JP4495718B2 - 車両の後部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両本体のルーフパネルとサイドパネルの接続部となるモヒカン溝部に、後部ドアをヒンジ手段によって回動自在に設置するための車両の後部構造に関する。
従来からワンボックスカーやステーションワゴン等のRV車には、車両の後部に荷物を容易に積載できるようにするためにヒンジ構造で構成された跳ね上げ式の後部ドアが設けられている。その後部ドアを車両本体に回動自在に取り付けるヒンジをいわゆるモヒカン溝部に設けて、ドア開口部を上下方向の寸法を大きくしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
図6は、従来の車両の後部構造を示す図面で、後部ドアを開放したときの状態を示す要部拡大分解斜視図である。
図6に示すように、モヒカン溝部130は、車両本体100のルーフパネル110とサイドパネル120との接合部となる断面凹状の部分であり、車両本体100のルーフ部101に形成されている。そのモヒカン溝部130の後端底面部131には、後部ドア300を車両本体100に回動自在に軸支するためのヒンジ200が設置されている。モヒカン溝部130は、合成ゴム製のルーフモール600と、このルーフモール600に連設された樹脂製のカバー部材700とによって閉塞されている。
ヒンジ200は、モヒカン溝部130の底面に固定されるヒンジ基部210と、後部ドア300に固定されるドアヒンジ部220と、このドアヒンジ部220をヒンジ基部210に回動自在に軸支するためのヒンジピン230と、から構成されている。ヒンジ200は、車両本体100の後部102に形成されたドア開口部103の上部の左右両側に設置されて、後部ドア300を跳ね上げ式に開閉できるように回動自在に支持している。
ヒンジ基部210は、背面視して金属板部材を略L字型にプレス成形して形成され、2つの固定部材400によってモヒカン溝部130の底面に固定される車体固定部211と、この車体固定部211の端部から上方向に向けて形成されて軸孔が穿設された連結部212と、を備えている。その連結部212は、ドアヒンジ部220にヒンジピン230によって回動自在に連結されている。車体固定部211は、後部ドア300の開閉時の荷重が負荷されるので、比較的板厚のある金属製平板部材をL字状に折曲して形成されているため、横幅aが広くなっている。
ドアヒンジ部220は、プレス成形して形成された金属平板部材からなり、ドア固定部221が後部ドア300の上部の左右側面にドア取付ボルト501によって固定され、連結部222がヒンジ基部210にヒンジピン230によって回動自在に連結されている。
特開2005−75210号公報(図1〜図7)
しかしながら、特許文献1および図6に示すような車両の後部構造では、ヒンジ200が、比較的板厚の厚い金属製平板部材を背面視してL字状に折曲形成することにより、強度を向上させて、ヒンジ基部210が後部ドア300の開閉時に負荷される荷重で変形しないようにしている。このため、モヒカン溝部130の底面に設置されたヒンジ基部210は、連結部212の板厚bの分だけ車幅方向の全体の横幅aが長く形成されている。
モヒカン溝部130は、このヒンジ基部210が設置されるのに伴って、後端部の車幅方向の幅が後方に向かって拡開した形状に形成されている。このため、モヒカン溝部130の開口部を閉塞する部材は、車幅方向の幅が均一なルーフモール600のみでは対応が不可能となっている。その結果、このルーフモール600の後方にカバー部材700を連続してモヒカン溝部130の後端底面部131に設置しなければならないという問題点があった。
このように、モヒカン溝部130にヒンジ200を設置した場合には、モヒカン溝部130を閉塞する部材がルーフモール600とカバー部材700の2部材になるため、部品点数および設置工数が増加してコストアップになるという問題点があった。
さらに、ルーフモール600とカバー部材700とをモヒカン溝部130に設置した場合には、その2つの部材を連設する箇所の形状が複雑化すると共に、その連設部分の繋ぎ目が車外の者に見えるため外観性が悪いという問題点があった。
そこで、本発明は、前記問題点に鑑み創案されたものであり、後部ドアのヒンジ部を設置したモヒカン溝部を1つの部材で閉塞することができる車両の後部構造を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の車両の後部構造は、車両の後部に後部ドアを備える車両の後部構造であって、前記後部ドアは、上端をヒンジ手段によって車両本体に回動可能に支持され、前記ヒンジ手段は、前記車両本体のルーフパネルとサイドパネルとの接合部となるモヒカン溝部に設けられるヒンジ基部と、前記ヒンジ基部に回動自在に支持され前記後部ドアに取り付けられるドアヒンジ部と、を有し、前記モヒカン溝部は、断面視して上方に開口する凹部状に形成されて、当該モヒカン溝部の車幅方向の幅が均一な状態で前記ルーフパネルの前端から後端まで車両前後方向に沿って延設されると共に、当該モヒカン溝部の開口部全体が一つのルーフモールによって覆われ、前記ヒンジ基部は、車幅方向に延在して形成され前記モヒカン溝部の底部に固定される固定部と、前記固定部後部から上下方向に延在して形成され前記ドアヒンジ部を上下方向に回動自在に支持する回動支持部と、前記固定部と前記回動支持部との間に形成された連結部と、を一体形成してなると共に、前記ルーフモールによって覆われ、前記固定部には、該固定部を前記モヒカン溝部に固定する固定部材が挿入される固定孔が設けられ、前記回動支持部には、前記ドアヒンジ部を回動自在に軸支するヒンジピンが挿入される軸孔が設けられ、前記固定部の前記固定孔と前記回動支持部の前記軸孔とは、前記連結部を介して車両前後方向に離間して並べて配置され、前記回動支持部が形成された部位の前記ヒンジ基部全体の車幅方向の厚さは、前記固定部の車幅方向の幅より小さく設定され、前記ドアヒンジ部は、前記回動支持部の車幅方向側方に連続して配置されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、ヒンジ手段のヒンジ基部において、固定部と回動支持部とは、固定部と回動支持部との間に形成される連結部を介して前後方向に離間して形成されていることにより、ヒンジ基部の車幅方向の幅を短く形成できる。その結果、このヒンジ基部が設置されるモヒカン溝部の幅を狭く形成することを可能にする。これにより、モヒカン溝部の全体を均一の幅にすることができるようになる。
さらに、ヒンジ手段の回動支持部は、車幅方向の厚さが固定部の車幅方向の幅より小さく設定されていることによって、車幅方向の取り付けスペースを小さくすることができる。また、ヒンジ手段は、固定部と回動支持部と連結部とが一体形成されていることにより、ヒンジ基部を一部品で形成されているため、構成および形状を簡素化することができる。
請求項2に記載の車両の後部構造は、請求項1に記載の車両の後部構造であって、前記ドアヒンジ部の前記回動支持部車幅方向側方に配置される部位の車幅方向の厚さ、前記固定部の車幅方向の幅と前記回動支持部の車幅方向の厚さとの差よりも小さく設定されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、ドアヒンジ部の回動支持部の車幅方向側方に配置される部位の車幅方向の厚さは、固定部の車幅方向の幅と回動支持部の車幅方向の厚さとの差よりも小さく設定されていることによって、ヒンジ全体の横幅を固定部の車幅方向の幅とすることができる。
請求項3に記載の車両の後部構造は、請求項1または請求項2に記載の車両の後部構造であって、連結部は、前記固定部から前記回動支持部に向かって徐々に上下方向の厚さが大きくなるように形成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、連結部は、固定部から回動支持部に向かって徐々に上下方向の厚さが大きくなるように形成されていることにより、強度がある。
請求項4に記載の車両の後部構造は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の車両の後部構造であって、前記固定部は、固定部材によって前記モヒカン溝部に固定され、前記モヒカン溝部に設けられるルーフモールは、前記固定部材を介して車両本体に固定されることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、ヒンジ手段の固定部が、固定部材によってモヒカン溝部に固定され、ルーフモールが、固定部材を介在して車両本体に固定されることにより、ヒンジ部の固定部とルーフモールとをモヒカン溝部へ同一の固定部材によって取り付けることを可能にする。
請求項5に記載の車両の後部構造は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載された車両の後部構造であって、前記ドアヒンジ部は、前記回動支持部の車幅方向の車外側に配置されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、ドアヒンジ部が、回動支持部の車外側に配置されていることによって、ドアヒンジ部の支持スパンを極力大きくすることが可能である。
請求項6に記載の車両の後部構造は、請求項1に記載の車両の後部構造であって、前記ルーフモールは、モール取付用クリップが装着される係合部を有し、前記モール取付用クリップは、前記係合部に係止されるモール結合部と、前記固定部材に係合される固定部材係合部と、を備えていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、ルーフモールの係合部は、モール取付用クリップのモール結合部に装着される。そのモール取付用クリップは、固定部材係合部がモヒカン溝部に固定された固定部材に係合されることによって車両に取り付けられる。
請求項7に記載の車両の後部構造は、請求項6に記載の車両の後部構造であって、前記固定部材は、フランジ形状の頭部と、この頭部の上側に突設された前記固定部材係合部に係合する突出部と、前記頭部の下側に突設されて前記固定孔に挿入して前記車両本体に固定される締結部と、を備えていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明によれば、固定部材は、頭部の上側の係合部が固定部材係合部に係合し、頭部の下側の締結部が固定孔に挿入されて車両に固定される。
請求項8に記載の車両の後部構造は、請求項1に記載の車両の後部構造であって、前記ルーフモールの車幅方向の幅は、車両前後方向に沿って前記車両のルーフ部の前端から後端まで均一に形成されていることを特徴とする。
請求項8に記載の発明によれば、ルーフモールの車幅方向の幅は、モヒカン溝部と同様に、車両前後方向に沿って車両のルーフ部の前端から後端まで均一になっている。
本発明の請求項1に係る車両の後部構造によれば、ヒンジ手段のヒンジ基部が、車幅方向に延在する固定部と、上下方向に延在する回動支持部とを前後方向に離間して形成したことによって、ヒンジ基部の車幅方向の幅とモヒカン溝部の幅とを短く形成して、モヒカン溝部の全体の車幅方向の幅を均一に形成することができる。
その結果、モヒカン溝部の後端部を幅広に形成する必要がなくなるので、ヒンジ基部が設置されるモヒカン溝部にルーフモールと別体のカバー部材を設置することも解消できる。
これにより、モヒカン溝部全体をルーフモールだけの1つの閉塞部材で閉塞できるので、繋ぎ目がないため、モヒカン溝部のある部位の外観性を向上させた車両の後部構造を提供できる。
さらに、ルーフモールを1部品で形成することを可能にするため、ルーフモールの形状を簡素化できると共に、部品点数および組付工数を削減してコストの削減を図ることができる。
本発明の請求項2に係る車両の後部構造によれば、回動支持部は、小型化して車幅方向の取り付けスペースを小さくできるので、モヒカン溝部の横幅を小さくして、ルーフモールを細長く均一の横幅にすることが可能になる。
本発明の請求項3に係る車両の後部構造によれば、固定部と回動支持部と連結部とが一体形成されていることによって、ヒンジ基部の構成および形状を簡素化して部品点数を削減できると共に、ヒンジ基部の剛性および成型性を高めることができる。
本発明の請求項4に係る車両の後部構造によれば、ヒンジ手段の固定部が、固定部材によってモヒカン溝部に固定され、ルーフモールが固定部材を介在して車両本体に固定されることにより、固定部とルーフモールとをモヒカン溝部へ同一の固定部材で取り付けることできる。その結果、部品点数および組付工数を削減できると共に、ヒンジ手段およびルーフモールの取付剛性を高めることができる。
本発明の請求項5に係る車両の後部構造によれば、ドアヒンジ部が、回動支持部の車外側に配置されていることで、ドアヒンジ部の支持スパンを極力大きくすることができるため、ヒンジ手段による後部ドアの支持剛性、強度および耐久性を高めることができる。
以下、図1〜図5を参照して、本発明の実施形態に係る車両の後部構造を説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る車両の後部構造を示す図で、車両の後部の分解斜視図である。
なお、本発明の実施形態では、「前」は車両の進行方向側、「後」は車両の後退方向側、「上」は鉛直上方側、「下」は鉛直下方側、「左右」は車幅方向側とする。
≪車両の構成≫
図1に示すように、車両1は、例えば、ワンボックスカーやステーションワゴンやハッチバック等であり、車両本体2の後部2aにはヒンジ4によるヒンジ構造でなる跳ね上げ式の後部ドア3が設けられている。なお、車両1は、車両本体2の後部2aに後部ドア3を備えるものであれば、その種類および形状等は特に限定されない。ヒンジ4は、特許請求の範囲に記載の「ヒンジ手段」に相当する。
≪車両本体の構成≫
図1に示すように、車両本体2の後部2aには、後面側に後部ドア3によって開閉されるドア開口部2dが形成されている。そのドア開口部2dの上部左右両端から車両前側に向かって、ルーフ部2bには、2本のモヒカン溝部2c,2cが平行に形成されている。後部ドア3は、モヒカン溝部2c,2cの後端底部2gにヒンジ4のヒンジ基部41を固定し、このヒンジ基部41にドアヒンジ部42を回動自在に取り付けることによって、ヒンジ4を中心として回動して、ドア開口部2dを開閉するようになっている。
車両本体2の後部2aの車室内には、荷物室2hが形成され、後部ドア3を開けることにより、荷物の積み降ろしができるようになっている。
<ルーフ部の構成>
図1に示すように、ルーフ部2bは、車両本体2の天井部分であって、中央部分に配置されたルーフパネルRと、このルーフパネルRの車幅方向の左右両端部側にそれぞれ設置されたサイドパネルSと、から構成されている。そのルーフパネルRの左右側端辺とサイドパネルSの上端辺とは、溶接手段によって接合されている。その接合箇所は、車両本体2のルーフ部2bの車幅方向の左右両端部から前後方向に延設されて、断面が上方に開口する略凹字状の接合溝からなる前記モヒカン溝部2cが形成されている。
<モヒカン溝部の構成>
図1に示すモヒカン溝部2cは、ルーフ部2bの前端のフロントガラス(図示せず)の両縁から後端のドア開口部2dの縁まで車両1の前後方向に沿ってそれぞれ形成されている。モヒカン溝部2cの車幅方向の幅W2は、全体が均一に前後方向に細長く形成されている。モヒカン溝部2cは、後端底部2gに前記ヒンジ4、固定部材7、およびモール取付用クリップ5を介在して、そのモヒカン溝部2cの開口部全体が、1つのルーフモール6によって閉塞されて、モール取付用クリップ5が覆われて見えないようになっている。
<後部ドアの構成>
図1に示す後部ドア3は、ドア開口部2dを開閉するためのバックドアであり、圧延鋼板からなるアウタパネルとインナパネルとをヘミング加工して主に形成されている。後部ドア3は、上端をヒンジ4によって車両本体2に回動可能に支持されている。後部ドア3の車幅方向の左右上端部の側面部3aには、ヒンジ基部41にヒンジピン43によって回動自在に取り付けられたドアヒンジ部42と、ドア開口部2dの右の縁に回動自在に設置されたオープンステー(図示せず)が取り付けられている。
なお、オープンステーは、後部ドア3の開閉時に、跳ね上げ式の後部ドア3の重量とバランスを取って開閉できるようにすると共に、そのときに、ヒンジ4に負荷される荷重を減少させるためのガススプリング(図示せず)を備えている。このオープンステーは、一端部が車両本体2に固定されたヒンジ基部41の取り付け部(後端底部2g)の近傍に設置され、他端部が後部ドア3の側面に設置される。
図2は、本発明の実施形態に係る車両の後部構造を示す図で、後部ドアの取り付け状態を示す要部拡大分解斜視図である。
≪ヒンジ(ヒンジ手段)の構成≫
図2に示すように、ヒンジ4は、後部ドア3を車両本体2のドア開口部2dの上端部を中心として跳ね上げ式に開閉するために設置される蝶番であり、例えば、鋳造製品からなる。ヒンジ4は、車両本体2のモヒカン溝部2cに固定されるヒンジ基部41と、ヒンジ基部41に回動自在に支持されると共に後部ドア3に取り付けられるドアヒンジ部42と、ヒンジ基部41とドアヒンジ部42とを回動自在に連結するためのヒンジピン43と、を備えている。
図3は、本発明の実施形態に係る車両の後部構造を示す図で、ヒンジ手段の取り付け状態を示す拡大要部断面図である。
<ヒンジ基部の構成>
図3に示すように、ヒンジ基部41は、ヒンジ4において、車両本体2側に取り付けられる金属製部材であり、例えば、鋳造等によって形成された金属製厚板材からなる。このヒンジ基部41は、車両本体2に設置されたヒンジ基部41において、前側に形成される固定部41aと、後側に形成される回動支持部41bと、この回動支持部41bと固定部41aとの間に形成される連結部41cとを備えている。
ヒンジ基部41は、固定部41aと、回動支持部41bと、連結部41cを一体形成して、側面視して略逆へ字状に曲げた状態に形成されている。そして、ヒンジ基部41が、側面視して、略中央部に連結部41cを設置し、この連結部41cより前方側に固定部41aを設置し、連結部41cより後方側の斜め上方向に向けて回動支持部41bを設置している。このように、固定部41aと回動支持部41bとは、固定部41aと回動支持部41bとの間に形成される連結部41cを介して前後方向に離間して形成されている。
そのヒンジ基部41は、車両本体2側(基端側)の固定部41aが車両本体2のドア開口部2dの上部にモール取付用クリップ5を介在して車体固定用の固定部材7でしっかりとモヒカン溝部2cの後端底部2gに固定されている。ヒンジ基部41は、後端側の回動支持部41bがヒンジピン43によってドアヒンジ部42に回動自在に連結されている。ヒンジ基部41の上方部位は、モール取付用クリップ5を介在して、ルーフパネルR(図4参照)の上面と面一の状態にモヒカン溝部2cを閉塞するルーフモール6によって覆われている。
ヒンジ基部41は、後方から見て前側の平板状の固定部41aを水平に配置し、その固定部41aから後方の回動支持部41bを上方に向けて連設して、略L字型形状に形成されている(図5参照)。
図4は、図3の矢視線X−X方向断面図である。図5は、本発明の実施形態に係る車両の後部構造を示す図で、ヒンジ手段のヒンジ基部の拡大斜視図である。
次に、固定部41aについて説明する。
図4に示すように、固定部41aは、ヒンジ基部41において、モヒカン溝部2cの底面に密着した状態に固定される厚い平板状の水平部分である。固定部41aの略中央部には、固定部材7が挿通される固定孔41dが穿設さている。固定部41aは、例えば、1本の固定部材7の締結部7cをヒンジ基部41の固定孔41dを貫通して、固定部材7の頭部7bから上方に向けて突出形成された雄ねじ部7aをモール取付用クリップ5の嵌合孔5aに挿入して係合させ、前記締結部7cがモヒカン溝部2cの後端底部2gに穿設された設置孔2iに挿入されて車両本体2にナットN等によって固定される。
次に、回動支持部41bを説明する。
図5に示すように、回動支持部41bは、ドアヒンジ部42(後部ドア3)をヒンジ基部41にヒンジピン43で回動自在に軸支する連結部分である。この回動支持部41bは、車幅方向に向けて軸孔41eが穿設された軸筒部41fを備えている。回動支持部41bは、軸筒部41fの軸孔41eと、ドアヒンジ部42の軸孔42bとにヒンジピン43を挿通することによって、ヒンジ基部41に対してドアヒンジ部42を回動自在に軸支している。その軸筒部41fには、連結部41cが連続して形成されている。
次に、連結部41cを説明する。
連結部41cは、固定部41aと回動支持部41bとを連結する部分である。この連結部41cは、固定部41aから回動支持部41bに向かって徐々に上下方向の厚さが大きくなるように形成されている。
次に、ヒンジ基部41の各部の寸法関係について説明する。
図5に示すように、回動支持部41bは、車幅方向の厚さT1が、固定部41aの車幅方向の幅W1より小さく設定されている。すなわち、回動支持部41bの車幅方向の厚さT1は、固定部41aの車幅方向の幅W1より長さW2小さく設定されている。
回動支持部41bにおいて、軸筒部41fの車幅方向の厚さT1は、固定部41aの厚さT2より大きく形成されている。軸筒部41fの軸孔41eと固定部41aの固定孔41dとは、連結部41cを介して前後方向に長さL離間して配置されている。
そして、回動支持部41bにおいて、軸筒部41fの車幅方向の厚さを厚さT1として、この軸筒部41fの軸方向側に連続して並設されるドアヒンジ部42の軸孔42b周辺の厚さT3を長さW2より小さくすれば、モヒカン溝部2c内に配置されるヒンジ4全体の横幅を幅W1にすることができる。
軸筒部41fの軸孔41eは、固定部41aの上面から高さHの位置に形成されている。
そのため、軸筒部41fは、モヒカン溝部2c内において、図3に示すように、後端底部2gに密着するように設置した固定部41aの後端(連結部41c)から斜め上側後方に向けて略逆ヘ字状に折曲した回動支持部41bの先端部に形成されて、後端底部2g上のモヒカン溝部2c内の略中央部に配置されている。
≪固定部材の構成≫
固定部材7は、ヒンジ基部41およびモール取付用クリップ5をしっかりと車両本体2に固定するための部材であって、例えば、1本の溶接ボルトからなる。固定部材7は、フランジ形状の頭部7bと、この頭部7bの上側に突設されてモール取付用クリップ5の嵌合孔5aに係合する雄ねじ部7aと、前記頭部7bの下側に突設されてヒンジ基部41の固定孔41d、および車両本体2の設置孔2iと挿通して車両本体2に固定される締結部7cとを一体形成してなる(図4参照)。なお、固定部材7は、ヒンジ基部41およびモール取付用クリップ5を車両本体2に固定できるものであればよく、種類、材質、形状等は特に限定されない。固定部材7は、例えば、リベット、ビス等の締結部材であってもよい。
<ドアヒンジ部の構成>
図3に示すように、ドアヒンジ部42は、側面視および平面視して(図2参照)略く字型形状をした金属製厚平板材からなる。ドアヒンジ部42は、後部ドア3の開閉方向(矢印A,B方向)に沿って平らに形成されると共に、後部ドア3の側面部3aに合わせて曲げ加工され、その側面部3aに沿って略前後方向に延設される。ドアヒンジ部42は、前端部にヒンジピン43を挿通するための軸孔42bと、後端部および略中央部に穿設されたボルトを設置するための貫通孔42cと、ボルトを位置決め可能に設けるための貫通孔42dとを有する。ドアヒンジ部42は、回動支持部41bの車外側に配置されて、後部ドア3の開閉時に、後部ドア3と一体にヒンジピン43を中心として回動するようになっている。
ヒンジピン43は、例えば、ヒンジ基部41とドアヒンジ部42とを回動自在に連結するためのリベット形状の金属軸部材からなる。なお、ヒンジピン43は、例えば、ヒンジ4に注油を不要にするために、含油樹脂や含油焼結金属等からなるブッシュを嵌合してメンテナンスフリーにしてもよい。
≪ルーフモールの構成≫
ルーフモール6は、図4に示すように、ヒンジ基部41およびモール取付用クリップ5を覆って、モヒカン溝部2cを閉塞して隠蔽するための蓋部材である。ルーフモール6は、そのモヒカン溝部2cの開口部の形状に合わせて形成された略板状のゴム材料または合成樹脂によって主に形成されている。ルーフモール6は、モヒカン溝部2cの開口部全体を1部材で閉塞するように、ルーフ部2bの前端から後端の縁まで車両1の前後方向に沿って均一の横幅で前後方向に細長く形成されている。
ルーフモール6は、断面が扁平な略C字状に形成された樹脂部材62と、この樹脂部材62の下側内面に装着される金属製平板を折曲形成してなる補強用部材61と、から構成されている。ルーフモール6は、モヒカン溝部2cの開口部近傍(段差部付近)の側壁に圧接するリップ部6aと、モール取付用クリップ5のモール結合部5bが装着される係合部6bと、を有している。ルーフモール6は、係合部6bにモール取付用クリップ5のモール結合部5bを装着して、モール取付用クリップ5とヒンジ4の固定部41aを固定部材7で車両本体2に固定することによって車両本体2に取り付けられる。
<モール取付用クリップの構成>
図4に示すように、モール取付用クリップ5は、ルーフモール6を固定部材7によって車両本体2のモヒカン溝部2c内に固定するに使用される間接的な固定具であり、固定した際に、車外から固定部材7を視認できないように組み付けられる。このモール取付用クリップ5は、図2に示すように、上側部位に形成されるモール結合部5bおよび弾性突出部5cと、下方部位に形成される平板状の底板部5dと、この底板部5dとモール結合部5bとの間の中間部位に形成される中空部5fと、を一体形成してなる。このモール取付用クリップ5は、弾性を有する硬質ゴムや合成樹脂等によって、背面視して略コ字状に形成してなる。
次に、図2を参照しながらモール取付用クリップ5の各部について、順に説明する。
モール結合部5bは、略C字状の係合部6b内に左右端部を係止するようにして圧入してルーフモール6に装着される平板状の部分である。このモール結合部5bは、固定部材7をモール取付用クリップ5内に挿入する際に、窓5e側を上側に引き上げれば、上方向に反り曲がって固定部材7の取付け作業が容易に行えるようになっている。
弾性突出部5cは、そのモール結合部5bの前後側面の車幅方向の一端部から他端部側に斜めに突設した略棒状の部材であって、係合部6bに挿入された際に、その係合部6bの内側端部に圧接してガタツキなく弾性保持される。
底板部5dは、固定部材7の雄ねじ部7aが螺合される嵌合孔5aを穿設するための部分であり、モール取付用クリップ5の底面部に形成された水平な厚板状部分である。この底板部5dは、嵌合孔5aと固定孔41dを一致させた状態で、固定部41aの上面に載置される。
窓5eは、固定部材7の挿入口となる部分であり、その底板部5dとモール結合部5bとの間に形成されて、ルーフ部2b中央側および前後側に向けて開口している。
モール結合部5bと底板部5dとの間には、中空部5fが形成されて、モール結合部5bを変形させてルーフモール6を組み付け易くしている。中空部5fは、モール結合部5bと底板部5dとを連結する側壁に囲まれている。側壁の車幅方向の中央に窓5eが形成されている。
[作用]
次に、本発明の実施形態に係る車両1の後部構造の作用を組み付け手順と共に説明する。
図2に示すように、後部ドア3を車両本体2の後部2aに取り付ける場合、まず、ヒンジ4のヒンジ基部41と、ドアヒンジ部42とをヒンジピン43によって回動自在に連結する。
次に、固定部材7の締結部7c(図4参照)を、ヒンジ基部41の固定孔41d、および車両本体2の設置孔2iに挿入する。
続いて、モール取付用クリップ5の嵌合孔5aを固定部材7の雄ねじ部7aに係合させ、モール取付用クリップ5を固定部41a上に載設する。
そして、固定部材7の締結部7cを車両本体2にナットNでねじ止めするによってヒンジ基部41の固定部41aとモール取付用クリップ5とをモヒカン溝部2cの後端底部2gに固定する。
ヒンジ4の固定部41aを車両本体2に固定する固定部材7は、1本の部材によってモール取付用クリップ5も車両本体2に固定されるため、固定部材7の本数および組付工数を削減して、作業効率を向上できる。
その固定部材7の頭部7bは、モール取付用クリップ5の下側に設置されて隠れた状態に配置されるので、外部から視認できなくなると共に、モール取付用クリップ5で覆われた状態に設置されることによって、外部と接触しないため、耐久性を向上させることができる。
次に、ルーフモール6の係合部6bの左右一端部を上方からモヒカン溝部2cに嵌合するようにして弾性突出部5cおよびモール結合部5bの右側、左側の順に圧嵌させて、ルーフモール6をモール取付用クリップ5に固定する。そして、ルーフモール6は、モール取付用クリップ5を介して車両本体2にワンタッチで取り付けることにより、モヒカン溝部2cの開口部を閉塞する。
すると、図3および図4に示すように、ルーフパネルRとサイドパネルSの溶接部や固定部材7やモヒカン溝部2cやヒンジ基部41やドアヒンジ部42の前端部分が、ルーフモール6によって隠蔽されて外部から見えなくなり、車両1のルーフ部2b(図1参照)の外観性が向上される。
ルーフモール6の上面は、図4に示すように、ルーフパネルRおよびサイドパネルSの上面と面一に設置されることにより、ルーフ部2bの外観に合わせたデザイン形状にすることができるため、美観性を向上させることができる。
次に、ドア開口部2dの縁に、オープンステー(図示せず)のピストンロッドを回動自在に設置する。そして、オープンステーのチューブシリンダを後部ドア3の側面部3aに回動自在に取り付ける。
次に、図1および図2に示すように、後部ドア3を開けた状態で、ボルト(図示せず)をドアヒンジ部42の貫通孔42c,42dに挿通して後部ドア3に螺合し、この後部ドア3をヒンジ4に仮止めして、後部ドア3の取り付け位置を調整および位置合わせをする。その後、固定ボルト(図示せず)をしっかりと本締めして、ドアヒンジ部42を後部ドア3に固定する。
このようにして車両本体2および後部ドア3に取り付けられたヒンジ4は、図5に示すように、固定部41aと回動支持部41bとを連結部41cを介在して前後方向に離間して配置しているので、ヒンジ基部41の車幅方向の幅W1を短くすることができる。そのため、車両1の後部2aにおいて、モヒカン溝部2cの幅W4を広げる必要がない。
その結果、図2および図4に示すように、ヒンジ基部41が設置されるモヒカン溝部2cの幅W4とルーフモール6の幅W3とを狭く形成することができる。これにより、モヒカン溝部2cおよびルーフモール6の全体を均一の幅W2,W3に形成することができるようになる。このため、モヒカン溝部2cにおいて、ヒンジ4上を覆うカバー部材700(図6参照)を使用せずに、1つのルーフモール6でモヒカン溝部2c全体を閉塞することができる。その結果、部品点数および組付工数が削減できる。
また、図3に示すように、ドアヒンジ部42が、回動支持部41bの車外側(後側)に配置されていることによって、ドアヒンジ部42の支持スパンを大きくすることができるため、ヒンジ4による後部ドア3の保持力および剛性を向上させることができる。
次に、図3を参照しながら後部ドア3を開閉した場合について説明する。
図3に示すように、後部ドア3を開けると、後部ドア3およびドアヒンジ部42は、車両本体2の後部端部に配置されたヒンジピン43を中心として矢印A方向に一体となって回動して開く。このとき、後部ドア3は、オープンステー(図示せず)によって、ゆっくりと開放される。
そして、後部ドア3の上端のパーティングPもヒンジピン43を中心に矢印A方向に回動する。このとき、パーティングPは、ヒンジピン43から後方側に距離L2離れた位置に配置されていることにより、回動軌跡がルーフ部2b(図1参照)の天井面上になるため、車両本体2と全く干渉しないで回動する。
車両本体2のモヒカン溝部2cの後端底部2gから上方向に突出した回動支持部41bの高さHを低くすることが可能となる。したがって、モヒカン溝部2cの後端底部2gからルーフ部2bの天井面までの高さ、すなわち、モヒカン溝部2cの深さH2を浅くすることができる。
その結果、このような深さの浅いモヒカン溝部2cであっても、後部ドア開閉用のヒンジ4を溝内に設置することが可能になる。
そして、車両本体2の後部2aは、デザインやドア開口部2dの寸法の設定に自由度が生まれ、余裕を持った設定が可能となる。
図3に示すように、後部ドア3を矢印B方向に回動して、ドア開口部2dを閉める。このとき、ドアヒンジ部42は、ドアヒンジ部42の表裏面の延在方向(せん断方向)に回動して、後部ドア3の回動方向に略一致していることにより、後部ドア3の開閉による力がドアヒンジ部42の表裏の面方向にかかる。
そして、ヒンジ基部41の回動支持部41bは、固定部41aから連結部41c、軸筒部41fへと厚さが除々に厚くなって強度がある。
このため、ヒンジ4は、後部ドア3の開閉方向に対して強度があり、剛性が大幅に向上されて、ヒンジ基部41およびドアヒンジ部42を小型化することができる。
なお、本発明に係る車両の後部構造は、前記実施形態に限定されるものではなく、その技術思想の範囲内で種々の改造および変更が可能であり、本発明はこれら改造および変更された発明にも及ぶことは勿論である。
本発明の実施形態に係る車両の後部構造を示す図で、車両の後部の分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る車両の後部構造を示す図で、後部ドアの取り付け状態を示す要部拡大分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る車両の後部構造を示す図で、ヒンジ手段の取り付け状態を示す拡大要部断面図である。 図3の矢視線X−X方向断面図である。 本発明の実施形態に係る車両の後部構造を示す図で、ヒンジ手段のヒンジ基部の拡大斜視図である。 従来の車両の後部構造を示す図面で、後部ドアを開放したときの状態を示す要部拡大分解斜視図である。
符号の説明
1 車両
2 車両本体
2a 後部
2c モヒカン溝部
2g 後端底部
3 後部ドア
4 ヒンジ(ヒンジ手段)
6 ルーフモール
7 固定部材
41 ヒンジ基部
41a 固定部
41b 回動支持部
41c 連結部
42 ドアヒンジ部
R ルーフパネル
S サイドパネル
T1 回動支持部の車幅方向の厚さ
W1 固定部の車幅方向の幅

Claims (8)

  1. 車両の後部に後部ドアを備える車両の後部構造であって、
    前記後部ドアは、上端をヒンジ手段によって車両本体に回動可能に支持され、
    前記ヒンジ手段は、前記車両本体のルーフパネルとサイドパネルとの接合部となるモヒカン溝部に設けられるヒンジ基部と、前記ヒンジ基部に回動自在に支持され前記後部ドアに取り付けられるドアヒンジ部と、を有し、
    前記モヒカン溝部は、断面視して上方に開口する凹部状に形成されて、当該モヒカン溝部の車幅方向の幅が均一な状態で前記ルーフパネルの前端から後端まで車両前後方向に沿って延設されると共に、当該モヒカン溝部の開口部全体が一つのルーフモールによって覆われ、
    前記ヒンジ基部は、車幅方向に延在して形成され前記モヒカン溝部の底部に固定される固定部と、前記固定部後部から上下方向に延在して形成され前記ドアヒンジ部を上下方向に回動自在に支持する回動支持部と、前記固定部と前記回動支持部との間に形成された連結部と、を一体形成してなると共に、前記ルーフモールによって覆われ、
    前記固定部には、該固定部を前記モヒカン溝部に固定する固定部材が挿入される固定孔が設けられ、
    前記回動支持部には、前記ドアヒンジ部を回動自在に軸支するヒンジピンが挿入される軸孔が設けられ、
    前記固定部の前記固定孔と前記回動支持部の前記軸孔とは、前記連結部を介して車両前後方向に離間して並べて配置され、
    前記回動支持部が形成された部位の前記ヒンジ基部全体の車幅方向の厚さは、前記固定部の車幅方向の幅より小さく設定され、
    前記ドアヒンジ部は、前記回動支持部の車幅方向側方に連続して配置されていることを特徴とする車両の後部構造。
  2. 前記回動支持部は、車幅方向の厚さが、前記固定部の車幅方向の幅より小さく設定されていることを特徴とする請求項1に記載の車両の後部構造。
  3. 前記固定部と、前記回動支持部と、前記連結部は、一体形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両の後部構造。
  4. 前記固定部は、固定部材によって前記モヒカン溝部に固定され、
    前記モヒカン溝部に設けられるルーフモールは、前記固定部材を介して車両本体に固定されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の車両の後部構造。
  5. 前記ドアヒンジ部は、前記回動支持部の車外側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載された車両の後部構造。
  6. 前記ルーフモールは、モール取付用クリップが装着される係合部を有し、
    前記モール取付用クリップは、前記係合部に係止されるモール結合部と、前記固定部材に係合される固定部材係合部と、を備えていることを特徴とする請求項1に記載の車両の後部構造。
  7. 前記固定部材は、フランジ形状の頭部と、この頭部の上側に突設された前記固定部材係合部に係合する突出部と、前記頭部の下側に突設されて前記固定孔に挿入して前記車両本体に固定される締結部と、を備えていることを特徴とする請求項6に記載の車両の後部構造。
  8. 前記ルーフモールの車幅方向の幅は、車両前後方向に沿って前記車両のルーフ部の前端から後端まで均一に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両の後部構造。
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