JP4480679B2 - 車両用シート - Google Patents

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Description

本発明は、車両用シートに関する。詳しくは、着座部となるシートクッションを車体フロアに対して起倒回動可能に支持する回動機構を有した車両用シートに関する。
従来、車両のリヤシートには、不使用時におけるシートを格納移動させ、シートの設置されていたスペースを荷室スペースとして利用できるようにする機構が採用されているものがある。このような格納機構としては、例えば下記特許文献1に開示のダブルフォールディング機構が公知である。このダブルフォールディング機構では、着座部となるシートクッションが、その前端部に設けられた回動機構によって、車両前側に起こし上げられるようになっている。そして、背もたれ部となるシートバックは、その下端部に設けられた回動軸を回動中心として、シートクッションに向けて車両前側に倒し込めるようになっている。したがって、シートの不使用時には、シートクッションを起こし上げることにより、その設置されていたスペースを空けることができる。そして、この空いたスペースにシートバックを倒し込むことにより、全体としてシートをコンパクトな姿勢状態に格納することができる。
また、この開示技術におけるシートクッションは、シートが着座姿勢状態の時には、その後端部分がシートバックの下部に潜り込む形状となっている。これにより、シートクッションの後端部分とシートバックの下端部分との間に形成される隙間をなくすようにしている。したがって、この形状のシートクッションが、そのまま、回動機構の回動軸を中心に起こし上げられると、その後端部分がシートバックの下端部分と干渉し、回動が阻害されることとなる。そこで、この開示技術では、回動機構に2つの節(回動軸)を設けることにより、シートクッションを車体フロアから起こし上げる回動とは別に、シートクッションの車体フロアに対する姿勢状態を自由に変えられるようにしている。これにより、シートクッションを車体フロアから起こし上げていく過程で、その後端部分を沈み込ませてシートバックとの干渉を回避する姿勢状態とすることができる。
特開平3−189245号公報
しかしながら、上記の開示技術では、シートクッションを着座可能な姿勢状態とするために車体フロア側にロックさせるロック位置の位置決めが行い難いことがある。すなわち、シートクッションは、回動機構に2つの節が設定されていることにより、車体フロアに対する姿勢位置が定まり難くなっている。これにより、シートクッション側のロック部材と車体フロア側のロック部材とを係合ロックさせるための位置決め操作が行い難くなる。
本発明は、上記した問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、シートクッションを車体フロアから起こし上げる回動とは別に、シートクッションの車体フロアに対する姿勢状態を自由に変えられる車両用シートにおいて、シートクッションを車体フロア側にロックさせるロック位置の位置決め操作を容易にすることにある。
上記課題を解決するために、本発明の車両用シートは次の手段をとる。
先ず、第1の発明は、着座部となるシートクッションを車体フロアに対して起倒回動可能に支持する回動機構を有した車両用シートであって、回動機構は、車体フロアとシートクッションとにそれぞれ回動可能に連結されたレバー状の回動部材を有し、レバー状の回動部材は、車体フロアとシートクッションとの連結軸となる各回動軸においてシートクッションを起倒回動させる回動方向に回動可能に支持しており、回動部材と車体フロアとの間には、回動部材を車体フロアに対して回動不能に係合ロックさせることのできるロック手段が設けられており、ロック手段は、シートクッションを車体フロアに倒伏させる姿勢位置まで回動部材及びシートクッションを倒し込み方向に回動させていくことにより、係合ロックすることを特徴とする。
この第1の発明によれば、回動部材は、固定位置にある車体フロアに対し、それらの連結軸となる回動軸を中心に回動する。一方、シートクッションは、車体フロアに対し、回動部材の各回動軸を中心にそれぞれ回動可能とされている。したがって、上記一軸まわりに単純回動する回動部材と車体フロアとの間にロック手段を設けたことにより、回動部材の回動角度位置に対してロック手段のロック位置を設定することができる。このロック手段が係合ロックした状態では、シートクッションが車体フロアに倒伏した姿勢状態として保持される。
次に、第2の発明は、上述した第1の発明において、ロック手段は、フレーム形状のストライカと、このストライカに係合ロックする状態とこれを解除する作動状態とに切換え可能なロック機構と、の組合わせより成るものであり、フレーム形状のストライカがレバー状の回動部材と一体に固定されて配設されており、ロック機構が車体フロアと一体に固定されて配設されている。
この第2の発明によれば、比較的構造が複雑となり大型化するロック機構が車体フロアに対して配設され、比較的構造が単純であり小型化することのできるストライカが回動部材に対して配設される。
次に、第3の発明は、上述した第2の発明において、ストライカは、回動部材の回動方向の外形に収まる大きさに形成されていることを特徴とする。
この第3の発明によれば、ストライカは、回動部材の外形から回動方向には張り出さない形状となっている。これにより、ストライカが、シートクッションや車体フロア等のロック機構以外の構造物とは干渉し難くなる。
次に、第4の発明は、上述した第2又は第3の発明において、ストライカは門形状に形成されており、その門形状の両脚フレームが回動部材の回動方向に並べて配置されていることを特徴とする。
この第4の発明によれば、ストライカは、回動部材とロック機構との間にかかる負荷に対して、その支持強度が高められた配置構成とされる。
本発明は上述した手段をとることにより、次の効果を得ることができる。
先ず、第1の発明によれば、シートクッションを車体フロアから起こし上げる回動とは別に、シートクッションの車体フロアに対する姿勢状態を自由に変えられる車両用シートにおいて、シートクッションを車体フロア側にロックさせるロック位置の位置決め操作を容易にすることができる。
更に、第2の発明によれば、可動側となる回動部材に取り付けられるロック構造を単純かつコンパクトに構成することができる。
更に、第3の発明によれば、ロック手段を設けたことにより他の構造物の設置スペースが阻害される影響を少なく抑えることができる。
更に、第4の発明によれば、ロック手段の設置スペースをコンパクトに抑え、かつ、支持強度を高めることができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態の実施例について、図面を用いて説明する。
始めに、実施例1の車両用シートの構成について、図1〜図7を用いて説明する。図1は車両用シート1の着座姿勢状態(仮想線)と格納姿勢状態(実線)とを表した側面図である。図2はダブルフォールディング機構10の概略構成を表した斜視図である。図3はシートクッション2が起こし上げられる途中の状態を表した側面図である。図4はシートクッション2がシートバック3の回動軌跡3tから外れる回動位置まで起こし上げられた状態を表した側面図である。図5は第1の連結構造20を表した斜視図である。図6は第2の連結構造30を表した斜視図である。図7は粘性ダンパー34の配置を拡大して表した斜視図である。
本実施例のシート1は、図2に良く示されるように、車両の2列目や3列目に配設される後部座席として採用されている。このシート1は、図1に良く示されるように、その不使用時に、着座部となるシートクッション2を車両前側Frに向けて起こし上げられるようになっている。そして、これと同時に、背もたれ部となるシートバック3を、シートクッション2を起こし上げる前の設置スペースP内に倒し込めるようになっている。これにより、シート1をコンパクトな姿勢状態として格納することができ、シート1の設置されていたスペースを空けて荷室スペースLとして利用できるようになる。
このシート1を格納させる動作は、シートクッション2やシートバック3を車体フロアFに対して連結しているダブルフォールディング機構10の動作にしたがって行われる。このダブルフォールディング機構10は、図2に良く示されるように、シート1を着座姿勢状態として保持している保持機構(第1の連結構造20及び第2の連結構造30)が車内側壁部Dsに配設される操作レバーTと接続された構成となっている。そして、この操作レバーTの操作を行うことにより、上記一連の格納動作が自動的に連続して行われるようになっている。以下、ダブルフォールディング機構10の構成について詳細に説明する。
すなわち、ダブルフォールディング機構10は、図1に良く示されるように、第1の連結構造20と、第2の連結構造30と、を有する。この第1の連結構造20は、シートクッション2と車体フロアFとの連結構造を成している。また、第2の連結構造30は、シートバック3と車体フロアFとの連結構造を成している。ここで、第1の連結構造20の構成は、図5において詳しく表されている。そして、第2の連結構造30の構成は、図6において詳しく表されている。
したがって、先ず、第1の連結構造20について、図5を参照しながら説明する。
すなわち、第1の連結構造20は、第1の回動機構21、捩りばね部材22、ロック機構23及び粘性ダンパー24を有する。ここで、第1の回動機構21が本発明の回動機構に相当する。
詳しくは、第1の回動機構21は、車体フロアFと一体に固定された固定部材21aと、この固定部材21aに対し回動軸21bによって回動可能に連結されたレバー状の回動部材21cと、を有する。これら固定部材21a、回動軸21b及び回動部材21cは、シートクッション2を幅方向の両側で支持するために、幅方向に一対(形状は異なる。)で設けられている。そして、一対の固定部材21aは、これらの間に架け渡された補強部材21eと一体に剛接合されており、補強されている。そして、一対の回動部材21cは、それらの回動端部同士が、連結軸21dによって連結されている。ここで、連結軸21dが本発明の回動軸に相当する。この連結軸21dは、回動軸21bと平行に向けて配置されており、シートクッション2に一体に取付固定される取付部材21fを、回動部材21cに対してそれぞれ回動可能に連結している。ここで、回動部材21cには、取付部材21fの相対回動を規制する凸形状のストッパ21hが形成されている。このストッパ21hは、取付部材21fを回動部材21cから車両後側Reに起こし上げる方向に回動させていくことにより、この取付部材21fに形成された係止部21gと当接し、回動を規制する。また、取付部材21fと回動部材21cとの間には、コイルスプリングより成る捩りばね部材21iが配設されている。この捩りばね部材21iは、取付部材21fを回動部材21cに対して車両後側Reに起こし上げる方向に回動附勢するべく、予め捩り込まれた状態で組み付けられている。
次いで、捩りばね部材22は、図5の紙面奥方に示される側の回動軸21bと同軸上の位置に配置されている。詳しくは、捩りばね部材22は、回動部材21cの内側に配置されている。この捩りばね部材22は、スパイラルスプリングによって構成されており、その中心側の端部が、固定部材21aと一体に取り付けられる支持部22aとして形成されている。そして、捩りばね部材22の外側の端部は、回動部材21cと一体に取り付けられる附勢部22bとして形成されている。この捩りばね部材22は、回動部材21cを固定部材21aに対して車両前側Frに起こし上げる方向に回動附勢するべく、予め捩り込まれた状態で組み付けられている。
ここで、スパイラルスプリングから成る捩りばね部材22や捩りばね部材21iは、回動軸21bや連結軸21dの取付位置に配設され、この取付位置において捩れ変形するコンパクトな構成とされている。
次いで、ロック機構23は、車体フロアFと一体に固定されて設けられている。このロック機構23は、回動部材21cと一体に取り付けられた門形状のストライカ23aと係合ロック可能に構成されている。詳しくは、ロック機構23は、ストライカ23aと係合ロックする前の状態では、ストライカ23aが回動部材21cの回動に伴って接近移動してくるのを待ち受けている。そして、ロック機構23は、ストライカ23aが図示しない受入口に押し込まれてくることにより、この押込動作に押動されてストライカ23aと係合ロックし、このロック状態を維持するようになっている。これにより、回動部材21cを車体フロアFに対して回動不能に係合ロックさせることができる。このロック機構23をストライカ23aと係合ロックさせることのできるロック位置は、図1の仮想線で示される回動位置となっている。すなわち、このロック位置は、シートクッション2が車体フロアFに対して倒伏した姿勢状態で、シートクッション2の下面と車体フロアFとが当接する回動位置となっている。ここで、ロック機構23は、図2に示される操作レバーTに対し、ケーブルC1,C2によって接続されている。これにより、ロック機構23は、操作レバーTの操作を行う前の常時は、ストライカ23aを押し込むことによってこれと係合ロックさせることのできるロック可能状態として保持されている。そして、ロック機構23は、操作レバーTの操作を行うことにより、ストライカ23aとの係合ロック状態を解除する作動状態に切換えられる。
ここで、図5に良く示されるように、門形状のストライカ23aは、回動部材21cの回動方向の外形に収まる大きさに形成されている。そして、ストライカ23aは、その門形状の両脚フレームが回動部材21cの回動方向に並べて配置されてこれに固定されている。これにより、ストライカ23aは、回動部材21cとロック機構23との間にかかる負荷に対し、その支持強度が高められた配置構成となる。すなわち、ストライカ23aは、その門形状の下側に配置されている一方側の脚フレームがロック機構23と係合ロックするようになっている。そして、この係合ロックした状態では、回動部材21cとロック機構23との間にかかる負荷は、この負荷の作用方向に向けて配された両側の脚フレームによって支持される。
なお、このロック機構23の構成は、公知のものであり、より詳しい内容は特開2005−271903号公報等の文献に開示されている。この文献に開示されているロック機構やストライカは、本実施例のものとは異なる構成に対して適用されているが、実質的な技術内容は同じものである。
次いで、粘性ダンパー24は、前述した捩りばね部材22の取り付けられた側とは異なる側の回動軸21bと同軸上の位置に配置されている。詳しくは、粘性ダンパー24は、回動部材21cの外側に配置されている。この粘性ダンパー24は、全体が円盤状に形成されており、その円盤の中心部に軸部24aを有し、更に軸部24aを取り囲むようにして回動部24bが形成されている。ここで、軸部24aは、回動軸21bと同軸上の位置に配置され、固定部材21aと一体に固定されている。そして、回動部24bは、この固定された軸部24aを中心に、軸部24aに対して相対回動可能に組まれている。この回動部24bの周縁部には、突起形状の掛合爪24c,24dが一体に形成されている。これら掛合爪24c,24dは、回動部材21cと一体に取り付けられている掛合ピン21jと掛合する位置関係となっている。したがって、掛合爪24c,24dは、回動部材21cの回動に伴って掛合ピン21jと当接して押動されることにより、回動部24bをその押動された方向に回動させることができる。また、粘性ダンパー24の内部には、上記相対回動する回動部24bに押圧されて流動する粘性体(例えばシリコンオイル)が充填されていると共に、この粘性体の流動量を制御する流量調整機構(共に図示省略)が設けられている。この流量調整機構は、回動部24bを一の回動方向に回動させる際には流量を絞りこむように作用し、反対の回動方向に回動させる際にはこの作用が弱く働くようになっている。したがって、粘性ダンパー24は、上記粘性体の流量を絞りこむ方向への回動に対しては、その粘性抵抗によって回動部24bの回動速度を抑制すると共に、回動部24bに入力された運動(回動)エネルギーを内部損失させて減衰させることができる。
ところで、上記回動部24bと一体に形成された掛合爪24cは、回動部材21cが所定の角度位置まで起こし上げられてくることにより、掛合ピン21jと当接して押動されるようになっている。ここで、所定の角度位置とは、図4の実線状態で示されるように、車体フロアFから起こし上げられていくシートクッション2がシートバック3の回動軌跡3tから外れるときの角度位置である。ここで、上記回動部24bが掛合ピン21jに押動されて回動する回動方向(紙面内反時計回り)は、前述した流量調整機構によって粘性体の流量が絞りこまれる回動方向となっている。したがって、捩りばね部材22によってシートクッション2が起こし上げられる附勢回動速度は、この所定の角度位置から後の回動領域において、粘性ダンパー24によって緩やかに減衰させられる。なお、上記シートクッション2の起こし上げ回動によって回動変位した回動部24bは、回動部材21cを倒し込む操作を行うことにより、掛合爪24dが掛合ピン21jに押動されて元の位置に押し戻されるようになっている。これにより、掛合爪24cを元の位置に戻すことができる。
ところで、シートクッション2は、図1の仮想線で示される着座姿勢状態では、その後端部分2bがシートバック3の下部に潜り込んだ形状となっている。これにより、シートクッション2の後端部分2bとシートバック3の下端部分3dとの間に形成される隙間をなくしている。したがって、上記形状を有するシートクッション2を、そのまま、第1の回動機構21の回動軸21bのまわりに起こし上げる構成を考えると、後端部分2bがシートバック3の下端部分3dと干渉し、回動が阻害される。しかしながら、本実施例では、第1の回動機構21が、上記シートクッション2の後端部分2bとシートバック3の下端部分3dとの干渉を回避することのできる構成となっている。
すなわち、図5に良く示されるように、第1の回動機構21は、回動部材21cを車体フロアFに対して回動させる回動軸21bと、シートクッション2(取付部材21f)を回動部材21cに対して回動させる連結軸21dと、の2つの節を有している。詳しくは、前述もしたように、回動部材21cは、捩りばね部材22によって、車体フロアFから車両前側Frに起こし上げられる回動方向に附勢されている。そして、シートクッション2は、捩りばね部材21iによって、回動部材21cから車両後側Reに起こし上げられる回動方向に附勢されている。ここで、捩りばね部材21iの回動附勢作用は、捩りばね部材22の回動附勢作用よりも強く働くように設定されている。したがって、シートクッション2は、常に、車両前側Frに起こし上げられる動作に先行して、車両後側Reに起こし上げられる動作が行われる。これにより、シートクッション2は、ロック機構23とストライカ23aとの係合ロック状態が解除されることにより、図3の実線状態で示される姿勢位置に変位する。すなわち、シートクッション2は、車体フロアFに対して車両前側Frに起こし上げる回動部材21cに対して車両後側Reに起こし上げられた姿勢状態をとる。このシートクッション2の車両後側Reへの回動は、第1の回動機構21の係止部21gとストッパ21hとが当接することにより規制される。そして、この規制により、シートクッション2を、その後端部分2bを沈み込ませた姿勢状態として保持することができる。これにより、回動中心となる回動軸21bから回動端部となる後端部分2bまでの離間寸法(回動半径)を狭めることができ、シートクッション2を車両前側Frに起こし上げる回動軌跡2tを、シートバック3の下端部分3dと干渉しないように回避させることができる。
なお、シートクッション2は、図3の仮想線で示される着座姿勢状態では、車体フロアFに倒伏した姿勢状態として保持される。すなわち、シートクッション2は、図1に示されるように、ロック機構23とストライカ23aとが係合ロックした状態では、その下面を車体フロアFと当接させた姿勢状態をとる。したがって、捩りばね部材21iや捩りばね部材22(図5参照)の附勢力が作用しても、シートクッション2は、車両前側Frや車両後側Reに起こし上げられることがない。
次に、第2の連結構造30について、図6を参照しながら説明する。
すなわち、第2の連結構造30は、第2の回動機構31、捩りばね部材32、リクライニング機構33及び粘性ダンパー34を有する。
詳しくは、第2の回動機構31は、車体フロアFと一体に固定された固定部材31aと、この固定部材31aに対しシートバック3の骨格を成すバックフレーム3aを回動可能に連結する回動軸31bと、を有する。ここで、バックフレーム3aは、パイプ状の部材と板状の部材とが剛接合されて形成されており、全体が門形状に形成されている。そして、固定部材31a及び回動軸31bは、バックフレーム3aの両脚部分の下端を回動可能に支持するために、シートバック3の幅方向に一対(形状は異なる。)で設けられている。この一対の固定部材31aは、これらの間に架け渡された補強部材31cと一体に剛接合されており、補強されている。また、門形状のバックフレーム3aも、その両脚部分に架け渡された補強部材3rと一体に剛接合されており、補強されている。
次いで、捩りばね部材32は、図6の紙面向かって右側に示される側の回動軸31bと同軸上の位置に配置されている。詳しくは、捩りばね部材32は、固定部材31aの外側に配置されている。この捩りばね部材32は、スパイラルスプリングによって構成されており、その中心側の端部が、固定部材31aと一体に取り付けられる支持部32aとして形成されている。そして、捩りばね部材32の外側の端部は、バックフレーム3aと一体に取り付けられる附勢部32bとして形成されている。ここで、バックフレーム3aには、上記附勢部32bを掛合させるための掛合部材3bが突出して設けられている。この捩りばね部材32は、バックフレーム3aを固定部材31aに対して車両前側Frに倒し込む方向に回動附勢するべく、予め捩り込まれた状態で組み付けられている。このスパイラルスプリングから成る捩りばね部材32は、回動軸31bの取付位置に配設され、この取付位置において捩れ変形するコンパクトな構成とされている。
次いで、リクライニング機構33は、バックフレーム3aの両脚部分と各固定部材31aとの間に設けられており、これらの連結構造を成している。このリクライニング機構33は、2つの円盤状部材が互いに重ね合わされて組み付けられており、その中心部に設けられた回動軸33a(回動軸31bとなる。)によって互いに軸回動可能な状態とされている。そして、上記一方の円盤状部材はバックフレーム3aと一体に剛接合されており、他方の円盤状部材は固定部材31aと一体に剛接合されている。これにより、バックフレーム3aが、回動軸33aを中心として、固定部材31aに対して相対回動可能とされている。また、リクライニング機構33の内部には、図示しないロック機構が組み込まれている。このロック機構は、その作動状態を切換えることにより、上記の相対回動を許容する解除状態と規制するロック状態とに切換えられるようになっている。このリクライニング機構33のロック作動状態の切換えは、図2に示される操作レバーTの操作にしたがって行われる。すなわち、リクライニング機構33は、操作レバーTに対し、ケーブルC1,C3によって接続されており、操作レバーTの操作を行う前の常時は、上記相対回動を規制したロック状態として保持されている。そして、リクライニング機構33は、操作レバーTの操作を行うことにより、上記の相対回動を許容する解除状態に切換えられる。ここで、リクライニング機構33が解除状態に切換えられる作動タイミングは、第1の連結構造20のロック機構23が解除状態に切換えられる作動タイミングとほぼ同じタイミングとなるように設定されている。
また、図6に良く示されるように、両リクライニング機構33は、これらの間に架け渡されるようにして設けられた連結軸33bによって互いに連結されている。この連結軸33bは、両リクライニング機構33の間で前述したロック機構の作動状態を同期させるべく、これらの間で回動力の伝達を行う。したがって、両リクライニング機構33は、操作レバーTの操作状態に応じて、常に、ロック作動状態の切換えが同期して行われる。
なお、このリクライニング機構33の構成は、公知のものであり、より詳しい内容は特開2003−9979号公報等の文献に開示されている。
次いで、図6に良く示されるように、粘性ダンパー34は、前述した捩りばね部材32の取り付けられた側の回動軸31bと同軸上の位置に配置されている。詳しくは、図7に良く示されるように、粘性ダンパー34は、バックフレーム3aの内側に配置されている。この粘性ダンパー34は、全体が円盤状に形成されており、その円盤の中心部に軸部34aを有し、更に軸部34aを取り囲むようにして回動部34bが形成されている。ここで、軸部34aは、回動軸31bと同軸上の位置に配置され、リクライニング機構33の連結軸33bや回動軸33aに一体に固定されている。そして、回動部34bは、この固定された軸部34aを中心に、軸部34aに対して相対回動可能に組まれている。この回動部34bは、バックフレーム3aと一体に固定されている。また、粘性ダンパー34の内部には、上記相対回動する回動部34bに押圧されて流動する粘性体(例えばシリコンオイル)が充填されていると共に、この粘性体の流動量を制御する流量調整機構(共に図示省略)が設けられている。この流量調整機構は、回動部34bを一の回動方向に回動させる際には流量を絞りこむように作用し、反対の回動方向に回動させる際にはこの作用が弱く働くようになっている。したがって、粘性ダンパー34は、上記粘性体の流量を絞りこむ方向への回動に対しては、その粘性抵抗によって回動部34bの回動速度を抑制すると共に、回動部34bに入力された運動(回動)エネルギーを内部損失させて減衰させることができる。
この回動部34bは、シートバック3と一体に固定されており、常に、シートバック3と回動を共にする。また、回動部34bは、シートバック3を倒し込み回動させる回動方向が、流量調整機構によって粘性体の流量が絞りこまれる回動方向となっている。したがって、捩りばね部材32によってシートバック3を倒し込む附勢回動速度は、常に、粘性ダンパー34によって緩やかに減衰させられる。
ここで、粘性ダンパー34によるシートバック3の倒し込み回動速度の抑制力は、シートクッション2の起こし上げ回動速度との関係で、次のように設定されている。すなわち、図1に良く示されるように、シートバック3は、上記抑制力の作用により、シートクッション2がシートバック3の回動軌跡3tから外れる回動位置まで起こし上げられた後に、その回動端部がシートクッション2の回動軌跡2t内に倒し込まれていくようになっている。これにより、車体フロアFから起こし上げられてくるシートクッション2と車体フロアFに向けて倒し込まれていくシートバック3との干渉が回避される。ここで、同図に示されている交点Aは、回動軌跡2tと回動軌跡3tとが交わる点である。
続いて、本実施例の使用方法を説明する。
すなわち、先ず、図2に示されるように、シート1は、着座使用可能な姿勢状態とされて保持されている。そこで、このシート1を格納姿勢状態に切換えるために、操作レバーTの操作を行う。この操作レバーTは、把持部となるレバー部分をいっぱいに引き込むように操作することにより、第1の連結構造20のロック機構23や第2の連結構造30のリクライニング機構33を一斉に解除状態に切換えることができる。これにより、図1に良く示されるように、シートクッション2が車体フロアFから車両前側Frに起こし上げられてくると共に、シートバック3が車両前側Frに倒し込まれていく。このとき、シートクッション2は、図3の実線状態で示されるように、車体フロアFから起こし上げられていく過程で、その後端部分2bを沈み込ませた姿勢状態となる。これにより、シートクッション2の回動軌跡2tをシートバック3の形状と干渉しないように回避させることができる。したがって、シートクッション2を、シートバック3の下端部分3dと干渉させることなく、車両前側Frに起こし上げていくことができる。
そして、図4の実線状態で示されるように、シートクッション2がシートバック3の回動軌跡3tから外れる回動位置まで起こし上げられると、その後に、シートバック3の回動端部がシートクッション2の回動軌跡2t内に倒し込まれていく。これを図1を用いて説明すれば、シートクッション2が両回動軌跡2t、3tの交点Aから後の回動領域に入ってから、シートバック3の回動端部が交点Aから後の回動領域に入る。そして、シートクッション2及びシートバック3は、そのまま、附勢回動速度を抑制されながら設定された終端位置まで回動していく。これにより、図1の実線で示されるように、シートクッション2とシートバック3とを干渉させることなく、シート1を格納姿勢状態とすることができる。すなわち、シート1は、シートクッション2が起立姿勢となる格納姿勢位置まで起こし上げられると共に、シートバック3がシートクッション2の起こし上げられる前の設置スペースP内に倒し込まれた姿勢状態となる。詳しくは、シートバック3は、その背裏面が、荷室スペースLのフロア面(図示省略)と面一の状態となる位置まで倒し込まれる。したがって、シートバック3が倒し込まれて空いたスペースを、フロア面と面一な荷室スペースLとして利用することができる。
このように、本実施例の車両用シート1によれば、シートクッション2を車体フロアFから起こし上げる回動とは別に、シートクッション2の車体フロアFに対する姿勢状態を自由に変えられる構成において、シートクッション2を車体フロアF側にロックさせるロック位置の位置決め操作を容易にすることができる。更に、比較的構造が複雑となり大型化するロック機構23を車体フロアFに配設し、比較的構造が単純であり小型化することのできるストライカ23aを回動部材21cに設けたことにより、ロック構造を単純かつコンパクトに構成することができる。更に、ストライカ23aを回動部材21cの回動方向の外形に収まる大きさに形成したことにより、ロック手段の設置によって他の構造物の設置スペースが阻害される影響を少なく抑えることができる。更に、ストライカ23aの配設向きにより、ロック手段の設置スペースをコンパクトに抑え、かつ、支持強度を高めることができる。
以上、本発明の実施形態を1つの実施例により説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施ができるものである。
例えば、シートクッションの起こし上げられる回動方向は、車両前側となるものを示したが、これは、シートの設置されている向きによって異なる。すなわち、シートクッションの起こし上げられる回動方向は、シートの設置方向の前側となる。
また、本発明の車両用シートは、上記実施例で示したようなシートクッションの後端部分とシートバックの下端部分とが干渉する位置関係にあるシート以外にも適用可能である。
また、本発明のロック手段に相当するロック機構やストライカの配置関係を逆転させたものであっても構わない。また、ストライカの形状は、回動部材の回動方向の外形に収まらない大きさに形成しても構わない。しかし、可動側となる回動部材に対して取り付けられるロック構造は、その作動性や設置スペースへの影響を考慮して小型化することが望ましい。また、ストライカの配設向きや形状は特に限定されるものではなく、例えば門形状とせずに単一の棒形状に形成したものであっても構わない。
車両用シートの着座姿勢状態と格納姿勢状態とを表した側面図である。 ダブルフォールディング機構の概略構成を表した斜視図である。 シートクッションが起こし上げられる途中の状態を表した側面図である。 シートクッションがシートバックの回動軌跡から外れる回動位置まで起こし上げられた状態を表した側面図である。 第1の連結構造を表した斜視図である。 第2の連結構造を表した斜視図である。 粘性ダンパーの配置を拡大して表した斜視図である。
符号の説明
1 シート
2 シートクッション
2b 後端部分
2t 回動軌跡
3 シートバック
3a バックフレーム
3b 掛合部材
3d 下端部分
3r 補強部材
3t 回動軌跡
10 ダブルフォールディング機構
20 第1の連結構造
21 第1の回動機構(回動機構)
21a 固定部材
21b 回動軸
21c 回動部材
21d 連結軸(回動軸)
21e 補強部材
21f 取付部材
21g 係止部
21h ストッパ
21i 捩りばね部材
21j 掛合ピン
22 捩りばね部材
22a 支持部
22b 附勢部
23 ロック機構
23a ストライカ
24 粘性ダンパー
24a 軸部
24b 回動部
24c 掛合爪
24d 掛合爪
30 第2の連結構造
31 第2の回動機構
31a 固定部材
31b 回動軸
31c 補強部材
32 捩りばね部材
32a 支持部
32b 附勢部
33 リクライニング機構
33a 回動軸
33b 連結軸
34 粘性ダンパー
34a 軸部
34b 回動部
T 操作レバー
C1〜C3 ケーブル
F 車体フロア
A 交点
P 設置スペース
L 荷室スペース
Fr 車両前側
Re 車両後側
Ds 車内側壁部

Claims (4)

  1. 着座部となるシートクッションを車体フロアに対して起倒回動可能に支持する回動機構を有した車両用シートであって、
    前記回動機構は、前記車体フロアと前記シートクッションとにそれぞれ回動可能に連結されたレバー状の回動部材を有し、
    該レバー状の回動部材は、前記車体フロアと前記シートクッションとの連結軸となる各回動軸において前記シートクッションを起倒回動させる回動方向に回動可能に支持しており、
    前記回動部材と前記車体フロアとの間には、該回動部材を車体フロアに対して回動不能に係合ロックさせることのできるロック手段が設けられており、
    該ロック手段は、前記シートクッションを車体フロアに倒伏させる姿勢位置まで前記回動部材及び前記シートクッションを倒し込み方向に回動させていくことにより、係合ロックすることを特徴とする車両用シート。
  2. 請求項1に記載の車両用シートであって、
    前記ロック手段は、フレーム形状のストライカと、このストライカに係合ロックする状態とこれを解除する作動状態とに切換え可能なロック機構と、の組合わせより成るものであり、
    前記フレーム形状のストライカが前記レバー状の回動部材と一体に固定されて配設されており、
    前記ロック機構が前記車体フロアと一体に固定されて配設されていることを特徴とする車両用シート。
  3. 請求項2に記載の車両用シートであって、
    前記ストライカは、前記回動部材の回動方向の外形に収まる大きさに形成されていることを特徴とする車両用シート。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の車両用シートであって、
    前記ストライカは門形状に形成されており、その門形状の両脚フレームが前記回動部材の回動方向に並べて配置されていることを特徴とする車両用シート。
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