JP4480449B2 - 車載電子制御装置の通信装置 - Google Patents

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Description

この発明は、車両に搭載されかつ通信ラインを介して相互に接続されている複数の電子制御ユニットが記憶している制御プログラムの書き換えを行う車載電子制御装置の通信装置に関するものである。
従来、通信ライン(CANバス)を介して互いに接続され、それぞれ制御ユニット(CANコントローラユニット)を有する複数の電子制御ユニット(ノード)間においてデータ通信を行うCAN通信システムが知られている。CAN通信は、差動のシリアルバスを介して双方向のシリアル通信を行うプロトコルである(例えば、特許文献1参照)。
かかるCAN通信システムにおいて、各ノードは、自己のノードの識別IDコードを付したデータをCANバスに向けて送り出し、データが送信される際にCANバスが他のノードによるデータに専有されていない場合には、ノードから送り出されるデータはCANバスを流れて他のノードに受信される。一方、CANバスが他のノードによるデータに専有されている場合には、ノードから送り出されるべきデータはCANコントローラユニットにおいて待機状態となる。そして、待機状態のノードのデータが唯一つの場合には、CANバスが空いた際に、そのノードのデータがCANバスを流れる。一方、待機状態のノードのデータが複数存在する場合には、それらのうちIDコードに基づく優先順位の最も高いノードのデータが他の待機データよりも先にCANバスを流れる。
特開2001−142796号公報
ところで、生産効率改善のために、車両に搭載される複数の電子制御ユニットのハードウエアの仕様は車種や仕向け地によらず統一した構成とし、生産ラインにおいて車種や仕向け地に応じた制御プログラムを電子制御ユニットのメモリに記憶させることが検討されている。また、生産された車両の性能等に不具合が生じた場合などには、搭載されている電子制御ユニットの制御プログラムの変更が必要になる場合がある。
このような場合に、CAN通信システムを用いて電子制御ユニットの制御プログラムの書き換えを行うことができるが、多数の電子制御ユニット(ノード)が共通の通信ライン(CANバス)を用いて通信を実施しているため、通信ラインの空き時間が少なく、電子制御ユニットの制御プログラムの書き換えの場合のように、多量のデータを通信ラインを介して送信する必要がある場合には、非常に長い時間を要することになる。また、制御プログラムの書き換え中は、書き換えの対象となっている制御プログラムを記憶している電子制御ユニットは、通常、作動停止状態となるため、他の電子制御ユニットが異常を検知することがあるという問題があった。
この発明が解決しようとする課題は、通信ラインを介して相互に接続されている複数の電子制御ユニットのなかの1つが記憶している制御プログラムの書き換えを行う場合に、他の電子制御ユニットが異常を検知することによる誤動作を防止し、高速に制御プログラムの書き換えを行う車載電子制御装置の通信装置を提供することである。
この発明の車載電子制御装置の通信装置は、車両に搭載されかつ通信ラインを介して相互に接続されている複数の電子制御ユニットが記憶している制御プログラムの書き換えを通信ラインに接続された外部ツールを用いて行う車載電子制御装置の通信装置において、書き換え対象となっている制御プログラムが記憶されている書換対象電子制御ユニットは、外部ツールからの書き込み開始要求信号に基づいて、自己診断の停止を行い、書換対象電子制御ユニット以外の第1の非書換対象電子制御ユニットは、外部ツールからの書き込み開始要求信号及び書換対象電子制御ユニットからの自己診断停止要求信号に基づいて自己診断の停止を行い、書換対象電子制御ユニット以外の第2の非書換対象電子制御ユニットは、書換対象電子制御ユニットからの自己診断停止要求信号及び第1の非書換対象電子制御ユニットからの自己診断結果送信停止信号に基づいて自己診断の停止を行い、外部ツールは、書換対象電子制御ユニット及び第1及び第2の非書換対象電子制御ユニットにおける自己診断の停止の後に、書換対象電子制御ユニットに対してデータの送信を行い制御プログラムの書き換えを行うことを特徴とする。
また、この発明の車載電子制御装置の通信装置は、書換対象電子制御ユニット及び第1及び第2の非書換対象電子制御ユニットが自己診断停止時に情報の送信の停止を行うことを特徴とする。
また、この発明の車載電子制御装置の通信装置は、車両に搭載されかつ通信ラインを介して相互に接続されている複数の電子制御ユニットが記憶している制御プログラムの書き換えを通信ラインに接続された外部ツールを用いて行う車載電子制御装置の通信装置において、外部ツールは、書き換え対象となっている制御プログラムが記憶されている書換対象電子制御ユニット及び該書換対象電子制御ユニット以外の少なくとも1つの非書換対象電子制御ユニットに対して書き込み開始要求を送信する書込開始要求送信手段と、書換対象電子制御ユニットから準備完了信号を受信する準備完了信号受信手段と、準備完了信号を受信した場合に、書換対象電子制御ユニットに対してデータの送信を行うデータ送信手段とを備え、書換対象電子制御ユニットは、書き込み開始要求を受信した場合に、該書換対象電子制御ユニットの自己診断を停止し、少なくとも2つの非書換対象電子制御ユニットに対して自己診断の停止を要求する自己診断停止要求信号送信手段と、非書換対象電子制御ユニットから自己診断結果送信停止信号を受信する自己診断結果送信停止信号受信手段と、自己診断結果送信停止信号を受信した場合に自己診断結果の送信を停止し、外部ツールに対して、準備完了信号を送信する準備完了信号送信手段とを備え、非書換対象電子制御ユニットは、書き込み開始要求を受信する書き込み開始要求受信手段と、書換対象電子制御ユニットから送信された自己診断停止要求信号を受信する自己診断停止要求信号受信手段と、書き込み開始要求及び自己診断停止要求信号を受信した場合に、該非書換対象電子制御ユニットの自己診断を停止し、書換対象電子制御ユニット及び他の非書換対象電子制御ユニットに対して自己診断結果の送信を停止することを示す自己診断結果送信停止信号送信手段とを備えることを特徴とする。
この発明の車載電子制御装置の通信装置によれば、通信ラインに接続されている電子制御ユニットの中で、書き換え対象の制御プログラムを記憶している電子制御ユニット(書換対象電子制御ユニット)の制御プログラムの書き換えを行う場合に、外部ツールは、書換対象電子制御ユニット及び書き換え対象の制御プログラムを記憶している電子制御ユニット以外の電子制御ユニット(非書換対象電子制御ユニット)における自己診断の停止の後に、書換対象電子制御ユニットに対してデータの送信を行い制御プログラムの書き換えを行っている。即ち、非書換対象電子制御ユニットが自己診断を停止するため、自己診断に起因して非書換対象電子制御ユニットが異常を検知することによる誤動作を防止することができると共に、自己診断に関するデータの送信を低減して通信ラインを外部ツールと書換対象電子制御ユニットとの間におけるデータの送信を優先させることで高速で制御プログラムの書き換えを行うことができる。
また、非書換対象電子制御ユニットは、外部ツールからの書き込み開始要求信号及び書換対象電子制御ユニットからの自己診断停止要求信号、又は書換対象電子制御ユニットからの自己診断停止要求信号及び他の非書換対象電子制御ユニットからの自己診断結果送信停止信号に基づいて自己診断の停止及び自己診断結果の送信の停止を行っていることから的確に自己診断の停止及び自己診断結果の送信の停止を行うことができ、データ送信の信頼性を向上させることができる。
また、この発明の車載電子制御装置の通信装置は、書換対象電子制御ユニットが自己診断を停止した後、所定時間経過した後に自己診断結果の送信を停止することを特徴とする。
この発明の車載電子制御装置の通信装置によれば、書換対象電子制御ユニットが自己診断を停止した後、所定時間経過した後に自己診断結果の送信を停止することから、非書換対象電子制御ユニットにおいて異常が検出されるのを確実に防止することができる。
この発明によれば、通信ラインに接続されている電子制御ユニットの中で、書換対象電子制御ユニットの制御プログラムの書き換えを行う場合に、外部ツールは、書換対象電子制御ユニット及び非書換対象電子制御ユニットにおける自己診断の停止及び自己診断結果の送信の停止の後に、書換対象電子制御ユニットに対してデータの送信を行い制御プログラムの書き換えを行っている。即ち、通信ラインを外部ツールと書換対象電子制御ユニットとの間におけるデータの送信に専有することができる状態にして制御プログラムの送信を行っている。従って、非書換対象電子制御ユニットが異常を検知することによる誤動作を防止することができると共に、高速で制御プログラムの書き換えを行うことができる。
また、非書換対象電子制御ユニットは、外部ツールからの書き込み開始要求信号及び書換対象電子制御ユニットからの自己診断停止要求信号、又は書換対象電子制御ユニットからの自己診断停止要求信号及び他の非書換対象電子制御ユニットからの自己診断結果送信停止信号に基づいて自己診断の停止及び自己診断結果の送信の停止を行っていることから的確に自己診断の停止及び自己診断結果の送信の停止を行うことができ、データ送信の信頼性を向上させることができる。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態に係る車載電子制御ユニットの通信装置を用いて行う制御プログラム書換について説明する。
図1は、実施の形態に係る車載電子制御ユニットの通信装置を用いて制御プログラムの書き換えを行う電子制御ユニット及びその他の電子制御ユニットが通信ラインを介して接続されている状態を示す図である。即ち、車両に搭載されているエンジン電子制御ユニット(エンジンECU)10、オートマチック・トランスミッション電子制御ユニット(AT・ECU)12、アンチロックブレーキ電子制御ユニット(ABS・ECU)14が通信ライン(CANバス)18を介して接続されている。なお、図1においては、各電子制御ユニット10,12,14が記憶している制御プログラムの書換えを行う際に通信ライン18に接続される外部ツール20が接続された状態が示されている。
ここで、エンジンECU10は、エンジンの出力等の制御を記憶部10aに記憶している制御プログラムに基づいて制御する。また、AT・ECUは、オートマチック・トランスミッションの制御を記憶部12aに記憶している制御プログラムに基づいて制御する。更に、ABS・ECU14は、アンチロックブレーキ装置の制御を記憶部14aに記憶している制御プログラムに基づいて制御する。
また、各電子制御ユニット10,12,14には、イグニッションスイッチ(IG・SW)22がオンされた場合に、電源24から電力の供給が行われ、各電子制御ユニット10,12,14が動作状態となる。各電子制御ユニット10,12,14が動作状態となった場合には、各電子制御ユニット10,12,14間において、一定周期で所定のデータの通信が行われる。例えば、エンジンECU10は、所定の周期でエンジン回転数をAT・ECU12及びABS・ECU14に対して送信している。また、ABS・ECU14は、所定の周期で車速をエンジンECU10に対して送信している。
次に、図2に示すフローチャートを参照して、電子制御ユニットが記憶している制御プログラムの書換えについて説明する。なお、以下の説明においては、エンジンECU10が記憶している制御プログラムの書き換えを行う場合を例として説明する。また、この説明においては、エンジンECU10をノードA(書換え対象電子制御ユニット)とし、AT・ECU12をノードB(非書換え対象電子制御ユニット)とし、ABS・ECU14をノードC(非書換え対象電子制御ユニット)として説明を行う。
まず、IG・SW22をオンにした状態で、外部ツール20は、ノードA及びノードBに対して書き込み開始要求を送信する(ステップS10)。即ち、書き換え対象となっている制御プログラムが記憶されているノード及び書き換え対象となっている制御プログラムが記憶されているノード以外の少なくとも1つのノードに対して書き込み開始要求を送信する。
ノードAにおいては、外部ツール20から書き込み開始要求を受信すると(ステップS20)、自己故障診断を停止し(ステップS21)、ノードB及びノードCに対して自己故障診断の停止を要求する自己診断停止要求信号を送信する(ステップS22)。即ち、書き換え対象となっている制御プログラムが記憶されているノード以外の少なくとも2つのノードに対して自己故障診断の停止を要求する自己診断停止要求信号を送信する。
ノードBにおいては、外部ツール20から書き込み開始要求を受信し(ステップS30)、ノードAから自己診断停止要求信号を受信すると(ステップS31)、自己故障診断を停止する(ステップS32)。そして、ノードA及びノードCに対して自己故障診断結果の送信を停止することを示す自己診断結果送信停止信号を送信し(ステップS33)、他のノードに対する自己診断の結果の送信を停止する(ステップS34)。
ノードCにおいては、ノードAから自己診断停止要求信号を受信し(ステップS40)、ノードBから自己診断結果送信停止信号を受信すると(ステップS41)、自己故障診断を停止する(ステップS42)。そして、他のノードに対する自己故障診断の結果の送信を停止する(ステップS43)。
また、ノードAにおいては、ノードBから自己診断結果送信停止信号を受信すると(ステップS23)、自己故障診断結果の送信を停止する(ステップS24)。ここで自己故障診断結果の送信の停止は、ノードAが自己故障診断を停止した後、所定時間経過した後に行う。これによりノードB、ノードCにおいて異常が検出されるのを確実に防止することができる。そして、外部ツール20に対して、制御プログラムの書き換え準備が完了したこと示す準備完了信号を送信する(ステップS25)。即ち、通信ライン18に接続されている各ノードにおける自己故障診断及び自己診断結果の送信が停止され通信ライン18を外部ツール20とノードAとの間の通信に専有することができる状態になったこと示す準備完了信号を送信する。
外部ツール20においては、ノードAから準備完了信号を受信すると(ステップS11)、ノードAに対して書き換え用の制御プログラムの送信を行う(ステップS12)。ノードAにおいては、外部ツール20からの制御プログラムに基づいて、記憶部10aに記憶されている制御プログラムの書き換えを行う。なお、ノードAに対する制御プログラムの送信が完了した場合には、IG・SW22を一度、オフとし再度オンにすることにより、各ノードは、通常の動作状態に復帰する。
この実施の形態に係る車載電子制御装置の通信装置を用いた制御プログラムの書き換えにおいては、通信ラインに接続されている電子制御ユニットの中で、書き換え対象の制御プログラムを記憶している電子制御ユニット(書換対象電子制御ユニット)の制御プログラムの書き換えを行う場合に、外部ツールは、書換対象電子制御ユニット及び書換え対象の制御プログラムを記憶している電子制御ユニット以外の電子制御ユニット(非書換対象電子制御ユニット)における自己診断の停止及び自己診断結果の送信の停止の後に、書換対象電子制御ユニットに対してデータの送信を行い制御プログラムの書き換えを行っている。即ち、通信ラインを外部ツールと書換対象電子制御ユニットとの間におけるデータの送信に専有することができる状態にして制御プログラムの送信を行っている。従って、非書換対象電子制御ユニットが異常を検知することによる誤動作を防止することができると共に、高速で制御プログラムの書換えを行うことができる。
また、非書換対象電子制御ユニットは、外部ツールからの書き込み開始要求信号及び書換対象電子制御ユニットからの自己診断停止要求信号、又は書換対象電子制御ユニットからの自己診断停止要求信号及び他の非書換対象電子制御ユニットからの自己診断結果送信停止信号に基づいて自己診断の停止及び自己診断結果の送信の停止を行っていることから的確に自己診断の停止及び自己診断結果の送信の停止を行うことができ、データ送信の信頼性を向上させることができる。
更に、多数の電子制御ユニットが車両に搭載されている場合に、それぞれの電子制御ユニットに対する制御プログラムの書き換えを速やかに実施することができ、生産ラインの工程設計上の制約を軽減することができる。また、市場において制御プログラムの書き換えが必要になった場合においても書き換え時間の短縮を図ることができ、不具合対策費用を減少させることができる。
なお、上述の実施の形態では、非書換対象電子制御ユニットにおける自己診断結果の送信を停止して非書換対象電子制御ユニットにおける異常を検出することによる誤動作を防止しているが、自己診断結果に限らず、制御ユニットが異常を検出するおそれがある通信ライン上を伝送される情報の送信を停止しても良い。例えば、任意の電子制御ユニットの制御プログラムの書き換え時にABS・ECU14から送信される車速情報、エンジンECU10から送信されるエンジン回転数情報等の送信を停止することで、非書換対象電子制御ユニットが異常を検出することによる誤動作等を防止することができると共に高速で制御プログラムの書き換えを行うことができる。
実施の形態に係る電子制御ユニット、通信ライン及び外部ツールを示すブロック図である。 実施の形態に係る車載電子制御ユニットの制御プログラムの書換え方法を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10…エンジンECU、12…AT・ECU、14…ABS・ECU、18…通信ライン、20…外部ツール、22…IG・SW、24…電源。

Claims (4)

  1. 車両に搭載されかつ通信ラインを介して相互に接続されている複数の電子制御ユニットが記憶している制御プログラムの書き換えを前記通信ラインに接続された外部ツールを用いて行う車載電子制御装置の通信装置において、
    書き換え対象となっている制御プログラムが記憶されている書換対象電子制御ユニットは、前記外部ツールからの書き込み開始要求信号に基づいて、自己診断の停止を行い、
    前記書換対象電子制御ユニット以外の第1の非書換対象電子制御ユニットは、前記外部ツールからの書き込み開始要求信号及び前記書換対象電子制御ユニットからの自己診断停止要求信号に基づいて自己診断の停止を行い、
    前記書換対象電子制御ユニット以外の第2の非書換対象電子制御ユニットは、前記書換対象電子制御ユニットからの自己診断停止要求信号及び前記第1の非書換対象電子制御ユニットからの自己診断結果送信停止信号に基づいて自己診断の停止を行い、
    前記外部ツールは、前記書換対象電子制御ユニット及び前記第1及び第2の非書換対象電子制御ユニットにおける自己診断の停止の後に、前記書換対象電子制御ユニットに対してデータの送信を行い前記制御プログラムの書き換えを行うことを特徴とする車載電子制御装置の通信装置。
  2. 前記書換対象電子制御ユニット及び前記第1及び第2の非書換対象電子制御ユニットは、自己診断停止時に情報の送信の停止を行うことを特徴とする請求項1記載の車載電子制御装置の通信装置。
  3. 車両に搭載されかつ通信ラインを介して相互に接続されている複数の電子制御ユニットが記憶している制御プログラムの書き換えを前記通信ラインに接続された外部ツールを用いて行う車載電子制御装置の通信装置において、
    前記外部ツールは、
    書き換え対象となっている制御プログラムが記憶されている書換対象電子制御ユニット及び該書換対象電子制御ユニット以外の少なくとも1つの非書換対象電子制御ユニットに
    対して書き込み開始要求を送信する書込開始要求送信手段と、
    前記書換対象電子制御ユニットから準備完了信号を受信する準備完了信号受信手段と、
    前記準備完了信号を受信した場合に、前記書換対象電子制御ユニットに対してデータの送信を行うデータ送信手段と
    を備え、
    前記書換対象電子制御ユニットは、
    前記書き込み開始要求を受信した場合に、該書換対象電子制御ユニットの自己診断を停止し、少なくとも2つの前記非書換対象電子制御ユニットに対して自己診断の停止を要求する自己診断停止要求信号送信手段と、
    前記非書換対象電子制御ユニットから自己診断結果送信停止信号を受信する自己診断結果送信停止信号受信手段と、
    前記自己診断結果送信停止信号を受信した場合に自己診断結果の送信を停止し、前記外部ツールに対して、準備完了信号を送信する準備完了信号送信手段と
    を備え、
    前記非書換対象電子制御ユニットは、
    前記書き込み開始要求を受信する書き込み開始要求受信手段と、
    前記書換対象電子制御ユニットから送信された自己診断停止要求信号を受信する自己診断停止要求信号受信手段と、
    前記書き込み開始要求及び前記自己診断停止要求信号を受信した場合に、該非書換対象電子制御ユニットの自己診断を停止し、前記書換対象電子制御ユニット及び他の前記非書換対象電子制御ユニットに対して自己診断結果の送信を停止することを示す自己診断結果送信停止信号送信手段と、
    を備えることを特徴とする車載電子制御装置の通信装置。
  4. 前記書換対象電子制御ユニットは、
    自己診断を停止した後、所定時間経過した後に自己診断結果の送信を停止することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の車載電子制御装置の通信装置。
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