JP4488676B2 - プロセッサのアイドル状態 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プログラム可能なプロセッサをアイドル状態に置くことに関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータまたはデジタル信号処理システムのためのマイクロプロセッサのようなプログラム可能なプロセッサは、毎秒何百万もの電子動作を行なうことができる。いくつかのアプリケーションでは、プロセッサは、所定の時間に行なう動作をほとんど有しないことがあるが、しかし、プロセッサは、フルパワーを維持し、必要なときに実行するために準備している。例えば、プロセッサが電池式装置に組み入れられるとき、電力消費は望ましくないことがある。
【0003】
【詳細な説明】
いくつかの例では、プロセッサの動作を保留(サスペンド)することが望ましいことがある。プロセッサの動作が保留されるとき、プロセッサへのパワーは減少され、それにより、エネルギ効率を改善することがあり、電池のパワーを延長することができる。以下に記述された技術は、プロセッサのためにアイドル・モードを作成する方法を提供することであり、そのモードで、プロセッサは動作をほとんど行なわないか全く行なわず、実行命令をフェッチすることもなく、また割込みも無視する。さらにプロセッサがアイドル状態からアクティブ状態に戻る「ウェークアップ」ための技術が記述される。
【0004】
図1は、実行パイプライン14および制御ユニット12を有するプログラム可能なプロセッサ10を図示するブロック図である。制御装置12は、クロック・サイクル中にパイプライン14を通る命令とデータのフローを制御する。制御ユニット12は、命令の処理中に、命令を解読し、かつ対応する動作、例えばメモリに結果を書くために、パイプライン14の多様なコンポーネントに命令を行なう。プロセッサ10の多くの動作は、クロック制御装置15によって供給されるクロック信号と共にクロックされる。
【0005】
「アイドル出力」17と表示された接続は、制御ユニット12の一部として図1中に示されるように、パイプライン14をアイドル・ハンドラ11に結合する。アイドル・ハンドラ11はアイドル状態を引き起こすことができる。加えて、アイドル・ハンドラ11は、アイドル状態を示すためにアイドル出力ビット17をアサート(明示)する。アイドル出力17のアサートは、パイプライン14を停止させる、パイプライン14の動作を保留させる結果となる。動作保留は、プロセッサ10をアイドル状態に置く一部である。アイドル・ハンドラ11およびアイドル出力17は、以下より詳細に記述される。
【0006】
いくつかのアプリケーションでは、プログラム可能なプロセッサ10は、メイン・プロセッサ18と協力する。プロセッサ10は、メイン・プロセッサ18のスレーブまたはその相手である。他のアプリケーションでは、プログラム可能なプロセッサ10は、別のプロセッサと協力しないことがある。図1の中で示されたシステムは、例示のために意図され、発明の範囲を制限するために意図されるものではない。加えて、アプリケーションは、スタティック・ランダム・アクセス・メモリ、バス・コントローラ、割込みハンドラおよび入出力装置のような図1中に示されていない追加のコンポーネントを含んでもよい。
【0007】
メイン・プロセッサ18は、アイドル出力17を検出する。アイドル出力17を検出すると、メイン・プロセッサ18は、プロセッサ10がアクティブ中かアイドル中かを検出する。メイン・プロセッサ18は、ウェークアップ信号84のアサートによってプロセッサ10をウェークアップするように適合される。
【0008】
命令キャッシュ・メモリ16に格納された命令は、パイプライン14の第1ステージにロードされ、続くステージを通って処理される。ステージは、他のステージと同時に実質的に処理する。データは、システムのクロック・サイクル中にパイプライン14中のステージ間を通過する。命令の結果は、パイプライン14の終端に間断なく出現する。
【0009】
図2はパイプライン14の例を図示する。パイプライン14は、例えば、5つのステージ、すなわち命令フェッチ(IF)、命令デコード(DEC)、アドレス計算(AC)、実行(EX)、そしてライトバック(書戻し)(WB)を有する。命令は、フェッチ・ユニット20によって第1ステージ(IF)中に、メモリまたは命令キャッシュ16からフェッチされ、第2ステージ(DEC)中にアドレス・レジスタ24内でデコードされる22。次のクロック・サイクルで、その結果は第3ステージ(AC)に渡され、そこで、データ・アドレス・ジェネレータ26は、その動作を実行するために使用されるすべてのメモリ・アドレスを計算する。実行ステージ(EX)中で、実行ユニット28は、例えば2つの数の加算または乗算のような動作を行なう。最終段階(WB)中で、その結果は、データ・メモリに、またはデータ・レジスタ30に書き戻される。
【0010】
プログラム可能なプロセッサ10を含むアプリケーションは、プロセッサ10が行なうべきタスクを有していない状況に遭遇することがあり、依然として電力を消費する。そのような状況で、プロセッサ10が、低電力のアイドル・モードに入ることは有益である。アイドル・モードは、ユーザが低電力状態に入るようにプロセッサ10に命じることによって、またはプロセッサ10が行なうべきタスクを有していない期間が経過した後メイン・プロセッサ18によって、開始することができるが、本発明の範囲はこの点に制限されるものではない。図3は、アクティブ状態(50)中のプロセッサ10が低電力のアイドル・モードに入るプロセスを図示する。アイドルが、ユーザによってまたはメイン・プロセッサ18によって示されると(52)プロセッサ10は、割込みを不能にする(54)。割込みを不能にする1つの方法は、割込みハンドラによって使用される割込みマスクを変更するCLI(割込みのクリア)の命令を実行することである。CLIの命令を実行する結果として、プロセッサ10は、アイドル状態に入っている間、割込みを無視することができる。アイドル状態にいる間、プロセッサ10はさらに割込みを無視する。
【0011】
その後、プロセッサ10は、既知のアイドル状態に自分自身を置く(56)。既知のアイドル状態にプロセッサ10を置くことによって、リセットが行われなくても、プロセッサ10が後にアイドル・モードから既知の状態に出て行くことを可能にする。図3は、プロセッサ10をアイドル状態に置くための1つの方法を示す(56)。アイドル要求は、アイドル命令をパイプライン14を通して送ることによって示される(52)。以下に記述されるように、アイドル命令は、アイドル・フラグ・ビット80(図4を参照)設定することになる(58)。アイドル・フラグ・ビット80は、プロセッサ10がアイドル状態を入ることを示す。アイドル・フラグ・ビット80は、レジスタ102のようなメモリ・エレメントに格納される(図4を参照)。
【0012】
システム同期(SSYNC)命令(60)は、パイプライン14中でアイドル命令に続く。一般に、SSYNC命令は、次の動作が開始する前にすべての継続中の処理動作が完了しなければならないことをアサートする。従って、SSYNC命令は、既にパイプライン14中の命令が出現することを可能にするが、システム確認82が受け取られるまで、パイプライン14が命令キャッシュ16から新しい命令をフェッチするのを停止してもよい(図1および図4を参照)。システム確認82は、すべての継続中のシステム動作が完了されたことを示す。換言すれば、パイプライン14を通してSSYNCを送ることにより、パイプライン14を停止させ、それはIFステージ、DECステージおよびACステージを不活性化にする一方、その前の継続中の命令が実行を完了するのを可能にする。例えば、システム・バスに要求するSSYNC命令に先立つ命令は停止させられず、むしろ実行を完了することが認められ、それにより、バス・プロトコルを保存する。システムがSSYNC命令を受け取るまで、SSYNCはEXステージ中で停止する。
【0013】
SSYNC命令は、プロセッサ10をアイドル状態に置くことに関してより他の動作を行なってもよいが、しかし、アイドル・フラグ・ビット80をセットするアイドル命令と結合して実行された時、SSYNC命令は、以下に示されるように、アイドル状態を引き起こす(58)。SSYNC命令に先立つ全ての命令が完了するまで、SSYNC命令はパイプライン14を停止させるので、SSYNC命令はプロセッサ10中の既知の状態を生成させる。加えて、SSYNC命令がWBステージに達するとき、SSYNC命令はパイプライン14中のすべてまたはいくつかの動作を「消滅(kill)」させても、また、キャンセルしてもよい。
【0014】
システム確認信号82は、SSYNC命令に先行する命令がプロセッサ10によっておよびシステムの他のコンポーネント、例えばメイン・プロセッサ18およびバス・コントローラによって実行されたことを示すために使用されてもよい。プロセッサ10がシステム確認信号82を受け取るに際して、SSYNC命令は、通常WBステージに入り、実行を完了する。しかしながら、アイドル命令がアイドル・フラグ・ビット80をセットしたので(58)、パイプライン14は停止を続け、SSYNC命令はEXステージに残ってもよい。システム確認82は、アイドル・ハンドラ11によって受け取られる(62)。さらに、アイドル・フラグ・ビット80の状態が検出され(64)、アイドル出力17でアイドル出力信号をアサート(明示)することになる(66)。アイドル出力17がアサートされている限り、パイプライン14が停止し続ける。パイプライン14が停止しているので、SSYNC命令はEXステージ中で停止し、WBステージに入らない。
【0015】
アイドル・ハンドラ11は、アイドル・フラグ・ビットをクリアする(68)。アイドル・フラグ・ビット80を検出すると(64)、アイドル出力17の設定(66)およびアイドル・フラグ・ビット80のクリア(68)は、以下に記述されるように、アイドル・ハンドラ11中のロジックによって行なわれる。加えて、メイン・プロセッサ18は、アイドル出力17を検出し、プロセッサ10がアイドル状態にあることを検出し、プロセッサ10へのクロックを止める(70)。クロックを止めることに加えて、メイン・プロセッサ18は、例えば、電圧供給を「アイドル・モード電圧レベル」に設定することによって、プロセッサ10へ供給される電力を削減する(70)。アイドル・モード電圧レベルは、一般にプロセッサ10が通常動作する「アクティブ・モード電圧レベル」未満であるが、しかしレジスタ中の状態を保持するのに十分である。電力消費は一般に電圧の二乗に比例するので、1.3ボルトのような特定の実施例におけるアクティブ・モード電圧レベルから0.7ボルトのようなアイドル・モード電圧レベルへの低下は、顕著な電力削減に帰着するであろう。クロックが止められかつ電力が削減されると、プロセッサ10は低電力のアイドル・モードとなる。
【0016】
図4は、本発明の実施例に従うアイドル・ハンドラ11の論理図である。図4は上述した方法を実行するための技術を図示する。プロセッサ10がアクティブである間、ダイヤグラム中の全ビットは非有効化される。アイドル・フラグ・ビット80はセットされておらず、また、アイドル出力ピン17はアサートされていない。アイドル命令がWBステージに入ると、参照番号96のビットがアサートされる。このビットは、レジスタ102のような格納エレメントによってラッチされる。次のクロック・サイクルで、レジスタ102はアイドル・フラグ・ビット80をセットする。アイドル出力17がアサートされるまで、アイドル・フラグ・ビット80はORゲート98へのフィード・バックのためにアサートされ続ける。
【0017】
アイドル・フラグ・ビット80がAND(88)へアサートされ、SSYNC 82への確認が受け取られると、高ビットが生成され、それはレジスタ94でラッチされる。次のクロック・サイクルで、アイドル出力17はセットされる。高のアイドル出力17は反転されANDゲート100に送られ、それは、レジスタ102に非有効化されたビットを置き、アイドル・フラグ・ビット80が次のクロック・サイクルでクリアされる結果となる。ウェークアップ信号84がアサートされるまで、アイドル出力17はORゲート90へのフィード・バックのために高を維持する。ウェークアップ信号84がアサートされるまで、プロセッサ10はアイドルのままである。
【0018】
プロセッサをアクティブ状態に戻すための方法の実施例は、図5に図示される。メイン・プロセッサ18は、プロセッサ10にクロックを戻し、電力供給をアクティブ・モードの電圧レベルに設定することによって、電力供給を動作レベルに戻す(110)。メイン・プロセッサ18は、さらにウェークアップ信号84を生成する(112)。図4で示されるように、ウェークアップ信号84は、反転されてANDゲート92に渡され、次のクロック・サイクルでアイドル出力ビット17をクリアして、レジスタ94でラッチされるビットを非有効化する(114)。
【0019】
アイドル出力17をクリアすることは、パイプライン14が停止することから解放する。システム確認82が送られたので、SSYNC命令は、パイプライン14中の動作をすべて取り消して、WBステージに入る(116)。このポイントで、パイプライン14への命令のフローは、SSYNC命令に続く命令キャッシュ16中の命令をフェッチすることにより、再び開始する(118)。SSYNCに続く命令は、典型的にはSTI(リストア割込み)命令であり、それは割込みマスクを回復する(120)。その後、パイプライン14は、プログラム順に命令を処理するが(122)、それはウェークアップ時にプロセッサ10がアイドル・モードに入った時のその終わったところからプロセッサ10が再開することを意味する。
【0020】
アイドル・モードの間、プロセッサ10は割込みを無視する。プロセッサ10は、さらにクロック復元に先立って受け取られた割込みを無視する(110)。クロック復元の後に、割込みは獲得されるが、割込み復元まで動作しなくてもよい(120)。割込み復元の後(120)、割込みは、通常の方法でプロセッサ10の割込みハンドラによって処理される。
【0021】
プロセッサをアクティブ状態に戻す別の実施例は、図6に示される。図6は、メイン・プロセッサ18が割込みを生成する以外は、図5に似ている(126)。割込みは、クロックが回復された後(110)および割込みマスクが回復される前に(120)、図6に示されるどのステージで生じてもよい。上記されるように、制御が割り込みハンドラによって割り込みサービス・ルーチンに転送されるとき、割込みは割込み復元まで(120)、獲得されても動作しなくてもよい(124)。結果として、プロセッサ10は、プログラム順に命令を処理する代わりに、割り込みサービス・ルーチンの命令を実行する(124)。
【0022】
本発明の多くの実施例が記述された。これらおよび他の実施例は、次の請求項の範囲内にある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 パイプライン方式のプログラム可能なプロセッサの例を図示するブロック図である。
【図2】 実行パイプラインの例を図示するブロック図である。
【図3】 アイドル状態にプロセッサを置くプロセスを図示するフローチャートである。
【図4】 アイドル・ハンドラの論理図である。
【図5】 アイドル状態からプロセッサを戻すプロセスを図示するフローチャートである。
【図6】 アイドル状態からプロセッサを戻すプロセスを図示するフローチャートである。

Claims (30)

  1. プロセッサへの割込みを不能にする段階と、
    前記プロセッサをアイドル状態に置く段階と、
    出力端子に前記アイドル状態を示す信号をアサートする段階と、
    前記プロセッサが前記アイドル状態に置かれている間に受信した割込みを無視するために前記プロセッサを制御する段階であって、前記割込みは前記アイドル状態の間前記プロセッサによって無視され、および前記割込みは前記アイドル状態を終了した後は前記プロセッサによって獲得されるが割込み復元まで動作しない、段階と、
    から構成されることを特徴とする方法。
  2. 前記プロセッサへのクロック信号入力を不能にする段階をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 前記プロセッサへの電力供給を削減する段階をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  4. アイドル・フラグをセットする段階と、
    システム同期命令を処理する段階であって、前記システム同期命令は確認信号の生成をもたらす、段階と、
    前記アイドル・フラグおよび前記確認信号の検出で前記プロセッサをアイドル状態に置く段階と、
    をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  5. 前記システム同期命令を処理する段階は、前記確認信号が生成される前に前記プロセッサが既知の状態に入る結果となることを特徴とする請求項4記載の方法。
  6. 前記プロセッサはパイプラインを含み、前記方法は前記パイプライン中の動作をすべて取り消す段階をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  7. ウェークアップ信号を受け取る段階をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  8. 実行される命令をフェッチするために形成されたフェッチ・ユニットを含む実行パイプラインと、
    前記実行パイプラインと通信するアイドル・ハンドラと、
    を含むプロセッサから成る装置であって、
    前記アイドル・ハンドラは、システム同期確認と関連するアイドル命令に応答して前記フェッチ・ユニットを非活性化することによって前記実行パイプラインを停止させるために適合され、さらに前記アイドル・ハンドラは、アイドル状態からプロセッサを回復する信号に応答して前記フェッチ・ユニットを活性化するために適合され、
    前記プロセッサはアイドル状態に続いて受信した割込みを無視するために適合し、前記割込みは前記アイドル状態の間前記プロセッサによって無視され、および前記割込みは前記アイドル状態を終了した後は前記プロセッサによって獲得されるが割込み復元まで動作しない、
    ことを特徴とする装置。
  9. 前記アイドル・ハンドラは出力端子を含み、前記アイドル・ハンドラはシステム同期確認と関連する前記アイドル命令に応答して前記出力端子に信号をアサートするために適合されることを特徴とする請求項8記載の装置。
  10. 前記出力端子は、メモリ・エレメントに結合されることを特徴とする請求項9記載の装置。
  11. 前記アイドル・ハンドラは、ウェークアップ入力端子を含み、前記アイドル・ハンドラは前記ウェークアップ入力端子上で受け取られた信号に応答して前記実行パイプラインの停止を中止するために適合されたことを特徴とする請求項8記載の装置。
  12. 前記アイドル・ハンドラは、前記アイドル命令に応答してアイドル・フラグ・ビットをセットし、かつシステム同期確認に応答して前記アイドル・フラグ・ビットをクリアするために適応されることを特徴とする請求項8記載の装置。
  13. アイドル状態に入り、かつアイドル出力信号を供給するために適合された第1プロセッサであって、前記第1プロセッサは、さらに、前記アイドル状態の間に受信した割込みを無視するために適合され、前記割込みは前記アイドル状態の間前記プロセッサによって無視され、および前記割込みは前記アイドル状態を終了した後は前記プロセッサによって獲得されるが割込み復元まで動作しない、プロセッサと、
    前記第1プロセッサに結合された第2プロセッサと、
    前記第1プロセッサにクロック信号を供給するために適合されたクロックと、
    前記第1プロセッサに結合されたスタティック・ランダム・アクセス・メモリと、から構成され、
    前記第2プロセッサは、前記アイドル出力信号の検出に応答して前記第1プロセッサに供給された前記クロック信号を非活性化する、
    ことを特徴とするシステム。
  14. 前記第1プロセッサは、実行パイプラインおよび前記実行パイプラインに結合されたアイドル・ハンドラを含むことを特徴とする請求項13記載のシステム。
  15. 前記第1プロセッサは、前記アイドル状態にある間に前記第2プロセッサから出された割込みを無視するように適合されることを特徴とする請求項13記載のシステム。
  16. 前記第2プロセッサは前記第1プロセッサにウェークアップ信号を供給するように適合し、前記第1プロセッサは前記第1プロセッサが前記ウェークアップ信号を検出すると、前記アイドル状態を終了するよう適合される請求項13記載のシステム。
  17. クロック信号をプロセッサに供給する段階であって、前記プロセッサはアイドル状態にあり、前記アイドル状態の間に受信した割込みを無視し、前記割込みは前記アイドル状態の間前記プロセッサによって無視され、および前記割込みは前記アイドル状態を終了した後は前記プロセッサによって獲得されるが割込み復元まで動作しない、段階と、
    前記アイドル状態を終了するように前記プロセッサに信号を送る段階と、
    前記アイドル状態の終了に続いて割込みで動作する段階と、
    から構成されることを特徴とする方法。
  18. 通常動作レベルでプロセッサへ電力を供給する段階をさらに含むことを特徴とする請求項17記載の方法。
  19. 前記プロセッサに割込みを供給する段階と、
    前記割込みを獲得する段階と、
    前記アイドル状態を終了した後に前記割込みを処理するために、制御を割込みサービス・ルーチンへ転送する段階と、
    をさらに含むことを特徴とする請求項17記載の方法。
  20. 前記プロセッサは実行パイプラインを含み、前記方法は前記実行パイプライン中の動作をすべて取り消す段階をさらに含むことを特徴とする請求項17記載の方法。
  21. 前記実行パイプライン中の前記動作をすべて取り消した後に、命令をフェッチする段階をさらに含むことを特徴とする請求項20記載の方法。
  22. 前記フェッチされた命令によって、前記プロセッサが前記アイドル状態を終了することを特徴とする請求項21記載の方法。
  23. 前記プロセッサは、アイドル出力信号を供給し、前記方法は前記アイドル出力信号をクリアする段階をさらに含むことを特徴とする請求項17記載の方法。
  24. プロセッサを第1モードで動作する段階と、
    前記プロセッサに割込みを無視させる段階と、
    前記プロセッサを第2モードに置く段階と、からなり、
    前記プロセッサは、前記第1モードより少ない前記第2モードで電力を消費し、かつ、前記第2モードの間前記割込みを無視しおよび前記第2モードが終了した後は前記割込みを獲得するが割込み復元まで動作しないことを特徴とする方法。
  25. 前記プロセッサへのクロック信号入力を不能にする段階をさらに含むことを特徴とする請求項24記載の方法。
  26. 前記プロセッサへ電力供給を削減する段階をさらに含むことを特徴とする請求項24記載の方法。
  27. 前記プロセッサは実行パイプラインを含み、前記プロセッサが前記第2モードであるとき、前記実行パイプラインは動作を行なわないことを特徴とする請求項24記載の方法。
  28. 前記プロセッサが第2モードであるとき、出力信号を出す段階をさらに含むことを特徴とする請求項24記載の方法。
  29. 前記プロセッサが第2モードであるとき、前記プロセッサへ入力信号を出す段階と、
    前記プロセッサを前記第1モードに戻す段階と、
    前記プロセッサへの割込みを可能にする段階と、
    をさらに含むことを特徴とする請求項24記載の方法。
  30. 前記プロセッサは実行パイプラインを含み、前記プロセッサを前記第1モードに戻す段階は前記実行パイプライン中の動作をすべて取り消す段階をさらに含むことを特徴とする請求項29記載の方法。
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