JP4494406B2 - Dna点変異の検出方法(snp分析法)および装置 - Google Patents

Dna点変異の検出方法(snp分析法)および装置 Download PDF

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Description

本発明は、検出すべき標的DNAがDNAチップ上に位置固有に固定された捕捉体DNAに結合すること(ハイブリダイゼーション)を利用するDNA点変異の検出方法(SNP分析法)に関する。
ハイブリダイゼーション技術によるDNA分析は公知の方法である(「Spektrum Akademischer Verlag Heidelberg,1999」発行、G.GassenおよびG.Schrimpfによる「“Gentechnische Methoden”(遺伝子工学方法)」の第243〜261頁における第11章「“Blottingverfahren und Hybridisierungen”(ブロット法およびハイブリダイゼーション)」参照)。固体の担体物質上にDNAプローブ分子、いわゆる捕捉体オリゴヌクレオチドが固定される。DNAプローブ分子は、相補的なプローブDNAとの固有の親和性に基づいて、それらがいわゆるハイブリッドつまり捕捉体分子と標的分子との対を形成することによって相補的なプローブDNAを「捕捉」する。この結合事象は一般に光学的または酵素性リポータ分子によって表示される。
このようなDNA分析の応用例は例えば結核やHIVのような感染病原体の検出である。いわゆる「ingle ucleotide olymorphism(一塩基多型)」、略してSNPにおいては、DNA分析化学に対して特別な要求が出される。この場合、約20個の異なるヌクレオチドからなる1つの捕捉体分子が、1つのヌクレオチドのみが相違する標的分子に選択的に結合するかもしくは結合しないことが必要である。結合エネルギー差が非常に小さいので、DNAセンサの選択性への要求が非常に高い。
DNAセンサは従来技術から知られており、このために、本出願人による例えば公開されていない独国特許出願第10259820号明細書および独国特許出願第10259821号明細書を参照されたい。捕捉体DNA−標的DNAハイブリッドの形成は特殊な境界条件のもとに行なわれ、相互に適合する捕捉体DNA−標的DNA対は誤塩基対合を有するものよりも高い結合エネルギーを持つ。SNPにおける僅かな結合エネルギー差により、「パーフェクトマッチ(perfect match)」と「シングルポイントミスマッチ(single point mismatch)」とはしばしば明確に区別されない。
最後の問題は、これまで、従来技術の分析方法においていわゆる「厳格な洗浄ステップ」が導入されることによって、つまり洗浄液のイオン濃度が、当初は特殊でない結合をしている「一塩基ミスマッチ」の標的分子が捕捉体から分離されるが、しかし「パーフェクトマッチ」の標的分子は捕捉体分子に結合されたままに保たれるように選択されることによって解決された。同様に、さらに高価な光学的融点分析も可能である。この方法の場合には、DNA二重鎖の融解時における光吸収の固有変化が利用され、光学的なラベルは必要としない。厳格な洗浄法の場合にも光学的融点分析法の場合にも、さらに比較的多量のDNAが必要であり、かつ液相における検出のための分光測定器が不可欠であり、しかも条件が大抵は唯一のSNPにしか設定できない。センサ上に複数のSNPが存在する場合に、全ての誤対合の分離はできない。
融解曲線の光学的検出の場合にしばしば、連続測定もしくは反復測定に対して、光学的信号(DNA固有活性もしくはラベル)の必要な安定性が得られない。同じことが非可逆の検出方法に対しても当てはまる。特に、チップは厳格な洗浄後には光学的な読み取りを行う前に乾燥されなければならない。
更に、「IEEE Engineering in Medicine and Biology, March/April 1996」の第100〜104頁、M.Hellerによる「“An Active Microelectronics Device for Multiplex DNA Analysis”(多重化DNA分析のための活性マイクロエレクトロニクス装置)」には、電極を備えたチップ上でハイブリダイゼーションが行なわれるいわゆる「電気的厳格処理」が記載されている。シングルポイントミスマッチハイブリッドがDNAのポリ陰イオン特性に基づいて電極の負の分極によって分離される。しかしながら、この方法はしっかりした一般的に広まった方法として定着できなかった。更に、この方法の場合に、電位や、場合によってはパルス幅や強さのような個々の電気的条件を設定できるようにするためには、その都度のSNPエネルギー差の正確な知識が必要である。エネルギーの豊富なパルスの使用によってDNAが傷つけられることがある。
従って、本発明の課題は、簡単かつしっかりし、そして傷つけることのないかつ可逆である方法であって、動作経過中に理想的には既知でない種々の融解温度を有する複数のSNPも確実に検出することができる方法を提案し、しかもその方法を実施するための装置を提供することにある。
この課題は、本発明によれば、請求項1による方法ステップの連続によって解決される。好ましい実施態様は従属請求項に記載されている。
本発明による方法を実施するための装置は請求項28の対象である。この装置の実施態様は該当の従属請求項に記載されている。
特別な実施態様において、本発明による方法は、酵素ラベルもしくは酵素による増幅と組み合わせた電気化学的検出法、特に酸化還元サイクル法を有効に利用する。この場合に使用される酵素は熱的安定性を有すると好ましい。DNA捕捉体分子は、固定の担体物質、好ましくはシリコンチップまたは電極を備えた絶縁体の上に存在する。
本発明による装置においては、チップのハイブリダイゼーション位置における液体の少なくとも1つの温度制御もしくは温度調節装置と、液体の流速調節装置と、付属の検出手段とが存在する。詳細にはこのためにセンサチップが精密ポンプを含むマイクロ流体システムに接続されている。
以下における図面に基づく実施例の説明から本発明の他の詳細および利点を明らかにする。
図1a、図1bおよび図1cは、時間に依存する予め与えられた温度プロフィール(温度推移)の3つの例、1つの液体流れプロフィール(流れ推移)ならびに個々のハイブリダイゼーションのセンサ信号を用いて本発明における方法の進行を示す。
図2および図3は、図1cによるセンサ信号(電流曲線)から導き出され、温度関数としての電流の初期勾配もしくは40℃信号で正規化された電流増大を有する評価もしくは融解曲線を示す。
図4はこの方法を実施するための装置を概略的に示す。
図5および図6は、図4による装置における2つの挙動状態の拡大表示を示す。
図7および図8は説明されたSNP法における光学的検出の実施例を示す。
図9および図10は本方法の電気化学的酵素による変形例を示す。
検出すべき標的DNAがDNAチップ上に位置固有に固定された捕捉体DNAに結合すること、すなわちハイブリダイゼーションを利用するDNA点変異の検出方法(SNP分析法)を実施するものとする。
SNP分析を有利に実現するために特に次のとおり進行される。少なくとも1つのハイブリダイゼーション位置と、例えばマイクロ貴金属電極の形での好ましくは電気化学的トランスデューサとを有するトランスデューサチップ、例えばシリコンチップまたはその他の好ましくは平面状のアレイが、少なくとも一種のDNA捕捉体プローブを載せられる。トランスデューサは例えば180μmの直径および200×200μmの2次元の網目サイズを有する。トランスデューサアレイは10〜100個の多数の位置を有する。SNP分析を実現するために捕捉体プローブのシーケンスはその都度SNPの4つずつの可能なヌクレオチド変異がスポットされるように選択される。理想的対合(マッチ)および誤対合(ミスマッチ)の融解条件の正確な知識において、唯一の種類の捕捉体プローブが作動する。その際に融解曲線の位置からマッチまたはミスマッチが推定される。全部で3つの可能な分析状態(1:マッチのみ、2:ミスマッチのみ、3:マッチとミスマッチとの組み合わせ)を確実に検出できるようにするために、最も簡単な場合に、マッチ捕捉体プローブもしくはミスマッチ捕捉体プローブを有する2つの測定位置が必要である。
新しい測定法の実際の変換のために、トランデューサアレイまたはセンサアレイを形成するチップのハイブリダイゼーション位置上に薄い液体膜を可能にする流路セルの中にチップが組み入れられる。検体DNAプローブ、特にビオチン化されたPCR生成物とのハイブリダイゼーションは、全てのマッチハイブリッドが生じ得るがしかしミスマッチハイブリッドも生じ得るような温度で行なわれる。引続いて、ビオチン化された標的DNAを介してストレプトアビジン−酵素対が結合される。
今や、その酵素に対して固有の基質を有する溶液がポンプによりセンサチップ上に送り出される。ポンプは例えば5〜10秒の間特に一定の温度で停止され、電流増大の初期勾配が測定される。電流増大は、ラベル酵素(例えば熱安定エステラーゼ)が酵素基質(その酵素に対応する例えばp−アミノフェニルアセテート)を変換し、それにより生じる反応生成物(相応のp−アミノフェノール)がトランスデューサ電極において電気化学的に変換され、それによって反応生成物に比例した電流が発生されるという事実から生じる。電流の増大は、酵素が結合位置に連続的に反応生成物を補給し、それにより生成物濃度の上昇が起こり、このことが電流を増大させるという事実から生じる。
強調すべきことは、検出すべき反応生成物(例えばp−アミノフェノール)が、結合されたラベル酵素において解放されて自由に拡散し得るか、もしくは酵素基質液体の流れにより洗い流され得ることである。とりわけ電極における電気化学的変換または光学的検出(例えば適切な光学的に活性な反応生成物の吸収測定)による検出は、酵素基質溶液の流速が検出のために明白に低減されるか、または好ましくは零に設定されるときにのみ行なわれるとよい。
引続いて液体ポンプが再び運転され(数μl/min)、同時に温度が定められた数℃、例えば2℃だけ高められる。この措置によって、一方では増加した反応生成物が検出位置から遠ざけられ、他方では温度上昇およびそれにともなう融解によってミスマッチ標的DNA−捕捉体DNAハイブリッドが溶かされ、ハイブリダイゼーション位置つまり検出位置から運び去られる。それによって、一方では先に増大した電気化学的信号が再び下げ戻され(必ずしも零には戻されないが明白に低減させられ)、他方では誤って対にされた標的DNAと捕捉体DNAとの再ハイブリダイゼーションが濃度低減により防止される。前もって下げ戻されたセンサ信号は更なる測定を可能にする。このために数秒後、例えば20秒後にポンプが再び例えば5〜10秒間停止され、電流増大が新たに記録される。
上述の過程は、全てのDNA標的分子がそれらの融解点に従って相次いで捕捉体プローブから分離されるまで繰り返される。それにより得られた融解曲線、すなわち温度の関数としての全てのトランスデューサ位置の電流増大が評価される。これは、特にコンピュータ制御により予め与えられたソフトウェアプログラムに従って行なわれる。
方法全体は約10分後に終了し、従って従来技術に比べて特に高速の方法であり、この方法は酵素による増幅の使用により高い感度を有し、従って高い信頼性を有する。
上述の融解曲線を取得するための典型的な温度範囲は約40℃〜70℃である。酵素、特に文献により公知のラベル酵素は一般に約40℃までしか安定でなく、すなわちこの温度以上では変性し、それにより測定に必要な触媒作用を失うので、本発明によれば特に、例えば熱安定エステラーゼのような熱安定酵素が使用される。
図1に基づいて上述の測定方法論を明確に説明する。部分図1a,1b,1cにはそれぞれ横座標に時間が等しい目盛でとられ、縦座標として図1aでは50°と60°との間の温度がとられ、図1bでは流れが目盛のない単位でとられ、そして図1cではセンサ信号(酸化還元サイクル電流)がとられている。温度が予め与え得るステップで、もしくは直線状に高められ、これに関連して(同期して)流れが変化される。好ましくは、その都度一定の温度に調整後に流れが変化され、特に零に調整される。捕捉体DNA−標的DNAハイブリッドの融解温度が到達されているかぎり、標的DNAが酵素標識を含めて統計学的分布の原則のもとに捕捉体DNAから溶かされ、液体の流れによってそれぞれのトランスデューサ位置から遠ざけられ、廃棄容器内へ洗い流される。融解温度がまだ到達されていない標的DNA−捕捉体DNAハイブリッドは、それらのハイブリダイゼーション位置にそのまま維持される。洗浄液中には、まだ結合している酵素ラベルによって生成物に変換される酵素固有の基質が存在する。変化された(特に零にセットされた)流れにより、その生成物がハイブリダイゼーション位置に集積し、センサ電極へ拡散させられて、電気化学的に検出される。それにより、図1cにおいて電流測定値の著しい増大が生じ、この電流増大がその都度、捕捉体DNA−標的DNA対の健全なハイブリダイゼーションを特徴づける。特に、電流増大の初期勾配が評価に利用される。温度が高まり、流れが出発値に戻されると、新たな液体がハイブリダイゼーション位置に達し、同じ測定個所の他の分子もしくは他の測定個所の最初の分子がより高い融解温度で融解されて洗い流される。
曲線21に対応したランプ状ステップでの温度上昇の代わりに、場合によっては、温度上昇は、曲線21’もしくは21”に対応して連続的にまたは予め与え得るプロフィール(推移)に従って行なわれてもよい。流れは必ずしも停止させる必要がなく、変化させることだけが重要である。それぞれ互いに合わせられたプロフィール曲線21,22が可変量として与えられる。その都度の定常状態もしくは準定常状態の調整が重要である。図1cには、例えば電流値として測定されるセンサ信号が23で示され、センサ信号の固有の勾配値が24で示されている。図2は、位置固有のトランスデューサにおいて図1cに従って測定された因子V−PCR生成物についての多数のマッチ−ハイブリダイゼーション位置の融解曲線31と、多数の一塩基ミスマッチ−ハイブリダイゼーション位置の融解曲線32とを示し、電流増大率dI/dtがnA/minの単位で温度の関数として描出されている。
図3は、図2から正規化された測定値、すなわち、
電流増大率(T)/電流増大率(T=40℃)
を曲線31’,32’として示し、個々の曲線が対比可能である。因子V−PCR生成物における因子Vは血液凝固にとって重要である遺伝子である。
詳しくは、図2および図3において、図1cのトランスデューサ位置つまり測定位置の例におけるような電流測定値の初期勾配(dI/dt)が、その都度調整された温度値に依存して描出されている。個々の捕捉体DNA−標的DNA対について、重要な、特にS字状の滴定曲線に似た曲線経過31,32が生じる。この場合に重要なことは、互いに適合している(マッチ)捕捉体DNA−標的DNA対が、互いに適合していない(ミスマッチ)捕捉体DNA−標的DNA対とは大きく異なる信号経過もしくは横座標に沿って異なる曲線位置も有することである。特に、互いに適合している捕捉体DNA−標的DNAにおける融解過程およびそれに結び付いた融解曲線の降下は、互いに適合していない捕捉体DNA−標的DNAにおける温度よりも高い温度で生じる。
図4には具体的に使用された測定構成を有する一般的な装置が示されている。この装置は多数のハイブリダイゼーション位置5,5’,…,5n’を有する1つのチップからなる。図4には、従来技術から知られているいわゆるDNAチップが1で示されている。このようなDNAチップ1はその表面2に例えばアレイの形の多数の測定位置5,5’,…,5n’を有する。各測定位置5,5’,…,5n’には捕捉体DNA分子が固定されて配置されている。例えば固定点6に捕捉体DNA100が配置されている。捕捉体DNA100には標的DNA200が付加され得る。標的DNA200はラベルを備えることができる。ラベルは生物触媒作用による標識としての酵素であってよい。この場合に酵素標識は熱安定酵素を含むと好ましい。
捕捉体DNA100の固定のための個々の測定位置は、以下の全ての図において、5,5’,…,5n’で示されている。シリコンまたはその他の半導体材料から形成されているチップ1内には、とりわけ、ひとまとめに3で符号を付されている増幅および測定装置が組み込まれている。しかし、チップ1は集積化信号処理部を有していない金属電極を備えた絶縁材料から成っていてもよい。
測定チップ1には温度調整もしくは温度調節装置10が付設されている。このためには例えばペルチエ素子などが考慮の対象となる。温度測定はチップおよび/または場合によっては温度調節装置において行なわれる。
チップ1の測定側としての表面2は流路20に向けられている。この流路を通して、標的DNA200および場合によっては標識酵素のような分析過程のために必要な全ての基質が、もしくはリザーバ40から場合によっては酵素固有の基質Sを有する洗浄液が予め与え得る流れで導かれる。予め与えられた時間間隔の間その都度正確な流れを維持しかつ定められた流れ停止を保証する流れ調節要素30が存在し、更にもはや必要でない基質のための収容もしくは廃棄容器50が存在する。
図4に基づいて説明した装置により、特に酵素基質Sを備えた洗浄液を精密な温度制御のもとでチップ上に薄い液体膜として導くことができる。この場合に予め与え得る流れ制御および正確な測定ならびに評価が可能である。
図5および図6には2つの挙動状態が共通の形で示され、チップ1には付属の温度調節装置10および流路20が付設されている。拡大表示で、個々の多型および付属の点変異を有する捕捉体DNA100および標的DNA200が示されている。特に、例えば50℃の温度においては、全ての捕捉体DNA100が標的DNA200を結合させていることが明らかであり、特にいわゆるマッチ結合A−T,G−Cが存在し、しかしミスマッチ結合G//A,C//AおよびA//Aも存在する。マッチ結合はミスマッチ結合より強いことが明白である。
特に図6には例えば60℃の温度調節を有する状態が示され、この温度においてはミスマッチ結合が融解されるので、引続いてミスマッチ標的DNAが洗い流される。洗い流された標的DNA分子は廃棄容器50まで運ばれる。しかし、どの測定位置からももはや検出することができないように、洗い流された標的DNA分子を測定位置から僅かな距離だけ遠ざけるだけで十分である。
ミスマッチ結合の融解は位置固有に温度に依存して検出され評価される。このために、一方では図7および図8に、そして他方では図9および図10に2つの選択可能な測定が示されている。
図7および図8は、図4ならびに図5および図6を出発点とし、標的DNA200が蛍光ラベルFを備えている。このような蛍光標識された標的DNA200の場合には光学的な読み出しが可能である。光信号75が、図7および図8には詳細に示されていない分光計により、位置正しく検出されて評価される。
図7および図8の比較から、融解温度を上回った際に、例えば60℃の温度においてミスマッチ結合が融解され、これに関する標的DNA200が蛍光ラベルFを含めて洗い流されていることが明らかである。そのかぎりでは、ミスマッチ位置では低減した信号が生じる。
有利な酵素による測定および電気化学的測定において、酵素による触媒反応が次の式が当てはまる生成物Pの形成のために利用される。
Figure 0004494406
ただし、Sは酵素基質、Eは酵素ラベル、Pは反応生成物を意味する。
図9において標的DNA分子200は酵素ラベルEを備え、矢印によって酵素による触媒反応および電気的測定位置への反応生成物Pの拡散が示されている。チップ1の測定位置5,5’,…,5n’には電気化学的信号検出器つまりトランスデューサ95,95’が存在し、チップ1のシリコン内の既述の信号処理部3と関連して直接に、反応生成物Pの濃度の尺度である例えば電流の如き電気信号を検出することができる。
更に、図7および図8と同様に、図9および図10に、50℃の温度および60℃の温度における2つの状態が示されている。従って、第1の状態ではSからPへの変換によって全ての測定位置において大きな電気信号が生じ、第2の状態ではミスマッチ位置においては低減した信号が生じるかもしくは全く信号が生じないが、しかしマッチ位置においては比較的大きな電気化学信号が生じる。洗い流された標的DNA分子ならびに洗い流された反応生成物Pはここでも廃棄容器50へ運ばれる。しかし、洗い流される標的DNA分子および反応生成物は、存在する測定位置ではもはや検出することができないように測定位置から僅かな距離だけ遠ざけられるだけでも十分である。
酵素による測定方法および電気化学的測定方法の特別な利点は、電流増大率dI/dtが評価に利用され、絶対電流信号自体が利用されるのではないので、例えば光学的方法に比べて大幅に背景信号に依存しないという事実にある。それによって、酵素標識された標的DNAならびにそれによって発生された反応生成物Pを廃棄容器まで運ぶ必要はない。反応生成物Pの測定位置固有の集積が短時間の洗浄によって取除かれさえすればよい。それによって、後続の洗浄過程ではポンプが洗浄液を吸引したり吐出したりすることでも十分であり、それにより洗浄液の節約が可能になり、これは特に集積化され小型化された実施形態の場合に有利である。
電流信号は図1cにおけるピークに対応し、図2および図3においてそれらの初期勾配dI/dtは図1cの直線24,24’,24”,…に対応する。
検出が光学的ラベルまたは酵素ラベルを介して行なわれる両例のほかに、結合された標的DNA200のラベルなしの検出も可能である。ラベルなしの光学的検出の場合、DNA二重鎖の融解時におけるUV吸収の固有変化が検出される。これに対して、ラベルなしの電気的検出の場合、固有のグアニン酸化のプロセスが利用される。ラベルなしの他の検出は電気化学的インピーダンス法により行なわれる。更に、質量変化の測定によるラベルなしの検出、すなわち例えば表面波センサ(いわゆるSAW)の如き音響法を介する重量測定による検出も可能である。
ラベル法において、磁場センサと組み合わせた磁気的ラベルの使用も可能である。
以上に説明した方法において重要なことは、測定および付属の評価が自動化可能であることである。この自動化に関連してその都度の流れプロフィール(流れ推移)が生じる。このプロフィールにおいては、一方ではまず予め与えられた温度調整時に、融解されたミスマッチ結合が洗い流され、他方では位置固有に結合された標的DNAの検出が「移動を停止された」洗浄液において行なわれる。
時間に依存する予め与えられた温度プロフィールの3つの例(a)、液体流れプロフィール(b)および個々のハイブリダイゼーションのセンサ信号(c)による本発明における方法の進行を示す説明図 図1cによるセンサ信号(電流曲線)から導き出され、温度関数としての電流の初期勾配を有する評価もしくは融解曲線を示す特性曲線図 図1cによるセンサ信号(電流曲線)から導き出され、温度関数としての40℃信号で正規化された電流増大を有する評価もしくは融解曲線を示す特性曲線図 この方法を実施するための装置の概略図 図4による装置における2つの挙動状態の一方の状態を示す拡大図 図4による装置における2つの挙動状態の他方の状態を示す拡大図 SNP法での光学的検出の実施例を一方の状態で示す概略図 SNP法での光学的検出の実施例を他方の状態で示す概略図 電気化学的酵素による方法の実施例を一方の状態で示す概略図 電気化学的酵素による方法の実施例を他方の状態で示す概略図
符号の説明
1 DNAチップ
2 表面
3 増幅および測定装置
5,5’,…,5n’ 測定位置
6,6’,…,6n’ 固定点
10 温度調整もしくは温度調節装置
20 流路
21,21’,22” 温度プロフィール曲線
22 流れプロフィール曲線
23 センサ信号プロフィール曲線
24,24’,24”,… 初期勾配
30 流れ調節要素
31 曲線経過
32 曲線経過
31’ 曲線経過
32’ 曲線経過
40 洗浄液リザーバ
50 廃棄容器
75 光信号
95,95’ トランスデューサ
100 捕捉体DNA
200 標的DNA
E 酵素ラベル
F 蛍光ラベル
P 反応生成物
S 酵素基質

Claims (31)

  1. 検出すべき標的DNADNAチップ上に位置固有に固定された捕捉体DNAに結合すること(ハイブリダイゼーション)によって形成されたハイブリダイゼーション位置における捕捉体DNA/標的DNA混成体(ハイブリッド)を利用するDNA点変異の検出方法(SNP分析法)において、
    洗浄段階と測定段階とが、交互に、異なる温度で実施される方法であって、
    −洗浄段階において、
    a)洗浄液が調節された流速でDNAチップ上に導かれ、
    b)ハイブリダイゼーション位置の温度が時間の関数として決められたとおりに変化され、このとき、温度の連続的な上昇が、時間の関数として、傾斜的に実施され、次いで、温度保持時間が続き、
    c)捕捉体DNA−標的DNAハイブリッドが温度に依存して融解され、標的DNAが流動する洗浄液によってハイブリダイゼーション位置から遠ざけられ、
    −“流動していない”洗浄液による測定段階において、位置固有に結合された標的DNAの検知が行われ、
    d)上記温度保持時間中、洗浄液の流動が停止され
    e)現在の温度においてなおも結合している標的DNA位置固有に検出され
    )信号が予め与えられたプログラムに従って評価される
    ことを特徴とするDNA点変異の検出方法。
  2. 方法ステップa)〜e)が複数回繰り返されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 結合している標的DNAの検出はラベルなしに行なわれることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  4. ラベルなしの検出は光学的に行なわれることを特徴とする請求項記載の方法。
  5. 光学的検出はDNA二重鎖の融解時におけるUV吸収の固有変化を利用することを特徴とする請求項4記載の方法。
  6. ラベルなしの検出は電気的に行なわれることを特徴とする請求項記載の方法。
  7. ラベルなしの検出は固有のグアニン酸化により行なわれることを特徴とする請求項記載の方法。
  8. ラベルなしの検出は電気化学的インピーダンス法により行なわれることを特徴とする請求項記載の方法。
  9. ラベルなしの検出は重量測定により行なわれることを特徴とする請求項7記載の方法。
  10. 結合している標的DNAの検出はラベルの利用により行なわれることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  11. 検出は光学的ラベルにより行なわれることを特徴とする請求項10記載の方法。
  12. 検出は磁気的ラベルにより行なわれることを特徴とする請求項10記載の方法。
  13. 検出は酵素ラベルにより行なわれることを特徴とする請求項10記載の方法。
  14. 洗浄液は酵素基質を含んでいることを特徴とする請求項13記載の方法。
  15. 使用された温度範囲において安定である酵素を使用することを特徴とする請求項14記載の方法。
  16. 酵素ラベルは光学的に検出可能である反応に触媒作用を及ぼすことを特徴とする請求項13に記載の方法。
  17. 酵素ラベルは電気化学的に検出可能である反応に触媒作用を及ぼすことを特徴とする請求項13に記載の方法。
  18. 電気化学的に検出可能である反応は酸化還元サイクルにより増幅される電流測定を用いて検知可能であることを特徴とする請求項17記載の方法。
  19. 基質または生成物の濃度変化が検出されて評価されることを特徴とする請求項13乃至15の1つに記載の方法。
  20. センサ信号の評価および表示が温度の関数として行なわれることを特徴とする請求項1乃至19の1つに記載の方法。
  21. 定められた温度で融解曲線の正規化が行なわれることを特徴とする請求項20記載の方法。
  22. 評価はコンピュータ制御されることを特徴とする請求項1乃至21の1つに記載の方法。
  23. 評価はソフトウェアにより実施されることを特徴とする請求項22記載の方法。
  24. 以下の特徴を有する装置が使用されることを特徴とする請求項1乃至23の1つに記載の方法。
    −捕捉体DNA/標的DNA混成体(ハイブリッド)を有する少なくとも1つのDNAチップ(1)、
    −洗浄液及び付属の測定手段、
    −チップ表面(2)に横から洗浄液を流す装置(20)、
    −洗浄液の流れ制御装置(30)、
    −温度制御または温度調節装置(10)、並びに
    −標的DNAの検出手段(1〜5,75,95)とが設けられている。
  25. DNAチップ(1)、チップ表面(2)上にDNA捕捉体プローブ(100)を固定するためのアレイの一部としてのトランスデューサ(5,5´、・・・、95)を形成することを特徴とする請求項24記載の方法
  26. 洗浄液酵素基質(S)を含有していることを特徴とする請求項24記載の方法
  27. 酵素ラベル(E)が標的DNA(100)の標識として存在することを特徴とする請求項24記載の方法
  28. 酵素ラベル(E)は熱安定であることを特徴とする請求項27記載の方法
  29. 度制御および温度調節装置(10)は時間的に予め与え得る温度プロフィールを設定することを特徴とする請求項24記載の方法
  30. DNAチップ(1)に洗浄液を流す装置(30)は、予め与えられた流れプロフィールで、設定された温度に依存して調節可能であることを特徴とする請求項24記載の方法
  31. 検出手段(1〜5,95)は酵素による代謝を電気化学的に検出するように構成されていることを特徴とする請求項24記載の方法
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