JP4488041B2 - 像ぶれ補正装置及び撮像装置 - Google Patents

像ぶれ補正装置及び撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4488041B2
JP4488041B2 JP2007202251A JP2007202251A JP4488041B2 JP 4488041 B2 JP4488041 B2 JP 4488041B2 JP 2007202251 A JP2007202251 A JP 2007202251A JP 2007202251 A JP2007202251 A JP 2007202251A JP 4488041 B2 JP4488041 B2 JP 4488041B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
actuator
correction value
calculation unit
correction
supplied
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007202251A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009037069A (ja
Inventor
秀勇 高木
立幸 高橋
俊史 高岡
智哉 武井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2007202251A priority Critical patent/JP4488041B2/ja
Priority to US12/141,355 priority patent/US7840128B2/en
Priority to CN200810134273XA priority patent/CN101359147B/zh
Publication of JP2009037069A publication Critical patent/JP2009037069A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4488041B2 publication Critical patent/JP4488041B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/68Control of cameras or camera modules for stable pick-up of the scene, e.g. compensating for camera body vibrations
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/68Control of cameras or camera modules for stable pick-up of the scene, e.g. compensating for camera body vibrations
    • H04N23/681Motion detection
    • H04N23/6812Motion detection based on additional sensors, e.g. acceleration sensors
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/68Control of cameras or camera modules for stable pick-up of the scene, e.g. compensating for camera body vibrations
    • H04N23/682Vibration or motion blur correction
    • H04N23/685Vibration or motion blur correction performed by mechanical compensation
    • H04N23/687Vibration or motion blur correction performed by mechanical compensation by shifting the lens or sensor position

Description

本発明は、いわゆる手ぶれ補正と称される撮像装置を持つ手などの揺れなどが生じた場合に、その揺れに応じて発生する撮像される像のぶれを光学的に補正する像ぶれ補正装置、及びその補正装置を内蔵したデジタルスチルカメラやビデオカメラなどの撮像装置に関する。
従来、デジタルスチルカメラやビデオカメラなどの撮像装置においては、撮像装置を支える手に震えや揺れが生じる現象である、いわゆる手ぶれと生じる現象が発生した場合に、その揺れに対応して撮像される画像に像ぶれが発生して、撮像画像の品質を大きく低下させてしまう。この像ぶれを補正する技術としては、大きく分けて光学的に補正する技術と、イメージャで撮像された信号を電気的に補正する技術とがある。
光学的に補正する技術としては、撮像レンズで得た像光がイメージャに到達するまでの光路の途中に、光軸を補正する光学部品を配置して、その光学部品による光軸の補正状態を、撮像装置に加わる「ぶれ」に対応した補正状態として、像ぶれのない画像を撮像する技術である。
図12は、従来の像ぶれ補正を行う構成を示した図である。撮像装置は、撮像を行う光学系として、主レンズ41と、シフトレンズ42と、フォーカスレンズ43とが光軸Zに沿って配置してあり、これらのレンズによる光学系を介して被写体の像光を撮像素子44の撮像面に入射させ、撮像素子44で、入射した像光を電気的な撮像信号に変換する。シフトレンズ42は、像ぶれ補正を行うためのレンズである。このシフトレンズ42は、ピッチアクチュエータ32による駆動で、ピッチ角方向に傾けることができ、ヨウアクチュエータ34による駆動で、ヨウ角方向に傾けることができる。ピッチ角とヨウ角は、光軸Zに対して直交する水平面を傾ける2つの方向であり、相互に90°異なる方向の角度である。また、シフトレンズ42のピッチ角とヨウ角は、それぞれ位置センサ33,37で検出し、それぞれのセンサ33,37の検出出力をアナログ/デジタル変換器34,38でデジタルデータ化して、サーボ演算部22に供給する構成としてある。
そして、撮像装置には、撮像装置に外部から加わるピッチ角方向の角速度を検出する角速度センサ11と、撮像装置に外部から加わるヨウ角方向の角速度を検出する角速度センサ14とを配置する。このピッチ角とヨウ角の2つの方向に加わる角速度で、撮像装置に加わる「ぶれ」を検出する構成としてある。
ピッチ角センサ11の検出出力は、アンプ12で増幅した後、アナログ/デジタル変換器13でデジタル化して、制御演算部20内の像ぶれ補正演算部21に供給する。ヨウ角センサ14の検出出力は、アンプ15で増幅した後、アナログ/デジタル変換器16でデジタル化して、像ぶれ補正演算部21に供給する。像ぶれ補正演算部21では、ピッチ角とヨウ角の補正量を演算して、その演算された補正量を、サーボ演算部22に送る。
サーボ演算部22では、供給されるピッチ角及びヨウ角の補正量と、現在のセンサ位置とに基づいて、目標とするピッチ角及びヨウ角を算出して、その算出した目標のピッチ角及びヨウ角とする駆動信号を作成し、作成された各駆動信号を、デジタル/アナログ変換器31及び35に供給して、各デジタル/アナログ変換器31及び35で変換された駆動信号をピッチアクチュエータ32及びヨウアクチュエータ36に供給して、シフトレンズ42のピッチ角及びヨウ角を、駆動信号に対応した角度に設定させる。
図13は、ピッチ角とヨウ角のより詳細な設定構成例を示した図である。像ぶれ補正演算を行う制御演算部20が出力するピッチ角補正量Tpは、減算器51に供給して、現在のピッチ角との差分が検出される。検出された差分のデータは、PID制御演算部52に供給して、ピッチアクチュエータの駆動信号を作成し、その駆動信号をデジタル/アナログ変換器31を介してピッチアクチュエータ32に供給する。その駆動信号の供給によるシフトレンズのピッチ位置がセンサ33で検出されて、そのセンサ33で検出されたピッチ位置がアンプ53を介してアナログ/デジタル変換器34で変換された後、減算器51に供給されて、ピッチ角補正量Tpとの差分が算出される。
制御演算部20が出力するヨウ角補正量Tyは、減算器54に供給して、現在のヨウ角との差分が検出される。検出された差分のデータは、PID制御演算部55に供給して、ピッチアクチュエータの駆動信号を作成し、その駆動信号をデジタル/アナログ変換器35を介してヨウアクチュエータ36に供給する。その駆動信号の供給によるシフトレンズのピッチ位置がセンサ37で検出されて、そのセンサ37で検出されたヨウ位置がアンプ38を介してアナログ/デジタル変換器56で変換された後、減算器54に供給されて、ヨウ角補正量Tyとの差分が算出される。
このようにして、撮像装置に加わる角速度に応じたシフトレンズのピッチ角とヨウ角の補正が行われて、像ぶれが補正される。
特許文献1には、この種のシフトレンズを備えた撮像装置の例についての記載がある。
特開2007−17874号公報
ところで、この種の撮像装置でシフトレンズのピッチ角とヨウ角をセンサで検出する構成とした場合、シフトレンズを駆動させるアクチュエータとセンサとの干渉が問題になっている。即ち、シフトレンズ用のアクチュエータとしては、例えばコイルとマグネットとを使用した電磁アクチュエータとして構成として、コイルに印加する電圧などにより発生する磁界で、駆動位置の調整を行う構成として、像ぶれに対応した高速な駆動が可能な構成としてある。そして、ピッチ角やヨウ角を検出する位置センサとしては、位置検出用のマグネットとの相対位置を検出するホール素子を使用する構成が一般的である。
このように、電磁アクチュエータの駆動と、位置センサでの位置検出のいずれも、磁力を利用したものであるため、電磁アクチュエータで発生する磁界が、位置センサであるホール素子に影響を及ぼす可能性があり、位置検出精度の低下を招く問題がある。撮像装置として、シフトレンズを駆動する電磁アクチュエータと、その位置を検出する位置センサとを、干渉がない程度に距離を離して配置することができれば、位置検出精度の低下は無視できるが、ビデオカメラや電子スチルカメラなどの撮像装置は小型化される傾向にあり、電磁アクチュエータと位置センサとの配置位置を離すことが困難である場合がある。電磁アクチュエータが発する磁力の影響がある状態で、位置センサが位置検出を行うと、位置検出精度が低下し、それだけ像ぶれの補正精度が悪化してしまう問題があった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、像ぶれを補正するシフトレンズを駆動アクチュエータと位置センサとの干渉による問題を解決することを目的とする。
本発明は、撮影レンズの光軸を必要により変化させる光軸変化部を電磁作用で駆動するアクチュエータと、磁界強度に応じた出力を得るセンサから成りそのアクチュエータで駆動される光軸変化部による光軸の変位量を検出する変位検出部とを備えた場合に適用される。そして、外部から加わる角速度を検出する角速度検出部の出力に基づいて、像ぶれを補正する目標位置の指示値を演算する像ぶれ補正演算部と、補正値を出力する補正値算出部と、像ぶれ補正演算部が算出した指示値のデータに、補正値算出部が出力する補正値の加算と、変位検出部が検出した変位量の減算とを行ったデータに基づいて、アクチュエータの駆動量を算出し、算出した駆動量のデータをアクチュエータに供給する制御演算部とを備え、この補正値算出部は、制御演算部が出力する駆動量のデータが供給され、この駆動量のデータに基づいて、アクチュエータへの印加電圧に応じて発生する磁界が変位検出部での検出位置に及ぼす影響量を補正する補正値を算出する構成とした。
このようにしたことで、そのときのアクチュエータへの印加電圧に応じて発生する磁界が変位検出部に及ぼす影響量を補正する補正値を算出して、その影響を排除するように補正することで、正確な像ぶれ補正が可能となる。
本発明によると、アクチュエータの位置に応じた変位検出部への影響を排除するように補正することで、正確な像ぶれ補正が可能となる。従って、例えばアクチュエータと変位検出部とを近接して配置した場合でも、正確な像ぶれ補正が可能となり、像ぶれ補正を行う補正機構が組み込まれた装置を小型に構成させることが可能となる。
以下、本発明の第1の実施の形態を、図1〜図6を参照して説明する。
本実施の形態においては、画像の撮像を行う際の像ぶれ(手ぶれ)を補正する像ぶれ補正装置を組み込んだ撮像装置としてある。撮像装置としては、ビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、カメラ付き携帯電話端末などの各種撮像装置に適用可能である。例えば、後述する図5に仮想線で外形形状を示したデジタルカメラ80や、図6に仮想線で外形形状を示したデジタルカメラ90に適用可能である。
まず図2を参照して、撮像装置の全体構成の概要について説明する。撮像装置は、撮像を行う鏡筒81内に、固定レンズ82,83と、ズームレンズ84と、シフトレンズ104と、フォーカスレンズ86と、イメージャ87とが光軸Zに沿って順に配置してあり、各レンズを通過した像光をイメージャ87の撮像面に入射させる。ズームレンズ84とシフトレンズ104との間には、アイリス(絞り機構)85が配置してある。固定レンズ82,83以外のレンズについては、アクチュエータで可動できる構成としてあり、可動位置はセンサで検出する構成としてある。各アクチュエータとセンサについては後述する。図2に示した各レンズやアイリスの順序は一例を示したものであり、またそれぞれのレンズは複数枚のレンズ群で構成される場合もある。
イメージャ87は、例えばCCD(Charge Coupled Device)型イメージャやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor))型イメージャなどの各種撮像素子が適用可能である。イメージャ87で撮像面に入射した像光は、画素単位で電気信号に変換され、その変換された電気信号である撮像信号が、1フレーム単位などで撮像処理部88に送られ、撮像処理部88で適正な撮像信号とする処理が行われる。
撮像処理部88に得られた撮像信号は、フォーカス処理部89に送られる。フォーカス処理部89では、撮像信号に含まれる輝度信号の高周波成分などを検出して、そのフォーカス調整状態を検出する処理が行われ、検出されたフォーカス調整状態のデータをレンズ制御部120に送る。レンズ制御部120は、各レンズの位置を駆動するアクチュエータを制御する演算処理部であり、ズームスイッチ118の操作で指示されたズーム位置データと、フォーカス処理部89から供給されたフォーカス調整状態のデータと、角速度センサ部110から供給された角速度データとに基づいて、それぞれのレンズ位置を制御する。
各レンズのアクチュエータとセンサの具体的な構成について説明すると、撮像される画角を調整するズームレンズ84は、ズームアクチュエータ71で光軸Zに沿って移動可能に構成してあり、そのズームレンズ84の移動位置をセンサ74で検出する。アクチュエータ71によるズームレンズ84の駆動は、レンズ制御部120からの指令で行われ、センサ74で検出したズームレンズ位置のデータがレンズ制御部120に送られる。このズームレンズ84による画角調整は、ユーザによるズームスイッチ118の操作状態をレンズ制御部120が判断して行われる。
像光の光量を調整するアイリス85は、アイリスアクチュエータ72で絞り量を調整可能に構成してあり、そのアイリス85の絞り量をセンサ75で検出する。アクチュエータ72によるアイリス85の駆動は、レンズ制御部120からの指令で行われ、センサ75で検出した絞り量のデータがレンズ制御部120に送られる。このアイリス85による絞り量の調整は、撮像時の光量や撮像条件などに応じてレンズ制御部120が設定する。
像ぶれを補正するシフトレンズ104は、後述するピッチ角方向及びヨウ角方向にピッチアクチュエータ101及びヨウアクチュエータ102で移動可能に構成してあり、そのシフトレンズ104の移動位置を、ピッチ角とヨウ角で個別にセンサ107,108で検出する。アクチュエータ101,102によるシフトレンズ104の駆動は、レンズ制御部120からの指令で行われ、センサ107,108で検出したシフト位置のデータがレンズ制御部120に送られる。シフトレンズ104のピッチ角とヨウ角の移動量は、角速度センサ部110で検出した、この撮像装置に外部から加わるピッチ角とヨウ角の角速度に応じて設定される。
フォーカス調整を行うフォーカスレンズ86は、フォーカスアクチュエータ73で光軸Zに沿って移動可能に構成してあり、そのフォーカスレンズ86の移動位置をセンサ76で検出する。アクチュエータ73によるフォーカスレンズ86の駆動は、レンズ制御部120からの指令で行われ、センサ76で検出したフォーカスレンズ位置のデータがレンズ制御部120に送られる。このフォーカスレンズ86によるフォーカス調整は、フォーカス処理部89から供給されたフォーカス調整状態のデータに基づいて、合焦状態(ジャストフォーカス状態)とするようにレンズ制御部120が調整する。或いは、手動でフォーカス調整を行うフォーカス調整リングなどを設けて、そのフォーカス調整リングの操作状態に応じて、レンズ制御部120がアクチュエータ73を駆動する構成としてもよい。
次に、像ぶれを補正するシフトレンズ104を保持するシフトレンズ部100の構成例を、図3を参照して説明する。図3に示すように、シフトレンズ104をレンズ保持枠103で保持する構成としてある。シフトレンズ104を保持したレンズ保持枠103は、ヨウ角方向支持軸105で軸に沿って揺動自在に保持させてあり、さらにそのヨウ角方向支持軸105で保持されたレンズ支持枠103を、ピッチ角方向支持軸106で軸に沿って揺動自在に保持させてある。ピッチ角とヨウ角は、光軸Zに対して直交する水平面(即ちシフトレンズを保持する面)を傾ける2つの方向であり、相互に90°異なる方向の角度である。図3にピッチ角Pとヨウ角Yの方向を示してある。ピッチ角Pとヨウ角Yの方向にシフトレンズ104をシフトさせることで、光軸Zを曲げるように作用し、像ぶれを補正する処理が行われる。
レンズ保持枠103は、ピッチアクチュエータ101でピッチ角P方向の角度位置が調整される構成としてあり、ヨウアクチュエータ102でヨウ角Y方向の角度位置が調整される構成としてある。ピッチアクチュエータ101とヨウアクチュエータ102は、それぞれコイルとそのコイルを挟むヨークで構成されて、コイルに印加する電圧などにより発生する磁界で、ピッチ角又はヨウ角の角度位置が決まる、電磁アクチュエータとして構成としてある。ピッチ角の角度位置は、ピッチアクチュエータ101の近傍に取付けられたピッチ位置センサ107で検出する構成としてある。ヨウ角の角度位置は、ヨウアクチュエータ102の近傍に取付けられたヨウ位置センサ108で検出する構成としてある。それぞれの位置センサ107,108は、シフトレンズ部100の内部に配置してあり、図3で示した外形形状では両センサ107,108は隠れた状態である。
図4は、図3に示したシフトレンズ部100の構造を模式的に示した図である。図4(a)は光軸に沿った方向から見た図であり、図4(b)はシフトレンズ104の厚さ方向の断面で示した図である。図4では、図3に示したヨウ角方向支持軸105やピッチ角方向支持軸106は省略してあり、アクチュエータ101,102の配置状態の概要を示してある。
図4(a)に示すように、レンズ保持枠103に取付けられたコイル101aと、固定側のヨーク101bとの相対位置が、そのコイル101aに印加する電圧などにより決まり、ピッチ角方向の角度位置調整が行われる。ヨーク101bは、図4(b)に示すように、コイル101aを挟む構成としてある。同様に、レンズ保持枠103に取付けられたコイル102aと固定側のヨーク102bとも同様の構成としてあり、レンズ保持枠103に取付けられたコイル102aと、固定側のヨーク102bとの相対位置が、そのコイル102aに印加する電圧などにより決まり、ヨウ角方向の角度位置調整が行われる。
ピッチ位置センサ107とヨウ位置センサ108は、例えばそれぞれの角度の駆動を行うアクチュエータを構成するコイル101a,102aの近傍のレンズ保持枠103側に配置してある。ピッチ位置センサ107とヨウ位置センサ108は、例えばホール素子で構成して、固定側に配置されたマグネット(図示せず)との相対位置を、そのマグネットが発生する磁界の検出で行う構成としてある。なお、ホール素子側を固定側に配置して、マグネットを可動側に配置する構成としてもよい。また、ホール素子以外の位置検出センサを使用してもよい。
このような構成のシフトレンズ部100が組み込まれた光学系部品は、例えば図5に示した外形形状の撮像装置(デジタルカメラ)80に配置される。即ち、静止画像の撮像や動画像の撮像を行うデジタルカメラ80として、中央に鏡筒81が配置された形状とし、その鏡筒81内(又は本体内)に各レンズ82,83,84,86,104とアイリス85を配置する。シフトレンズ104については、図3に示した構成のピッチアクチュエータ101及びヨウアクチュエータ102が組み込まれた構成とする。本体内には、イメージャ87が配置してあり、各レンズを解してイメージャ87の撮像面に結像した像光を撮像する。
図6は、別の形状の撮像装置でのシフトレンズ部100などの光学部品の配置例を示した図である。即ち、静止画像の撮像や動画像の撮像を行うデジタルカメラ90として、正面の上端寄りの窓部91に、固定レンズ82′(又は保護ガラス)が配置してあり、その固定レンズ82′の奥に、光軸を下方に90°曲折させるプリズム92が配置してある。そして、プリズム92で曲折された光軸に沿って、固定レンズ83′,ズームレンズ84′,アイリス85′,シフトレンズ104,フォーカスレンズ86′,イメージャ87′が順に配置してある。この図6の場合には、デジタルカメラ90本体が比較的薄型に構成させてあり、各レンズ82′〜86′などの光学部品についても小型化してあり、シフトレンズ104を保持するシフトレンズ部100(図6では図示せず)についても小型に構成させてある。
次に、図1を参照して、本実施の形態による撮像装置における、像ぶれ補正のための制御構成を説明する。この図1に示した演算処理構成は、例えば図2に示したレンズ制御部120とその周辺で構成の詳細を示したものである。
撮像装置には、撮像装置に外部から加わるピッチ方向の角速度を検出するセンサ111と、撮像装置に外部から加わるヨウ方向の角速度を検出するセンサ112とを設けてある。この2つセンサ111,112が検出するピッチ角とヨウ角の方向は、シフトレンズ部100のピッチアクチュエータ101及びヨウアクチュエータ101が補正する角度と同じ方向である。但し、図6に示した撮像装置のように、プリズムなどで光軸を曲折させた構成の場合には、曲折される前の光軸に沿ったピッチ方向とヨウ方向を検出する。
ピッチ角速度センサ111の出力は、アンプ112で増幅した後に、アナログ/デジタル変換器113に供給してデジタルデータ化し、像ぶれ補正演算部117に供給する。ヨウ角速度センサ114の出力についても、アンプ115で増幅した後に、アナログ/デジタル変換器116に供給してデジタルデータ化し、像ぶれ補正演算部117に供給する。像ぶれ補正演算部117では、供給されるピッチ角方向の角速度とヨウ角方向の角速度に基づいて、像ぶれを補正する目標位置が、補正する指示値として、ピッチ角とヨウ角のそれぞれについて演算される。
像ぶれ補正演算部117で算出されたピッチ角の指示値のデータについては、加算器121に供給して、後述する補正値算出部125が出力する補正データを加算し、その加算信号を減算器122に供給する。減算器122では、ピッチ位置センサ107が検出した現在のピッチ角のデータを減算し、その減算された差分の指示値のデータを、PID制御演算部123に供給して、ピッチ角の駆動量を算出する。PID制御演算部123は、レンズ位置が、供給された指示値と等しくなる駆動力を得る駆動量を算出する。
PID制御演算部123で算出された駆動量のデータは、デジタル/アナログ変換器124に供給してアナログ信号とし、変換されたアナログ信号をピッチアクチュエータ101に供給し、ピッチ角方向のシフトレンズ104の駆動を行う。
シフトレンズ104のピッチ角は、ピッチ位置センサ107で検出し、その検出信号をアンプ126を介してアナログ/デジタル変換器127に供給し、デジタルデータに変換し、変換されたデータを減算器122に供給する。
そして、PID制御演算部123が出力するピッチ角の駆動量のデータを、補正値算出部125に供給して、そのときの駆動量に補正係数を乗算して、補正値を算出する構成としてある。この補正値は、ピッチアクチュエータ101を構成するコイル101a(図4参照)にそのとき印加する信号に応じて発生する磁界が、ホール位置センサで構成されたピッチ位置センサ107での検出位置に及ぼす影響量を補正する値であり、駆動量に補正係数を乗算することで算出される。或いは駆動量から補正値への変換テーブルを用意して、その変換テーブルを参照して補正値を得る構成としてもよい。
また、像ぶれ補正演算部117で算出されたヨウ角の指示値のデータについては、加算器131に供給して、後述する補正値算出部135が出力する補正データを加算し、その加算信号を減算器132に供給する。減算器132では、ヨウ位置センサ108が検出した現在のヨウ角のデータを減算し、その減算された差分の指示値のデータを、PID制御演算部133に供給して、ヨウ角の駆動量を算出する。PID制御演算部133は、レンズ位置が、供給された指示値と等しくなる駆動力を得る駆動量を算出する。算出された駆動量のデータは、デジタル/アナログ変換器134に供給してアナログ信号とし、変換されたアナログ信号をヨウアクチュエータ102に供給し、ヨウ角方向のシフトレンズ104の駆動を行う。
シフトレンズ104のヨウ角は、ヨウ位置センサ108で検出し、その検出信号を、アンプ136を介してアナログ/デジタル変換器137に供給し、デジタルデータに変換し、変換されたデータを減算器132に供給する。
そして、PID制御演算部133が出力するヨウ角の駆動量のデータを、補正値算出部135に供給して、そのときの駆動量に補正係数を乗算して、補正値を算出する構成としてある。この補正値は、ヨウアクチュエータ102を構成するコイル102a(図4参照)にそのとき印加する信号に応じて発生する磁界が、ホール位置センサで構成されたヨウ位置センサ108での検出位置に及ぼす影響量を補正する値であり、駆動量に補正係数を乗算することで算出される。或いは駆動量から補正値への変換テーブルを用意して、その変換テーブルを参照して補正値を得る構成としてもよい。
この図1に示すようなピッチ位置及びヨウ位置の駆動量を算出するサーボ演算が行われる構成としたことで、良好な像ぶれ補正が行われる。即ち、ピッチ角とヨウ角のそれぞれで、電磁アクチュエータ101,102が、シフト位置を検出するホール素子で構成されたセンサ107,108に及ぼす磁界の影響を算出して、その影響量を補正したアクチュエータ101,102の駆動信号を得る構成としてあるので、アクチュエータと位置センサとの位置が近いことによる干渉の影響を排除することができる。特に、図6に示した如き形状の撮像装置のように、シフトレンズ部100として非常に小型に構成させる必要があり、センサ107,108の配置位置として、アクチュエータ101,102が発する磁力の影響がない位置に配置することが困難である場合に、大きな効果がある。
従って、結果的に像ぶれ補正用のシフトレンズ部100を小型化することができ、良好な像ぶれ補正が可能な撮像装置の小型化に貢献する。
次に、本発明の第2の実施の形態を、図7を参照して説明する。
本実施の形態においても、第1の実施の形態で説明した撮像装置と同様に、画像の撮像を行う際の像ぶれ(手ぶれ)を補正する像ぶれ補正装置を組み込んだ撮像装置としてあり、第1の実施の形態で説明した図1の制御構成を、図7の制御構成としたものであり、その他の部分は第1の実施の形態で説明した構成が適用される。図7において、第1の実施の形態で説明した図1などに対応する部分には同一符号を付す。
像ぶれ補正演算部117では、ピッチ方向の角速度を検出するセンサ111の出力と、ヨウ方向の角速度を検出するセンサ114の出力に基づいて、像ぶれを補正する目標位置が、補正する指示値として算出される。
像ぶれ補正演算部117で算出されたピッチ角の指示値のデータは、加算器121に供給して、後述する補正値算出部125が出力する補正データを加算し、その加算信号を減算器122に供給する。減算器122では、ピッチ位置センサ107が検出した現在のピッチ角のデータを減算し、その減算された差分の指示値のデータを、PID制御演算部123に供給して、ピッチ角の駆動量を算出する。PID制御演算部123は、レンズ位置が、供給された指示値と等しくなる駆動力を得る駆動量を算出する。
PID制御演算部123で算出された駆動量のデータは、デジタル/アナログ変換器124に供給してアナログ信号とし、変換されたアナログ信号をピッチアクチュエータ101に供給し、ピッチ角方向のシフトレンズ104の駆動を行う。
シフトレンズ104のピッチ角は、ピッチ位置センサ107で検出し、その検出信号をアンプ126を介してアナログ/デジタル変換器127に供給し、デジタルデータに変換し、変換されたデータを減算器122に供給する。
そして本例においては、PID制御演算部123が出力するピッチ角の駆動量のデータを、補正値算出部125に供給し、さらに、アナログ/デジタル変換器127が出力する現在のピッチ角位置のデータについても、補正値算出部125に供給する。補正値算出部125では、供給されるアクチュエータの駆動量の値と、現在のピッチ角の値とに、補正係数を乗算して、補正値を算出する構成としてある。この補正値は、ピッチアクチュエータ101を構成するコイル101a(図4参照)にそのとき印加する信号に応じて発生する磁界が、ホール位置センサで構成されたピッチ位置センサ107での検出位置に及ぼす影響量を補正する値であり、その補正値にさらに現在のピッチ角に基づいた補正が行われる。
像ぶれ補正演算部117で算出されたヨウ角の指示値のデータは、加算器131に供給して、後述する補正値算出部135が出力する補正データを加算し、その加算信号を減算器132に供給する。減算器132では、ヨウ位置センサ108が検出した現在のヨウ角のデータを減算し、その減算された差分の指示値のデータを、PID制御演算部133に供給して、ヨウ角の駆動量を算出する。PID制御演算部133は、レンズ位置が、供給された指示値と等しくなる駆動力を得る駆動量を算出する。
PID制御演算部133で算出された駆動量のデータは、デジタル/アナログ変換器134に供給してアナログ信号とし、変換されたアナログ信号をヨウアクチュエータ102に供給し、ヨウ角方向のシフトレンズ104の駆動を行う。
シフトレンズ104のヨウ角は、ヨウ位置センサ108で検出し、その検出信号を、アンプ136を介してアナログ/デジタル変換器137に供給し、デジタルデータに変換し、変換されたデータを減算器132に供給する。
そして本例においては、PID制御演算部133が出力するヨウ角の駆動量のデータを、補正値算出部135に供給し、さらに、アナログ/デジタル変換器137が出力する現在のヨウ角位置のデータについても、補正値算出部135に供給する。補正値算出部135では、供給されるアクチュエータの駆動量の値と、現在のヨウ角の値とに、補正係数を乗算して、補正値を算出する構成としてある。この補正値は、ヨウアクチュエータ102を構成するコイル102a(図4参照)にそのとき印加する信号に応じて発生する磁界が、ホール位置センサで構成されたヨウ位置センサ108での検出位置に及ぼす影響量を補正する値であり、その補正値にさらに現在のヨウ角に基づいた補正が行われる。
この図7に示すように、ピッチ角とヨウ角の補正値を算出する際に、そのときのアクチュエータの駆動量に基づいた補正だけでなく、ピッチ位置とヨウ位置に基づいた補正も行うことで、より正確なピッチ角とヨウ角の制御が可能となり、第1の実施の形態で説明した図1の構成例に比べて、より正確な像ぶれ補正が可能となる。
次に、本発明の第3の実施の形態を、図8を参照して説明する。
本実施の形態においても、第1の実施の形態で説明した撮像装置と同様に、画像の撮像を行う際の像ぶれ(手ぶれ)を補正する像ぶれ補正装置を組み込んだ撮像装置としてあり、第1の実施の形態で説明した図1の制御構成を、図8の制御構成としたものであり、その他の部分は第1の実施の形態で説明した構成が適用される。図8において、第1の実施の形態で説明した図1などに対応する部分には同一符号を付す。
像ぶれ補正演算部117では、ピッチ方向の角速度を検出するセンサ111の出力と、ヨウ方向の角速度を検出するセンサ114の出力に基づいて、像ぶれを補正する目標位置が、補正する指示値として算出される。
像ぶれ補正演算部117で算出されたピッチ角の指示値のデータは、加算器121に供給して、補正値算出部125が出力する補正データを加算し、その加算信号をさらに加算器129に供給して、補正値算出部138が出力する補正データを加算し、加算器129の出力を減算器122に供給する。減算器122では、ピッチ位置センサ107が検出した現在のピッチ角のデータを減算し、その減算された差分の指示値のデータを、PID制御演算部123に供給して、ピッチ角の駆動量を算出する。PID制御演算部123は、レンズ位置が、供給された指示値と等しくなる駆動力を得る駆動量を算出する。
PID制御演算部123で算出された駆動量のデータは、デジタル/アナログ変換器124に供給してアナログ信号とし、変換されたアナログ信号をピッチアクチュエータ101に供給し、ピッチ角方向のシフトレンズ104の駆動を行う。
シフトレンズ104のピッチ角は、ピッチ位置センサ107で検出し、その検出信号をアンプ126を介してアナログ/デジタル変換器127に供給し、デジタルデータに変換し、変換されたデータを減算器122に供給する。
そして、PID制御演算部123が出力するピッチ角の駆動量のデータを、補正値算出部125及び128に供給して、そのときの駆動量に補正係数を乗算して、ピッチ角の補正値を算出する構成としてある。補正値算出部125が算出する補正値は、ピッチアクチュエータ101を構成するコイル101a(図4参照)にそのとき印加する信号に応じて発生する磁界が、ホール位置センサで構成されたピッチ位置センサ107での検出位置に及ぼす影響量を補正する値であり、駆動量に補正係数を乗算することで算出される。
補正値算出部128が算出する補正値は、ピッチアクチュエータ101を構成するコイル101aにそのとき印加する信号に応じて発生する磁界が、ホール位置センサで構成されたヨウ位置センサ108での検出位置に及ぼす影響量を補正する値であり、駆動量に補正係数を乗算することで算出される。
像ぶれ補正演算部117で算出されたヨウ角の指示値のデータは、加算器131に供給して、後述する補正値算出部135が出力する補正データを加算し、その加算信号をさらに加算器139に供給して、補正値算出部128が出力する補正データを加算し、加算器139の出力を減算器132に供給する。減算器132では、ヨウ位置センサ108が検出した現在のヨウ角のデータを減算し、その減算された差分の指示値のデータを、PID制御演算部133に供給して、ヨウ角の駆動量を算出する。PID制御演算部133は、レンズ位置が、供給された指示値と等しくなる駆動力を得る駆動量を算出する。算出された駆動量のデータは、デジタル/アナログ変換器134に供給してアナログ信号とし、変換されたアナログ信号をヨウアクチュエータ102に供給し、ヨウ角方向のシフトレンズ104の駆動を行う。
シフトレンズ104のヨウ角は、ヨウ位置センサ108で検出し、その検出信号をアンプ136を介してアナログ/デジタル変換器137に供給し、デジタルデータに変換し、変換されたデータを減算器132に供給する。
そして、PID制御演算部133が出力するヨウ角の駆動量のデータを、補正値算出部135及び138に供給して、そのときの駆動量に補正係数を乗算して、補正値を算出する構成としてある。補正値算出部135が算出する補正値は、ヨウアクチュエータ102を構成するコイル102a(図4参照)にそのとき印加する信号に応じて発生する磁界が、ホール位置センサで構成されたヨウ位置センサ108での検出位置に及ぼす影響量を補正する値であり、駆動量に補正係数を乗算することで算出される。
補正値算出部138が算出する補正値は、ヨウアクチュエータ102を構成するコイル102aにそのとき印加する信号に応じて発生する磁界が、ホール位置センサで構成されたピッチ位置センサ107での検出位置に及ぼす影響量を補正する値であり、駆動量に補正係数を乗算することで算出される。
この図8に示すように、ピッチ角とヨウ角の補正値を算出する際に、そのときのピッチアクチュエータの駆動量に基づいたピッチ位置の補正と、ヨウアクチュエータの駆動量に基づいたヨウ位置の補正だけでなく、ピッチアクチュエータの駆動量に基づいたヨウ位置の補正と、ヨウアクチュエータの駆動量に基づいたピッチ位置の補正も行われ、より正確なピッチ角とヨウ角の制御が可能となり、第1の実施の形態で説明した図1の構成例に比べて、より正確な像ぶれ補正が可能となる。
次に、本発明の第4の実施の形態を、図9を参照して説明する。
本実施の形態においても、第1の実施の形態で説明した撮像装置と同様に、画像の撮像を行う際の像ぶれ(手ぶれ)を補正する像ぶれ補正装置を組み込んだ撮像装置としてあり、第1の実施の形態で説明した図1の制御構成を、図9の制御構成としたものであり、その他の部分は第1の実施の形態で説明した構成が適用される。図9において、第1の実施の形態で説明した図1及び第3の実施の形態で説明した図8に対応する部分には同一符号を付す。
像ぶれ補正演算部117では、ピッチ方向の角速度を検出するセンサ111の出力と、ヨウ方向の角速度を検出するセンサ114の出力に基づいて、像ぶれを補正する目標位置が、補正する指示値として算出される。
像ぶれ補正演算部117で算出されたピッチ角の指示値のデータは、加算器121に供給して、補正値算出部125が出力する補正データを加算し、その加算信号をさらに加算器129に供給して、補正値算出部138が出力する補正データを加算し、加算器129の出力を減算器122に供給する。減算器122では、ピッチ位置センサ107が検出した現在のピッチ角のデータを減算し、その減算された差分の指示値のデータを、PID制御演算部123に供給して、ピッチ角の駆動量を算出する。PID制御演算部123は、レンズ位置が、供給された指示値と等しくなる駆動力を得る駆動量を算出する。
PID制御演算部123で算出された駆動量のデータは、デジタル/アナログ変換器124に供給してアナログ信号とし、変換されたアナログ信号をピッチアクチュエータ101に供給し、ピッチ角方向のシフトレンズ104の駆動を行う。
シフトレンズ104のピッチ角は、ピッチ位置センサ107で検出し、その検出信号をアンプ126を介してアナログ/デジタル変換器127に供給し、デジタルデータに変換し、変換されたデータを減算器122に供給する。
そして、PID制御演算部123が出力するピッチ角の駆動量のデータを、補正値算出部125及び128に供給して、そのときの駆動量に補正係数を乗算して、ピッチ角の補正値を算出する。また、アナログ/デジタル変換器127が出力するピッチ位置のデータを、補正値算出部125及び128に供給して、補正値を現在のピッチ位置に対応した補正とする。
補正値算出部125が算出する補正値は、ピッチアクチュエータ101を構成するコイル101a(図4参照)にそのとき印加する信号に応じて発生する磁界が、ホール位置センサで構成されたピッチ位置センサ107での検出位置に及ぼす影響量を補正すると共に、現在のピッチ位置に対応して、その補正値を修正する処理が行われる。
補正値算出部128が算出する補正値は、ピッチアクチュエータ101を構成するコイル101aにそのとき印加する信号に応じて発生する磁界が、ホール位置センサで構成されたヨウ位置センサ108での検出位置に及ぼす影響量を補正すると共に、現在のピッチ位置に対応して、その補正値を修正する処理が行われる。
像ぶれ補正演算部117で算出されたヨウ角の指示値のデータは、加算器131に供給して、後述する補正値算出部135が出力する補正データを加算し、その加算信号をさらに加算器139に供給して、補正値算出部128が出力する補正データを加算し、加算器139の出力を減算器132に供給する。減算器132では、ヨウ位置センサ108が検出した現在のヨウ角のデータを減算し、その減算された差分の指示値のデータを、PID制御演算部133に供給して、ヨウ角の駆動量を算出する。PID制御演算部133は、レンズ位置が、供給された指示値と等しくなる駆動力を得る駆動量を算出する。算出された駆動量のデータは、デジタル/アナログ変換器134に供給してアナログ信号とし、変換されたアナログ信号をヨウアクチュエータ102に供給し、ヨウ角方向のシフトレンズ104の駆動を行う。
シフトレンズ104のヨウ角は、ヨウ位置センサ108で検出し、その検出信号をアンプ136を介してアナログ/デジタル変換器137に供給し、デジタルデータに変換し、変換されたデータを減算器132に供給する。
そして、PID制御演算部133が出力するヨウ角の駆動量のデータを、補正値算出部135及び138に供給して、そのときの駆動量に補正係数を乗算して、補正値を算出する構成としてある。補正値算出部135が算出する補正値は、ヨウアクチュエータ102を構成するコイル102a(図4参照)にそのとき印加する信号に応じて発生する磁界が、ホール位置センサで構成されたヨウ位置センサ108での検出位置に及ぼす影響量を補正すると共に、現在のヨウ位置に対応して、その補正値を修正する処理が行われる。
補正値算出部138が算出する補正値は、ヨウアクチュエータ102を構成するコイル102aにそのとき印加する信号に応じて発生する磁界が、ホール位置センサで構成されたピッチ位置センサ107での検出位置に及ぼす影響量を補正すると共に、現在のヨウ位置に対応して、その補正値を修正する処理が行われる。
この図8に示すように、ピッチ角とヨウ角の補正値を算出する際に、そのときのピッチアクチュエータの駆動量に基づいたピッチ位置の補正と、ヨウアクチュエータの駆動量に基づいたヨウ位置の補正だけでなく、ピッチアクチュエータの駆動量に基づいたヨウ位置の補正と、ヨウアクチュエータの駆動量に基づいたピッチ位置の補正を行い、さらに、それぞれのピッチ位置とヨウ位置に応じた補正も行われ、より正確なピッチ角とヨウ角の制御が可能となり、第1の実施の形態で説明した図1の構成例や第3の実施の形態で説明した図8の構成例に比べて、より正確な像ぶれ補正が可能となる。
ここで、この図9の構成によるサーボ制御で、ピッチ角(pitch)のPID制御演算部123に供給される補正後の指示値Tcpと、ヨウ角(yaw)のPID制御演算部133に供給される補正後の指示値Tcyは、下記の数1式による演算で求めることができる。
Figure 0004488041
次に、本発明の第5の実施の形態を、図10を参照して説明する。
本実施の形態においても、第1の実施の形態で説明した撮像装置と同様に、画像の撮像を行う際の像ぶれ(手ぶれ)を補正する像ぶれ補正装置を組み込んだ撮像装置としてあり、第4の実施の形態で説明した図9の制御構成を、図10の制御構成としたものであり、その他の部分は第1の実施の形態で説明した構成が適用される。図10において、第1の実施の形態で説明した図1及び第4の実施の形態で説明した図9に対応する部分には同一符号を付す。
図10に示した本実施の形態の構成は、基本的な構成は図9に示した制御構成と同じである。そして本実施の形態においては、像ぶれ補正演算部117で算出されたピッチ角の指示値のデータを加算器142に供給して、そのピッチ角の指示値に、ズームレンズ位置補正値及びフォーカスレンズ位置補正値出力部141が出力する補正値を加算し、加算器142の出力を、加算器121に供給する。
また、像ぶれ補正演算部117で算出されたヨウ角の指示値のデータを加算器143に供給して、そのヨウ角の指示値に、ズームレンズ位置補正値及びフォーカスレンズ位置補正値出力部141が出力する補正値を加算し、加算器143の出力を、加算器131に供給する。
ズームレンズ位置補正値及びフォーカスレンズ位置補正値出力部141は、そのときのズームレンズ位置により、そのズームレンズを駆動するアクチュエータなどがピッチ角の指示値に及ぼす影響を補正する補正値を算出し、さらに、そのときのフォーカスレンズ位置により、そのフォーカスレンズを駆動するアクチュエータなどがピッチ角の指示値に及ぼす影響を補正する補正値を算出し、算出された両補正値を加算して出力するものである。
このようにズームレンズ位置とフォーカスレンズ位置によっても補正するようにしたことで、さらに良好なシフトレンズ位置の補正が行え、より良好な像ぶれ補正が可能となる。なお、ズームレンズ位置に応じた補正と、フォーカスレンズ位置に応じた補正のいずれか一方だけを行う構成としてもよい。
次に、本発明の第6の実施の形態を、図11を参照して説明する。
本実施の形態においても、第1の実施の形態で説明した撮像装置と同様に、画像の撮像を行う際の像ぶれ(手ぶれ)を補正する像ぶれ補正装置を組み込んだ撮像装置としてあり、第4の実施の形態で説明した図9の制御構成を、図11の制御構成としたものであり、その他の部分は第1の実施の形態で説明した構成が適用される。図11において、第1の実施の形態で説明した図1及び第4の実施の形態で説明した図9に対応する部分には同一符号を付す。
図11に示した本実施の形態の構成は、基本的な構成は図9に示した制御構成と同じである。そして本実施の形態においては、撮像装置内のシフトレンズ部の近傍の温度を検出する温度検出素子としてのサーミスタ144を設ける。そして、そのサーミスタ144が検出した温度データを、各補正値算出部125,128,135,138に供給する。各補正値算出部125,128,135,138でそれぞれの補正値を算出する際には、供給される温度に基づいて、補正値を修正する温度補正処理を行う。そして、その温度補正がされた補正値を、各加算器121,139,131,139に供給する。
このように補正値を算出する際に、温度に基づいた補正を行うことで、位置センサ107,108の検出値が温度特性を持つような場合、その温度特性を補正することができ、撮像装置で撮像する環境の温度の変動があっても、良好な補正が行える。
なお、ここまで説明した各実施の形態は、それぞれ好適な一例を示したものであり、各図に示した構成に限定されるものではない。例えば、図3及び図4に示したシフトレンズを保持する機構については、一例を示したものであり、この構成に限定されるものではない。また、位置を検出するセンサとしてホール素子を使用した例について説明したが、アクチュエータからの影響があるその他のセンサを使用する場合にも適用可能である。
また、それぞれの実施の形態で説明した処理構成を組み合わせるようにしてもよい。
例えば、図10に示したズームレンズ位置やフォーカスレンズ位置に応じた補正を、図1に示した構成で行うようにしてもよい。或いは、図11に示した温度補正を、図1に示した構成で行うようにしてもよい。
本発明の第1の実施の形態による装置構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態による撮像装置の全体構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態によるシフトレンズを駆動させる構成例を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態によるシフトレンズ構造を模式的に示す説明図である。 本発明を適用した撮像装置の一例を示す斜視図である。 本発明を適用した撮像装置の他の例を示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態による装置構成例を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態による装置構成例を示すブロック図である。 本発明の第4の実施の形態による装置構成例を示すブロック図である。 本発明の第5の実施の形態による装置構成例を示すブロック図である。 本発明の第6の実施の形態による装置構成例を示すブロック図である。 従来の撮像装置の構成例を示すブロック図である。 従来の撮像装置のシフトレンズ駆動部の近傍の構成例を示すブロック図である。
符号の説明
71…ズームアクチュエータ、72…アイリスアクチュエータ、73…フォーカスアクチュエータ、74,75,76…センサ、80…デジタルカメラ、81…鏡筒部、82,83…固定レンズ、84…ズームレンズ、85…アイリス、86…フォーカスレンズ、87…イメージャ、88…撮像信号処理部、89…フォーカス処理部、90…デジタルカメラ、91…窓部、92…プリズム、100…シフトレンズ部、101…ピッチアクチュエータ、102…ヨウアクチュエータ、103…レンズ保持枠、104…シフトレンズ、105…ヨウ角方向支持軸、106…ピッチ角方向支持軸、107…ピッチ位置センサ、108…ヨウ位置センサ、110…角速度センサ部、111…ピッチ角速度センサ、112…アンプ、113…アナログ/デジタル変換器、114…ヨウ角速度センサ、115…アンプ、116…アナログ/デジタル変換器、117…像ぶれ補正演算部、118…ズームスイッチ、120…レンズ制御部、121…加算器、122…減算器、123…PID制御演算部、124…デジタル/アナログ変換器、125…補正値算出部、126…アンプ、127…アナログ/デジタル変換器、128…補正値算出部、129…加算器、131…加算器、132…減算器、133…PID制御演算部、134…デジタル・アナログ変換器、135…補正値算出部、136…アンプ、137…アナログ/デジタル変換器、138…補正値算出部、139…加算器、141…ズームレンズ位置補正値及びフォーカスレンズ位置補正値出力部、142,143…加算器、144…サーミスタ

Claims (8)

  1. 撮影レンズの光軸を必要により変化させる光軸変化部と、
    電磁作用で前記光軸変化部を駆動するアクチュエータと、
    磁界強度に応じた出力を得るセンサから成り、前記光軸変化部による前記光軸の変位量を検出する変位検出部と、
    外部から加わる角速度を検出する角速度検出部と、
    前記角速度検出部の出力に基づいて、像ぶれを補正する目標位置の指示値を演算する像ぶれ補正演算部と、
    補正値を出力する補正値算出部と、
    前記像ぶれ補正演算部が算出した指示値のデータに、前記補正値算出部が出力する補正値の加算と、前記変位検出部が検出した変位量の減算とを行ったデータに基づいて、前記アクチュエータの駆動量を算出し、算出した駆動量のデータを前記アクチュエータに供給する制御演算部とを備え、
    前記補正値算出部は、前記制御演算部が出力する駆動量のデータが供給され、該駆動量のデータに基づいて、前記アクチュエータへの印加電圧に応じて発生する磁界が前記変位検出部での検出位置に及ぼす影響量を補正する補正値を算出する
    像ぶれ補正装置。
  2. 請求項1記載の像ぶれ補正装置において、
    前記補正値算出部は、前記制御演算部が出力する駆動量のデータが供給されるとともに、前記変位検出部が検出した変位量のデータが供給され、該駆動量のデータと該変位量のデータとに基づいて前記補正値を算出する
    像ぶれ補正装置。
  3. 請求項1または2記載の像ぶれ補正装置において、
    前記アクチュエータは、それぞれ異なる第1の方向及び第2の方向に前記光軸を補正させる第1のアクチュエータ及び第2のアクチュエータで構成され、
    前記第1のアクチュエータ,前記第2のアクチュエータのそれぞれに対応して、前記変位検出部,前記角速度検出部,前記補正値算出部及び前記制御演算部を備え、
    前記第1のアクチュエータに対応する前記補正値算出部は、前記駆動量のデータとして、前記第1のアクチュエータに対応する前記制御演算部が出力する駆動量のデータが供給されて、前記第1のアクチュエータへの印加電圧に応じて発生する磁界が前記第1のアクチュエータに対応する前記変位検出部での検出位置に及ぼす影響量を補正する補正値を算出する補正値算出部と、前記駆動量のデータとして、前記第2のアクチュエータに対応する前記制御演算部が出力する駆動量のデータが供給されて、前記第2のアクチュエータへの印加電圧に応じて発生する磁界が前記第1のアクチュエータに対応する前記変位検出部での検出位置に及ぼす影響量を補正する補正値を算出する補正値算出部とで構成され、
    前記第2のアクチュエータに対応する前記補正値算出部は、前記駆動量のデータとして、前記第2のアクチュエータに対応する前記制御演算部が出力する駆動量のデータが供給されて、前記第2のアクチュエータへの印加電圧に応じて発生する磁界が前記第2のアクチュエータに対応する前記変位検出部での検出位置に及ぼす影響量を補正する補正値を算出する補正値算出部と、前記駆動量のデータとして、前記第1のアクチュエータに対応する前記制御演算部が出力する駆動量のデータが供給されて、前記第1のアクチュエータへの印加電圧に応じて発生する磁界が前記第2のアクチュエータに対応する前記変位検出部での検出位置に及ぼす影響量を補正する補正値を算出する補正値算出部とで構成される
    像ぶれ補正装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の像ぶれ補正装置において、
    前記撮影レンズとして用意されたフォーカスレンズとズームレンズの少なくともいずれか一方のレンズの位置に応じて、該レンズを駆動するアクチュエータが前記変位検出部での検出位置に及ぼす影響量を補正する前記補正値を算出するレンズ位置補正値出力部
    をさらに備え、
    前記制御演算部は、前記像ぶれ補正演算部が算出した指示値のデータに、前記レンズ位置補正値出力部が出力する補正値のデータの加算と、前記補正値算出部が出力する補正値の加算と、前記変位検出部が検出した変位量の減算とを行ったデータに基づいて、前記アクチュエータの駆動量を算出する
    像ぶれ補正装置。
  5. 撮影レンズと、
    前記撮影レンズの光軸を必要により変化させる光軸変化部と、
    前記撮影レンズを介して得た像光を撮像するイメージャと、
    電磁作用で前記光軸変化部を駆動するアクチュエータと、
    磁界強度に応じた出力を得るセンサから成り、前記光軸変化部による前記光軸の変位量を検出する変位検出部と、
    外部から加わる角速度を検出する角速度検出部と、
    前記角速度検出部の出力に基づいて、像ぶれを補正する目標位置の指示値を演算する像ぶれ補正演算部と、
    補正値を出力する補正値算出部と、
    前記像ぶれ補正演算部が算出した指示値のデータに、前記補正値算出部が出力する補正値の加算と、前記変位検出部が検出した変位量の減算とを行ったデータに基づいて、前記アクチュエータの駆動量を算出し、算出した駆動量のデータを前記アクチュエータに供給する制御演算部とを備え、
    前記補正値算出部は、前記制御演算部が出力する駆動量のデータが供給され、該駆動量のデータに基づいて、前記アクチュエータへの印加電圧に応じて発生する磁界が前記変位検出部での検出位置に及ぼす影響量を補正する補正値を算出する
    撮像装置。
  6. 請求項5記載の撮像装置において、
    前記補正値算出部は、前記制御演算部が出力する駆動量のデータが供給されるとともに、前記変位検出部が検出した変位量のデータが供給され、該駆動量のデータと該変位量のデータとに基づいて前記補正値を算出する
    撮像装置。
  7. 請求項5または6記載の撮像装置において、
    前記アクチュエータは、それぞれ異なる第1の方向及び第2の方向に前記光軸を補正させる第1のアクチュエータ及び第2のアクチュエータで構成され、
    前記第1のアクチュエータ,前記第2のアクチュエータのそれぞれに対応して、前記変位検出部,前記角速度検出部,前記補正値算出部,前記加算を行う加算部,前記減算を行う減算部及び前記制御演算部を備え、
    前記第1のアクチュエータに対応する前記補正値算出部は、前記駆動量のデータとして、前記第1のアクチュエータに対応する前記制御演算部が出力する駆動量のデータが供給されて、前記第1のアクチュエータへの印加電圧に応じて発生する磁界が前記第1のアクチュエータに対応する前記変位検出部での検出位置に及ぼす影響量を補正する補正値を算出する補正値算出部と、前記駆動量のデータとして、前記第2のアクチュエータに対応する前記制御演算部が出力する駆動量のデータが供給されて、前記第2のアクチュエータへの印加電圧に応じて発生する磁界が前記第1のアクチュエータに対応する前記変位検出部での検出位置に及ぼす影響量を補正する補正値を算出する補正値算出部とで構成され、
    前記第2のアクチュエータに対応する前記補正値算出部は、前記駆動量のデータとして、前記第2のアクチュエータに対応する前記制御演算部が出力する駆動量のデータが供給されて、前記第2のアクチュエータへの印加電圧に応じて発生する磁界が前記第2のアクチュエータに対応する前記変位検出部での検出位置に及ぼす影響量を補正する補正値を算出する補正値算出部と、前記駆動量のデータとして、前記第1のアクチュエータに対応する前記制御演算部が出力する駆動量のデータが供給されて、前記第1のアクチュエータへの印加電圧に応じて発生する磁界が前記第2のアクチュエータに対応する前記変位検出部での検出位置に及ぼす影響量を補正する補正値を算出する補正値算出部とで構成される
    撮像装置。
  8. 請求項5乃至7のいずれかに記載の撮像装置において、
    前記撮影レンズとして用意されたフォーカスレンズとズームレンズの少なくともいずれか一方のレンズの位置に応じて、該レンズを駆動するアクチュエータが前記変位検出部での検出位置に及ぼす影響量を補正する前記補正値を算出するレンズ位置補正値出力部
    をさらに備え、
    前記制御演算部は、前記像ぶれ補正演算部が算出した指示値のデータに、前記レンズ位置補正値出力部が出力する補正値のデータの加算と、前記補正値算出部が出力する補正値の加算と、前記変位検出部が検出した変位量の減算とを行ったデータに基づいて、前記アクチュエータの駆動量を算出する
    撮像装置。
JP2007202251A 2007-08-02 2007-08-02 像ぶれ補正装置及び撮像装置 Expired - Fee Related JP4488041B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007202251A JP4488041B2 (ja) 2007-08-02 2007-08-02 像ぶれ補正装置及び撮像装置
US12/141,355 US7840128B2 (en) 2007-08-02 2008-06-18 Image-blur compensating device and image pickup apparatus
CN200810134273XA CN101359147B (zh) 2007-08-02 2008-08-04 图像模糊补偿装置和图像拾取设备

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007202251A JP4488041B2 (ja) 2007-08-02 2007-08-02 像ぶれ補正装置及び撮像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009037069A JP2009037069A (ja) 2009-02-19
JP4488041B2 true JP4488041B2 (ja) 2010-06-23

Family

ID=40331626

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007202251A Expired - Fee Related JP4488041B2 (ja) 2007-08-02 2007-08-02 像ぶれ補正装置及び撮像装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7840128B2 (ja)
JP (1) JP4488041B2 (ja)
CN (1) CN101359147B (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5378807B2 (ja) * 2009-01-08 2013-12-25 セミコンダクター・コンポーネンツ・インダストリーズ・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー 防振制御回路
JP5480798B2 (ja) * 2010-01-05 2014-04-23 パナソニック株式会社 撮像装置
JP5682291B2 (ja) * 2010-12-20 2015-03-11 ソニー株式会社 補正値演算装置、複眼撮像装置、および、補正値演算装置の制御方法
JP5855341B2 (ja) 2010-12-28 2016-02-09 ローム株式会社 レンズ制御装置及びこれを用いた撮像装置
JP2013055381A (ja) * 2011-08-31 2013-03-21 Ricoh Co Ltd 撮像装置及び撮像方法並びに携帯情報端末装置
KR101989467B1 (ko) * 2011-12-09 2019-06-14 엘지이노텍 주식회사 손떨림 보정장치 및 방법
US9134503B2 (en) * 2012-07-06 2015-09-15 Apple Inc. VCM OIS actuator module
FR2999735B1 (fr) * 2012-12-17 2018-08-31 Commissariat A L'energie Atomique Et Aux Energies Alternatives Procede et dispositif d'acquisition d'image
KR20160085300A (ko) 2013-12-11 2016-07-15 아사히 가세이 일렉트로닉스 가부시끼가이샤 손떨림 보정 장치 및 그 조정 방법, 손떨림 보정 회로 및 손떨림 보정 방법과, 카메라 모듈 및 그 광학 요소의 위치 제어 방법
JP6482197B2 (ja) * 2014-07-16 2019-03-13 キヤノン株式会社 像振れ補正装置、その制御方法および撮像装置
CN106556954A (zh) * 2015-09-28 2017-04-05 亚德半导体股份有限公司 光学影像稳定装置及镜头调整方法
JP6809479B2 (ja) * 2015-11-27 2021-01-06 ソニー株式会社 像ぶれ補正装置及び撮像装置
WO2017199582A1 (ja) * 2016-05-16 2017-11-23 ソニー株式会社 撮像装置、像振れ補正方法
JP6869049B2 (ja) * 2017-02-24 2021-05-12 ローム株式会社 アクチュエータドライバ、撮像装置、キャリブレーション方法
KR102435025B1 (ko) 2017-09-25 2022-08-23 삼성전자주식회사 다른 자기장의 방향을 갖는 복수의 구동부를 포함하는 카메라 모듈
CN108681182B (zh) * 2018-04-24 2020-08-04 浙江大华技术股份有限公司 一种光圈控制方法及终端设备

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3618952B2 (ja) 1997-03-17 2005-02-09 キヤノン株式会社 振れ補正装置
US6034499A (en) * 1997-04-01 2000-03-07 Tranovich; Stephen J. Method of controlling rotary position of a torque motor
JP3693059B2 (ja) 2003-09-04 2005-09-07 松下電器産業株式会社 レンズ鏡筒
JP4692027B2 (ja) * 2005-03-08 2011-06-01 株式会社ニコン 像ぶれ補正装置とこれを有するカメラ
JP4792844B2 (ja) 2005-07-11 2011-10-12 ソニー株式会社 像ぶれ補正装置、レンズ装置及び撮像装置
JP4739911B2 (ja) 2005-10-26 2011-08-03 パナソニック株式会社 像ぶれ補正装置及びそれを備えた撮像装置
US7693405B2 (en) * 2005-11-25 2010-04-06 Seiko Epson Corporation Image pickup device, method of controlling image pickup device, and recording medium
JP4757185B2 (ja) * 2006-12-20 2011-08-24 キヤノン株式会社 光学機器
US7936144B2 (en) * 2008-03-06 2011-05-03 Allegro Microsystems, Inc. Self-calibration algorithms in a small motor driver IC with an integrated position sensor

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009037069A (ja) 2009-02-19
CN101359147A (zh) 2009-02-04
US20090034950A1 (en) 2009-02-05
CN101359147B (zh) 2011-02-23
US7840128B2 (en) 2010-11-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4488041B2 (ja) 像ぶれ補正装置及び撮像装置
JP6209002B2 (ja) 撮像装置およびその制御方法
KR102196231B1 (ko) 손떨림 보정 장치 및 그 조정 방법, 손떨림 보정 회로 및 손떨림 보정 방법과, 카메라 모듈 및 그 광학 요소의 위치 제어 방법
JP6579609B2 (ja) カメラシステム、そのブレ補正方法、及びカメラボディ
KR100987590B1 (ko) 손떨림 보정 제어 회로 및 그것을 탑재한 촬상 장치
KR101528860B1 (ko) 디지털 촬영 장치의 흔들림 보정 방법 및 장치
JP6214316B2 (ja) 像ブレ補正装置、レンズ装置、撮像装置、像ブレ補正装置の制御方法、プログラム、および、記憶媒体
JP6506517B2 (ja) 画像処理装置及びその制御方法、及び撮像装置
JP5269143B2 (ja) 像ブレ補正装置及びその制御方法及び撮像装置
JP5409342B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
WO2015012076A1 (ja) 像ブレ補正装置及び撮像装置
JP6478504B2 (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP2016118701A (ja) 撮像装置及びその制御方法
US10827124B2 (en) Shake correction device, imaging apparatus, and shake correction method
KR20150061561A (ko) 상 흔들림 보정 장치 및 그 제어 방법
JP2007017517A (ja) 像振れ補正装置
JP2017187693A (ja) 像ブレ補正装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体
JP6643095B2 (ja) 像ブレ補正装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体
JP2012098493A (ja) 撮像装置
JP6395401B2 (ja) 像振れ補正装置およびその制御方法、光学機器、撮像装置
JP2012163772A (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP2017044878A (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP6584259B2 (ja) 像ブレ補正装置、撮像装置および制御方法
CN111698416B (zh) 图像处理设备和图像处理方法以及存储介质
US20200358957A1 (en) Blur detection device, imaging device, lens device, imaging device main body, blur detection method, and blur detection program

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090701

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091208

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100309

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100322

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130409

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130409

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140409

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees