JP4494919B2 - 電極触媒及びその製造方法、並びに、燃料電池 - Google Patents
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Description
しかしながら、合金化された触媒から合金化されていない金属等を除去するだけでは、過酸化物のラジカル分解を完全に抑制することは困難である。そのため、従来の方法による合金触媒では、実用上十分な耐久性を有する燃料電池が得られない場合がある。
また、本発明が解決しようとする他の課題は、触媒粒子からの金属イオンの溶出が少ないだけでなく、過酸化物のラジカル分解を抑制し、これによって電解質の劣化を抑制することが可能な電極触媒及びその製造方法、並びに、これを用いた燃料電池を提供することにある。
また、本発明に係る電極触媒の製造方法は、Pt及び金属M(但し、Mは、遷移金属元素、III族元素、及び、希土類元素から選ばれる少なくとも1以上)を含む合金を得る合金化工程と、前記Ptと合金化されていない前記金属M又はその化合物を含む前記合金と、0.5M以上1.0M以下のリン酸イオンを含む溶液とを接触させ、前記合金表面に含まれるリンの含有量が0.10at%以上である電極触媒を得るリン酸塩化工程とを備えていることを要旨とする。
さらに、本発明に係る燃料電池は、本発明に係る電極触媒を用いたことを要旨とする。
Ptと合金化せず、かつ、リン酸塩又はフッ化物としても固定されていない金属M(以下、これを「余剰金属M」という。)を含む電極触媒を、例えば固体高分子型燃料電池に使用すると、使用中に金属Mがイオンとなって溶出し、電解質膜のイオン伝導度を低下させたり、あるいは、過酸化物をラジカル分解させる原因となる。従って、余剰金属Mの含有量は、少ないほど良い。合金中に含まれる余剰金属Mの量は、具体的には、0.1at%以下が好ましく、さらに好ましくは、0.05at%以下である。
これらの中でも、金属Mは、Fe、Ni、Co、Cr、Mn、Ti、Ag、Ce、La、Y、及び、Alから選ばれる少なくとも1つが好ましい。これらの金属Mは、Ptと合金化させたときに触媒活性を向上させるだけでなく、これらのリン酸塩及びフッ化物は、いずれも、難溶性であり、かつ、過酸化物をラジカル分解させることなく、直接、水と酸素に分解させる作用(イオン分解作用)がある。
(1)白金塩と担体とを水中に分散させ、
(2)必要に応じ、これに還元剤を加えて蒸発乾固させ、さらに、
(3)還元雰囲気下で熱処理すること、により得られる。
還元剤は、白金イオンを還元するためのものであり、一般に、アルコール、ヒドラジン水溶液が用いられる。
さらに、熱処理条件は、担体表面に吸着した白金塩が還元される条件であればよい。一般には、水素雰囲気下において200℃で2時間程度還元処理する。
(1)Pt担持カーボンと金属Mの塩を水中に分散させ、
(2)これにアンモニア水を加えてpH10に調整し、担体表面に金属Mの水酸化物を沈殿させた後、担体を濾過し、
(3)得られた担体を不活性雰囲気下において熱処理すること、により得られる。
また、アンモニア水は、不要なアニオンを除去するために添加する。金属Mの塩を分散させた溶液にアンモニア水を加え、溶液をアルカリ性(OH−イオンの多い状態)にすると、金属Mが難溶性の水酸化物として沈殿し、Pt担持カーボンの表面に担持される。不要なアニオン(例えば、硝酸イオン)は、そのまま溶液中に残るので、その後に溶液を濾過すれば、不要なアニオンを除去することができる。なお、金属Mの水酸化物を沈殿させるために、他のアルカリ溶液(例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等)を用いると、Pt担持カーボン表面に不要なカチオンが残る場合があるので、好ましくない。
さらに、熱処理条件は、目的とする合金の組成及び金属Mの種類に応じて、最適な条件を選択する。例えば、金属Mの塩として、硝酸鉄を用いる場合、Ar雰囲気下において、900℃で2時間程度熱処理するのが好ましい。
Pt担持カーボンの表面に金属Mの塩を担持させ、これを所定の条件下で熱処理すると、金属Mの一部は、Ptと合金化し、他の一部は、合金化されていない金属M又はその水酸化物若しくは酸化物等の化合物(余剰金属M)となって合金表面に固定される。
また、フッ化物イオン(F−)を含む溶液としては、具体的には、フッ化水素酸(HF)、フッ化アンモニウム(NH4F)水溶液、フッ化ナトリウム(NaF)水溶液、フッ化カリウム(KF)水溶液等がある。
溶液中のリン酸イオン又はフッ化物イオンの濃度は、0.5M以上1.0M以下が好ましい。リン酸イオン又はフッ化物イオンの濃度が0.5M未満であると、溶液中への金属Mの溶出が起こりにくくなり、結果として金属Mのリン酸塩又はフッ化物が析出しにくくなる。一方、リン酸イオン又はフッ化物イオンの濃度が1.0Mを超えると、担体表面に金属Mのリン酸塩又はフッ化物が析出しにくくなる。
また、溶液中に酸化剤を添加すると、余剰金属Mが高原子価イオンまで酸化され、高原子価数のリン酸塩又はフッ化物が生成する。高原子価数のリン酸塩又はフッ化物は、低原子価数のリン酸塩又はフッ化物と比べて難溶性である。例えば、金属MがFeである場合、Fe(II価)のリン酸鉄(Fe3(PO4)2)と、Fe(III価)のリン酸鉄(FePO4)の溶解度は、圧倒的に後者が小さいことが知られている。そのため、金属Mのイオンの溶出による電池性能の低下や、耐久性の低下を抑制することができる。
また、担体は、リン酸イオンを含む溶液又はフッ化物イオンを含む溶液のいずれか一方のみと接触させても良く、あるいは、いずれか一方と接触させた後、さらに他方と接触させても良い。さらに、リン酸イオン及びフッ化物イオンの双方を含む混合溶液と担体とを接触させても良い。担体と、リン酸イオンを含む溶液及びフッ化物イオンを含む溶液とを順次接触させ、あるいは、担体と混合溶液とを接触させると、リン酸塩及びフッ化物の双方が固定された電極触媒が得られる。
M→M2++2e− ・・・(1)
3M2++2PO4 3−→M3(PO4)2 ・・・(2)
M→M2++2e− ・・・(3)
M2++2F−→MF2 ・・・(4)
これに対し、本実施の形態に係る電極触媒は、リン酸イオン又はフッ化物イオンを含む溶液で処理しているので、担体表面に親水基が生成するおそれは少ない。そのため、これを固体高分子型燃料電池の触媒層に用いても、フラッディングが起きるおそれが少ない。
これに対し、本発明に係る電極触媒は、リン酸イオン又はフッ化物イオンを含む溶液で処理することにより、余剰金属Mを難溶性のリン酸塩又はフッ化物として固定しているので、金属Mのイオンが溶出することに起因する電解質膜のイオン伝導度の低下、及び、過酸化物ラジカルの発生を抑制することができる。
余剰金属Mの量が相対的に少ない場合には、上述したリン酸塩化・フッ化工程において、これらを合金表面からほぼ完全に除去し、その一部をリン酸塩又はフッ化物として固定することができる。しかしながら、余剰金属Mの量が相対的に多い場合には、リン酸塩化・フッ化工程のみでは、これらが残留する場合がある。
また、ある種の金属Mのイオンは、過酸化物をラジカルに分解する反応(フェントン反応)を促進させる触媒となるが、これに他の金属イオンが共存すると、その金属イオンが助触媒として機能し、フェントン反応を加速させる場合がある。
そこでこのような場合には、リン酸塩化・フッ化工程の前に、担体の酸処理を行い、余分な余剰金属M、及び/又は、助触媒として機能する他の金属若しくはその化合物を除去するのが好ましい。
例えば、Feイオンは、フェントン反応を促進させる触媒となることが知られている。一方、Pbイオンは、Feイオンの助触媒となり、FeイオンとPbイオンが共存すると、フェントン反応が加速される。この点は、本願発明者らが初めて見いだしたものである。従って、Ptと合金化させる金属MとしてFeを用いる場合には、酸処理工程において、硝酸を用いるのが好ましい。合金を担体に担持させた場合において、硝酸で酸処理すると、担体を親水化させるという欠点はあるが、Pbの酸化物、塩等は、硝酸に可溶である。そのため、合金を担持させた担体を硝酸で処理すると、Pbイオンの溶出に起因する電解質の劣化を抑制することができる。
また、同様の理由から、処理温度は、室温以上が好ましく、処理時間は、2時間以内が好ましい。
また、溶液中に酸化剤を添加すると、金属Mが高原子価イオンまで酸化され、高原子価数の塩が生成し、その一部が合金表面に固定される。このような塩を含む担体とリン酸イオン又はフッ化物イオンを含む溶液とを接触させると、合金の表面に高原子価数のリン酸塩又はフッ化物を形成することができる。
このような方法により得られた電極触媒は、Ptと金属Mの合金を含むので、高い触媒活性を示す。また、余剰金属Mをほとんど含まないので、MEAを作製する際に密着性を阻害することがない。さらに、フェントン反応を加速させる触媒又は助触媒となる金属イオンの溶出が少なく、かつ、固定されたリン酸塩及びフッ化物は、過酸化物のイオン分解作用があるので、これを例えば固体高分子型燃料電池に用いれば、電池性能や耐久性の低下を抑制することができる。
例えば、本発明に係る電極触媒を固体高分子型燃料電池に用いる場合、合金化工程で得られた担体に触媒層内電解質を加えて触媒インクを調製し、これを適当な基材(例えば、ポリテトラフルオロエチレンシート)に塗布して触媒層を形成する。
また、固体高分子型燃料電池の電極は、触媒層のみからなる場合もあるが、触媒層と拡散層の2層構造を取る場合もある。この場合、電解質膜又は拡散層の表面に、直接、触媒インクを塗布し、拡散層を形成しても良い。
また、触媒インクに含まれる電極触媒と触媒層内電解質の比率は、特に限定されるものではなく、電極触媒及び触媒層内電解質の種類、用途等に応じて最適な比率を選択する。
リン酸イオン(PO4 3−)を含む電解液としては、具体的には、リン酸(H3PO4)水溶液、リン酸アンモニウム((NH4)3PO4)水溶液、リン酸ナトリウム(Na3PO4)水溶液、リン酸カリウム(K3PO4)水溶液等がある。
また、フッ化物イオン(F−)を含む電解液としては、具体的には、フッ化水素酸、フッ化アンモニウム(NH4F)水溶液、フッ化ナトリウム(NaF)水溶液、フッ化カリウム(KF)水溶液等がある。
電解液中のリン酸イオン又はフッ化物イオンの濃度は、特に限定されるものではなく、金属Mの種類、電極触媒に要求される特性等に応じて、任意に選択することができる。
(1)基材表面に形成された触媒層のみ、
(2)MEA(すなわち、電解質膜+触媒層(+拡散層)の接合体)、
(3)単セルが数セル積層されたモジュール、
(4)単セルが多数層積層された電池セルスタック、
のいずれであっても良い。
但し、モジュールあるいは電池セルスタックの状態で電気分解する場合、配管等の金属材料の腐食によるイオンコンタミに注意する必要がある。
対極として、不溶性のカーボンや貴金属を用いる場合、通電方法は、一定時間、アノード分解させる方法が好ましい。
一方、対極として、触媒層等を用いる場合には、通電方法は、交互に電流の向きを入れ替えるPR通電、あるいは、交流通電が好ましい。PR通電又は交流通電を行うと、1度に2枚(又は、2組)の触媒層の処理が行えるので、効率的である。
通電治具には、通電時にイオンが溶出しないもの、又は、イオンが溶出しても、溶出したイオンが電池性能を低下させないもの、を用いるのが好ましい。通電治具の材質としては、具体的には、カーボン、Pt、Au等の貴金属、Ti等が好適である。
この方法は、上述した第1及び第2の実施の形態に係る方法に比べて、積極的に難溶性のリン酸塩又はフッ化物を形成する方法であり、溶液中に酸化剤を添加する必要もなく、短時間で処理を行える利点がある。
例えば、Pt微粒子を担体に担持させることなく使用する場合、上述したPt担持工程を省略し、合金化工程において、Pt担持カーボンに代えてPt微粒子を用いて、Pt微粒子と金属Mとを合金化し、これを次工程に供すればよい。
また、例えば、薄膜状の電極触媒を用いる場合、上述したPt担持工程に代えて、適当な基材(例えば、カーボンペーパ、カーボンクロス等からなる拡散層)の表面にPt薄膜を形成し、かつ、上述した合金化工程に代えて、Pt薄膜の表面に金属Mの塩を塗布・散布し、熱処理によってこれらを合金化し、これを次工程に供すれば良い。
(比較例1)
20wt%Pt/C 5gを0.5gのFeイオンを含む硝酸鉄水溶液中に分散させた。これに、アンモニア水を添加してpH10に調整し、常温で3時間攪拌を行い、Pt/C表面にFeを担持させた。次いで、溶液を濾過し、担体を真空乾燥させた。さらに、担体を、Ar雰囲気中において、900℃で2時間熱処理し、PtFe合金触媒を得た。
比較例1で得られた電極触媒0.5gを、1M硝酸水溶液0.2リットルに分散させ、室温で2時間攪拌を行った(溶液(B))。次いで、この溶液(B)を濾過した後、pH7となるまで水洗し、電極触媒を得た。
比較例1で得られた電極触媒0.5gを1Mリン酸水溶液0.2リットルに分散させ、室温で2時間攪拌を行った(溶液(C))。次いで、この溶液(C)を濾過した後、pH7となるまで水洗し、電極触媒を得た。
比較例2で得られた電極触媒0.5gを1Mリン酸水溶液0.2リットルに分散させ、室温で2時間攪拌を行った(溶液(D))。次いで、この溶液(D)を濾過した後、pH7となるまで水洗し、電極触媒を得た。
酸洗を行わなかった比較例1に比べ、硝酸で酸洗した比較例2及びリン酸で酸洗した実施例1は、Feの組成比が少なく、Ptの組成比が大きい。これは、合金化されていないFeが溶出し、Pt表面が現れていることを示す。また、実施例1においては、Pが少量検出された。これは、酸処理中に沈殿した難溶性のリン酸鉄が触媒中に含まれているためと考えられる。
(実施例3)
リン酸水溶液のみで洗浄した電極触媒(実施例1)を、ナフィオン(登録商標)溶液(デュポン社製)に混合して、触媒インクを作製した。この触媒インクを、それぞれ、電極面積1cm2当たりPt量が0.5mgとなるようにナフィオン(登録商標)膜の一方の表面に塗布して、空気極の触媒層を形成した。
また、合金化処理を行っていない白金担持カーボン(30wt%Pt/C)をナフィオン(登録商標)溶液(デュポン社製)に混合して、触媒インクを作製した。この触媒インクを、電極面積1cm2当たりPt量が0.15mgとなるようにナフィオン(登録商標)膜のもう一方の表面に塗布して、燃料極の触媒層とした。
得られた電解質膜−触媒層接合体(MEA)をホットプレスした後、拡散層となるカーボンクロスとともに13cm2セルにセットし、固体高分子型燃料電池セルを得た。
硝酸水溶液のみで洗浄した電極触媒(比較例2)を用いて空気極側の触媒層を作製した以外は、実施例3と同一の手順に従い、固体高分子型燃料電池セルを作製した。
図1に、電流密度1.2A/cm2における電池電圧を示す。図1より、比較例3の電池セルに比べ、実施例3の電池セルの方が、電池電圧が12%大きいことが分かる。これは、リン酸の酸化力が硝酸に比べて弱いため、実施例3の電池セルは、比較例3の電池セルに比べて、触媒中のカーボン表面の酸化に伴う親水基の生成、及び、これによる触媒層の親水化が抑制され、これによって高電流領域におけるフラッディングが緩和されたためと考えられる。
(比較例4、5、実施例4)
比較例1、比較例2、及び、実施例1で得られた電極触媒を、それぞれ、空気極側の触媒層に用いたMEA(それぞれ、比較例4、比較例5、及び、実施例4)を作製し、暴露試験を行った。
なお、MEAは、以下の方法により作製した。すなわち、比較例1、2、及び、実施例1で得られた電極触媒をそれぞれナフィオン(登録商標)溶液(デュポン社製)に混合して触媒インクを作製した。この触媒インクを、電極面積1cm2当たりPt量が0.5mgとなるようにナフィオン(登録商標)膜の一方の表面に塗布して、空気極の触媒層を形成した。得られたMEAをホットプレスした後、13cm2セルにセットし、空気極のみに触媒層を形成したセルを作製した。
また、図2より、実施例1の電極触媒を用いたMEA(実施例4)は、比較例4のMEAに比べて、フッ素イオンの溶出速度が、燃料極側では88%、空気極側では82%、全体では85%減少していることが分かる。これは、リン酸処理によって余分な鉄が除去されたことに加えて、鉄の一部がリン酸鉄となって触媒表面に沈殿し、このリン酸鉄が過酸化水素のイオン分解を促進し、過酸化物ラジカルの発生を抑制したためと考えられる。
また、本発明に係る燃料電池は、車載用動力源、定置型小型発電器、コジェネレーションシステム等に適用することができる。
Claims (5)
- Pt及び金属M(但し、Mは、遷移金属元素、III族元素、及び、希土類元素から選ばれる少なくとも1以上)を含む合金と、
前記合金表面に固定された、前記金属Mのリン酸塩とを備え、
前記合金表面に含まれるリンの含有量が0.10at%以上である電極触媒。 - 前記金属Mは、Fe、Ni、Co、Cr、Mn、Ti、Ag、Ce、La、Y、及び、Alから選ばれる少なくとも1つである請求項1に記載の電極触媒。
- Pt及び金属M(但し、Mは、遷移金属元素、III族元素、及び、希土類元素から選ばれる少なくとも1以上)を含む合金を得る合金化工程と、
前記Ptと合金化されていない前記金属M又はその化合物を含む前記合金と、0.5M以上1.0M以下のリン酸イオンを含む溶液とを接触させ、前記合金表面に含まれるリンの含有量が0.10at%以上である電極触媒を得るリン酸塩化工程とを備えた電極触媒の製造方法。 - 前記溶液と接触させる前に、前記合金と酸とを接触させ、少なくとも前記Ptと合金化されていない前記金属M又はその化合物の一部を除去する酸処理工程をさらに備えた請求項3に記載の電極触媒の製造方法。
- 請求項1又は2に記載の電極触媒を用いた燃料電池。
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