JP4490426B2 - 補助電極を有する不溶性陽極 - Google Patents

補助電極を有する不溶性陽極 Download PDF

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Description

発明の背景
発明の分野
[0001]本発明の実施形態は、一般的には、メッキ電極が放射状に外向きに位置しているメッキセルに関する。
関連技術の説明
[0002]サブクォーターミクロン(0.25ミクロン未満の)サイズの特徴部のメタライゼーションは、集積回路製造プロセスの現在及び次世代の基礎的な技術である。より詳細には、超大規模集積化型デバイス、即ち、ロジックゲートが百万を超える集積回路を有するデバイスのようなデバイスにおいて、これらのデバイスの中心に位置する多平面相互接続部は、一般的には、高アスペクト比、即ち、約4:1より大きい相互接続特徴部を導電材料、例えば、銅又はアルミニウムで充填することにより形成される。従来、これらの相互接続特徴部を充填するために、化学気相堆積(CVD)や物理気相堆積(PVD)のような堆積技術が用いられてきた。しかしながら、相互接続サイズが縮小し且つアスペクト比が増加するにつれて、従来のメタライゼーション技術によるボイドのない相互接続特徴部充填はますます難しくなる。それ故、そのような特徴部のボイドのない充填のための有望な方法としてメッキ技術、即ち、電気化学メッキ(ECP)や無電解メッキが出てきた。
[0003]ECPプロセスにおいては、例えば、基板の表面に形成されたサブクォータミクロンサイズの高アスペクト比特徴部(又はその上に堆積した層)に、導電材料、例えば、銅を効率的に充填することができる。ECPメッキプロセスは、一般的には、二段プロセスであり、まず、シード層が基板の表面特徴部の上に形成され、次に、基板の表面特徴部が電解質溶液にさらされ、一方シード層と電解質溶液の中に位置する銅アノード間に電気バイアスが印加される。電解質溶液は、一般的には、基板の表面上へメッキすべきイオンを含有し、それ故、電気バイアスを印加するとこれらのイオンが電解質溶液から押し付けられ、バイアスされたシード層にメッキする。
[0004]従来の電気化学メッキセルは、一般的には、銅メッキ系において可溶性陽極、例えば、銅アノードを用いる。可溶性陽極は、一般的には、陽極電極としても銅イオンの補充源としても作動させる。しかしながら、可溶性陽極の使用には、いくつかの難題がある。例えば、メッキ液における添加剤、即ち、平滑化剤、抑制剤、促進剤は、陽極と接触した時に反応するか又は分解することが知られている。更に、可溶性陽極は、メッキ操作の間にその表面上に材料の層を生じる傾向があり、メッキ均一性に有害な作用を有する。更に、従来のメッキセルは、メッキ操作の間に基板と電気的に接触させるために用いられる電気コンタクト(カソード電極)上へメッキするメッキ液から銅に関連した難題に直面する。銅がこれらのコンタクトをメッキする場合、コンタクトの抵抗及び/又は形状が変わることがあり、メッキ均一性に対して負の作用を有する。
[0005]それ故、基板コンタクトピンに蓄積する銅を除去する方法を提供しつつ、不溶性陽極の使用によって陽極での添加剤分解を最小限にするように構成されるメッキセルが求められている。
発明の概要
[0006]本発明の実施形態は、電気化学メッキセルを提供する。メッキセルは、陽極溶液コンパートメントと陰極溶液コンパートメントを有する液体ベースンと、陽極溶液コンパートメントと陰極溶液コンパートメントの間に配置されたイオン膜と、陽極溶液コンパートメント内に配置された陽極とを含み、ここで、イオン膜はポリテトラフルオロエチレンをベースにしたアイオノマーを含んでいる。メッキセルは、更に、陽極溶液コンパートメントにおいてアノード電極の放射状に外向きに配置された非メッキ電極を含んでいる。
[0007]本発明の実施形態は、更に、基板上に金属をメッキするための装置を提供することができる。本装置は、メッキ液を含有するように構成される液体ベースンと、液体ベースンの下の部分に位置するアノード液体容積と、液体ベースンの上の部分に位置するカソード液体容積と、アノード液体容積をカソード液体容積から分けるために配置されたイオン膜と、アノード液体容積において中央に配置されたメッキ電極と、アノード液体容積においてメッキ電極に隣接して配置された非メッキ電極とを含んでいる。
[0008]本発明の実施形態は、更に、電気化学メッキセルを提供することができる。メッキセルは、陽極液コンパートメントと、イオン膜によって陽極液コンパートメントとイオンで連通して配置された陰極液コンパートメントと、陽極液コンパートメントに配置された陽極と、陽極液コンパートメントに配置された非メッキ電極と、陽極と非メッキ電極と電気で連通している電源とを含んでいる。
[0009]本発明の実施形態は、更に、基板上へ金属をメッキする方法を提供することができる。この方法は、陽極液コンパートメント、陰極溶液コンパートメント、陽極液コンパートメントを陰極溶液コンパートメントから分けるイオン膜を有するメッキセルにおいて基板を配置するステップと、陽極液コンパートメントに配置された陽極に第1メッキバイアスを与えて、基板上に金属をメッキするステップと、陽極液コンパートメントに配置された非メッキ電極に非メッキバイアスを与えるステップとを含んでいる。
[0010]本発明の上記特徴が詳細に理解することができるように、上で簡単に纏めた、本発明のより具体的な説明は、実施形態によって参照することができ、その一部は添付の図面に示されている。しかしながら、添付の図面は本発明の典型的な実施形態だけを示し、それ故、本発明の範囲の制限とみなされるべきでなく、本発明は他の等しく有効な実施形態を許容することができることは留意すべきである。
好適実施形態の詳細な説明
[0017]本発明は、一般的には、小容積セルを用いて半導体基板上に金属をメッキするように構成される電気化学メッキセルを提供する。即ち、セルの容積は、隣接の液体で接続された供給タンク(300mmの基板をメッキするように構成されるセルの場合)においてセル自体に約4リットル未満の電解液、好ましくは約1〜3リットル、潜在的には約2〜約8リットルの電解質溶液を含有する。本発明のセルを作動させるために必要とされる液体の、これらの小容積は、電解メッキセルを所定の数の基板、即ち、100-200に用いることを可能にし、その後、溶液は捨てられ、新しい溶液に置き換えられる。電気化学メッキセルは、一般的には、メッキされる基板とメッキセルの陽極間に位置するカチオン膜によってメッキセルの陽極をメッキセルの陰極又はメッキ電極から液体で分けるように構成される。更に、本発明のメッキセルは、一般的には、アノードコンパートメントへの第1液体溶液、即ち、陽極の上面と膜の下面間の容積と、カソードコンパートメントへの第2液体溶液(第1溶液と一般的には異なるメッキ液)、即ち、膜上面より上に配置された液体容積を設けるように構成される。メッキセルの陽極は、一般的には、その中に形成された複数のスロットを含み、その複数のスロットは相互に平行に位置し、メッキプロセスの間、陽極室表面から濃縮された流体力学的なニュートン液体層を除去するように構成される。膜支持体の第2側部に形成された複数の孔とともに、ここで、複数の孔は膜支持体の対向辺上のスロットと液体連通している、複数のスロット又はチャネルがアセンブリの第1側部に形成された膜支持体は、アノードコンパートメントをカソードコンパートメントから液体で分けるように作動するイオン膜を支持するために用いられる。更に、本発明のメッキセルは、アノードコンパートメントに配置された非メッキ電極を含んでいる。非メッキ電極は、一般的には、基板コンタクト上に蓄積する銅を非メッキにするために陰極(基板コンタクトが陽極として構成される場合)として用いられるように構成される。
[0018]図1は、本発明の例示的な電気化学メッキセル100を示す斜視図で部分断面図である。メッキセル100は、一般的には、外部ベースン101と外部ベースン101内に配置された内部ベースン102とを含んでいる。内部ベースン102は、一般的には、電気化学メッキプロセスの間、基板上へ金属、例えば、銅をメッキするために用いられるメッキ液を含有するように構成されている。メッキプロセスの間、メッキ液は、一般的には、内部ベースン102に連続的に供給される(例えば、10リットルの総容量(容量は、一般的には、セル容積と供給タンクとを含んでいる)を有するメッキセルについては毎分約1ガロンで)、従って、メッキ液は内部ベースン102(堰103)の最上位置から絶えずあふれ出て外部ベースン101にぶつかる。次に、オーバフローメッキ液が外部ベースン101によって集められ、再循環のためにそこからベースン102に排出される。図1に示されるように、メッキセル100は、一般的には、傾斜角で配置される。即ち、メッキセル100の枠部分103は、一般的には、メッキセル100の成分が約3°〜30°に傾くように片面が持ち上っている。それ故、メッキ操作の間、内部ベースン102内に充分な深さのメッキ液を含有するために、ベースン102の最上部分はメッキセルl00の一方の側に上向きに伸びることができ、内部のベースンl02の最上位置はほぼ水平であり、メッキ液の隣接するオーバフローがベースン102の周辺の周りのそれに供給されることを可能にする。
[00l9]図2は、陽極105又は非メッキ電極60lがその中に配置されていない陽極ベース部材l04を示す斜視図である。ベース部材l04の上面は、一般的には、その中にディスク型陽極l05(及び任意に非メッキ電極、本願明細書に更に述べられる)を収容するように構成される環状凹部分201を含んでいる。更に、環状凹部分20lの底面は、一般的には、その中に形成される複数の陽極ベースチャンネル202を含んでいる。陽極ベースチャンネル202の各々は、一般的には、相互に平行した方向に位置し、凹部分201の下の部分全体に伸び、凹領域201の周囲で終わる。更に、凹領域201の周囲は、環状ドレインチャネル203を含む凹部分201の周囲の周りに伸びている。複数の平行に配置された陽極ベースチャンネル202の各々は、環状ドレインチャネル203の対向縁で終わる。それ故、陽極ベースチャンネル202は、陽極チャネルl07(更に本願明細書に述べられる)から密度の高い液体を受け取ることができ、陽極ベースチャンネル202を経てドレインチャネル203へ密度の高い液体を送る。凹部分201を部分的に画成する垂直壁は、一般的には、壁に形成された複数の陽極塩基スロット204を含んでいる。陽極ベーススロット204は、一般的には相互に平行した方向に位置し、更に、一般的には、凹部分201の下面に形成された複数の陽極ベースチャンネル202と平行した方向に位置している。ベース部材104は、また、メッキセル100の陽極領域に液体を分配するように構成された少なくとも1つの液体供給コンジット205をメッキセル100のカソードコンパートメントにメッキ液を分配するように構成される少なくとも1つのメッキ液供給コンジット206と共に含んでいる。それぞれの供給コンジット205と206は、一般的には、ベース部材104の下面に位置する少なくとも1つの流体供給注入口/ドレイン109(図1と図2に示されている)と液体で連通している。
[0020]図3は、非メッキ電極601を含まずにディスク型陽極105がその中に配置されたベース部材104を示す斜視図である。一般的にはディスク形状銅部材である陽極105、即ち、銅の電気化学メッキ操作を支持するために通常用いられる可溶型銅アノードは、一般的には、その中に形成される複数の平行して配置された陽極スロット107を含んでいる。陽極スロット107は、一般的には、図1に陽極105の断面に示されるように、陽極105の内部を通って伸び、陽極105の上面と下面双方と液体で連通している。このように、陽極スロット107は、液体が陽極105の上面から下面まで陽極105の内部を通って進むことを可能にする。しかしながら、陽極105がベース部材104の環状凹部201内に位置する場合、陽極105の平行した陽極スロット107は、一般的には、図2と図3で協同的に示されるように、ベース部材104の陽極ベーススロット204と陽極ベースチャンネル202に直交して位置する。更に、位置決めに関して、陽極スロット107は、一般的には、セルの傾斜角によって傾斜の結果として液体流に直交してスロットが位置するように配置される。即ち、陽極スロット107は、セルの傾斜角の結果として陽極105の表面全体に流れる液体が、陽極スロット107と交差し、その中に受け取られるように配置される。本発明者らは液体流に直交して位置している陽極スロット107を示したが、他の液体交角、例えば、約5〜約89の角度も、本発明の範囲内に企図される。更に、陽極スロット107は、一般的には、陽極l05の上面全体に連続的に伸びていない。それよりも、陽極スロット107は、より長いセグメント303とより短いセグメント304に2つのセグメント間に導電性スペース305で分けられ、一方の側からもう一方の側に陽極105を通ってより長い電流路を生成するように作動させる(電流路が陽極スロット107に直交して測定される場合)。更に、隣接して位置する陽極スロット107は、各交互陽極スロット107について陽極上面の対向側に位置する導電性スペーサ305を有する。このように、陽極の下側から陽極の上側までの電流路(陽極スロット107の方向に直交する)は、一般的には、スペーサ305を通ってそれぞれのチャネル107の間に後方型と前方型の経路を含んでいる。更に、チャネル107の配置によってチャネル107に受け取られる密度の高い液体の移動の可能な距離が最も短くなるので、スペーサ305とチャネル107の配置によって陽極105の表面からの濃縮されたニュートン流体の除去が改良される。密度の高い液体が一般的にはゆっくりと進むので、この特徴は重要であり、それ故、望ましい。
[0021]メッキセル100は、更に、膜108を支持するように構成される膜支持アセンブリ106を含んでいる。膜支持アセンブリ106は、一般的には、ベース部材104にその円周部で固定され、一連の反対に位置するスロット、孔、又は他の液体アパーチャ(図示せず)を経てそれによって液体が通過することを可能にするように構成される内側領域を含んでいる。膜支持アセンブリ106は、膜の周囲の近傍に位置するOリング型シールを含むことができ(図示せず)、ここで、シールは、膜自体を通過せずに膜支持体106上に固定される膜108の一方の側から膜108のもう一方の側に液体が進むことを防止するように構成される。
[0022]膜l08は、一般的には、メッキセルの陰極室から陽極室を液体的に分離するために作動し、このように、膜l08は、一般的には、イオン型又はイオン交換型膜である。イオン交換膜は、一般的には、一定の負に荷電した基、例えば、SO 、COO、HPO 、SeO 、PO 2−、又はメッキプロセスに従う他の負に荷電した基を含んでいる。このように、膜108は、他のイオン型が膜を進み又は通過することを防止しつつ特定のイオン型が膜を通って進むことができるように構成される。より詳しくは、膜108は、正に荷電した銅イオン(Cu2+、H)が通過することができる、即ち、銅イオンが陽極溶液中の陽極から膜108を通って陰極溶液に進むことができ、次に、銅イオンが基板上にメッキされることができるように構成されるカチオン膜であってもよい。更に、カチオン膜は、溶液中に負に荷電したイオンと電気的に中性の化学種、例えば、メッキ液と陰極液添加剤を調製するイオンの通過を防止するように構成することができる。添加剤は陽極と接触する際に分解することが知られているので、これらの陰極液添加剤が膜108を通って進み且つ陽極と接触することを防止することが望ましい。より詳しくは、SO 等の負に荷電したイオン基を有する膜は、陽極液から陰極液までCuイオンを運搬することを容易にするだけでなく、陽極に促進剤の侵入を防止するように作動させる。促進剤は、一般的には、負に荷電した有機イオン:SO ‐C‐S‐S‐C‐SO であるので、カチオン膜の中へ又はそれを通って侵入するとともに、それらが消費及び/又は減少する陽極と接触することができない。イオン膜を含まない従来のメッキ装置において銅アノード上の促進剤の消費が非常に大きいので、このことは重要である。
[0023]膜108は、例えば、デュポンコーポレーションが製造したNafion(登録商標)型膜であってもよい。Nafion(登録商標)は、ポリ(テトラフルオロエチレン)ベースのアイオノマーの一例である。Nafion(登録商標)は、電気化学メッキ適用、例えば、耐熱性、化学薬品性、イオン交換特性、選択性、機械強度、及び水における難溶性にいくつかの望ましい特性を有する。Nafion(登録商標)は、また、フッ化ポリマーマトリックスに基づくカチオン膜である。フッ化マトリックスのため、Nafion(登録商標)は濃縮された塩基性溶液でさえ、優れた化学的安定性を示す。より詳しくは、Nafion(登録商標)は小さな割合のスルホン酸又はカルボン酸イオン官能基を含有する過フッ素化ポリマーであり、低いメッキ電流密度でさえ、それによって金属イオン(本実施形態においては銅イオン)を透過する際に有効であることがわかった。特には、Nafion(登録商標)膜は、約5mA/cm〜約20mA/cmのメッキ電流密度でそこを通って銅イオンの約94%〜約98%を透過するのに有効であることがわかった。更に、約20mA/cm〜約60mA/cmの電流密度で、Nafion(登録商標)はそれを通って銅イオンの約97%〜約93%を透過する。上記の透過割合は約3.4のphを有する硫酸銅溶液を用いて実測された。Nafion(登録商標)の一般化学構造(下記図式1として示した)は、Xは、スルホン酸か又はカルボン酸の官能基であり、Mは、中和形態での金属カチオン又は酸性形態におけるH+である。
Figure 0004490426
図式1
[0024]静電相互作用の結果として、Nafion(登録商標)を形成するイオン基は、集合して集合体と呼ばれるきつく圧縮された領域を形成する傾向がある。イオンとイオン対間のこれらの静電相互作用が存在すると分子間力が増強され、それによって、親ポリマーの特性に対して有意な効果が示され、Nafion(登録商標)、又は類似した物理的及び/又は操作可能な特性を有する他の膜を、陽極液室と陰極液室が分かれた電気化学メッキセルに用いられる望ましいイオン膜にする。
[0025]静電相互作用の結果として、Nafion(登録商標)を形成するイオン基は、集合してクラスタと呼ばれるきつく圧縮された領域を形成する傾向がある。イオンとイオン対間の、これらの静電相互作用が存在すると分子間力が増強され、それによって、親ポリマーの特性に対して有意な効果が示され、Nafion(登録商標)、又は類似した物理的及び/又は操作可能な特性を有する他の膜を、陽極液室と陰極液室が分離された電気化学メッキセルに用いられる望ましいイオン膜にする。
[0026]本発明の実施形態に用いることができる他の膜は、種々のカチオン膜とアニオン膜を含んでいる。例えば、用いることができる日本のTokuyamaが製造したイオン膜、即ち、ポリビニルベンゾールマトリックスに基づくCMX-SBイオン膜は、電気化学メッキセルにおける陽極溶液から陰極溶液を分離する。CMX-SB膜は、有機メッキ添加剤がそこを透過することを防止しつつ銅イオンを透過するのに有効であることがわかった。更に、CMX-SB膜は、正の水素イオンの透過に対して許容しうる抵抗を示した。より詳しくは、CMX膜は、約10mA/cmの電流密度で約92%を超える銅イオン、約60mA/cmの電流密度で98%を超える銅イオンを透過することを示した。Ionics社製Ionics CR型膜は、約10mA/cm2で約92%を超える銅イオン、約60mA/cmで約88%を超える銅イオンを透過することができることを示した。
[0027]上記の膜の他の特性に関して(Ionics、CMX、Nafion(登録商標))は、Ionics、Neosepta、Nafion(登録商標)について、それぞれ比較的高い導電性、即ち、10mA/cmで約41.2、35.3、24.2ohm cmを示す。更に、水は、陽極液から陰極液コンパートメントに膜を移行する。この作用は、実質的に陰極液を希釈し、望ましくない。例えば、膜の種類や電解条件によって24時間につき(又は200ウエハにつき)約0.5〜約3リットルの水が陰極液に透過する。例えば、CMXは、約1.5ml/ウエハで最小限の水透過を示し、Ionics膜は約5ml/ウエハを示し、Nafion(登録商標)は、約6.5ml/ウエハを示す。CMX膜やNafion(登録商標)膜の透過物性はCuSO/HSO濃度比に結果としてなり、約200基板がメッキされた後でさえ比較的一定のままである。このことは、透過した水が除去される場合、例えば、強制的な蒸発による銅酸濃度変化が2%より小さいことを示している。このように、CMX又はNafion(登録商標)の使用には4-6リットル/日まで水蒸発を加速する小さなデバイスだけが必要である。しかしながら、ionics膜には、陽極液から生じるHSOの過剰量を抽出する追加されたデバイスが必要である。表1は、上記の膜のそれぞれの特性を示すものである。
Figure 0004490426
[0028]Vicor膜もまた、本発明のメッキセルに有利に用いることができる。本発明のメッキセルに用いることができる他の膜としては、Tokuyamaが製造したNeosepta(登録商標)膜(イオン性と非イオン性)、Aciplex(登録商標)膜、Selemlor(登録商標)膜、Asahi Corporation製のFlemion膜(全てイオン性と非イオン性として利用できる)、Pall Gellman Sciences Corporation製のRaipare(登録商標)膜、及びSolvay CorporationからCクラス膜が挙げられる。
[0029]陽極とメッキされている基板間の膜の実施態様は、膜を含まないものもこの出願の背景で述べた膜を有するものも従来のメッキセルと比較してメッキセルにおいて実質的に異なる挙動を生じる。特には、酸を含まないCuSO溶液における銅アノードの挙動は従来の陽極挙動と異なる。まず、スラッジ形成速度は、特に約0.5M未満の濃度でのCuSOdHSO電解液におけるより約60mA/cmまでの電流密度でより低い。更に濃縮されたCuSO溶液においては、特にアノードコンパートメントを通る低流量において、スラッジの量と陽極不動態化の確率双方が増加する。更に、Cu+は、一般的には、従来のツールでも本発明のツールでも陽極に形成するが、本発明の構成においては、電解液に溶解した酸素が更にまたCu+をCu2+に変換する時間がない場合、主に約30mA/cmを超える電流密度で、陽極液だけに蓄積する。更に、タンクが小容積であることから陽極液と陰極液組成物の安定性が劇的に低下する。
[0030]図4は、本発明の例示的な膜支持アセンブリ106を示す分解斜視図である。膜支持アセンブリ106は、一般的には、上のリング形状支持部材401と、中間膜支持部材400と、下の支持部材402とを含んでいる。上下の支持部材401と402は、一般的には、中間の膜支持部材400に構造用支持体を提供するように構成される。即ち、上の支持部材401は、中間の膜支持部材400を下の支持部材402に固定するように作動させ、下の支持部材402は中間の膜支持部材400を収容する。中間の膜支持部材400は、一般的には、複数の孔(図示せず)がそこを通って部分的に形成されたほぼ平坦な上面を含んでいる。中間の膜支持部材400の下面は、一般的には、外テーパ部分403とほぼ平坦な内部膜係合面404とを含んでいる。下の支持部材402の上面は、中間の膜支持部材400のテーパ区分403をその上に収容するように構成された対応するテーパ部分を含むことができる。膜係合面404は、一般的には、複数の平行した位置/方向チャネル(図示せず)を含んでいる。中間の膜支持部材400の下面に形成されるチャネルの各々は、平坦な上面を通って部分的に形成された複数の孔の少なくとも1つと液体で連通されている。チャネルは、膜支持アセンブリに位置する膜を、陰極室における気泡と密度の低い液体の流路が設けられて膜の周囲に進み陽極室から排出される、チャネルの領域においてわずかに上向きに変形させることができるように作動させる。
[0031]作動中、本発明のメッキセル100は、例えば、銅の電気化学メッキプロセスに用いることができる小容積(電解質容積)処理セルを備えている。メッキセル100は、図1に示されるように、水平に位置するか又は傾斜方向に位置することができる。即ち、セルの片面がセルの対向辺より垂直に高く持ち上がっている。メッキセル101が傾斜構成で備えられている場合には、傾斜したヘッドアセンブリと基板支持部材は一定の浸漬角度で基板を浸漬するために、即ち、基板と電解液の上面間の角度が浸漬プロセスの間、変化しないように、或いは、浸漬プロセスの間、変化する角度で、基板を浸漬するために用いることができる。更に、浸漬プロセスは、種々の浸漬速度、即ち、基板が電解溶液に浸漬されるにつれて増加する速度と、浸漬プロセスの間の基板の回転とを含むことができる。一定の浸漬角度、回転、種々の浸漬速度の組合わせは、基板表面上の気泡を排除するように作動させる。
[0032]傾斜実施態様が用いられるとすると、基板は、まず溶液が内部ベースン102内に含有したメッキ液に浸漬される。浸漬プロセスは、一般的には、基板を基板コンタクトリング上へ配置させるステップを含む。基板コンタクトリングは、一般的には、どちらに構成する電気化学処理基板を支持するとともに、電解液のメッキ反応を容易にするために基板と電気的に接触させるように構成される。コンタクトリングと基板間の電気的接触は、一般的には、配置された複数の導電性コンタクトピンによってなされ、基板の周囲部分と電気的に係合し且つメッキ動作を支持するのに充分な基板にメッキバイアスを与えるように構成される。例示的なコンタクトリングは、熱アニールによる電気化学堆積のための装置と称する1999年3月5日に出願の共同譲渡された米国特許第6,136,168号、電気化学堆積のための陰極コンタクトリングと称する1998年11月30日に出願の共同譲渡された米国特許第6,251,236号、可撓性コンタクトが埋め込まれたコンタクトリングと称する2003年1月31日出願の共同譲渡された米国特許出願第10/355,479号に見ることができる。コンタクトリングを示す上記の場合の全ての開示内容は本明細書に全体で援用されている。
[0033]一般的には、メッキパラメータを制御するように構成される硫酸銅、塩素イオン源、及び複数の有機メッキ添加剤(平滑化剤、抑制剤、促進剤等)の1つ以上を含有する、メッキ液に基板が浸漬されると、基板上のシード層とメッキセル100の下の部分に配置される陽極105間に電気メッキバイアスが印加される。電気メッキバイアスは、一般的には、メッキ液における金属イオンを陰極基板表面上に堆積させるように作動させる。内部ベースン102に供給されるメッキ液は、液注入口/出口109とコンジット206を経て内部ベースン102を通って絶えず循環する。より詳しくは、メッキ液は、液注入口109を経てメッキセル100に導入することができる。溶液は、ベース部材l04の下面全体に液体コンジット206の1つを通って上向きに進むことができる。次に、メッキ液は、膜支持体106より上の点でコンジット206と液体で連通している陰極室と連通しているメッキセル100に形成されたチャネルを経て陰極室に導入することができる。同様に、メッキ液は、対応する液体コンジット206を経て陰極室から除去することができる。例えば、図2に関して上で述べたように、陽極ベース部材104は、陽極ベース部材404の対向側に配置される第1と第2の液体アパーチャ206を含むことができる。反対に配置された液体アパーチャ200は、所定の向きで陰極室からメッキ液を個々に導入し排出するように作動させることができ、流れの向きの制御も可能である。
[0034]メッキ液が陰極室に導入されると、メッキ液は拡散プレート110を通って上向きに進む。一般的にはセラミック又は他の多孔性ディスク型部材である、拡散プレート110は、一般的には、基板の表面全体にフローパターンを均等にするために、液体流レストリクタとして作動させる。更に、拡散プレート110は、メッキ均一性を低下させることがわかった、陽極又はカチオン表面膜の電気化学的に活性な領域において電気変動を抵抗的に弱めるために作動させる。更に、本発明の実施形態は、セラミック拡散プレート110が親水性プラスチック部材で、即ち、多孔質であることが知られ、また、セラミックによって示される電気抵抗減衰性を示す処理PE部材、PVDF部材、PP部材、又は他の部材置き換えることができる。しかしながら、一般的にはメッキ陰極溶液である、陰極室に導入されるメッキ液、即ち、添加剤を有するメッキ液は、陽極室が膜によって陰極室から液体的に分離されるように、陽極室に膜支持アセンブリ106の下面404に配置される膜(図示せず)を通って下向きに進むことができない。陽極室は、陽極室に陽極溶液を供給するように構成される別個の個々の液体供給源とドレイン源を含んでいる。一般的には銅の電気化学メッキ系においては硫酸銅である、陽極室に供給される溶液は、膜支持アセンブリ106に配置されるイオン膜108がどちらの方向にも液体浸透性でないので、陽極室だけを通って循環し、拡散せず、陰極室にも進まない。
[0035]更に、陽極室への液体溶液の流れ(陽極液、即ち、混合物のない構成溶液と呼ぶことができる、添加剤を含まないメッキ液)は、メッキパラメータを最大にするために方向的に制御される。例えば、陽極液は、個々の液注入口109を経て陽極室に連通することができる。液注入口109は、陽極ベース部材の下の部分に形成された液体コンジット205と液体連通している。コンジット205の放射状に外向きに配置されるシールは、取り囲んでいる構造と共に、コンジット205から流出する陽極液を上向きに陽極ベーススロット204へ送る。その後、陽極液は、一般的には、傾斜構成においては、一般的にはメッキセル100の下側である、ベース部材104の対向辺の方へ陽極105の上面全体に進む。陽極液は、すぐ上に位置する膜の下に陽極の表面全体に進む。陽極液が陽極105の対向辺に達すると、対応する液体コンジット205に収容され、その後再循環のためにメッキセル104から排出される。
[0036]メッキ動作の間、陽極と陰極間に電気メッキバイアスを印加すると、一般的には、溶液が陽極室内に含有する陽極溶液の分解が引き起こされる。より詳しくは、メッキバイアスを印加すると、陽極室内で硫酸銅溶液の複数の流体力学層又はニュートン層が生成するように作動する。流体力学層は、一般的には、陽極のすぐ近くに位置する濃縮硫酸銅層と、正常な硫酸銅の中間層と、膜のすぐ近くの薄くて減少した硫酸銅の最上層とを含んでいる。減少した層は、一般的には、アノードコンパートメントに最初に供給される硫酸銅より硫酸銅の密度の低い薄い層であり、濃縮層は、一般的には、非常に粘稠な粘稠度を有する硫酸銅の重くて密度の高い層である。陽極すぐ近くの濃縮層の濃い粘稠度によって、陽極スロット107を含まずに形成された陽極において導電性の問題(陽極不動態化として知られる)が生じる。しかしながら、陽極スロット107は、メッキセル100の傾斜方向と共に、硫酸銅の粘稠な濃縮層を収容し且つ陽極の表面から層を除去し、導電性の相違を排除する。更に、上記のように、メッキセル100は、一般的には、上向きに傾斜しているか又はもう一方の側より上に垂直に位置する一方の側を含み、それ故、陽極105の上面は、一般的には、傾斜している平面である。この傾斜によって、陽極の表面で生成される濃縮硫酸銅の層が、一般的には、その上に作用する引力の結果として下の方へ流れる。濃縮硫酸銅層が下の方へ流れるので、陽極スロット107の1つの中に受容され、陽極105の表面から除去される。上記のように、陽極スロット107は、一般的には相互に平行であり、陽極ベースチャンネル204と直交している。このように、陽極スロット107の各々は、陽極105の下面で陽極ベースチャンネル202のいくつかと交差する。この構成によって、陽極スロット107の中に収容される濃縮硫酸銅を陽極ベースチャネル202の1つ以上に送ることが可能になる。その後、濃縮された硫酸銅は、陽極ベースチャンネル202を経て凹部分201の中に位置する環状ドレインチャネル203に送られることができる。陽極ベースチャンネル202と連通しているドレイン203は、一般的には、ベースプレート104を通って中央の陽極液供給タンクへ逆に送らせることができ、そこで、アノード面から除去される濃縮された硫酸銅を陽極溶液に用いられる貯蔵された硫酸銅の容積と再び合わせることができる。
[0037]同様に、陽極室の上の部分は膜のすぐ近くに硫酸銅の希釈された層を生成する。硫酸銅の希釈された層は、図5に示されるように、空気孔/ドレイン501を経て陽極室から除去することができる。複数のポートを含むことができる空気孔/ドレイン501は、一般的には、電気化学メッキセル100の上側に位置し、従って、陽極室内でトラップされる気泡と、膜で表面に生成した希釈された硫酸銅双方を受け取るように配置される。空気孔501は、一般的には、上述した陽極液タンクと液体で連通し、従って、陽極液タンクへその中に収容される希釈された硫酸銅を送り、そこで、希釈された硫酸銅はアノードスロット107を経て除去した濃縮された硫酸銅と合わせて、陽極液タンク内に所望の濃度の硫酸銅を形成する。空気孔501によってトラップされるあらゆる気泡も、陰極室から除去することができ、大気に出されるか又は単に陽極液タンク内に維持され、陰極室に再循環されない。
[0038]陰極溶液(金属/銅を基板に接触させメッキするために用いられる溶液)は、一般的には、いくつかの成分を含む。成分は、混合物のない構成メッキ液(平滑化剤、抑制剤、又は促進剤のようなメッキ添加剤を含有しないメッキ液、例えば、Mariborough、MAのShipley Ronal又はEnthone、ロンドンのCookson Electronics PWB Materials & Chemistyの事業部から提供されたもの)と、水(一般的には、VMSの一部として含まれるが、添加されてもよい)と、メッキプロセスの種々のパラメータを制御するように構成された複数のメッキ液添加剤とを含んでいる。陰極液は、一般的には、弱酸型のメッキ液である。即ち、陰極液は、一般的には約5g/lの酸〜約50g/lの酸、又はより詳しくは5g/l〜約10g/lを有する。酸は、硫酸、スルホン酸(アルカンスルホン酸を含む)、ピロリン酸、クエン酸、電気化学メッキプロセスを支持することが知られる他の酸であってもよい。陰極液における所望の銅濃度は、一般的には約25g/l〜約70g/1、好ましくは約30g/l〜約50g/lの銅である。銅は、一般的には、硫酸銅によって、及び/又はメッキプロセスの電解反応によって溶液に供給され、ここで、銅イオンは、陰極溶液中に配置される可溶性銅アノードから陽極液によって溶液に与えられる。より詳しくは、硫酸銅5水和物(CuSO・5HO)は、例えば、約40g/lの銅濃度を得るために希釈することができる。一般の酸と銅の供給源の組合わせは、例えば、硫酸と硫酸銅である。陰極液は、塩素イオンを有し、例えば、塩酸又は塩化銅によって供給することができ、塩素の濃度は約30ppm〜約60ppmであってもよい。
[0039]上記のように、メッキ液(陰極液)は、一般的には、メッキプロセスについて管理水準を与えるように構成される1以上メッキ添加剤を含有する。添加剤は、抑制剤を約1.5ml/l〜約4ml/lの濃度、好ましくは約2ml/l〜3.0ml/lで含むことができる。例示的な抑制剤としては、エチレンオキシドとプロピレンオキシドのコポリマーが挙げられる。添加剤は、また、促進剤を約3ml/l〜約10ml/lの濃度で、好ましくは約4.5ml/l及び8.5ml/lの範囲内で含むことができる。例示的な促進剤は、スルホプロピル-ジスルフィド又はメルカプト-プロパン-スルホネート及びそれらの誘導体に基づくものである。更に、陰極溶液に任意に添加することができる他の添加剤は、約1ml/l〜約12ml/lの濃度、又はより詳しくは、約1.5ml/l〜4ml/lの範囲での平滑化剤である。
[0040]陽極溶液は、上述したように、一般的には、膜の下で陽極より上の容積に含有される。陽極溶液は、単にメッキ添加剤、即ち、平滑化剤、抑制剤及び/又は促進剤を含まない陰極溶液であってもよい。しかしながら、本発明者らは、除去されたばかりの陰極溶液以外の特定の陽極溶液がメッキパラメータを実質的に改善することがわかった。特には、膜を通る銅の移動と、硫酸銅と水酸化物沈殿の防止は、即ち、Cuイオンが膜を移動し、硫酸銅が陽極液に蓄積し、陽極に沈殿し始め、その不動態化を引き起こす場合に、改善される。陽極液のpHが約4.5を超え約4.8まで維持される場合、水酸化銅は、Cu塩水溶液から析出し始める。即ち、Cu++2HO=Cu(OH)(析出物)+2H+。より詳しくは、本発明者らは、陽極液が陰極液に銅の約90%〜約100%を供給するように構成することができる場合には、膜は本質的に清浄な銅アノードとして作動する。即ち、その膜によって、陽極の表面で行われる電気化学反応と関連する不利な点を含まずに(スラッジ形成、添加剤の消費、浸食のための平面の変化等)陰極液に銅が供給される。本発明の陽極液は、一般的には、可溶性銅II塩(Cuは、Cu(NH)42+がNHと共に移動させるように、このリガンドと共に膜を移動させるので、銅イオンは、NHのようなリガンド、又はEDTA又はピロリン酸アニオンと錯体をつくらない)、例えば、硫酸銅、スルホン酸銅、塩化銅、臭化銅、硝酸銅、又はこれらの塩のあらゆる組合わせのブレンドを陰極液中の銅イオンの濃度が約0.1M〜約2.5M、又はより詳しくは0.25M〜約2Mになるのに充分な量で含む。
[0041]更に、陽極溶液のpHは、例えば、一般的には約1.5〜約6、又はより詳しくは約2〜4.8である。pHを従来のメッキ構成においてこの範囲より大きくなると水酸化銅の沈殿が生じることがわかったので、pHはこの範囲に維持される。更に、pHが2未満ある場合には、特にpHが1.5未満である場合には、その溶液は陽極液から陰極液への膜を通る水素イオン(H)移動の実質的な増加を支持する。この状況において、メッキ電流の大部分は、Hイオンによって運ばれ、銅のイオン移動は減少する。このように、陰極液における銅イオン濃度は潜在的にメッキを支持しない臨界レベルに低下し、同時に陰極液の硫酸濃度が増加する。陽極液は、一般的には、あらゆる可溶性Cu2+塩、例えば、CuSO(溶解度300g/l)、CuBr(溶解度2kg/l以上)、CuCl(溶解度700g/l)、CuF(47g/l)、Cu(NO)(1300g/l)等を用いることができる。アニオンの選択は、Cu(I)形成及び陽極不動態化を防止又は最小限にする影響、膜による透過等に左右される。例えば、陽極液は、アノード面を活性化し且つCu(I)の形成を最小限にするためにCu(NO)を少量添加したCuSO(0.5M)であり得る。Cu(I)の形成を最小限にするために、Cu(ClO)(溶解度2kg/l)又はCu(IO)‐溶解度1g/lを用いることができる。陰極液に対する類似した方法では、陽極液(陽極を除いて)における銅供給源は、約51g/l〜70g/lで、又は約0.75M〜約0.95Mでの硫酸銅5水和物(CuSO・5HO)であってもよい。或いはまた、好ましい実施態様においては、銅供給源は、約51g/l〜約60g/l、好ましくは約54g/l、約0.8M〜約0.9M、好ましくは約0.85Mのモル濃度であってもよい。
[0042]図6は、非メッキ電極601が陽極105と組み合わせて備えている陽極ベースプレート104を示す他の実施形態である。この実施形態においては、ベースプレート104は、中央凹部分にディスク型陽極105を含んでいる。ベースプレートは、更に、陽極105の外側にグループ壁(チャネル204を含有する壁)の放射状に外向きに形成される環状チャンネル(図示せず)を含んでいる。環状グルーブは、その中に位置する環状に成形された非メッキ電極601を含んでいる。更に、環状チャンネルの構成は、陽極105と非メッキ電極601間に絶縁スペーサ602を配置させている。絶縁スペーサ602は、一般的には、非メッキ電極601から陽極105を電気的に分離するように作動させる。絶縁スペーサ602は、また、液体、即ち、メッキ液が非メッキ電極601の縦側と接触することを防止するように作動させることができ、更に、非メッキ電極の上面は、一般的には、陽極105の上面と同じ面にメッキセルにおける陽極溶液と液体接触して配置されている。非メッキ電極601は、一般的には、銅、白金、又は電気化学メッキセルにおいて可溶性か又は不溶性陽極として有効であることが知られる他の金属から製造することができるほぼ平坦な上面を有する環状に成形された電極を含んでいる。更に、非メッキ電極601は、コア材料、例えば、銅、ステンレス鋼、チタン、又は他のコスト効果的なコア電極材料から製造することができ、次に、外面、即ち、陽極液と液体で接触している非メッキ電極601の上面は、他の金属、例えば、白金、チタン又は他の電極材料でメッキされてもよい。この構成は、更にコスト効果的でとして電極のコストを下げることを可能にし、導電性材料は、電極のコアを製造するために用いられ、他も更に費用がかかるが、望ましい電極材料である。即ち、白金も、非メッキ電極601の露出面に用いられる。非メッキ電極601の内径は、メッキセルにメッキされている基板の外径より大きいサイズである。この構成は、非メッキ電極がメッキプロセスの間、活性化される(陽極構成において)場合には、非メッキ電極がメッキ動作時に有する電界効果を減少させることができる。非メッキ電極601は、一般的には、陽極105と同じ面に配置され、陽極105の上面と共平面である上面を有するが、非メッキ電極601の上面は、セルの電界特性の制御が要求されるように、上に持ち上げることができ、陽極105の上面の下に下げることもできる。非メッキ電極601は、陽極的に又は陰極的に非メッキ電極を電気的にバイアスするように構成される電源と電気連通されている。即ち、非メッキ電極は、陰極的にはメッキセルにおいて基板にメッキバイアスを行うコンタクトピンから金属を無メッキするように又は陽極的にはメッキプロセスにおいて主要な陽極105を援助するようにバイアスすることができる。このように、基板コンタクトリングのコンタクトピンをいずれも非メッキにするために、また、メッキプロセスの間、メッキ均一性を制御する際にメッキの間の非メッキ電極に陽極バイアスを印加することによって援助するために、非メッキ電極601を用いることができ、メッキセルの主要な陽極によって生成される電場に本質的に補充又は添加する。
[0043]本発明の他の実施形態においては、陽極105は、双極性の不溶性電極材料から製造される。この実施形態においては、非メッキ電極601も双極性の不溶性電極材料から製造することができる。この実施形態においては、陽極105と非メッキ電極601は、電気化学的メッキ液における陽極材料として不活性で操作可能である白金又は他の金属から製造することができる。本発明の本実施形態においては、例えば、銅用量系、例えば、水酸化銅用量系は、従来の可溶性陽極メッキセルに銅を供給する銅アノードの代わりに、メッキ液、即ち、メッキセルの陽極液と陰極液に銅を補充するために用いることができる。
[0044]動作において非メッキ電極601は、メッキ動作の間、基板にメッキバイアスを送るために用いられる基板コンタクトに蓄積する銅を非メッキするために陽極的にバイアスすることができる。当該技術において既知であるように、銅は、電気基板コンタクト上に蓄積する傾向があり(結果としてメッキプロセスの間、メッキ液と連通しているコンタクトに)、それぞれのコンタクトとメッキされる基板間に種々の抵抗を生じることがあり、しばしばメッキされた基板間に均一性の変動が生じる。このように、基板間のメッキ均一性が最大にすることができるようにコンタクトから蓄積された銅を定期的に除去することが望ましい。一般的には、基板がメッキされていないときに、即ち、メッキ基板間に除去プロセスが行われる。この時点で、基板コンタクトリング(又は他の装置は、メッキプロセスの間、基板と電気的に接触するために用いられる要素を含んでいる)は、電気接触ピンがメッキ液と液体で連通しているようなメッキ液に浸漬される。浸漬されると、コンタクトピンと非メッキ電極間に非メッキバイアスが印加される。より詳しくは、非メッキ電極601が陰極電極であり、基板コンタクトピンが陽極電極であるように非メッキバイアスが構成される。この構成においては、基板コンタクトピンは、還元反応に銅イオンを供給し、このように、メッキ動作の間、コンタクトピンにメッキされた銅は、コンタクトピンから除去され、メッキ液によって移動し、非メッキバイアスの印加から生じる還元プロセスにおいて非メッキ電極に堆積する。非メッキバイアスは、例えば、約3ボルト〜約7ボルトであってもよく、約10秒〜約30秒間の持続時間を有してもよい。更に、非メッキプロセス間の時間が長い場合には、即ち、メッキされる基板の数が過剰であった場合には、非メッキ時間を30秒より長くすることができ、コンタクトピン上の銅蓄積は30秒で除去され得るより多くなる。この状況においては、非メッキ時間又は持続時間は、20秒に最後の非メッキプロセスからメッキされる基板の数を掛け合わせて算出することができる。従って、例えば、20の基板が最後のコンタクトピン非メッキプロセスからメッキされた場合には、非メッキプロセスの持続時間は約400秒で、コンタクトピン上の銅の過剰な蓄積を除去することができる。本発明の実施形態は、均一性と処理能力を最大にするためにコンタクトピンがメッキされる基板ごとの間に非メッキすることができることを企図する。この構成においては、おそらく非メッキプロセスは、約20秒未満の持続時間を有する。しかしながら、本発明者らは、均一性がほとんど分解されずに2番目、3番目、又は4番目のメッキされた基板ごとの間に非メッキプロセスを延長することができることを見出だした。この構成においては、非メッキ時間は、例えば、約20秒〜約80秒にすることができる。
[0045]非メッキプロセスの間、非メッキ電極を堆積又は蓄積する銅イオンは、一般的には、非メッキ電極は、メッキプロセスの間、空転することができるように、メッキ均一性に対して効果がない。しかしながら、本発明者らは、非メッキプロセスの結果として、非メッキ電極にメッキされる銅の付着物が、メッキプロセスの間に非メッキ電極601(陽極に加えて)に前方向メッキバイアスを印加することによってメッキ浴に後で再導入することができることを企図した。この構成は、本質的には主要なメッキ陽極105に対して第2又は補助の陽極として非メッキ電極を構成し、このように、前方向メッキバイアスが電極(陽極105と非メッキ電極601)に印加される場合、非メッキ電極601にメッキした銅イオンがメッキプロセスを支持する還元反応によって非メッキ電極表面から除去され、メッキ液に、又はより詳しくは、陽極液に再導入される。より詳しくは、メッキ動作の間、陽極105と同じ極性に非メッキ電極601を電気的にバイアスすることができ、このように、非メッキ電極601はメッキ反応に関与することができ、即ち、メッキ液に銅イオンを供給することができ、また、メッキセルに磁界及び/又は電界を生成させることに関与することができる。より詳しくは、非メッキ電極がメッキされている基板周囲の外側に放射状に位置するので、非メッキ電極からの電界は、非メッキ電極601の電界効果の結果として基板の表面全体にメッキ均一性について制御の追加元素を与えるために用いることができる。本発明者らは、メッキプロセスの間、非メッキ電極に最小限の電流(メッキ電流)を印加すると、メッキされた基板の表面全体の1.5%未満まで均一性変動が繰り返し減少し、メッキプロセスの間、作動している非メッキ電極を含まない従来のメッキセルが、一般的には、例えば、約2%〜約4%の範囲の均一性変動を示すことを見出した。メッキプロセスの間、非メッキ電極に供給される最小限の電流は基板と相互作用するのに充分な電界を生成するように算出することができ及び/又は、最小限の電流は、成形電界を生成するように算出することができる。即ち、非メッキ電極(大きさが小さい)によって生成した電界は、主に陽極105(大部分のメッキ電流が陽極105を通って進むので大きさが非常に大きい)によって生成される電界を成形するために用いることができる。或いはまた、非メッキ電極601は、主要な陽極105と同じ電位に電気的にバイアスされてもよい。この構成においては、特に、陽極105と非メッキ電極601の間の不連続が最小限である(一般的には約3mm未満)ように絶縁スペーサ602の幅が最小限にされる場合、陽極105と非メッキ電極601は本質的に一体的陽極として作動させる。
[0046]本発明の追加された実施形態は、非メッキ電極が、メッキプロセス時間全体(主要な陽極が活性であるとき)に又はメッキプロセスの一部だけ活性であってもよい(それに前方向又はメッキバイアスが印加された)ことを企図する。非メッキ電極601が一部のメッキプロセスの持続時間だけ活性である実施形態においては、非メッキ電極は、そこから銅の堆積物を除去するように算出される時間活性化することができる。例えば、非メッキ電極601が非メッキプロセスの間に20秒間活性化される場合には、非メッキ電極は、メッキプロセスの間に更に20秒間活性化することができる。この構成の効果は、非メッキ工程とメッキ工程双方の間に等しい電力が適用されるとすると、非メッキ電極を洗浄することである。即ち、非メッキプロセスの間、非メッキ電極にメッキされた銅を電解質溶液へ再堆積させることである。
[0047]上記は、本発明の実施形態に関するものであるが、本発明の更に多くの実施形態もその基本的な範囲から逸脱することなく構成されてもよく、その範囲は以下の特許請求の範囲によって決定される。
図1は、本発明の例示的な電気化学メッキスリムセルを示す部分的な断面斜視図である。 図2は、本発明の陽極基板の斜視図を示す。 図3は、陽極がその中に位置する本発明の例示的な陽極ベースプレートを示す斜視図である。 図4は、本発明の例示的な膜支持部材を示す分解斜視図である。 図5は、本発明のメッキセルの端を示す部分断面図である。 図6は、陽極と非メッキ電極がその中に位置する本発明の例示的な陽極ベースプレートを示す平面斜視図である。
符号の説明
100…メッキセル、101…外部ベースン、102…内部ベースン、103…堰、104…ベース部材、105…ディスク型陽極、106…支持アセンブリ、107…陽極スロット、108…膜、109…液体供給注入口/ドレイン、201…環状凹部分、202…ベースチャネル、203…ドレインチャネル、204…ベーススロット、205…コンジット、206…コンジット、303…セグメント、305…導電性スペーサ、400…膜支持部材、401…リング型支持部材、402…支持部材、403…テーパ部分、404…膜係合面、501…空気孔/ドレイン、601…無メッキ電極、602…絶縁スペーサ。

Claims (20)

  1. 電気化学メッキセルであって、
    メッキ液を含有するように構成された液体ベースンと、
    該液体ベースンの下の部分に配置された陽極液体容積と、
    該液体ベースンの上の部分に配置された陰極液体容積と、
    該陽極液体容積を該陰極液体容積から分けるために配置されたイオン膜と、
    該陽極液体容積の中央に配置されたメッキ電極であって、前記メッキ電極が、ディスク型部材であって、前記ディスク型部材が平行に配置された複数のスロットを有し、各スロットがより長いセグメントと短いセグメントに分けられている、前記メッキ電極と、
    該陽極液体容積内で該メッキ電極から外向きに配置された環状補助電極と、
    該補助電極及び該メッキ電極と電気で連通している電源であって、非メッキ処理において該補助電極を陰極的にバイアスするとともにメッキ処理において該メッキ電極を陽極的にバイアスするように構成されている、前記電源と、
    を備えている前記メッキセル。
  2. 該メッキ電極が不溶性陽極を備えている、請求項1記載のメッキセル。
  3. 該不溶性電極が白金電極面を備えている、請求項2記載のメッキセル。
  4. 該環状補助電極が、不溶性陽極に外接するように且つ該不溶性陽極とほぼ同じ面に配置された環状補助電極を備えている、請求項2記載のメッキセル。
  5. 該メッキ電極と該補助電極間に配置された絶縁スペーサを更に備えている、請求項1記載のメッキセル。
  6. 電気化学メッキセルであって、
    メッキ液を含有するように構成された液体ベースンと、
    該液体ベースンの下の部分に配置された陽極液体容積と、
    該液体ベースンの上の部分に配置された陰極液体容積と、
    該陽極液体容積を該陰極液体容積から分けるために配置されたイオン膜と、
    該陽極液体容積の中央に配置されたメッキ電極であって、前記メッキ電極が、ディスク型部材であって、前記ディスク型部材が平行に配置された複数のスロットを有し、各スロットがより長いセグメントと短いセグメントに分けられている、前記メッキ電極と、
    該陽極液体容積内で該メッキ電極から外向きに配置された環状補助電極と、
    該補助電極及び該メッキ電極と電気で連通している電源であって、該メッキ構成において該メッキ電極を陽極的にバイアスし、該メッキ構成において該補助電極を陽極的に且つ非メッキ構成においては陰極的に選択的にバイアスするように構成されている、前記電源と
    を備えている、メッキセル。
  7. 該メッキ電極が銅であり、該補助電極が白金被覆電極である、請求項1記載のメッキセル。
  8. 電気化学メッキセルであって、
    陽極液コンパートメントと、
    陽極膜を経て該陽極液コンパートメントとイオンで連通して配置された陰極液コンパートメントと、
    該陽極液コンパートメント内に配置された陽極であって、前記陽極が、ディスク型部材であって、前記ディスク型部材が平行に配置された複数のスロットを有し、各スロットがより長いセグメントと短いセグメントに分けられている、前記陽極と、
    該陽極液コンパートメント内に配置された環状補助陽極と、
    電源と、
    を備え、
    該陽極が該電源の陽極端子と連通し、該補助陽極が該電源の陰極端子及び該電源の該陽極端子と選択的に連通している前記メッキセル。
  9. 該陽極と該補助陽極が白金外面を備えている、請求項記載のメッキセル。
  10. 該陽極がほぼ平坦な上面を有し、該補助陽極がほぼ平坦な上面を有する環状部材である、請求項記載のメッキセル。
  11. 該環状部材が該ディスク型部材に外接するように配置されている、請求項10記載のメッキセル。
  12. 基板の周辺部と電気的に係合するように構成された複数の導電性コンタクトピンを更に備え、該環状部材の内径は、メッキされる該基板の外径より大きく、該基板は、該メッキセルにおいて該複数の導電性コンタクトピンと接触する周辺部分を有する、請求項11記載のメッキセル。
  13. 該ディスク型部材の外径が、該基板の該外径より2mm〜10mm大きいサイズである、請求項12記載のメッキセル。
  14. 該ディスク型部材と該環状部材間に配置された電気絶縁スペーサを備えている、請求項10記載のメッキセル。
  15. 基板上に金属をメッキする方法であって、
    陽極液コンパートメントと、陰極液コンパートメントと、該陽極液コンパートメントを該陰極液コンパートメントから液体的に分けるイオン膜とを有するメッキセル内に基板を配置させるステップと、
    該陽極液コンパートメント内に配置された陽極に第1メッキバイアスを与えて該基板に該金属をメッキするステップであって、該陽極がディスク型部材であり、該ディスク型部材が平行に配置された複数のスロットを有し、各スロットがより長いセグメントと短いセグメントに分かれている、前記ステップと、
    該陽極液コンパートメント内で該陽極から外向きに配置された環状補助電極に非メッキバイアスを与えるステップであって、該非メッキバイアスは、該補助電極が陰極であり、該メッキセル内の基板接触ピンが陽極であるように構成されている、前記ステップと、
    を含む前記方法。
  16. 該陽極と該補助電極は、白金外面を有する、請求項15記載の方法。
  17. 該第1メッキバイアスの持続時間の少なくとも一部の間、第2メッキバイアスを該補助電極に印加するステップを含む、請求項15記載の方法。
  18. 該第2メッキバイアスの持続時間から該非メッキバイアスの持続時間が算出される、請求項17記載の方法。
  19. 補助電極は、該陽極と同じ面に配置され、該陽極の上面と共平面である上面を有する、請求項1記載のメッキセル。
  20. 該補助電極の該上面は、該陽極の該上面と共平面である、請求項10記載のメッキセル。
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