JP4483631B2 - ワイパ駆動制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば車両等の移動体のフロントウインドに付着した雨滴を検出し、その検出結果に基づきワイパの駆動を制御するワイパ駆動制御装置に関する。
近年、フロントウインドに付着した雨滴を検出し、その検出結果に基づきワイパを自動的に駆動させて雨滴を払拭するワイパ駆動制御装置を備える自動車が実用化されている。このような装置の搭載により、運転者が自ら降雨状況を判断してワイパを駆動する煩わしさ、すなわち車両の運転時における運転者の負荷も大きく低減されるようになる。図14〜図16に、こうしたワイパ駆動制御装置の一例として、特許文献1に記載されている装置をもとにその概要を示す。
図14に示されるように、この装置は、自動車のフロントウインド10を払拭するワイパ(ワイパブレード)41をはじめ、該ワイパ41を駆動する駆動部(モータ)40、該駆動部40を通じたワイパ41の駆動態様を判断制御する判断・制御部130、そして照度センサ120aおよび雨滴センサ120b等を備えている。これらセンサのうち、照度センサ120aは、フロントウインド10を介して入射される光の照度を検出するセンサであり、雨滴センサ120bは、フロントウインド10上に付着する雨滴Wを検出するセンサである。そして同装置において、これらセンサ120aおよび120bによる検出信号は判断・制御部130に入力され、図示しないワイパスイッチによってこのワイパ駆動制御装置によるワイパ41の駆動が選択されている場合には、該判断・制御部130による判断・制御のもとに、駆動部40を介してワイパ41の駆動態様が制御される。なお、上記照度センサ120aは、図15に示されるように、その前面にルーバー121を備えており、このルーパー121を通じて設定された所定の設定角度θにて入射される光の光量に対応して上記検出信号、すなわち照度信号を出力する。
図16は、このようなワイパ駆動制御装置の電気的な構成をブロック図として示したものであり、次にこれら図14〜図16を参照して、同装置の動作を簡単に説明する。
このワイパ駆動制御装置では、こうした構成のもと、上記ワイパ41の駆動制御に際しては、まず、判断・制御部130によって、雨滴センサ120bから取り込まれる雨滴検出信号に基づき、フロントウインド10上に雨滴Wが付着しているか否かが判断される。そして、雨滴Wの付着が確認されると次に、照度センサ120aから取り込まれる照度信号に基づき、夜間であるか否かが判断される。このとき、夜間であると判断される場合にはさらに、同照度信号に基づき、入射された光が雨滴Wによって屈折された光であるか否かが判断される。すなわち、先の図14に光路Lとして示すように、例えば街灯等、車外の光源100から発せられてフロントウインド10上に付着している雨滴Wにより屈折されつつ車内の運転者のアイポイントEへ到達する光の光量が所定量以上であるか否かが上記判断・制御部130を通じて判断される。そして所定量以上の光量であると判断される場合、すなわち、先の光路Lをたどって運転者のアイポイントEに到達する光により、その視界が妨げられる状況にあると判断される場合、現在ワイパ41が作動中でなければ、運転者の視界を妨げる雨滴を払拭すべく、判断・制御部130から駆動部40にワイパ駆動信号が出力される。またこのとき、ワイパ41が作動中であれば、これら判断・制御部130および駆動部40を通じて、ワイパ41の所定時間毎の間欠駆動が行われる。
特開平9−109840号公報
このように、上記従来のワイパ駆動制御装置にあっては、照度センサ120aを通じて検出される所定角度からフロントウインド10に入射する光の光量に基づいてワイパ41の駆動を制御するようにしている。このため、上記特許文献1の「発明の効果」の欄にも記載されているように、フロントウインド10として例えば撥水処理を施したものが装備された車両が夜間街路等の下を走行した場合でも、水滴により光が乱反射することによる煩わしさ、すなわち雨滴反射による煩わしさを運転者が受けることはなくなる。ただし、この従来のワイパ駆動制御装置では、上記雨滴反射による煩わしさの解消を意図して積極的にワイパを駆動するようにしていることから、逆に、この目障りなワイパの駆動による煩わしさが運転者にとって無視できないものとなる。すなわち、雨滴反射による煩わしさが解消されてもワイパの駆動による煩わしさが残るといった、いわば相反する煩わしさが生じることとなる。このため結局は、上記従来のワイパ駆動制御装置を車両に搭載したとしても、運転者にとって必ずしも良好な運転環境が得られるとは限らず、ワイパ駆動制御装置として未だ改善の余地を残すものとなっている。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであって、降雨時のワイパ駆動を制御するにあたり、雨滴反射による煩わしさの解消およびワイパの駆動による煩わしさの解消といった相反する要求に対してその好適な両立を図ることにより、より良好な運転環境を実現することのできるワイパ駆動制御装置を提供することを目的とする。
こうした目的を達成するため、請求項1に記載の発明、あるいは請求項7に記載の発明では、移動体のフロントウインドに付着する雨滴をセンサにて検出しつつ、該検出される雨滴の量に応じて前記フロントウインドに設けられたワイパブレードの駆動を制御するワイパ駆動制御装置として、前記センサにより前記フロントウインドへの雨滴の付着が検出されている条件の下に、車室内から前記フロントウインドの所定領域を撮像する撮像装置が撮像した画像情報から抽出される雨滴の輪郭の輝度変化に基づき同フロントウインドに付着した雨滴に起因して光が乱反射する現象である雨滴反射の有無、あるいはその度合いを監視し、雨滴反射なしと判断されるときのワイパブレードの駆動間隔を雨滴反射ありと判断されるときのワイパブレードの駆動間隔よりも長い時間に設定してワイパブレードを間欠駆動制御する、あるいは雨滴反射の度合いが小さいと判断されるほどワイパブレードの駆動間隔をより長い時間に設定してワイパブレードを間欠駆動制御する制御手段を備えることとした。
少なくともフロントウインドへの雨滴の付着が検出されている状態では、良好な視界の確保のために、たとえ煩わしくともワイパブレードは駆動されることが望ましい。ただし前述のように、この駆動頻度が高くなれば、運転者にとっては逆に目障りと感ずるようになる。一方、たとえフロントウインドに雨滴が付着していても、例えば夜間等、外部からの光の入射がなければ上記雨滴反射は生じない。このため、こうした条件下では運転者が雨滴反射を煩わしく感ずることもない。しかし、このような夜間等であれ、街灯や対向車等からの光の入射があれば、フロントウインドに付着した雨滴に起因して上記雨滴反射が生じ、運転者を煩わすこととなる。
そこで、これらのワイパ駆動制御装置のように、フロントウインドへの雨滴の付着が検出されている条件下でワイパブレードの間欠駆動を行うに際し、まずは上記画像情報から抽出される雨滴の輪郭の輝度変化に基づいて上記雨滴反射の有無あるいはその度合いを監視し、その結果に応じて、雨滴反射なしと判断されるときのワイパブレードの駆動間隔を雨滴反射ありと判断されるときのワイパブレードの駆動間隔よりも長い時間に設定する、あるいは雨滴反射の度合いが小さいと判断されるほどワイパブレードの駆動間隔をより長い時間に設定する。
すなわち、雨滴反射の有無あるいはその度合いに応じてワイパブレードの間欠駆動間隔を積極的に変化させて、同ワイパブレードの間欠駆動を行うこととすれば、雨滴反射が生じているとき、あるいは雨滴反射の度合いが大きいときには比較的短い駆動間隔にてワイパブレードが間欠駆動されることから、該雨滴反射による煩わしさは自ずと解消される。また雨滴反射が生じていないときには、あるいは雨滴反射の度合いが小さいときには、比較的長い駆動間隔にてワイパブレードが間欠駆動されることから、ワイパブレードの駆動による煩わしさも大きく緩和されるようになる。すなわち、雨滴反射による煩わしさの解消およびワイパブレードの駆動による煩わしさの解消といった相反する要求に対してその好適な両立が図られることとなり、降雨時における、より良好な運転環境が実現されるようになる。
なお、前述した特許文献1に記載の装置でもワイパブレードの間欠駆動が行われるとはいえ、この装置は、上記雨滴反射の有無、あるいはその度合いに応じてその間欠駆動間隔を可変とする構成ではないため、このような相反する要求を満たすべくしてその両立を図ることも難しい。
また、そもそも、上述の雨滴反射による煩わしさおよびワイパの駆動による煩わしさのいずれを優先して解消するかについての判断は、車両等を運転する運転者にとって、小雨と判断される場合にもっとも難しく、運転者はその判断に迷う。すなわち、判断を迷うこと自体が運転者にとって煩わしくさえある。
そこで、ワイパ駆動制御装置としてのこのような構成において、例えば請求項2に記載の発明によるように、あるいは請求項8に記載の発明によるように、前記センサにより検出される雨滴の量が所定の閾値を下回ることを条件に、すなわち「小雨」と判断されることを条件に、前記雨滴反射の有無の監視に基づく、あるいは前記雨滴反射の度合いの監視に基づくワイパブレードの間欠駆動制御を実行することとすれば、運転者が雨滴反射による煩わしさおよびワイパの駆動による煩わしさのいずれを優先して解消するかについての判断に迷う上記「小雨」の場合であっても、好適にワイパブレードの間欠駆動制御が実行されるようになる。このため、車両等を運転する運転者の負担をより低減することができるようになるとともに、ワイパ駆動制御装置としての負荷も併せて低減されるようになる。
また、フロントウインド上に付着した雨滴はいわゆる凸レンズとして作用する。そのため、例えば街灯等の車外の光源から発せられた光が、フロントウインド上に付着している雨滴により屈折されつつ車内の運転者のアイポイントへ到達する場合、フロントウインド上に付着している雨滴の輪郭は、その下方の一部が明るくなる傾向にある。すなわち、このような状態にある雨滴が撮像装置を通じて撮像される場合、雨滴の輪郭は、その下方の一部の輝度が他の部分よりも高くなる傾向となる。
したがって、上記請求項1または2に記載の構成、あるいは上記請求項7または8に記載の構成において、請求項3に記載の発明によるように、あるいは請求項9に記載の発明によるように、前記フロントウインドに付着する雨滴を検出するセンサを、上記撮像装置とし、前記制御手段は、この撮像装置を通じて撮像される画像情報から抽出される上記雨滴の輪郭に基づいて、前記雨滴の有無および雨滴の量を判断するとともに前記雨滴反射の有無あるいはその度合いを監視することとすれば、特に夜間において、雨滴反射の有無あるいはその度合いを容易に監視することができるようになる。
また一方、上記請求項1または2に記載の構成、あるいは上記請求項7または8に記載の構成において、請求項4に記載の発明、あるいは請求項10に記載の発明では、前記フロントウインドに付着する雨滴を検出するセンサを、車室内から前記フロントウインドに光を照射する発光素子とこのフロントウインドに照射された光の反射光を受光する受光素子とを備えてこの受光素子による反射光の受光量に基づき雨滴の有無および雨滴の量を検
出する光反射式のセンサとする。そして前記制御手段は、上記撮像装置を備えるとともに、この撮像装置を通じて撮像される画像情報から抽出される上記雨滴の輪郭の輝度変化に基づき前記雨滴反射の有無あるいはその度合いを監視し、前記センサによる検出結果に基づいて前記雨滴の有無および雨滴の量を判断することとする。
ワイパ駆動制御装置としてのこのような構成によれば、光反射式のセンサのセンサ出力に基づいて雨滴の有無および雨滴の量が検出されるとともに、撮像装置を通じて撮像される画像情報から抽出される上記雨滴の輪郭の輝度変化に基づいて雨滴反射の有無あるいはその度合いが監視されるため、ワイパ駆動制御装置としての駆動制御にかかる処理の自由度をより高めることができるようになる。
また、上記請求項1〜4のいずれか一項に記載の構成、あるいは上記請求項7〜10のいずれか一項に記載の構成において、請求項5に記載の発明、あるいは請求項11に記載の発明によるように、前記制御手段は、前記ワイパブレードの駆動間隔を長い時間に設定しての同ワイパブレードの間欠駆動制御中、前記雨滴反射あり、あるいは前記雨滴反射の度合いが大きいと判断されることに基づいて前記ワイパブレードを強制駆動することとすれば、たとえワイパブレードの駆動間隔が長い時間に設定されていたとしても、雨滴反射ありと判断されるとすみやかにワイパブレードが駆動され、フロントウインドに付着する雨滴が払拭されることとなる。すなわち、運転者に対するより好適な運転環境が提供されるようになる。
また、上記請求項1〜4のいずれか一項に記載の構成、あるいは上記請求項7〜10のいずれか一項に記載の構成において、請求項6に記載の発明、あるいは請求項12に記載の発明によるように、前記制御手段は、前記ワイパブレードの駆動状態に拘わらず、前記雨滴反射なし、あるいは前記雨滴反射の度合いが小さいと判断されることに基づいて前記ワイパブレードの駆動を強制的に間欠駆動制御に切り換えることとすれば、たとえワイパブレードが連続駆動されていたとしても、雨滴反射なしと判断されるとすみやかにワイパブレードが間欠駆動され、ワイパブレードの駆動頻度が低減されることとなる。すなわち、これによっても、運転者に対するより好適な運転環境が提供されるようになる。
(第1の実施の形態)
以下、この発明にかかるワイパ駆動制御装置の第1の実施の形態について、図1〜図6を参照して詳細に説明する。なお、この実施の形態にかかるワイパ駆動制御装置も、その基本的な構成は、先の図14に例示した構成に準じたものとなっている。ただしこの実施の形態では、以下に詳述するように、撮像装置によりフロントウインドへの雨滴の付着が検出されている条件の下に、同フロントウインドに付着した雨滴に起因して光が乱反射する現象である雨滴反射の有無を監視する。そして雨滴反射なしと判断されるときのワイパブレードの駆動間隔を雨滴反射ありと判断されるときのワイパブレードの駆動間隔よりも長い時間に設定してワイパブレードを間欠駆動制御することで、雨滴反射による煩わしさの解消およびワイパの駆動による煩わしさの解消といった相反する要求に対してその好適な両立を図るようにしている。
図1(a)は、この発明にかかるワイパ駆動制御装置の第1の実施の形態についてその概要を示す側面図であり、図1(b)は、撮像装置を中心に図1(a)の一部を拡大して示す側面図である。また、図2は、この実施の形態を構成する各構成要素間の電気的な接続態様および信号の流れを示すブロック図である。まず、これら図1および図2を参照しつつ同ワイパ駆動制御装置の構成について説明する。
すなわち、この実施の形態にかかるワイパ駆動装置は、図1および図2に示されるように、大きくは、
・車両のフロントウインド10と車室内に設けられるルームミラー13との間に、車室の内側から同フロントウインド10に当接して設けられるケース14。
・同ケース14に画像処理等を行う回路等と共々一体に収容されて、フロントウインド10の所定領域を車室内から撮像する撮像装置20。
・同撮像装置20を通じて撮像される画像情報(画像信号)に基づいて雨滴の有無および雨滴の量を判断するとともに雨滴反射の有無を監視する判断・制御部(制御手段)30。

・同判断・制御部30から出力されるワイパ駆動信号に基づきワイパ41を駆動する駆動部(モータ)40。
・自動車のフロントウインド10に付着した雨滴を払拭するワイパ41。
等々を備えて構成されている。
ここで、この実施の形態では、フロントウインド10の所定領域を撮像する上記撮像装置20として、例えばCCD(Charge Coupled Device)カメラを採用している。図3に、この実施の形態で採用する撮像装置20とフロントウインド10上に付着する雨滴Wとの関係を示す。この撮像装置20は、レンズおよびCCD等をその内部に備えており、焦点深度は例えば1m程度に設定されている。すなわち、この撮像装置20には、フロントウインド10の外側(車外)の風景が結像されることなく、フロントウインド10上に付着する雨滴Wの像が主に結像されるようにしている。また、この撮像装置20は、こうして得られる画像に基づく上記判断・制御部30での雨滴反射の検出が可能な程度の十分な分解能を有している。
一方、判断・制御部30は上述のように、上記撮像装置20から入力される画像信号に基づいて、大きくは、
(イ)フロントウインド10に付着する雨滴の有無の判断。
(ロ)フロントウインド10に付着している雨滴の量の判断。
(ハ)フロントウインド10上に付着した雨滴に起因して光が乱反射する現象である雨滴反射の有無の監視。
(ニ)センサにより検出される雨滴の量が所定の閾値を下回ることを条件に、すなわち「小雨」であると判断されることを条件に実行する前記雨滴反射の有無の監視に基づくワイパの間欠駆動制御。
等々の処理を実行する。
このうち、上記雨滴の有無の判断(上記(イ)の判断)に際しては、まず、撮像装置20から入力される上記画像信号に対し、例えばラプラシアンフィルタ等を通じて画像における雨滴Wの輪郭を抽出し、該抽出した輪郭をさらに2値化画像に変換する。そして、この2値化画像と、判断・制御部30自身が内蔵する記憶装置に記憶保持されているマスターパターンとの比較に基づくパターンマッチングを行うことによって、フロントウインド10に雨滴が付着しているか否かを判断する。
また、上記雨滴の量の判断(上記(ロ)の判断)に際しては、上記(イ)の判断を通じて雨滴であると判断された画素の面積の総和が、車両を運転する運転者の視野に入るフロントウインド10の面積を占める割合、すなわち、以下の(1)式で示される雨滴付着率Rwを求める。そして、この求めた雨滴付着率Rwに基づいて上記フロントウインド10に付着している雨滴の量を判断する。ちなみに図4に示すように、車両を運転する運転者の視野に入るフロントウインド10の面積を視野面積Soとし、この視野面積So上に占める雨滴W1、W2、…、Wnの面積をそれぞれ雨滴面積S1、S2、…、Snとすると、単位時間当たりのフロントウインド10への雨滴付着率Rwは

Rw=Σ(Sn/So)・・・(1)

として表される。そして、この雨滴付着率Rwが所定の閾値よりも大きい場合には「小雨でない」と判断し、逆に小さい場合には「小雨である」と判断する。
また、上記雨滴反射の監視(上記(ハ)の監視)に際しては、先の(イ)の判断を通じて抽出される雨滴の輪郭の輝度変化を求める。そして、この求めた輝度変化に基づいてこの雨滴反射の有無を監視する。すなわち、フロントウインド10に付着した雨滴はいわゆる凸レンズとして作用するため、例えば街灯等の車外の光源から発せられた光が、フロントウインド上に付着している雨滴に起因して乱反射する場合、フロントウインド上に付着している雨滴の輪郭は、その下方の一部が明るくなる傾向にある。したがって、このような雨滴が上記撮像装置20を通じて撮像されると、雨滴の輪郭は、その下方の一部の輝度が他の部分よりも高くなる傾向となる。そこでここでは、所定値以上の輝度を有する画素数が所定の閾値よりも多い場合には「雨滴反射あり」と判断し、逆に少ない場合には「雨滴反射なし」と判断する。図5(a)および(b)に、こうした雨滴反射の有無の別に、撮像装置20によって撮像される画像の一例を示す。
すなわち、フロントウインド10上に雨滴Wが付着しており、これら雨滴Wに起因して上述した雨滴反射が発生している場合には、上記撮像される画像は図5(a)に模式的に例示するような画像IMG1となる。このような状況では、運転者もフロントウインド10上に付着している雨滴Wの存在に容易に気づき、この雨滴Wによる乱反射、すなわち雨滴反射が運転者の視界を妨げることとなる。したがってこのような場合には、この雨滴反射による煩わしさを解消すべく、ワイパ41を駆動させることによってフロントウインド10上に付着している雨滴Wを払拭することが望ましい。
一方、フロントウインド10上に雨滴Wが付着していたとしても、車両の前方に光源がない場合、すなわちこの雨滴Wによる乱反射が生じない状況では、上記撮像される画像は図5(b)に例示するような画像IMG2となる。この場合、運転者はフロントウインド10上に付着する雨滴Wの存在に気づかないことが普通であり、運転者の視界も良好に保たれている。したがってこのような状況では、フロントウインド10上の雨滴Wを払拭するよりも、むしろワイパ41の駆動を控えることで、ワイパ41の駆動による煩わしさを解消することが望ましい。
そこで、判断・制御部30では、上記間欠駆動制御(上記(ニ)の制御)の実行に際し、「雨滴反射なし」と判断されるときのワイパ41の駆動間隔を「雨滴反射あり」と判断されるときのワイパ41の駆動間隔よりも長い時間に設定してワイパ41の間欠駆動を制御するようにしている。
図6は、このような判断・制御部30を通じて実行されるワイパ駆動制御についてその処理手順を示すものであり、以下、同図6を併せ参照して、この実施の形態のワイパ駆動制御にかかる処理について詳述する。
この実施の形態のワイパ駆動制御装置にあってはまず、例えば図示しないワイパスイッチによってこのワイパ駆動制御装置によるワイパ41の駆動が選択されている条件のもとで、ステップS101の処理として、撮像装置20によって撮像されるフロントウインド10の画像が画像信号として判断・制御部30に取り込まれる。そして、この判断・制御部30において、上述したラプラシアンフィルタ等による雨滴Wの輪郭の抽出が行われ、さらに2値化画像へと変換される。
続くステップS102の処理においては、先のステップS101の処理で得られる2値化画像に対するパターンマッチングが行われて、雨滴Wの有無が判断される。そして、このパターンマッチングを通じてフロントウインド10上に雨滴Wが付着していないと判断される場合には、再び先のステップS101の処理へ移行する。すなわち、フロントウインド10上に雨滴Wの付着が検出されるまで、このステップS101の処理およびステップS102の処理が繰返し実行されることとなる。
他方、このステップS102の処理において、フロントウインド10上に雨滴Wが付着していると判断される場合には、続くステップS103の処理において、小雨であるか否か、すなわち上述した雨滴付着率Rwが所定の閾値よりも小さいか否かが判断される。そして、このステップS103の処理を通じて、小雨でない、あるいはスプラッシュが発生していると判断される場合には、車両を運転する運転者の視界を確保すべく、判断・制御部30は、ステップS104の処理へと移行し、駆動部40に対して「ワイパ連続駆動」を行うべくワイパ駆動信号を出力する。これにより同駆動部40は、このワイパ駆動信号に基づいてワイパ41を連続的に駆動することとなる。
一方、上記ステップS103の処理を通じて小雨であると判断される場合には、運転にかかる煩わしさを与える雨滴反射の有無を判断すべく、続くステップS105の処理へと移行して「雨滴反射」の有無を判断する処理が実行される。このステップS105の処理においては上述のように、撮像装置20によって得られた画像における雨滴Wの輪郭およびその輝度に基づき「雨滴反射」の有無の判断が行われる。そして、所定以上の輝度を有する画素数が所定の閾値よりも多い場合には「雨滴反射あり」と判断され、逆に少ない場合には「雨滴反射なし」と判断される。ここで、雨滴反射があると判断される場合、判断・制御部30は、ステップS106の処理として「ワイパ間欠駆動間隔=短」に設定し、
駆動部40に対してこの「ワイパ間欠駆動間隔=短」に対応するワイパ駆動信号を出力する。これにより駆動部40は、このワイパ駆動信号によって指定された間欠駆動間隔、例えば「0.5秒」間隔をもってワイパ41を間欠駆動することとなる。
他方、上記ステップS105の処理において雨滴反射がないと判断される場合、判断・制御部30は、ステップS107の処理として「ワイパ間欠駆動間隔=長」に設定し、駆動部40に対してこの「ワイパ間欠駆動間隔=長」に対応するワイパ駆動信号を出力する。これにより駆動部40は、このワイパ駆動信号によって指定された間欠駆動間隔、例えば「2.0秒」間隔をもってワイパ41を間欠駆動することとなる。
以上説明したように、この第1の実施の形態のワイパ駆動制御装置によれば、以下のような優れた効果が得られるようになる。
(1)撮像装置20によりフロントウインド10への雨滴Wの付着が検出されている条件の下に、雨滴反射の有無を監視し、雨滴反射なしと判断されるときのワイパ41の駆動間隔を雨滴反射ありと判断されるときのワイパ41の駆動間隔よりも長い時間に設定してワイパ41を間欠駆動制御することとした。これにより、雨滴反射が生じているときには比較的短い駆動間隔にてワイパ41が間欠駆動されることから、雨滴反射による煩わしさは自ずと解消されるようになる。他方、雨滴反射が生じていないときには比較的長い駆動間隔にてワイパ41が間欠駆動されることから、ワイパ41の駆動による煩わしさも大きく緩和されるようになる。このためひいては、雨滴反射による煩わしさの解消およびワイパ41の駆動による煩わしさの解消といった相反する要求に対してその好適な両立を図ることができるようになり、降雨時における、より良好な運転環境を実現することができるようになる。
(2)また、撮像装置20により検出される雨滴Wの量が所定の閾値を下回ること、すなわち「小雨である」ことを条件に、雨滴反射の有無の監視に基づくワイパ41の間欠駆動制御を実行することとした。これにより、運転者が雨滴反射による煩わしさおよびワイパの駆動による煩わしさのいずれを優先して解消するかについての判断に迷ういわゆる「小雨」の場合であっても、好適にワイパブレードの間欠駆動制御が実行されるようになるため、車両等を運転する運転者の負担を低減することができるようになる。またひいては、ワイパ駆動制御装置としての消費電力の低減を図ることができるようにもなる。
(3)また、フロントウインド10に付着する雨滴Wを検出するセンサとして車室内からフロントウインド10の所定領域を撮像する撮像装置20を採用し、この撮像装置20を通じて撮像される画像信号に基づいて、雨滴の有無および雨滴の量を判断するとともに雨滴反射の有無を監視することとした。これにより、特に夜間においても容易に雨滴反射の有無を監視することができるようになる。
(4)車両のフロントウインド10と車室内に設けられるルームミラー13との間に、車室の内側から同フロントウインド10に当接するケース14を配設し、同ケース14内に、フロントウインド10の所定領域を車室内から撮像する撮像装置20を、画像処理等を行う回路等と共々一体に収容することとした。これにより、運転者の視界の妨げになることがなく、フロントウインド10上の雨滴Wの付着状況を正確に撮像することができるようになる。
(第2の実施の形態)
次に、この発明にかかるワイパ駆動制御装置の第2の実施の形態について、図7〜図10を参照して、先の第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。また、これら図7〜図10において、先の図1〜図3に示した要素と同一の要素にはそれぞれ同一の符号を付して示しており、それら各要素についての重複する説明は割愛する。
まず、図7〜図10に示されるように、この実施の形態のワイパ駆動制御装置も、基本的には先の図1〜図3に示したワイパ駆動制御装置に準じた構成となっている。すなわち、このワイパ駆動制御装置も、例えば上述した撮像装置20(図3参照)を備えて構成されており、この撮像装置20によって撮像される画像に基づいて、上記雨滴反射の監視(上記(ハ)の監視)および上記間欠駆動制御(上記(ニ)の制御)が実行されている。ただし、この実施の形態では、図7(a)および(b)に示されるように、撮像装置20は車室内に備えられるルームミラー13a内に収容されるとともに、同撮像装置20の他に、フロントウインド10に当接したかたちで光反射式の雨滴センサ21が備えられている。したがって、この実施の形態においては、図8に示されるように、判断・制御部31は、撮像装置20から出力される画像信号の他に、雨滴センサ21から出力される雨滴センサ信号を受け取り、この雨滴センサ出力に基づいて雨滴の有無の判断(上記(イ)の判断)および雨滴の量の判断(上記(ロ)の判断)が実行されている。
次に、この雨滴センサ21の機能について、図9を併せ参照して詳述する。同図9は、この実施の形態で採用する雨滴センサの一例である光反射式の雨滴センサ21の内部構造を模式的に示したものである。
同図9に示されるように雨滴センサ(光反射式)21は、大きくは、車室内からフロントウインド10に赤外光を照射する発光素子211と、このフロントウインド10に照射された赤外光の反射光を受光する受光素子212と、同発光素子211から照射される赤外光の光路を形成するプリズム213とを備えて構成されている。フロントウインド10上の雨滴Wの有無および雨滴Wの量(雨量)の検出にあっては、発光素子211から赤外光L1を発し、受光素子212で受光される受光量に基づいて行われる。
すなわち、図9に示されるように、フロントウインド10上に雨滴Wが存在しない場合には、発光素子211から発せられる赤外光L1の大部分がフロントウインド10の表面で反射し、発せられた赤外光L1の光量とほぼ同量の光量が受光素子212で受光される。他方、フロントウインド10上に雨滴Wが存在する場合には、雨滴Wはいわゆる凸レンズとして作用するため、発光素子211から発せられる赤外光L1の一部が赤外光L2としてフロントウインド10を透過する。そして発光素子211から発せられる赤外光L1は、フロントウインド10を透過する赤外光L2の光量の分だけその光量が減じられた赤外光L3として受光素子212で受光される。したがって雨滴センサ21は、フロントウインド10上に付着した雨滴Wの量に応じて受光された赤外光の光量に基づき、この光量に応じた電圧信号を雨滴センサ信号として上記判断・制御部31へ出力することで、フロントウインド10上に付着する雨滴の有無および雨滴の量の検出を可能としている。
図10は、先の判断・制御部31を通じて実行されるワイパ駆動制御についてその処理手順を示すものであり、以下、同図10を併せ参照して、この実施の形態のワイパ駆動制御にかかる処理について説明する。
この実施の形態のワイパ駆動制御装置にあってはまず、例えば図示しないワイパスイッチによってこのワイパ駆動制御装置によるワイパ41の駆動が選択されている条件のもとで、ステップS111の処理として、フロントウインド10上に付着する雨滴の量に応じた電圧信号が、雨滴センサ信号として判断・制御部31によって取り込まれる。そしてこの雨滴センサ信号に基づいて、次のステップS112の処理として、雨滴Wの有無が判断され、フロントウインド10上に雨滴Wが付着していないと判断される場合には、再び先のステップS111の処理へ移行する。すなわち、フロントウインド10上に雨滴Wの付着が検出されるまで、このステップS111の処理およびステップS112の処理が繰返し実行されることとなる。
他方、フロントウインド10上に雨滴Wが付着していると判断される場合には、続くステップS113の処理において、小雨であるか否か、すなわち雨滴センサ21から出力される雨滴センサ信号が、所定の閾値よりも大きいか否かが判断される。そして、このステップS113の処理を通じて、小雨でない、あるいはスプラッシュが発生していると判断される場合には、車両を運転する運転者の視界を確保すべく、判断・制御部31は、ステップS114の処理へと移行し、駆動部40に対して「ワイパ連続駆動」を行うべくワイパ駆動信号を出力する。これにより駆動部40は、このワイパ駆動信号に基づいてワイパ41を連続的に駆動することとなる。
一方、ステップS113の処理を通じて小雨であると判断される場合には、運転にかかる煩わしさを与える雨滴反射の有無を判断すべく、続くステップS115の処理へと移行し、撮像装置20を通じて得られる画像が画像信号として取り込まれる。そして、続くステップS116の処理において、ステップS115の処理で取り込まれた画像における雨滴Wの輪郭およびその輝度に基づき「雨滴反射」の有無の判断が行われる。すなわち上述のように、所定以上の輝度を有する画素数が所定の閾値よりも多い場合には「雨滴反射あり」と判断され、逆に少ない場合には「雨滴反射なし」と判断される。ここで、雨滴反射があると判断される場合、判断・制御部31は、ステップS117の処理として「ワイパ間欠間隔=短」に設定し、駆動部40に対してこの「ワイパ間欠間隔=短」に対応するワイパ駆動信号を出力する。これにより駆動部40は、このワイパ駆動信号によって指定された間欠駆動間隔、例えば「0.5秒」間隔をもってワイパ41を間欠駆動することとなる。
他方、上記ステップS116の処理において雨滴反射がないと判断される場合、判断・制御部31は、ステップS118の処理へとして「ワイパ間欠間隔=長」と設定し、駆動部40に対してこの「ワイパ間欠間隔=長」に対応するワイパ駆動信号を出力する。これにより、駆動部40は、このワイパ駆動信号によって指定された間欠駆動間隔、例えば「2.0秒」間隔をもって間欠駆動することとなる。
以上説明したように、この第2の実施の形態のワイパ駆動制御装置によれば、以下のような優れた効果が得られるようになる。
(1)撮像装置20によりフロントウインド10への雨滴Wの付着が検出されている条件の下に、雨滴反射の有無を監視し、雨滴反射なしと判断されるときのワイパ41の駆動間隔を雨滴反射ありと判断されるときのワイパ41の駆動間隔よりも長い時間に設定してワイパ41を間欠駆動制御することとした。これにより、雨滴反射が生じているときには比較的短い駆動間隔にてワイパ41が間欠駆動されることから、雨滴反射による煩わしさは自ずと解消されるようになる。他方、雨滴反射が生じていないときには比較的長い駆動間隔にてワイパ41が間欠駆動されることから、ワイパ41の駆動による煩わしさも大きく緩和されるようになる。このためひいては、雨滴反射による煩わしさの解消およびワイパ41の駆動による煩わしさの解消といった相反する要求に対してその好適な両立を図ることができるようになり、降雨時における、より良好な運転環境を実現することができるようになる。
(2)また、雨滴センサ21により検出される雨滴Wの量が所定の閾値を下回ること、すなわち「小雨である」ことを条件に、撮像装置20による雨滴反射の有無の監視に基づくワイパ41の間欠駆動制御を実行することとした。これにより、運転者が雨滴反射による煩わしさおよびワイパの駆動による煩わしさのいずれを優先して解消するかについての判断に迷ういわゆる「小雨」の場合であっても、好適にワイパブレードの間欠駆動制御が実行されるようになるため、車両等を運転する運転者の負担を低減することができるようになる。またひいては、ワイパ駆動制御装置としての消費電力の低減を図ることができるようにもなる。
(3)また、フロントウインド10に付着する雨滴Wを検出するセンサとして、光反射式の雨滴センサ21を採用し、この雨滴センサ21のセンサ出力に基づいて、雨滴の有無および雨滴の量を判断することとした。これにより、雨滴反射にかかる判断は、撮像装置20により得られる画像に基づき行うこととすればよく、ワイパ駆動制御装置としての駆動制御にかかる処理の自由度をより高めることができるようになる。
(4)車両のルームミラー13a内に、フロントウインド10の所定領域を車室内から撮像する撮像装置20を、画像処理等を行う回路等と共々一体に収容することとした。これにより、運転者の視界の妨げになることがなく、フロントウインド10上の雨滴Wの付着状況を正確に撮像することができるようになる。
(他の実施の形態)
なお、上記各実施の形態は例えば以下のような形態として実施することもできる。
・上記第1の実施の形態の図1(a)および(b)に対応する図として図11(a)および(b)に示すように、上記フロントウインド10の所定領域を車室内から撮像する撮像装置20を、画像処理等を行う回路等と共々、ルームミラー13aに一体に収容することとしてもよい。これによっても、運転者の視界の妨げになることがなく、フロントウインド10上の雨滴Wの付着状況を正確に撮像することができるようになる。
・第1の実施の形態の図6に対応する図として図12に示すように、上記判断・制御部30では、雨滴反射の有無にかかる判断処理の結果に基づいてワイパ間欠駆動間隔を設定していたが、これを雨滴反射の度合いを判断する判断処理の結果に基づいてワイパ間欠駆動間隔を設定することとしてもよい。すなわち、同図12に示すように、ステップS205の処理における雨滴反射の度合いにかかる判断において、上記検出された雨滴の輪郭中、所定以上の輝度を有する画素数が所定の第1の閾値RD11よりも多い場合には「雨滴反射の度合い=大」と判断する。また、上記検出された雨滴の輪郭中、所定以上の輝度を有する画素数が所定の第2の閾値RD12よりも少ない場合には、「雨滴反射の度合い=小」と判断する。さらに、これらいずれでもない場合には、「雨滴反射の度合い=中」と判断する。ここで、上記各閾値には「第1の閾値DR11>第2の閾値RD12」なる関係があるとする。そして、これら「雨滴反射の度合い=大」に対しては「ワイパ間欠駆動間隔=短」、「雨滴反射の度合い=中」に対しては「ワイパ間欠駆動間隔=中」、「雨滴反射の度合い=小」に対しては「ワイパ間欠間隔=長」とそれぞれ設定してワイパ41の間欠駆動を行うこととする。このように、所定の閾値を複数段階に設けて雨滴反射の度合いを判断することによっても、第1の実施の形態の上記(1)〜(4)の効果と同等もしくはそれに準じた効果を得ることができる。
・また同じく第2の実施の形態の図10に対応する図として図13に示すように、上記判断・制御部31では、雨滴反射の有無にかかる判断処理の結果に基づいてワイパ間欠駆動間隔を設定していたが、これを雨滴反射の度合いを判断する判断処理の結果に基づいてワイパ間欠駆動間隔を設定することとしてもよい。すなわち、同図13に示すように、ステップS216の処理における雨滴反射の度合いにかかる判断において、上記検出された雨滴の輪郭中、所定以上の輝度を有する画素数が所定の第1の閾値RD21よりも多い場合には「雨滴反射の度合い=大」と判断する。また、上記検出された雨滴の輪郭中、所定以上の輝度を有する画素数が所定の第2の閾値RD22よりも少ない場合には、「雨滴反射の度合い=小」と判断する。さらに、これらいずれでもない場合には、「雨滴反射の度合い=中」と判断する。ここで、上記各閾値には「第1の閾値DR21>第2の閾値RD22」なる関係があるとする。そして、これら「雨滴反射の度合い=大」に対しては「ワイパ間欠駆動間隔=短」、「雨滴反射の度合い=中」に対しては「ワイパ間欠駆動間隔=中」、「雨滴反射の度合い=小」に対しては「ワイパ間欠間隔=長」とそれぞれ設定してワイパ41の間欠駆動を行うこととする。このように、所定の閾値を複数段階に設けて雨滴反射の度合いを判断することによっても、第2の実施の形態の上記(1)〜(4)の効果と同等もしくはそれに準じた効果を得ることができる。
・上記各実施の形態においては、雨滴反射の有無にかかる判断処理(ステップS105の処理(図6)、ステップS116の処理(図10))の後、あるいは雨滴反射の度合いにかかる判断処理(ステップS205の処理(図12)、ステップS216の処理(図13))の後、その判断結果に応じてワイパ間欠駆動間隔を可変設定することとした。しかし、ワイパ41の駆動間隔を長い時間に設定しての同ワイパ41の間欠駆動制御中であれ、雨滴反射あり、あるいは雨滴反射の度合いが大きいと判断されることに基づいてこのワイパ41を強制駆動させることとしてもよい。これにより、運転者に対するより好適な運転環境が提供されるようになる。
・上記各実施の形態においては、雨量にかかる判断処理(ステップS103(図6)、ステップS113(図10)、ステップS203(図12)、ステップS213(図13))の後、その判断結果に応じてワイパ連続駆動に設定することとした。しかし、ワイパ41の駆動状態に拘わらず、雨滴反射なし、あるいは雨滴反射の度合いが小さいと判断されることに基づいてこのワイパ41の駆動を強制的に間欠駆動制御に切り換えることとしてもよい。これによっても、運転者に対するより好適な運転環境が提供されるようになる。
・上記各実施の形態においては、雨滴反射を監視するセンサとして撮像装置20を採用していたが、センサの種類は撮像装置に限られない。要は、フロントウインド10上に付着する雨滴Wに起因して生じる乱反射を検出することができれば、センサの種類は任意である。
・上記各実施の形態においては、この発明を自動車のフロントウインド10上に付着する雨滴を払拭するワイパ駆動制御装置に適用していたが、その他、電車、飛行機、船舶などの移動体にもこの発明は同様に適用することができる。
(a)は、この発明にかかるワイパ駆動制御装置の第1の実施の形態についてその概要を示す側面図。(b)は、撮像装置を中心に(a)の一部を拡大して示す側面図。 同実施の形態について、各構成要素間の電気的な接続態様および信号の流れを示すブロック図。 同実施の形態において雨滴センサとして採用される撮像装置とフロントウインド上に付着する雨滴との関係を模式的に示す平面図。 同実施の形態において、運転者の視界に入るフロントウインドに付着する雨滴の付着態様を示す模式図。 (a)および(b)は、雨滴反射の有無の別に、同実施の形態の撮像装置によって撮像される画像の一例。 同実施の形態について、ワイパの駆動制御にかかる処理手順を示すフローチャート。 (a)は、この発明にかかるワイパ駆動制御装置の第2の実施の形態についてその概要を示す側面図。(b)は、撮像装置を中心に(a)の一部を拡大して示す側面図。 同実施の形態について、各構成要素間の電気的な接続態様および信号の流れを示すブロック図。 同実施の形態において採用される光反射式の雨滴センサの構造について、その一例および検出原理を模式的に示す正面図。 同実施の形態について、ワイパの駆動制御にかかる処理手順を示すフローチャート。 上記各実施の形態の変形例として、ワイパ駆動制御装置に採用される撮像装置の他の配設態様について、(a)はその概要を示す側面図。(b)は、撮像装置を中心に(a)の一部を拡大して示す側面図。 上記各実施の形態のその他の変形例として、ワイパの駆動制御にかかる処理手順を示すフローチャート。 上記各実施の形態のさらに他の変形例として、ワイパの駆動制御にかかる処理手順を示すフローチャート。 従来のワイパ駆動制御装置の一例において、車外の光源から発せられてフロントウインド上に付着している雨滴により屈折されつつ車内の運転者のアイポイントに到達する光の光路を模式的に示す側面図。 同従来のワイパ駆動制御装置において採用される照度センサについて、その構成およびルーバーによって設定角度θに設定された際の検出可能な範囲を模式的に示す側面図。 同従来のワイパ駆動制御装置の一例について、各構成要素間の電気的な接続態様および信号の流れを示すブロック図。
符号の説明
10…フロントウインド、13、13a…ルームミラー、14…ケース、20…撮像装置(CCDカメラ)、21…雨滴センサ(光反射式)、30、31、130…判断・制御部、40、140…駆動部(モータ)、41…ワイパ(ワイパブレード)、100…光源、120a…照度センサ、120b…雨滴センサ、121…ルーバー、211…発光素子、212…受光素子、213…プリズム。

Claims (12)

  1. 移動体のフロントウインドに付着する雨滴をセンサにて検出しつつ、該検出される雨滴の量に応じて前記フロントウインドに設けられたワイパブレードの駆動を制御するワイパ駆動制御装置であって、
    前記センサにより前記フロントウインドへの雨滴の付着が検出されている条件の下に、車室内から前記フロントウインドの所定領域を撮像する撮像装置が撮像した画像情報から抽出される雨滴の輪郭の輝度変化に基づき同フロントウインドに付着した雨滴に起因して光が乱反射する現象である雨滴反射の有無を監視し、雨滴反射なしと判断されるときのワイパブレードの駆動間隔を雨滴反射ありと判断されるときのワイパブレードの駆動間隔よりも長い時間に設定してワイパブレードを間欠駆動制御する制御手段を備える
    ことを特徴とするワイパ駆動制御装置。
  2. 前記制御手段は、前記センサにより検出される雨滴の量が所定の閾値を下回ることを条件に、前記雨滴反射の有無の監視に基づくワイパブレードの間欠駆動制御を実行するものである
    請求項1に記載のワイパ駆動制御装置。
  3. 前記フロントウインドに付着する雨滴を検出するセンサが、前記撮像装置であり、前記制御手段は、前記画像情報から抽出される雨滴の輪郭に基づいて、前記雨滴の有無および雨滴の量を判断す
    請求項1または2に記載のワイパ駆動制御装置。
  4. 前記フロントウインドに付着する雨滴を検出するセンサが、車室内から前記フロントウインドに光を照射する発光素子とこのフロントウインドに照射された光の反射光を受光する受光素子とを備えてこの受光素子による反射光の受光量に基づき雨滴の有無および雨滴の量を検出する光反射式のセンサからなり、前記制御手段は、このセンサによる検出結果に基づいて前記雨滴の有無および雨滴の量を判断する
    請求項1または2に記載のワイパ駆動制御装置。
  5. 前記制御手段は、前記ワイパブレードの駆動間隔を長い時間に設定しての同ワイパブレー
    ドの間欠駆動制御中、前記雨滴反射ありと判断されることに基づいて前記ワイパブレードを強制駆動する
    請求項1〜4のいずれか一項に記載のワイパ駆動制御装置。
  6. 前記制御手段は、前記ワイパブレードの駆動状態に拘わらず、前記雨滴反射なしと判断されることに基づいて前記ワイパブレードの駆動を強制的に間欠駆動制御に切り換える
    請求項1〜4のいずれか一項に記載のワイパ駆動制御装置。
  7. 移動体のフロントウインドに付着する雨滴をセンサにて検出しつつ、該検出される雨滴の量に応じて前記フロントウインドに設けられたワイパブレードの駆動を制御するワイパ駆動制御装置であって、
    前記センサにより前記フロントウインドへの雨滴の付着が検出されている条件の下に、車室内から前記フロントウインドの所定領域を撮像する撮像装置が撮像した画像情報から抽出される雨滴の輪郭の輝度変化に基づき同フロントウインドに付着した雨滴に起因して光が乱反射する現象である雨滴反射の度合いを監視し、雨滴反射の度合いが小さいと判断されるほどワイパブレードの駆動間隔をより長い時間に設定してワイパブレードを間欠駆動制御する制御手段を備える
    ことを特徴とするワイパ駆動制御装置。
  8. 前記制御手段は、前記センサにより検出される雨滴の量が所定の閾値を下回ることを条件に、前記雨滴反射の度合いの監視に基づくワイパブレードの間欠駆動制御を実行するものである
    請求項7に記載のワイパ駆動制御装置。
  9. 前記フロントウインドに付着する雨滴を検出するセンサが、前記撮像装置であり、前記制御手段は、前記画像情報から抽出される雨滴の輪郭に基づいて、前記雨滴の有無および雨滴の量を判断するとともに前記雨滴反射の度合いを監視する
    請求項7または8に記載のワイパ駆動制御装置。
  10. 前記フロントウインドに付着する雨滴を検出するセンサが、車室内から前記フロントウインドに光を照射する発光素子とこのフロントウインドに照射された光の反射光を受光する受光素子とを備えてこの受光素子による反射光の受光量に基づき雨滴の有無および雨滴の量を検出する光反射式のセンサからなり、前記制御手段は、このセンサによる検出結果に基づいて前記雨滴の有無および雨滴の量を判断する
    請求項7または8に記載のワイパ駆動制御装置。
  11. 前記制御手段は、前記ワイパブレードの駆動間隔を長い時間に設定しての同ワイパブレードの間欠駆動制御中、前記雨滴反射の度合いが大きいと判断されることに基づいて前記ワイパブレードを強制駆動する
    請求項7〜10のいずれか一項に記載のワイパ駆動制御装置。
  12. 前記制御手段は、前記ワイパブレードの駆動状態に拘わらず、前記雨滴反射の度合いが小さいと判断されることに基づいて前記ワイパブレードの駆動を強制的に間欠駆動制御に切り換える
    請求項7〜10のいずれか一項に記載のワイパ駆動制御装置。
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