JP4490772B2 - 電子部品実装装置 - Google Patents

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Description

この発明は、装着ヘッドに設けた吸着ノズルで電子部品を吸着して、基板に実装する電子部品実装装置に関するものであり、特に、基準マークが印刷された測定治具を用いて、部品実装時や部品認識時の補正量を算出する装置に関するものである。
従来より、電子部品を基板に実装する電子部品実装装置が提案されている。これらの装置では、基準マークが印刷されたガラス製の測定治具を用いて、部品実装時や部品認識時の補正量を算出している。
また、特開平8−16787(特許文献1)の電子部品実装装置では、複数の基準マークを付した測定用ボードを実装作業位置に配置し、各基準マークをカメラで撮像する。そして、目標装着位置を囲む、複数の基準マークに対応する誤差データに基づいて、電子部品の目標装着位置の補正を行うものである。
特開平8−16787
しかしながら、上記特許文献1の電子部品実装装置等は、測定用ボードの温度管理をしてないため、実装機内部の温度が変化すると、測定用ボードも熱膨張し、微小な誤差が生じていた。
最近では、部品の小型化がさらに進み、従来見逃されていた測定用ボードの微小な誤差も無視できなくなっていた。
この発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、実装機内部の温度変化による測定用ボードとしての測定治具の微小な誤差を防止し、より高精度な部品実装や部品認識を行うことができる電子部品実装装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、
基板に実装する電子部品を吸着する吸着ノズル(111)と、
前記吸着ノズルを保持して、水平方向に沿って移動する装着ヘッド(110)と、
表面に複数の基準マークが付されたガラス製の測定治具(130、140)と、
前記測定治具に対向するように配置され、前記基準マークを撮像する撮像手段(111、112、125)と、を備え、
前記撮像手段により前記各基準マークを撮像し、撮像された前記基準マークの画像位置と、予め設定された基準マークの適正撮像位置とのズレ量から所定の補正量を算出する電子部品実装装置において、
前記測定治具の温度を検出する検出手段(133、146)と、
前記測定治具の温度を調節する温度調節器(132、147)と、
前記検出手段からの検出信号に基づき、前記温度調節器を制御する制御手段(10)と、を備え、前記電子部品実装装置内の温度が所定の温度に上昇するごとに前記撮像手段が前記基準マークを撮像する際、前記制御手段により前記測定治具を所定の温度に保持するように制御するようにした。所定の補正量とは、部品実装時や部品認識時の補正量を意味する。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の電子部品実装装置において、
前記検出手段と前記温度調節器とを、前記測定治具に一体化して設けるようにした。
一体化して設けるとは、前記検出手段と温度調節器を前記測定治具に付設させたり、前記温度調節器を構成するヒータ線を測定治具に内蔵させたりすることである。
請求項1記載の発明によれば、前記撮像手段が前記基準マークを撮像する際、前記測定治具を所定の温度にするように制御するので、測定治具は熱膨張による影響を受けないので、部品装着や部品認識時の補正量の算出をより高精度に行うことができる。
請求項2記載の発明によれば、検出手段と温度調節器を測定治具に一体化して設けたので、測定治具の移動が自在となり、作業時間が短縮される。
(実施形態の全体構成)
本発明の実施形態について、図1乃至図15に基づいて説明する。図1は、本実施形態たる電子部品実装装置100の斜視図である。
電子部品実装装置100は、基板に各種の電子部品の実装を行うものであって、図1に示すように、後述する各構成を支持する機枠104と、実装される電子部品を供給する複数の電子部品フィーダー101(図1では一つのみ図示しているが、実際には後述するX軸方向沿って複数並んで配置される)と、電子部品フィーダー101を複数並べて保持するフィーダーバンク102と、一定方向に基板を搬送する基板搬送手段103と、当該基板搬送手段103による基板搬送経路の途中に設けられた基板に対する電子部品実装作業を行うための基板実装位置と、着脱自在の複数の吸着ノズル111を保持して電子部品の保持を行う装着ヘッド110と、装着ヘッド110を所定範囲内の任意の位置に駆動搬送する装着ヘッド移動手段としてのX−Yガントリ120と、上記各構成の動作制御を行う制御手段10とを備えている。
なお、以下の説明において、水平面に沿って互いに直交する一の方向をX軸方向とし、他の方向をY軸方向とし、垂直上下方向をZ軸方向と称することとする。
(基板搬送手段)
基板搬送手段103は、図示しない搬送ベルトを備えており、その搬送ベルトにより基板をX軸方向に沿って搬送する。
また、前述したように、基板搬送手段103による基板搬送経路の途中には、電子部品を基板へ実装する基板実装位置が設けられている。基板搬送手段103は、基板実装位置まで基板を搬送すると共に停止して、図示しない保持機構により基板の保持を行う。つまり、基板は保持機構により保持された状態で安定した電子部品の実装作業が行われる。
なお、本実施形態では、基板に対して電子部品を実装するための吸着ノズル111の位置補正に関する技術について主に説明するので、図1では、当該位置補正に使用する測定治具130を基板実装位置で保持機構により保持した状態を図示している。
(電子部品フィーダー)
フィーダーバンク102は、複数のX−Y平面に沿った平坦部を備え、当該平坦部に複数の電子部品フィーダー101がX軸方向に沿って羅列して載置装備される。
また、フィーダーバンク102は、各電子部品フィーダー101の先端部を当接させるX−Z平面に沿った当接部を備え、当該当接部には、電子部品フィーダー101の先端部に設けられた係合突起が挿入される位置決め穴が電子部品フィーダー101の羅列方向に沿って複数設けられている(図示略)。
さらに、各電子部品フィーダー101には弾性力で挟持を行うラッチ機構を備えており、フィーダーバンク102の平坦部における外側端部をラッチ機構に噛ませることで、前述した係合突起が位置決め穴に挿入された状態が維持されて、当該電子部品フィーダー101をフィーダーバンク102に対して所望の姿勢で固定することを可能としている。
電子部品フィーダー101は、後端部側に電子部品が均一間隔で無数に封入されたテープを巻回したテープリールを保持すると共に、先端部近傍には装着ヘッド110への電子部品の受け渡し部が形成されている。そして、フィーダーバンク102に取り付けられた状態では、電子部品の受け渡し部までテープの搬送が行われて、当該受け渡し部に位置決めされた装着ヘッド110に対して電子部品の供給が行われるようになっている。
(X−Yガントリ)
図2はX−Yガントリ120の平面図である。図2に示すように、その上面がX−Y平面に平行である機枠104の当該上面に平行に載置装備されたY軸ガイドとしての二本のY軸ガイドレール122と、これら二本のY軸ガイドレール122に架け渡された状態で支持されたX軸ガイドとしてのX軸ガイドレール121と、このX軸ガイドレール121と共に装着ヘッド110をY軸方向に案内するX軸方向に沿って装着ヘッド110を移動させる駆動源であるX軸モータ123と、X軸ガイドレール121を介して装着ヘッド110をY軸方向に移動させる駆動源であるY軸モータ124とを備えている。そして、各モータ123、124の駆動により、装着ヘッド110を二本のY軸ガイドレール122の間となる領域のほぼ全体に搬送することを可能としている。
また、電子部品実装作業の必要上、前記したフィーダーバンク102、基板実装位置104とはいずれもX−Yガントリ120による装着ヘッド110の搬送可能領域内に配置されている。
上記Y軸ガイドレール122は、いずれもY軸方向に沿って配設されており、X軸ガイドレール121の両端部をそれぞれリニアガイドを介して支持している。これにより、X軸ガイドレール121をY軸方向に沿って滑動可能としている。
また、Y軸モータ124は、周知の伝達機構(ベルト機構、ボールネジ機構等)を介してX軸ガイドレール121をY軸方向に沿って移動位置決めすることができる。
上記X軸ガイドレール121は、X軸方向に沿って配設されており、リニアガイドを介して装着ヘッド110を支持している。これにより、装着ヘッド110をX軸方向に沿って滑動可能としている。
また、X軸モータ123は、周知の伝達機構(ベルト機構、ボールネジ機構等)を介してX軸ガイドレール121をX軸方向に沿って移動位置決めすることができる。
なお、各モータ123、124は、ぞれぞれ、その回転量が図示しない検出手段により検出されて制御手段10に出力され、所望の回転量となるように制御されることにより、装着ヘッド110を介して吸着ノズル111や後述する第一及び第二のカメラ112、113の位置決めを行っている。
また、各モータ123、124は、回転駆動式ではなくリニアモータを使用しても良い。
(装着ヘッド)
装着ヘッド110は、図2に示すように、その先端部で空気吸引により電子部品を保持する四本の吸着ノズル111と、これらの吸着ノズル111をZ軸方向に駆動する駆動源であるZ軸モータ114(図4参照)と、吸着ノズル111を介して保持された電子部品を、Z軸方向を中心として回転駆動させる回転駆動源である回転モータ115(図4参照)とが設けられている。
各吸着ノズル111は、X軸方向沿って並んで装着ヘッド110に支持され、各々がその長手方向をZ軸方向に沿わせた状態で支持されている。
また、各吸着ノズル111は負圧発生源に接続され、当該吸着ノズル111の先端部において吸気吸引を行うことにより電子部品の吸着及び保持が行われる。
つまりこれらの構造により、実装作業時には、吸着ノズル111の先端部で所定の電子部品フィーダー101から電子部品を吸着し、装着ヘッド110の移動により所定位置で基板に向かって吸着ノズル111を下降させると共に吸着ノズル111を回転させて電子部品の向きの調整を行いつつ実装作業が行われる。
第一及び第二のカメラ112、113は、各吸着ノズル111を挟んで装着ヘッド110におけるX軸方向両端部にそれぞれ配置されている。そして、各カメラ112、113は、その光軸をZ軸方向に向けた状態で装着ヘッド110に実装されており、X−Yガントリ120により所定位置に位置決めされた状態で、基板の原点合わせを行うための位置決めマークの撮像を行う。また、各吸着ノズル111を位置決めするために装着ヘッド110の下方の状態を認識するための各種の撮像に使用される。さらに、後述する吸着ノズル111の位置補正のための測定治具130の撮像にも使用される。
機枠104には、撮像手段としての部品認識カメラ125が固定されている。部品認識カメラ125は、光軸がZ軸方向に沿って配置され、上方の物体を撮像可能である。そして、吸着ノズル111が電子部品を吸着した後、装着ヘッド110が部品認識カメラ125上を移動する際、撮像して、部品形状の認識を行う。また、部品認識カメラ125は、吸着ノズル111が図15に示す測定治具140を吸着した後に、その測定治具を撮像し認識する。
(測定治具)
図3はマーク表示部としての測定治具130の平面図である。かかる測定治具130は、吸着ノズル111の位置補正の準備作業時(詳細は後述する)にのみ基板搬送手段103の基板実装位置に装着され、電子部品の実装作業時には除去される。
測定治具130は、その中央部に直線に沿って均一間隔で基準マークM1〜Mnが表示されている。かかる各基準マークM1〜Mnは、より精度良く直線に沿っていることが望ましいが、その形成精度に応じて厳密には若干のズレを生じている。従って、各基準マークM1〜Mnは、予め三次元測定装置により精密に各位置の測定を行い、相対的な位置関係が予め取得されている。即ち、一番端の基準マークM1を原点とし、両端となる基準マークM1、Mnを結ぶ直線を直交座標系の一方の座標軸とする座標データが前記測定により求められ、制御手段10の処理に用いることが可能な状態のデータとして用意されている。ただし、この基準マークM1〜Mnは、特定の温度であれば、最も精度が出るように印刷されている。例えば、摂氏35度の時、基準マーク間隔が5.000mmに一番近くなるように作成されている。
また、測定治具130の下部には、発熱マット131が測定治具下面に密着するように接着されて、配置されている。この発熱マット131には、温度調節器132と、検出手段としてのガラス治具温度センサ133が内蔵されている。ガラス治具温度センサ133の検出端は、ガラス製の測定治具130に接触している。このように、温度調節器132とガラス治具温度センサ133は、測定治具130に一体化されて配置されている。
また、発熱マット131が黒色の場合、基準マークを銀色に印刷すると、基準マークの輪郭が鮮明になり、認識しやすい。
なお、測定治具130は、その使用時には、各基準マークM1〜Mnの列がほぼX軸方向に沿うように、基板搬送手段103の基板実装位置に装着される。また、装着の際には、X軸方向における各基準マークM1〜Mnの列の長さが、基板に対する電子部品の実装を行う範囲と、各電子部品フィーダー101から電子部品の受け取りを行う範囲と、部品認識カメラ125とをいずれもX軸方向について網羅することが可能な長さに設定されている。つまり、測定治具130は、各吸着ノズル111の位置決め位置の補正を行うために用いられることから、吸着ノズル111が位置決めされ得る全ての位置についてX軸方向について網羅する必要があるからである。
(制御手段)
図4は電子部品実装装置100の制御系を示すブロック図である。図4に示すように、制御手段10は、主に、X−Yガントリ120のX軸モータ123、Y軸モータ124、装着ヘッド110において各吸着ノズル111の昇降を行うZ軸モータ114(実際には各吸着ノズル111に個別に設けられているが図4では一つのみ図示する)、吸着ノズル111の回転を行う回転モータ115(実際には各吸着ノズル111に個別に設けられているが図4では一つのみ図示する)、測定治具130の温度調節を行うヒータ式温度調節器132が接続されている。また、制御手段10には、ガラス製の測定治具の温度を測定するガラス治具温度センサ133が接続されている。このガラス治具温度センサ133からの検出信号に基づき、制御手段10は、温度調節器132の出力を制御する。
また、制御手段10は、装着ヘッド110に設けられた第一のカメラ112及び第二のカメラ113の動作制御を行うと共に、X−Yガントリ120に設けられた温度センサ106によりX−Yガントリ120の作動環境温度の検出を行う。
そして、制御手段10は、所定の制御プログラムに従って各種の処理及び制御を実行するCPU11と、各種の処理及び制御を実行するためのプログラムが格納されたシステムROM12と、各種のデータを格納することで各種の処理の作業領域となるRAM13と、CPU11と各種の機器との接続を図るI/F(インターフェース)14と、各種の設定や操作に要するデータの入力を行うための操作パネル15と、各種の処理及び制御を実行するためのデータが格納された例えばEEPROM等からなる不揮発性の記憶装置17と、各種設定の内容や後述する検査の結果等を表示する表示モニタ18とを有している。また、前述した各モータ114、115、123、124と温度調節器132、ガラス治具温度センサ133は、図示しないモータドライバを介してI/F14と接続されている。
上記記憶装置17には、基板に対する各電子部品の実装位置を示す実装位置座標データと、実装すべき電子部品の受け取り位置を示す位置座標データとが記憶されている。
そして、CPU11は、所定の実装プログラムにより、基板搬送手段103の基板実装位置に基板が保持されると、装着ヘッド110を予め設定された位置に移動し、いずれかのカメラ112、113で基板の基準値マークを撮像する動作制御を行う。さらに、CPU11は、撮像画像から、基板の原点位置を算出し、電子部品実装装置100の座標系における当該原点位置の位置座標を取得すると共に、記憶装置17に記憶された実装位置の各位置座標データを電子部品実装装置100の座標系に変換する。そして、CPU11は、X軸モータ123とY軸モータ124とを所定の駆動量で駆動して装着ヘッド110上の吸着ノズル111を各実装位置に位置決めして、順次、電子部品の実装作業を実行する。
また、CPU11は、電子部品の受け取りと実装の際には、Z軸モータ114の動作制御を行い、吸着ノズル111の先端部を適正な高さに調整する制御を行う。
さらに、図1では図示していないが、機枠104の上面であって装着ヘッド110の可動範囲内の所定位置には、上方に向けられて各吸着ノズル111に保持された電子部品を下方から撮像する部品認識カメラ125が設けられている。この部品認識カメラ125は、下方から吸着ノズル111に保持された電子部品を撮像し、制御手段10に出力する。
これに対して、CPU11は、電子部品の受け取り後であって実装前に、吸着ノズル111を部品認識カメラ125の真上に位置決めし、部品認識カメラ125により電子部品の撮像を行い、撮像画像から電子部品の向きを求めると共に、適正な向きとなるように、回転モータ115の駆動制御を実行する。
(吸着ノズルの位置ズレの原因)
ここで、吸着ノズル111の位置決め誤差の発生原因について、図5と図6に基づいて説明する。
まず、X−Yガントリ120の問題点について説明する。図5はXーYガントリ120を上方(Z軸方向)から見た説明図、図6はXーYガントリ120を前方(Y軸方向)から見た説明図である。
X軸ガイドレール121は、Y軸方向への移動が行われることから、その材質軽量化のためにアルミニウム合金が使用される。一方、機枠104やY軸ガイドレール122は、鉄やその合金が使用されることから、電子部品実装装置100の周囲の環境温度の上昇により、各部の膨張率の差から、X軸ガイドレール121には、図5に示すようにY軸方向への曲がりを生じる場合がある。
このような曲がりを生じたX軸ガイドレール121に沿って装着ヘッド110が移動すると、図5に示すΔYのように、X軸方向の各位置においてノズル位置がY軸方向について位置ズレを生じてしまうこととなる。
また、上述と同じ理由や装着ヘッド110の重量により、X軸ガイドレール121には、図6に示すようにZ軸方向への曲がりを生じる場合がある。このような曲がりを生じたX軸ガイドレール121に沿って装着ヘッド110が移動すると、図6に示すθ1、θ2のように、X軸方向の各位置においてノズル位置が垂直方向から角度ズレを生じ、その結果、吸着ノズル111の先端位置がX軸方向について位置ズレを生じてしまうこととなる。
また、X軸ガイドレール121の曲がり具合は電子部品実装装置100の使用環境温度によって変化するため、予めズレ量を求めて実装を開始する前段階で補正を完了させてしまうことは困難であった。さらに、装着ヘッド110が温度変化によりX軸方向に膨張して、位置ズレを生じる場合があった。
このような各種のズレを抑制するために以下に示す各種の手法が行われる。
(測定治具の温度管理)
最初に、装置電源を入力した後、測定治具130を基板実装位置にセットする。
制御手段10は、測定治具130の温度を検知し、その検出信号に基づいて、温度調節器132を制御する。
例えば、設定温度が摂氏35度であれば、後述する補正量(補正テーブル)算出前に、発熱体としての発熱マットの電源を入れ、設定温度になるまで上昇させ、温度調節器でその温度を保持させる。この状態で、補正量の算出を行う。
(各種の補正に用いられる補正テーブルの作成)
図7乃至図9に基づいて、各種の補正に用いられる補正テーブルTの作成処理について説明する。図7は測定治具130の各基準マークM1〜Mnに対して展開される座標系を示す説明図、図8は撮像時におけるカメラ中心位置から撮像された基準マークM1〜Mnのズレ量を示す説明図、図9は各種の補正に用いられる補正テーブルTを示す説明図である。かかる処理は、電子部品の実装作業前に先行して行われる。
〔1〕まず、基板搬送手段103の基板実装位置に測定治具130が装着されると、CPU11は、所定の補正処理プログラムにより、おおよその位置に装着ヘッド110の第一のカメラ112を位置決めして両端に位置する基準マークM1とMnとを撮像する動作制御を行う。
〔2〕そして、CPU11は、カメラ中心位置から各基準マークM1、Mnのズレ量によりそれらの正確な位置を認識し、基準マークM1を原点とし、基準マークM1とMnとを結ぶ直線をX軸とするX−Y座標系を形成する。
〔3〕さらに、CPU11は、予め記憶装置17に記憶された各基準マークM1〜Mnの相対位置関係を示す座標データを上記X−Y座標系に変換し、補正テーブルTにおける(X1、Y1)、(X2、Y2)、(X3、Y3)、・・・(Xn、Yn)としてRAM13に記憶する。なお、基準マークM1を原点とし、基準マークM1とMnとがX軸上に位置するので、X1=0、Y1=0、Yn=0となる。
〔4〕次いで、CPU11は、上記各基準マークM1〜Mnの位置座標データ(X1、Y1)、(X2、Y2)、(X3、Y3)、・・・(Xn、Yn)に基づいて第一のカメラ112を各基準マークM1〜Mnに位置決めして撮像を行う動作制御を行う。
〔5〕さらに、CPU11は、各基準マークM1〜Mnの撮像画像からカメラ中心位置Cから各基準マークM1〜Mnのズレ量をX成分とY成分とでそれぞれ算出し(図8参照)、補正テーブルTにおける(XL1、YL1)、(XL2、YL2)、(XL3、YL3)、・・・(XLn、YLn)としてRAM13に記憶する。
つまり、X軸ガイドレール121に撓みが生じていない理想的な状態であれば、(XL1、YL1)、(XL2、YL2)、(XL3、YL3)、・・・(XLn、YLn)はいずれも(0、0)となるが、X軸ガイドレール121の撓み、装着ヘッド110の膨張等を原因として、装着ヘッド110における第一のカメラ112に生じる位置ズレ量が(XL1、YL1)、・・・(XLn、YLn)に表れることとなる。
〔6〕次いで、CPU11は、上記各基準マークM1〜Mnの位置座標データ(X1、Y1)、(X2、Y2)、(X3、Y3)、・・・(Xn、Yn)に基づいて第二のカメラ113を各基準マークM1〜Mnに位置決めして撮像を行う動作制御を行う。
〔7〕さらに、第一のカメラ112の場合と同様にして、CPU11は、第二のカメラ113の場合にも、各基準マークM1〜MnのX−Yのズレ量を算出し、補正テーブルTにおける(XR1、YR1)、(XR2、YR2)、(XR3、YR3)、・・・(XRn、YRn)としてRAM13に記憶する。
これにより、装着ヘッド110における第二のカメラ113に生じる位置ズレ量が(XR1、YR1)、・・・(XRn、YRn)に表れることとなる。
〔8〕さらに、CPU11は、上記〔1〕〜〔7〕の処理を所定の温度ごと(例えば摂氏1度ごと)に行い、各温度ごとに補正テーブルTを取得する。各温度ごと補正テーブルTを取得するために、装置内に温度調節手段を設けても良いが、本実施形態では、主電源の投入開始から、CPU11が、X−Yガントリ120の暖機運転を行う動作制御を行い、温度センサ106の検出温度を見張って、温度が1度上昇するたびに、〔1〕〜〔7〕の処理を実行する。
(装着ヘッドの伸縮に対する補正処理)
各温度ごとに取得された補正テーブルTを用いて、温度変化による装着ヘッド110における伸縮を原因とする第一カメラ112と第二のカメラ113とのカメラ中心間距離D0、第一のカメラ112のカメラ中心から一つ目の吸着ノズル111aのノズル中心までの距離D1、第一のカメラ112のカメラ中心から二つ目の吸着ノズル111bのノズル中心までの距離D2、第一のカメラ112のカメラ中心から三つ目の吸着ノズル111cのノズル中心までの距離D3、第一のカメラ112のカメラ中心から四つ目の吸着ノズル111dのノズル中心までの距離D4のそれぞれに生じる変化量△D0〜△D4を算出する処理について、図10に基づいて説明する。図10は装着ヘッド110における各カメラ112、113及び各吸着ノズル111a〜111dの配置並びに各々の距離D0〜D4の関係を示す説明図である。
〔1〕まず、記憶装置17に各距離D0〜D4の初期値が予め精密測定されて記憶されていることを前提とする。また、各距離D0〜D4の測定は、測定治具130における各基準マークM1〜Mnの測定と同じ環境下で同様の手法で求められることが望ましい。
そして、ある温度下での上記各距離D0〜D4の変化量を求める場合において、CPU11は、所定の補正処理プログラムにより、距離D0に等しい(或いは距離D0に最も近い)距離の二つの基準マークの組{M1、M(α+1)}、{M2、M(α+2)}{M3、M(α+3)}・・・を選出する処理を行う(但し、α=D0/各基準マークの間隔)。
なお、選出する基準マークの組の数は任意であり、予め設定された個数に従う。最少で一組でも良い。
〔2〕そして、CPU11は、目的温度の補正テーブルTから、組の一方の基準マークM(α+1)における第二のカメラ113のX成分のズレ量XR(α+1)と組のもう一方の基準マークM1における第一のカメラ112のX成分のズレ量XL1とが読み出されて、これらの差が算出される。即ち、図11の図表における右成分から左成分が減じされる演算が行われる。
なお、上記演算が選出された全ての基準マークの組について行われる。各組ごとに算出された差の値は、いずれも各カメラ112、113の中心間距離の変化量△D0に相当する。
〔3〕そして、CPU11は、算出された各カメラ112、113の中心間距離の複数の変化量△D0について、平均化する演算を行う。さらに得られた平均化された変化量△D0に対して間隔の比率D1/D0を乗じて△D1を算出する。また同様にして、他の変化量△D2、△D3、△D4についても算出する(各カメラ112、113と各ノズル111a〜111dとの相対位置関係から各ノズル111a〜111dのX軸方向のズレ量を算出する)。
このようにしてある温度下での変化量△D0〜△D4が求められ、さらに、同じ温度下での距離D0’〜D4’を算出する必要がある場合には、D0〜D4から△D0〜△D4を減ずる演算が行われる。
なお、変化量△D0〜△D4については、各温度下での補正テーブルTが取得された時点で各温度について算出し、各温度下での変化量△D0〜△D4を示す変化量テーブルとして記憶装置17に記憶されておいても良いし、必要が生じたときに、必要な温度についてのみ変化量△D0〜△D4をその都度算出する処理を行っても良い。
(X軸ガイドレールのY軸方向撓みに対する補正処理)
図12及び図13に基づいて、X軸ガイドレール121のY軸方向撓みに起因する吸着ノズル111の位置決めにおけるY成分の補正処理について説明する。図12は各カメラ112、113及び各吸着ノズル111と基準マークM1〜Mnの対応関係を示す説明図、図13は二つのカメラ112、113の位置から吸着ノズル111aに生じる位置ズレ量を求めるための説明図である。
かかる補正処理は、実際の電子部品の実装作業時において、各吸着ノズル111を電子部品の受け取り位置、実装位置、部品認識カメラ125等に対して位置決めする際に実行される。
〔1〕まず、いずれかの吸着ノズル(ここでは111aを例とする)を位置座標(Xa、Ya)に位置決めする場合において、CPU11は所定の処理プログラムにより、現在温度を検出する。
〔2〕次に、CPU11は、吸着ノズル111aを位置座標(Xa、Ya)に位置決めしたとする場合の各カメラ112、113のX座標を算出する。
即ち、第一のカメラ112については、Xa−D1が算出され、さらに、現在温度における補正値△D1の補正が行われて、第一のカメラ112の中心位置のX成分が算出される。
同様に、第二のカメラ113についても、Xa+D0−D1に対して現在温度における補正値△D1、△D0の補正が行われて、第二カメラ112の中心位置のX成分が算出される。
〔3〕次に、CPU11は、上記〔2〕で求めた第一のカメラ112のX成分に最も近い基準マークMiを検出温度における補正テーブルTから選出し、当該基準マークMiにおけるズレ量のY成分YLiをテーブルTから読み出す。かかるYLiの値が、吸着ノズル111aを目標位置に位置決めした場合に、装着ヘッド110における第一のカメラ112の位置に発生するであろうY軸方向のズレ量となる。
同様にして、CPU11は、上記〔2〕で求めた第二のカメラ113のX成分に最も近い基準マークM(α+i)を検出温度における補正テーブルTから選出し、当該基準マークM(α+i)におけるズレ量のY成分YR(α+i)をテーブルTから読み出す。かかるYR(α+i)の値が、吸着ノズル111aを目標位置に位置決めした場合に、装着ヘッド110における第二のカメラ113の位置に発生するであろうY軸方向のズレ量となる。
〔4〕次に、CPU11は、上記〔3〕で求めた装着ヘッド110における第一のカメラ112と第二のカメラ113の各中心位置におけるY軸方向のズレ量から、各カメラ112、113と吸着ノズル111aの相対的位置関係に基づいて吸着ノズル111aに生じるY軸方向ズレ量ΔYを算出する。
即ち、図13に示すように、その配置比率から吸着ノズル111aのY軸方向ズレ量ΔYを次式により算出できる。
ΔY={YR(α+i)−YLi}*{(D1+△D1)/(D0+△D0)}
〔5〕そして、CPU11は、吸着ノズル111aの目標位置座標のY成分であるYaに、上記〔4〕で求めた△Yを加算して、目標位置座標のY成分がYa+△Yとなるように、Y軸モータ124の駆動量を制御する。
なお、他の吸着ノズル111b〜111dについても、距離D2〜D4と変化量△D2〜△D4を用いることで同様に、ズレ量△Yを求めることが可能である。
(X軸ガイドレールのZ軸方向撓みに対する補正処理)
図14基づいて、X軸ガイドレール121のZ軸方向撓みに起因する吸着ノズル111の位置決めにおけるX成分の補正処理について説明する。図14は第一のカメラ112及び各吸着ノズル111と基準マークM1〜Mnの対応関係を示す説明図である。
かかる補正処理は、実際の電子部品の実装作業時において、各吸着ノズル111を電子部品の受け取り位置、実装位置、部品認識カメラ125等に対して位置決めする際に実行される。つまり、前述したY成分の補正処理に前後して或いは同時に平行して実行される。
〔1〕まず、いずれかの吸着ノズル(ここでは111aを例とする)を位置座標(Xa、Ya)に位置決めする場合において、CPU11は所定の処理プログラムにより、現在温度を検出する。
〔2〕次に、CPU11は、吸着ノズル111aを位置座標(Xa、Ya)に位置決めしたとする場合の第一のカメラ112のX座標を算出する。
即ち、第一のカメラ112については、Xa−D1が算出され、さらに、現在温度における補正値△D1の補正が行われて、第一のカメラ112の中心位置のX成分が算出される。
なお、ここまでの処理は前述したY成分の補正処理と同じであるため、処理の共通化を図り、これ以降の処理をY成分の補正処理とX成分の補正処理とで別に行わせても良い。
〔3〕次に、CPU11は、上記〔2〕で求めた第一のカメラ112のX成分に最も近い基準マークMiを検出温度における補正テーブルTから選出し、当該基準マークMiにおけるズレ量のX成分XLiをテーブルTから読み出す。かかるXLiの値が、吸着ノズル111aを目標位置に位置決めした場合に、装着ヘッド110における第一のカメラ112の中心位置に発生するであろうX軸方向のズレ量となる。
かかる第一のカメラ112のX軸方向のズレ量XLiは、吸着ノズル111aに生じるX軸方向ズレ量△Xに近似することができる。
〔4〕従って、CPU11は、吸着ノズル111aの目標位置座標のX成分であるXaに、上記〔3〕で求めた△X(=XLi)を加算して、目標位置座標のX成分がXa+△Xとなるように加算する処理を実行する。そして、CPU11は、前述した装着ヘッドの伸縮による吸着ノズル111aのX軸方向のズレ量△D1をも反映して、Xa+△X+△D1となるように、X軸モータ123の駆動量を制御する。
なお、他の吸着ノズル111b〜111dについても、ズレ量△Xと△D2〜△D4を反映してX軸モータ123の駆動量が制御される。
また、用いるカメラは第一のカメラ112に限らず、第二のカメラ113であっても良い。
(電子部品実装装置の効果)
上記電子部品実装装置100では、各位置座標が既知であるX軸方向に沿って並んだ複数の基準マークM1〜Mnを二つのカメラ112、113で撮像することで、X軸方向に沿った任意の二つのカメラ112、113の各位置において生じるY軸方向ズレ量を近似的に取得することができる。さらに、装着ヘッド110の二点に生じるY軸方向ズレ量からノズル111におけるY軸方向ズレ量を求めることから、装着ヘッド110の姿勢や向き変動による位置誤差をより正確に求めることができ、これを補正することで電子部品の実装をより精度良く行うことが可能となる。
さらに、上記複数の基準マークM1〜Mnをノズル111と同じ装着ヘッド110上に設けられた第一のカメラ112で撮像することで、X軸方向に沿った任意のカメラ位置において生じるX軸方向ズレ量を近似的に取得することができる。さらに、X軸方向のズレ量がX軸ガイドレール121のZ軸方向への撓みに起因するものである場合、X軸方向の撮像位置ズレ量をノズル111の先端部に生じるX軸方向のズレ量と近似的に見なすことができ、装着ヘッド110の姿勢や向き変動による位置誤差をより正確に求めることができ、これを補正することで電子部品の実装をより精度良く行うことが可能となる。
さらに、二つのカメラ112、113に等しい距離離れた二つの基準マークMi、M(α+i)において、それぞれのカメラ112、113に生じる撮像位置ズレ量から二つのカメラ間に生じる装着ヘッド110のX軸方向伸縮量を求めると共に、同様にして複数の基準マークMi、M(α+i)の組から伸縮量をいくつも求めて平均化するので、X軸方向における装着ヘッド110の伸縮量をより精密に求めることが可能となる。
また、各温度下での撮像を行うことで補正テーブルTを各温度ごとに取得し、当該各温度で生じる撮像位置ズレ量をY軸ズレ量の算出、X軸ズレ量の算出又は装着ヘッド110におけるカメラ間距離の算出に反映させることができ、温度による影響を考慮した各種のズレ量補正を行うことが可能となり、各温度下で電子部品の実装をより精度良く行うことが可能となる。
また、撮像手段が基準マークを撮像する際、測定治具を所定の温度にするように制御するので、測定治具は熱膨張による影響を受けないので、部品装着や部品認識時の補正量の算出をより高精度に行うことができる。
また、検出手段と温度調節器を測定治具に一体化して設けたので、測定治具の移動が自在となり、作業時間が短縮される。
この発明は上記実施形態に限定されることなく、種々変更可能である。
例えば、上記実施形態では、装着ヘッドの2つのカメラを用いて、ズレ量を算出した。これに代えて、1個のカメラで、部品装着や部品認識時の補正量の算出を行うこともできる。例えば、装着ヘッドに搭載された一個のカメラにより、測定治具の面上に点在する基準マークを撮像し、各基準マークの撮像位置誤差を取得する。そして、電子部品の実装の際には、実装目標の位置座標に近接する基準マークの撮像位置誤差が、ノズルの位置決めにおける誤差に近似するとみなして、撮像位置誤差分の補正をおこなう。
また、測定治具130に代えて、図15に示す測定治具140を用いることも容易に考えられる。
測定治具140は、正方形状のガラス板である。外表面の中央部を除いた位置に基準マークが4個印刷されている。マーク141、142は、X方向、Y方向のズレ量を算出するためのマークであり、マーク143、144は、吸着ノズル111の回転方向のズレ量を算出するマークである。
測定治具140には、中心から放射状にヒータ線145が配置されている。ヒータ線145は、ガラス製の測定治具内部に埋め込まれている。また、測定治具140の側部には、温度センサ146、温度調節器147が付設されている。そして、温度調節器147から導線145に向けて、接続部149が配線されている。
温度センサ146で測定治具の温度を検出し、その検出結果に基づいて、制御手段10が温度調節器147を制御して、設定温度になるようにする。
上記の構成によれば、温度センサ146と温度調節器147は、測定治具140に一体化されているので、より装置を小型化することができる。
さらに、上記実施形態では、温度調節器147は、測定治具140に一体化されていたが、これに代えて、機枠の部品認識カメラの近くに、温度調節器150を設置する。そして、吸着ヘッド110に保持された測定治具140がその温度調節器150に接触して、測定治具温度を一定にしたのち、補正量の算出を行うようにすることも容易に考えられる。
発明の実施形態たる電子部品実装装置の斜視図である。 図1に開示されたX−Yガントリの平面図である。 図1に開示されたマーク表示部としての測定治具の平面図である。 電子部品実装装置の制御系を示すブロック図である。 XーYガントリを上方(Z軸方向)から見た説明図である。 XーYガントリを前方(Y軸方向)から見た説明図である。 測定治具の各基準マークに対して展開される座標系を示す説明図である。 撮像時におけるカメラ中心位置から撮像された基準マークのズレ量を示す説明図である。 各種の補正に用いられる補正テーブルTを示す説明図である。 装着ヘッドにおける各カメラ及び各吸着ノズルの配置並びに各々の距離の関係を示す説明図である。 二つのカメラにそれぞれ対応する各基準マークと当該基準マークにおいて生じるX軸方向の撮像位置ズレ量との関係を示す図表である。 各カメラ及び各吸着ノズルと基準マークの対応関係を示す説明図である。 二つのカメラの位置から吸着ノズルに生じる位置ズレ量を求めるための説明図である。 第一のカメラ及び各吸着ノズルと基準マークの対応関係を示す説明図である。 他の測定治具の正面図である。
符号の説明
111 吸着ノズル
110 装着ヘッド
130 測定治具
140 測定治具
112 第一のカメラ(撮像手段)
113 第二のカメラ(撮像手段)
125 部品認識カメラ(撮像手段)
133 ガラス治具温度センサ(検出手段)
146 ガラス治具温度センサ(検出手段)
132 温度調節器
147 温度調節器
10 制御手段

Claims (2)

  1. 基板に実装する電子部品を吸着する吸着ノズルと、
    前記吸着ノズルを保持して、水平方向に沿って移動する装着ヘッドと、
    表面に複数の基準マークが付されたガラス製の測定治具と、
    前記測定治具に対向するように配置され、前記基準マークを撮像する撮像手段と、を備え、
    前記撮像手段により前記各基準マークを撮像し、撮像された前記基準マークの画像位置と、予め設定された基準マークの適正撮像位置とのズレ量から所定の補正量を算出する電子部品実装装置において、
    前記測定治具の温度を検出する検出手段と、
    前記測定治具の温度を調節する温度調節器と、
    前記検出手段からの検出信号に基づき、前記温度調節器を制御する制御手段と、を備え、
    前記電子部品実装装置内の温度が所定の温度に上昇するごとに前記撮像手段が前記基準マークを撮像する際、前記制御手段により前記測定治具を所定の温度に保持するように制御することを特徴とする電子部品実装装置。
  2. 請求項1記載の電子部品実装装置において、
    前記検出手段と前記温度調節器とを、前記測定治具に一体化して設けたことを特徴とする電子部品実装装置。
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