JP4487832B2 - 電動車両の起動システム - Google Patents

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本発明は、電動車両の起動システムに関する。
電気自動車、燃料電池自動車、ハイブリッド自動車等の電動車両は、始動時に起動処理を行う。この場合、電動車両の起動システムは、電動車両の故障を防止して安全性を向上させるために、ある一定以上の時間をかけて走行に必要な準備を行う。そのため、このような電動車両においては、始動時の起動処理の際に走行操作がなされないようにする必要がある。例えば、電動車両の起動処理の際にシフトレバーを非走行レンジから走行レンジに切替えた場合に、起動処理を停止させる技術が開示されている(例えば、非特許文献1参照)。この技術によれば、起動処理が完了してから電動車両が走行することになるので、電動車両の故障が防止され、安全性が向上する。
「エスティマハイブリッド 型式AHR10W 新型車解説書」 トヨタ自動車株式会社、2001年6月発行
しかしながら、非特許文献1の技術では、起動処理が停止した場合に再度起動処理を開始させる必要がある。そのため、最初に起動処理を開始してから起動処理が完了するまでの時間が長くなる。
本発明は、起動処理が完了するまでの時間を短縮させることができる電動車両の起動システムを提供することを目的とする。
本発明に係る電動車両の起動システムは、シフトレバーの位置を検出するシフトポジション検出手段と、電動車両が停車状態にあるか否かを判定する判定手段とを備え、シフトレバーが走行レンジにあるとシフトポジション検出手段が検出しかつ電動車両が停車状態にあると判定手段が判定する場合に、電動車両の起動処理を継続することを特徴とするものである。
本発明に係る電動車両の起動システムにおいては、シフトレバーの位置がシフトポジション検出手段により検出され、電動車両が停車状態にあるか否か判定手段により判定され、シフトレバーが走行レンジにあるとシフトポジション検出手段により検出されかつ電動車両が停車状態にあると判定手段により判定される場合に電動車両の起動処理を継続する。この場合、再度起動処理を開始する必要がない。その結果、最初に起動処理を開始してから起動処理が完了するまでの時間が短縮される。また、起動処理の間に電動車両が走行することが防止される。それにより、電動車両の安全性が向上する。
アクセル開度を検出するアクセル開度検出手段をさらに備え、判定手段は、アクセル開度が全閉であるとアクセル開度検出手段が検出する場合に電動車両が停車状態にあると判定してもよい。この場合、アクセル開度が全閉であることから、起動処理の間に電動車両が走行することが防止される。それにより、電動車両の安全性が向上する。
常用ブレーキの作動状態を検出する常用ブレーキ作動検出手段をさらに備え、判定手段は、常用ブレーキが作動していると常用ブレーキ作動検出手段が検出する場合に電動車両が停車状態にあると判定してもよい。この場合、常用ブレーキが作動していることから、起動処理の間に電動車両が走行することが防止される。それにより、電動車両の安全性が向上する。
パーキングブレーキの作動状態を検出するパーキングブレーキ作動検出手段をさらに備え、判定手段は、パーキングブレーキが作動しているとパーキングブレーキ検出手段が検出する場合に電動車両が停車状態にあると判定してもよい。この場合、パーキングブレーキが作動していることから、起動処理の間に電動車両が走行することが防止される。それにより、電動車両の安全性が向上する。
アクセル開度を検出するアクセル開度検出手段と、常用ブレーキの作動状態を検出する常用ブレーキ作動検出手段と、パーキングブレーキの作動状態を検出するパーキングブレーキ作動検出手段とをさらに備え、判定手段は、アクセル開度が全閉であるとアクセル開度検出手段が検出し、常用ブレーキが作動していると常用ブレーキ作動検出手段が検出し、パーキングブレーキが作動しているとパーキングブレーキ検出手段が検出する場合に、電動車両が停車状態にあると判定してもよい。この場合、起動処理の間に電動車両が走行することが確実に防止される。したがって、電動車両の安全性がより向上する。
シフトレバーが走行レンジにあるとシフトポジション検出手段が検出する場合に起動処理を行う場合、電動車両の出力変化の時定数を増大させてもよい。この場合、起動処理が完了した後に電動車両が急発進することが防止される。それにより、電動車両の安全性が向上する。
シフトレバーが走行レンジにないとシフトポジション検出手段が検出することを条件の1つとして電動車両の起動処理を開始する起動処理開始手段をさらに備えていてもよい。この場合、シフトレバーが走行レンジにないことが確認されてから起動処理開始手段により電動車両の起動処理が開始される。したがって、電動車両の安全性が向上する。
起動処理開始手段により起動処理が開始されかつ起動処理が実行中である場合にシフトレバーが走行レンジにあるとシフトポジション検出手段が検出したときには、電動車両が停車状態にあると判定手段が判定する場合に起動処理を続行し、電動車両が停車状態にないと判定手段が判定する場合に起動処理を終了してもよい。この場合、起動処理の間に電動車両が走行することが確実に防止される。したがって、電動車両の安全性がより向上する。
本発明によれば、最初に起動処理を開始してから起動処理が完了するまでの時間が短縮される。また、起動処理の間に電動車両が走行することが防止される。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は、第1実施例に係る電動車両の起動システム100の全体構成を示すブロック図である。電動車両の起動システム100は、電気自動車、燃料電池自動車、ハイブリッド自動車等の電動車両に搭載される。
電動車両の起動システム100は、検出部10および制御部20を含む。検出部10は、ブレーキ圧力検出手段11、PKB作動検出手段12、アクセル開度検出手段13、シフトポジション検出手段14、モーターキーST検出手段15、車速検出手段16および電圧検出手段17を含む。制御部20は、記憶手段21、判定手段22、演算手段23および指示手段24を含む。
ブレーキ圧力検出手段11は、ディスクブレーキ装置等の常用ブレーキのブレーキ圧力を検知し、その検出結果を判定手段22に与える。なお、ブレーキ圧力検出手段11は、常用ブレーキのブレーキペダルに与えられる踏力を検出してその検出結果を判定手段22に与えてもよい。また、常用ブレーキが作動状態にある場合にブレーキランプ等の表示ランプが点灯する電動車両においては、ブレーキ圧力検出手段11は、ブレーキランプが点灯しているか否かまたはブレーキランプに電圧が印加されているか否かを検出して、その検出結果を判定手段22に与えてもよい。
PKB作動検出手段12は、パーキングブレーキが作動状態にあるか否かを検出し、その検出結果を判定手段22に与える。ここで、パーキングブレーキとは、駐停車時に車両を停車させておくためのブレーキで、足踏み式(フットブレーキ)もあるが、手で引くタイプのもの(ハンドブレーキ)が多く、この手動式のものはサイドブレーキとも呼ばれる。なお、パーキングブレーキが作動状態にある場合にパーキングブレーキランプ等の表示ランプが点灯する電動車両においては、PKB作動検出手段12は、パーキングブレーキランプが点灯しているか否かまたはパーキングブレーキに電圧が印加されているか否かを検出して、その検出結果を判定手段22に与えてもよい。
アクセル開度検出手段13は、アクセルの開度を検出し、その検出結果を判定手段22に与える。シフトポジション検出手段14は、シフトレバーが走行レンジにあるか非走行レンジにあるかを検出し、その検出結果を判定手段22に与える。ここで、走行レンジはドライブレンジまたはリバースレンジのことをいい、非走行レンジはパーキングレンジまたはニュートラルレンジのことをいう。
モーターキーST検出手段15は、電動車両の起動準備を開始するための始動スイッチがオンになっているか否かを検出し、その検出結果を判定手段22に与える。車速検出手段16は、電動車両の速度を検出し、その検出結果を判定手段22に与える。この場合、車速検出手段16は、モータ60の回転速度等により電動車両の速度を検出することができる。電圧検出手段17は、バッテリ50の端子電圧を検出し、その検出結果を判定手段22に与える。
記憶手段21は、シフトレバーが走行レンジにあるか非走行レンジにあるかを記憶する。また、記憶手段21は、判定手段22による判定に使用される情報、演算手段23による演算に使用される情報等を記憶する。
演算手段23は、アクセル開度フィルタ処理時定数を演算する。ここで、アクセル開度フィルタ処理時定数とは、アクセル操作に対する駆動出力変化量の時定数のことをいう。指示手段24は、判定手段22の判定結果および演算手段23の演算結果に基づいて、起動システム100の外部の表示手段30および電力変換回路40に対して動作を指示する。
表示手段30は、表示画面、表示ランプ等を備え、指示手段24の指示に従って表示画面、表示ランプ等の表示内容を変更する。本実施例においては、表示手段30は、電動車両の起動準備が完了したか否かを表示するReadyランプおよびバッテリの異常を表示する警告ランプを含む。表示手段30は、指示手段24の指示に従って、始動スイッチがオンされかつ電動車両の起動準備がまだ完了してない場合にはReadyランプを点滅させ、電動車両の起動準備が完了した場合にはReadyランプを点灯させる。また、表示手段30は、指示手段24の指示に従って、バッテリに異常がある場合に警告ランプを点灯させる。電力変換回路40は、インバータ等を含み、指示手段24の指示に従ってバッテリ50に蓄えられた電力をモータ60に供給する。それにより、モータ60が作動する。
次に、制御部20の動作について説明する。図2は、制御部20による電動車両の起動処理の一例を説明するためのフローチャートである。まず、図2に示すように、判定手段22は、バッテリ50の端子電圧Vが基準電圧Vを上回っているか否かを判定する(ステップS1)。この場合、判定手段22は、電圧検出手段17の検出結果に基づいて判定する。
ステップS1においてバッテリ50の端子電圧Vが基準電圧Vを上回っていると判定された場合、指示手段24は、表示手段30に対して警告表示灯をオフするように指示する(ステップS2)。その後、制御部20は動作を終了する。この場合、起動処理が完了して電動車両が走行可能になる。
また、ステップS1においてバッテリ50の端子電圧Vが基準電圧Vを上回っていると判定されなかった場合、指示手段24は、表示手段30に対して警告表示灯をオンするように指示する(ステップS3)。その後、制御部20は動作を終了する。この場合、起動処理が途中で終了することになる。
以上のように、本実施例に係る電動車両の起動システム100は、電動車両の異常を検出することができる。なお、図2の処理は起動処理の一例であって、制御部20は、電動車両を走行可能にするために必要な他の処理を行ってもよい。
図3は、電動車両を起動させる際に制御部20が行う動作を説明するためのフローチャートである。まず、図3に示すように、判定手段22は、始動スイッチがオンされたか否かを判定する(ステップS11)。この場合、判定手段22は、モーターキーST検出手段15による検出結果に基づいて判定する。
ステップS11において始動スイッチがオンされていると判定された場合、指示手段24は、表示手段30にReadyランプを点滅させる(ステップS12)。次に、判定手段22は、シフトレバーが非走行レンジにあるか否かを判定する(ステップS13)。この場合、判定手段22は、シフトポジション検出手段14の検出結果に基づいて判定する。
ステップS13においてシフトレバーが非走行レンジにあると判定されなかった場合、判定手段22は、常用ブレーキが作動しているか否かを判定する(ステップS21)。この場合、判定手段22は、ブレーキ圧力検出手段11による検出結果に基づいて判定する。例えば、判定手段22は、ブレーキ圧力検出手段11による検出値が常用ブレーキの最大ブレーキ圧力値の8割以上であれば常用ブレーキが作動していると判定してもよい。この場合、判定手段22は、使用者が常用ブレーキを作動させる意思があると確実に判定することができる。
なお、ブレーキ圧力検出手段11がブレーキペダルに与えられる踏力を検出している場合には、判定手段22は、ブレーキ圧力検出手段11による検出値がブレーキ圧力検出手段11が検出可能な最大踏力の8割以上であれば常用ブレーキが作動していると判定してもよい。また、ブレーキ圧力検出手段11がブレーキランプの点灯状態を検出している場合には、判定手段22は、ブレーキ圧力検出手段11がブレーキランプの点灯を検出する場合に常用ブレーキが作動していると判定してもよい。さらに、ブレーキ圧力検出手段11がブレーキランプに印加される電圧を検出している場合には、判定手段22は、ブレーキ圧力検出手段11がブレーキランプに10V以上の電圧が印加されていると検出する場合に常用ブレーキが作動していると判定してもよい。なお、上記数値に限定されるものではなく、使用者が常用ブレーキを作動させる意思があると判定される検出値に上記数値を設定することができる。
ステップS21において常用ブレーキが作動していると判定された場合、判定手段22は、アクセルが全閉されているか否かを判定する(ステップS22)。この場合、判定手段22は、アクセル開度検出手段13による検出結果に基づいて判定する。なお、詳細は後述する。
ステップS22においてアクセルが全閉されていると判定された場合、判定手段は、パーキングブレーキが作動しているか否かを判定する(ステップS23)。この場合、判定手段22は、PKB作動検出手段12による検出結果に基づいて判定する。例えば、PKB作動検出手段12がパーキングブレーキランプの点灯状態を検出している場合には、判定手段22は、PKB作動検出手段12がパーキングブレーキランプの点灯を検出する場合にパーキングブレーキが作動していると判定してもよい。また、PKB作動検出手段12がパーキングブレーキランプに印加される電圧を検出している場合には、判定手段22は、PKB作動検出手段12がパーキングブレーキランプに10V以上の電圧が印加されていると検出する場合にパーキングブレーキが作動していると判定してもよい。この場合、判定手段22は、パーキングブレーキが作動しているか否かを確実に判定することができる。
ステップS23においてパーキングブレーキが作動していると判定された場合、記憶手段21は、シフトレバーが走行レンジにあると記憶する(ステップS24)。次に、制御部20は起動処理を開始する(ステップS15)。この場合、図2で説明した起動処理が行われる。
次いで、判定手段22は、起動処理が完了したか否かを判定する(ステップS16)。この場合、図2においてステップS1およびステップS2の動作がなされた場合に起動処理が完了したと判定される。ステップS16において起動処理が完了したと判定された場合、指示手段24は、表示手段30にReadyランプを点灯させるように指示する(ステップS17)。次に、判定手段22は、シフトレバーが非走行レンジにあるか否かを判定する(ステップS18)。この場合、判定手段22は、記憶手段21に記憶された情報に基づいて判定する。
ステップS18においてシフトレバーが非走行レンジにあると判定された場合、演算手段23は、アクセル開度フィルタ処理時定数を通常の値に設定する(ステップS19)。次に、指示手段24は、設定されたアクセル開度フィルタ処理時定数に基づいて電力変換回路40の動作を指示する(ステップS20)。以上の動作により、電動車両が起動する際に制御部20が行う動作が終了する。
ステップS11において始動スイッチがオンされていると判定されなかった場合、制御部20は待機する。ステップS13においてシフトレバーが非走行レンジにあると判定されなかった場合、記憶手段21は、シフトレバーが非走行レンジにあると記憶する(ステップS14)。その後、制御部20は、ステップS15の動作を行う。
ステップS21において常用ブレーキが動作していると判定されなかった場合、ステップS22においてアクセルが全閉されていると判定されなかった場合およびステップS23においてパーキングブレーキが動作していると判定されなかった場合、制御部20は動作を終了する。
ステップS18においてシフトレバーが非走行レンジにあると判定されなかった場合、演算手段23は、アクセル開度フィルタ処理時定数を通常の値よりも大きい値に設定する(ステップS25)。次に、判定手段22は、電動車両の速度がしきい値以下であるか否かを判定する(ステップS26)。この場合、判定手段22は、車速検出手段16により電動車両の速度を検出する。
ステップS25において電動車両の速度がしきい値以下であると判定されなかった場合、制御部20は待機する。一方、ステップS25において電動車両の速度がしきい値以下であると判定された場合、制御部20は、ステップS20の動作を行う。
以上のように、本実施例に係る電動車両の起動システム100は、シフトレバーが走行レンジにある場合においても、ステップS21〜S23の条件を満たせば起動処理を実施する。それにより、再度始動スイッチをオンしなくても使用者が電動車両を駐停車させる意思があると判定されれば起動処理が継続される。その結果、最初に始動スイッチをオンしてから起動処理が完了するまでの時間が短縮される。また、起動処理の間に電動車両が走行することが防止される。
また、起動処理が行われている間にシフトレバーが走行レンジにあった場合にアクセル開度処理時定数が通常の値よりも大きい値に設定されることから、起動処理完了直後にアクセルの急操作による急発進を防止することができる。
なお、ステップS16において起動処理が完了したと判定されなかった場合、制御部20はステップS13の動作から繰り返してもよい。この場合、制御部20は、ステップS21〜S23のいずれかにおいてNo判定された場合に起動処理を終了させる。
図4は、図3のステップS22においてアクセルが全閉されているか否かを判定するために用いるマップを説明するための図である。図4(a)はアクセル開度とモータ60の出力トルク率との関係を示す図であり、図4(b)はアクセルセンサ出力電圧値とモータ60の出力トルク率との関係を示す図である。
図4(a)の縦軸はモータ60の出力トルク率を示し、図4(a)の横軸はアクセル開度を示す。図4(a)に示すように、アクセル開度が第1の値(例えば、20%程度)まで大きくなるまでは出力トルク率は0%で一定である。アクセル開度が第1の値以上になると、アクセル開度が大きくなるに伴って出力トルク率が大きくなる。さらに、アクセル開度が第2の値以上(例えば、80%以上)になると出力トルク率は100%で一定となる。図3のステップS22の判定において図4(a)のマップを用いる場合、判定手段22は、アクセル開度が図4(a)の第1の値以下であればアクセルが全閉されていると判定する。
図4(b)の縦軸はモータ60の出力トルク率を示し、図4(b)の横軸は、アクセルセンサ出力電圧値を示す。ここで、アクセルセンサ出力電圧値はアクセルペダルに与えられる踏力に比例する電圧値であり、アクセルペダルに与えられる踏力が大きくなるに伴って大きくなる。
図4(b)に示すように、アクセルセンサ出力電圧値が第1の値(例えば、1V程度)まで大きくなるまでは出力トルク率は0%で一定である。アクセルセンサ出力電圧値が第1の値以上になると、アクセルセンサ出力電圧値が大きくなるに伴って出力トルク率が大きくなる。さらに、アクセルセンサ出力電圧値が第2の値以上(例えば、4V以上)になると出力トルク率は100%で一定となる。図3のステップS22の判定において図4(b)を用いる場合、判定手段22は、アクセルセンサ出力電圧値が図4(b)の第1の値以下であればアクセルが全閉されていると判定する。
このように、図4(a)および図4(b)のいずれか一方のマップを用いればアクセル開度が全閉であるか否かを確実に判定することができる。それにより、判定手段22は、使用者が電動車両を駆動させる意思がないか否かを確実に判定することができる。
なお、本実施例においてはシフトレバーが走行レンジにある場合に図3のステップS21〜S23の3つの条件を満たせば起動処理を実施するが、ステップS21〜S23のいずれか1つの条件を満たすことによって起動処理を実施してもよい。この場合においても、使用者が電動車両を駆動させる意思がないか否かを判定することができる。したがって、電動車両の起動処理の際に電動車両が走行することが防止される。その結果、電動車両の故障を防止することができる。
本実施例においては、ブレーキ圧力検出手段11が常用ブレーキ作動検出手段に相当し、PKB作動検出手段12がパーキングブレーキ作動検出手段に相当し、制御部20が起動処理開始手段に相当する。
第1実施例に係る電動車両の起動システムの全体構成を示すブロック図である。 制御部による電動車両の起動処理の一例を説明するためのフローチャートである。 電動車両が起動する際に制御部が行う動作を説明するためのフローチャートである。 図3のステップ22においてアクセルが全閉されているか否かを判定するために用いるマップを説明するための図である。
符号の説明
10 検出部
11 ブレーキ圧力検出手段
12 PKB作動検出手段
13 アクセル開度検出手段
14 シフトポジション検出手段
15 モーターキーST検出手段
16 車速検出手段
17 電圧検出手段
20 制御部
21 記憶手段
22 判定手段
23 演算手段
24 指示手段
30 表示部

Claims (8)

  1. シフトレバーの位置を検出するシフトポジション検出手段と、
    電動車両が停車状態にあるか否かを判定する判定手段とを備え、
    前記シフトレバーが走行レンジにあると前記シフトポジション検出手段が検出しかつ前記電動車両が停車状態にあると前記判定手段が判定する場合に、前記電動車両の起動処理を継続することを特徴とする電動車両の起動システム。
  2. アクセル開度を検出するアクセル開度検出手段をさらに備え、
    前記判定手段は、前記アクセル開度が全閉であると前記アクセル開度検出手段が検出する場合に前記電動車両が停車状態にあると判定することを特徴とする請求項1記載の電動車両の起動システム。
  3. 常用ブレーキの作動状態を検出する常用ブレーキ作動検出手段をさらに備え、
    前記判定手段は、前記常用ブレーキが作動していると前記常用ブレーキ作動検出手段が検出する場合に前記電動車両が停車状態にあると判定することを特徴とする請求項1または2記載の電動車両の起動システム。
  4. パーキングブレーキの作動状態を検出するパーキングブレーキ作動検出手段をさらに備え、
    前記判定手段は、前記パーキングブレーキが作動していると前記パーキングブレーキ検出手段が検出する場合に前記電動車両が停車状態にあると判定することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電動車両の起動システム。
  5. アクセル開度を検出するアクセル開度検出手段と、
    常用ブレーキの作動状態を検出する常用ブレーキ作動検出手段と、
    パーキングブレーキの作動状態を検出するパーキングブレーキ作動検出手段とをさらに備え、
    前記判定手段は、前記アクセル開度が全閉であると前記アクセル開度検出手段が検出し、前記常用ブレーキが作動していると前記常用ブレーキ作動検出手段が検出し、前記パーキングブレーキが作動していると前記パーキングブレーキ検出手段が検出する場合に、前記電動車両が停車状態にあると判定することを特徴とする請求項1記載の電動車両の起動システム。
  6. 前記シフトレバーが走行レンジにあると前記シフトポジション検出手段が検出する場合に前記起動処理を行う場合、前記電動車両の出力変化の時定数を増大させることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の電動車両の起動システム。
  7. 前記シフトレバーが走行レンジにないと前記シフトポジション検出手段が検出することを条件の1つとして前記電動車両の起動処理を開始する起動処理開始手段をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の電動車両の起動システム。
  8. 前記起動処理開始手段により前記起動処理が開始されかつ前記起動処理が実行中である場合に前記シフトレバーが走行レンジにあると前記シフトポジション検出手段が検出したときには、前記電動車両が停車状態にあると前記判定手段が判定する場合に前記起動処理を続行し、前記電動車両が停車状態にないと前記判定手段が判定する場合に前記起動処理を終了することを特徴とする請求項7記載の電動車両の起動システム。
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