JP4492866B2 - 手首関節固定用粘着部材 - Google Patents

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Description

本発明は、手首関節固定用粘着部材及びその使用方法に関する。詳しくは手首部位に貼付して固定することにより、加齢や運動等によって生じる手首部の痛みを軽減することのできる手首関節固定用粘着部材及びその使用方法に関する。
従来から膝や肘、手首、足首等の関節部に発生する痛みに多くの人が悩まされてきた。関節部は人間の動作に深く関与しているため、この部位に痛みが生じると、日常の動作が困難になることが多い。特に手首関節は日常生活における全ての行動に影響を与えるため、肉体的ばかりでなく精神的にも深刻な問題が発生する。このような関節部に発生する痛みの原因は多くあるが、そのひとつに関節軟骨の変形及び炎症(腱鞘炎)が挙げられる。
関節軟膏の変形及び炎症は、加齢による関節部周辺の筋力の低下、過度の使用、瞬時に過度の力がかかる等が原因で、これらはひとたび炎症が発生すると頻繁に又は長期にわたって発生する。前述のように、手首関節の痛みは深刻な問題であるが、近年の高齢化社会、健康志向による運動量の増加、逆に生活習慣の変化による運動量の減少、あるいは野球、サッカー、バレー、テニス等の本格的な競技に携わった過度の運動という状況から、手首関節に痛みを有する人口は増加する傾向にある。そのため、関節部に生じる痛みへの対策が強く要求されており、現在でもその治療法方について様々な検討がなされている。
このような関節部の痛みを軽減する方法としては、痛み止め、筋弛緩剤等の飲み薬や局所注射等による薬物治療、レーザーや干渉波やマイクロウェーブ等によって消炎鎮痛させる理学療法等様々な方法が挙げられるが、その一つに関節部を固定して痛みを軽減する方法も知られている。この関節部を固定する方法は、薬局等で手軽に入手できる専用の粘着部材が用いられるため、前記したような薬物治療や通院、手術等の他の方法よりも、比較的安価に関節部の痛みを軽減する有効な手段である(以下、粘着部材を用いて関節部を固定することを「テーピング」ともいう。)。しかし、ほとんどの人はテーピングに関する専門の知識を持ち合わせておらず、たとえ専門書等で知識を得たとしても技術の習得が困難であるので、専門のトレーナーにテーピングしてもらうために整骨院等に通ったりしているのが現状である。しかし、わざわざ整骨院に通うのは時間も手間もかかり、関節部を痛めた人にとっては苦痛である。
また、一般に市販されているテーピング用粘着テープを関節に貼り合わせて屈伸運動等の動きを制御する方法が提案されているが、予め関節及び筋肉の動き等の知識がないとテープを貼る位置や、テープをどの程度の長さ使用すれば良いかの認識が不十分なため、最適な対応ができない。また、場合によっては貼付することによって痛みをさらに悪化させる場合もありうる。
特にテーピングの専門知識を有さない人にとっても膝関節のテーピングを容易にするために、形状に工夫を凝らした膝関節固定用粘着部材が開示されている(特許文献1、2)。しかしながら、その他の関節部位についてもテーピングを容易にする粘着部材の開発が望まれている。
実用新案登録第3086861号公報 特開2002-330991号公開公報
本発明は、粘着部材を手首関節に貼付して手首関節を固定する際に、テーピングの専門知識を有さない人にとっても操作が簡便であり、常用的に迅速に、かつ適切にテーピングが可能な手首関節固定用粘着部材及びその使用方法を提供することを課題とする。
本発明者らは上記目的を達成するために鋭意検討を重ねた結果、手首関節部分の形状及び当該部分の筋肉の動き等を考慮し、予め粘着部材の形状や材質を特定することにより、専門知識を有しない人であっても適切かつ容易にテーピング用粘着部材を貼付することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は以下からなる。
1.伸縮布からなる基材と医療貼付用粘着層を含む粘着部材であって、該粘着部材は長辺部と短辺部を含む帯状の形状からなり、一方の短辺部側から中央に向かって切れ目が施されていることにより帯状の形状の一方が2分割されており、さらに長辺部の少なくとも一辺が凹状に切り抜かれた部分を有することを特徴とする手首関節固定用粘着部材。
2.前記伸縮布からなる基材が、強撚布、織物、編物又はネット地、或いはスパンボンド不織布に伸縮糸又は伸縮糸と非伸縮糸を編みこんだ不織布伸縮性編物地である前項1に記載の手首関節固定用粘着部材。
本発明の手首関節固定用粘着部材は、粘着部材の形状や材質を特定したことにより、手首関節に対して追従性と固定性が付与され、テーピングの専門知識を有さない人にとっても操作が簡便であり、常用的に迅速、容易かつ適切にテーピングすることができる。
本発明の手首関節部位固定用粘着部材(以下単に、「本発明の粘着部材」という。)は、伸縮布からなる基材と医療貼付用粘着層を含む粘着部材である。
以下に本発明の粘着部材を、添付図面(図1〜3)を参照しながら説明する。なお、図中、同一符号は同一又は対応する部分を示すものとする。
本発明の粘着部材は、長辺部(a)と短辺部(b)を含む帯状の形状からなり、このような帯状の形状であれば添図1〜3に示す矩形の他、台形、多角形又は楕円形等その他様々な形であっても良い。本発明の粘着部材の大きさは、近年スポーツ年齢が低くなっているため、老若男女問わず使用できる適切な寸法を充足させるため、長辺部(a)の長さが100〜1000mm、好ましくは150〜800mmであり、短辺部(b)の長さが10〜500mmであり、好ましくは20〜300mmのものである。
本発明の粘着部材は、一方の短辺部側から中央に向かって切れ目(A)が施されてることにより2分割されていることを特徴とする。この2分割されていることにより、今まで困難であった粘着部材の関節部への貼付を容易にし、テーピングを簡便にする効果を付与する。本発明の粘着部材の2分割のための切れ目(A)の長さは特に限定されないが、2分割のための切れ目の起点部(A')を掌又は手の甲側に位置を定めて貼り付け、2分割された部分(B)(C)を伸張させ、該の2分割された部分の一方は親指と人差し指の方向に巻きつけ、他方の部分が小指の付け根方向に巻きつけて貼ることができる長さであれば良い。一方の短辺部側から中央に向かって施される切れ目は、長辺部の長さの1/10〜1/2であり、その長さは10〜500mm、好ましくは50〜300mmであれば良い。また、2分割の幅は特に限定されないが、好ましくは等間隔のものが左右、手の甲、掌について各々区別することなく使用することができ、好適である。
本発明の粘着部材の2分割された側の先端(B)(C)の形状は、特に限定されないが、例えば矩形部の角部を曲線状に切り落としたような形状、つまり舌状の形状が好適である。先端部が角を有する矩形状であると、既に貼付されている粘着部材の上(自背面も含む)に重ね貼りした際に剥がれやすくなるが、舌状の形状であると剥がれにくくなる。
本発明の粘着部材の分割されていない側の先端(D)の形状は、特に限定されないが、例えば矩形部や、矩形部の角部を曲線状に切り落としたような舌状の形状とすることができる。先端部が角を有する矩形状であると、既に貼付されている粘着部材の上(自背面も含む)に重ね貼りした際に剥がれやすくなるが、舌状の形状であると剥がれにくくなる。
本発明の粘着部材は、さらに長辺部(a)の少なくとも一辺が凹状に切り抜かれている部分(E)を有し、くびれた部分を有することを特徴とする。このような切り抜き部分(E)は、長辺部の一辺又は両辺に設けることができ、両辺に均等に切り抜かれていることが好ましい。
該切り抜かれている凹状の形状は特に限定されないが、好ましくは曲線状であり、例えば円周の一部を切り抜くような形状が好適である。このように、切り抜かれている部分(E)の大きさは、長辺部(a)の長さの1/10〜1/2、好ましくは1/5〜3/7であり、短辺部(b)の長さの1/10〜1/2、好ましくは1/5〜3/7である。
該粘着部材の基材は片面又は両面に粘着層を有し、該基材の適度な伸張度により関節部を固定し、痛みを軽減する効果を付与する。該基材は、関節部への追従性と固定性を付与するために、粘着部材の引張応力が50〜280N/25mm幅、好ましくは52〜275N/25mm幅であれば良く、その伸びは50〜270%、好ましくは55〜265%であれば良い。ここで、粘着部材の引張応力が50N/25mm幅未満では、関節の収縮時の強度が不足して、関節の動き(キックバック)を十分に補助できない。280N/25mm幅を超えると、関節の伸張時に強度が強すぎて、十分な関節の動きができなくなる。また、その伸びが50%未満では、関節の伸張時の動きが抑制されて柔軟な動きができない。270%を超えると、伸縮時の動きは十分であるが、過度にかかる力を制御できなくなる。
本発明の粘着部材に使用する基材は、テーピング用粘着部材に重要である追従性や固定性等の効果を良好に発揮できる弾性及び伸縮性を有し、上記条件のキックバック性を有する素材であれば、原材料の種類に制限されることはない。
具体的には、ナイロン、ポリエステル、ポリウレタン、レーヨン、ポリプロピレン、ポリエチレン、綿等からなる強撚布、不織布、編布及び伸縮性を有するシートや布、縦糸に伸縮糸を用いたタテ伸び布、縦糸及び横糸に伸縮糸を用いた伸縮布等が好適である。さらに詳しくは、ナイロン、ポリエステル、綿等の繊維に特殊加工を施して伸縮性を持たせたストレッチヤーンや、ポリウレタン系弾性糸等の伸縮性の大きい合繊糸を単独で編成した編物地、又はこのような合繊糸とポリエステル繊維や綿等の伸縮性の小さい繊維を混合して編成した編布を使用することができる。また、ポリウレタン層のウレタンに関しては、エーテル系、エステル系の一般的なものであれば良く、特に制限することはない。
本発明の粘着部材における基材の厚みは、使用部位や基材の特性等によって適宜決定されるが、皮膚への追従性を考慮すると0.2〜1.0mmが好ましく、さらに好ましくは0.25〜0.9mmである。該基材の素材が、例えばポリウレタン層を積層させてなる伸縮布の場合は、伸縮布そのものに透湿性及び防水性を付加させることが可能である。この場合の積層させるポリウレタン層厚は、好ましくは5μm以上、30μm未満である。
一方、上述の基材の片面に設けた粘着層に用いられる粘着剤は、一般的なテーピング用粘着部材の分野等で公知のものを使用することができる。具体的にはアクリル系粘着剤、天然ゴム系粘着剤、合成ゴム系粘着剤、ビニールエーテル系粘着剤、シリコーン系粘着剤等を使用することができる。例えば肌に優しい粘着部材又は皮膚刺激性等を考慮したアクリル系粘着剤として、特許第2539330号公報又は特開2002-065841号公報に開示する医療用粘着材又は皮膚貼付用粘着組成物等を使用することができる。
本発明の粘着部材における粘着層の厚みは、基材の厚みと同様に、粘着剤等によって適宜決定されるものであるが、使用部位が手首である場合には20〜400μmが好ましく、25〜200μmがより好ましい。
本発明の粘着部材の粘着剤は、上記した基材の片面の全面又は部分的に設けても良い。粘着剤を部分的に設ける場合は、その塗布形状はドット状又は条状とすることができる。条間空間は、通気路として機能する空間が確保されていれば、直線状、波状、あるいはその他の形状であっても良い。一般には条間空間の断面層の経時的な変化が少ない波状が好ましいが、使用する粘着剤の特性や本発明の粘着部材の使用部位によって適宜決定することができる。さらに必要に応じて、粘着部材を穿孔しても良い。
本発明の粘着部材は、粘着層の表面の汚染を防ぐために、使用するまで粘着剤表面を剥離ライナーにて被覆させておくことが好ましい。この剥離ライナーは一般に皮膚へ貼付する粘着部材及びシート等に用いられている公知のものを使用することができる。具体的には上質紙、グラシン紙、パーチメント紙等の表面に、シリコーン等の剥離性能を有する剥離剤をコーティングしたものや、上質紙にレジンをアンカーコートしたもの又はポリエチレンをラミネートしたもの等の表面に、シリコーン等の剥離性能を有する剥離剤をコーティングしたもの等が挙げられる。また、この剥離ライナーは、使用に便利なように適当に背割りを設けることができる。
本発明の粘着部材の手首背屈制限のための使用方法を、図4及び5に示す。
本発明の粘着部材の2分割された部分の剥離ライナーの一部を剥がし、切れ目の起点部(A')を掌側に貼付する。次に2分割された部分の端部(B)を持ち、適度に伸張しながら手の甲側に貼付する。さらに、2分割された部分の残りの部位(C)を持ち、適度に伸張しながら手の甲側に貼付する。
その後、分割していない側の剥離ライナーを剥がし、該分割していない側の端(D)を適度に伸張させながら手首を廻るように貼り合わせる。このような方法でテーピングすると、手首が外側に屈折するのを軽減するように関節部の良好な固定性が得られるため、痛みを軽減することができる。
上記とは別の方法として、本発明の粘着部材の手首掌屈制限のための使用方法を、図6及び7に示す。
本発明の粘着部材の2分割された部分の剥離ライナーの一部を剥がし、切れ目の起点部(A')を手の甲側に貼付する。次に2分割された部分の端部(B)を持ち、適度に伸張しながら、掌側に貼付する。さらに、2分割された部分の残りの部位(C)を持ち、適度に伸張しながら掌側に貼付する。
その後、分割していない側の剥離ライナーを剥がし、該分割していない側の端(D)を適度に伸張させながら手首を廻るように貼り合わせる。このような方法でテーピングすると、手首が内側に屈折するのを軽減するように関節部の良好な固定性が得られるため、痛みを軽減することができる。
以上のように、本発明の粘着部材は2分割された部分(B)(C)とされていない部分(D)とを有することで貼付する位置や方法が明確となる。また、切り抜き部分(E)を有することでさらに粘着部材の追従性が増し、手にフィットする。よって本発明の粘着部材を使用すると、テーピングの専門知識のない人であっても手首関節のテーピングを容易に行うことができる。
以下に本発明の実施例を示し、さらに具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の応用が可能である。
(実施例1)粘着部材1
上質紙にポリエチレンをラミネートした面にシリコーン処理を施した剥離ライナーの処理面に、2-エチルヘキシルアクリレート96.5重量部及びアクリル酸3.5重量部からなる混合物を不活性ガス雰囲気下で酢酸エチルによって共重合されたアクリル系粘着剤を乾燥後の厚みが80μmになるように塗布し、この粘着層上に基材としてポリエステル75デニール糸をスムーズ編された厚さ450μmで伸縮するように編み込んだ伸縮性編布を貼合せ、基材、粘着層、剥離ライナーの積層体を得た。
上記積層体に打抜き加工を施し、長辺部(a)の長さが300mm、短辺部(b)の長さが60mmの矩形状で、一方の短辺部側から図1に示す長さ100mmの切込み(A)を設け、これにより粘着部材1を得た。
(実施例2)粘着部材2
実施例1と同様に、シリコーン処理をした剥離ライナー上に、粘着剤を乾燥後の厚みが70μmになるように塗布し、この粘着層上に基材としてポリエステル75デニール糸をスムーズ編された厚さ350μmで伸縮するように編み込んだ伸縮性編布と10μmのポリエステル系ウレタンフィルムの積層品に貼合せ、基材、粘着層、剥離ライナーの積層体を得た。
上記積層体に打抜き加工を施し、長辺部(a)の長さが350mm、短辺部(b)の長さが75mmの矩形状で、一方の短辺部側から図2に示す切り抜き及び長さ95mmの切込み(A)を設け、これにより粘着部材2を得た。
(実施例3)粘着部材3
実施例2と同様に、シリコーン処理をした剥離ライナー上に、粘着剤を粘着層に条状に塗布し、乾燥後の厚みが70μmになるようにした。この粘着層上に、基材としてポリエステル75デニール糸をスムーズ編された厚さ450μmで伸縮するように編み込んだ伸縮性編布の積層体を得た。
上記積層体を打抜き加工を施し、長辺部(a)の長さが250mm、短辺部(b)の長さが75mmの矩形状で、一方の短辺部側から図3に示す切り抜き及び長さ100mmの切込み(A)を設け、これにより粘着部材3を得た。
(比較例1)
長辺部(a)の長さを90mm、短辺部(b)の長さを5mm、切込み(A)の長さを30mmとする以外は実施例1と同様にして加工された粘着部材を得た。
(比較例2)
長辺部(a)の長さを300mm、短辺部(b)の長さを30mmのものを2本にした以外は、実施例1と同様にして加工された粘着部材を得た。
(比較例3)
長辺部(a)の長さを300mm、短辺部(b)の長さを60mm(切込み無し)に変更した以外は、実施例2と同様にして加工された粘着部材を得た。
(実験例1)引張応力及び伸び
1)引張応力
実施例1〜3及び比較例1〜3の各粘着剤を幅25mm×長さ150mmに切出し、100mmの標線を入れた。各粘着剤を引張速度300mm/minで引張り、破断した時の引張応力を測定した。
2)伸び
実施例1〜3及び比較例1〜3の各粘着剤を幅25mm×長さ150mmに切出し、100mmの標線を入れた。各粘着剤をおよそ300mm/minの引張速度で手で引張り、最大伸張時の伸びを測定した。
Figure 0004492866
(実験例2)
実施例1〜3、及び比較例1〜3を、年齢層30代以上のボランティア20人の手首関節に貼付し、下記の基準によって貼付性評価を行った。
1)関節の固定感
関節の固定感については、テーピングをしない時に比べて「固定感が非常にある」「固定感がある」「固定感が少しある」「変わらない」の4段階で評価し、相当する人数の結果を表2に記す。上記段階のうち、「固定感が非常にある」「関節の固定感がある」を関節部の固定感に対して有効とし、有効率を表2に併記した。
Figure 0004492866
2)装着感
装着感については、「非常に快適」「問題なし」「不快に感じる」「非常に不快」の4段階で評価し、相当する人数の結果を表3に記す。上記段階のうち、「非常に快適」「問題なし」を装着感が良好であるので有効とし、有効率を表3に併記した。
Figure 0004492866
3)操作性
操作性については、「貼り易い」「問題なし」「貼り難い」「非常に貼り難い」の4段階で評価し、相当する人数の結果を表4に記す。上記段階のうち、「貼り易い」「問題なし」を操作性が良好であるので有効とし、有効率を表4に併記した。
Figure 0004492866
上記説明した如く、本発明の手首関節固定用粘着部材は、粘着部材の形状や材質を特定したことにより、手首関節の固定の際、テーピングの専門知識を有さない人にとっても操作が簡便であり、常用的に迅速かつ容易に使用することができる。よって、本発明の手首関節固定用粘着部材は、医療機関において使用するのみならず、家庭でも使用できるので、ドラッグストアや薬局などで本発明の粘着部材を販売することができる。
本発明の粘着部材1を示す図である。(実施例1) 本発明の粘着部材2を示す図である。(実施例2) 本発明の粘着部材3を示す図である。(実施例3) 手首背屈制限のための本発明の粘着部材の手首への使用方法を示す図である。 手首背屈制限のための本発明の粘着部材の手首への使用方法を示す図である。 手首掌屈制限のための本発明の粘着部材の手首への使用方法を示す図である。 手首掌屈制限のための本発明の粘着部材の手首への使用方法を示す図である。
符号の説明
a 長辺部
b 短辺部
A 切れ目部
A’切れ目起点部
B 2分割された部分の端部
C 2分割された部分の端部
D 2分割していない側の端部
E 切りぬき部分

Claims (2)

  1. 伸縮布からなる基材と医療貼付用粘着層を含む粘着部材であって、該粘着部材は長辺部と短辺部を含む帯状の形状からなり、一方の短辺部側から中央に向かって切れ目が施されていることにより帯状の形状の一方が2分割されており、さらに長辺部の少なくとも一辺が凹状に切り抜かれた部分を有することを特徴とする手首関節固定用粘着部材。
  2. 前記伸縮布からなる基材が、強撚布、織物、編物又はネット地、或いはスパンボンド不織布に伸縮糸又は伸縮糸と非伸縮糸を編みこんだ不織布伸縮性編物地である請求項1に記載の手首関節固定用粘着部材。
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