刷される画像データ及び特定の管理コードを前記孔版印刷装置に向けて出力する外部入力装置とを有する孔版印刷システムであって、前記管理コードに対応したコードを前記孔版印刷装置側で入力することにより製版印刷動作を行うことが可能な孔版印刷システムにおいて、
    前記外部入力装置は前記孔版印刷装置に前記画像データ及び前記管理コードと共に前記画像データの内容を保護させる第1機密モード情報または第2機密モード情報の何れかを出力可能であり、第1機密モード情報が出力されたときには印刷動作完了後に前記版胴を前記所定位置以外の位置に位置させ、第2機密モード情報が出力されたときには印刷動作完了後に前記排版部を作動させて前記版胴の外周面上より印刷に使用したマスタを除去した後に前記製版部を作動させて前記版胴の外周面上に未製版のマスタを巻装させることを特徴とする孔版印刷システム。
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