JP4490772B2 - 電子部品実装装置 - Google Patents
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Description
最近では、部品の小型化がさらに進み、従来見逃されていた測定用ボードの微小な誤差も無視できなくなっていた。
基板に実装する電子部品を吸着する吸着ノズル(111)と、
前記吸着ノズルを保持して、水平方向に沿って移動する装着ヘッド(110)と、
表面に複数の基準マークが付されたガラス製の測定治具(130、140)と、
前記測定治具に対向するように配置され、前記基準マークを撮像する撮像手段(111、112、125)と、を備え、
前記撮像手段により前記各基準マークを撮像し、撮像された前記基準マークの画像位置と、予め設定された基準マークの適正撮像位置とのズレ量から所定の補正量を算出する電子部品実装装置において、
前記測定治具の温度を検出する検出手段(133、146)と、
前記測定治具の温度を調節する温度調節器(132、147)と、
前記検出手段からの検出信号に基づき、前記温度調節器を制御する制御手段(10)と、を備え、前記電子部品実装装置内の温度が所定の温度に上昇するごとに前記撮像手段が前記基準マークを撮像する際、前記制御手段により前記測定治具を所定の温度に保持するように制御するようにした。所定の補正量とは、部品実装時や部品認識時の補正量を意味する。
前記検出手段と前記温度調節器とを、前記測定治具に一体化して設けるようにした。
一体化して設けるとは、前記検出手段と温度調節器を前記測定治具に付設させたり、前記温度調節器を構成するヒータ線を測定治具に内蔵させたりすることである。
本発明の実施形態について、図1乃至図15に基づいて説明する。図1は、本実施形態たる電子部品実装装置100の斜視図である。
(基板搬送手段)
基板搬送手段103は、図示しない搬送ベルトを備えており、その搬送ベルトにより基板をX軸方向に沿って搬送する。
また、前述したように、基板搬送手段103による基板搬送経路の途中には、電子部品を基板へ実装する基板実装位置が設けられている。基板搬送手段103は、基板実装位置まで基板を搬送すると共に停止して、図示しない保持機構により基板の保持を行う。つまり、基板は保持機構により保持された状態で安定した電子部品の実装作業が行われる。
(電子部品フィーダー)
フィーダーバンク102は、複数のX−Y平面に沿った平坦部を備え、当該平坦部に複数の電子部品フィーダー101がX軸方向に沿って羅列して載置装備される。
また、フィーダーバンク102は、各電子部品フィーダー101の先端部を当接させるX−Z平面に沿った当接部を備え、当該当接部には、電子部品フィーダー101の先端部に設けられた係合突起が挿入される位置決め穴が電子部品フィーダー101の羅列方向に沿って複数設けられている(図示略)。
(X−Yガントリ)
図2はX−Yガントリ120の平面図である。図2に示すように、その上面がX−Y平面に平行である機枠104の当該上面に平行に載置装備されたY軸ガイドとしての二本のY軸ガイドレール122と、これら二本のY軸ガイドレール122に架け渡された状態で支持されたX軸ガイドとしてのX軸ガイドレール121と、このX軸ガイドレール121と共に装着ヘッド110をY軸方向に案内するX軸方向に沿って装着ヘッド110を移動させる駆動源であるX軸モータ123と、X軸ガイドレール121を介して装着ヘッド110をY軸方向に移動させる駆動源であるY軸モータ124とを備えている。そして、各モータ123、124の駆動により、装着ヘッド110を二本のY軸ガイドレール122の間となる領域のほぼ全体に搬送することを可能としている。
また、Y軸モータ124は、周知の伝達機構(ベルト機構、ボールネジ機構等)を介してX軸ガイドレール121をY軸方向に沿って移動位置決めすることができる。
上記X軸ガイドレール121は、X軸方向に沿って配設されており、リニアガイドを介して装着ヘッド110を支持している。これにより、装着ヘッド110をX軸方向に沿って滑動可能としている。
なお、各モータ123、124は、ぞれぞれ、その回転量が図示しない検出手段により検出されて制御手段10に出力され、所望の回転量となるように制御されることにより、装着ヘッド110を介して吸着ノズル111や後述する第一及び第二のカメラ112、113の位置決めを行っている。
(装着ヘッド)
装着ヘッド110は、図2に示すように、その先端部で空気吸引により電子部品を保持する四本の吸着ノズル111と、これらの吸着ノズル111をZ軸方向に駆動する駆動源であるZ軸モータ114(図4参照)と、吸着ノズル111を介して保持された電子部品を、Z軸方向を中心として回転駆動させる回転駆動源である回転モータ115(図4参照)とが設けられている。
また、各吸着ノズル111は負圧発生源に接続され、当該吸着ノズル111の先端部において吸気吸引を行うことにより電子部品の吸着及び保持が行われる。
(測定治具)
図3はマーク表示部としての測定治具130の平面図である。かかる測定治具130は、吸着ノズル111の位置補正の準備作業時(詳細は後述する)にのみ基板搬送手段103の基板実装位置に装着され、電子部品の実装作業時には除去される。
測定治具130は、その中央部に直線に沿って均一間隔で基準マークM1〜Mnが表示されている。かかる各基準マークM1〜Mnは、より精度良く直線に沿っていることが望ましいが、その形成精度に応じて厳密には若干のズレを生じている。従って、各基準マークM1〜Mnは、予め三次元測定装置により精密に各位置の測定を行い、相対的な位置関係が予め取得されている。即ち、一番端の基準マークM1を原点とし、両端となる基準マークM1、Mnを結ぶ直線を直交座標系の一方の座標軸とする座標データが前記測定により求められ、制御手段10の処理に用いることが可能な状態のデータとして用意されている。ただし、この基準マークM1〜Mnは、特定の温度であれば、最も精度が出るように印刷されている。例えば、摂氏35度の時、基準マーク間隔が5.000mmに一番近くなるように作成されている。
(制御手段)
図4は電子部品実装装置100の制御系を示すブロック図である。図4に示すように、制御手段10は、主に、X−Yガントリ120のX軸モータ123、Y軸モータ124、装着ヘッド110において各吸着ノズル111の昇降を行うZ軸モータ114(実際には各吸着ノズル111に個別に設けられているが図4では一つのみ図示する)、吸着ノズル111の回転を行う回転モータ115(実際には各吸着ノズル111に個別に設けられているが図4では一つのみ図示する)、測定治具130の温度調節を行うヒータ式温度調節器132が接続されている。また、制御手段10には、ガラス製の測定治具の温度を測定するガラス治具温度センサ133が接続されている。このガラス治具温度センサ133からの検出信号に基づき、制御手段10は、温度調節器132の出力を制御する。
そして、CPU11は、所定の実装プログラムにより、基板搬送手段103の基板実装位置に基板が保持されると、装着ヘッド110を予め設定された位置に移動し、いずれかのカメラ112、113で基板の基準値マークを撮像する動作制御を行う。さらに、CPU11は、撮像画像から、基板の原点位置を算出し、電子部品実装装置100の座標系における当該原点位置の位置座標を取得すると共に、記憶装置17に記憶された実装位置の各位置座標データを電子部品実装装置100の座標系に変換する。そして、CPU11は、X軸モータ123とY軸モータ124とを所定の駆動量で駆動して装着ヘッド110上の吸着ノズル111を各実装位置に位置決めして、順次、電子部品の実装作業を実行する。
また、CPU11は、電子部品の受け取りと実装の際には、Z軸モータ114の動作制御を行い、吸着ノズル111の先端部を適正な高さに調整する制御を行う。
(吸着ノズルの位置ズレの原因)
ここで、吸着ノズル111の位置決め誤差の発生原因について、図5と図6に基づいて説明する。
まず、X−Yガントリ120の問題点について説明する。図5はXーYガントリ120を上方(Z軸方向)から見た説明図、図6はXーYガントリ120を前方(Y軸方向)から見た説明図である。
このような曲がりを生じたX軸ガイドレール121に沿って装着ヘッド110が移動すると、図5に示すΔYのように、X軸方向の各位置においてノズル位置がY軸方向について位置ズレを生じてしまうこととなる。
(測定治具の温度管理)
最初に、装置電源を入力した後、測定治具130を基板実装位置にセットする。
制御手段10は、測定治具130の温度を検知し、その検出信号に基づいて、温度調節器132を制御する。
例えば、設定温度が摂氏35度であれば、後述する補正量(補正テーブル)算出前に、発熱体としての発熱マットの電源を入れ、設定温度になるまで上昇させ、温度調節器でその温度を保持させる。この状態で、補正量の算出を行う。
(各種の補正に用いられる補正テーブルの作成)
図7乃至図9に基づいて、各種の補正に用いられる補正テーブルTの作成処理について説明する。図7は測定治具130の各基準マークM1〜Mnに対して展開される座標系を示す説明図、図8は撮像時におけるカメラ中心位置から撮像された基準マークM1〜Mnのズレ量を示す説明図、図9は各種の補正に用いられる補正テーブルTを示す説明図である。かかる処理は、電子部品の実装作業前に先行して行われる。
〔1〕まず、基板搬送手段103の基板実装位置に測定治具130が装着されると、CPU11は、所定の補正処理プログラムにより、おおよその位置に装着ヘッド110の第一のカメラ112を位置決めして両端に位置する基準マークM1とMnとを撮像する動作制御を行う。
〔2〕そして、CPU11は、カメラ中心位置から各基準マークM1、Mnのズレ量によりそれらの正確な位置を認識し、基準マークM1を原点とし、基準マークM1とMnとを結ぶ直線をX軸とするX−Y座標系を形成する。
〔3〕さらに、CPU11は、予め記憶装置17に記憶された各基準マークM1〜Mnの相対位置関係を示す座標データを上記X−Y座標系に変換し、補正テーブルTにおける(X1、Y1)、(X2、Y2)、(X3、Y3)、・・・(Xn、Yn)としてRAM13に記憶する。なお、基準マークM1を原点とし、基準マークM1とMnとがX軸上に位置するので、X1=0、Y1=0、Yn=0となる。
〔4〕次いで、CPU11は、上記各基準マークM1〜Mnの位置座標データ(X1、Y1)、(X2、Y2)、(X3、Y3)、・・・(Xn、Yn)に基づいて第一のカメラ112を各基準マークM1〜Mnに位置決めして撮像を行う動作制御を行う。
〔5〕さらに、CPU11は、各基準マークM1〜Mnの撮像画像からカメラ中心位置Cから各基準マークM1〜Mnのズレ量をX成分とY成分とでそれぞれ算出し(図8参照)、補正テーブルTにおける(XL1、YL1)、(XL2、YL2)、(XL3、YL3)、・・・(XLn、YLn)としてRAM13に記憶する。
〔6〕次いで、CPU11は、上記各基準マークM1〜Mnの位置座標データ(X1、Y1)、(X2、Y2)、(X3、Y3)、・・・(Xn、Yn)に基づいて第二のカメラ113を各基準マークM1〜Mnに位置決めして撮像を行う動作制御を行う。
〔7〕さらに、第一のカメラ112の場合と同様にして、CPU11は、第二のカメラ113の場合にも、各基準マークM1〜MnのX−Yのズレ量を算出し、補正テーブルTにおける(XR1、YR1)、(XR2、YR2)、(XR3、YR3)、・・・(XRn、YRn)としてRAM13に記憶する。
〔8〕さらに、CPU11は、上記〔1〕〜〔7〕の処理を所定の温度ごと(例えば摂氏1度ごと)に行い、各温度ごとに補正テーブルTを取得する。各温度ごと補正テーブルTを取得するために、装置内に温度調節手段を設けても良いが、本実施形態では、主電源の投入開始から、CPU11が、X−Yガントリ120の暖機運転を行う動作制御を行い、温度センサ106の検出温度を見張って、温度が1度上昇するたびに、〔1〕〜〔7〕の処理を実行する。
(装着ヘッドの伸縮に対する補正処理)
各温度ごとに取得された補正テーブルTを用いて、温度変化による装着ヘッド110における伸縮を原因とする第一カメラ112と第二のカメラ113とのカメラ中心間距離D0、第一のカメラ112のカメラ中心から一つ目の吸着ノズル111aのノズル中心までの距離D1、第一のカメラ112のカメラ中心から二つ目の吸着ノズル111bのノズル中心までの距離D2、第一のカメラ112のカメラ中心から三つ目の吸着ノズル111cのノズル中心までの距離D3、第一のカメラ112のカメラ中心から四つ目の吸着ノズル111dのノズル中心までの距離D4のそれぞれに生じる変化量△D0〜△D4を算出する処理について、図10に基づいて説明する。図10は装着ヘッド110における各カメラ112、113及び各吸着ノズル111a〜111dの配置並びに各々の距離D0〜D4の関係を示す説明図である。
〔1〕まず、記憶装置17に各距離D0〜D4の初期値が予め精密測定されて記憶されていることを前提とする。また、各距離D0〜D4の測定は、測定治具130における各基準マークM1〜Mnの測定と同じ環境下で同様の手法で求められることが望ましい。
〔2〕そして、CPU11は、目的温度の補正テーブルTから、組の一方の基準マークM(α+1)における第二のカメラ113のX成分のズレ量XR(α+1)と組のもう一方の基準マークM1における第一のカメラ112のX成分のズレ量XL1とが読み出されて、これらの差が算出される。即ち、図11の図表における右成分から左成分が減じされる演算が行われる。
〔3〕そして、CPU11は、算出された各カメラ112、113の中心間距離の複数の変化量△D0について、平均化する演算を行う。さらに得られた平均化された変化量△D0に対して間隔の比率D1/D0を乗じて△D1を算出する。また同様にして、他の変化量△D2、△D3、△D4についても算出する(各カメラ112、113と各ノズル111a〜111dとの相対位置関係から各ノズル111a〜111dのX軸方向のズレ量を算出する)。
(X軸ガイドレールのY軸方向撓みに対する補正処理)
図12及び図13に基づいて、X軸ガイドレール121のY軸方向撓みに起因する吸着ノズル111の位置決めにおけるY成分の補正処理について説明する。図12は各カメラ112、113及び各吸着ノズル111と基準マークM1〜Mnの対応関係を示す説明図、図13は二つのカメラ112、113の位置から吸着ノズル111aに生じる位置ズレ量を求めるための説明図である。
〔1〕まず、いずれかの吸着ノズル(ここでは111aを例とする)を位置座標(Xa、Ya)に位置決めする場合において、CPU11は所定の処理プログラムにより、現在温度を検出する。
〔2〕次に、CPU11は、吸着ノズル111aを位置座標(Xa、Ya)に位置決めしたとする場合の各カメラ112、113のX座標を算出する。
〔3〕次に、CPU11は、上記〔2〕で求めた第一のカメラ112のX成分に最も近い基準マークMiを検出温度における補正テーブルTから選出し、当該基準マークMiにおけるズレ量のY成分YLiをテーブルTから読み出す。かかるYLiの値が、吸着ノズル111aを目標位置に位置決めした場合に、装着ヘッド110における第一のカメラ112の位置に発生するであろうY軸方向のズレ量となる。
〔4〕次に、CPU11は、上記〔3〕で求めた装着ヘッド110における第一のカメラ112と第二のカメラ113の各中心位置におけるY軸方向のズレ量から、各カメラ112、113と吸着ノズル111aの相対的位置関係に基づいて吸着ノズル111aに生じるY軸方向ズレ量ΔYを算出する。
〔5〕そして、CPU11は、吸着ノズル111aの目標位置座標のY成分であるYaに、上記〔4〕で求めた△Yを加算して、目標位置座標のY成分がYa+△Yとなるように、Y軸モータ124の駆動量を制御する。
(X軸ガイドレールのZ軸方向撓みに対する補正処理)
図14基づいて、X軸ガイドレール121のZ軸方向撓みに起因する吸着ノズル111の位置決めにおけるX成分の補正処理について説明する。図14は第一のカメラ112及び各吸着ノズル111と基準マークM1〜Mnの対応関係を示す説明図である。
〔1〕まず、いずれかの吸着ノズル(ここでは111aを例とする)を位置座標(Xa、Ya)に位置決めする場合において、CPU11は所定の処理プログラムにより、現在温度を検出する。
〔2〕次に、CPU11は、吸着ノズル111aを位置座標(Xa、Ya)に位置決めしたとする場合の第一のカメラ112のX座標を算出する。
〔3〕次に、CPU11は、上記〔2〕で求めた第一のカメラ112のX成分に最も近い基準マークMiを検出温度における補正テーブルTから選出し、当該基準マークMiにおけるズレ量のX成分XLiをテーブルTから読み出す。かかるXLiの値が、吸着ノズル111aを目標位置に位置決めした場合に、装着ヘッド110における第一のカメラ112の中心位置に発生するであろうX軸方向のズレ量となる。
〔4〕従って、CPU11は、吸着ノズル111aの目標位置座標のX成分であるXaに、上記〔3〕で求めた△X(=XLi)を加算して、目標位置座標のX成分がXa+△Xとなるように加算する処理を実行する。そして、CPU11は、前述した装着ヘッドの伸縮による吸着ノズル111aのX軸方向のズレ量△D1をも反映して、Xa+△X+△D1となるように、X軸モータ123の駆動量を制御する。
(電子部品実装装置の効果)
上記電子部品実装装置100では、各位置座標が既知であるX軸方向に沿って並んだ複数の基準マークM1〜Mnを二つのカメラ112、113で撮像することで、X軸方向に沿った任意の二つのカメラ112、113の各位置において生じるY軸方向ズレ量を近似的に取得することができる。さらに、装着ヘッド110の二点に生じるY軸方向ズレ量からノズル111におけるY軸方向ズレ量を求めることから、装着ヘッド110の姿勢や向き変動による位置誤差をより正確に求めることができ、これを補正することで電子部品の実装をより精度良く行うことが可能となる。
測定治具140は、正方形状のガラス板である。外表面の中央部を除いた位置に基準マークが4個印刷されている。マーク141、142は、X方向、Y方向のズレ量を算出するためのマークであり、マーク143、144は、吸着ノズル111の回転方向のズレ量を算出するマークである。
温度センサ146で測定治具の温度を検出し、その検出結果に基づいて、制御手段10が温度調節器147を制御して、設定温度になるようにする。
上記の構成によれば、温度センサ146と温度調節器147は、測定治具140に一体化されているので、より装置を小型化することができる。
110 装着ヘッド
130 測定治具
140 測定治具
112 第一のカメラ(撮像手段)
113 第二のカメラ(撮像手段)
125 部品認識カメラ(撮像手段)
133 ガラス治具温度センサ(検出手段)
146 ガラス治具温度センサ(検出手段)
132 温度調節器
147 温度調節器
10 制御手段
Claims (2)
- 基板に実装する電子部品を吸着する吸着ノズルと、
前記吸着ノズルを保持して、水平方向に沿って移動する装着ヘッドと、
表面に複数の基準マークが付されたガラス製の測定治具と、
前記測定治具に対向するように配置され、前記基準マークを撮像する撮像手段と、を備え、
前記撮像手段により前記各基準マークを撮像し、撮像された前記基準マークの画像位置と、予め設定された基準マークの適正撮像位置とのズレ量から所定の補正量を算出する電子部品実装装置において、
前記測定治具の温度を検出する検出手段と、
前記測定治具の温度を調節する温度調節器と、
前記検出手段からの検出信号に基づき、前記温度調節器を制御する制御手段と、を備え、
前記電子部品実装装置内の温度が所定の温度に上昇するごとに前記撮像手段が前記基準マークを撮像する際、前記制御手段により前記測定治具を所定の温度に保持するように制御することを特徴とする電子部品実装装置。 - 請求項1記載の電子部品実装装置において、
前記検出手段と前記温度調節器とを、前記測定治具に一体化して設けたことを特徴とする電子部品実装装置。
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