JP4489913B2 - 遊技機用電子デバイス搭載回路基板 - Google Patents

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JP4489913B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技動作制御を行う電子デバイスを搭載した回路基板に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、遊技機の複雑な電子制御は各種の電子デバイスによって行われていて、この各種の電子デバイスは回路基板に搭載されている。このような電子デバイスとしては、遊技全体の制御を行うCPU、このCPUの動作手順を記録したROM、ワークエリアとして機能するRAM等がある。
【0003】
ところで、近年、このROMの一種として電気的書き換えが可能なフラッシュROMと称される電子デバイスが搭載される場合が多く、このフラッシュROMでは記憶するプログラムの内容を電気的に書き換え可能なのでリサイクル可能であると共に、開発段階から市販段階までのプログラムの変更等にも対処可能である。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この反面、電気的に書き換え可能であるので不正な書き換えが発生する可能性も否定できず、この種の電子デバイスを搭載した回路基板を確実に不正な書き換えから防止することができたり、書き換えを行った場合これを把握できたりするような術の出現が望まれていた。
【0004】
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたもので、電気的に書き換え可能なROMを搭載した回路基板に対する不正を防止したり、仮に不正な行為が行われてもその開封履歴が把握可能な回路基板を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、遊技機制御用の電子デバイスが搭載された回路基板であって、遊技機の動作を制御する制御手段と、前記制御手段が出力したアドレス信号を入力する入力ポート及び入力されたアドレス信号が指定する情報を前記制御手段に対して出力する出力ポートを有し、印加される電圧信号に応じて記憶内容の書き換え可能となるメモリデバイスと、前記制御手段と前記入力ポートとの間に配設され、前記制御手段から出力された前記アドレス信号を通過させる又は遮断することが可能な第一ゲート回路と、前記出力ポートと前記制御手段との間に配設され、前記出力ポートから出力された前記情報を通過させる又は遮断することが可能な第二ゲート回路と、記憶内容の書き換えを非活性化させる電圧信号である非活性化電圧信号を前記メモリデバイスに対して印加する電圧信号印加手段と、前記メモリデバイスに印加される前記電圧信号を監視する電圧監視手段と、前記電圧監視手段により、前記メモリデバイスに印加される前記電圧信号が、前記非活性化電圧信号から変化したことが検出された場合に、異常時処理を実行する異常時処理手段と、を搭載し、前記異常時処理手段は、前記異常時処理として、前記第一ゲート回路及び前記第二ゲート回路のそれぞれを遮断状態とする遊技機用電子デバイス搭載回路基板とした。
【0005】
この発明によれば、異常時処理手段は、電圧監視手段により、メモリデバイスに印加される電圧信号が、非活性化電圧信号から変化したことが検出された場合に、異常時処理を実行する。したがって不正防止を行うことができる。
【0006】
また、異常時処理手段は、電圧監視手段により、メモリデバイスに印加される電圧信号が、非活性化電圧信号から、記憶内容の書き換え活性化させる電圧信号である活性化電圧信号に変化したことが検出された場合に異常時処理を行うようにすれば、非活性化電圧信号が不正操作された場合にはこれを異常と判断した異常時処理を自動的に行うことができる。
【0007】
上記遊技機用電子デバイス搭載回路基板において、異常時処理手段が、異常時であることを通知するための通知手段を備え、異常時処理として、さらに、通知手段を作動させるようにすれば異常時の把握が容易になる。
【0008】
そして、上記遊技機用電子デバイス搭載回路基板において、電圧監視手段と異常時処理手段とを同一PLD(プログラマブルロジックデバイス)上に形成して基板上に搭載すれば、PLDを用いてこれら手段を製造しているのでこれら手段への細工や解析を極めて困難とすることができる。
【0009】
また、上記遊技機用電子デバイス搭載回路基板において、メモリデバイスが記憶する情報と同一の内容のデジタル情報をゲート群で成るように構成され、制御手段が出力したアドレス信号が指示するデジタル情報を出力するロジックゲートセルと、出力ポートと制御手段との間に配設され、出力ポートから出力された情報及びロジックゲートセルから出力されたデジタル情報を取得して、両者の一致性を判定する比較処理を実行した後に、当該出力ポートから出力された情報を制御手段に対して出力する比較手段と、比較手段と制御手段との間に配設され、比較手段から出力された情報を通過させる又は遮断することが可能な第三ゲート回路と、比較手段により、両者が一致していないと判定された場合に、不一致時処理を実行する不一致時処理手段と、をさらに搭載し、不一致時処理手段は、不一致時処理として、第三ゲート回路を遮断状態とすることによって、メモリデバイスが記憶する情報が変更されたことを簡単に検出することができる
【0010】
そして、上記遊技機用電子デバイス搭載回路基板において、搭載された電子デバイスを外部から目視可能で、かつ、開封履歴が分かるようなケースを回路基板側と分離しくい状態で固定したことを特徴とすれば、不正が行われているか否かを外部から目視把握容易であると共に、仮に開封されてもその履歴が容易に把握できる。
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について説明する。まず、遊技機制御用の電子デバイスを搭載した回路基板40について説明する。
【0011】
この回路基板40には、図3に示すように、遊技機の全体動作を制御する主制御部200、PLD(Programmable Logic Device:プログラマブルロジックデバイス)500、および、電気的書き換えが可能なフラッシュROM201が搭載されている。
【0012】
フラッシュROM201は、その記憶内容を電気的に書き換え可能なデバイスであり、アドレス信号を入力するためのアドレスポート250と、データを出力するためのデータポート251とを備えている。図4は、このフラッシュROM201の遊技制御プログラムの記憶状態の一例を示した説明図である。一例としてアドレスを8ビットのデジタルデータで定義可能とすると、「00000000」〜「11111111」までの夫々のアドレスに対して、内容「a」〜「z」が記憶されている。
【0013】
そして、フラッシュROM201の書き換え活性化端子253には、その活性化を阻止するための信号(本例では電源電位Vcc)が印加されている。即ち、書き換え活性化がアクティブハイの場合にはローレベル信号が、また、アクティブローの場合にはハイレベル信号が印加されて、フラッシュROM201の書き換えが不能とされている。
【0014】
図3に示すように、PLD500上には、電圧レベルトレラントゲート510と、アドレスデコーダ520と、電圧レベルトレラントゲート530と、ロジックゲートセル540と、比較部560と、不一致時処理部570と、ゲート580と、電圧監視部600と、異常時処理部610と、ゲート620、621とが一体にロジックゲート等によってハードウエアで形成されている。また、比較部560は、外部からトリガ信号を供給可能となっていると共に、不一致時処理部570にはLED581が接続されている。更に、異常時処理部610にもLED611が接続されている。
【0015】
ロジックゲートセル540には、フラッシュROM201に記憶された遊技制御プログラムと同一の内容のデジタル情報を、図示しないゲート群で構成している。図5は、主制御部200からのアドレスとこれに対応してアドレスデコーダ520が出力する出力データとこのアドレスの内容(データ)とを対応付けて示したもので、アドレスデコーダ520は、主制御部200からアドレスが与えられると、これに応じたアドレスデコーダ出力値をロジックゲートセル540に与える。すると、ロジックゲートセル540は、主制御部200からのアドレスに対応するデータを比較部560に出力するようになっている。
【0016】
また、電圧レベルトレラントゲート510と、電圧レベルトレラントゲート530とは、入力電圧の変動が生じても出力電圧を安定化させるように動作するため(電圧安定化手段)、動作安定化のために寄与する。
【0017】
また、図7には他の構成例を示している。図7は特徴部である書き換え活性化端子253近傍を特に詳細に図示したものである。この構成例では、図7(a)、(b)に示すように、導通パターン700と導通パターン701が形成されてこれらは互いに非接触として分離されて形成されている。また、これら両導通パターンは、はんだ付けにより、フラッシュROM201のWE端子(正確にはWE上部にバーを付す)を介して互いに導通状態となるように形成されている。
【0018】
したがって、導通パターン700に電源電圧Vccが供給されて、この導通パターン700に、フラッシュROM201のWE端子が接触されると書き換え活性化端子253に書き換え非活性化電気信号が供給され、フラッシュROM210は書き換え不能となる。一方、この電圧信号は、導通パターン700とWE端子を介して導通状態となる導通パターン701に伝えられる。そして、導通パターン701の電圧は、一端が接地されている抵抗Rの他端を介し、先に説明した電圧監視部600に入力されるようになっている。WE端子を基板から浮かせ、ジャンパ線で接地電位に落とし活性化される不正があった場合にもこれを検出できることから、このような簡単なハードウエア構成にて、WE端子に印加される書き換え非活性化電圧信号の監視が可能になる。
【0019】
(動作例1)
書き換え活性化端子253に供給されている書き換え非活性化のための電圧信号Vccは電線601を介して電圧監視部630に供給されている。電圧監視部600は、この電圧信号がVccである場合には正常である旨の監視信号を異常時処理部610に供給するが、不正行為が行われる等してこの電圧信号がVccから変化した場合(例えばローレベル電圧信号となり、書き換え活性化電圧信号となった場合)には、異常時である旨の監視信号を異常時処理部610に供給する。
【0020】
異常時である旨の監視信号を供給された異常時処理部610は、LED611を点灯制御すると共に、ゲート620、621をハイインピーダンス状態として、アドレスポート250、データポート251を用いて主制御部200がフラッシュROM201にアクセスすることを不能とする。
【0021】
したがって、異常時処理部610が、LED611を点灯制御して異常時であることを通知するため異常時の把握が容易になり、また、異常時に、主制御部200によるフラッシュメモリ201へのアクセスを不能とするため、異常時には主制御部200が制御動作を行うことができなくなる。
【0022】
このようにして、異常時処理部610は、電圧監視部600からの監視信号が、書き換え非活性化とする電圧信号が書き換え活性化とする電圧信号に変化したことを示す信号である場合に異常時処理を行うので、書き換え非活性化電圧信号が不正操作された場合にはこれを異常と判断した異常時処理を自動的に行うことができる。
【0023】
そして、回路基板40において、電圧監視部600と異常時処理部610とを同一PLD(プログラマブルロジックデバイス)500上に形成して基板上に搭載すれば、PLD50を用いてこれら手段を製造しているのでこれら手段への細工や解析を極めて困難とすることができる。
【0024】
(動作例2)
主制御部200がアドレスを出力すると、これが電圧レベルトレランスゲート510を介してアドレスデコーダ520に与えられると共に、フラッシュROM201のアドレスポート250にも与えられる。すると、フラッシュROM201は、対応するデータをデータポート251に出力するので、これが電圧レベルトレランスゲート530を介して比較部560に与えられる。一方、アドレスを受け取ったアドレスデコーダ520は、アドレスデコード出力値をロジックゲートセル540に与えるため、ロジックゲートセル540は、これに対応するデータを比較部560に与える。
【0025】
比較部560は両データの一致性を判定し、一致している場合には、主制御部200のこのデータを与える。一方、一致していない場合にはその旨を不一致時処理部570に通知する。すると、不一致時処理部570は、LED581を点灯すると共に、ゲート580をハイインピーダンス状態として主制御部200へのバスをハイインピーダンス状態として主制御部200を動作不能とする。
【0026】
したがって、遊技プログラムと同一の内容のデジタル情報をゲート群で成るロジックゲートセル540で作りこんでおき、比較部560は、主制御部200から出力されるアドレスに対する、フラッシュROM201上のデータ、および、ロジックゲートセル504上のデータの一致性を判定するので、遊技プログラムが変更されたことを簡単に検出することができる。
【0027】
なお、比較部560は、所定のトリガによって判定動作を行なうようにすれば、このトリガが与えられた場合にのみ比較判定動作を行なうようにすることができる。例えば電源投入時の信号等をトリガとして与えるようにしたり、所定期間アクセス動作が無かった場合にトリガを与えるようにしたり、所定期間毎にトリガを与えるようにしたりすれば良い。
【0028】
また、この実施形態では遊技プログラムを記憶する記憶手段として、電気的書き換えが可能なフラッシュROM201を用いているので、特にその記憶内容の変更が容易なフラッシュROM201に対してもその記憶内容の変更を容易に検出することができる。さらに、不一致時処理部570は、両データが一致していない旨の通知をLED581の点灯で行なうので、両データの不一致が容易に把握できる。なお、光の他に音声情報等での通知でも良い。
【0029】
さらに、不一致時処理部570は、主制御部200にデータを供給するバスをハイインピーダンス状態とするので、以降、主制御部200を動作不能とすることができる。
【0030】
(動作例3)
動作例1では一つのアドレスが主制御部200が与えられた場合の動作について説明したが、主制御部200から出力されるアクセス可能な全アドレスが与えられる場合に対しても同様な動作を行なえる。
【0031】
即ち、比較部560は、主制御部200から出力されるアクセス可能な全アドレスの夫々のアドレスに対する、フラッシュROM201上のデータ、および、ロジックゲートセル520上のデータの一致性を判定し、総て一致した場合以外には不一致時処理部570にその旨を通知する。なお、不一致時処理部570の動作は先に説明したものと同じである。したがって、この動作例3によれば、全遊技プログラムにおいてその変更が行なわれたか否かを判定することが可能となる。
【0032】
(動作例4)
この動作例では、主制御部200から或る特定のアドレスが与えられた場合にのみ比較動作を行なう点に特徴がある。先ず、主制御部200が或る特定のアドレスを与えるとする。すると、比較部560は、主制御部200から出力される或る特定のアドレスに対する、フラッシュROM201上のデータ、および、ロジックゲートセル540上のデータの一致性を判定し、一致した場合以外には不一致時処理部570にその旨を通知する。なお、不一致時処理部570の動作は先に説明したものと同じである。一方、この動作例では、この或る特定のアドレスが主制御部200から出力される場合以外は比較動作自体も行なわれない。
【0033】
したがって、この動作例4によれば、遊技制御プログラムにおける或る部分の変更が行なわれたか否かを判定することが可能である。例えば賞球払出し、大当り判定等の重要な部分のプログラムの読み出しが行なわれるときに限って、遊技プログラムの変更チェックを行なうようにすることができる。
【0034】
なお、ロジックゲートセル540、比較手段560、不一致時処理部570、アドレスデコーダ520、ゲート580、電圧監視部600、異常時処理部610、ゲート620,621等は総てハードウエアで実現されて、同一PLD(プログラマブルロジカルデバイス)上に形成されているので、ロジックゲートセルの内容や比較部560の動作や不一致時処理部570の動作やアドレスデコーダ520の動作等の解析は困難であるため、遊技制御プログラムの変更を検出不能とするための細工を行なうことは極めて困難となる。
【0035】
しかも、フラッシュROM201の書き換え活性化端子253にその活性化を阻止するための信号が印加されていて、不正行為を阻止した状態で以上の各動作を実現している。
【0036】
次に、この回路基板40のケーシング等について説明する。図1に示すような遊技機100の背面左側の中央部には、回路基板17が固定支持した回路基板ケース15が固着される。なお、この遊技機100としてはパチンコ機やパチスロ機はもちろんのこと、ゲームセンターに配設されるゲーム機等でも良い。
【0037】
図2の外観図に示すように、この回路基板ケース15は、合成樹脂等の透明部材で製造された変形困難なケースであり、回路基板40を固定指示するベース部10と、このベース部10で固定支持された回路基板40を覆うためのカバー部11とを有して構成される。なお、図2においては、電気配線を外部に引き出すための開口部等は図示省略している。
【0038】
回路基板ケース15のベース部10の短手方向の一側面は長方形状に開放され、また、ベース部10の内周壁には、回路基板40を支持するための回路基板用スライド溝12と、これより鉛直方向で上々のカバー用スライド溝14とが形成されている。この回路基板用スライド溝12に沿って回路基板40が収納体内にスライド挿入され固定支持される。また、カバー用スライド溝14に沿ってカバー部11がスライド挿入されてベース部10にカバー部11が装着され、ボルト30でベース部10とカバー部11とを締結することで回路基板収納体15が構成される。かくして、このカバー部11は、ベース部10に固定されて回路基板40を覆う第1の状態と、回路基板40を覆うことを解除する第2の状態とを取り得るようになっている。
【0039】
したがって、電気的書き換え可能なフラッシュROM201(メモリデバイス)が書き換え非活性化状態でベース部10に固定支持されていると共に、ボルト30によってこのベース部10と締結されるカバー部11が透明であるので、通常状態ではフラッシュROM201の書き換え等の不正が行われにくくなり、しかも不正が行われてもそれを容易に外観目視等で把握できると共に、異常時処理部610が自動的に異常時処理を実行する。
【0040】
図6に示すように、ベース部10とカバー部11とを締結するボルト30は、ねじ部30と、これに一体的に形成された頭部34とからなっていて、ねじ部30と頭部34とを接合する接合部38は細径にされていて、頭部34を介して所定以上の捩り力を付与すると接合部38が破損して頭部34とねじ部32とが分離されるようになっている。さらに、頭部34には、その一部を切り欠いて頭部34先端側に延びる係止片36が対向して1対形成されており、係止片36はボルト30の径方向に拡径・縮径可能となっている。
【0041】
一方、ベース部11の底壁にはねじ孔26が4箇所形成されたボルト案内部材21が固定され、これに対応して、カバー部11の下面側には、ねじ孔26に対応するねじ孔24が4箇所形成されたボルト案内部材20が固定されている。また、ボルト案内部材20には、ねじ孔24の一部を拡径して係止部(図示せず)が形成されている。さらに、回路基板40には、ボルト案内部材20のねじ孔24とボルト案内部材のねじ孔26に対応して、ボルト30が貫通する固定用孔49が形成されている。したがって、この固定用孔49によって、ねじ孔24およびねじ孔26にボルト30が螺合されることで、ベース部10に、回路基板40とカバー部11とが固定されることになる。
【0042】
また、このような固定状態において、ボルト30の係止片36がボルト案内部材20の係止部48に係止して頭部34の抜け出しが防止され、さらに接合部38が破損されると頭部34とねじ部32とが分離されてねじ部32の抜き出しが不能となる。
【0043】
したがって、係止片36が拡径して不図示の係止部に係止すると共に、頭部34がねじ部32と分離された状態でベース部10とカバー部11との締結が行われているので、このベース部10とカバー部11とは分離し難く、フラッシュROM201に対する不正改造等を困難とする。
【0044】
さらに、ベース部11に固定されたボルト案内部材21の裏面側には、ねじ孔26に対応してスリット(図示せず)が形成されている。必要時にはこのスリットを切除することによって、ねじ孔26に螺合されているボルト30をベース部10の裏面側から操作することができるようになっている。
【0045】
以上のような構成のボルト30によるベース部10およびカバー部11の締結箇所並びに回路基板40の固定箇所、即ち、ボルト案内部材20およびボルト案内部材21のねじ孔24およびねじ孔26並びに固定用孔49は、所定の検査回数に応じて複数箇所(本実施形態では4箇所)設けられている。このため、回路基板収納体15を開封した回数、つまり開封履歴が認識可能となる。
【0046】
したがって、ボルト30がベース部10とカバー部11とを締結状態とするための締結位置を複数設けたので、ベース部10とカバー部11との分離を一層困難にすると共に、仮に順次締結位置を変更して締結作業を行なうとその作業履歴が容易に把握できる。
【0047】
以上本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、上記実施形態に対して種々の変形や変更を施しても良いことは言うまでもない。
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明によれば、メモリデバイスに印加される電圧信号が、非活性化電圧信号から変化したことが検出された場合に、異常時処理を実行するので、例えば不正等の異常を示す電圧変化があれば異常時処理を実行して不正防止を行うことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技機100の背面側の外観図である。
【図2】回路基板ケース20の外観図である。
【図3】回路基板40の平面図である。
【図4】フラッシュROM201の記憶内容の説明図である。
【図5】アドレスデコーダ520の動作を説明する説明図である。
【図6】ボルト30の説明図である。
【図7】他の構成例の説明図である。
【符号の説明】
10 ベース部
11 カバー部
15 回路基板収納体
20 ボルト案内部材
21 ボルト案内部材
24 ねじ孔
26 ねじ孔
30 ボルト
32 ねじ部
34 頭部
36 係止片
38 接合部
40 回路基板
500 PLD(プログラマブルロジカルデバイス)
510 電圧レベルトレラントゲート
520 アドレスデコーダ
530 電圧レベルトレラントゲート
540 ロジックゲートセル
560 比較部
570 不一致時処理部
580 ゲート
581 LED
600 電圧監視部
610 異常時処理部
611 LED
620 ゲート
621 ゲート

Claims (6)

  1. 遊技機制御用の電子デバイスが搭載された回路基板であって、
    遊技機の動作を制御する制御手段と、
    前記制御手段が出力したアドレス信号を入力する入力ポート及び入力されたアドレス信号が指定する情報を前記制御手段に対して出力する出力ポートを有し、印加される電圧信号に応じて記憶内容の書き換え可能となるメモリデバイスと、
    前記制御手段と前記入力ポートとの間に配設され、前記制御手段から出力された前記アドレス信号を通過させる又は遮断することが可能な第一ゲート回路と、
    前記出力ポートと前記制御手段との間に配設され、前記出力ポートから出力された前記情報を通過させる又は遮断することが可能な第二ゲート回路と、
    記憶内容の書き換えを非活性化させる電圧信号である非活性化電圧信号を前記メモリデバイスに対して印加する電圧信号印加手段と、
    前記メモリデバイスに印加される前記電圧信号を監視する電圧監視手段と、
    前記電圧監視手段により、前記メモリデバイスに印加される前記電圧信号が、前記非活性化電圧信号から変化したことが検出された場合に、異常時処理を実行する異常時処理手段と、を搭載し
    前記異常時処理手段は、前記異常時処理として、前記第一ゲート回路及び前記第二ゲート回路のそれぞれを遮断状態とすることを特徴とする遊技機用電子デバイス搭載回路基板。
  2. 請求項1に記載の遊技機用電子デバイス搭載回路基板において、
    前記異常時処理手段は、
    前記電圧監視手段により、前記メモリデバイスに印加される前記電圧信号が、前記非活性化電圧信号から、記憶内容の書き換え活性化させる電圧信号である活性化電圧信号に変化したことが検出された場合に、異常時処理を実行することを特徴とする遊技機用電子デバイス搭載回路基板。
  3. 請求項1又は2に記載の遊技機用電子デバイス搭載回路基板において、
    前記異常時処理手段は、
    異常時であることを通知するための通知手段を備え、前記異常時処理として、さらに、前記通知手段を作動させることを特徴とする遊技機用電子デバイス搭載回路基板。
  4. 請求項1乃至3の内のいずれか一項に記載の遊技機用電子デバイス搭載回路基板において、
    前記電圧監視手段と前記異常時処理手段とを同一PLD(プログラマブルロジックデバイス)上に形成して基板上に搭載したことを特徴とする遊技機用電子デバイス搭載回路基板。
  5. 請求項1乃至4の内のいずれか一項に記載の遊技機用電子デバイス搭載回路基板において、
    前記メモリデバイスが記憶する情報と同一の内容のデジタル情報をゲート群で成るように構成され、前記制御手段が出力した前記アドレス信号が指示するデジタル情報を出力するロジックゲートセルと、
    前記出力ポートと前記制御手段との間に配設され、前記出力ポートから出力された情報及び前記ロジックゲートセルから出力されたデジタル情報を取得して、両者の一致性を判定する比較処理を実行した後に、当該出力ポートから出力された情報を前記制御手段に対して出力する比較手段と、
    前記比較手段と前記制御手段との間に配設され、前記比較手段から出力された前記情報を通過させる又は遮断することが可能な第三ゲート回路と、
    前記比較手段により、前記両者が一致していないと判定された場合に、不一致時処理を実行する不一致時処理手段と、をさらに搭載し、
    前記不一致時処理手段は、前記不一致時処理として、前記第三ゲート回路を遮断状態とすることを特徴とする遊技機用電子デバイス搭載回路基板。
  6. 請求項5に記載の遊技機用電子デバイス搭載回路基板において、
    前記比較手段は、
    前記制御手段が出力した前記アドレス信号が、予め設定した特定のアドレス信号である場合に、前記比較処理を実行することを特徴とする遊技機用電子デバイス搭載回路基板。
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