JP4492544B2 - 回路基板の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、集積回路が実装された回路基板の製造方法に関する。
集積回路が実装された回路基板がある。この回路基板には、集積回路の出力端子と接合される集積回路用のランドと、外部装置の端子と電気的に接続される外部出力用のランドと、集積回路用のランド及び外部出力用のランドが両端に接続された出力配線とが形成されている。このような回路基板の製造工程においては、実装された集積回路の出力端子と集積回路用のランドとが電気的に接合されているか否かを検査する必要がある。例えば、回路基板に実装された集積回路の入力端子に制御信号を入力し、この制御信号により決定される出力端子から出力された応答信号を当該出力端子に対応する外部出力用のランドから検知できるか否かによって検査する。この検査においては、回路基板における外部出力用の端子が狭ピッチで多数形成されている場合、外部出力用のランドにプローブを正確に接触させることが難しい。そこで、導電性を有する薄板状のプローブと多数の出力配線とを絶縁膜を介して密着させることによって、当該プローブと出力配線とを静電結合させ、出力端子から出力される応答信号を出力配線から検知する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。これによると、検査時においてプローブを容易に配置することができる。
特開2003−311953号公報
上述した技術によると、実装された集積回路の端子と出力配線とが電気的に接合されているか否かを検知することができるが、出力配線から外部出力用のランドまで導通しているか否かを検査することができない。これを検査するために、プローブを全ての外部出力用の端子を含めて静電結合させることが考えられる。しかしながら、外部出力用のランドの配置位置によって、プローブと静電結合される出力配線の長さが異なるときには、プローブが検知する応答信号の信号強度が出力端子ごとにばらついてしまう。さらに、プローブの表面積を大きくしなければならないため、プローブに放射ノイズが入力されやすくなり、応答信号を正確に検知することが難しい。
そこで、本発明の主たる目的は、検査時において、集積回路から出力された応答信号を正確に検知することができる回路基板の製造方法を提供することである。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明の回路基板の製造方法は、集積回路が有する入力端子と接合される回路入力ランド、前記回路入力ランドと電気的に接続されている外部入力ランド、前記集積回路がさらに有する複数の前記出力端子とそれぞれ接合される複数の回路出力ランド、前記複数の回路出力ランドにそれぞれ対応して配設された複数の外部出力ランド、及び、前記回路出力ランド及び前記外部出力ランドと電気的に接続されていると共に前記回路出力ランドから前記外部出力ランドを越えて延在している複数の出力配線を備えている基板を形成する第1の工程と、前記入力端子と前記回路入力ランドとが接合されるように、且つ、前記出力端子と前記回路出力ランドとが接合されるように前記集積回路を前記基板に実装する第2の工程とを備えている。そして、前記外部入力ランドから前記集積回路の前記入力端子に制御信号を入力することによって前記複数の出力端子のそれぞれから順に出力された応答信号を、前記出力配線における前記外部出力ランドを越えて延在する領域と静電結合された導電性薄膜である静電結合プローブによって順に検知し、検知結果に基づいて前記複数の出力端子と前記複数の回路出力ランドとが接合されているか否かを検査する第3の工程と、前記出力配線における前記外部出力ランドを越えて延在する領域を切り離す第4の工程とを備えている。
本発明によると、第1の工程において、外部出力ランドを越えて延在するように出力配線を形成する。そして、第3の工程において、出力配線における外部出力ランドを越えて延在する領域からの応答信号を静電結合プローブが検知するか否かによって、集積回路の出力端子と回路出力ランドとが接合されているか否かを検査する。このため、集積回路の出力端子、回路出力ランド、出力配線及び外部出力ランドが導通しているか否を非接触で検査することができる。また、外部出力ランドの全てを覆うように配置される静電結合プローブと比較して、静電結合プローブの表面積を小さくすることができる。これにより、外部から静電結合プローブに放射ノイズが入力されるのを抑制することができる。このため、応答信号を正確に検知することができ、出力端子と回路出力ランドとが接合されているか否かについて誤判定するのを防止することができる。
本発明において、前記出力配線は、前記静電結合プローブと静電結合される領域の平面積が、全て同じであることが好ましい。これによると、静電結合プローブによって検知される応答信号の強度が出力配線毎にばらつくのを抑制することができる。これにより、出力端子と回路出力ランドとが接合されているか否かについて誤判定するのをさらに防止することができる。
また、本発明において、前記出力配線は、前記外部出力ランドを越えて延在する領域において、全て同じ方向に延在していることがより好ましい。これによると、静電結合プローブによって検知される応答信号の強度が出力配線毎にばらつくのをさらに抑制することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明に係る好適な実施形態である回路基板の製造方法により製造されるCOF(Chip On Film)50の平面図である。図1に示すように、製造対象となるCOF50は、ポリイミドからなるシート基材51に、複数の外部入力ランド53、複数の入力配線54、複数の回路入力ランド55、多数の回路出力ランド56、多数の出力配線57及び多数の外部出力ランド58が形成されたフレキシブル回路基板50aにドライバIC(集積回路)52が実装されたものである。なお、COF50は、例えば、インクジェットヘッドに用いられるものである。インクジェットヘッドにおいては、インク滴が吐出されるノズルに連通している多数の圧力室が形成されているとともに、圧力室に圧力を付与する圧電素子上に多数の個別電極が2次元配列されている。各個別電極は、対応する圧力室とそれぞれ対向配置され、COF50はこの個別電極に圧電素子を駆動するための駆動電圧を印加するために用いられる。近年のインクジェットヘッドは、小型化・高密度化が進み、COF50においても、各個別電極に接続される出力配線57の配線ピッチや外部出力ランド58の外形サイズや配置間隔が非常に狭いものとなっている。
ドライバIC52は、その下面において、一方向に配列された複数の入力端子52aと、入力端子52aと対向するように配列された多数の出力端子52bとが形成されている。また、ドライバIC52は、複数の入力端子52aに制御信号が入力されると、入力された制御信号によって決定される出力端子52bから応答信号を出力する。出力端子52bの数は入力端子52aの数よりも多くなっている。したがって、出力端子52bは入力端子52aより狭ピッチで配置されている。
外部入力ランド53は、制御信号が入力されるものであって、シート基材51の一端(図1中下方端)近傍に千鳥状に配列されている。回路入力ランド55は、ドライバIC52の入力端子52aと電気的に接合されるものであって、シート基材51の中央(図1中上下方向中央)近傍において外部入力ランド53と対向するように配列されている。入力配線54は、外部入力ランド53とこれに対応する回路入力ランド55とを電気的に接続するものである。回路出力ランド56は、ドライバIC52の出力端子52bと電気的に接合されるものであって、回路入力ランド55と対向するように配列されている。ここで、回路入力ランド55及び回路出力ランド56は、これらに対応する入力端子52a及び出力端子52bと対応するように配設されている。外部出力ランド58は、出力端子52bから出力された応答信号を外部に出力するためのものであり、シート基材51の他端(図1中上方端)近傍に台形マトリックス状に配置されている。出力配線57は、回路出力ランド56とこれに対応する外部出力ランド58とを電気的に接続するものである。また、出力配線57は、外部出力ランド58を越えてシート基材51の他端部まで延在している延在領域57aを有している。この延在領域57aは、上記の各配線を有するフレキシブル回路基板50aを完成するときに必要となる配線部分である。外部出力ランド58は、電解メッキで形成される。回路出力ランド56側から通電してメッキをすると、回路出力ランド56と外部出力ランド58との配線長の違いによって、最終的に形成される外部出力ランド58の高さにばらつきが生じてしまう。これは、圧電素子との電気的接合時に、圧電素子を破損する原因となる。そこで、外部出力ランド58に連続して延在領域57aを設け、回路出力ランド56側と延在領域57a側との両方から通電することで、その高さばらつきを抑えている。さらに、後述するように、延在領域57aは、出力端子52bと回路出力ランド56とが接合されているか否かを検査するために用いられるものである(図7参照)。
このように、COF50においては、回路出力ランド56が出力端子52bと同様に狭ピッチで配置されているため、特に、回路出力ランド56と出力端子52bとが電気的に接合されているか否かを、出力配線57間の電気的絶縁性も含めて検査する必要がある。
次に、本発明に係るCOF50の製造方法について図2を参照しつつ説明する。図2は、COF50の製造方法を示す工程図である。図2に示すように、本製造方法は、基板形成工程(第1の工程)と、ドライバIC実装工程(第2の工程)と、検査工程(第3の工程)と、基板カット工程(第4の工程)とを有している。以下、各工程について順に説明する。
最初に、基板形成工程について図3を参照しつつ説明する。図3は、基板形成工程によって形成されるフレキシブル回路基板50aの平面図である。図3に示すように、基板形成工程においては、ポリイミドからなる矩形状のシート基材51に、複数の外部入力ランド53、複数の入力配線54、複数の回路入力ランド55、多数の回路出力ランド56、多数の出力配線57、多数の外部出力ランド58及び延在領域57aをスクリーン印刷で形成することによって、フレキシブル回路基板50aを形成する。このとき、出力配線57の延在領域57aは、外部出力ランド58を越えてシート基材51の端部(図3中上端)近傍まで延在している。また、これら延在領域57aは、全て同じ方向(図3中上下方向)に延在している。なお、フレキシブル配線基板50aを完成する段階で、上述の回路出力ランド56及び延在領域57aから通電することにより、外部出力ランド58を構成するバンプ部が形成される。
次に、ドライバIC実装工程について図4を参照しつつ説明する。図4は、ドライバIC実装工程を説明するための図である。図4に示すように、ドライバIC実装工程においては、フレキシブル回路基板50aの回路入力ランド55とドライバIC52の入力端子52aとが電気的に接合されるように、且つ、フレキシブル回路基板50aの回路出力ランド56とドライバIC52の出力端子52bとが電気的に接合されるように、フレキシブル回路基板50aにドライバIC52を加圧・加熱接合により実装する。
次に、検査工程について図5及び図6を参照しつつ説明する。図5は、検査工程において用いられる回路基板検査装置の概略構成図である。図6は、図5に示すVI−VI線に関する回路基板検査装置1の部分断面図である。回路基板検査装置1は、ドライバIC実装工程において、フレキシブル回路基板50aに実装されたドライバIC52の各端子と対応する各ランドとが電気的に接合されているか否かを、出力配線57間の電気的絶縁性も含めて検査を行うためのものである。図5に示すように、回路基板検査装置1は、基台2と、入力プローブ3と、静電結合プローブ4と、絶縁シート6と、制御装置10とを有している。
基台2は、検査対象となるCOF50が設置されるものである。入力プローブ3は、COF50の外部入力ランド53に接続されることによって、制御装置10からの制御信号を外部入力ランド53に入力するものである。静電結合プローブ4は、矩形状を有する導電性薄膜であり、COF50の全ての出力配線57と静電結合することによって、出力端子52bから出力された応答信号が、出力配線57を介して入力されるものである。また、静電結合プローブ4は、同軸ケーブル5を介して制御装置10と接続されている。絶縁シート6は、図6に示すように、基台2に設置されたCOF50の出力配線57と静電結合プローブ4との間に配置するものである。これにより、COF50の出力配線57と静電結合プローブ4とが絶縁され、出力配線57と静電結合プローブ4との静電結合が可能となる。つまり、出力配線57からの応答信号が非接触で静電結合プローブ4に出力される。
次に、COF50を検査するときにおける静電結合プローブ4の配置位置について図7を参照しつつ説明する。図7は、COF50を検査するときにおける静電結合プローブ4の配置位置を示す図である。なお、図7においては、説明の都合上、COF50の破線で示すべき領域を実線で示している。図7に示すように、静電結合プローブ4は、全ての出力配線57の延在領域57aと静電結合されるように、その長手方向が延在領域57aの配列方向に沿うように配置される。ここで、全ての延在領域57aにおける、静電結合プローブ4に静電結合される領域の平面積が互いに同じになっている。また、全ての出力配線57に対して、回路出力ランド56から静電結合プローブ4までの配線長がほぼ同等となっている。
制御装置10について図8を参照しつつ説明する。図8は回路基板検査装置1の機能ブロック図である。制御装置10は、入力プローブ3から制御信号を出力させるとともに、静電結合プローブ4に出力された応答信号に基づいて、入力端子52a及び出力端子52bと、これらに対応するCOF50の回路入力ランド55及び回路出力ランド56とが電気的に接合されているか否かの検査を行うものである。また、制御装置10は、PC60に接続されている。ユーザはPC60を介して制御装置10を操作することができる。
制御装置10は、制御信号生成回路11、ドライバIC駆動電源12、フィルタ回路13、増幅回路14、積分回路15及び判定回路16を有している。制御信号生成回路11は、入力プローブ3と接続されており、入力プローブ3からCOF50の外部入力ランド53、入力配線54及び回路入力ランド55を介してドライバIC52の入力端子52aに入力される制御信号を生成するものである。制御信号生成回路11が生成する制御信号は、ドライバIC52の入力端子52aに入力されると、出力端子52bの1つから応答信号が出力される。これにより、複数の出力端子52bから互いに異なるタイミングで応答信号が出力される。ドライバIC駆動電源12は、ドライバIC52を駆動させるための電源回路である。
フィルタ回路13は、同軸ケーブル5を介して静電結合プローブ4に接続されており、主に静電結合プローブ4に出力された応答信号を通過させるバンドパスフィルタである。フィルタ回路13を通過した応答信号は、増幅回路14に出力される。増幅回路14は、フィルタ回路13から入力された応答信号の信号強度を増幅するものである。増幅回路14において増幅された応答信号は、積分回路15に出力される。積分回路15は、増幅回路14から入力された応答信号を積分するものである。増幅回路14において積分された応答信号は、応答信号の検知結果として判定回路16に出力される。ここで、静電結合プローブ4、フィルタ回路13、増幅回路14及び積分回路15が検知装置17を形成している。
判定回路16は、制御信号生成回路11が生成した制御信号の内容、及び、検知装置17からの検知結果に基づいて、入力端子52a及び出力端子52bと、これらに対応するCOF50の回路入力ランド55及び回路出力ランド56とが電気的に接合されているか否かを、出力配線57間の電気的絶縁性も含めて判定を行うものである。
回路基板検査装置1の作動について図9を参照しつつ説明する。図9は、COF50を検査するときにおける回路基板検査装置1の作動を示すフローチャートである。まず、基台2に設置されたCOF50の外部入力ランド53に入力プローブ3を接続し、全ての出力配線57の延在領域57aと静電結合されるように絶縁シート6とともに静電結合プローブ4を設置する(図7参照)。
そして、ユーザがPC60を操作することによってCOF50の検査が開始される。検査が開始されると、図9に示すように、ステップS101(以下、S101と略す。他のステップも同様)に移行し、制御信号生成回路11が、多数の出力端子52bのうちの1つから応答信号が出力されるような制御信号を生成する。生成された制御信号は、入力プローブ3を介してCOF50の外部入力ランド53に入力される。そして、入力端子52aとこれに対応する回路入力ランド55とが電気的に接合されている場合には、入力端子52aからドライバIC52に制御信号が入力され、当該出力端子52bから応答信号が出力される。さらに、当該出力端子52bとこれに対応する回路出力ランド56とが電気的に接合されている場合には、当該出力端子52bから電気的に接合された出力配線57に所定以上の信号強度を有する応答信号が出力される。これにより、当該出力配線57の延在領域57aから静電結合プローブ4に応答信号が出力される。
そして、S102に移行し、検知装置17において、静電結合プローブ4に出力された応答信号がフィルタ回路13を通過してノイズ除去され、増幅回路14によって信号強度が増幅され、積分回路15によって積分されて検知結果が生成される。生成された検知結果は判定回路16に出力される。そして、S103に移行し、判定回路16が、検知装置17から出力された検知結果である応答信号の信号強度が所定以上になっているか否かに基づいて、入力端子52aとこれに対応する回路入力ランド55とが電気的に接合されているか否か、及び、当該応答信号を出力した出力端子52bとこれに対応する回路出力ランド56とが電気的に接合されているか否かを判定する。このとき、出力配線57間の電気的絶縁性も含めて判定されることになる。そして、判定回路16が、当該出力端子52bとこれに対応する回路出力ランド56とが電気的に接合されていると判定したとき、当該出力端子52bとこれに対応する回路出力ランド56、出力配線57及び外部出力ランド58が導通していると判定される。
その後、S104に移行して、検査すべき次の出力端子52bがあるか否を判断する。検査すべき次の出力端子52bがある場合には(S104:YES)、再びS101に移行し、検査すべき次の出力端子52bに関して上述した作動を繰り返す。検査すべき次の出力端子52bがない場合には(S104:NO)、COF50の検査を終了する。
最後に、基板カット工程について図10を参照しつつ説明する。図10は、基板カット工程を説明するための図である。基板形成工程においては、図10に示すように、フレキシブル回路基板50aを図中破線部分でカットし、延在領域57aが配置された領域を除去する。このとき、圧電素子の外形形状に沿って切り取られることになり、一部の延在領域57aが残る。これにより、出力配線57の延在領域57aのほとんどが除去される。この基板カット工程が終了するとCOF50が完成する(図1参照)。
以上、説明した本実施形態によると、基板形成工程において、外部出力ランド58を越えてシート基材51の端部近傍まで延在している延在領域57aを形成し、検査工程において、延在領域57aからの応答信号を静電結合プローブで検知することによって、ドライバICの出力端子52b、回路出力ランド56、出力配線57及び外部出力ランド58が導通しているか否を非接触で検査することができる。また、全ての外部出力ランド58が配置された全領域を覆うように配置される静電結合プローブと比較して、静電結合プローブ4の表面積が小さくなる。これにより、静電結合プローブ4に放射ノイズが入力されるのを抑制することができる。このため、検知装置17が応答信号を正確に検知することができ、判定回路16が、出力端子52bと回路出力ランド56とが接合されているか否かについて誤判定するのを防止することができる。
また、静電結合プローブ4に静電結合される出力配線57の延在領域57aの平面積が全て同じになっているため、静電結合プローブ4に出力される応答信号の信号強度が出力配線57毎にばらつくのを抑制することができる。これにより、判定回路16が誤判定するのをさらに防止することができる。
加えて、出力配線57の延在領域57aが全て同じ方向に延在しているため、静電結合プローブ4によって検知される応答信号の強度が出力配線57毎にばらつくのをさらに抑制することができる。
以上、本発明の好適な一実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいてさまざまな設計変更が可能なものである。例えば、上述した実施形態によると、検査工程において、静電結合プローブ4に静電結合される出力配線57の延在領域57aの平面積が全て同じになっているが、静電結合プローブ4に静電結合される延在領域57aの平面積が互いに異なっていてもよい。
また、上述の実施形態によると、基板形成工程において、出力配線57の延在領域57aが同じ方向に延在するようにフレキシブル回路基板50aを形成する構成であるが、出力配線の延在領域が異なる方向に延在するようにフレキシブル回路基板を形成する構成でもよい。
本発明に係る製造方法により製造されるCOFの平面図である。 本発明に係る製造方法を示す工程図である。 図1に示す基板形成工程により形成されるフレキシブル回路基板の平面図である。 図1に示すドライバIC実装工程を説明するための図である。 図1に示す検査工程において使用される回路基板検査装置の概略構成図である。 図5に示すVI−VI線に関する回路基板検査装置の部分断面図である。 図5に示す静電結合プローブの配置位置を示す図である。 図5に示す回路基板検査装置の機能ブロック図である。 図5に示す回路基板検査装置の作動を示すフローチャートである。 図1に示す基板カット工程を説明するための図である。
符号の説明
1 回路基板検査装置
3 入力プローブ
4 静電結合プローブ
5 同軸ケーブル
6 絶縁シート
10 制御装置
11 制御信号生成回路
12 駆動電源
13 フィルタ回路
14 増幅回路
15 積分回路
16 判定回路
17 検知装置
50 COF
50a フレキシブル回路基板
51 シート基材
52 ドライバIC
52a 入力端子
52b 出力端子
53 外部入力ランド
54 入力配線
55 回路入力ランド
56 回路出力ランド
57 出力配線
57a 延在領域
58 外部出力ランド

Claims (3)

  1. 集積回路が有する入力端子と接合される回路入力ランド、前記回路入力ランドと電気的に接続されている外部入力ランド、前記集積回路がさらに有する複数の前記出力端子とそれぞれ接合される複数の回路出力ランド、前記複数の回路出力ランドにそれぞれ対応して配設された複数の外部出力ランド、及び、前記回路出力ランド及び前記外部出力ランドと電気的に接続されていると共に前記回路出力ランドから前記外部出力ランドを越えて延在している複数の出力配線を備えている基板を形成する第1の工程と、
    前記入力端子と前記回路入力ランドとが接合されるように、且つ、前記出力端子と前記回路出力ランドとが接合されるように前記集積回路を前記基板に実装する第2の工程と、
    前記外部入力ランドから前記集積回路の前記入力端子に制御信号を入力することによって前記複数の出力端子のそれぞれから順に出力された応答信号を、前記出力配線における前記外部出力ランドを越えて延在する領域と静電結合された導電性薄膜である静電結合プローブによって順に検知し、検知結果に基づいて前記複数の出力端子と前記複数の回路出力ランドとが接合されているか否かを検査する第3の工程と、
    前記出力配線における前記外部出力ランドを越えて延在する領域を切り離す第4の工程とを備えていることを特徴とする回路基板の製造方法。
  2. 前記出力配線は、前記静電結合プローブと静電結合される領域の平面積が、全て同じであることを特徴とする請求項1に記載の回路基板の製造方法。
  3. 前記出力配線は、前記外部出力ランドを越えて延在する領域において、全て同じ方向に延在していることを特徴とする請求項1又は2に記載の回路基板の製造方法。
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