JP4478948B2 - コイル部品 - Google Patents

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Description

この発明は、フレキシブル配線基板を用いて製造されるコイル部品に関するものである。
1本のワイヤーを螺旋状に巻き回してコイル部品を製造する場合、ワイヤーを螺旋状に巻き回し、かつその形状を維持するための治具が必要であり、また多数巻きコイル部品を製造するにあたってコイルを巻く作業工程が多くなるといった問題点あり、近年、プリント基板を用いてコイル部品を製造する技術が開発されている(例えば、特許文献1を参照)。
従来技術によれば、図7に示すように、平板状のプリント基板100の表面に渦巻状の配線パターン100aを形成したコイル部品や、図8に示すように、平行する複数本の配線パターン(102〜109)を形成したフレキシブル配線基板またはフレキシブルフラットケーブル101(図8(a)を参照)の左右両端を接着することによって筒型基板を形成するとともに、前記配線パターンの末端を一つずつずらして接続することによって(配線パターンの左端(103b〜109b)を配線パターンの右端(102a〜108a)に接続することによって)、前記配線パターンを筒型基板の螺旋状に配線したコイル部品がある。
特開平6−309610号公報(図1,図3を参照)
しかしながら、平板状のプリント基板の内側から外側に向けて渦巻状の配線パターンを形成したコイル部品(図7を参照)では、平板状のプリント基板に形成された配線パターンが2次元に広がるようにして形成され、筒部材の周面に沿って螺旋状に配線される形状ではないため、例えばカップなどの筒部材にコイル部品を実装する場合、当該カップの周りに2次元に広がる渦巻状の配線パターンを設けるためのスペースが必要であった。
また平行する複数本の配線パターンを形成したフレキシブル配線基板を筒体の外周に巻き付けて筒型基板を形成したコイル部品(図8を参照)では、フレキシブル配線基板の左右両端を接着して筒型基板を形成し、かつ基板の筒型形状を保持する工程と、前記平行する配線パターンの末端同士を一つずつずらして接続する工程とによって配線パターンを螺旋状に配線するため、前記筒型基板の形状保持と配線パターンの接続保持とが確実でないと、コイル部品の信頼性が低くなるといった問題点があった。
上記問題点を鑑み、本発明によれば、フレキシブル配線基板を用いて製造されるコイル部品において、筒部材の外周に沿って配線パターンを螺旋状に配線し、かつ製造工程数を減少せしめたコイル部品を提供するものである。
本発明によるコイル部品は、フレキシブル配線基板の中央に形成される直線状の一本のスリットと、前記スリットを境界に形成される第1及び第2回路面と、前記スリットを中心にして配置される渦巻状の配線パターンとを備え、前記スリットを境界にフレキシブル配線基板を2つに折り曲げて第1及び第2回路面を対向させるとともに、当該第1及び第2回路面を湾曲せしめることによって、前記スリットが開口する筒型基板を形成し、前記配線パターンを螺旋状に配線したものである。
さらに本発明によるコイル部品は、フレキシブル配線基板またはフレキシブルフラットケーブルの中央に形成される直線状の一本のスリットと、前記スリットを境界に配置される第1及び第2回路面と、前記第1回路面に形成した平行する複数本の第1配線パターンと、前記第2回路面に形成した平行する複数本の第2配線パターンとを備え、前記スリットを境界にフレキシブル配線基板またはフレキシブルフラットケーブルを2つに折り曲げて第1及び第2回路面を対向させるとともに、当該第1及び第2回路面を湾曲せしめることによって、前記スリットが開口する筒型基板を形成し、さらに前記第1及び第2配線パターンの右端同士をそれぞれ接続するとともに、右端同士が接続された第1及び第2配線パターンの左端を1つずつずらして接続することによって、配線パターンを螺旋状に配線したものである。
この発明によるコイル部品では、フレキシブル配線基板を用いて製造されるため、ワイヤーを巻き回して製造するコイル部品にくらべ部品数を削減することができ、またフレキシブル配線基板に形成した配線パターンによって螺旋状の配線が施されるため、コイル部品の製造が容易である。
また、配線パターンが形成されたフレキシブル配線基板またはフレキシブルフラットケーブルを折り曲げて筒型基板を形成することによって、配線パターンを螺旋状に配線するため(筒部材の周囲に広がってコイル配線されることがないため)、コイル配線のためのスペースを小さくすることができる。さらに、フレキシブル配線基板またはフレキシブルフラットケーブルの中央に形成したスリットを境界に第1及び第2回路面を湾曲せしめることによって筒型基板を形成するため、例えば筒部材をスリットの内側に配置することによって筒型基板を形成することができ、筒型形状を保持するのが容易である。
以下にコイル部品について図1乃至図6を参照して説明する。
図1は、この発明(請求項1に係る発明)好適な実施例によるコイル部品を説明する図である。
図1は、渦巻状の配線パターン2を形成したフレキシブル配線基板10を用いて製造されるコイル部品を説明する図である。
この実施例によれば、図1(a)に示すように、基板中央に形成される直線状の一本のスリット1と、前記スリット1を境界に配置される第1及び第2回路面11,12と、前記スリット1を中心にして形成される渦巻状の配線パターン2とを備えるフレキシブル配線基板10を用いることによって、配線パターン2が螺旋状に配線されたコイル部品を製造する。
図1(a)に示すフレキシブル配線基板10は、絶縁材料からなるベース基材と、その表面に渦巻状に形成した導電材料からなる配線パターン2と、さらにその上に被覆される絶縁材料からなるカバーフィルムとからなる。また前記配線パターン2の両末端には、前記カバーフィルムが被覆されず、導電材料が露出した第1及び第2接続端子が形成されている。
なおこの実施例では、渦巻状に形成した敗戦パターンの末端に形成した第1接続端子2aと第2接続端子2bとを同一回路面(第2回路面12)に配置するとともに、前記2つの接続端子2a,2bを近接する位置に配置した。
そしてこの実施例では、基板中央を横断する一本の直線状スリット1を備えるフレキシブル配線基板10を使用し、図1(b)に示すように、スリット1の左端に直交する折り曲げ線1aと、右端に直交する折り曲げ線1bとでフレキシブル配線基板10の両端を折り曲げ、第1回路面11と第2回路面12とを同じ方向に湾曲させるとともに、図1(c)に示すように、前記スリット1を境界にしてフレキシブル配線基板10を2つに折り曲げ、前記第1及び第2回路面11,12を対向させることによって、図1(d)に示すように、フレキシブル配線基板10のスリット1を開口させた筒型基板20を形成した。
すなわち第1及び第2回路面11,12を同じ方向に湾曲せしめたフレキシブル配線基板10を、前記第1及び第2回路面の境界にあるスリット1を折り目にして2つに折り曲げ、前記スリット1を開口させるようにして第1及び第2回路面11,12を対向させることによって、筒型基板20が形成され、前記フレキシブル配線基板10に渦巻状に形成した配線パターン2が筒型基板20の周面に沿うようにして螺旋状に配線される。
またスリット1を境界にフレキシブル配線基板10を2つに折り曲げることによって対向せしめた第1及び第2回路面11,12の両端を、例えばホチキス止めや接着剤の使用によって接着し、さらに前記第1及び第2回路面11,12を湾曲させることによって開口せしめたスリット1の内側に筒部材30を配置することによって、筒型基板20の形状を容易に保持することができる。
図2は、渦巻状の配線パターン2を形成したフレキシブル配線基板10を用いてコイル部品を製造するものである。
すなわち図2(a)に示すように、基板中央に形成される直線状の一本のスリット1と、前記スリット1を境界に配置される第1及び第2回路面11,12と、前記スリット1を中心にして形成される渦巻状の配線パターン2とを備えるフレキシブル配線基板10を用いることによって、配線パターン2が螺旋状に配線されたコイル部品を製造する。
そしてこの例では、図2(b)に示すように、フレキシブル配線基板10の中央を横断する一本のスリット1の左端に直交する折り曲げ線1aと,右端に直交する折り曲げ線1bとでフレキシブル配線基板10の両端を折り曲げ、スリット1を境界に配置されている第1回路面11と第2回路面12とを湾曲させるにあたって、第1回路面11と第2回路面を互い違いの方向に湾曲させることによって、フレキシブル配線基板10のスリット1を開口させた筒型基板20´を形成する。
図3(a)は、図1に示す筒型基板20からなるコイル部品を筒部材30に実装した状態を示す図であり、図3(b)は、図2に示す筒型基板20´からなるコイル部品を筒部材30に実装した状態を示す図である。
図1及び図2に示すように、基板中央を横断する一本の直線状のスリット1と、前記スリット1を境界に配置される第1及び第2回路面11,12と、前記スリット1を中心に渦巻状に形成された配線パターン2とを備えるフレキシブル配線基板10を、折り曲げ、湾曲せしめることによって前記スリット1が開口する筒型基板20を形成し、前記配線パターン2を螺旋状に配線した筒型基板20(20´)からなるコイル部品では、図3に示すように、スリット1の内側に筒部材30を配置することによって筒型基板20の形状を容易に保持することができる。
さらに、フレキシブル配線基板10のスリット1の内側に筒部材30を配置することによって、第1及び第2回路面11,12が前記筒部材30の周面に沿って湾曲するため、配線パターンを螺旋状に配線した筒型基板20(20´)を容易に形成することができる。また、スリット1の内側に配置した筒部材30の周面には配線パターン2が螺旋状に配線されるため、筒部材30にコイル部品を実装させるのが容易である。
次に、図4及び図5を参照して、別の本発明(請求項2に係る発明)に係るコイル部品の実施例について説明する。
この実施例は、平行する複数本の配線パターン3,4を形成したフレキシブル配線基板またはフレキシブルフラットケーブル10´を用いて製造されるコイル部品を製造するものである。
この実施例によれば、基板中央に形成される直線状の一本のスリット1と、前記スリット1を境界に配置される第1及び第2回路面11,12と、前記第1回路面11に形成した平行する複数本の第1配線パターン3と、前記第2回路面12に形成した平行する複数本の第2配線パターン4とを備えるフレキシブル配線基板またはフレキシブルフラットケーブル10´を用いることによって、配線パターン2が螺旋状に配線されたコイル部品を製造する。
なお、平行する複数本の配線パターン3,4を形成したフレキシブル配線基板10´を用いたコイル部品の製造方法を以下に説明するが、同様にフレキシブルフラットケーブルを用いることもできる。
図4(a)に示すフレキシブル配線基板10´は、絶縁材料からなるベース基材と、その表面に形成した導電材料からなる配線パターン3,4と、さらにその上に被覆される絶縁材料からなるカバーフィルムとからなる。
スリット1を境界にして上側に配置される第1回路面11には平行する複数本の第1配線パターン3(31〜35)が形成され、スリット1を境界にして下側に配置される第2回路面12には平行する複数本の第2配線パターン4(41〜45)が形成される。なお前記第1配線パターン3(31〜35)と第2配線パターン4(41〜45)は、スリット1を境界に線対称に配置されている。
また前記第1配線パターン3(31〜35)の左右末端には、カバーフィルムが被覆されず導電材料が露出した接続端子31a〜35a,31b〜35bがそれぞれ形成されるとともに、第2配線パターン4(41〜45)の左右末端には、カバーフィルムが被覆されず導電材料が露出した接続端子41a〜45a,41b〜45bがそれぞれ形成されている。
そして、請求項2に係る発明の実施例では、図4(b)に示すように、基板中央を横断する一本の直線状スリット1を備えるフレキシブル配線基板10´について、スリット1の左端に直交する折り曲げ線1aと、右端に直交する折り曲げ線1bとで基板両端を折り曲げ、第1回路面11と第2回路面12とを同じ方向に湾曲させるとともに、図4(c)に示すように、前記スリット1を境界にしてフレキシブル配線基板10を2つに折り曲げ、前記第1及び第2回路面11,12を対向させることによって、フレキシブル配線基板10のスリット1を開口させた筒型基板20を形成した。
この請求項2に係る発明の実施例では、図1に示す実施例と同様に、第1及び第2回路面11,12を同じ方向に湾曲せしめたフレキシブル配線基板10´を、前記第1及び第2回路面の境界にあるスリット1を折り目にして2つに折り曲げ、前記スリット1を開口させるようにして第1及び第2回路面11,12を対向させることによって、筒型基板20を形成する。
そして、対向する第1及び第2回路面11,12の両端を接着するとともに、スリット1の内側に筒部材30を配置して前記スリット1を開口せしめることによって、容易に筒型基板20の形状を保持することができる。なおホチキス止めや接着剤を使用して、対向する第1及び第2回路面11,12の両端を容易に接着することができる。
そして、請求項2に係る発明の実施例によれば、図4(d)に示すように、プリント配線基板10´のスリット1を開口して形成した筒型基板20の右端に第1コネクタ5を接続することによって、第1回路面11に形成された平行する複数本の第1配線パターン31〜35の右端に形成された接続端子31b〜35bと、第2回路面12に形成された平行する複数本の第2配線パターン41〜45の右端に形成された接続端子41b〜45bとを接続する。
また、プリント配線基板10´のスリット1を開口して形成した筒型基板20の左端に第2コネクタ6を接続することによって、第1回路面11に形成された平行する複数本の第1配線パターン31〜35の左端に形成された接続端子31a〜34aと、第2回路面12に形成された平行する複数本の第2配線パターン41〜45の左端に形成された接続端子42a〜45aとを接続し、右端同士を接続した第1配線パターン3(31〜35)と第2配線パターン4(41〜45)の左端を1つずつずらして接続した。
そして前記第1及び第2コネクタ4,5を介して各接続端子を接続することによって、第1及び第2配線パターン3,4を螺旋状に配線した。
第1及び第2コネクタ5,6について図5を参照して説明する。
図5(a)に示す第1コネクタ5は、ヒンジ53を介して連結される第1コネクタ面51と第2コネクタ面52とを備え、対向する第1及び第2回路面11,12の右端を挟み込んで、第1配線パターン右端の接続端子31b〜35bと、第2配線パターン左端の接続端子41b〜45bとをそれぞれ接続する。
第1コネクタの第1コネクタ面51には、第2配線パターン左端の接続端子41b〜45bに接続される接続部材54が配設され、第1コネクタの第2コネクタ面52には、第1配線パターン左端の接続端子31b〜35bに接続される接続部材54が配設されている。
なお接続部材54は、配線パターン左端の接続端子31b〜35b,41b〜45bに圧接する圧接片54aを備えるとともに、対向する第1及び第2回路面の右端を挟み込むようにして第1及び第2コネクタ面51,52を対向させたときに、それぞれ対峙して配置される接続部材同士の導通を図る導通部54bを備える。
図5(b)に示す第2コネクタ6は、ヒンジ63を介して連結される第1コネクタ面61と第2コネクタ面62とを備え、対向する第1及び第2回路面11,12の左端を挟み込んで第1配線パターン左端の接続端子32a〜35aと、第2配線パターン左端の接続端子41a〜44aとをそれぞれ接続し、右端同士が接続された第1配線パターン3(31〜35)と第2配線パターン4(41〜45)の左端を1つずつずらして接続する。
第2コネクタの第1コネクタ面61には、第2配線パターン右端の接続端子41a〜45aに接続される接続部材64,65が配設され、第2コネクタの第2コネクタ面62には、第1配線パターン右端の接続端子31a〜35aに接続される接続部材64,65が配設されている。
なお各接続部材64,65は、第1または第2配線パターン右端の接続端子31a〜35a,41a〜45aに圧接する圧接片64a,65aを備える。
さらに、第1配線パターン右端の接続端子31a〜34aに圧接片64aが圧接する接続部材64と、第2配線パターン右端の接続端子42a〜45aに圧接片64aが圧接する接続部材64とには、対向する第1及び第2回路面の左端を挟み込むようにして第1及び第2コネクタ面61,62を対向させたときに対峙する接続部材を1つずつずらして導通させるための導通部64bを形成した。
また右端同士を接続した各配線パターンの左端を1つずつずらして接続することによって螺旋状に配線された配線パターンの末端の接続端子35a,41aに圧接片が圧接する接続部材65には、例えば電源供給系配線から延びるケーブル40を接続するための端子接続部65bを形成した。
続いて、図6を参照して、他のコイル部品について説明する。
の例では、図4(a)〜(d)に示す請求項2に係る発明の実施例と同様に、平行する複数本の配線パターン3,4を形成したフレキシブル配線基板またはフレキシブルフラットケーブル10´を用いてコイル部品を製造するものである。
の例でも、図6(a)に示すように、基板中央に形成される直線状の一本のスリット1と、前記スリット1を境界に配置される第1及び第2回路面11,12と、前記第1回路面11に形成した平行する複数本の第1配線パターン3(31〜35)と、前記第2回路面12に形成した平行する複数本の第2配線パターン4(41〜45)とを備えるフレキシブル配線基板またはフレキシブルフラットケーブル10´を用いることによって、配線パターン2が螺旋状に配線されたコイル部品を製造する。
そしてこの例では、図6(b)に示すように、フレキシブル配線基板10の中央を横断する一本のスリット1の左端に直交する折り曲げ線1aと,右端に直交する折り曲げ線1bとでフレキシブル配線基板10の両端を折り曲げ、スリット1を境界に配置されている第1回路面11と第2回路面12とを湾曲させるにあたって、第1回路面11と第2回路面を互い違いの方向に湾曲させることによって、フレキシブル配線基板10のスリット1を開口させた筒型基板20´を形成する。
そして図6(c)に示すように、フレキシブル配線基板10´のスリット1を開口して形成した筒型基板20´の右端に第3コネクタ7を接続することによって、第1配線パターン右端の接続端子31b〜35bと、第2配線パターン右端の接続端子41b〜45bとを接続するとともに、前記筒型基板20´の左端に第4コネクタ8を接続することによって、第1配線パターン左端の接続端子31a〜34aと、第2配線パターン左端の接続端子42a〜45aを接続し、右端同士が接続された第1および第2配線パターンの左端を一つずつずらして接続することによって、配線パターンを螺旋状に配線した。
なお第3及び第4コネクタ7,8は、図5に示す第1及び第2コネクタ5,6と同様に、ヒンジを介して接続される第1及び第2コネクタ面を備え、当該第1及び第2コネクタ面でフレキシブル配線基板を挟み込み、第1及び第2配線パターンの接続端子を接続することによって、螺旋状の配線パターンを形成する。
なおこの例では、第3コネクタ7の第1コネクタ面71に、第1配線パターン右端の接続端子31b〜35bに圧接する圧接片71a〜75aと、第2配線パターン右端の接続端子41b〜45bに圧接する圧接片71b〜75bと、前記第1配線パターンの接続端子31b〜35bと第2配線パターンの接続端子41b〜45bの導通を図る導通部とを備える接続部材が設けられている。
またフレキシブル配線基板の左端を挟み込むようにして接続される第4コネクタ8の第1コネクタ面81には、第1配線パターン左端の接続端子31a〜35aに圧接する圧接片81a〜85aと、第2配線パターン左端の接続端子41a〜45aに圧接する圧接片81b〜85bと、前記第1配線パターンの接続端子31a〜35aと第2配線パターンの接続端子41a〜45aを一つずつずらして導通させる導通部とを備える接続部材が設けられている。
この発明のコイル部品を説明する図である。 他のコイル部品を説明する図である。 図1及び図2に示すコイル部品の使用例を説明する図である。 別の発明によるコイル部品を説明する図である。 図3に示すコネクタを示す図である。 他のコイル部品を説明する図である。 従来技術によるコイル部品の例を示す図である。 従来技術によるコイル部品のその他の例を示す図である
1 スリット
2 渦巻状の配線パターン
3 第1配線パターン
4 第2配線パターン
5 第1コネクタ
6 第2コネクタ
7 第3コネクタ
8 第4コネクタ
10,10´ フレキシブル配線基板
11 第1回路面
12 第2回路面
20,20´ 筒型基板
30 筒部材
40 電源供給系配線

Claims (2)

  1. フレキシブル配線基板(10)の中央に形成される直線状の一本のスリット(1)と、
    前記スリット(1)を境界に形成される第1及び第2回路面(11,12)と、
    前記スリット(1)を中心にして配置される渦巻状の配線パターン(2)とを備え、
    前記スリット(1)を境界にフレキシブル配線基板(10)を2つに折り曲げて第1及び第2回路面(11,12)を対向させるとともに、当該第1及び第2回路面(11,12)を湾曲せしめることによって、前記スリット(1)が開口する筒型基板(20)を形成し、
    前記配線パターン(2)を螺旋状に配線したことを特徴とするコイル部品。
  2. フレキシブル配線基板またはフレキシブルフラットケーブル(10´)の中央に形成される直線状の一本のスリット(1)と、
    前記スリット(1)を境界に配置される第1及び第2回路面(11,12)と、
    前記第1回路面(11)に形成した平行する複数本の第1配線パターン(3)と、
    前記第2回路面(12)に形成した平行する複数本の第2配線パターン(4)とを備え、
    前記スリット(1)を境界にフレキシブル配線基板またはフレキシブルフラットケーブル(10´)を2つに折り曲げて第1及び第2回路面(11,12)を対向させるとともに、当該第1及び第2回路面(11,12)を湾曲せしめることによって、前記スリット(1)が開口する筒型基板(20)を形成し、
    さらに前記第1及び第2配線パターン(3,4)の右端同士をそれぞれ接続するとともに、右端同士が接続された第1及び第2配線パターン(3,4)の左端を1つずつずらして接続することによって、
    配線パターン(3,4)を螺旋状に配線したことを特徴とするコイル部品。
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