JP4485331B2 - 漁船構造、冷凍魚体の保冷方法及び荷揚方法 - Google Patents
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Description
また遠洋カツオ竿釣漁船では、釣ったカツオは、−15℃〜−21℃のブライン液が入った魚倉に活きたまま投入され、短時間で凍結される。ブライン液は、通常ボーメ22〜24(濃度17〜18w%)に調整された海水又は食塩水が使用される。サシミ、タタキ等生鮮用冷凍カツオは魚倉に投入するカツオの量を従来の3分の1位に制限し、ブライン液温度が−14℃以上にならないよう厳密な温度管理のもとに高品質のブライン凍結一級品(通称B−1)を生産する。
カツオはブライン液により凍結された後、ブライン液は魚倉から取り出されて他の魚倉に移され、カツオはその後魚倉内の冷却管で−40℃近辺の極低温に冷却され、保蔵される。
図10にヘアピン式冷却コイルを採用した従来の魚倉の構造を示す。図10において、従来の魚倉01は、上面部の強度を保持するため、一般に出入り口が狭く、内壁面に冷却コイル02を取り付け、外壁に防熱層03を被覆していた。
また冷媒所要量が多いことは、コイル内の冷媒の流れに安定性を欠き、冷凍機に液バックが生じる危険性も大きくなり、運転調整面の負担も大きくなる問題がある。
カツオ、マグロ等の魚体は、生食の刺身に供されるので、特に鮮度、鮮色の保持が重要であり、この鮮度、鮮色の保持のためには、2〜3℃の温度変動でも好ましくない。
エアクーラ方式では、冷却コイルに着霜が激しく、除霜するため、一般的な方法である撒水や冷媒ホットガスによる除霜は、周辺の温度上昇を招く。
この方法は、魚倉を2重壁構造とし、外壁の間に冷風循環空間をもうけて内側に冷風吸込口及び冷風吹出口以外は密閉式の保冷室を設け、冷風循環空間に送風機と冷媒蒸発器とを有する冷風発生装置を設け、(A)まず冷風吸込口及び冷風吹出口を開いて、冷風発生装置を運転して、冷風を冷風循環空間及び保冷室に冷風を供給し、冷風発生装置に着霜させて除湿を行い、(B)次に撒水その他一般的な方法で冷風発生装置の除霜を行い、(C)その後冷風吸込口及び冷風吹出口を閉じ、魚体を保冷室に投入して引き続き冷風発生装置の運転を行う。
このように−40℃近辺あるいはそれ以下という極低温空間の中で作業員は過酷な労働を強いられるとともに、全部の魚体を荷揚げするまでに長い時間を要する。平均して1隻当たり3日前後かかり、何百万円もの費用がかかるという問題がある。
本発明において、好ましくは、前記制振材として、魚体収納容器と対面する側にSUS板が被着された防震ゴム又は積層ゴムを使用し、漁船のローリング及びピッチング等に起因した揺動を吸収するようにする。防震ゴム又は積層ゴムとして、例えばシリコンゴムが使用可能である。
また好ましくは、前記容器に荷揚げ装置で吊上げ可能とする吊り具の取り付け部を設ける。さらに好ましくは、前記容器の垂直断面形状を上広がりテーパ形状とするとともに、これに合わせて保冷倉の周囲内壁面に設けた制振材の先側形状を傾斜面とする。
これによって魚体の荷揚げの際に、漁船の低温下における保冷倉内での作業がまったく不要となる。
この場合、好ましくは、制振材として容器と対面する側にSUS板が被着された防震ゴム又は積層ゴムを使用することにより、漁船のローリング及びピッチング等に起因した揺動を容易に吸収することができる。ゴムの材質はシリコンゴムであり、優れた防湿・絶縁性及び耐酸性があるために、保冷倉の低温環境においても耐久性があり、また低摩擦性であるために、容器壁との摺動面で低摩擦性を保持して漁船の揺れに起因した容器の揺れを効果的に逃がすことができる。
また好ましくは、容器に荷揚げ装置で吊上げ可能とする吊り具の取り付け部を設けることにより、荷揚げ装置で容器の陸揚げを容易に行なうことができる。
図3は、本発明の第1実施例に係る保冷倉の構造を示す縦段立面図、図4は、前記第1実施例における防震ゴム又は積層ゴムの取付け構造を示す断面図、図5は、前記第1実施例における内蓋の断面図、図6は、同じく外蓋の断面図、図7は、前記第1実施例において、保冷倉を吊り上げた状態の縦断立面図、図8は、本発明の保冷倉を陸揚げする時の説明図、図9は、防震ゴム又は積層ゴムの配置例を示す保冷倉の側面図である。
漁獲物は、冷媒空間15にブラインクーラ19から−15℃〜−23℃のブライン液が供給された保冷倉の容器13に活きたまま投入され、急速凍結される。その後ブライン液は排出管26からポンプ25によって取り出されて他の魚倉に移され、代わりに冷媒空間15にエアクーラ17からポンプ23によって−40℃近辺の極低温冷風が供給され、漁獲物を保冷する。
細孔21を有する場合は、ブライン液又は冷風が冷媒空間15から魚体が収納された容器13内に流入して魚体と接触し、魚体との熱伝達効率が良くなるとともに、ブライン液の排出がポンプ25及び排出管26によって容易に排出できるという利点がある。
図5は、容器5の内蓋14の断面図で、図5において、内蓋14は、断熱性を付与させるため、外側からアルミ板41、FRP材又は耐熱性発泡樹脂42及びアルミ板又はFRP材43からなる積層構造をなしている。
また図6は、保冷倉の外蓋12の断面図で、図6において、外蓋12は、その上面が甲板を構成するため、強度を付与する必要があり、そのため鉄板54にボルト53が植設され、同ボルトによって鉄板54に木材52が固定され、ボルト上方の空隙部には木栓51が嵌め込まれて平坦な面をつくっている。
即ち図8において、1は、岸壁64に横付けされた漁船で、目走クレーン63によってワイヤ62を引き上げることにより、容器13を吊り上げて、岸壁64上の例えば図示しない選別機の上に載置する。
また荷揚げ時間が大幅に短縮されるので、漁船の繋留時間も大幅に短縮され、これによって荷揚げに要する費用が大幅に低減される。
また容器13の垂直方向断面形状を上広がりテーパ形状とし、かつ防震ゴム又は積層ゴム16の先端形状を傾斜面としたことにより、容器13の吊り上げが容易になるとともに、荷降ろし後の容器13を保冷倉に再び収納する際に、位置決めが容易であり、その収納が簡単になる利点がある。また容器13を保冷倉に収納した後も容器13の支持を容易にするとともに、容器13に対する制振効果を向上させることができる。
なお例えば図9に示すように、レール形状の防震ゴム又は積層ゴム16を上下方向に互い違いに配置することによって、容器13の位置決め及び収納が一層容易になるとともに、冷媒空間15を循環するブライン液又は冷風の流通が良好になる利点がある。
2 保冷倉(魚倉)
3 隔壁
4 制振材
5 容器
6、15 冷媒空間
7 床面
11 外側壁
12 外蓋
13 魚体収納容器
14 内蓋
16 防震ゴム又は積層ゴム
17 エアクーラ
18 ブラインクーラ
19、20 冷凍機
21 細孔
22 底面
23、24、25 ポンプ
26 排出管
31 防熱層
32 外板
33 取付プレート
34 SUS板
41 アルミ板
42 FRP材又は耐熱性発泡樹脂
43 アルミ板又はFRP材
51 木栓
52 木材
53 ボルト
54 鉄板
61 吊上げ用フック
62 ワイヤ
63 目走クレーン
64 岸壁
65 市場屋根
Claims (8)
- 周囲を断熱壁で囲まれ、内部に低温ブライン液又は冷風を導入して魚体を保冷する魚体保冷倉が、甲板下に複数倉並設配置された漁船構造において、
周囲を断熱壁で囲まれた夫々の保冷槽内に、甲板を開放した状態で上方に向け吊り上げ可能な魚体収納容器を保冷倉内壁に空間を持たせて配置してなり、
前記容器と対面する保冷倉の床面と周囲側壁面に夫々制振材を配置して、該制振材を介して前記魚体収納容器を漁船側よりの振動を吸収可能に支持させるとともに、同容器と保冷倉間の床面及び周囲内壁面との間に低温ブライン液又は冷風が循環可能に制振材の取り付け間隔及び取り付け位置が設定されていることを特徴とする漁船構造。 - 前記制振材が前記魚体収納容器と対面する側にSUS板が被着された防震ゴム又は積層ゴムであることを特徴とする請求項1記載の漁船構造。
- 前記魚体収納容器の上面に内蓋を有し、該内蓋を取り外すことにより容器上面が開放構造となっていることを特徴とする請求項1記載の漁船構造。
- 前記魚体収納容器に荷揚げ装置で吊上げ可能とする吊り具の取り付け部を設けたことを特徴とする請求項1記載の漁船構造。
- 前記魚体収納容器の垂直断面形状を上広がりテーパ形状とするとともに、これに合わせて保冷倉の周囲内壁面に設けた制振材の先側形状を傾斜面としたことを特徴とする請求項1記載の漁船構造。
- 前記魚体収納容器壁を多孔状に形成し、低温ブライン液又は冷風が流通可能に構成したことを特徴とする請求項1記載の漁船構造。
- 請求項1記載の漁船構造において、低温ブライン液が入った前記魚体収納容器に漁獲後の魚体を入れて急速凍結し、その後前記ブライン液を保冷倉から抜き出して他の保冷倉に移送した後、前記空間に極低温冷風を供給して魚体を極低温で保冷することを特徴とする冷凍魚体の保冷方法。
- 請求項1記載の漁船構造において、保冷倉内の魚体を荷揚げするに際し、魚体が入った前記魚体収納容器をそのまま吊り具を介して荷揚げ装置で吊り上げ、陸上に荷揚げすることを特徴とする冷凍魚体の荷揚方法。
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