JP4494419B2 - コンテンツサーバ及びコンテンツサービスシステム - Google Patents

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    • H04W80/10Upper layer protocols adapted for application session management, e.g. SIP [Session Initiation Protocol]

Description

本発明はコンテンツサーバ及びコンテンツサービスシステムに関し、特に無線通信エリア内に在圏する携帯端末をトランシーバ(PTT;Push to Talk) のように使用できるPoC (Push to talk over Cellular) サービスを提供するPoCサーバ及びPoCサービスシステムに関するものである。また、さらに本発明はIPネットワークを介した音声会議やテレビ会議等の会議サービスを提供する会議サーバ及び会議システムに関するものである。
近年における携帯電話機の普及により、従来の1対1音声通話サービスに加えて画像や動画等を転送する高速データ通信等の新たなサービスに対する要求が増大してきている。3GPP (the 3th Generation Partnership Project) が基本仕様を作成するPoCサービスもそのような新たなサービスの1つとして普及が期待されている(非特許文献1参照)。
図1には、PoCサービスを提供する移動通信システムの一例を示している。ここでは、PoC対応端末として、図中の右上に拡大して示すようなPTTボタン付きの携帯電話機を使用する。PoC対応端末を用いると、トランシーバのように、PTTボタンを押下して同一グループ内の複数の相手に話しかけることができ、またPTTボタンを開放して当該相手からの話を聞くことができる。
図1において、PoCサービスを提供する電気通信事業者は、IPパケット通信リンク無線網から成る事業者ネットワーク2内にPoCサーバ1を設置している。各無線エリア3及び4内に在圏するPoC対応端末A及びBを使って参加したいグループの番号(特番)をダイヤルすると、PoC対応端末A及びBは先ずIPパケット通信リンク無線網との間の通信リンクを確立し、次にその網を利用してPoCサーバ1のSIP(Session Initiation Protocol)制御部11との間でSIPプロトコルによる通信リンクを確立する。
通信リンク確立後、例えばPoC対応端末AのユーザAがPTTボタンを押下して発言すると、その発信音声がRTP(Real-time Transport Protocol)パケットに変換されてPoCサーバ1に送信される。PoCサーバ1は、RTPブリッジ部12を介して、受信したRTPパケットをPoC対応端末Aと同一グループに属するPoC対応端末B及びCにマルチキャストする。この場合、本例のPoC対応端末Cは、無線通信が可能なエリア外(圏外)に位置するため前記RTPパケットを受信することができない。
ところで、上述したPoCサーバ及びPoCサービスシステムの仕組みは、ネットワークを介した音声会議システムやテレビ会議システムにも同様に適用できる。この場合には、複数の会議端末がIPネットワーク内の会議サーバにアクセスし、会議サーバがある会議端末から送信された音声情報や画像情報を含むRTPパケットを受信すると、それを同一会議に参加する他のユーザの会議端末へマルチキャストする。
3GPP TR 23.979 v0.4.0 (2004−05)
上記の例で示したように、通常のPoCサービスでは、例え一時的であっても圏外にあるPoC対応端末Cのユーザだけが同一グループ内に通報される情報を取得できないという問題があった。このことは、PoCサービスが本来提供すべき同一グループにおける参加ユーザからの発言情報をリアルタイムで互いに共有できるという利便性とそのサービス品質とを著しく低下させるものであった。
この場合、PoCサーバ1が同一グループ内に通報すべき音声情報等を蓄積し、PoC対応端末Cが無線エリアに入った後にその音声情報等を再生して通知することも考えられる。しかしながら、それにはPoCサーバ1に複数ユーザからのデータをその都度蓄積していく大容量記憶装置を用意する必要があり、その結果PoCサービスの提供コストが上昇するという問題があった。
同様のことが、上記の会議システムにも当てはまる。すなわち、会議中のユーザが一時的でも離席する場合や途中から会議に参加する場合等に、その間にやりとりされる情報を的確に入手できないという問題があった。そのため、個々のユーザ端末に配信されるストリーミング情報を自発的に記録するか、又は会議サーバ側で会議開催期間中のすべてのストリーミング情報を記録しておく必要があった。
しかしながら、前者の場合はユーザ側に煩雑な記録操作を強要し、さらにユーザ側で会議内容を記録すると秘密情報の漏洩等を招く恐れがあることからセキュリティ上好ましくないという問題があった。また、後者の場合には会議サーバ側で会議毎の大きなログエリアを用意しなければならず、特にテレビ会議のように音声・画像データを含むデータ量の大きな情報を記録する場合には会議サービスの提供コストが上昇するという問題があった。
そこで本発明の目的は、上記問題点に鑑み、PoCサーバや会議サーバ等を含むコンテンツサーバに、複数ユーザからの音声・画像データ等を蓄積再生する手段と、さらに各ユーザの状態管理内容に基づいてその蓄積データの削除/更新等を適宜実行する手段とを設けることで、コンテンツサービスにおける同一グループや会議室内で参加ユーザからの情報が確実に共有され、且つそれを妥当なコストで提供し得るコンテンツサーバ及びコンテンツサービスシステムを提供することにある。
本発明によれば、所定のグループに参加した通信可能状態にある複数ユーザからのメディア情報を前記グループ毎に記録する記録部と、前記参加ユーザの各々の通信可能/通信不可能状態を所定時間毎に検出する検出部と、前記検出部が前記参加ユーザの状態を全て通信可能状態にあることを検出すると、その検出以前に前記記録部に記録されたメディア情報から必要性の有無の確認が行われているものを削除する削除部と、を有するコンテンツサーバが提供される。ここでのコンテンツは、音声、画像、映像、テキスト、プログラムデータ等の種々のメディア情報を含む。
前記削除部は、前記参加ユーザの全てがそのグループに参加しなくなったときに、当該グループからのメディア情報を前記記録部から削除する。この場合、前記削除部は、前記検出部が通信不可能状態になったユーザを検出してその通信不可能状態が所定時間継続したユーザを、前記グループに参加しなくなったものとみなす。また、コンテンツサーバは、前記検出部が通信不可能状態になったユーザが再び通信可能状態になったことを検出すると、前記記録部から当該ユーザの通信不可能状態から再び通信可能状態になるまでの間に記録したメディア情報を抽出する抽出部と、前記抽出部が抽出したメディア情報を前記再び通信可能状態になったユーザにのみ送信する送信部と、を有する。前記検出部は、通信可能状態にあるユーザ自身が設定できる一時的通信不可能状態をさらに検出し、前記一時的通信不可能状態は前記通信不可能状態と同じ処理がなされる。
コンテンツサーバは、さらに前記抽出部が抽出したメディア情報を前記再び通信可能状態になったユーザに提示してその情報取得の選択肢を与え、当該ユーザが選択した情報のみを前記送信部に送信させる選択部、を有し、また前記ユーザに対して付加的なサービス及びその選択枝を提供するウェブ制御部を有する。前記付加的なサービスは、前記ユーザに対する参加グループの選択、記憶したメディア情報の選択送信、又は通信可能/通信不可能状態の通知、を含む。さらに、前記検出部が前記参加ユーザを検出すると、その参加グループの他のユーザに対して当該グループへの参加を要請する参加要請部を有する。コンテンツサーバは、PoC蓄積サービス又はテレビ会議サービスを提供する。
また本発明によれば、通信網と、コンテンツサーバと、加入データベースと、所定のグループに属する複数の端末とで構成するコンテンツサービスシステムであって、前記加入データベースは、前記端末のユーザに対するコンテンツサービスへの加入状態を前記グループ毎に管理し、前記コンテンツサーバは、前記端末の通信不可能状態時におけるメディア情報を前記グループ毎に記憶し、当該端末が再び通信可能状態になった時にその通信不可能状態から再び通信可能状態になるまでの間に記録した前記メディア情報を、その端末にのみ送信してから削除するコンテンツサービスシステムが提供される。
前記コンテンツサービスシステムは、さらにウェブサーバを有し、前記ウェブサーバは、そのウェブ制御機能を用いて前記コンテンツサービスに対する付加サービスの提供、その選択枝を前記端末に提供する。前記付加サービスには、参加するグループの選択、記憶したメディア情報の選択送信、又は通信可能/通信不可能状態の通知、が含まれる。
前記コンテンツサービスシステムは、さらにプレゼンスサーバを有し、前記プレゼンスサーバは、前記端末の通信可能/通信不可能状態を管理し、前記コンテンツサーバは、前記プレゼンスサーバからの前記通信可能/通信不可能状態の変更通知、又は前記プレゼンスサーバにした前記通信可能/通信不可能状態の問い合わせに対するその応答情報、に基づいて前記コンテンツサービスを提供する。
前記プレゼンスサーバは、前記端末の各々の通信可能/通信不可能状態を所定時間毎に検出して管理する。また、前記コンテンツサーバは、前記グループに参加した端末を検出すると、前記グループの他の端末にそのグループへの参加を通知する。
本発明によれば、グループユーザの在圏や会議参加ユーザの在席が確認できない等の通信不可能状態において通知すべき情報を一時記憶しておくことで、再度ユーザが在圏/在席状態等の通信可能状態になったときに、ユーザ自身がその情報の必要性の有無を確認し、必要な情報だけを該当ユーザだけに再送信することが可能となる。これにより、PoCサービスや会議サーバによる同一グループ内での参加ユーザ同士の情報共有が確実に達成される。
また、本発明によれば、各ユーザの無線エリア在圏/圏外や会議室での在席/離席等の通信可能/通信不可能状態の管理状態に基づいて、前記記憶された通知情報の削除/更新が自動的に実行される。そのため、PoCサーバや会議サーバにおける記憶装置規模の拡大が防止され、サービス品質を維持しながら妥当なサービス運用コストでサービスを提供することが可能となる。本発明は無線LAN等における各種のグループサービスにも同様に適用できる。
一例として、MCUを用いたTV会議システムの場合には、データ量の大きな映像や音声などのすべてのストリーミング情報をMCUにいったん集約し、会議情報を蓄積する会議ログ機能と会議に参加するユーザ状態とを連動させることで、会議に参加していない/できない時間帯の会議ログ情報をセキュリティを維持しながら提供することが可能となる。
PoCサービスを提供する移動通信システムの一例を示した図である。 本発明の第1の実施例を示した図である。 加入者管理表の一例を示した図である。 グループ状態表の一例を示した図である。 ユーザ状態表の一例を示した図である。 メディアログ管理表の一例を示した図である。 グループ状態遷移の一例を示した図である。 ユーザ状態遷移の一例を示した図である。 圏外検出フローの一例を示した図である。 参加ユーザの全員が在圏する場合のメディアログ削除シーケンスの一例(1)を示した図である。 参加ユーザの全員が在圏する場合のメディアログ削除シーケンスの一例(2)を示した図である。 図2のPoCサーバ1のより具体的な構成例を示した図である。 図7A及び7Bのメディアログ削除制御フローの一例(1)を示した図である。 図7A及び7Bのメディアログ削除制御フローの一例(2)を示した図である。 圏外ユーザが存在する場合のメディアログ削除シーケンスの一例(1)を示した図である。 圏外ユーザが存在する場合のメディアログ削除シーケンスの一例(2)を示した図である。 図10のメディアログ削除制御フローの一例を示した図である。 本発明の第2の実施例を示した図である。 ウェブ機能を使ったグループ参加シーケンスの一例を示した図である。 グループ参加時における端末表示画面の一例を示した図である。 ウェブ機能を使った圏外からのグループ参加シーケンスの一例を示した図である。 圏外から圏内に移動する端末の表示画面の一例(1)を示した図である。 圏外から圏内に移動する端末の表示画面の一例(2)を示した図である。 本発明の第3の実施例を示した図である。 プレゼンスサーバ内のユーザ状態表の一例を示した図である。 離席の状態を含む状態遷移図の一例を示した図である。 参加ユーザの全員が在席する場合のメディアログ削除シーケンスの一例(1)を示した図である。 参加ユーザの全員が在席する場合のメディアログ削除シーケンスの一例(2)を示した図である。 図19のPoCサーバ1のより具体的な構成例を示した図である。 参加ユーザが圏外となった場合のメディアログ削除シーケンスの一例(1)を示した図である。 参加ユーザが圏外となった場合のメディアログ削除シーケンスの一例(2)を示した図である。 参加ユーザが離席した場合のメディアログ削除シーケンスの一例(1)を示した図である。 参加ユーザが離席した場合のメディアログ削除シーケンスの一例(2)を示した図である。 本発明の第4の実施例を示した図である。 グループ管理表の一例を示した図である。 加入者番号対応表の一例を示した図である。 ユーザ参加時に、他のユーザを強制参加させるシーケンスの一例(1)を示した図である。 ユーザ参加時に、他のユーザを強制参加させるシーケンスの一例(2)を示した図である。 参加要請時における端末表示画面の一例を示した図である。 テレビ会議システムの一例を図式的に示した図である。 本発明の第5の実施例を示した図である。 会議室状態表の一例を示した図である。 ユーザ状態表の一例を示した図である。 会議ログ管理表の一例を示した図である。 会議室状態遷移の一例を示した図である。 ユーザ状態遷移の一例を示した図である。 会議参加手順の一例を示した図である。 会議ログの削除制御フローの一例(1)を示した図である。 会議ログの削除制御フローの一例(2)を示した図である。 離席ユーザを検出したときの処理フロー例を示した図である。 再在席ユーザを検出したときの処理フロー例を示した図である。
図2は、本発明によるPoCサーバ及びそれを用いたPoCサービスシステムの第1の実施例を示したものである。
本例では、PoCサーバ1がPoCユーザ圏外時のメディア情報を記憶(蓄積)し、再び在圏(グループ参加)した時に必要な情報を再生して提供する。その制御のために、PoCサーバ1はグループ状態表101、ユーザ状態表102、メディアログ管理表141を有しており、また外部のユーザデータベース(HSS;Home Subscriber Server)5に加入者管理表501を備えている。ユーザは、参加したいPoCサービス又はPoC蓄積サービスのグループ番号をダイヤルして、所望のグループに参加する。前者のPoCサービスでは同一グループの参加ユーザ間で通常のトランシーバ機能が利用可能となり、また後者のPoC蓄積サービスではさらに自己の圏外時に蓄積された他の参加ユーザの発言内容も再在圏時に聴取可能となる。
図2において、無線網で構築されたIPネットワークの無線エリア3及び4(図1参照)内にあるPoC対応端末A及びBは、図1の事業者ネットワークに対応するIMS (IP Multimedia Subsystem) 2を介してPoCサーバ1のSIP制御部11との間で、SIPプロトコルのSIPメッセージを用いて通信リンクを確立する。
RTP制御部13は、PoC対応端末から受信したRTPパケットを、RTPブリッジ12を介して同一グループの他のPoC対応端末にマルチキャストする。メディアログ管理部14は、データベースにPoC対応端末から受信したRTPパケットのメディア情報を一次記憶し、その記憶内容をメディアログ管理表141で管理する。記憶したメディア情報は、後述する本発明により適宜削除され又は更新される。
PoC制御部10は、SIP制御部11、RTP制御部13、及びメディアログ管理部14と連携し、圏外制御103が上述した管理表501、101、102及び141を使って本発明のPoC蓄積サービスを実施する。また、ユーザデータベース(HSS;Home Subscriber Server )5は、IMS2を介してPoCサーバ1と通信リンクを確立し、PoCサービスやPoC蓄積サービスの加入ユーザ情報をPoCサーバ1に提供する。なお、ユーザデータベース5をPoCサーバ1内部に構築するようにしてもよい。
図3A〜3Dには、上記管理表501、101、102、及び141の一例を示しており、また図4〜6にはそれらに関する状態遷移図又は動作フロー図を示している。
図3Aは、ユーザデータベース5の加入者管理表501の一例を示している。ここでは、登録ユーザA〜EのPoCサービス及びPoC蓄積サービスの加入状態を管理している。例えば、本例のユーザAは、PTT機能が利用できる通常のPoCサービスと、ユーザAが圏外に出てから再在圏するまでの間に他の参加ユーザが発信したメディア内容を再生/取得できるPoC蓄積サービスの双方に加入している。そして、ユーザAは、グループI又はIIに参加することで前記サービスを利用することができる。
図3Bは、グループ状態表101の一例を示している。PoC制御部10は、複数のPoCグループI〜IIIの各々をユーザが誰も参加していない状態である初期状態と、誰か1人でも参加している状態であるグループActive状態の2状態で管理している。本例は、グループIに少なくとも1人のユーザが参加しており、グループII及びIIIにはユーザが誰も参加していないことを示している。
図4には、グループ状態の遷移図を示している。
始めはユーザ全員が未参加であるためグループ状態は初期状態にある。誰か1人でもグループに参加すると、グループ状態は初期状態からグループActive状態に遷移する。グループActive状態時にさらに別のユーザがグループ参加してきても、グループ状態はそのまま変化しない。参加していたユーザ全員がグループを脱退した場合や初期状態に遷移した時にそのグループは初期状態に復帰する。
図3Cは、ユーザ状態表102の一例を示している。
ユーザ状態表102には、PoC蓄積サービスに加入(図3A参照)している各ユーザのグループ参加と、その参加後の在圏か圏外かを知るための各状態及び最後に在圏を確認できた時刻とをユーザ状態表102に記録する。本例では、ユーザAは初期、ユーザBは在圏、ユーザCは圏外、の各状態にあり、ユーザB及びCについては最後に在圏又は圏外を確認できた時刻が記録されている。
図5にはユーザ状態遷移図を、そして図6には圏外検出フローの一例を示している。この圏外検出処理は圏外制御部103が実行する。以下では、図3Cを例に、図5及び6を参照してユーザ状態遷移及び圏外検出処理について説明する。
始めは全てのユーザA〜CがPoC蓄積サービスに未参加であり、本例ではグループIの登録ユ−ザA〜Cを予め初期の状態に設定しておく(図5)。他にも、ユーザ状態表102を空欄にしておいて、ユーザ参加時にその参加ユーザを在圏の状態から表102に順次追加していくようにしてもよい。次に、ユーザA〜Cの各々が例えばグループIの番号にダイヤル発信してグループIに参加する。これにより、参加したユーザA〜Cは在圏の状態に遷移し、クループIはグループActive状態に遷移する(図4参照)。
圏外制御部103は、グループActive状態への遷移を契機に起動され、少なくとも1人の参加ユーザの発言があると、グループ参加員の圏外検出処理を開始する。そのため、SIP制御部11を制御してSIPメッセージであるreINVITEメッセージを参加ユーザのPoC対応端末A〜Cの各々に所定周期で送信する。各PoC対応端末はそれを受信すると、その応答として200OKメッセージを返信する。
タイムアウト時間内にPoC対応端末Bから200OKメッセージを受信したことを確認した場合にはユーザBを在圏の状態に維持する。一方、本例ではPoC対応端末A及びCからの応答がないため、最初のタイムアウトの検出時(初回reINVITE T.O)によってユーザA及びCの状態を圏外に遷移させる(図6のS101及び102)。圏外制御部103は、参加ユーザの圏外を確認すると、圏外ユーザ(ユーザA及びC)が存在することを予め録音してある音声等を用いてグループ員に広報し、ユーザA及びCに対してはそれぞれの圏外タイマ(初回reINVITE T.O後の一定回数のreINVITEメッセージ送信時間)を起動する(同S103及び104)。
圏外制御部103は、その後もユーザA及びCの再在圏を確認するため、PoC対応端末A及びCに対してreINVITEメッセージを圏外タイマ時間内で定期的に送信する(同S105)。なお、トンネル内通過時等のように、例えばPoC対応端末Cが一時的に圏外に移動したような場合には、トンネル通過後に受信したreINVITEメッセージに対する200OKメッセージの返信によってユーザCは再び在圏の状態に遷移(グループ参加)することになる(同S106)。
一方、ユーザAについては圏外状態が圏外タイマ時間以上継続すると、圏外タイマがタイムアウト(T.O)してユーザAは初期の状態に遷移する(図5)。この場合には、ユーザAの圏外タイマが停止され且つユーザAに対するreINVITEメッセージの送信も停止される(同S109)。図3Cのユーザ状態表102には、一例としてこのような圏外検出結果を示している。
図3Dは、メディアログ管理表141の一例を示している。
PoC制御部10は、音声データ、テキストデータ、画像データ等の種々のメディアデータがPoC対応端末から発信される毎に、そのグループ名、発信元、発信時刻、及びメディアデータを記録する。その一方で、不要となったメディアデータは、後述する処理によってメディアデータのみが廃棄され、発信元、発信時刻はログとして保存される。
本例では、グループIの参加ユーザA及びBの発言内容がその発言時刻と伴にメディアログデータベース14にメディアログ情報として逐次蓄積され、後述する所定の条件下でグループIの参加ユーザに対する通知が完了又は通知が不要となったデータファイルが順次削除される。これにより、同一グループユーザ同士の情報共有が確実に達成される。また、メディアログデータベース14の適切な記憶容量サイズ内で、許容し得るサービス品質を維持しながら、妥当なサービス運用コストによるPoCサービスが提供可能となる。これまでの説明を前提に、以下ではより具体的な例を用いて本発明によるメディアログ情報の削除方法を説明する。
図7A及び7Bには、参加ユーザの全員が在圏する場合におけるメディアログ削除シーケンスの一例を示している。また、図8にはPoCサーバ1のより具体的な構成例を、そして図9及び10にはメディアログ削除制御フローの一例を示している。なお、図8では、これまでのPoC制御部10の一部を具体的なグループ管理部、ユーザ管理部及びメディアログ管理部として表している。
図7A及び7Bにおいて、ユーザA〜Cの各々は、PoC蓄積サービスのグループIをダイヤルする。これにより、PSリンクが確立され、次にPoCサーバ1に接続して所望のグループIに参加する(S01及び02)。その際、図8のSIP制御部11は、ユーザがグループ参加する時(初回のINVITE受信時)のメッセージに含まれるユーザ状態の変更指示により、DIAMETER制御部15を介してユーザデータベース5の加入者管理表501を参照する。DIAMETER制御部15は、DIAMETERプロトコルを用いて交換網2(図7A)に含まれるユーザデータベース(HSS)にアクセスする。
ここでは、前記INVITEメッセージのFromヘッダに含まれるユーザ識別子(SIP−URI)に対応する参加ユーザの加入状態を参照することで、ユーザ認証処理を行う。なお、同様の処理でPoCサービスへの新規加入登録が行われる。認証処理が完了すると、SIP制御部11は、次にユーザ管理部に通知してユーザ管理表102の参加ユーザの状態を更新(初期→在圏)する。この場合、グループIには少なくとも1人の参加ユーザが在圏するため、ユーザ管理部は、グループ管理部に通知してグループIの状態を初期状態からグループActive状態に遷移させる。また、ユーザ管理部は、グループに参加しているユーザ全員が脱退または初期状態に遷移した場合、グループ管理部にその旨を通知する。グループ管理部は、これを受けて該当グループをグループActive状態から初期状態に遷移させる。
次に、本例ではユーザCがPoC対応端末CのPTTボタンを押下して発言権を獲得し(S04)、続いてユーザCが発言した内容はPoC対応端末C内部でRTPパケットに変換されてPoCサーバ1に送信される。RTP制御部13は、受信したメディア情報をメディアログ管理部に送信し、メディアログ管理部はそれをメディアログデータベース14に逐次保存(蓄積)すると伴に(S05)、発信元のユーザCとそのグループ、受信時刻、及びログデータファイルの記憶アドレスをメディアログ管理表141(図3D参照)に書き込む。また、RTP制御部13はRTPブリッジ12を制御して、受信したRTPパケットを同一グループ内の参加ユーザA及びBへマルチキャストする。本例では、ユーザBによっても同様の処理が繰り返される(S06及び07)。
圏外制御部103は、メディアログ管理部から蓄積されたメディアデータの存在を通知されると、それを契機に図3C、図5及び図6で説明した圏外検出処理(S08)を開始する。具体的には、圏外制御部103がSIP制御部11に指示して、SIP制御部11が各参加ユーザのPoC対応端末A〜Cに対して所定周期のreINVITEメッセージを送信する。このreINVITEメッセージの送信処理は、グループ管理部からグループIが初期状態に遷移した旨の通知を受けるまで、ユーザ状態が初期以外の各PoC対応端末に対して繰り返し実行される。
本例では、SIP制御部11が、全てのPoC対応端末A〜Cからの200OKメッセージの応答を確認して(S08、S201)、その旨をユーザ管理部と圏外制御部103に通知する。これにより、ユーザ管理部は、ユーザ状態表102における各ユーザA〜Cの在圏の状態を維持すると伴に、確認時刻をその応答受信時刻(最終確認時刻)で更新する(S202)。
一方、圏外制御部103は、更新されたユーザ状態表102の内容と現状のメディアログ管理表141の内容とを比較して以下に示すメディア削除処理を実行する。圏外制御部103は、ユーザ状態表102における各ユーザの最終確認時刻の内で最も古い確認時刻(本例ではユーザCの確認時刻)とメディアログ管理表141の時刻(ファイル書込み時刻)とを比較して、その最も古い確認時刻以前に書き込まれたメディアデータファイルを全て削除(廃棄)するようにメディアログ管理部に要求する。ここでは、全ユーザの在圏確認を条件に、メディアログデータの書き込み時刻のほうがユーザの最終確認時刻よりも古ければ、当該メディアログデータは既に全ユーザに送信されたものとみなしている。メディアログ管理部は、圏外制御部103からの要求に従って該当メディアデータファイルを全て削除する(S203及び204)。
他にも、グループ管理部からグループIが初期状態に遷移した旨の通知を受けると、圏外制御部103はその取得にリアルタイム性が要求されるメディアログデータの再生送信は不要になったとみなして(S205)、メディアログ管理部に対してメディアログデータベース14の当該グループIが保持するメディアログデータを強制的に全て削除(廃棄)するよう要求する。メディアログ管理部は、圏外制御部103からの要求に従って全てのメディアデータファイルを削除する(S206)。これにより、メディアログデータベース14のログエリアには通知に必要なメディアデータのみが記憶される。従って、同一グループユーザ同士の情報共有が確実に達成されると伴に、許容し得るサービス品質及び妥当なサービス運用コストでPoC蓄積サービスが提供可能となる。
図11A及び11Bには、圏外ユーザが存在する場合におけるメディアログ削除シーケンスの一例を示している。また、図12には、図11A及び11Bにおけるメディアログ情報の削除制御フローの一例を示している。なお、ユーザA〜CがグループIに参加するまでのシーケンスは図7AのS01〜03と同様なため図11Aの中には示していない。
本例では、先ずユーザBがPoC対応端末BのPTTボタンを押下して発言権を獲得し(S21)、ユーザBが発言した内容はPoC対応端末B内部でRTPパケットに変換されてPoCサーバ1に送信される。RTP制御部13は、受信したメディア情報の内容をメディアログ管理部に送信し、メディアログ管理部はそれをメディアログデータベース14に蓄積し(S22)、さらに発信元のユーザBとそのグループ、受信時刻、及びログデータファイルの記憶アドレスをメディアログ管理表141に書き込む。そして、受信したRTPパケットは、RTP制御部13の制御によりRTPブリッジ12を経由して同一グループ内の他の参加ユーザA及びCにマルチキャストされる。図7A及び7Bの例と異なり、本例では圏外に移動したユーザAのPoC対応端末AはユーザBからのRTPパケットを受信できない。
ここでも、圏外制御部103がメディアログ管理部から蓄積メディアログデータの存在を通知されると、それを契機に圏外検出処理(S23)を開始する。本例では、図6に示す圏外検出フローS101〜104によってユーザAの圏外が検出され、圏外タイマがタイムアウトするまでユーザ状態表102にユーザAの圏外とその最終確認時刻が書き込まれる。具体的には、SIP制御部11は、ユーザAに最初に送信したreINVITEメッセージに対する応答がなくその応答期間がタイムアウト(初回reINVITE T・O)したことを検出すると、圏外タイマを起動すると伴に、その旨をユーザ管理部と圏外制御部103に通知する。
ユーザ管理部は、SIP制御11からの通知を基にユーザ状態を圏外に遷移させる。また、圏外制御部103は、SIP制御11からの通知によって参加ユーザの初回reINVITEタイムアウトを認知すると、圏外音声部16に予め録音してある「PoCグループに参加していたユーザが圏外状態になったときに再生する音声データ」を、RTP制御13の制御によりRTPブリッジ12を介して参加ユーザに応報する。圏外ユーザがいる限り、図9及び10に示した全ユーザA〜Cの在圏確認を条件とするメディアログ情報の削除シーケンスは実行されない(S24)。
本例では、続いて在圏するユーザCがPoC対応端末CのPTTボタンを押下して発言権を獲得し(S25)、ユーザCの発言内容がメディアログデータベース14に蓄積される(S26)。圏外のユーザAは、ここでもユーザCの発言内容を取得できない。
次に、ユーザAは、その圏外タイマがタイムアウトする前に圏内に移動すると、ユーザAの圏外中にもSIP制御部11から所定周期で送られるreINVITEメッセージをPoC対応端末Aが受信して200OKメッセージで応答する(S27)。SIP制御部11は、ユーザAの再在圏を検出(初回reINVITE T・O後のreINVITE応答確認)して、その旨をユーザ状態管理部と圏外制御部103に通知する。圏外制御部103は、SIP制御11からの通知を受けてユーザAが再び在圏したことを認知し(S301)、図12に示す再在圏加入者検出処理を実行する。なお、ユーザ管理部は、SIP制御11からの通知によりユーザAの状態を在圏に更新するが、それには圏外制御部103から通知される後述の抽出データの送信後に行われる(S305)。
圏外制御部103は、更新前のユーザ状態表102からユーザAの圏外移動時の最終確認時刻を取得し(S302)、それとメディアログ管理表141のメディアログの書き込み時刻と比較して、ユーザAの最終確認時刻以降に蓄積されたメディアログデータを抽出する(S303)。抽出メディアログデータは、ユーザAの圏外中に他のユーザB及び/又はCの発言内容が蓄積されたものであるため、圏外制御部103はメディアログ管理部に対してユーザAに抽出データの送信を要求する。メディアログ管理部は送信要求があったデータをRTP制御部13に送信し、RTPブリッジ12がそれをユーザAにだけ送信する(S28及びS304)。
その後、ユーザ管理部は、ユーザ状態表102をユーザAの在圏とそれを検出した直近の最終確認時刻とに更新する(S305)。以降の処理内容(S306及び307)は、全ユーザA〜Cの在圏確認を条件とする図8のS203及び204と同様である。従って、ユーザAの圏外中に蓄積された他のユーザB及び/又はCの発言内容を含めて、最も古い確認時刻以前のメディアデータファイルは全て削除される(S29)。これにより、圏外ユーザが存在する場合においても、同一グループユーザ同士の情報共有が確実に達成され、且つ許容し得るサービス品質及び妥当なサービス運用コストによってPoCサービスが提供可能となる。
図13は、本発明によるPoCサーバ及びそれを用いたPoCサービスシステムの第2の実施例を示したものである。
本例では、図2のPoCサーバ1の構成に新たにウェブ(Web)制御部17が追加されている。ウェブ制御部15は公知のHTTP (Hyper Text Transfer Protocol) サーバ機能等により実現されるため、PoC対応端末A〜Cの側にはブラウザ機能が要求される。このようなWeb制御機能の導入により、ユーザはGUI (Graphical User Interface) を使ってPoC蓄積サービスに容易に参加可能となり、さらに図11B及び12で示したユーザAが圏外状態から再び在圏状態に戻った時に、圏外中のメディアログデータ再生方法の多様な選択肢をブラウザ上に複数表示させることも可能となる。これにより、PoCサービスのユーザ側における操作性が向上するのに加えて、PoCサービスの品質も向上させることができる。
図14は、ウェブ機能を使ったグループ参加シーケンスの一例を示したものである。また、図15には、PoCサービスのグループに参加する際に表示されるPoC対応端末の表示画面の一例を示している。
図14ではユーザAを例に説明する。PSリンク確立後(図7AのS01参照)、HTTPプロトコルによってPoC対応端末AからPoCサーバ1のウェブ制御部17へアクセスする。これにより、PoC制御部10はグループ状態表101等を参照してユーザAが参加可能なグループ一覧の情報をウェブ制御部17へ通知し、ウェブ制御部17はその情報を、例えばC−HTML ( Compact-Hyper Text Markup Language) 等のHTMLデータに変換してPoC対応端末Aに送信する。PoC対応端末Aはそのブラウザ機能を使って、ユーザAが参加可能なグループ一覧をディスプレイに表示する。
図14の例では、ユーザAが初期の状態においてウェブ操作によって参加可能なグループ一覧がPoC対応端末A上に表示される。例えば、ユーザAがその中からグループIを選択して「決定」をクリックすると、例えばPoCサーバ1側に設けられたCGI (Common Gateway Interface) やサーブレット機能を介してPoCサービスが開始される。他にも、C−HTMLのPHONE TO機能等を使って、グループIの番号に自動的にダイヤル発信してPoC/PoC蓄積サービスが開始されるようにしてもよい。なお、画面右上のアイコンはPoC対応端末Aにおける無線の受信強度を表している。これにより、ユーザAは、所望のグループIを選択してそのPoCグループに参加することができる。この処理は、グループの選択にGUIを使用する以外は、前述した第1の実施例と同様であり、PoC対応端末AとSIP制御部11との間でSIPプロトコルを用いて行われる(図7AのS02参照)。
図16は、ウェブ機能を使った圏外からのグループ参加シーケンスの一例を示したものである。また、図17及び18は、参加ユーザが圏外から圏内に移動する際に、当該ユーザのPoC対応端末上に表示される画面の一例を示している。
図16において、圏外から再びグループ参加したユーザAのPoC対応端末Aは、PoCサーバ1からreINVITEメッセージを受信して200OKメッセージを返信する(S31)。これにより、PoC制御部10内の圏外制御部103は、圏外ユーザAの再在圏状態を検出する。
圏外制御部103は、メディアログ管理部に対して蓄積してあるメディアログの確認を要求し、メディアログ管理部からの確認結果に基づいてウェブ制御部17にログの有無を通知する。ウェブ制御部17は通知された内容をHTMLデータに変換してPoC対応端末Aに送信する。PoC対応端末Aはそのブラウザ機能を使ってログ有無の通知内容をディスプレイに表示する。
図17にはユーザAが圏外中に他の参加ユーザからの発言が無かった場合の表示画面の一例を、そして図18にはユーザAが圏外中に複数の参加ユーザから発言が有った場合の表示画面の一例を示している。図18の場合には、他の参加ユーザの発言内容を取得するか否かの選択肢がユーザAに与えられる。ユーザAは、発言内容が取得要の場合にはその発言番号を選択して「取得」をクリックし、反対に取得不要の場合にはその発言番号を選択して「消去」をクリックする。
図16に戻って、この選択指示内容は、HTTPプロトコルでウェブ制御部15に通知され、PoC制御部10のメディアログ管理部がその指示に従って取得要のメディアデータを再生等してRTP制御部13に送信する。RTP制御部13はRTPブリッジ12を制御してPoC対応端末Aにだけそのメディアデータを送信する。一方、取得不要のメディアデータはメディアログ管理部がメディアログデータベース14から削除する。このように、ウェブ機能を用いるとユーザが種々の選択肢を利用できるようになるため、品質の高いきめ細かなPoCサービスが提供可能となる。
図19は、本発明によるPoCサーバ及びそれを用いたPoCサービスシステムの第3の実施例を示したものである。
本例では、図2のPoCサーバ1の構成に新たにプレゼンスサーバ7が追加され、さらにPoCサーバ1内にはプレゼンスサーバ連携部18が追加されている。また、図2のPoC制御部10にあったグループ状態表101及びユーザ状態表102がプレゼンスサーバ7内にグループ状態表701及びユーザ状態表702として移管されている。
本例によれば、PoCサーバ1とは別にプレゼンスサーバ7を用意し、グループ状態及びユーザ状態をプレゼンスサーバ7側で一括管理することで、参加ユーザの離席/在席確認を同サーバで行う。プレゼンスサーバ7は、PoCサーバ1からの問合せにより又は自立的に、現在のユーザ状態又はその状態変化をPoCサーバ1に通知する。PoCサーバ1とプレゼンスサーバ7とのこのような連携によって、PoCサービスの提供において適切な機能分散・負荷分散が達成される。これにより、PoCサーバ1は、本来のPoC/PoC蓄積サービスに専念でき、参加ユーザが増大しても高品質なサービスの提供が可能となる。
図20にはプレゼンスサーバ7内に設けられたユーザ状態表702の一例を示しており、図3Cのユーザ状態表102と比較すると「離席」の状態が新たに追加されている。また、図21には前記離席の状態を含む状態遷移図を示している。図21に示すように、プレゼンスサーバ7が管理するユーザ状態(プレゼンス)は、ユーザがグループに参加していな「初期」の状態(オフライン)、グループに参加している「在圏」の状態(オンライン)、グループに参加しているが無線エリア圏外にある「圏外」の状態、グループに参加しているが会話を聞くことのできない「離席」の状態の4状態で管理される。また、このようなユーザ状態における在圏確認はプレゼンスサーバ7が行う。
ここでは、本例の状態遷移について先に説明した図5の状態遷移との相違点だけを説明する。先ず、初期、在圏、及び圏外の各状態間の遷移については図5と同じである。ただし、本例ではPoCサーバ1の負荷軽減のために、プレゼンスサーバ7の主導により定期的に全ユーザの在圏確認(ヘルスチェック)を行って圏外検出をPoCサーバ1に通知するようにもできる。また、本例における離席の状態は、各ユーザが在圏の状態にあることを条件に、ユーザ自らの意思で自由にプレゼンスを変更できるようにしたものである。例えば、他の参加ユーザの発言を聞くことが出来ない事情が発生したような場合には、自らを離席の状態に変更し、その後に在圏の状態に復帰させることができる。
離席の状態から在圏の状態に遷移する場合、圏外からのグループ参加と同様にその後で離席中の発言内容を取得することができる。ユーザプレゼンスの変更(離席/在席)は、在圏するユーザ自らがPoCサーバ1を介してプレゼンスサーバ7に通知する。なお、離席の状態から圏外又は初期の各状態への遷移する場合は、前述した在圏の状態から圏外や初期の各状態への遷移と同様の処理で実行される(図6参照)。
図22A及び22Bは、参加ユーザの全員が在席する場合のメディアログ削除シーケンスの一例を示している。また、図23には本例におけるPoCサーバ1のより具体的な構成例を示している。図23に示す各ブロック間の詳細な動作は、本例で追加されたプレゼンスサーバ7及びプレゼンスサーバ連携部18を除いて、先に図8を用いて説明したのと同様であり、それらについては再度説明しない。
図22Aにおいて、ユーザA〜Cがパケット交換網2との間にPSリンクを確立してPoCグループに参加するまでの処理(S41及び42)は、プレゼンスサーバの存在しない場合の処理(図7AのS01及び02)と同様である。但し、本例では参加ユーザからのプレセンスの変更要求(在圏)がプレゼンスサーバ連携部18を介してPoCサーバ1からプレゼンスサーバ7へ通知される(S43)。プレゼンスサーバ連携部18は、PoCサーバ1との連携のために、SIMPLE (SIP for Instant Messaging and Presence Leveraging Extensions) プロトコルを用いる。プレゼンスサーバ7は、そのグループ状態表701及びユーザ状態表702を使ってユーザの在圏/離席の状態管理を行う。
次に、本例ではユーザCがPoC対応端末CのPTTボタンを押下して発言権を獲得し(S44)、ユーザCが発言した内容はPoC対応端末C内部でRTPパケットに変換されてPoCサーバ1に送信される。RTP制御部13は、受信したメディア情報の内容をメディアログ管理部に送信し、メディアログ管理部がそれをデータベース14に蓄積し(S45)、併せて発信元のユーザCとそのグループ、受信時刻、及び蓄積されたログデータファイルの記憶アドレスをメディアログ管理表141に書き込む。RTP制御部13は、また受信したRTPパケットをブリッジ12経由で同一グループ内の全ての参加ユーザA及びBへマルチキャスする。
本例のプレゼンスサーバ7は、定期的にユーザの在圏確認を行って図19に示すユーザ状態表702(図19)を更新する(S46)。具体的には、プレゼンスサーバ7がプレゼンスサーバ連携部18を介してSIP制御部11にreINVITEメッセージの送信要求を行う。SIP制御部11は、その送信要求を受けて各参加ユーザに対してreINVITEメッセージを定期的に送信し、その応答確認内容をプレゼンスサーバ連携部18経由でプレゼンスサーバ7に通知する。なお、別のユーザ在圏確認の仕方としては、プレゼンスサーバ7が、PINGコマンド等を各ユーザ端末へ定期的に送信して在圏を確認するようにしてもよい。この場合、プレゼンスサーバ7だけでユーザの在圏確認が可能となり、PoCサーバ1の負荷が一層軽減される。
圏外制御部103は、メディアログ管理部から蓄積メディアデータの存在を通知されると、それを契機にプレゼンスサーバ連携部18を経由して定期的にユーザ状態をプレゼンスサーバ7に問い合わせる(S47)。圏外制御部103は、ここではSIP制御部11の制御を行わない。問い合せの結果、全ユーザが在圏中の場合には、メディアログ管理部に対して該当するメディアログの削除要求を行う。メディアログ管理部は、要求されたメディアログを削除する(S48)。第1の実施例(図7A〜10)と同様に、メディアログデータベース14から在圏する全ユーザの最も古い確認時刻以前のログデータファイルが全て削除され、また全ユーザが初期の状態になったときには、ログデータファイルが強制的に全て削除される。
図24A及び24Bは、参加ユーザが圏外となった場合のメディアログ削除シーケンスの一例を示している。なお、ユーザA〜CがグループIに参加するまでのシーケンスは図22AのS41〜43と同様であり、図24Aの中にはそれらを示していない。また、図23に示す各ブロック間の詳細な動作は、プレゼンスサーバ7及びプレゼンスサーバ連携部18を除いて、先に図8を用いて説明したのと同様であり、それらについては再度説明しない。
本例は、プレゼンスサーバ7の主導によるユーザの在圏確認の際中に、SIP制御部11がユーザAに送信した初回のreINVITEタイムアウトにより、それを検出したSIP制御部11がプレゼンスサーバ連携部18を介してプレゼンスサーバ7にその旨を通知したところから始まる(S51)。この場合、プレゼンスサーバ7はユーザ状態表701のユーザAを圏外に設定すると伴に、プレゼンスサーバ連携部18を介して圏外制御部103にユーザAの再在圏確認を指示する。圏外制御部103は、その指示を受けるとSIP制御部11に再在圏確認処理を開始させる(S52)。本例では、再在圏確認中にユーザBからの発言があって、PoCサーバ1はその発言内容を蓄積する(S53及び54)。
これにより、圏外制御部103は、メディアログ管理部から蓄積したメディアデータの存在を通知され、それを契機にプレゼンスサーバ連携部18を経由してユーザ状態をプレゼンスサーバ7に定期的に問い合わせる。圏外制御部103は、ここではユーザAが圏外のためメディアログ管理部にメディアログの削除を要求しない(S55及び56)。
SIP制御部11は、圏外タイマがタイムアウトする前に圏内に移動したユーザAからの200OKメッセージを受信すると、プレゼンスサーバ連携部18を経由してその旨をプレゼンスサーバ7に通知する。この通知を受けたプレゼンスサーバ7は、ユーザ状態表のユーザAを更新してから、プレゼンスサーバ連携部18を経由して圏外制御部103にユーザAの再在圏を通知する(S57)。なお、ユーザが圏外の状態から在圏の状態に遷移したとき又は後の図25A及び25Bに示すユーザが離席の状態から在圏(在席を含む)の状態に遷移したときにだけ、プレゼンスサーバ7からユーザの在圏状態と図12に示す再在圏時の処理に必要な最終確認時刻が通知される。
圏外制御部103は、メディアログ管理表141上のメディアログの時刻を基にユーザAの圏外検出時における最終確認時刻から現在に至るまでのメディアログを抽出して、抽出されたメディアログデータの再生をメディアログ管理部に指示する。メディアログ管理部は再生したデータをRTP制御13に送信し、RTP制御13はRTPブリッジ12を介してその再生データをユーザAにだけ送信する。メディアログ管理部は、送信したメディアログデータをメディアログデータベース14から削除する(S58及び59)。
なお、再生データの送信には、前述した第2の実施例のウェブ機能と組み合わせて、ユーザAが受信したいメディアデータだけを選択できるようにしてもよい。また、本例ではPoCサーバ1の側で再在圏検出処理を実行するが、プレセンスサーバ7に例えばPINGコマンド等を各ユーザ端末へ定期的に送信する機能や圏外タイマ等を持たせることで、プレセンスサーバ7の側だけで再在圏検出処理を実行できるようにしてもよい。これにより、PoCサーバ1の負荷が軽減される。
図25A及び25Bは、参加ユーザが離席/在席した場合のメディアログ削除シーケンスの一例を示している。本例においても、ユーザA〜CがグループIに参加するまでのシーケンスは図22AのS41〜43と同様であり、図23に示す各ブロック間の詳細な動作は、プレゼンスサーバ7及びプレゼンスサーバ連携部18を除いて、先に図8を用いて説明したものと同様である。
本例では在圏するユーザAが、例えばPoC対応端末Aに設けられた離席ボタンを押下するか、又は端末画面に表示された離席ボタンをクリックする等によって、PoCサーバ1を介してプレゼンスサーバ7へユーザAのプレゼンスの変更(離席)が通知される(S61)。これにより、プレゼンスサーバ7はユーザ状態表702のユーザAを離席に設定する。なお、プレゼンスの変更(離席/在席)については特に規定がなく、例えばSIPメッセージに含まれるパラメータの変更等、を用いることができる。本例では、その後にユーザBの発言があり、その発言内容はメディアログデータベース14に蓄積される(S62〜63)。この場合、離席中のユーザAは、PoCサーバ1から送信されるRTPパケットを受信できない。
PoCサーバ1の圏外制御部103は、メディアデータファイルの存在によって起動され、プレゼンスサーバ連携部18を経由してプレゼンスサーバ7にユーザ状態の確認を要求する。本例ではプレゼンスサーバ7からユーザAの離席が通知される(S64)。離席の状態は圏外の状態と同様に処理されるため、メディアログデータバース14に蓄積されたメディアログデータファイルの削除処理は実行されない(S65)。離席の状態は全ユーザに対してメディア情報を通知できない点において圏外の状態と同視できるからである。
その後で、前記ユーザAが、例えばPoC対応端末Aに設けられた在席ボタンを押下するか、又は端末画面に表示された在席ボタンをクリックする等によって、PoCサーバ1を介してプレゼンスサーバ7にユーザAのプレゼンスの変更(在席)が通知される。これを受けたプレゼンスサーバ7はユーザ状態表702のユーザAを在圏に設定し、その旨及びその確認時刻をプレゼンスサーバ連携部18を経由してPoCサーバ1の圏外制御部103に通知する(S65)。圏外制御部103は、この通知を受けて再在圏処理(図12参照)と同じ処理を実行する(S66及び67)。
なお、図中には示されていないが、ユーザAの離席中も、圏外時と同様に在圏確認処理(reINVITEメッセージの定期的な送信)は行われており、初回のreINVITEメッセージに対する応答がタイムアウトすればユーザAは圏外の状態に遷移する(図21参照)。本例によれば、ユーザ自身の自由意思で、他の参加ユーザの発言内容を後から取得できるようになる。
図26は、本発明の第4の実施例を示しており、本例におけるPoCサーバ1の具体的な構成例を示している。図27A及び27Bには、図26のグループ管理表と加入者番号対応表の一例を示している。これまでの実施例では、あるユーザがPoCサービス(グループ)に最初に参加すると、他のユーザが同グループに自発的に参加するのを待つ必要があった。このような状況を回避すべく、本例ではある特定ユーザがPoCグループに参加した場合に、同グループの他のユーザに対して参加を要請する。
図26と前述した図8の各構成を比較すると、図26のPoCサーバ1には新たにユーザ参加制御部19とPDP (Packet Data Protocol) 制御部20が追加され、また図26のユーザデータベース5には新たにグループ管理表502と加入者番号対応表503が追加されているだけである。その他の構成は、図8で説明したものと同様であるためそれらについて更に説明しない。
図26において、PDP制御部20は、PS (Packet Switch) を含むコアネットワーク2内のGGSN (Gateway GPRS Support Node, GPRS; General Packet Radio Service) 等との間でPDPプロトコルを用いた通信制御を行う。本例ではPDP制御部20がGGSNに対してPDPメッセージで所定ユーザへのパケット着信要求を行い、それを受けたGGSNがPS等に依頼してコアネットワーク2と該当ユーザとの間にパケットデータ転送用リンクを確立する。
また、ユーザ参加制御部19は、ユーザ管理部と連携するグループ管理部から参加ユーザの検出及びその参加グループが通知されると、DIAMETER制御部15を介してユーザデータベース5にアクセスし、ユーザデータベース5のグループ管理表502や加入者番号対応表503から必要なデータを取得する。ここでは、グループ管理表502から当該グループがユーザ強制参加機能を有するか否かの情報を取得し、さらにユーザ強制参加機能を有する場合には加入者番号対応表503から同グループの他のユーザを一意に特定する端末ユーザ識別子IMUI (International Mobile User Identity) を取得する。それにより、該当ユーザに対するパケット着信要求を前記PDP制御部20に通知する。
図27Aにはグループ管理表502の一例を示している。本例では、グループIだけに強制参加機能が登録されており、グループIのだれか1人の参加によって同グループ内の他のユーザに対してグループ参加が要請される。図27Bには加入者番号対応表503の一例を示している。本例では、端末ユーザ識別子IMUIを使って着信ユーザを特定している。それに代えて、着信ユーザの電話番号等を用いることもできる。また、本例では強制参加機能をグループ毎に付与しているが、これを特定ユーザ毎に付与するようにしてもよい。この場合、例えばグループIの特定ユーザ(グループリーダ等)が参加した場合だけ、同グループの他のユーザに参加を要請することになる。
図28A及び28Bは、ユーザAがPoCグループに参加した時に、他のユーザB及びCを強制参加させるシーケンスの一例を示したものである。また、図29には、参加が要請されたPoC対応端末B及びCの表示画面の一例を示している。ここでは、グループIに強制参加機能を付与し、ユーザA、B、CはグループIに参加可能なことを前提としている。
図28Aにおいて、最初にユーザAだけがパケット交換網2との間にPSリンクを確立してPoCグループIに参加する(S71及び72)。PoCサーバ1のユーザ参加制御部19は、グループ管理部からユーザAがグループIに参加したとの通知を受けると、DIAMETER制御部15を介してユーザデータベースにアクセスし、そのグループ管理表502からグループIが強制参加機能を有する旨の情報(図27A)、及び加入者番号管理表503から同グループの他のユーザB及びCの端末ユーザ識別子IMUI(図27B)の情報を取得する。これにより、ユーザ参加制御部19は、PDP制御部20にユーザB及びCに対するパケット着信要求を指示する(S73)。
PDP制御部20は、これを受けてコアネットワーク2のGGSN等に対してユーザB及びCの各々に対するパケット着信要求メッセージ(PDP PDU (Protocol Data Unit) メッセージ)を送出する(S74)。図中に示すように、PDP PDU メッセージの情報要素には、サービス種別 (PoC着信)、IMUI、PoCサーバ1のIPアドレス及びポート番号、そして参加グループID(グループI)等が含まれる。コアネットワーク2内のPSは、GGSN等からの依頼によりユーザB及びCの各々に対しするパケットデータ転送用PDP Context確立を行う(S75)。その際には、前記PDP PDU メッセージの情報要素のデータ内容がPoC対応端末B及びCにそれぞれ通知される。
この通知を受けたPoC対応端末B及びCは、APL (Application Program Loader) を起動して、本例では図29に示すブラウザ画面を表示する。ユーザB及びCは、グループIへの「参加」ボタン又は「辞退」ボタンのいずれかを選択してクリックする。図29にはユーザB及びC共にグループIへ参加する例を示しており、先に図14及び15の例で説明したのと同様の処理によってユーザB及びCがグループIに参加する(S76及び77)。このように、本例によれば他のユーザの自発的な参加を待つことなく、グループユーザの参加を自動的に要請できるようになる。そのため、例えばグループ会議やグループ員に対する重要情報の通達等が簡易に実現され、1対n音声通信を基本とするPoCサービスの一層の有効利用が可能となる。
図30は、一般的なテレビ会議システムの一例を図式的に示したものである。
本例では、電気通信事業者等がIPネットワーク上で提供する多地点双方向テレビ会議システム、例えばパーソナルコンピュータ(以降、「PC」という)を使って少人数による簡易打合せを行う仮想会議室、の一例を示している。
図30において、テレビ会議クライアント端末(PC端末)D、E及びFは、電気通信事業者等がネットワーク内のテレビ会議サーバ8に設けた仮想会議室に対してそれぞれアクセスする。テレビ会議サーバ8上ではテレビ会議用サーバソフトウェアが常時稼動しており、テレビ会議サーバ8はサーバ内部のMCU(Multi-point Conference Unit)を用いて各クライアント端末(PC端末)D、E及びFをスター状に結合する。この構成により、通信回線使用効率を高めるとともに一元的な会議室管理を実現している。
一方、クライアント端末D、E及びFは、各々のテレビ会議用クライアントソフトウェアを起動してテレビ会議サーバ8にアクセスする。テレビ会議サーバ8とクライアント端末D、E及びFとの間はSIPプロトコルを用いて通信リンクが確立される。このようなテレビ会議システムでは、会議内容がテレビ会議サーバ8上のMCUを通して各会議参加者へリアルタイムにストリーミング配信される。
図31は、本発明の第5の実施例を示したものである。
本例は、これまで説明してきた本発明による各種のPoCサービスシステムの仕組みをテレビ会議システムに応用したものである。本例は、PoCサービスシステムの第3の実施例と同様のシステム構成を有しており、テレビ会議サーバ8はプレゼンスサーバ連携部86を介してプレゼンスサーバ7と連携する。プレゼンスサーバ7は、会議室状態表703及びユーザ状態表704を一括管理する。
プレゼンスサーバ7は、テレビ会議サーバ8からの問合せにより又は自立的に、現在のユーザ状態又はその状態変化をテレビ会議サーバ8に通知する。テレビ会議サーバ8とプレゼンスサーバ7との連携によって、テレビ会議サービスの提供における適切な機能分散・負荷分散が達成される。これにより、テレビ会議サーバ8は、本来のサービスに専念でき、参加ユーザが増大しても高品質なサービスの提供が可能となる。
本構成では、前述したようにMCU85を用いて各クライアント端末(PC端末)D、E及びFをスター状に結合し、通信回線使用効率を高めるとともに一元的な会議室管理を実現している。MCU85にはRTP制御部が含まれる。テレビ会議制御部80の離席制御部801は、ユーザの退室(離席)を認識するとその間の情報を蓄積しておき、再び会議に参加した時に必要に応じて蓄積情報を再生する。
また、WEB機能82を用いれば、会議へ参加を希望するユーザはWEBポータルサイトで会議参加を指定できる。会議参加したユーザは発言や聴取が可能となる。本例のIPネットワーク9は、PoCサービスのように無線ネットワーク3及び4に限定されず、有線ネットワークによる固定接続でもよい。本例では有線固定接続によるIPネットワーク9を使用する。他は、図19の構成と同様である。
図32A〜32Cには、本例で用いられる状態表やログデータ管理表の一例を示している。
プレゼンスサーバ7内に設けられた会議室状態表703は、PoCサービスのグループ状態表101(図3B)と同様に処理される(後述の図33参照)。ユーザ状態表704については、本例が有線固定接続によるIPネットワーク9を使用するため、プレゼンズサーバ7を用いるPoCサービスの実施例で使用するユーザ状態表(図20)と異なり、「圏外」の状態がない(後述の図34参照)。
テレビ会議サーバ7内に設けられた会議ログ管理表83は、PoCサービスのメディアログ管理表141(図3D)と同様に処理される(後述の図36〜39参照)。なお、本例では不特定の者が会議に参加する場合も想定されるため、PoCサービスの加入者管理表501(図3A)は特に設けられていない。なお、会議参加者はユーザデータベース64を用いて管理される。
図33には、会議室状態の遷移図を示しており、PoCサービスの図4と対応する。
ここでも、PoCサービスと同様に処理され、始めはユーザ全員が未参加であるため会議室状態は初期状態にある。誰か1人でも会議室に参加すると、会議室状態は初期状態から会議室Active状態に遷移する。会議室Active状態時にさらに別のユーザが参加してきても、会議室状態はそのまま変化しない。参加していたユーザ全員が会議室を脱退した場合や初期状態に遷移した時にその会議室は初期状態に復帰する。
図34には、離席の状態を含むユーザ状態遷移図を示しており、PoCサービスの図21と対応する。
図34において、プレゼンスサーバ7が管理するユーザ状態(プレゼンス)は、ユーザが会議室に参加(入室)していない「初期」の状態(オフライン)、会議室に参加している「在籍」の状態(オンライン)、会議室に参加しているがユーザ自身の判断で退室した「離席−1」の状態、会議室に参加しているが何らかの要因で会議を聴取できない「離席−2」の状態の4状態で管理される。このようなユーザ状態における在席確認は、本例ではプレゼンスサーバ7が行う。
ここでの「離席−1」の状態は、ユーザ自身がWEB機能82を使ってWEBポータルサイトに「離席」を指示するような場合をいい、その指示は離席制御801に通知されて直ちに「離席」状態となる。一方、「離席−2」の状態は、ユーザが会議に参加しているにも係わらず、IPネットワーク9の回線障害や一時的な輻輳発生等によってプレゼンスサーバ7がユーザを「離席」と検出するような場合をいう。なお、「離席−1」及び「離席−2」のいずれの状態も同じ離席処理が実行されることから、ユーザ状態表704では双方とも一つの「離席」状態として管理している。具体的な状態遷移の条件は図21と同様である。
図35は、会議参加手順の一例を示している。
本例のユーザはIPネットワーク9に固定的に接続されていることから、会議参加時にはINVITEメッセージをテレビ会議サーバ8へ送出する(S81)。その際には、PoCサービスの図14及び15に示すような手順によってWEBブラウザを利用してもよい。
会議参加後の具体的な処理シーケンスの流れは、PoCサービスの図7A及び7B(本例ではユーザ全員が在席する場合に対応)、図11A及び11B(本例では離席ユーザが存在する場合に対応)及び図16(本例では再在席する場合に対応)等と同様である。これらの詳細については上記図面とその説明によることとし、ここではテレビ会議サービスの動作概要だけを簡単に説明する。
ユーザの離席検出と離席中時間の記録については、1)テレビ会議サーバ8は会議開始時に、すべての会議参加予定者が揃っていない場合に会議の情報(音声および映像を含むストリーミング情報)を記録する。2)会議参加者全員からレスポンスがあると、蓄積された対応情報を削除する。3)テレビ会議サーバ8は該当ユーザが離席になった時間を記憶する。
また、ユーザの在席検出時の再生コントロールについては、1)テレビ会議サーバ8は一度離席したユーザが再度会議に参加してきた場合に、離席中の情報を再生するか問い合わせる。2)離席中の情報が必要な場合には、必要な情報を該当ユーザにのみ再送信する。3)離席中の情報が不要な場合であって、他に蓄積が必要なユーザがいない場合には情報を廃棄する。上述した動作はPoCサービスのものと基本的に変わらない。
次に、本発明のテレビ会議サービスにおける代表的な処理フローについて簡単に説明する。この処理フローもPoCサービスのものと同様であり、その詳細についてはPoCサービスの該当図面とその説明を参考にされたい。
図36及び37には、基本的な会議ログの削除制御フローの一例を示しており、PoCサービスの図9及び10に対応する。図36において、会議ログデータは全ユーザの在席が確認できれば順次削除される。具体的には、離席制御部801は、会議室Active状態への遷移を契機に起動され、少なくとも1人の参加ユーザの発言があると、グループ参加員の離席検出処理を開始する。
その後、SIP制御部81を制御してSIPメッセージであるreINVITEメッセージを参加ユーザ端末D〜Fの各々に所定周期で送信する。各端末はそれを受信すると、応答として200OKメッセージを返信する。参加ユーザからのreINVITEメッセージを受信して全ユーザの在席を確認した時には(S801)、ユーザ状態表704に記録されたユーザ毎の最終確認時刻を比較して最も古い(最も以前の)確認時刻よりも前に記録された全ての会議ログ83を削除する(S802及び803)。
図37では、会議ログデータが存在している場合でも会議室状態が初期状態に遷移すると、ログエリアを有効に利用するために、該当グループが保持していた会議ログデータが存在すればそれらを全て削除する(S811及び812)。
図38及び39は、離席ユーザ/再在席ユーザを検出したときの処理フロー例を示しており、PoCサービスの図6及び12に対応する。
本例では、参加ユーザの一人でも離席ユーザを検出すると会議ログの削除は行わない。離席ユーザ検出後は、会議ログ中のデータファイルは削除せずに随時保存していく。そして、離席ユーザが再度会議室へ入室した後に会議ログ中の必要なデータファイルの削除を行う(図39参照)。
具体的には、ある端末の無応答により最初のタイムアウトを検出(初回reINVITE T.O)すると、離席制御部801がその端末のユーザ状態を離席(図34の「離席−2」)に遷移させる(S821〜823)。離席制御部801は、離席ユーザ以外の参加ユーザへその旨を広報し、離席ユーザに対して離席タイマ(初回reINVITE T.O後の一定回数のreINVITEメッセージ送信時間)を起動する(S824)。
離席制御部801は、その後も離席ユーザに対してreINVITEメッセージを離席タイマ時間内で定期的に送信してその再在席を検出する(S825)。離席タイマ時間内の一時的な離席の場合(一時的な輻輳発生等の場合)には離席ユーザを再び在席状態に遷移させ(S827)、タイムアウト後には離席ユーザを初期状態(退室)に遷移させる(S826)。この場合には、離席ユーザの離席タイマが停止され且つ離席ユーザに対するreINVITEメッセージの送信も停止される。
図39では、離席制御部801が、離席ユーザの再在席を検出すると(S831)、更新前のユーザ状態表704から離席時の最終確認時刻を取得し(S832)、それと会議ログ管理表83への書き込み時刻とを比較して、離席ユーザの最終確認時刻以降に蓄積された会議ログデータを抽出する(S833)。離席制御部801は、会議ログ管理部に抽出データの送信を要求し、送信要求があったデータはRTP制御部85から離席ユーザに対してだけ送信される(S834)。
その後は、ユーザ状態表704において離席ユーザが「在席」に更新され、併せて在席を検出した直近の最終確認時刻に更新される(S835)。以降の処理内容(S836及び837)は、全ユーザの在圏確認を条件とする図36のS803及び804と同様である。その結果、離席ユーザの離席中に蓄積された他のユーザの発言内容を含めて、最も古い確認時刻以前のメディアデータファイルは全て削除される。

Claims (17)

  1. 所定のグループに参加した通信可能状態にある複数ユーザからのメディア情報を前記グループ毎に記録する記録部と、
    前記参加ユーザの各々の通信可能/通信不可能状態を所定時間毎に検出する検出部と、
    前記検出部が前記参加ユーザの全てが通信可能状態にあることを検出すると、その検出以前に前記記録部に記録されたメディア情報を削除する削除部と、を有することを特徴とするコンテンツサーバ。
  2. 前記削除部は、前記参加ユーザの全てがそのグループに参加しなくなったときに、当該グループからのメディア情報を前記記録部から削除することを特徴とする、請求項1記載のコンテンツサーバ。
  3. 前記削除部は、前記検出部が通信不可能状態となったユーザを検出してその通信不可能状態が所定時間継続したユーザを、前記グループに参加しなくなったものとみなす、請求項2記載のコンテンツサーバ。
  4. 前記検出部は、通信不可能状態にあるユーザが再び通信可能状態になったことを検出すると、前記記録部から当該ユーザの通信不可能状態から再び通信可能状態になるまでの間に記録したメディア情報を抽出する抽出部と、
    前記抽出部が抽出したメディア情報を前記再び通信可能状態になったユーザにのみ送信する送信部と、を有することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツサーバ。
  5. 前記抽出部が抽出したメディア情報を前記再び通信可能状態になったユーザに提示してその情報取得の選択肢を与え、当該ユーザが選択した情報のみを前記送信部に送信させる選択部、を有することを特徴とする請求項4記載のコンテンツサーバ。
  6. 前記検出部は、通信可能状態にあるユーザ自身が設定できる一時的通信不可能状態をさらに検出し、前記一時的通信不可能状態は前記通信不可能状態と同じ処理がなされることを特徴とする請求項1記載のコンテンツサーバ。
  7. さらに、前記ユーザに対して付加的なサービス及びその選択を提供するウェブ制御部を有することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツサーバ。
  8. 前記付加的なサービスは、前記ユーザに対する参加グループの選択、記憶したメディア情報の選択送信、又は通信可能/通信不可能状態の通知、を含むことを特徴する請求項7記載のコンテンツサーバ。
  9. さらに、前記検出部は、前記参加ユーザを検出すると、その参加グループの他のユーザに対して当該グループへの参加を要請する参加要請部を有することを特徴とする請求項1記載のコンテンツサーバ。
  10. PoC蓄積サービス又はテレビ会議サービスを提供することを特徴とする、請求項1記載のコンテンツサーバ。
  11. 通信網と、コンテンツサーバと、加入データベースと、所定のグループに属する複数の端末とで構成するコンテンツサービスシステムであって、
    前記加入データベースは、前記端末のユーザに対するコンテンツサービスへの加入状態を前記グループ毎に管理し、
    前記コンテンツサーバは、前記端末が通知不可能状態にある時のメディア情報を前記グループ毎に記憶し、当該端末が再び通信可能状態になった時にはその通信不可能状態から再び通信可能状態になるまでの間に記録した前記メディア情報を、他に該メディア情報を必要とするユーザがないとき、前記端末にのみ送信してから削除する、ことを特徴とするコンテンツサービスシステム。
  12. さらにウェブサーバを有し、
    前記ウェブサーバは、そのウェブ制御機能を用いて前記コンテンツサービスに対する付加サービスの提供と、その付加サービスの選択肢を前記端末に与えることを特徴とする請求項11記載のコンテンツサービスシステム。
  13. 前記付加サービスは、参加するグループの選択、記憶したメディア情報の選択送信、又は通信可能/通信不可能状態の通知と、その選択肢を含むことを特徴する請求項12記載のコンテンツサービスシステム。
  14. さらにプレゼンスサーバを有し、
    前記プレゼンスサーバは、前記端末の通信可能/通信不可能状態を管理し、
    前記コンテンツサーバは、前記プレゼンスサーバからの前記通信可能/通信不可能状態の変更通知、又は前記プレゼンスサーバにした前記通信可能/通信不可能状態の問い合わせに対するその応答情報、に基づいて前記コンテンツサービスを提供する、ことを特徴する請求項11のいずれか一つに記載のコンテンツサービスシステム。
  15. 前記プレゼンスサーバは、前記端末の各々の通信可能/通信不可能状態を所定時間毎に検出して管理する、ことを特徴する請求項14記載のコンテンツサービスシステム。
  16. 前記コンテンツサーバは、前記グループに参加した端末を検出すると、前記グループの他の端末にそのグループへの参加を通知することを特徴とする請求項11記載のコンテンツサービスシステム。
  17. PoC蓄積サービス又はテレビ会議サービスを提供することを特徴とする、請求項11記載のコンテンツサービスシステム。
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