JP4492073B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録ヘッドのノズルからインク滴を吐出させて記録媒体上に画像を記録するインクジェット記録装置に関し、詳しくは、記録ヘッドのノズルから吐出されるインク滴の速度検出を正確に行うことのできるインクジェット記録装置に関する。
記録ヘッドに形成された多数のノズルから微小なインク滴を吐出し、記録ヘッドのノズル面に対向するように配置された記録媒体上に着弾させ、記録ヘッドが双方向に主走査する間に所望の画像を記録するインクジェット記録装置では、インク滴の吐出状態を一定に保ってやらないと、記録ヘッドの双方向の主走査時の着弾位置にずれが生じ、これが原因で記録画像の乱れが生じて画像品質を著しく低下させてしまう。また、インク滴の吐出速度の変化はインク滴量の変化となって現れるため、記録される画像の濃度が変わってしまい、色バランスの異なった画像になってしまう問題もある。
このインク滴の吐出速度の変化は、インク粘度の違いに関連し、また、インク粘度は、環境温度に影響されることから、インク滴の吐出速度は環境温度の変化により常に生じる。
このため、従来、記録ヘッドからのインク滴の吐出開始から該インク滴が検出光の光軸を通過するまでの時間に基づいてインク滴の速度検出を行い、その検出結果から記録ヘッドの駆動条件を変更制御する技術が特許文献1に記載されている。また、同じく、インク滴の吐出速度を検出するために、記録ヘッドからのインク滴の吐出開始から該インク滴が検出光の光軸を通過するまでの時間に基づいてインク滴の速度検出を行うことが特許文献2に記載されている。
特開平11−300944号公報 特開2003−35719号公報
フルカラーの画像を記録するインクジェット記録装置では、一般にYMCKの各色に対応した複数の記録ヘッドが備えられている。これら複数の記録ヘッドは、通常、個別に交換可能なようにそれぞれ独立してキャリッジ上に搭載されているため、各記録ヘッドのノズル面と速度検出のための検出光の光軸との距離は、機械公差等に起因して全ての記録ヘッドで同一であるとは限らず、記録ヘッド毎にばらつきを有している。
従って、上記特許文献1、2に記載のように、インク滴の吐出開始から光軸通過までの時間を計測するのみでは、各記録ヘッドのノズル面から検出光の光軸までの距離のばらつきが速度誤差となって表れてしまう問題がある。例えば、ある記録ヘッドのノズル面と検出光の光軸との間の距離が5mmであったと仮定して、その記録ヘッドに対して他の記録ヘッドのノズル面と光軸との間の距離のばらつきが±0.1mmであったとすると、インク滴の吐出開始から光軸通過までの検出時間に誤差がないとしても、±2%の速度誤差となって表れてしまう。
このため、単にインク滴の吐出開始から光軸通過までの時間を計測するのみでは、正確なインク滴の吐出速度を把握することができなかった。
そこで、本発明は、複数の記録ヘッド毎に検出光の光軸までの距離のばらつきが存在していても、複数の記録ヘッド間の吐出速度差を把握して、吐出速度差によって生じる画像の濃度差による画質劣化を削減することのできるインクジェット記録装置を提供することを課題とする。
本発明の他の課題は、以下の記載により明らかとなる。
上記各課題は、以下の各発明により解決される。
請求項1記載の発明は、ノズル面に複数のノズルが配列された複数の記録ヘッドと、前記ノズルから記録媒体に向けてインク滴を吐出するよう制御する駆動制御手段と、発光素子及び受光素子を有し、該発光素子と該受光素子との間の検出光の光軸に交叉するように前記ノズルからインク滴を吐出してその吐出開始からインク滴の通過による陰影検出までの時間を検出することで、インク滴の吐出速度を検出する速度検出手段とを備え、前記速度検出手段の検出結果に基づいて前記駆動制御手段における駆動条件を変更するようにしたインクジェット記録装置において、前記インク滴の吐出方向に沿う高さ位置が前記各記録ヘッドのノズル面の位置よりも低い位置に配置された距離検出器を用いて、該距離検出器と前記各記録ヘッドのノズル面との間の距離をそれぞれ検出することにより、前記各記録ヘッドのノズル面と前記距離検出器との間の距離差を検出する距離差検出手段と、前記速度検出手段により検出された記録ヘッド毎の検出時間に対し、前記距離差検出手段により検出された距離差を補正する演算手段とを有し、前記駆動制御手段は、各記録ヘッドに対し、前記演算手段の演算結果に基づいてインク滴の吐出速度を変更するよう制御することを特徴とするインクジェット記録装置である。
請求項2記載の発明は、前記距離差検出手段は、複数の前記記録ヘッドのうちのいずれか一つを基準ヘッドとし、該基準ヘッドのノズル面と前記距離検出器との間の距離と、他の記録ヘッドのノズル面と前記距離検出器との間のそれぞれの距離との差によって前記距離差を検出することを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置である。
発明によれば、インク滴の吐出方向に沿う高さ位置が各記録ヘッドのノズル面の位置よりも低い位置に配置された距離検出器を用いて、該距離検出器と各記録ヘッドのノズル面との間の距離をそれぞれ検出することにより、各記録ヘッドのノズル面と距離検出器との間の距離差を検出する距離差検出手段と、距離差検出手段により検出された距離差に基づいて、速度検出手段により検出された記録ヘッド毎の検出時間を補正する演算手段とを有し、速度検出手段は、演算手段により補正された検出時間に基づいて各記録ヘッドからのインク滴の吐出速度を検出するようにしたことにより、記録ヘッド毎に検出光の光軸までの距離のばらつきが存在していても、複数の記録ヘッド間の吐出速度差を把握して、吐出速度差によって生じる画像の濃度差による画質劣化を削減することのできるインクジェット記録装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係るインクジェット記録装置の主要部を示す概略構成図、図2は主要部の構成ブロック図である。
図1において、記録ヘッドは、ここでは4つの独立した記録ヘッド1A〜1Dにより構成されているが、本発明では複数あればよく、具体的な数は問わない。各記録ヘッド1A〜1Dの下面は、多数のノズル(図示せず)が主走査方向と直交する方向に沿って一列に配列されたノズル面とされており、図2に示すコントローラ(CPU)5によって、所定の駆動条件(駆動電圧、駆動周波数)で駆動回路6が制御されることにより、該ノズル面の各ノズルからそれぞれ所定のタイミングで微小液滴状のインク滴aを、図1における下方向に吐出することで、図示しない記録媒体上に所望の画像を記録する。
なお、各記録ヘッド1A〜1Dは、図示しない共通のキャリッジ上に搭載され、このキャリッジが図示しない移動手段によって主走査方向に沿って往復移動することで、一体となって主走査方向に沿う双方向に往復移動可能とされている。
2は記録ヘッド1の各記録ヘッド1A〜1Dの各ノズルから吐出されるインク滴aの通過を検出するための液滴検出器であり、検出光を出射する発光ダイオード等からなる発光素子21と、該発光素子21から出射した検出光を受光するフォトダイオード等からなる受光素子22と、図2に示す検出部23とを有している。
この液滴検出器2おける発光素子21及び受光素子22は、ホームポジション等の記録ヘッド1が記録媒体に対して記録を行わない位置に配設されており、その間に記録ヘッド1を配置可能となる距離をおいて対向状に設けられている。
検出光の光軸20は、記録ヘッド1の主走査方向と直交し且つ各記録ヘッド1A〜1Dのノズルの配列方向と平行であって、インク滴aの吐出方向に沿った高さ位置が各記録ヘッド1A〜1Dのノズル面の位置よりも低い位置に配置されている。これにより、いずれかの記録ヘッド1A〜1Dのノズル列がこの発光素子21と受光素子22との間の検出光の光軸20上に位置したときに、各ノズルから吐出されるインク滴aの進行経路は、該光軸20と交叉するようになっている。
発光素子21及び受光素子22は、共に光学的に光を遮蔽する筐体21a、22a内に装着されており、発光素子21側の筐体21aには発光素子21からの検出光を受光素子22側へ向けて出射させるための発光用開口部21bが形成されている。また、受光素子22側の筐体22aには、発光素子21からの検出光を取り込んで受光素子22により検出可能とするための受光用開口部22bを有している。
この受光用開口部22bは、記録ヘッド1のノズル面と垂直な方向に沿う径(短径)d1に対してそれと直交する方向に沿う径(長径)d2が長い楕円形を呈している(図3参照)。一般に、受光用開口部22bは、記録ヘッド1のノズル面と垂直な方向、即ちインク滴aの吐出方向に沿う幅が狭い方が、インク滴aの速度を検出する場合の検出精度を向上させることができる点で有利である。しかし、これと直交する方向の幅を狭くすると、受光素子22により検出される信号の出力が低下すると共に、主走査方向への記録ヘッド1の光軸ずれに対する余裕度の減少から、逆に安定な検出ができず検出誤差が大きくなるため、開口形状を楕円形状とし、その短径d1が記録ヘッド1のノズル面と垂直な方向に沿うように受光素子22側の筐体22aに開設することで、インク滴aの検出精度の向上と検出誤差の低減化とを両立できるようにしている。この受光用開口部22bの形状の一例を挙げると、d1=1.5mm、d2=3mmである。
受光素子22により検出された検出信号は、図2に示す検出部23に送られる。検出部23は、受光素子22の検出信号を増幅する電流増幅部231と、この電流増幅部231により増幅された検出信号の変動分のみを増幅する交流増幅部232と、この交流増幅部232からの出力信号を、該出力信号を低域フィルタ233を経て生成された基準信号と比較し、基準信号レベルを越える信号をdefect-out信号としてコントローラ5へ出力する比較器234とを有している。
なお、液滴検出器2の発光素子21は、コントローラ5によって点灯・消灯が制御される。
3はインク受け皿であり、記録ヘッド1A〜1Dのうちで検出光の光軸上に配置された記録ヘッドのノズル面に対向するにように配置され、上記記録ヘッドから吐出されたインク滴aを受け入れるようになっている。
4は距離検出器であり、各記録ヘッド1A〜1Dとの間の距離を検出する。ここでは検出光を出射する発光ダイオード等からなる発光素子41と、該発光素子41から出射した検出光を受光するフォトダイオード等からなる受光素子42とを有する反射型の距離センサからなるが、各記録ヘッド1A〜1Dのノズル面との間の距離を検出可能であればその構成は特に問わない。
この距離検出器4は、液滴検出器2における発光素子21及び受光素子22の対の側方において、インク滴aの吐出方向に沿った高さ位置が、各記録ヘッド1A〜1Dのノズル面の位置よりも低い位置に固定状に配置されており、記録ヘッド1A〜1Dが主走査方向に移動され、各記録ヘッド1A〜1Dがそれぞれ上方に配置された時(図1において破線で示す。)に、発光素子41から出射された検出光が各記録ヘッド1A〜1Dのノズル面で反射した際の反射光を受光素子42で捉えることにより、その距離検出器4の表面(発光素子41と受光素子42とが露呈する面)と各記録ヘッド1A〜1Dのノズル面との間の距離をそれぞれ検出する。
この距離検出器4による各記録ヘッド1A〜1Dのノズル面との間の距離の検出は、例えば工場出荷時やいずれかの記録ヘッドを交換した時等のタイミングで行うことができ、その距離の検出結果は、図2に示すコントローラ(CPU)5に出力される。
コントローラ5は、図4に示すように、制御部51、距離差検出部52、時間検出部53、演算部54をそれぞれ有している。
制御部51は、駆動回路6へ所定の駆動条件に従って吐出開始信号(FIRE-M信号)を出力することで、記録ヘッド1を駆動させる駆動制御手段を構成していると同時に、上記距離差検出部52、時間検出部53及び演算部54の動作をそれぞれ制御する。
距離差検出部52は、距離検出器4により検出された各記録ヘッド1A〜1Dのノズル面と距離検出器4との間の距離の検出値が入力されることで、各記録ヘッド1A〜1Dのノズル面と距離検出器4との間の距離差を検出する距離差検出手段を構成している。ここで検出された距離差のデータは、距離差検出部52内の所定の領域に記憶される。
なお、この距離差の検出は、各記録ヘッド1A〜1Dのうちのいずれか一つ(例えば記録ヘッド1a)を基準ヘッドとして、この基準ヘッド1aのノズル面と距離検出器4との間の距離と、他の記録ヘッド1B〜1Dのノズル面と距離検出器4との間のそれぞれの距離との差によって求められる。
時間検出部53は、制御部51が駆動回路6に対してFIRE-M信号を出力した吐出開始から、吐出されたインク滴aが液滴検出器2の受光素子22を通過してその陰影が検出され、検出部26からコントローラ5にdefect-out信号が入力されるまでの時間に基づいて求められる。具体的には、図5に示すように、検出対象となる記録ヘッドに対して吐出開始信号(FIRE-M)を出力した時点から、defect-out信号の立ち下がり(Tf)までと立ち上がり(Tb)までの中央値(Tn)の時間を検出する。
演算部54は、上記時間検出部53において検出された記録ヘッド1A〜1D毎の検出時間に対し、上記距離差検出部52で検出された距離差を補正する演算手段を構成している。
すなわち、記録ヘッド1A〜1D毎にそのノズル面の高さ位置にばらつきがあると、仮に各記録ヘッド1A〜1Dでのインク滴aの吐出速度が同一であるとしても、液滴検出器2の光軸20を通過するまでの検出時間に差が出てしまい、ノズル面の高さ位置のばらつきを勘案しないと現実の吐出速度に対して誤差が生じる。このため、演算部54では、時間検出部53において検出された記録ヘッド1A〜1D毎の検出時間に対し、上記距離差検出部52で検出された距離差を補正するようにすることで、記録ヘッドの本来望ましい検出時間を割り出す。
例えば、ある記録ヘッドのノズル面の高さ位置(h1)と基準ヘッドのノズル面の高さ位置(h2)との距離差の比(h1/h2)がL(mm)、上記記録ヘッドの現実の検出時間がT(ms)であった場合、上記記録ヘッドの本来望ましい検出時間はL・Tとされる。
この演算部54の演算結果は制御部51に送られ、制御部51は、この演算結果から駆動回路6に出力する駆動条件(駆動電圧)を補正し、インク滴aの吐出速度を変更制御する。
次に、図6に示すフロー図を用いて、具体的な処理動作について説明する。
インク滴aの吐出速度の検出は主走査方向に沿う移動方向の先頭側のヘッド(以下、No.1ヘッドという。)から行われるため、コントローラ5は、発光素子21の点灯の後(S1)、最初に検出を行う記録ヘッドを、複数の記録ヘッドのうちのNo.1ヘッドであると指定し(S2)、キャリッジを主走査方向に移動させて、No.1ヘッドのノズル列を液滴検出器2の検出光の光軸20上に合わせる(S3)。
次いで、コントローラ5は、駆動回路6に吐出開始信号(FIRE-M)を出力し、正常なインク滴aの吐出対策として、No.1ヘッドの全ノズルから連続して複数のインク滴aの吐出(予備吐出)を行う(S4)。
予備吐出後、No.1ヘッドの全ノズルのうちの最初のノズル(以下、これをNo.1ノズルという。)から複数発のインク滴aの吐出を行う(S5)。このように複数発の吐出を行うと、複数発のインク滴aによって一つのインク滴群の塊とみなすことができるため、極めて微小なインク滴aの吐出を検出するにもかかわらず、液滴検出器2によって検出される検出信号の出力レベルを高くすることができ、精度良く検出が行えるようになる。
吐出されたインク滴aが液滴検出器2の光軸20を通過すると、受光素子22において検出光が一部遮られ、受光される光量信号が一時的に減少することで検出部26からdefect-out信号が出力される。コントローラ5は、検出部26からのこのdefect-out信号の入力の有無を判断している(S6)。
制御部51は、インク滴aを吐出した後、所定のタイムアウト時間、即ちインク滴aを吐出してからそのインク滴aが検出光の光軸20を横切るであろうと十分に推測される時間の経過を検出しており、このタイムアウト時間が経過してもdefect-out信号が検出部26から出力されない場合は、そのノズルはインク滴aが吐出されない欠ノズルとしてエラー処理に移行する。
一方、コントローラ5は、検出部26からdefect-out信号の入力があると、インク滴aの吐出開始信号(FIRE-M)から検出部26からのdefect-out信号検出までの時間(図5中のTn時間)を検出し、これをNo.1ノズルの検出時間として記憶しておく(S7)。
その後、コントローラ5は、No.1ヘッドのすべてのノズルからのインク滴aの検出時間を検出し、続いてNo.2ヘッド、No.3ヘッド・・・と上記同様の処理を繰り返す(S8、S9)。
全ての記録ヘッドの検出が終了したら、コントローラ5は、発光素子21を消灯し(S10)、続いて、全ての記録ヘッド1A〜1Dの検出時間と、予め演算されて求められた各記録ヘッド1A〜1Dの距離差の検出結果に基づいて、演算部54において記録ヘッド1A〜1D毎のインク滴aの平均吐出速度を算出する(S11)。
この記録ヘッド1A〜1D毎のインク滴aの平均吐出速度は、コントローラ5内に記憶され、以後、コントローラ5は、この記憶された演算結果に基づいて、記録ヘッド1A〜1D毎に駆動回路6への駆動条件(駆動電圧)を変更することで、記録ヘッド1A〜1D毎にインク滴aの吐出速度を変更制御する。
図7は、本発明に係るインクジェット記録装置の他の実施形態を示す概略斜視図である。図1と同一構成の部位には同一符号を付してあり、これらの詳細な説明は省略する。
この実施形態では、液滴検出器2の検出光の光軸20の高さ位置を、画像記録時に各記録ヘッド1A〜1Dから吐出されるインク滴aによって画像記録される記録媒体(図示せず)の表面(画像記録面)の高さ位置に一致させたことを特徴としている。すなわち、図7中に示す各記録ヘッド1A〜1Dのノズル面と液滴検出器2の検出光の光軸20との間の距離L1(ここでは記録ヘッド1Dのノズル面と液滴検出器2の検出光の光軸20との間の距離を示す。)は、画像記録時の各記録ヘッド1A〜1Dのノズル面と記録媒体の表面との間の距離に等しくなっている。
このように液滴検出器2の検出光の光軸20の高さ位置を記録媒体の表面の高さ位置に一致させたことで、インク滴aの吐出開始からそのインク滴aが光軸20を通過するまでの時間(図5中のTn時間)を記録ヘッド1A〜1D毎に合わせれば、仮に各記録ヘッド1A〜1Dの機械公差等が存在していても、インク滴aの記録媒体着弾までの時間は一定となるので、主走査方向に沿った双方向でのインク滴aの着弾位置を容易に一致させることができる。
インク滴aの吐出開始からそのインク滴aが光軸20を通過するまでの時間を記録ヘッド1A〜1D毎に合わせるには、上述したように、コントローラ5の時間検出部53において検出された記録ヘッド1A〜1D毎の検出時間を求めた後、各記録ヘッド1A〜1Dの検出時間の時間差に基づいて記録ヘッド1A〜1D毎の吐出速度を変更するよう、駆動回路6への駆動条件(駆動電圧)を補正することにより行うことができる。
以上の構成を採ることで、各記録ヘッド1A〜1D毎に有する高さ誤差に相当するインク滴aの速度差が生じるが、これによる濃度差よりも双方向による着弾誤差による画質劣化を削減したい場合、及び、複数ヘッドが一体化され、ノズル面高さが一致した構成の記録ヘッドを使用する場合等は、図1に示したような距離検出器4を必要とせず、簡単な構成で双方向着弾位置の改善が実現できる。
本発明に係るインクジェット記録装置における主要部の概略構成を示す図 インクジェット記録装置における主要部の構成ブロック図 受光用開口部の形状を示す正面図 コントローラの構成ブロック図 吐出開始信号と検出信号のタイミングチャート 検出動作の制御フローを示す図 本発明に係るインクジェット記録装置の他の実施形態を示す概略斜視図
符号の説明
1A〜1D:記録ヘッド
2:液滴検出器
20:光軸
21:発光素子
22:受光素子
23:検出部
3:受け皿
4:距離検出器
41:発光素子
42:受光素子
5:コントローラ
51:制御部
52:距離差検出部
53:時間検出部
54:演算部
6:駆動回路
a:インク滴

Claims (2)

  1. ノズル面に複数のノズルが配列された複数の記録ヘッドと、前記ノズルから記録媒体に向けてインク滴を吐出するよう制御する駆動制御手段と、発光素子及び受光素子を有し、該発光素子と該受光素子との間の検出光の光軸に交叉するように前記ノズルからインク滴を吐出してその吐出開始からインク滴の通過による陰影検出までの時間を検出することで、インク滴の吐出速度を検出する速度検出手段とを備え、前記速度検出手段の検出結果に基づいて前記駆動制御手段における駆動条件を変更するようにしたインクジェット記録装置において、
    前記インク滴の吐出方向に沿う高さ位置が前記各記録ヘッドのノズル面の位置よりも低い位置に配置された距離検出器を用いて、該距離検出器と前記各記録ヘッドのノズル面との間の距離をそれぞれ検出することにより、前記各記録ヘッドのノズル面と前記距離検出器との間の距離差を検出する距離差検出手段と、
    前記速度検出手段により検出された記録ヘッド毎の検出時間に対し、前記距離差検出手段により検出された距離差を補正する演算手段とを有し、
    前記駆動制御手段は、各記録ヘッドに対し、前記演算手段の演算結果に基づいてインク滴の吐出速度を変更するよう制御することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記距離差検出手段は、複数の前記記録ヘッドのうちのいずれか一つを基準ヘッドとし、該基準ヘッドのノズル面と前記距離検出器との間の距離と、他の記録ヘッドのノズル面と前記距離検出器との間のそれぞれの距離との差によって前記距離差を検出することを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置
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