JP4486778B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に関し、特に、記録媒体の詰まり(所謂ジャム)を処理するための機構を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
一般に、画像形成装置として、画像形成部において記録用紙の一面側(第1の面)に画像形成(印字)を行った後、第1の面に画像形成済み記録用紙を反転して、再び画像形成部に搬送して、記録用紙の他面側(第2の面)に画像形成を行って、記録用紙の両面に画像を形成するようにした画像形成装置が知られている。
【0003】
このような画像形成装置では、第1の面に画像が形成された記録用紙を反転して画像形成部に再搬送する関係上、不可避的に用紙詰まり(所謂用紙ジャム)が発生しやすい。従って、画像形成装置においては、用紙ジャムを処理するための機構(用紙ジャム処理機構)を設ける必要がある。なお、用紙ジャムは片面のみに印字を行う際にも発生するから、このような片面印字の画像形成装置においても、用紙ジャム処理機構を備える必要がある。
【0004】
用紙ジャムの処理(ジャム処理操作)を行う際には、例えば、用紙カセット等を画像形成装置本体から引き出す等して、ジャム状態にある用紙を取り除くようにしている。しかしながら、用紙ジャムを処理する際には、用紙がジャムした位置を確認して、レバー等を操作して用紙カセット等を装置本体から引き出し、ジャム用紙を取り出さなければならず、その処理操作が極めて煩雑である。
【0005】
ジャム処理操作を容易に行うため、画像形成部の下側に用紙収納部(用紙カセット)を画像形成装置本体の前面側から挿脱操作自在に配置して、画像形成装置本体前面側とは反対側の背面側に、画像形成部から搬送された一面側画像形成済み用紙を受けて反転させるシート反転機能部(反転ユニット)を配置し、用紙収納部の下側に、用紙反転機能部を通った用紙を装置背面側から装置前面側に近い位置へ搬送する用紙搬送機能部を配置して、用紙搬送機能部の先端側に、用紙搬送機能部から送られた用紙を画像形成手段部へ送り込む用紙再給紙部を、装置前面側から挿脱操作自在の再給紙ユニットとして配置するようにしている。
【0006】
用紙ジャム処理の際には、用紙収納部を装置前面側から装置外に抜き出し、さらに、再給紙ユニットも装置前面側から装置外に抜き出すと、画像形成部下面に面した用紙搬送機能部の用紙パス上に残ったジャム紙が露出する。そして、装置本体前面下部にできる開口部から装置内に手を入れてジャム紙の抜去を行う(特許文献1参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開平8−292612号公報(段落(0044)〜(0058)、第1図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、特許文献1に記載されたジャム用紙の処理では、用紙収納部(用紙カセット)を装置前面側から装置外に抜き出し、さらに、再給紙ユニットも装置前面側から装置外に抜き出すと、画像形成部下面に面した用紙搬送機能部の用紙パス上に残ったジャム紙が露出するから、用紙パス上に残ったジャム用紙の除去は容易にできるものの、例えば、用紙判定機能部(反転ユニット)において用紙ジャムが発生した場合には、用紙反転機能部が画像形成装置本体の背面側に位置している関係上、ジャム用紙の除去が極めて困難となってしまう。
【0009】
言い換えると、特許文献1に記載された画像形成装置において、ジャム処理を行おうとすると、ジャムが発生した位置によってはジャム処理が極めて面倒となってしまい、簡単にジャム処理が行えないという課題がある。
【0010】
本発明の目的は、ジャムが発生した位置にかかわらず、容易にジャム処理操作を行うことのできる画像形成装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、画像形成装置本体内に配置され記録媒体に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成装置本体に該画像形成装置本体の一面側に引き出し可能に装着され前記記録媒体が収納された記録媒体収納ユニットと、該記録媒体収納ユニットから前記画像形成部に前記記録媒体を搬送する記録媒体搬送路とを有する画像形成装置において、
前記録媒体収納ユニットより1枚の記録媒体が給送されて、装置本体内のレジストローラ対に導く搬送ローラ対及び用紙ガイドよりなる給紙部が、記録媒体収納ユニットと対面する装置本体側に配設され、
更に前記画像形成部本体と前記記録媒体収納ユニットとの間に配設され、
前記画像形成部により片面に画像が形成された記録媒体を受けて該記録媒体の面を反転させて反転記録媒体として、前記給紙部上に設けた反転給紙路より前記記録媒体搬送路に送出する記録媒体反転ユニットを備え、
前記画像形成装置本体の他面側において、記録媒体反転ユニットにカバー部材を設けて、該カバー部材を開くと前記画像形成装置本体の他面側に面する前記記録媒体反転ユニットの他端部が露出するように構成するとともに、
前記記録媒体収納ユニットを画像形成装置本体の前記他面側の反対側である一面側より引き出し操作可能に構成すると共に、前記記録媒体収納ユニットを前記画像形成装置本体から引き出した際、この引き出し操作に連動して、用紙ガイドが、前記一面側に開く方向に回動して前記記録媒体反転ユニットの一端部より画像形成装置本体の他面側に延びる前記記録媒体反転ユニットの搬送経路が露出するように構成するとともに、前記記録媒体収納ユニットを画像形成装置本体に収納すれば、この収納操作に連動して用紙ガイドが前記記録媒体反転ユニットの搬送経路が閉じる方向に回動するように構成したことを特徴とする画像形成装置が得られる。
【0012】
このようにして、記録媒体収納ユニットを画像形成装置本体から引き出すだけで、画像形成装置本体の一面側に面する記録媒体反転ユニットの一端部が露出し、容易に記録媒体反転ユニットの一端部から紙詰まりを解除できることができる。
【0013】
本発明では、前記記録媒体反転ユニットは前記記録媒体を反転してなる反転記録媒体を前記給紙部上に設けた反転給紙路に導く反転搬送面を具えており、
前記給紙部には前記記録媒体収納ユニットから給紙される前記記録媒体を前記記録媒体搬送路にガイドするとともに前記反転搬送面から給紙された前記反転記録媒体を反転給紙路を介して前記記録媒体搬送路にガイドする用紙ガイドが備えられ、
前記記録媒体収納ユニットを前記画像形成装置本体の一面側に引き出した際前記用紙ガイドが前記画像形成装置本体の一面側に回動して前記給紙部上に設けた反転給紙路の前記画像形成装置本体の記録媒体搬送路に導かれる一端部が露出する。
【0014】
このようにして、画像形成装置本体の一面側に、記録媒体収納ユニットから供給される記録媒体を記録媒体搬送路にガイドするとともに反転給紙路から供給される記録媒体を記録媒体搬送路にガイドする用紙ガイドを備えて、記録媒体収納ユニットを画像形成装置本体の一面側に引き出すと、用紙ガイドが画像形成装置本体の一面側に回動して反転給紙路の画像形成装置本体の一面側に面する一端部が露出するようにすれば、極めて簡単に反転給紙路に詰まった記録媒体を除去できることになる。
【0015】
なお、前記記録媒体反転ユニットには前記記録媒体を反転して前記反転記録媒体とする反転搬送面を具えており、
前記給紙部には前記記録媒体収納ユニットから供給される前記記録媒体を前記記録媒体搬送路にガイドするとともに前記給紙部上の反転給紙路から供給される前記反転記録媒体を前記記録媒体搬送路にガイドし、前記画像形成装置本体の前記一面側に回動可能な用紙ガイドが備えられ、
前記記録媒体収納ユニットを前記画像形成装置本体の一面側に引き出した際、前記用紙ガイドを前記画像形成装置本体の前記一面側に回動させて、前記反転給紙路の前記画像形成装置本体の前記一面側に面する一端部を露出させるようにしてもよい。
【0016】
また、本発明では、前記画像形成装置本体の他面側において前記記録媒体反転ユニットにはカバー部材が設けられており、前記カバー部材を開くと前記画像形成装置本体の他面側に面する前記記録媒体反転ユニットの他端部が露出する。例えば、前記記録媒体反転ユニットには前記記録媒体を反転して前記反転記録媒体とする反転搬送路が形成されており、前記カバー部材を開いた際前記反転搬送路の前記画像形成装置本体の他面側に面する他端部が露出する。
【0017】
このようにして、画像形成装置本体の他面側において、記録媒体反転ユニットにカバー部材を設けて、カバー部材を開くと画像形成装置本体の他面側に面する記録媒体反転ユニットの他端部が露出するようにすれば、容易に記録媒体反転ユニットの他端部から紙詰まりを解除できることになる。
【0018】
そして、本発明では、前記記録媒体反転ユニットは前記画像形成装置本体の他面側に引き出し可能に装着されており、前記記録媒体反転ユニットを前記画像形成装置本体の他面側に引き出した際前記反転搬送路が露出する。
【0019】
このように、記録媒体反転ユニットが画像形成装置本体の他面側に引き出し可能に装着されているから、該記録媒体反転ユニットを前記画像形成装置本体の他面側に引き出せば、反転搬送路が露出することになって、容易に反転搬送路に詰まった記録媒体を除去できる。
【0021】
このように、前記画像形成部本体と前記記録媒体収納ユニットとの間に記録媒体収納ユニットの上方又は下方に記録媒体反転ユニットを配置して(例えば、記録媒体搬送路と記録媒体収納ユニットとの間に、画像形成装置本体の一面側から画像形成装置本体の他面側に延びる記録媒体反転ユニットを配置して)、この記録媒体反転ユニットが画像形成装置本体の他面側から着脱可能となっているから、記録媒体収納ユニットと関係なく、記録媒体反転ユニットを容易に引き出すことができることになる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。但し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
【0023】
まず、図1を参照して、図示の画像形成装置は電子写真プロセスを用いた画像形成装置であり、この画像形成装置は、潜像担持体である感光体ドラム11、現像器12、帯電器13、露光ユニット14、及びクリーニングユニット15を備えており、帯電器13によって感光体ドラム11が帯電された後、露光ユニット14によって画像データに応じて感光体ドラム11が露光されて、感光体ドラム11上に静電潜像が形成される。その後、感光体ドラム11上の静電潜像は現像器(現像ローラ)12によって現像されてトナー像とされる。
【0024】
画像形成装置本体10には記録用紙が収納された給紙カセット(記録媒体収納ユニット)16が着脱可能に装着されており、この給紙カセット16は画像形成装置本体10の前面側(図1において右側:一面側)に引き出し可能に装着されている。給紙カセット16に積載された記録用紙は給送ローラ16aによってその1枚が給送されて、搬送ローラ対16b及び用紙ガイド16cによって用紙搬送経路Pを通ってレジストローラ対16dに達し、感光体ドラム11と転写ローラ17のニップ部に送られる。そして、感光体ドラム11上のトナー像が記録用紙上に転写されて転写像となる。
【0025】
その後、記録用紙は用紙搬送経路Pを通って定着ユニット(定着ローラ対)18に送られ、ここで、記録用紙上の転写像が定着されることになる。感光体ドラム11上に残った残留トナーはクリーニングユニット15で除去されることになる。なお、前述の感光体ドラム11、現像器12、帯電器13、露光ユニット14、及び転写ローラ17等によって画像形成部が構成される。
【0026】
また、手差し給紙を行う場合には、画像形成装置本体10の前面側に設けられた手差し給紙口(図示せず)から記録用紙を挿入すれば、記録用紙が用紙搬送経路Pを通ってレジストローラ対16dに達する。
【0027】
図1に示す例では、用紙搬送経路(記録媒体搬送路)Pと給紙カセット16との間に用紙反転ユニット19が装着されており、この用紙反転ユニット19は画像形成装置本体10に着脱可能となっており、必要に応じて画像形成装置本体10に装着される(つまり、用紙反転ユニット19はオプションとして後から画像形成装置本体10に組み込むことができる)。そして、この用紙反転ユニット19を画像形成装置本体10に組み込めば、後述するようにして、記録用紙に両面印刷を行うことができる。
【0028】
【0029】
図示の例では、用紙反転ユニット19を画像形成装置本体10に装着した状態で、その一端部(図中左端部)が画像形成装置本体10の背面側から突出しており、この突出部分には用紙反転ローラ19bが収納されている(以下この突出部分を用紙反転ローラ収納部と呼ぶことにする)。用紙反転ローラ収納部にはカバー191が備えられており、このカバー191を開くと、搬送経路R及び用紙反転ローラ19bが露出する。
【0030】
いま、用紙反転ユニット19が画像形成装置本体10に組み込まれていないか又は前面パネル10aで片面プリントモードが選択されると、定着ユニット18の後段に位置する経路切り替え部材21が片面プリントモード位置となって、定着ユニット18から送出された記録用紙は排紙経路Qを通って、画像形成装置本体10の上面に形成された排紙トレイ10bに排紙される。
【0031】
一方、用紙反転ユニット19が画像形成装置本体10に組み込まれて、前面パネル10a又は接続される外部装置で両面プリントモードが選択されると、経路切り替え部材21が両面プリントモード位置となって、定着ユニット18から送出された記録用紙は搬送経路Rを通って、用紙反転ユニット19内に搬送される。この用紙反転ユニット19は片面側に印字された用紙を反転させて反転用紙として、用紙の他面側に印字を行うために用いられる。つまり、両面印刷を行うために用いられる。
【0032】
用紙検知センサ19aによって記録用紙が検知されると、用紙反転ローラ19bが実線矢印で示す方向に回転駆動されて、記録用紙は実線矢印で示す経路に沿って搬送されて、経路(以下反転経路と呼ぶ)Sに達する。
【0033】
用紙検知センサ19dで記録用紙の後端が検出されてから一定時間経過すると、用紙反転ローラ19bが破線矢印で示す方向に回転駆動されて、記録用紙が反転経路Sから破線矢印で示す方向に送出されて、経路(以下反転経路という)Tを通って搬送ローラ19eによって搬送され、前述の用紙搬送経路Pに至り、レジストローラ対16dに達する。
【0034】
反転経路Tには用紙検知センサ19fが配置されており、用紙検知センサ19fによって用紙が検知されると、感光体ドラム11が回転駆動されて、前述のようにして、帯電、露光が開始される。その後、前述したようにして、感光体ドラム11上のトナー像が記録用紙の他面に転写されて、定着ユニット18で定着される。そして、片面プリントモード位置に復帰した経路切り替え部材21によって、両面印刷がされた記録用紙が排紙経路Qを通って、画像形成装置本体の上面に形成された排紙トレイ10bに排紙される。
【0035】
ところで、印刷中に用紙ジャムが発生すると、用紙ジャムの発生位置に応じて前面パネル10aに設けられたれたエラーメッセージ欄にエラーメッセージが表示される。例えば、給紙カセットで紙詰まり(用紙ジャム)が発生すると、”紙詰まりカセット”と表示される。給紙カセット16において、用紙ジャムが発生した際には、図2に示すように、給紙カセット16を前面側に引き出して、ジャム用紙を取り出せばよい。
【0036】
一方、用紙反転ユニット19において、用紙ジャムが発生した際には、次のようにして紙詰まりした用紙(ジャム用紙)を取り出すことになる。
【0037】
いま、図1において、用紙31が前述の反転経路Tで詰まり、紙詰まり(用紙ジャム)が発生した際には、図2に示すように、給紙カセット16を前面側に引き出す。給紙カセット16を前面側に引き出すと、この引き出し操作に連動して、用紙ガイド16cが図2に実線矢印で示すように、前面側に開いて(回動して)、反転経路Tの一端部(画像形成装置本体10の前面側に面する前端部)が露出する。そして、図2に破線矢印で示すように、記録用紙31を手前側に引き出せば、用紙ジャムを解除することができる。つまり、反転経路Tに詰まった用紙(ジャム用紙)を取り除くことができる。ジャム用紙を取り除いた後、給紙カセット16を画像形成装置本体10に収納すれば、この操作に連動して用紙ガイド16cが図1に示すように閉じることになる。
【0038】
なお、この例では、用紙ガイド16cが給紙カセット16の脱着に連動して回動する場合について説明したが、給紙カセット16を引き出した後、バネ等の付勢手段により、図1に示す状態となっている用紙ガイド16cを操作者が付勢力に抗して図2に示す状態まで回動して、反転経路Tが露出するようにしてもよい。
【0039】
そして、給紙カセット16を引き出せば、用紙ガイド16cが前面側に回動するから、図2に示すように、用紙搬送経路Pの一端部(前面側)も露出することになって、用紙搬送路Pの用紙ジャムも容易に解除できることになる。
【0040】
一方、図3に示すように、反転経路Sの手前で、用紙ジャムが発生した際には、つまり、用紙反転ローラ19b付近で用紙ジャムが発生した際には、背面側に設けられたカバー191を開いて、搬送経路R及び用紙反転ローラ19bを露出させる。その後、図3に実線矢印で示すように、ジャム用紙を上側に引き出せば、容易に用紙ジャムを解除することができる。言い換えると、搬送経路R、用紙反転ローラ19b、及び反転経路Sに至る経路で用紙ジャムが発生した際には、背面側のカバー191を開くだけで容易にジャム用紙を取り除くことができる。
【0041】
さらに、反転経路Tで用紙ジャムが発生した際において、図2で示したように、給紙カセット16を引き出しても、用紙31が用紙ガイド16c付近に達していなければ、用紙ジャムを解除できないことになるが、用紙31が反転されてその後端が用紙反転ローラ19b上に残っている状態では、図3で説明したように、背面側のカバー191を開けば、反転経路Tの他端部(画像形成装置本体10の背面側に面する後端部)が露出することになる。そして、用紙31の後端を持って用紙31を引き出せばよく、容易に用紙ジャムを解除することができる。
【0042】
図2で説明したように給紙カセット16を引き出しても、図3で説明したように背面側のカバー191を開いても、用紙ジャムが解除できない場合には、図4に示すように、用紙反転ユニット19を画像形成装置本体10から背面側に引き出す。図示の例では、反転経路Tの一部(図中左側)には、反転経路Tを覆うようにして、保護カバー32が配置されており、用紙反転ユニット19を画像形成装置本体10から引き出した後、図4に実線矢印で示すように、保護カバー32を開いて、ジャムした用紙31を破線矢印で示すように上方に持ち上げて用紙31を取り除くようにすればよい。
【0043】
なお、上述の例では、保護カバー32を時計方向に回動する場合について説明したが、回動支点を反対側にして、反時計方向に回動するようにしてもよい。さらには、図4に示す状態のジャムが発生しないように、ジャムが発生した時点で、図2、図3に示す状態におけるジャム処理となるように、用紙反転ローラ19b、搬送ローラ19e等を回転制御することが好ましい。
【0044】
このようにして、用紙反転ユニット19で紙詰まり(用紙ジャム)が発生した際には、給紙カセット16を前面側に引き出して、この引き出し操作に連動して用紙ガイド16cを開いて、ジャム用紙を取り出せばよく、この給紙カセット16の引き出しによってジャム用紙が取り出せない場合には、背面側カバー191を開いてジャム用紙を取り出せばよい。そして、上述の操作によってもジャム用紙が取り出せない場合には、用紙反転ユニット19自体を背面側に引き出してジャム用紙を取り出すことになる。
【0045】
このように、図示の例では、用紙反転ユニット19においては用紙ジャムが発生した際、その発生箇所にかかわらず、極めて容易に用紙ジャムを解除できることになる。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、記録媒体収納ユニットを画像形成装置本体から引き出すだけで、該画像形成装置本体の一面側に面する前記記録媒体反転ユニットの一端部が露出し、容易に該記録媒体反転ユニットの一端部から紙詰まりを解除できるという効果がある。
【0047】
さらに、本発明では、前記録媒体収納ユニットより1枚の記録媒体が給送されて、装置本体内のレジストローラ対に導く給紙部が、記録媒体収納ユニットと対面する装置本体側に配設され、該給紙部上に設けた反転給紙路を設けるとともに、反転給紙路から供給される記録媒体を前記記録媒体搬送路にガイドする用紙ガイドを給紙部に備えて、前記記録媒体収納ユニットを前記画像形成装置本体の一面側に引き出すと、前記用紙ガイドが前記画像形成装置本体の一面側に回動して前記反転給紙路の前記画像形成装置本体の一面側に面する一端部が露出するようにしたから、極めて簡単に反転給紙路に詰まった記録媒体を除去できるという効果がある。
【0048】
本発明では、画像形成装置本体の他面側において、記録媒体反転ユニットにカバー部材を設けて、該カバー部材を開くと前記画像形成装置本体の他面側に面する前記記録媒体反転ユニットの他端部が露出するようにしたから、容易に記録媒体反転ユニットの他端部から紙詰まりを解除できるという効果がある。
【0049】
また、本発明では、記録媒体反転ユニットが画像形成装置本体の他面側に引き出し可能に装着されているから、前記記録媒体反転ユニットを前記画像形成装置本体の他面側に引き出せば、前記反転搬送路が露出することになって、容易に該反転搬送路に詰まった記録媒体を除去できるという効果がある。
【0050】
加えて、本発明では、記録媒体搬送路と記録媒体収納ユニットとの間に、画像形成装置本体の一面側から該画像形成装置本体の他面側に延びる記録媒体反転ユニットを配置して、この記録媒体反転ユニットが前記画像形成装置本体の他面側から着脱可能となっているから、前記記録媒体収納ユニットと関係なく、前記記録媒体反転ユニットを容易に引き出すことができるという効果がある。
【0051】
このように、本発明によれば、記録媒体反転ユニット中の紙詰まり等に対して、紙詰まり位置に関係なく、極めて簡単な操作で紙詰まりを解除することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による画像形成装置の一例を示す構成図である。
【図2】 図1に示す画像形成装置において給紙カセットを前面側に引き出した状態を示す概要図である。
【図3】 図1に示す画像形成装置において用紙判定ユニットの後部に設けられたカバーを開いた状態を示す概要図である。
【図4】 図1に示す画像形成装置において用紙判定ユニットを背面側に引き出した状態を示す概要図である。
【符号の説明】
10 画像形成装置本体
11 感光体ドラム
12 現像器
13 帯電器
14 露光ユニット
15 クリーニングユニット
16 給紙カセット
17 転写ローラ
18 定着ユニット
19 用紙反転ユニット
Claims (3)
- 画像形成装置本体内に配置され記録媒体に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成装置本体に該画像形成装置本体の一面側に引き出し可能に装着され前記記録媒体が収納された記録媒体収納ユニットと、該記録媒体収納ユニットから前記画像形成部に前記記録媒体を搬送する記録媒体搬送路とを有する画像形成装置において、
前記記録媒体収納ユニットより1枚の記録媒体が給送されて、装置本体内のレジストローラ対に導く搬送ローラ対及び用紙ガイドよりなる給紙部が、記録媒体収納ユニットと対面する装置本体側に配設され、
更に前記画像形成部本体と前記記録媒体収納ユニットとの間に配設され、
前記画像形成部により片面に画像が形成された記録媒体を受けて該記録媒体の面を反転させて反転記録媒体として、前記給紙部上に設けた反転給紙路より前記記録媒体搬送路に送出する記録媒体反転ユニットを備え、
前記画像形成装置本体の他面側において、記録媒体反転ユニットにカバー部材を設けて、該カバー部材を開くと前記画像形成装置本体の他面側に面する前記記録媒体反転ユニットの他端部が露出するように構成するとともに、
前記記録媒体収納ユニットを画像形成装置本体の前記他面側の反対側である一面側より引き出し操作可能に構成すると共に、前記記録媒体収納ユニットを前記画像形成装置本体から引き出した際、この引き出し操作に連動して、用紙ガイドが、前記一面側に開く方向に回動して前記記録媒体反転ユニットの一端部より画像形成装置本体の他面側に延びる前記記録媒体反転ユニットの搬送経路が露出するように構成するとともに、前記記録媒体収納ユニットを画像形成装置本体に収納すれば、この収納操作に連動して用紙ガイドが前記記録媒体反転ユニットの搬送経路が閉じる方向に回動するように構成したことを特徴とする画像形成装置。 - 前記記録媒体反転ユニットは前記記録媒体を反転してなる反転記録媒体を前記給紙部上に設けた反転給紙路に導く反転搬送面を具えており、
前記給紙部には前記記録媒体収納ユニットから給紙される前記記録媒体を前記記録媒体搬送路にガイドするとともに前記反転搬送面から給紙された前記反転記録媒体を反転給紙路を介して前記記録媒体搬送路にガイドする用紙ガイドが備えられ、
前記記録媒体収納ユニットを前記画像形成装置本体の一面側に引き出した際前記用紙ガイドが前記画像形成装置本体の一面側に回動して前記給紙部上に設けた反転給紙路の前記画像形成装置本体の記録媒体搬送路に導かれる一端部が露出するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記記録媒体反転ユニットには前記記録媒体を反転して前記反転記録媒体とする反転搬送面を具えており、
前記給紙部には前記記録媒体収納ユニットから供給される前記記録媒体を前記記録媒体搬送路にガイドするとともに前記給紙部上の反転給紙路から供給される前記反転記録媒体を前記記録媒体搬送路にガイドし、前記画像形成装置本体の前記一面側に回動可能な用紙ガイドが備えられ、
前記記録媒体収納ユニットを前記画像形成装置本体の一面側に引き出した際、前記用紙ガイドを前記画像形成装置本体の前記一面側に回動させて、前記反転給紙路の前記画像形成装置本体の前記一面側に面する一端部を露出させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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