JP4478909B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、負荷を駆動制御する制御基板を有する遊技機に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
上記遊技機には制御基板に制御装置および駆動回路を搭載し、制御装置から駆動回路に制御信号を出力することに基づいて負荷を駆動制御する構成のものがある。この構成の場合、制御基板の信号層にパチンコ球の帯電電荷や不正電波等による外部ノイズが侵入し、制御基板で誤動作が生じる虞れがあるので、耐ノイズ性の点で改善の余地がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、耐ノイズ性の向上を図り得る遊技機を提供することにある。
【0003】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の遊技機は、基板ケースおよび遊技者から見て当該基板ケースの後方に位置する透明な基板カバーを相互に組合せてなる基板ボックスと、前記基板ボックスの内部に設けられ負荷を駆動制御するものであって前面および後面のそれぞれを有する制御基板と、前記制御基板の後面に設けられた信号層と、前記制御基板に前記信号層の前方に位置して設けられた第1の接地層と、前記制御基板に前記信号層の後方に位置して設けられ前記信号層に剥離可能に接着された樹脂シートと、前記樹脂シートに設けられ透明金属膜からなる第2の接地層を備え、前記樹脂シートおよび前記第2の接地層のそれぞれは前記基板カバーから前記第2の接地層および前記樹脂シートの双方を通して前記信号層を透視することが可能な透明性を有しているところに特徴を有している。
上記手段によれば、信号層の両面に対向して接地層が設けられているので、信号層のノイズに対する電気的な露出量が少なくなる。このため、信号層にパチンコ球の帯電電荷や不正電波等による外部ノイズが侵入し難くなるので、制御基板の耐ノイズ性が向上し、制御基板で誤動作が生じることが防止される。しかも、制御基板からカバーを剥がして信号層を検査等することができるので、制御基板のメンテナンス性が高まる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。パチンコホールの台島には、図5に示すように、外枠1が設置されている。この外枠1は前後面が開口する四角筒状をなすものであり、外枠1には、図3の(a)および(b)に示すように、前面扉2が左側辺部の垂直な両軸3を中心に回動可能に装着されている。また、前面扉2には、図3の(a)に示すように、下端部に位置して払出口4が固定されている。この払出口4は前後面が開口する筒状をなすものであり、前面扉2には払出口4の前方に位置して下皿5が固定されている。
【0008】
前面扉2には横長な長方形状の前板6が左側辺部の垂直な軸(図示せず)を中心に回動可能に装着されており、前板6の左側部には前後面が開口する筒状の払出口7が固定されている。この前板6の前面には上皿8が固定されており、上皿8内にはパチンコ球(図示せず)が貯溜されている。
【0009】
前面扉2には右下部に位置して発射ハンドル9が回動可能に装着されており、前面扉2の後面には、図5に示すように、発射ハンドル9の後方に位置して発射モータ10が装着されている。この発射モータ10の回転軸には、図3の(a)に示すように、打球機構(図示せず)を介して打球槌11が連結されており、打球槌11は発射モータ10の回転軸が回転することに基づいて駆動する。
【0010】
前板6の後面には球送り機構12が装着されている。この球送り機構12は打球槌11に連動して駆動することに基づいて上皿8内のパチンコ球を打球槌11に送るものであり、打球槌11は球送り機構12から供給されるパチンコ球を叩く。
【0011】
前面扉2の内周面には矩形状の窓枠13が左側辺部の垂直な軸(図示せず)を中心に回動可能に装着されており、窓枠13の内周面には透明なガラス窓14が保持されている。また、前面扉2の後面には機構盤(図示せず)が固定されている。この機構盤には、図4に示すように、遊技盤15が保持されており、遊技盤15は前方からガラス窓14により覆われている。
【0012】
前面扉2の右側部には、図3の(a)に示すように、枠鍵16が装着されており、枠鍵16は前面扉2を外枠1の前端面に密着した閉鎖状態にロックし、窓枠13を前面扉2の内周面に嵌合した閉鎖状態にロックしている。この枠鍵16には鍵(図示せず)が装備されており、枠鍵16に鍵を挿入して図3の(a)の時計回り方向へ回動操作したときには前面扉2のロックが解除され、反時計回り方向へ回動操作したときには窓枠13のロックが解除される。
【0013】
前板6の後面にはロック機構17が装着されており、ロック機構17のロック状態では前板6が前面扉2の内周面に嵌合した閉鎖状態に保持されている。このロック機構17は窓枠13の開放状態で上方から前板6の後方に手を挿入して操作されるものであり、前板6はロック機構17をロック状態からアンロック状態に操作することに基づいて開放される。
【0014】
遊技盤15の前面には、図4に示すように、外レール18および内レール19が固定されており、打球槌11が叩いたパチンコ球は外レール18および内レール19間を通して遊技盤15内の上部に放出される。また、遊技盤15には複数の障害釘20が打込まれており、遊技盤15内の上部に放出されたパチンコ球は障害釘20に当りながら落下する。
【0015】
遊技盤15の前面には特別図柄始動口21が固定されている。この特別図柄始動口21は上面が開口するポケット状をなすものであり、特別図柄始動口21内には特別図柄始動センサ22(図2参照)が固定されている。この特別図柄始動センサ22は近接スイッチからなるものであり、特別図柄始動口21内にパチンコ球が入球したことを検出して特別図柄始動信号Stを出力する。
【0016】
特別図柄始動センサ22は、図2に示すように、マイクロコンピュータを主体に構成されたメイン制御装置23(制御部に相当する)に電気的に接続されている。このメイン制御装置23はCPU24,ROM25,RAM26(いずれも図1のa参照)等を有するものであり、特別図柄始動センサ22からの特別図柄始動信号Stを検出する時間的タイミングに基づいて大当りの判定処理を行い、大当りの判定結果に基づいて左列の図柄,中列の図柄,右列の図柄の設定処理を行う。
【0017】
遊技盤15には、図4に示すように、表示台板27が固定されており、表示台板27にはカラー液晶表示器からなる図柄表示装置28が保持されている。この図柄表示装置28は負荷に相当するものであり、図柄表示装置28には、図2に示すように、駆動部に相当するLCD駆動回路29が電気的に接続されている。このLCD駆動回路29はマトリクス状に並ぶ複数のトランジスタを主体に構成されたものであり、LCD駆動回路29にはマイクロコンピュータを主体に構成された図柄制御装置30(制御部に相当する)が電気的に接続されている。この図柄制御装置30はCPU,ROM,RAM(いずれも図示せず)等を有するものであり、LCD駆動回路29を駆動制御することに基づいて図柄表示装置28の表示内容を制御する。
【0018】
図柄制御装置30はメイン制御装置23に電気的に接続されており、メイン制御装置23は図柄の設定結果に基づいて図柄指令Szを設定し、図柄制御装置30に出力する。すると、図柄制御装置30は図柄指令Szに基づいてLCD駆動回路29を駆動制御し、図柄表示装置28に図柄指令Szに応じた図柄(左列の設定図柄,中列の設定図柄,右列の設定図柄)を表示する。
【0019】
遊技盤15には、図4に示すように、特別図柄始動口21の下方に位置して入賞口台板31が固定されており、入賞口台板31には前後面が開口する四角筒状の大入賞口32が形成されている。この大入賞口32の前端面には平板状の扉33が水平な両軸34を中心に回動可能に装着されており、大入賞口32の前面は扉33が垂直状態に回動することに基づいて閉鎖され、扉33が前方へ倒れた水平状態に回動することに基づいて開放される。
【0020】
扉33は負荷に相当する大入賞口ソレノイド35(図2参照)のプランジャに機械的に連結されている。この大入賞口ソレノイド35は扉33の駆動源に相当するものであり、図2に示すように、複数のトランジスタを主体に構成されたソレノイド駆動回路36(駆動部に相当する)に電気的に接続されている。このソレノイド駆動回路36にはメイン制御装置23が電気的に接続されており、メイン制御装置23は大当りを判定することに基づいてソレノイド駆動回路36を駆動制御し、扉33を開閉する(大当り動作)。
【0021】
大入賞口32内には大入賞口センサ37が固定されている。この大入賞口センサ37は大入賞口32内にパチンコ球が入賞したことを検出して入賞信号Snを出力する近接スイッチからなるものであり、メイン制御装置23に電気的に接続されている。
【0022】
遊技盤15の後面には、図5に示すように、正方形状のセンタカバー38が固定されている。このセンタカバー38の外周部には矩形枠状のメインセット39が配設されており、メインセット39の右側辺部は垂直な軸(図示せず)を介して前面扉2に回動可能に装着されている。これら前面扉2およびメインセット39にはフックおよびピン(いずれも図示せず)が装着されており、メインセット39はフックをピンに引掛けることに基づいてセンタカバー38の外周部に位置する閉鎖状態にロックされている。
【0023】
メインセット39の上端部には球タンク40が固定されている。この球タンク40は上面が開口する容器状をなすものであり、球タンク40内にはパチンコ球が貯溜されている。また、メインセット39には傾斜樋状のタンクレール41および払出ケース42が固定されている。この払出ケース42はタンクレール41を介して球タンク40内に繋がっており、払出ケース42内には球タンク40内からタンクレール41内を通してパチンコ球が供給される。
【0024】
払出ケース42内には球払出し機構が収納されている。この球払出し機構は負荷に相当する払出モータ43を駆動源とするものであり、払出モータ43の駆動時には払出ケース42内のパチンコ球が下方へ放出される。また、メインセット39には球通路(図示せず)が設けられている。この球通路の上端部は払出ケース42内に繋がっており、払出ケース42内から放出されるパチンコ球は球通路内を落下する。この球通路はメインセット39の閉鎖状態で上皿8の払出口7および下皿5の払出口4の双方に接続されるものであり、球通路内を落下するパチンコ球は上皿8の払出口7および下皿5の払出口4を通して上皿8内および下皿5内に払出される。
【0025】
払出モータ43には、図2に示すように、駆動部に相当するモータ駆動回路44が電気的に接続されている。このモータ駆動回路44は複数のトランジスタを主体に構成されたものであり、マイクロコンピュータを主体に構成された払出制御装置45(制御部に相当する)に電気的に接続されている。この払出制御装置45はCPU,ROM,RAM(いずれも図示せず)等を有するものであり、モータ駆動回路44を駆動制御することに基づいて払出モータ43を駆動し、パチンコ球を上皿8内または下皿5内に払出す。
【0026】
払出制御装置45はメイン制御装置23に電気的に接続されており、メイン制御装置23は特別図柄始動センサ22からの特別図柄始動信号Stまたは大入賞口センサ37からの入賞信号Snを検出することに基づいて払出制御装置45に払出指令Shを出力する。すると、払出制御装置45は払出指令Shに基づいてモータ駆動回路44を駆動制御し、パチンコ球を払出す。
【0027】
上皿8には、図3の(a)に示すように、複数のスリット46が形成されている。これら複数のスリット46の後方には負荷に相当するスピーカ47が固定されており、スピーカ47には、図2に示すように、駆動部に相当するスピーカ駆動回路48が電気的に接続されている。このスピーカ駆動回路48は複数のトランジスタを主体に構成されたものであり、マイクロコンピュータを主体に構成された音制御装置49(制御部に相当する)に電気的に接続されている。この音制御装置49はCPU,ROM,RAM(いずれも図示せず)等を有するものであり、スピーカ駆動回路48を駆動制御することに基づいてスピーカ47を鳴動制御する。
【0028】
スピーカ制御装置49はメイン制御装置23に電気的に接続されており、メイン制御装置23は遊技の進行状況に応じて音指令Ssを設定し、スピーカ制御装置49に出力する。すると、音制御装置49は音指令Ssに基づいてスピーカ駆動回路48を駆動制御し、スピーカ47から音指令Ssに応じた効果音を出力する。
【0029】
前面扉2の上端部には、図3の(a)に示すように、枠ランプカバー50が固定され、遊技盤15の左上隅部および右上隅部には、図4に示すように、コーナーランプカバー51が固定されている。これら枠ランプカバー50内および両コーナーランプカバー51内には負荷に相当する複数のランプ52(図2参照)が収納されており、複数のランプ52には、図2に示すように、駆動部に相当するランプ駆動回路53が電気的に接続されている。このランプ駆動回路53は複数のトランジスタを主体に構成されたものであり、マイクロコンピュータを主体に構成されたランプ制御装置54(制御部に相当する)に電気的に接続されている。このランプ制御装置54はCPU,ROM,RAM(いずれも図示せず)等を有するものであり、ランプ駆動回路53を駆動制御することに基づいて複数のランプ52を発光制御する。
【0030】
ランプ制御装置54はメイン制御装置23に電気的に接続されており、メイン制御装置23は遊技の進行状況に応じて電飾指令Srを設定し、ランプ制御装置54に出力する。すると、ランプ制御装置54は電飾指令Srに基づいてランプ駆動回路53を駆動制御し、複数のランプ52を点滅させる。
【0031】
メインセット39の後面には、図5に示すように、左下隅部に位置して電源基板ボックス55が固定されている。この電源基板ボックス55内には、図2に示すように、電源基板56が収納されており、電源基板56には電源コード(図示せず)が電気的に接続されている。この電源コードは台島の電源装置(図示せず)に電気的に接続されるものであり、電源基板56には電源コードを通してAC24Vの主電源Vinが供給される。この電源基板56には整流回路57およびDC/DC回路58が搭載されており、整流回路57は主電源Vinを直流電源Vout に変換し、DC/DC回路58は直流電源Vout に基づいて電圧レベルが異なる各種の駆動電源Vccを生成する。
【0032】
メインセット39の後面には、図5に示すように、メイン基板ボックス59および払出基板ボックス60が固定され、センタカバー38の後面には図柄基板ボックス61,音基板ボックス62,ランプ基板ボックス63が固定されている。これらメイン基板ボックス59〜ランプ基板ボックス63は前面側に位置する鋼板製の基板ケースと後面側に位置する透明な合成樹脂製の基板カバーとを組合せることに基づいて構成されたものであり、メイン基板ボックス59内,払出基板ボックス60内,図柄基板ボックス61内,音基板ボックス62内,ランプ基板ボックス63内には、図2に示すように、メイン制御基板64,払出制御基板65,図柄制御基板66,音制御基板67,ランプ制御基板68が収納されている。
【0033】
メイン制御基板64〜ランプ制御基板68は多層プリント配線基板からなるものであり、メイン制御基板64〜ランプ制御基板68の後面には、図1の(b)にメイン制御基板64を代表して示すように、印刷パターンからなる信号層69が形成されている。
【0034】
メイン制御基板64〜ランプ制御基板68の内部には印刷パターンからなる接地層70および電源層71が形成されている。これらメイン制御基板64〜ランプ制御基板68の接地層70および電源層71は信号層69の全域に対応する大きさを有するものであり、自身の基板ケースおよびリード線を介して電源基板56にアース接続されている。また、メイン制御基板64〜ランプ制御基板68の電源層71は電源基板56にリード線を介して接続されており、メイン制御基板64〜ランプ制御基板68には電源基板56から各種の駆動電源Vccが供給される。
【0035】
メイン制御基板64〜ランプ制御基板68の後面には信号層69の上からGNDカバー72が装着されている。これら各GNDカバー72は絶縁性を有する透明な樹脂シート73の後面に透明金属膜74を形成してなるものであり、樹脂シート73はメイン制御基板64〜ランプ制御基板68の後面に接着され、透明金属膜74はメイン制御基板64〜ランプ制御基板68の接地層70に電気的にアース接続されている。これら各透明金属膜74は酸化錫を真空蒸着法により蒸着したものであり、膜圧が極めて薄いことから信号層69の信号パターンを後方から基板カバーを通して透視できる程度の透明性を有している。尚、透明金属膜74は接地層に相当するものであり、信号層69の全域に対応する大きさを有している。
【0036】
メイン制御基板64の信号層69には、図1の(a)に示すように、メイン制御装置23およびソレノイド駆動回路36が搭載されており、メイン制御装置23のCPU24,ROM25,RAM26,ソレノイド駆動回路36はGNDカバー72の貫通孔75内に挿入されている。これらメイン制御装置23およびソレノイド駆動回路36の信号端子はメイン制御基板64の信号層69に電気的に接続され、電源端子は接地層70および電源層71間に電気的に接続されており、メイン制御装置23およびソレノイド駆動回路36にはメイン制御基板64の電源層71から駆動電源Vccが印加される。
【0037】
払出制御基板65の信号層69には払出制御装置45およびモータ駆動回路44が搭載されており、払出制御装置45のCPU,ROM,RAM,モータ駆動回路44はGNDカバー72の貫通孔75内に挿入されている。これら払出制御装置45およびモータ駆動回路44の信号端子は払出制御基板65の信号層69に電気的に接続され、電源端子は接地層70および電源層71間に電気的に接続されており、払出制御装置45およびモータ駆動回路44には払出制御基板65の電源層71を通して駆動電源Vccが印加される。
【0038】
図柄制御基板66の信号層69には図柄制御装置30およびLCD駆動回路29が搭載されており、図柄制御装置30のCPU,ROM,RAM,LCD駆動回路29はGNDカバー72の貫通孔75内に挿入されている。これら図柄制御装置30およびLCD駆動回路29の信号端子は図柄制御基板66の信号層69に電気的に接続され、電源端子は接地層70および電源層71間に電気的に接続されており、図柄制御装置30およびLCD駆動回路29には図柄制御基板66の電源層71を通して駆動電源Vccが印加される。
【0039】
音制御基板67の信号層69には音制御装置49およびスピーカ駆動回路48が搭載されており、音制御装置49のCPU,ROM,RAM,スピーカ駆動回路48はGNDカバー72の貫通孔75内に挿入されている。これら音制御装置49およびスピーカ駆動回路48の信号端子は音制御基板67の信号層69に電気的に接続され、電源端子は接地層70および電源層71間に電気的に接続されており、音制御装置49およびスピーカ駆動回路48には音制御基板67の電源層71を通して駆動電源Vccが印加される。
【0040】
ランプ制御基板68の信号層69にはランプ制御装置54およびランプ駆動回路53が搭載されており、ランプ制御装置54のCPU,ROM,RAM,ランプ駆動回路53はGNDカバー72の貫通孔75内に挿入されている。これら音制御装置54およびランプ駆動回路53の信号端子はランプ制御基板68の信号層69に電気的に接続され、電源端子は接地層70および電源層71間に電気的に接続されており、ランプ制御装置54およびランプ駆動回路53にはランプ制御基板68の電源層71を通して駆動電源Vccが印加される。
【0041】
尚、メイン制御装置23およびソレノイド駆動回路36,払出制御装置45およびモータ駆動回路44,図柄制御装置30およびLCD駆動回路29,音制御装置49およびスピーカ駆動回路48,ランプ制御装置54およびランプ駆動回路53はリード端子がメイン制御基板64,払出制御基板65,図柄制御基板66,音制御基板67,ランプ制御基板68のスルーホールに挿入実装されるものであり、メイン制御基板64〜ランプ制御基板68の前面はリード端子を信号層69,接地層70,電源層71にディッピング(浸漬半田付け)するための半田面76として機能する。
【0042】
メイン制御基板64の接地層70および電源層71間には特別図柄始動センサ22,大入賞口センサ37が電気的に接続されており、特別図柄始動センサ22および大入賞口センサ37にはメイン制御基板64を通して駆動電源Vccが印加される。
【0043】
前面扉2の後面には、図5に示すように、発射モータ10の右側に位置して発射基板ボックス77が固定されており、発射基板ボックス77内には、図2に示すように、発射制御基板78が収納されている。この発射制御基板78は払出制御基板65にリード線を介して電気的に接続されており、発射制御基板78には電源基板56から払出制御基板65を通して主電源Vinが供給される。
【0044】
発射制御基板78にはモータ駆動回路79が搭載されている。このモータ駆動回路79にはリード線を介して発射モータ10が電気的に接続されており、モータ駆動回路79は発射ハンドル9が図3の(a)の時計回り方向へ操作されたことを検出して発射モータ10に駆動電源Vinを印加する。
【0045】
上記実施例によれば、メイン制御基板64の信号層69の前後両面に接地層70および透明金属膜74を設けたので、信号層69のノイズに対する電気的な露出量が少なくなる。このため、信号層69にパチンコ球の帯電電荷や不正電波等による外部ノイズが侵入し難くなるので、メイン制御基板64の耐ノイズ性が向上し、メイン制御基板64のメイン制御装置23およびソレノイド駆動回路36で誤動作が生じることが防止される。
【0046】
また、メイン制御基板64の信号層69の後面に透明金属膜74を有するGNDカバー72を被せた。このため、メイン制御基板64からGNDカバー72を剥がして信号層69を検査等することができるので、メイン制御基板64のメンテナンス性が高まる。
【0047】
また、メイン制御基板64として内部に接地層70が形成された多層プリント配線基板を用いた。このため、接地層70に外部ノイズが一層侵入し難くなるので、メイン制御基板64の耐ノイズ性が一層向上する。
また、メイン制御基板64の接地層70およびGNDカバー72の透明金属膜74を信号層69の全域に対応する大きさに形成したので、信号層69のノイズに対する電気的な露出量が一層少なくなり、電磁的なシールド効果が高まる。このため、信号層69に外部ノイズが一層侵入し難くなるので、メイン制御基板64の耐ノイズ性が一層向上する。
【0048】
また、メイン基板ボックス59の後方の基板カバーおよびメイン制御基板64のGNDカバー72を透明に形成したので、メイン制御基板64の信号層69を後方から視認することができる。このため、信号層69の改竄等を容易に発見することができるので、セキュリティ性が高まる。
【0049】
また、メイン制御基板64の接地層70および透明金属膜74をメイン基板ボックス59の金属部(基板ケース)にアース接続した。このため、接地層70および透明金属膜74の電気的な面積が広がるので、外部ノイズのシールド効果が一層高まる。尚、上記各効果は払出制御基板65,図柄制御基板66,音制御基板67,ランプ制御基板68についても同一である。
【0050】
尚、上記実施例においては、メイン制御基板64〜ランプ制御基板68の信号層69の後面に透明なGNDカバー72を被せたが、これに限定されるものではなく、例えば樹脂シートに有色金属膜を形成してなる不透明なGNDカバーを被せても良い。
また、上記実施例においては、メイン制御基板64〜ランプ制御基板68として多層プリント配線基板を用いたが、これに限定されるものではなく、両面プリント配線基板を用いても良い。この場合、両面プリント配線基板の前面および後面に接地層および信号層を形成し、後面の信号層の上にGNDカバー72を被せると良い。
【0051】
また、上記実施例においては、メイン制御基板64〜ランプ制御基板68の後面に信号層69を形成したが、これに限定されるものではなく、例えばメイン制御基板64〜ランプ制御基板68の前面に信号層69を形成し、信号層69に上面側から透明なGNDカバー72または不透明なGNDカバーを被せても良い。また、上記実施例においては、メイン制御装置23等のリード端子をディップ半田付けしたが、これに限定されるものではなく、例えばリフロー半田付けしても良い。
【0052】
また、上記実施例においては、メイン制御基板64〜ランプ制御基板68にGNDカバー72を被せることに基づいて信号層69をGNDカバー72の透明金属膜74および接地層70間でサンドイッチしたが、これに限定されるものではなく、例えば信号層と信号層をサンドイッチする一対の接地層とを多層プリント配線基板に印刷パターンにより形成しても良い。
【0053】
また、上記実施例においては、大当り図柄の表示に連動して大当り動作が行われる1種のパチンコ機に本発明を適用したが、これに限定されるものではなく、例えば2種または3種のパチンコ機に適用しても良い。前者の2種のパチンコ機はパチンコ球が始動口内に入賞することに基づいて中央役物が開放動作を行うものであり、中央役物の開放時に中央役物のVゾーン内にパチンコ球が入賞することに基づいて中央役物が大当り動作を行う。後者の3種のパチンコ機は大当り図柄の表示に連動して特別入賞口が開放されるものであり、特別入賞口の開放時に特別入賞口内にパチンコ球が入賞することに基づいて大当り動作が行われる。上記実施例には特許請求の範囲に記載された発明に加えて次の[発明1]〜[発明4]が記載されている。
[発明1]
負荷を駆動制御する制御基板を備え、前記制御基板には信号層の両面に対向して接地層が設けられていることを特徴とする遊技機。この発明1によれば信号層の両面に対向して接地層が設けられているので、信号層のノイズに対する電気的な露出量が少なくなる。このため、信号層にパチンコ球の帯電電荷や不正電波等による外部ノイズが侵入し難くなるので、制御基板の耐ノイズ性が向上し、制御基板で誤動作が生じることが防止される。
[発明2]
前記制御基板には前記信号層の一面に対向して印刷パターンからなる接地層が形成され、前記信号層の他面に対向してカバーからなる接地層が被せられていることを特徴とする発明1に記載の遊技機。この発明2によれば制御基板からカバーを剥がして信号層を検査等することができるので、制御基板のメンテナンス性が高まる。
[発明3]
前記制御基板は少なくとも一方の接地層が内部に形成された多層プリント配線基板からなることを特徴とする発明1または2に記載の遊技機。この発明3によれば少なくとも一方の接地層に外部ノイズが一層侵入し難くなるので、制御基板の耐ノイズ性が一層向上する。
[発明4]
前記両接地層は前記信号層の略全域に対応して設けられていることを特徴とする発明1ないし3のいずれかに記載の遊技機。この発明4によれば信号層のノイズに対する電気的な露出量が一層少なくなるので、信号層の電磁的なシールド効果が高まる。このため、信号層に外部ノイズが一層侵入し難くなるので、制御基板の耐ノイズ性が一層向上する。
【0054】
【発明の効果】
本発明の遊技機によれば、信号層の両面に対向して接地層を設けた。このため、信号層に外部ノイズが侵入し難くなるので、制御基板の耐ノイズ性が向上し、制御基板で誤動作が生じることが防止される。しかも、制御基板からカバーを剥がして信号層を検査等することができるので、制御基板のメンテナンス性が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図(aはメイン制御基板の外観を示す斜視図、bはX線に沿う断面図)
【図2】電気的構成を示すブロック図
【図3】(a)は全体構成を示す前面図、(b)は全体構成を上皿の除去状態で示すX視図
【図4】遊技盤を示す前面図
【図5】全体構成を示す後面図
【符号の説明】
28は図柄表示装置(負荷)、35は大入賞口ソレノイド(負荷)、43は払出モータ(負荷)、47はスピーカ(負荷)、52はランプ(負荷)、64はメイン制御基板(制御基板)、65は払出制御基板(制御基板)、66は図柄制御基板(制御基板)、67は音制御基板(制御基板)、68はランプ制御基板(制御基板)、69は信号層、70は接地層、72はGNDカバー(カバー)、74は透明金属膜(接地層)を示す。
Claims (1)
- 基板ケースおよび遊技者から見て当該基板ケースの後方に位置する透明な基板カバーを相互に組合せてなる基板ボックスと、
前記基板ボックスの内部に設けられ、負荷を駆動制御するものであって前面および後面のそれぞれを有する制御基板と、
前記制御基板の後面に設けられた信号層と、
前記制御基板に前記信号層の前方に位置して設けられた第1の接地層と、
前記制御基板に前記信号層の後方に位置して設けられ、前記信号層に剥離可能に接着された樹脂シートと、
前記樹脂シートに設けられ、透明金属膜からなる第2の接地層を備え、
前記樹脂シートおよび前記第2の接地層のそれぞれは、前記基板カバーから前記第2の接地層および前記樹脂シートの双方を通して前記信号層を透視することが可能な透明性を有していることを特徴とする遊技機。
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