JP4482656B2 - ウエハ等精密基板収納容器 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体ウエハ、アルミディスク、液晶表示用ガラスなどの精密基板(以後、基板と称することがある。)複数枚を互いに接触することなく収納し、保管、運搬、洗浄、エッチング或いは乾燥等の処理を行う際に使用する精密基板収納容器に関する。
上記、半導体等の精密基板収納容器は極度の清潔性が要求されることから、基板の容器へのローディング、アンローディングはもとよりその蓋体(扉とも称せられる。)の開閉までを機械化、自動化すべく、「SEMI」規格と称される基準が作成されており、この種の精密基板を取り扱う企業においては、その規格に沿った自動化処理機械が導入されている。したがって、基盤収納容器の製作に当たってはこの自動化機械に対応する機構、機能をもたせることが必要であるが、その細部、たとえば容器本体と蓋体との密封性や位置決め精度の向上、清潔性保持の容易化等々の機能充実が各社において図られている。
一般的に精密基板収納容器に嵌合する蓋体は中空状であって、その中空内に回転運動を直線運動に変換するラッチ機構が内蔵されており、このラッチ機構を操作するためのキー孔が該蓋体表面に1〜2個、露出状に設けられている。このキー孔に前記自動化機械のドライバーが係合してこれを回動させると、そのラッチ機構の先端に形成したクサビ状部が該蓋体の側壁面から出没して容器本体開口縁部に形成したスリットと係合し、または離脱する構成のもの(インターロック方式)が多く用いられている。このキー孔部の配置と形状寸法は前記「SEMI」規格に適合することが必要とされている。
このインターロック方式の一例として次のものがある。その1は図11に示すように、ラッチ手段により蓋体(ポッドドアとも称される。)の側壁面から出没する平板状のラッチフィンガーが一方は1本(100)、他方は2本(104,106)を突設形成したもので、容器本体1と蓋体10との嵌合に方向性を持たせている。また、その2(図12)は、容器本体1と蓋体10との結合において、動力伝達プレート38の先端部にピンを介して軸支される回転可能な第一アーム52と、この第一アームの先端部と末端部が一体化された第二アーム54から構成され、この第二アームは、ほぼL字形に屈曲成形されてその先端部が第一のアームとほぼ直角方向に指向し、この先端部がクランプ孔に係合するものとしている。しかも該先端にはローラ55が軸支されており、前記係合時の摩擦抵抗の低減を図っている。
また、蓋体に内蔵されたラッチ機構は、該蓋体の表面に露出されたキー孔に前記の自動化機械に形成されたドライバーが係合してほぼ90度回動することによって駆動されるのであり、このラッチが手動によって回動されることは殆どない。しかし、メンテナンスや洗浄などにおいて該ラッチ機構を若干駆動する必要が生じることから、前記のキー孔部材に手動操作レバーを突設させたもの(図示していない)がある(特許文献3)。
特表2004−525502号公報(代表図1) 特開2000−58633号公報(0054、図17) 特開2003−174081号公報 図9、図10参照)
精密基板収納容器に収容される基板は高度な清潔性の維持が要請せられる。例えば、航空機による輸送中に発生する環境気圧の差により容器が膨張し、或いは収縮することによって本体と蓋体との嵌合部から大気中の塵埃が容器中に進入することが問題となるほどシビアな管理が望まれている。
このように、容器本体と蓋体との間において良好な気密性を保つことが望まれる。そのためには、容器本体と蓋体との間に介在するガスケットの性能が重要であることは勿論であるが、同時に本体と蓋体との嵌合およびそのロック機構が重要である。前記特許文献1に記載のロック装置においては、容器本体の開口部縁辺(ポッド外殻上部)にスロットが設けられているので、このスロットに対し直角方向に出入りするラッチフィンガー(100)の係合部長さは当然に短く、該フィンガー先端は急勾配に形成されることになる。したがって、振動などにより該フィンガーとスロットとの間にすべりが生じ蓋閉じ圧力が減衰することがあり、効果的な締付け圧力が得られないことに欠点があった。
従来例のその2においては、動力伝達プレートの先端部に軸支したL字形屈曲のアーム54にローラ55が軸支されているのでスロットに係合する際の摺動抵抗を減少する効果があり、容器本体と蓋体との嵌合の押圧を可能にしているが、L字形屈曲部材の強度設計および機構が複雑であることに問題があった。
また、収納基板の清潔性維持のために基板収納容器はしばしば液体洗浄がなされるのであるが、その後の水切れおよび乾燥の容易性を得るためには、該基板収納容器を構成する部品点数が少ないことが望まれる。
上記の課題を解決するために本発明の請求項1記載の発明は、ウエハ等の精密基板複数枚を等間隔に収容する容器本体1と、その容器本体の開口部周縁にガスケット12を介して内嵌合する蓋体10と、その蓋体の内面に取り付けられて蓋閉じ時に精密基板の外周上縁部を押圧するフロントリテーナー11から構成される精密基板収納容器30において、前記容器本体1の開口部内周縁にカム挿入口1bが4箇所以上開設され、一方、前記蓋体10には蓋閉じ時に前記カム挿入口1bに対向する側壁面に開口3aを設けると共に、該蓋体には回動して該開口3aにその円弧状部を出没させるほぼ扇形の締め付け用カム8がラッチ機構20に係合して内蔵され、該蓋体10の中空部を覆う表面プレート4上に露出して形成されたキー溝7aを介して該ラッチ機構20を作動させ得るウエハ等精密基板収納容器とした。
請求項2記載の発明は、ウエハ等の精密基板複数枚を等間隔に収容する容器本体1と、その容器本体の開口部周縁にガスケット12を介して内嵌合する蓋体10と、その蓋体の内面に取り付けて蓋閉じ時に精密基板の外周縁を押圧するフロントリテーナー11から構成される精密基板収納容器30において、蓋体10の中心を挟む両側のラッチ室3にベース板5を装着し、そのベース板5上に回転駆動用プレート7とラッチキー溝付き回転主軸7bと扇形の締め付けカムを有するラッチ機構が装着され、さらに、表面プレートでこれを被覆した蓋体10の表面に指掛け突起7c、7cが突出した構成として、操作性を向上を図った。
請求項3の発明においては、ベース板5の上に軸支されたラッチ機構を操作する回転駆動用プレート7には、その中心を挟み対向する周縁にV字形ノッチ7n,7nを設けることによって、該回転駆動用プレートが所定回動位置にあるとき、前記ベース板に形成された弾性フック5c、5cがこのノッチ部に係合してその回動をロックする構成とした。したがって、締め付け用カム8の不用意な回動が防止される。
本発明に係る精密基板収納容器において、容器本体の開口部周縁の所定位置に設けた係止穴にはなだらかな傾斜を有する縁辺を形成したこと、および、締付け用カムを扇形としたことにより、その円弧部分が該傾斜状係止穴の長手方向の一端から他端に摺動して係合することになり、したがって小さな作動力で大きな締付け圧力が得られ、そのロックは振動などの異常な外力によって緩みを生じないものになった。さらに、ラッチ機構における回転駆動用プレートに回転止めノッチを設けたので、不用意な開蓋が防止される。
精密基板が装填された本発明容器は前記「SEMI」規格に準じた自動化装置によって閉蓋、開蓋がなされるが、前記回転駆動用プレートに手動ハンドルとなる指掛け突起を形成したことによって、前記の自動化装置が設置されていない場所においても表面プレートを取り外すことなく簡単に開蓋、閉蓋ができることになった。
該容器および蓋体はしばしば洗浄されるが、その洗浄終了時ラッチ室3内に残留する洗浄水は表面プレートを取り外すことなく切り欠き部4eから容易に排出できることになる。
以下に、図面を参照して本発明を説明する。先ず、実施例として示した図面の概要を説明すると、図1は本発明に係る基板収納容器の本体とガスケットおよび蓋体の構成を示す斜視図、図2は蓋体の構成部分である表面プレートの斜視図、図3は蓋体の内部(ラッチ室)を示した斜視図、図4は蓋体の一方の表面プレートを取り外して内部のラッチ機構部分を示した部分平面図、図5はラッチ室に装着する取付板で(a)は平面図、(b)はその側面図、(c)は弾性フック示した拡大部分図、図6は直線駆動用アーム、図7は回動用プレート、図8は扇形の締付け用カム、図9は締付け用カムの円弧部が蓋体側面から出た状態を示す平面図、図10は容器本体開口縁部に形成の締め付け孔を示す部分斜視図、図11,12は従来例である。
図1に示した容器本体1は角型でその一つの面が開口しており、その開口周縁部1aの所定位置に傾斜縁を有する係止溝1b,1b(図10参照)が少なくとも4ヶ所備えられている。また、該容器の一方の対向内側面には多数の基板挿入用溝1c,1cが列設されており、外側の一方の面にはロボティックハンドル13が装着せられ、この面とは反対側の面には図示していないが位置決めガイドおよび各種センサーの検知対象物(タグ類)収容凹部等が形成されている。さらに、これら面に隣接する側面には手運搬用のハンドル1d、1dが外容器本体と一体的に突設されている。なお、この容器本体、蓋体およびラッチ機構などはポリカーボネートやポリブチレンテレフタレート等の熱可塑性樹脂によって形成されている。
図1の一部に示された蓋体10は、その略1/3に相当する中央部を凸部2(裏面から見ると凹状)に、その左右は逆に凹型部(以後、ラッチ室と称す。)3,3として形成されており、このラッチ室3,3には後記のラッチ機構20が内蔵され、表面プレート4,4によって覆われている。この表面プレート4は、図2に示されるようにその中央にマイナス形状などのドライバー(前記、自動化装置の駆動部)が挿通するキー孔4aと、そのキー孔4aを囲うようにして後記回転プレートの手動ハンドルが突出して回動可能にする一対の円弧状窓4b、4bが開口されている。さらに、図上右側の両隅に切り欠き部4e、4eが形成されており、また、該表面プレート4の左右両端面に係合凹部4c、4cおよび係合突起4d,4dが形成されおり、この係合凹凸部でもって後記蓋体に係合装着される。
前記、蓋体10におけるラッチ室3、3の側面各2箇所に開口する貫通孔3a、3aは前記の容器本体1に形成した係止溝1b,1bと対向する位置にあり、ラッチ機構20の操作により回動する扇形の締付け用カム8がその円弧状部に出没させて係止溝1b,1bに係合することになる。前記、左右のラッチ室3、3に挟まれた凸部2(中央の長方状部分)の裏面凹状部には多数の弾力性フィンガー11aを有するフロントリテーナー11が係合され、該蓋体10がガスケット12を介して容器本体1に蓋閉じされたとき、該弾力性フィンガー11aが前記溝1a,1aに収容されたウエハの上方円弧部を押圧する構造になっている。
本発明は、上記の如き容器本体1に嵌合被覆される蓋体10のラッチ室3、3に内蔵されるラッチ機構20に特徴を有するもので、図3は、蓋体10の基板10Bでその左右に形成されたラッチ室部3,3にはラッチ機構20を取付けるためのフック、ガイドピン等が形成されている。すなわち、そのラッチ室部3の略中央に長円形(または円形でも良い。)の窪み3bが形成され、その窪み3bを挟む長手方向の所定位置に直角三角の傾斜面を有する突起3d、3dとガイドピン3c、3cとが突設され、さらに前記窪み3bの左右方向にはフック3e,3eが複数(図では2列に4個ずつ計8個)立設されている。このラッチ室にラッチ機構20が収められ表面プレート4が被覆される。図4はその表面プレート4を取り外して内蔵されているにラッチ機構20を示したものである。その詳細について図5以下を参照して説明する。
図5は、ラッチ室に装着されるベース板5で、そのほぼ中央に円形軸受け部5aが凹設せられ、その直下である該ベース板の裏面に円形タブ5bが突出している。前記円形軸受け部5aを挟む長手方向位置に、中央方向に付勢される弾性フック5c、5c(図5(c)参照)とその弾性フック5cの背面側に把持突起5d、5dが突設せられ、さらに、直線方向外側に係止溝5e,5e、ガイド溝5f,5fおよびカム軸5g、5gが形成されている。直線状に配置されたこれら円形タブ5b、円形軸受け部5a、弾性フック5c、5c、把持突起5d、5d等に対し、その両側面にガイドレール5r、5rが形成せられ、そのレール上にガイドピン5h、5hが突設されており、ガイドレール5rの外側壁面には係止突起5i、5iが形成されている。
このベース板5各1個が前記の蓋体10のラッチ室3に装着される。すなわち、前記ラッチ室3に突設のガイドピン3c、3cがガイド溝5e、5eに、また、円形タブ5bが窪み3bに嵌合するようにベース板5をラッチ室3内に密着させて中央側に滑らす。これによって係止突起5i,5iがフック3e,3e・・に係合し、同時に係止溝5e,5eが傾斜面付突起3d、3dの傾斜面を乗り越えて係合し、固定される(なお、前記、図5の(c)において、斜線部は空隙部分で弾性フック5cが弾性的に可動であることを示した。)。なお、このベース板5を該ラッチ室3から取り外すには、前記把持突起5d、5dを両手で把持して若干持ち上げて該ベース板5を歪曲せしめ、傾斜面付突起3dと係止溝5eとの係合を解き前記とは反対方向に滑らせることによって行なう。
図6に示したものは平板状のアーム6であって、そのアームの基端部に横長の係合溝6aを設けると共に、その先端にはカム駆動用ピン6bが突設され、さらに、その裏面にはガイド溝6cが縦長に刻設されている。このアーム6は前記ベース板5のガイドレール5r上でそのガイド溝6cに突起5hを係合させて載置される。
図7に示したものは回転駆動用プレート7である。該回転駆動用プレート7は円板状でその表面中央にキー孔7a付きの回転主軸7bを突設すると共に、その円板の円周面には前記のベース板5に形成した弾性フック5c、5cの先端と係合する一対のノッチ7n,7nが等間隔に刻設されており、また、該回転駆動用プレート7の表面には指掛け用突起7c、7cが突設されている。また該回転駆動用プレート7の裏面側中心に回転軸7dを、外周近くに一対の係合ピン7e、7eを突設しており、この回転駆動用プレート7の回転軸7dが前記ベース板5の中央に凹設の円形軸受け部5aに嵌合し、一対の係合ピン7e、7eが前記アーム6の係合溝6aに挿通するように装着される。この回転駆動用プレート7が所定位置、すなわち、後記の締付けカム8が容器本体の係止溝1bに係合したときに前記弾性フック5cの先端とV字形ノッチ7n,7nが係合して不用意に回動することを阻止する作用を有する。
図8に示したものは扇形の締付けカム8である。その扇形の円弧の中心に軸孔8aを、側壁面に近接してガイド溝8bを直径方向にそれぞれ開口したもので、その軸孔8aを前記のベース板5に突設したカム軸5g、5gに各1個が回動自在に嵌合されるとともに、該ガイド溝8bには前記アーム6に突設のカム駆動用ピン6bが挿通される。
以上のように各部品が組み付けられてラッチ機構20が形成される(図4)。このラッチを構成する部品の機能的な係合を維持すると共に該ラッチ室3を被覆するものが前記の表面プレート4である。すなわち、表面プレート4はその左右両端面に形成した係合凹部4c、4cおよび係合突起4d,4dをラッチ室3の左右壁面に形成した係合突起3f、3fおよび係合溝3g、3gに係合せられることにより嵌合被覆される。これによって、前記の回転駆動用プレート7に形成されたキー孔7a付き回転主軸7bが表面プレート4中央のキー孔4aに挿通し、また、指掛け用突起7c、7cは円弧状窓4b、4bから突出すると共に(図1参照)、回転駆動用プレート7と締付けカム8は該表面プレート4の裏面によって回動自在に押圧される。なお、この表面パネル4の二隅に設けた切り欠き部4dは、該蓋体10の洗浄時に該凹状部10bに浸入した洗浄液を容易に排出するための排出穴である。
以上の構成になる本発明の半導体ウエハ等収納容器の前記「SEMI」規格に準じた自動化装置による使用を説明する。フロントリテーナー11およびガスケット12が取付けられた蓋体10は容器本体の開口部にその表面が略一致するまで挿入せられる。次いで、自動化装置のドライバー(図示していない)が表面プレート4上に露出したキー孔7aに差し込まれる。そして該キー孔7aを回動することにより回転駆動プレート7は回動し、この回転駆動プレート7の係合ピン7eに係合するアーム6は直線運動をしてその先端のカム駆動用ピン6bが前進する。このカム駆動用ピン6bに係合する扇形締付けカム8は回動してその円弧部が容器本体1に設けた係止溝1bの傾斜縁に摺動しながら侵入して接触面積を増しながら該蓋体10の嵌合度合いを閉蓋方向に進め、蓋体を強くロックすることになる。同時に、回転駆動プレート7はそのノッチ7n,7nに弾性フック5c、5cが係合して逆回転が防止される(図9参照)。開蓋操作はドライバーが前記とは逆方向に回動されることによって行なわれる。
前記は、ドライバー装置の使用による蓋体の開閉であるが、このような開閉装置のない場所においての開閉は前記の表面プレート4上に突出した指掛け用突起7c、7cを二本指で挟持して回転を与えることによって行なわれる。その回転によって前記同様、ラッチ機構20が作動し、締付けカム8が回動して貫通孔3a部で出没し、容器本体の係止溝1b、1bに係合して蓋体をロックすることになる。
この蓋体10を洗浄するときにラッチ室に侵入した洗浄液は表面プレート4の隅の切り欠き部4d、4dから排出されるので、表面プレート4の開閉は殆ど必要がないことになる。
前記のように、半導体ウエハ等収納容器において、その蓋体開閉、基板の出し入れ等が自動化され、「SEMI」規格、それに適応する自動化装置の普及によって採用できる機構が制限される傾向にあるが、本発明は、締め付けカム8の採用により蓋体の封止強度を向上させたものであり、たとえ、航空輸送中に環境の気圧変化により容器自体の収縮と膨張があったとしてもその蓋閉じ強度に影響を与えることなく。安定した包装が得られるので「SEMI」規格対応として広く用いられる。
図1は、本発明に係る基板収納容器の構成をテクニカルイラストで示した斜視図である。 図2は、表面プレートの斜視図である。 図3は、蓋体の素板を示した斜視図である。 図4は、蓋体の一方の表面プレートを取り外してラッチ機構を示した正面図 図5は、ラッチ機構のベース板を示したもので、(a)は平面図、(b)は側面図である。 図6は、アームで,(a)はA−A断面図、Bは平面図である。 図7は、回転駆動プレートで(a)はその斜視面図、(b)はA−A断面図である。 図8は、締付けカムの斜視図である。 図9は、基板等収納容器に開口する係止孔の拡大部分図である。 従来例に係る蓋体の係止装置を示した平面図である。 従来例に係る蓋体の係止装置を示した部分側面図である。 従来例に係る蓋体の係止装置を示した部分側面図である
符号の説明
1 容器本体
2 凸部
3 ラッチ室
4 表面プレート
4a キー孔
4d 切り欠き部
5 ベース板
5a 円形軸受け部
5b 円形タブ
5c 弾性フック
5e 係止溝
5g カム軸
5r ガイドレール
6 アーム
7 回転駆動用プレート
7c 指掛け用突起
7n ノッチ
8 締め付けカム
10 蓋体
10B 蓋基板
11 フロントリテーナー
20 ラッチ機構
30 基板収納容器

Claims (3)

  1. ウエハ等の精密基板複数枚を等間隔に収容して保管し、運搬するための容器であって、ラッチ機構(20)により駆動する締め付けカム(8)が内蔵された蓋体(10)とフロントリテーナー(11)およびその蓋体の周縁が嵌合する開口縁部を有し、かつ、該開口縁部に前記の締め付けカムが係合する係止溝(1b)を備えた容器本体(1)とからなり、前記の締め付けカム(8)が扇形でその中心部(8a)を軸支し、かつ、その一端のガイド溝(8b)と蓋体の表面に露出した回転駆動用プレート(7)の回動により直線駆動するラッチ機構のアーム(6)に突設のカム駆動用ピン(6b)とを係合させ、前記締め付けカム(8)の周縁肉厚部には係止溝(1b)の傾斜縁辺に形成の傾斜とほぼ同様の傾斜が形成されており、該締め付けカム(8)の係止溝との回動係合が進むに従って蓋と本体との係合が進む構成としたことに特徴を有するウエハ等精密基板収納容器。
  2. ウエハ等の精密基板複数枚を等間隔に収容して保管し、運搬するための容器であって、ラッチ機構(20)により駆動する締め付けカム(8)が内蔵された蓋体(10)において、中心部にキー孔(7a)を形成した回転駆動用プレート(7)の円周に複数の手廻し用の指掛け突起(7c、7c)が一体に突設されていることを特徴とする請求項1に記載のウエハ等精密基板収納容器。
  3. ベース板(5)上に軸支された回転駆動用プレート(7)には、その中心を挟み対向する周縁にV字形ノッチ(7n、7n)が設けられ、該回転駆動用プレートが所定回動位置にあるときに前記ベース板に形成された弾性フック(5c、5c)と該ノッチ部とが係合して回転駆動用プレート(7)の回動をロックすることを特徴とする請求項1記載の精密基板収納容器。
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