JP4476951B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技媒体を貯留可能な貯留部を備え、その貯留部の排出口を開閉操作可能な遊技機に関する。
従来、この種の遊技機として、図19に示す操作部材1を操作すると開閉部材2が貯留槽4の排出口4Aを開閉する構造のものが知られている。この遊技機では、図20に示すように、貯留部3の前側が装飾カバー6で覆われていた。この貯留部3は、貯留槽4と組付板5との間に、操作部材1、開閉部材2及び操作部材1と開閉部材2との間で力を伝達する中継部品7A〜7D等からなる1つの一体型ユニットを備えた構成であった。そして、貯留部3のうち操作部材1が装飾カバー6と組付板5とに跨って取り付けられ、装飾カバー6に貫通形成された操作部材挿通孔6Aを通って前方に露出していた(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−89480号公報(段落[0008]〜[0009]、第3図、第4図、第6図)
ところで、遊技機メーカーは遊技者に斬新性を提供するために、常に新機能、新形状を有する遊技機を開発しているのが現状で、その結果として機能部品の配置が奇抜な位置とする必要性が生じる場合もある。
しかしながら、上記のように1つの一体型ユニットに重点が置かれた技術思想からなる機能部品を用いた場合には部品間において多大なる位置関係の制限が課せられ、設計上の自由度が著しく阻害される虞がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、開発時における設計の自由度を向上させ機能性及びデザイン性に優れた遊技機を提供することを目的としている。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係る遊技機は、遊技媒体を貯留可能な貯留部と、貯留部の下面に配置され、貯留部から遊技媒体を排出するための排出口と、上下方向に延びた開閉回動軸を中心に回動し、排出口を閉鎖する閉鎖位置と、排出口を開放する開放位置との間を移動可能なシャッタ部を有した開閉部材と、下方に向けて押圧操作可能な操作部材とを備え、操作部材に受けた操作力を開閉部材に伝達して開閉部材を開閉可能な遊技機において、開閉部材を閉鎖位置に付勢する開閉付勢手段と、横方向に延びた中継回動軸を中心に回動し、中継回動軸から略水平方向に突出した第1突部と、中継回動軸から略上方に突出した第2突部とを有する中継部材と、開閉部材に設けられて開閉回動軸から横方向に突出し、第2突部と前後方向で対向した回動力受部と、貯留部を一部に有すると共に、開閉部材と中継部材とが組み付けられた貯留部構成部品と、貯留部構成部品を覆いかつ操作部材が上面に組み付けられたカバー部構成部品とを備え、貯留部構成部品にカバー部構成部品を組み付けることで、操作部材が第1突部に上方から対向し、操作部材が押圧操作されると、その操作部材により第1突部が下方に押されて回動すると共に第2突部が前後方向に回動して回動力受部を押圧することで、開閉付勢手段の付勢に抗して開閉部材が閉鎖位置から開放位置へと回動するように構成したところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の遊技機において、操作部材は、開閉部材を開放位置に向けて移動操作する開放操作位置と、開閉部材を閉鎖位置に向けて移動操作する閉鎖操作位置との間で移動可能であると共に、開放操作位置に保持する保持機構と保持機構による保持を解除する解除機構とを有するところに特徴を有する。
[請求項1の発明]
本発明の遊技機では、操作部材が押圧操作されると、その操作力が中継部材、開閉部材へと伝わり、開閉部材が閉鎖位置から開放位置へと回動し貯留部の排出口が開放される。ここで、新機種開発の設計時には、遊技機の装飾用の外観デザインの一部を構成するカバー部構成部品における操作部材の配置を決定しておき、その後、カバー部構成部品と貯留部構成部品とを組み付けた状態で、操作部材が中継部材の第1突部に上方から対向するように設計すればよい。これにより、新機種開発を行う際に旧機種をベースにしつつ機能性及びデザイン性が優れた外観デザインをすることができ、従来より設計の自由度が向上する。
[請求項2の発明]
請求項2の構成によれば、操作部材から手を離しても保持機構によって操作部材が開放操作位置に保持されて排出口が開放し、容易に遊技媒体を貯留部から排出することができる。また、貯留部から遊技媒体を排出した後は、解除機構によって操作部材が閉鎖操作位置に保持されて排出口が閉鎖され、再び遊技媒体を貯留部に貯留可能となる。即ち、操作部材による開閉部材の開閉をスムーズにすることが可能である。
(付記)本発明の更に好ましい態様や追加的構成要件を以下に列挙する。
(1)遊技媒体を貯留可能な貯留部と、貯留部から遊技媒体を排出するための排出口と、排出口を閉鎖する閉鎖位置と、排出口を開放する開放位置との間を移動可能な開閉部材と、任意に操作可能な操作部材と開閉部材とを含み、操作部材に受けた操作力を開閉部材に伝達して開閉部材を移動操作可能とする開閉機構とを含み構成された遊技媒体貯留部材を備えた遊技機において、開閉部材を含む第1の開閉機構構成部と、操作部材を含む第2の開閉機構構成部とに開閉機構を分割すると共に、遊技媒体貯留部材の少なくとも一部を構成しかつ別体複数の構成部品のうち一の構成部品に第1の開閉機構構成部を取り付ける一方、他の構成部品に第2の開閉機構構成部を取り付け、一と他の構成部品を互いに組み付けた状態において、第1と第2の開閉機構構成部の各々の少なくとも一部を互いに当接させることにより連動する構成としてもよい。これにより、貯留部の排出口を開閉するための開閉機構が操作部材を含んだ第1の開閉機構構成部と、開閉部材を含んだ第2の開閉機構構成部とに分割され、それら第1及び第2の開閉機構構成部が、遊技媒体貯留部材の少なくとも一部を構成しかつ別体複数の構成部品に別々に取り付けられている。そして、別体複数の構成部品のうち一と他の構成部品を互いに組み付けた状態で、第1と第2の開閉機構構成部の各々の少なくとも一部を互いに当接させることにより連動する。これにより、開発時における設計の自由度を向上させ機能性及びデザイン性に優れた遊技機にすることができる。
(2)開閉部材を閉鎖位置と開放位置の何れか一方に付勢する開閉付勢手段を備えてもよい。これにより、操作部材を操作していない状態で、開閉付勢手段の付勢力によって開閉部材を閉鎖位置と開放位置との何れかに一方に強制的に移動することができる。
(3)第1の開閉機構構成部には、開閉部材とは別部品であって開閉部材に連動可能に連結された中継部材を有し、第2の開閉機構構成部には、操作部材とは別部品であって、操作部材を操作することによって可動すると共に、中継部材に当接し操作力を伝達する可動部品を有してもよい。これにより、第2の開閉機構構成部の可動部品の動きを、その可動部品に当接する中継部材を介して開閉部材に伝達することができる。
(4)操作部材は、直動可能に支持され、可動部品は、直動可能に支持され、開閉部材は、回動可能に支持され、中継部材は、回動可能に支持されかつ、可動部品が突き当てられて摺接する当接受面を有し、操作部材からの軸力を回動力に変換して開閉部材に伝達するように構成してもよい。これにより、第2の開閉機構構成部の可動部品の直動に基づく軸力を、中継部材で回動に変換して開閉部材に伝達し、開閉部材を回動させることができる。
(5)他の構成部品と操作部材との間には、操作部材を直動可能に保持した保持ケースが備えられ、操作部材が押される度にその操作部材を直動可能な範囲の一端側位置と他端側位置とに交互に保持する交互保持機構を設けてもよい。これにより、操作部材が交互保持機構によって直動可能な範囲雄一端側位置と他端側位置とに保持され、これにより、排出口が開放状態と閉鎖状態とに保持される。
(6)第1の開閉機構構成部が取り付けられた一の構成部品は、貯留部を一部に有した貯留部構成部品であり、第2の開閉機構構成部が取り付けられた他の構成部品は、貯留部構成部品を覆うカバー部構成部品であってもよい。これにより、一の構成部品としての貯留部構成部品を覆う他の構成部品としてのカバー部構成部品が、遊技機の装飾用の外観デザインの一部を構成する。そして、カバー部構成部品における操作部材の配置を決定しておき、両構成部品を組み付けた状態で、第1と第2の開閉機構構成部の各々の少なくとも一部を互いに当接させて連動するように設計することができる。このように、第1と第2の開閉機構構成部のうち互いに当接する部位の形状に配慮せずにカバー部構成部品の外観デザインを決定することができるので、遊技機の外観デザインの自由度を向上させることができる。
(7)貯留部構成部品は、遊技機の本体部分の前面を覆う垂直壁と、その垂直壁から前方に膨出して貯留部を構成する容器状の膨出容器壁とを有し、第1の開閉機構構成部は、膨出容器壁の側方に配置されてカバー部構成部品によって覆われ、第2の開閉機構構成部は、カバー部構成部品のうち第1の開閉機構構成部の上方に配置されてもよい。また、第1の開閉機構構成部は、貯留部構成部品の膨出容器壁の周辺に取り付けてもよい。例えば、第1の開閉機構構成部を貯留部構成部品の膨出容器壁の側方に配置すると共に、第2の開閉機構構成部をカバー部構成部品のうち第1の開閉機構構成部の上方に配置すると、第2の開閉機構構成部に含まれる操作部材をカバー部構成部品の上向き面に配置することができる。
(8)排出口は、貯留部の下面に配置され、中継部材は、貯留部構成部品のうち膨出容器壁の側方に配置されて横方向に延びた中継回動軸を中心に回動可能に取り付けられると共に、中継部材には、中継回動軸から略水平方向に突出し、操作部材の軸力を受ける第1突部と、中継回動軸から略上下方向に突出した第2突部とを有し、開閉部材は、膨出容器壁と中継部材との間に配置されて上下方向に延びた開閉回動軸を中心に回動可能に取り付けられると共に、開閉部材には、開閉回動軸から膨出容器壁側に突出して排出口を開閉するシャッタ部と、開閉回動軸からシャッタ部と異なる方向に突出して第2突部に当接する回動力受部とが備えられていてもよい。これにより、操作部材を操作すると、中継部材の第1突部に操作部材の操作力が作用して中継部材が中継回動軸回りに回動する。すると、中継部材の第2突部が開閉部材の回動力受部を押して開閉部材が開閉回動軸回りに回動してシャッタ部が旋回し、貯留部の下面に配置された排出口が開閉される。
以下、本発明の遊技機としてのパチンコ遊技機10に係る一実施形態を、図1〜図18に基づいて説明する。図1に示すようにパチンコ遊技機10は、遊技機枠体80に遊技機本体81を組み付けてなる。その遊技機本体81は、それぞれ種々の部品が組み付けられた遊技板11と機構板84とからなる。また、遊技機枠体80は、外枠82と前面枠83とからなる。この前面枠83には、視認窓83Wが前後方向に貫通形成されている。また、前面枠83は、後面側に遊技板11と機構板84とが順番に宛がわれていると共に、前面側にガラス扉85が宛がわれている。そして、ガラス扉85に貫通形成されたガラス窓85Wが、視認窓83Wと前後方向に重なり、ガラス窓85Wに嵌め込まれたガラス板85Gを通してパチンコ遊技機10の前方から遊技板11が視認可能となっている。
ガラス扉85のうちガラス窓85Wの下方には、図2に示すように上皿26が配置されている。この上皿26は、上方に開放した容器状をなし、内部に遊技媒体としての遊技球を貯留可能となっている。上皿26の側方には、上皿用球抜きボタン26Aが設けられており、この上皿用球抜きボタン26Aを押圧して上皿26に貯留された遊技球を後述する下皿27に排出することができる。
遊技領域R1は、遊技板11の前面から突出するガイドレール12に囲まれて略円形になっている。遊技領域R1の中央には、図1に示す表示装置取付開口11Wが貫通形成されている。この表示装置取付開口11Wには、図2に示すように前方から表示枠30Aが嵌合され、その表示枠30Aのうち周縁部の後面を遊技板11の前面に宛がった状態にして固定されている。また、表示枠30Aの中央部には、略矩形の画面表示開口30Wが貫通形成されており、その画面表示開口30Wから遊技板11の後面に取り付けられた液晶モニター30Bの液晶表示画面30Gが露出している。
遊技領域のうち表示枠30Aの両側方には、ランプ風車17、始動ゲート18、風車19が上から順番にそれぞれ設けられている。また、表示枠30Aの下方には、始動入賞口14、大入賞口15、アウト口16が上から順番に設けられている。始動入賞口14の両側方には、ガイドレール12に沿って一般入賞口20,21及びサイドランプ22が設けられている。これら各始動入賞口14,15,20,21等の役物以外に、遊技領域R1には、遊技球と当接して流下方向を様々に変化させることが可能な図示しない障害釘が分散配置されている。
上記した役物の詳細は、以下のようである。一般入賞口20,21は、遊技板11から突出した部材の上面に開口を備えた、所謂ポケット構造をなし、遊技球が丁度1つ入球可能な大きさで上方に開口している。一般入賞口20,21へ入球すると、その遊技球は遊技板11の裏側に取り込まれ、代わりに所定数の賞球が上皿26に払い出される。
始動ゲート18は、遊技球が潜って通過可能な門形構造をなし、通過した遊技球は始動ゲート18に内蔵された図示しない普通図柄始動スイッチによって検出される。この検出信号に基づいて、液晶表示画面30Gの一角に設けられた普通図柄表示部18Hにおいて図柄が変動表示される。具体的には、「0」〜「9」までの数字からなる数字図柄が所定期間に亘って変動表示された後、所定の数字図柄が停止表示される。
始動入賞口14は、所謂ポケット構造をなしている。そして、始動入賞口14に入った遊技球は、遊技板11に設けた貫通孔11A(図1参照)を通って、遊技板11の裏側に回収される。始動入賞口14の開口の左右両側には可動翼片14A,14Aが備えられている。これら両可動翼片14A,14Aは、常には起立状態になっており、両可動翼片14A,14Aに挟まれた始動入賞口14の開口幅は、遊技球が1つだけ入る大きさとなっている。そして、普通図柄表示部18Hで停止表示された数字図柄が奇数になると、遊技板11の裏に設けた図示しないソレノイドが駆動されて、可動翼片14A,14Aが所定期間(例えば、0.4秒間)に亘って横に倒される。すると、始動入賞口14の上方空間が側方に開放し、始動入賞口14の両脇に至った遊技球が可動翼片14Aに受け止められて始動入賞口14に案内されるようになる。
始動入賞口14に遊技球が入賞すると、始動入賞口14内に設けた図示しない始動口センサが遊技球を検出し、その検出信号に基づいて、例えば、4個の遊技球が後述する上皿26に払い出されると共に、液晶表示画面30Gにおいて図柄が変動表示される。具体的には、液晶表示画面30Gには、通常、3つの左、中、右の特別図柄31A,31B,31Cが横並びに表示されている。これら各特別図柄31A,31B,31Cは、例えば、「0」〜「11」の数字を表記した複数種類のもので構成されており、通常は、各特別図柄31A,31B,31Cごと、所定の種類のものが停止表示されている。そして、始動入賞口14に遊技球が入賞したときに、これら3つの特別図柄31A,31B,31Cが、上下方向にスクロール表示され、所定時間後に、例えば、左、右、中の順で各特別図柄31A,31C,31Bが停止表示される。このとき、中特別図柄31Bがスクロール表示されている状態で、先に停止表示された左・右の特別図柄31A,31Cが、同じ図柄となった場合に「リーチ状態」が成立する。すると、次述する「大当たり状態」になる確率が高くなる。また、全ての特別図柄31A,31B,31Cが同じ図柄、即ち、ぞろ目になった場合に、遊技が「大当たり状態」になる。
なお、液晶表示画面30Gにおいて特別図柄31A,31B,31Cが変動表示又は「大当たり状態」の最中に始動入賞口14に入賞した場合、その入賞球は最大で4個まで保留記憶され、特別図柄31A,31B,31Cが停止表示又は「大当たり状態」が終了すると、その保留記憶に基づいて再び、特別図柄31A,31B,31Cが変動表示される。
大入賞口15は、横長矩形に形成されて、常には、可動扉15Tにて閉塞されている。パチンコ遊技機10が「大当たり状態」になると、遊技板11の裏に設けた図示しないソレノイドが駆動され、可動扉15Tが所定期間に亘って前側に倒れる。これにより、大入賞口15が開放され、可動扉15Tを案内にして、大入賞口15に多くの遊技球が入賞可能となる。ここで、可動扉15Tが、開放してから閉じるまでの間を「ラウンド」と称すると、1つのラウンドは、可動扉15Tの開放時間が30秒に達したか、又は、大入賞口15に遊技球が10個入賞したかの何れかの条件が先に満たされた場合に終了する。また、「大当たり状態」は、最大で、例えば15ラウンドまで継続される。
大入賞口15の内部には、図示しない計数入賞口が設けられている。計数入賞口内には、カウントセンサが設けられており、遊技球の入賞を検出すると入賞球数をカウントし、入賞球が前記したように計10個に達したか否かをチェックする。なお、大入賞口15に遊技球が入賞すると、例えば、15個の遊技球が上皿26に払い出される。
前面枠83の前面のうちガラス扉85の下方は、横並びに配置された下皿扉40(付記における「遊技媒体貯留部材」に相当する)と固定板86とで覆われている。固定板86は、前面枠83の下側角部に固定されている。そして、この固定板86の上端部に設けられた鍵穴86Aに鍵を挿入して回動操作すると、ガラス扉85が前面枠83のうち固定板86と反対側の側面に設けられた1対の上側ヒンジ部83A,83A(図1参照)を中心にして回動可能となっている。また、固定板86の下端部には、操作ノブ86Bが取り付けられている。
下皿扉40は、図2に示すようにパチンコ遊技機10の前方から見ると略横長矩形状をなし、係止金具46N(図4参照)を引き上げると、前面枠83のうち固定板86と反対側の側部に設けられた1対の下側ヒンジ部83B,83B(図1参照)と、下皿扉40のうち固定板86と反対側の側部に設けられた1対の下皿扉ヒンジ部46J、46J(図4参照)とからなるヒンジ機構を中心にして回動可能となっている。この下皿扉40には、図4に示すように、垂直壁46の前面側に、第1と第2の装飾カバー44A,44Bが左右方向に並べて備えられている。これら第1と第2の装飾カバー44A,44Bは、ガラス扉85の前面より前方に膨出していると共に、図2に示すように上向き面が下皿扉40の左右方向の両端から第1と第2の装飾カバー44A,44Bの境界位置に向けて下向きに湾曲している。
第1の装飾カバー44Aは、垂直壁46に前もって取り付けられた第2の装飾カバー44Bの側部を案内にして垂直壁46に取り付けられ、垂直壁46に後方から螺子止めされている。これにより、第2の装飾カバー44Bを垂直壁46に固定する螺子のうちの前方に露出するものが第1の装飾カバー44Aによって覆われるので、防犯性が高まる。また、第1の装飾カバー44Aの上向き面には、図3に示すように画像操作ボタン41が設けられている。この画像操作ボタン41は、押圧操作によって液晶表示画面30Gで表示される画像を選択可能になっている。また、画像操作ボタン41は、図2に示すように、第1の装飾カバー44Aの上向き面の傾斜に沿って下皿27側に傾斜している。
第2の装飾カバー44Bは、図4に示すようにカバー部構成部品42Aに後述する操作ユニット47を取り付けてなる。このカバー部構成部品42Aは、下面カバー59の上縁部に上面カバー58を後方から螺旋止めしてなる。下面カバー59は、前面側が前方に膨出している。そして、その膨出した部分の下面側が平坦になっており、図16に示す排出部固定開口59Aが上下方向に貫通形成されている。
上面カバー58の取付開口58Aには、図5に示すように、上面カバー58を上下方向に貫通するようにして操作部材47Aが取り付けられている。この操作部材47Aは、操作ボタン50、直動ギヤ52及び回転ギヤ54からなり、保持ケース47C内に直動可能に保持されている。そして、操作部材47Aの操作ボタン50と保持ケース47Cの上端部とが、上面カバー58の上面から突出している。この操作ボタン50は、図2に示すようにパチンコ遊技機10の前方から押圧操作可能となっている。また、操作ボタン50の上端面は、「玉抜」の2文字(図4参照)が刻印され、下皿27側に向かって下向きに傾斜している。
保持ケース47Cは、透過性を有する樹脂で構成された透明ケース57と、その透明ケース57内に収容された円環枠部51及び固定ケース53とからなる。この透明ケース57は、上部が下部に対して段差状に拡径しかつ上端部が開放した円筒状をなしている。そして、透明ケース57の上部と下部との間の段差部57Cに固定ケース53のケース底板53Cを突き当て、円環枠部51及び固定ケース53に下側から螺子止めされている。
円環枠部51は、上端部が円環状に形成され、その内側を操作ボタン50が挿通可能となっている。また、図6に示す固定ケース53は、下端有底の略円筒状をなし、側壁部53Aに設けられた1対のガイド開口53B,53Bに、操作ボタン50の下端部から外側に突出する1対の係止突部50A,50Aが嵌め込まれてなる。これにより、操作ボタン50は、係止突部50Aの側部がガイド開口53Bの側縁部に当接して回動が規制される一方、上下方向に直動可能となっている。そして、操作ボタン50が上方に直動して係止突部50Aの上端部がガイド開口53Bの上縁部に当接する位置が、操作ボタン50の直動範囲の上限位置となる。
固定ケース53のケース底板53Cの中央には、図5に示す固定ギヤ53Dが設けられている。この固定ギヤ53Dは、両端面が開放した円筒状をなし、操作ボタン50の直動方向に沿って延びて上端部がケース底板53Cの上方に突出する一方、下端部がケース底板53Cの下方に突出している。
固定ギヤ53Dの下端部には、6つの誘導突部53Eが設けられている。各誘導突部53Eは、固定ギヤ53Dの下端面を円周方向に6等分した位置に配され、図6に示すように、固定ギヤ53Dの延長方向に延びる係止直壁53Fと、その係止直壁53Fの先端部から円周方向に隣り合う係止直壁53Fの基端部に向けて延びる誘導斜面53Gとからなる。そして、全ての誘導斜面53Gが、同一の円周方向に向かって略同一の角度で傾斜している。また、固定ギヤ53Dの下端部には、3つの係止スリット53Hが設けられている。これら係止スリット53Hは、固定ギヤ53Dの下端面を円周方向に3等分した位置に設けられ、係止直壁53Fを上方に延長した部位を含んでいる。
固定ギヤ53Dの内空には、図5に示すように上方から直動ギヤ52が挿入されている。直動ギヤ52は、上端有底の円筒状に形成され、その側面に係止突条52A(図6参照)が立設されている。そして、この係止突条52Aが、固定ギヤ53Dの内空に操作ボタン50の直動方向に沿って設けられた誘導溝(図示せず)に嵌め込まれている。これにより、直動ギヤ52は、回動が規制される一方、操作ボタン50の直動方向に沿って上下方向に直動可能となっている。この直動ギヤ52は、下方に直動して係止突条52Aの下端部が誘導溝の下端部に当接すると直動範囲の下限位置に至る。そして、直動ギヤ52が下限位置に至ると、その直動ギヤ52の上端部に載置された操作ボタン50も直動範囲の下限位置となる。また、直動ギヤ52が上方に直動し、その直動ギヤ52に押し上げられた操作ボタン50が直動範囲の上限位置に至ると、直動ギヤ52も直動範囲の上限位置となる。
直動ギヤ52の下端部には、6つの山形突部52Bが設けられている。各山形突部52Bは、図6に示すように、直動ギヤ52の下端面を円周方向に6等分した位置に設けられた頂部52Cと、その頂部52Cから円周方向の両側にV字状に延びる1対の押圧斜面52D,52Dとからなる。これら山形突部52Bの頂部52Cは、固定ギヤ53Dの係止直壁53Fと円周方向に位相をずらして配置されている。
直動ギヤ52の内空には、図5に示すように、下方から直動シャフト55(付記における「可動部品」に相当する)が挿入されている。この直動シャフト55は、先端部が半球状をなす丸棒であって、中間部に規制フランジ55Aが立設されている。また、直動シャフト55の下端部が、透明ケース57の下端部に貫通形成されたシャフト挿通孔57Aに挿通されている。このように、直動シャフト55の両端部は、直動ギヤ52と透明ケース57とによって上下方向に直動可能に支持されている。
直動シャフト55のうち規制フランジ55Aより上方には、図6に示す回転ギヤ54が外装されている。この回転ギヤ54は、両端部が開放された円筒状の本体部54Aと、その本体部54Aを円周方向に3等分した位置の側部に立設された係止壁54Bとからなり、本体部54A内に下方から挿通された直動シャフト55によって回動可能に軸支されている。各係止壁54Bの上端面に形成された摺接面54Cは、本体部54Aの径方向には外縁部から本体部54Aの開口部に向かって下向きに傾斜している一方、本体部54Aの円周方向には対向する固定ギヤ53Dの誘導斜面53G及び直動ギヤ52の押圧斜面52Dと略平行に傾斜している。
直動シャフト55のうち規制フランジ55Aより下方は、圧縮コイルバネ56に挿通されている。この圧縮コイルバネ56は、上端部が規制フランジ55Aに当接する一方、下端部が透明ケース57の下端部に当接しており、直動シャフト55を操作ボタン50側に付勢している。即ち、操作部材47Aが直動シャフト55を介して圧縮コイルバネ56によって上向きに付勢される。
操作部材47Aは、常には、図7に示すようにOFF位置にあって、直動シャフト55の先端部が透明ケース57の下端部から僅かに突出すると共に、回転ギヤ54の係止壁54Bが固定ギヤ53Dの係止スリット53Hに入り込んだ状態で圧縮コイルバネ56によって上向きに付勢される。これにより、回転ギヤ54が固定ギヤ53D内に収容された状態に保持されると共に、操作部材47Aが直動範囲の上限位置に至る。
OFF位置にある操作部材47Aを押圧すると、図8に示すように、操作部材47Aが下向きに直動して直動ギヤ52の押圧斜面52Dと回転ギヤ54の摺接面54Cとが当接し、回転ギヤ54には、直動ギヤ52を介して操作部材47Aの操作力が伝達されると共に、規制フランジ55Aを介して圧縮コイルバネ56の弾性力が伝達される。そして、これら操作部材47Aの直動方向に作用する軸力によって回転ギヤ54の摺接面54Cが直動ギヤ52の押圧斜面52Dに沿って摺動するように付勢され、回転ギヤ54の係止壁54Bの側面が固定ギヤ53Dの係止スリット53Hの側面に押し付けられる。さらに操作部材47Aを押圧してON位置に至ると、図9に示すように回転ギヤ54が直動ギヤ52内から押し出されて回転ギヤ54の摺接面54Cが直動ギヤ52の押圧斜面52Dに沿って摺動し、回転ギヤ54の摺接面54Cが円周方向に隣り合う直動ギヤ52の押圧斜面52Dの上端部に当接するまで回転ギヤ54が回動する。また、操作部材47AがON位置に至ると、操作部材47AがOFF位置にある場合より直動シャフト55の下端部が透明ケース57のシャフト挿通孔57Aから多く突出する。
そして、操作部材47Aの押圧を解除すると、圧縮コイルバネ56に付勢された規制フランジ55Aによって回転ギヤ54が僅かに押し上げられ、回転ギヤ54の摺接面54Cが固定ギヤ53Dの誘導斜面53Gに当接する。すると、回転ギヤ54の摺接面54Cが固定ギヤ53Dの誘導斜面53Gに沿って摺動し、図10に示すように、回転ギヤ54の係止壁54Bが固定ギヤ53Dの係止直壁53Fに押し当てられた状態に保持される。このように、操作部材47AがON位置にある場合には、操作部材47AがOFF位置にある場合より回転ギヤ54が円環枠部51から離れた位置に留まるので、回転ギヤ54に押し上げられている直動ギヤ52の上端部と当接する操作ボタン50が、円環枠部51内に比較的押し込まれた状態に保持される。
ON位置にある操作部材47Aを押圧すると、直動ギヤ52が下方に直動して回転ギヤ54を固定ギヤ53D内から押し出す。すると、回転ギヤ54の摺接面54Cが固定ギヤ53Dの誘導斜面53Gに沿って摺動して、図11に示すように、回転ギヤ54の摺接面54Cが円周方向に隣り合う直動ギヤ52の押圧斜面52Dの上端部に当接するまで回転ギヤ54が回動する。そして、操作部材47Aの押圧を解除すると、圧縮コイルバネ56の弾性力によって回転ギヤ54が上方に直動し、回転ギヤ54の摺接面54Cが固定ギヤ53Dの誘導斜面53Gに当接する。そして、回転ギヤ54の摺接面54Cが固定ギヤ53Dの誘導斜面53Gに沿って摺動して、図7に示すように回転ギヤ54の係止壁54Bが固定ギヤ53Dの係止スリット53Hに入り込んで、操作部材47AがOFF位置に保持される。
ここで、操作部材47Aのうち直動ギヤ52及び回転ギヤ54が、本発明の「保持機構」及び「解除機構」となっている。また、直動ギヤ52、固定ギヤ53D、回転ギヤ54、直動シャフト55及び圧縮コイルバネ56が、「交互保持機構47B」となっている。この交互保持機構47Bは、少なくとも保持機構及び解除機構を含んでいる。
操作部材47Aの動作を纏めると以下のようである。操作部材47Aは、常には、交互保持機構47BによってOFF位置に保持されている(図7参照)。そして、パチンコ遊技機10の前方から操作ボタン50を一度押圧すると、操作部材47AがOFF位置からON位置に至り、押圧を解除しても交互保持機構47B、即ち、保持機構によってON位置に保持される(図8〜図10参照)。それから、再度、操作ボタン50を押圧すると解除機構によって保持機構による保持が解除されて操作部材47AがOFF位置に復帰し、押圧を解除しても交互保持機構47BによってOFF位置に保持される(図7及び図11参照)。なお、図7〜図11では、説明のために操作ボタン50、円環枠部51及び透明ケース57のみを断面で示している。
保持ケース47Cのうち上面カバー58の下面側に突出する部分には、図5に示す透光カバー58Bが外装されている。この透光カバー58Bは、透過性を有する樹脂からなる下端有底の円筒状をなし、下端部に透明ケース57の段差部57Cより下方を挿通可能な開口部を備えている。そして、透光カバー58Bの開口部に透明ケース57が上方から挿通され、透光カバー58Bの下端部を透明ケース57の段差部57Cに突き当てた状態にして下方から螺子止めされている。これにより、透光カバー58Bと保持ケース47Cとが一体化されると共に、固定フランジ57Bと透光カバー58Bとの間に取付開口58Aの周縁部を挟んで、保持ケース47Cを上面カバー58に固定している。
この透光カバー58Bの側方には、遮光カバー58C装着されている。この遮光カバー58Cは、不透明な樹脂で構成され、両端が開放された円筒状の遮光壁部と、その遮光壁部の上縁部から上面カバー58の下面に沿って広がる遮光板部とからなる。この遮光カバー58Cの遮光壁部の下方には、上面に複数、例えば4つのLED58Dが実装されたLED基板58Eが配置されている。このLED基板58Eは、透光カバー58Bの下面に立設された位置決め突条58Hに下方から突き当てた状態にして、透光カバー58Bに下方から螺子止めされている。これにより、透光カバー58BとLED基板58Eとの間の空間にLED58Dを収容可能になると共に、遮光カバー58Cの遮光壁部がLED基板58Eと上面カバー58との間に遊嵌される。また、LED基板58Eから延びる電線は、後述する回動支持盤60の電線挿通孔60D(図12参照)を通って垂直壁46の後方に取り出されている。
LED基板58Eに実装されたLED58Dは、遊技が大当たり状態等になった際の演出の一部として点灯する。このLED58Dからの光は、上方に向かって照射され、透光カバー58Bの下面に設けられた凹凸部(図示せず)によって攪乱され、透明ケース57の段差部57Cを全体的に照射する。そして、LED58Dからの光が透明ケース57の固定フランジ57Bに至ると、上面部が外側に湾曲した形状をなす固定フランジ57Bのレンズ効果によって強度を増して上方を照射する。なお、遮光カバー58CによってLED58Dからの光の照射範囲が固定フランジ57Bに限定され、第2の装飾カバー44Bのうち固定フランジ57Bのみが輝くようになる。
操作ユニット47と画像操作ボタン41との間には、膨出容器壁43が配置されている。この膨出容器壁43は、下面が略水平な略横長矩形の容器状をなし、図4に示すように上方及び垂直壁46側の側方が開放されている。膨出容器壁43の底部のうち操作ボタン50寄りの位置には、図3に示すように、排出口43Aが設けられている。排出口43Aは、略円形状をなし、複数の遊技球が一度に通過可能となっている。また、膨出容器壁43の底部は、周縁部から排出口43Aに向けて下向きに傾斜している。
膨出容器壁43は、図4に示すように、その底部の後縁部に立設された位置決め突状43Bを垂直壁46の前面に略水平方向に延びる位置決め溝46Kに挿入して位置決めされている。そして、膨出容器壁43のうち垂直壁46側の側方が垂直壁46の壁部46Hによって閉塞された状態にして、垂直壁46に前方から螺旋止めされている。これにより、膨出容器壁43と垂直壁46とが一体となって下皿27(本発明の「貯留部」に相当する)を形成し、この下皿27内に遊技球を貯留可能になっている。また、この膨出容器壁43と垂直壁46とが、本発明の「貯留部構成部品42B」を構成している。
壁部46Hは、垂直壁46の前面のうち中央に形成された平坦面である。この壁部46Hのうち排出口43Aの後方となる部位には、遊技球流入口46Gが垂直壁46を前後方向に貫通して形成されている。この遊技球流入口46Gは、横長矩形状に形成され、一度に複数の遊技球が通過可能になっている。そして、上皿26から排出されて図示しない遊技球通路を通った遊技球が、遊技球流入口46Gから下皿27に流入可能となっている。
膨出容器壁43の下方には、排出口カバー46Aが設けられている。この排出口カバー46Aは、下面カバー59と同じ色彩の同じ材料からなり、先端部に排出口保護口46Bが上下方向に貫通形成されている。この排出口保護口46Bは、上下の端面が開放しかつ直径が排出口43Aより僅かに大きい円筒状をなしている。排出口カバー46Aは、後端部が垂直壁46の前面に突き当てられ、膨出容器壁43の下面との間に略一定の間隔の隙間を保った状態にして、膨出容器壁43に下方から螺旋止めされている。これにより、膨出容器壁43と排出口カバー46Aとの間を、後述する開閉部材64の水平アーム64Fが通過可能となっている。また、排出口保護口46Bが排出口43Aと上下方向に重なるので、排出口43Aから排出された遊技球が排出口保護口46Bを通過する。
垂直壁46のうち壁部46Hより固定板86側には、垂直壁46の後面側に固定されたLED基板46Iの先端部が突出している。このLED基板46Iは、先端部に膨出容器壁43側に向けられた複数、例えば3つのLED(図示せず)が実装されている。
LED基板46Iの前方には、ベース部60が設けられている。ベース部60は、透光材料からなり、LED基板46Iの前方を覆う支持部取付板60Aと、その支持部取付板60Aの周縁部から後方に突出して先端部が垂直壁46の前面に突き当てられた周囲壁60Bとを備えてなる。このベース部60は、膨出容器壁43と左右方向に並べて配置され、隣り合う側部を互いに当接した状態にして、垂直壁46に前方から螺子止めされている。そして、ベース部60のうち膨出容器壁43側の周囲壁60Bに突設された照射突部60Cが、膨出容器壁43の側部に設けられた取付部43Cに嵌合して下皿27内に露出している。これにより、下皿27に貯留された遊技球が所定量に達すると、LED基板46Iに実装されたLEDが照射突部60Cを介して下皿27内を照射することができる。
また、支持部取付板60Aの後面と垂直壁46の前面との間には、図17に示す遊技球通路60Eが設けられている。この遊技球通路60Eには、上皿用球抜きボタン26A(図2参照)の押圧操作によって図示しない発射装置内から排出された遊技球が、ベース部60のうち固定板86側の上側角部から流入する。そして、遊技球通路を通過した遊技球が、ベース部60のうち膨出容器壁43側の下側角部から下皿27内に排出される。
図12に示す支持部取付板60Aの前面は、平坦な鉛直面となっており、開閉部材支持部62と中継部材支持部61とが膨出容器壁43側から順番に左右方向に横並びにして設けられている。開閉部材支持部62は、膨出容器壁43(図3参照)と中継部材支持部61との間にあって支持部取付板60Aの前面に突設された1対の開閉部材支持突部62B,62Bと、両開閉部材支持突部62B,62Bの先端部に軸支された開閉部材シャフト62Aとからなる。開閉部材シャフト62Aは、両開閉部材支持突部62B,62Bの先端部に貫通形成されたシャフト孔(図示せず)に挿通されかつ両端部が抜け止めされている。この開閉部材シャフト62Aは、略鉛直方向に延びて、支持部取付板60Aの前面と略平行になっている。
開閉部材64は、開閉部材シャフト62Aに回転可能に軸支された回動円筒64Aと、回動円筒64Aの下端部から膨出容器壁43側に突出するシャッタ部64Bと、回動円筒64Aの上端部から膨出容器壁43と反対側に突出する回動力受部64Cとからなる。回動円筒64Aは、上下の両端が開放された円筒状をなし、内部に開閉部材シャフト62Aが挿通されている。また、回動力受部64Cは、鉛直方向に延びて支持部取付板60Aの前面と対向する平板であって、下方に向かって僅かに幅広となっている。
シャッタ部64Bは、全体としてクランク状をなす板材であって、回動円筒64Aの下端部から膨出容器壁43側に突出する張出部64Dの先端部から鉛直下方に鉛直アーム64Eが延び、その鉛直アーム64Eの下端部から水平アーム64Fが膨出容器壁43側に向かって略水平に延びている。水平アーム64Fは、図12に示すように先端部に向かって幅広となる板状をなし、先端部が排出口43A(図3参照)及び排出口保護口46B(図4参照)より僅かに大きい略円形状になっている。水平アーム64Fの先端部は、膨出容器壁43と排出口カバー46Aとの間に形成された、水平アーム64Fの板厚より僅かに間隔が大きい隙間内に配置され、この隙間内を略水平方向に回動する。このように、水平アーム64Fが膨出容器壁43の下面と近接した位置を略水平に回動するので、他の部品の配置の自由度を極力損なわないようにすることができる。また、水平アーム64Fは、その先端部に突設された摺動突部64Gを、排出口カバー46Aに立設されて水平アーム64Fの回動軌跡に沿って延びる開閉部材支持壁46L(図4参照)の上端部に摺接させるので、開閉部材64の回動中の姿勢が安定する。
鉛直アーム64Eの側部には、圧縮コイルバネ65(本発明の「開閉付勢手段」に相当する)の一端部が係止されている。この圧縮コイルバネ65の他端部は、膨出容器壁43のベース部60側の側部のうち鉛直アーム64Eより前側部分に立設された係止片43E(図4参照)に係止されている。そして、この圧縮コイルバネ65の弾性力によって開閉部材64が一定方向、具体的には、水平アーム64Fの先端部が垂直壁46から離れる一方、回動力受部64Cが垂直壁46に近づく方向に回動するように付勢されている。
中継部材支持部61は、支持部取付板60Aの前面に突設された1対の中継部材支持突部61B,61Bと、両中継部材支持突部61B,61Bの先端部に軸支された中継部材シャフト61Aとからなる。中継部材シャフト61Aは、両中継部材支持突部61B,61Bの先端部に貫通形成されたシャフト孔(図示せず)に挿通されかつ両端部が抜け止めされている。この中継部材シャフト61Aは、水平方向に対して膨出容器壁43側下向きに傾斜すると共に、支持部取付板60Aの前面と略平行になっている。そして、この中継部材シャフト61Aによって中継部材63が回転可能に軸支されている。
中継部材63は、全体として略L字形をなす平板であって、中継部材シャフト61Aから前方に略水平方向に突出する第1突部63Aと、第1突部63Aの基端部から上方に突出して支持部取付板60Aの前面と対向する第2突部63Dとを備えてなる。第1突部63Aの上向き面は、平坦に形成された当接受面63Bであり、中継部材シャフト61Aと略平行になっている。第1突部63Aの基端部に設けられた軸挿通孔63C内には、中継部材シャフト61Aが挿通され、中継部材63が中継部材シャフト61Aを中心にして前後方向に回動可能になっている。また、中継部材63は、第1突部63Aの側部を中継部材支持突部61Bに当接させて、中継部材63の軸方向の位置決めをしている。
第2突部63Dは、第1突部63Aと略直交しかつ、開閉部材シャフト62A側の上側角部が開閉部材64の回動力受部64Cとベース部60の支持部取付板60Aとの間に挟まれている。この第2突部63Dのうち開閉部材シャフト62A側の上側角部には、伝達突起63Eが斜め上向きに突出している。この伝達突部63Eの先端部は、略半球状をなし、回動力受部64Cが押し当てられている。そして、この回動力受部64Cを介して伝達される圧縮コイルバネ65の弾性力によって第2突部が、常には、即ち、操作部材47AがOFF位置にある場合には、支持部取付板60Aに押し付けられている。また、中継部材63が前方に回動すると、伝達突起63Eが回動力受部64Cの後面を押圧し、圧縮コイルバネ65の弾性力に抗して開閉部材64を回動させる。そして、第2突部63Dと開閉部材64とが連動して伝達突起63Eと回動力受部64Cとの相対位置が変化しても、伝達突起63Eの先端部が略半球状になっているので、伝達突起63Eが回動力受部64Cの後面をスムーズに摺動することができる。
ここで、ベース部60、中継部材63、中継部材支持部61、開閉部材64及び開閉部材支持部62が、開閉ユニット45(図12参照)となっている。また、この開閉ユニット45(付記における「第1の開閉機構構成部」に相当する)と操作ユニット47(付記における「第2の開閉機構構成部」に相当する)とが、「開閉機構48(図17参照)」となっている。
開閉ユニット45は、図13に示すように、貯留部構成部品42Bとカバー部構成部品42Aとに囲まれた空間に収容され、その上方に操作ユニット47が配置されている。この操作ユニット47の操作部材47Aは、常には、OFF位置にあって、操作ユニット47の直動シャフト55の先端部が中継部材63の第1突部63Aと上下方向に対向している。また、開閉ユニット45では、常には、圧縮コイルバネ65の弾性力によって、開閉部材64の回動力受部64Cが中継部材63の第2突部63Dを支持部取付板60Aに押し付けた状態に保持されていると共に、開閉部材64の水平アーム64Fの先端部が排出口カバー46Aの先端部に立設された係止突辺46E(図4参照)に突き当てられた状態に保持されている。そして、この水平アーム64Fの先端部が、図3に示すように排出口43A及び排出口保護口46B(図4参照)と上下方向に重なり、排出口43Aを下方から閉鎖する。このように、開閉部材64は、常には、圧縮コイルバネ56の弾性力によって排出口43Aを閉鎖する閉鎖位置に保持され、操作部材47AのOFF位置が本発明の「閉鎖操作位置」となっている。
これに対し、操作部材47Aが押圧されてOFF位置からON位置に移動すると、図14に示すように直動シャフト55が下方に直動して当接受面63Bを押し下げ、開閉部材64の回動力受部64Cを介して中継部材63に伝達される圧縮コイルバネ56の弾性力に抗して中継部材63が前方に回動する。これにより、操作ボタン50の操作力に基づく軸力が回動力に変換される。また、中継部材63が回動して直動シャフト55の先端部と当接受面63Bとの間の相対角度及び相対位置が変化しても、直動シャフト55の先端部が半球状になっているので、直動シャフト55が当接受面63B上をスムーズに摺動することができる。
中継部材64が前方に回動すると、図12に示す中継部材64の伝達突起63Eに前方に押圧された開閉部材64の回動力受部64Cが前方に回動する。これと同時に、水平アーム64Fが垂直壁46側に回動し、水平アーム64Fの先端部の一部が垂直壁46のうち位置決め溝46Kと排出口カバー46Aとの間に前後方向に貫通形成された水平アーム挿通孔46Dに入り込み、排出口43Aが開放される。そして、操作ボタン50の押圧が解除されて操作ボタン50が交互保持機構47BによってON位置に保持されると、図15に示すように水平アーム64Fの先端部が排出口43Aと上下方向に重なる範囲から外れた開放位置に保持され、下皿27に貯留された遊技球を排出可能になる。このように、操作部材47AのON位置が、本発明の「開放操作位置」となっている。また、操作ボタン50の一度の押圧操作によって水平アーム64Fが開放位置に保持されるので、遊技者は下皿27に蓄えられた遊技球を排出している間も遊技に集中することができる。そして、ON位置にある操作ボタン50を一度押圧すると操作ボタン50がOFF位置に移動しかつ、交互保持機構47BによってOFF位置に保持される。以上が、パチンコ遊技機10の構成の説明である。
以下、本発明のパチンコ遊技機10の作用効果について説明する。
カバー部構成部品42Aは、貯留部構成部品42Bに以下の要領で組み付けられる。カバー部構成部品42Aに操作部材47AをOFF位置にした操作ユニット47を取り付けてアッシ化し、第2の装飾カバー44Bを形成する。また、貯留部構成部品42Bに開閉ユニット45を取り付けてアッシ化し、貯留部ベース44C(図4参照)を形成する。そして、第2の装飾カバー44Bを前後方向にスライドさせて貯留部ベース44Cの前面側に組み付ける。具体的には、図4に示す第2の装飾カバー44Bを後端部側から貯留部ベース44Cの前面側に近づけ、下面カバー59の一方の側部59Bを垂直壁46に突設された第1ガイド円筒46Fに摺接させると共に、上面カバー58の後端部の両側部58F,58Gを膨出容器壁43の側部43F及び垂直壁46に突設された第2ガイド円筒46Mに摺接させながら後方にスライドさせる。そして、第2の装飾カバー44Bの後端部を貯留部ベース44Cの所定の部位に突き当てた状態にして、貯留部ベース44Cに螺子止する。すると、図13に示すように、操作ユニット47の直動シャフト55が中継部材63の当接受面63Bと上下方向に対向した状態となる。そして、操作部材47Aが押圧されてON位置に至ると、図14に示すように操作ユニット45の直動シャフト55と開閉ユニット45の中継部材63とが互いに当接して連動する。これにより、本実施形態のパチンコ遊技機10は、新機種開発時における設計の自由度を向上させ機能性及びデザイン性に優れたものになっている。
以上のように、カバー部構成部品42A、貯留部構成部品42B、操作ユニット47及び開閉ユニット45は、第2の装飾カバー44Bと貯留部ベース44Cとに分けることができる。そして、開閉機構48(図17参照)を開閉部材64を含む開閉ユニット45と操作部材47Aを含む操作ユニット47とに分割し、貯留部構成部品42Bに開閉ユニット45を設けて、カバー部構成部品42Aに操作ユニット47を設けたため、開閉機構48を1つの一体型ユニットで構成し下皿扉40に取り付けるよりも、開閉機構48が大型化したり複雑化する等の虞を低減することが可能である。従って、下皿扉40を設計する際に、開閉機構48の大型化によって下皿扉40、カバー部構成部品42A、貯留部構成部品42B等が大型化したり、開閉機構48が複雑化することに伴う、操作部材47Aや開閉部材64の配置場所に制限がかかる虞を低減することが可能である。
また、開閉機構48の一部が破損して交換したり、点検する作業の際にも、開閉機構48が分割されているため、前記作業がし易くなる。
また、外部に露出して操作可能となった操作部材47Aは、図2に示すようにパチンコ遊技機10の外観の一部を構成する。操作部材47Aは、第2の装飾カバー44Bに含まれるので、本実施形態のパチンコ遊技機10の設計図を基にして外観が異なる新機種を開発する場合には、第2の装飾カバー44Bに含まれるカバー部構成部品42Aを主に形状変更し、貯留部ベース44Cは旧機種の構造を流用すればよい。そして、第2の装飾カバー44Bに含まれるカバー部構成部品42Aを形状変更するための設計開発時に、操作部材47Aの配置・角度の変更とその操作部材47Aの周りの外観の変更とを両方一度に行うことができると共に、操作部材47Aの配置が旧機種から変更されても操作部材47Aとカバー部構成部品42Aとの一体的な外観デザインにすることができる。これにより、本実施形態のパチンコ遊技機10によれば、新機種開発を行う際に旧機種をベースにしつつ機能性及びデザイン性が優れた外観デザインをすることができ、従来より設計の自由度が向上している。また、旧機種をベースにして優れたデザインを効率良く短時間で設計することができ、新機種開発の際の設計を従来より効率化よく行うことができる。
また、上述のように開発設計された第2の装飾カバー44Bに含まれるカバー部構成部品42Aと、新旧の機種間で流用した貯留部ベース44Cに含まれる貯留部構成部品42Bとの間で、操作ユニット47と開閉ユニット45同士の相対的な当接角度や間隔が変わり得る。ここで、本実施形態のパチンコ遊技機10は、操作ユニット47と開閉ユニット45との各々の少なくとも一部が互いに当接して連動する構成であるから、新機種において操作ユニット47と開閉ユニット45とを連動させるためには、必要に応じて操作ユニット47と開閉ユニット45との一部を旧機種のパチンコ遊技機10から変更するだけでよく、それ以外の操作ユニット47と開閉ユニット45との構造を流用することができる。
具体的には、例えば、図17に示す旧機種における操作ユニット47の配置に対して、図18に示す新機種における操作ユニット47の配置が、例えば、カバー部構成部品42Aの形状が変更する等により左右方向にずれた場合には、新機種の開閉ユニット45の支持部取付板60A上において、新旧の機種間で操作ユニット47の配置が左右方向にずれた分だけ中継部材63及び中継部材支持部61を左右方向に平行移動させればよい。これにより、操作ユニット47の直動シャフト55と中継部材63の当接受面63Bとの相対角度及び相対位置が新旧の機種間で略同一となる。また、中継部材63の配置変更に伴って、中継部材63の伝達突起63Eが開閉部材64の回動力受部64Cと支持部取付板60Aとの間から外れた場合には、中継部材63及び/又は開閉部材64の回動力受部64Cの形状を変更すればよい。例えば、図18に示すように旧機種の開閉部材64の回動力受部64Cを横方向に延長して新機種の回動力受部164Cとすれば、新旧の機種間で中継部材63と開閉部材64との間の力の伝達状態が略同一となる。これにより、操作ユニット47の全体と、開閉ユニット45のうち中継部材63、中継部材シャフト61A及び開閉部材シャフト62Aを、新機種に流用することができる。また、ベース部60は、新旧の機種間で中継部材支持突部61Bの配置が異なるだけなので、旧機種の金型を利用して新機種の金型を製作することができる。しかも、ベース部60の形状が変更された場合であっても、新旧の機種間でベース部60だけを取り替えれば、垂直壁46を新機種に流用することができる。このように、新旧の機種間で部品の流用又は部品製造用の金型の流用が図られ、新機種開発のコストを抑えることができる。以上のことにより、本願発明の開閉機構48があれば、設計変更等があっても対応可能である。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記実施形態では、パチンコ遊技機10に本発明を適用していたが、遊技機であれば、弾球遊技機に限らずメダル等を使用するスロットマシンの貯留皿に備えてもよい。
(2)前記実施形態では、膨出容器壁43の下面が略水平となっていたが、膨出容器壁43の下面を左右方向に傾斜させてもよい。この場合には、鉛直アーム64Eに対する水平アーム64Fの角度を膨出容器壁43の下面の傾斜に応じた形状とすれば、水平アーム64Fで排出口43Aを開閉可能となる。
)前記実施形態では、開閉ユニット45で下皿27を構成する膨出容器壁43の排出口43Aを開閉していたが、上皿26の排出口を開閉するようにしてもよい。また、上皿26と下皿27とが一体になった貯留部の排出口を開閉するようにしてもよい。
)前記実施形態では、膨出容器壁43が垂直壁46に取り付けられていたが、膨出容器壁43をカバー部構成部品42Aに取り付けた構成としてもよい。
)前記実施形態では、垂直壁46に膨出容器壁43と開閉ユニット45とを取り付けていたが、垂直壁46を左右方向に2分割して一方の垂直壁に膨出容器壁43を取り付け、他方の垂直壁46に開閉ユニット45を取り付けた構成としてもよい。
)前記実施形態では、操作部材47AがOFF位置にあると開閉部材64が閉鎖位置にある一方、操作部材47AがON位置にあると開閉部材64が開放位置にあるが、これとは逆に、操作部材47AがOFF位置にあると開閉部材64が開放位置にある一方、操作部材47AがON位置にあると開閉部材64が閉鎖位置にあるようにしてもよい。
)前記実施形態では、開閉ユニット45に中継部材63を1つだけ設けたが、開閉ユニット45に複数の中継部材63を設け、これらの中継部材63が連動して操作部材47Aと開閉部材64との間で力を伝達するようにしてもよい。また、開閉機構48は、前記実施形態に限るものではない。
本発明の第1実施形態に係るパチンコ遊技機の分解斜視図 パチンコ遊技機の正面図 下皿扉の平面図 下皿扉の分解斜視図 上面カバーのうち操作ユニット取り付け部の部分拡大図 操作ユニットの分解側面図 操作ユニットの側面図 操作ユニットの側面図 操作ユニットの側面図 操作ユニットの側面図 操作ユニットの側面図 開閉ユニットの斜視図 下皿扉の概略側断面図 下皿扉の概略側断面図 下皿扉の平面図 下面カバーの下面の平面図 開閉ユニットの概略正面図 開閉ユニットの概略正面図 従来の貯留部の分解斜視図 貯留部の側断面図
符号の説明
10 パチンコ遊技機(遊技機)
27 下皿(貯留部)
40 下皿扉(遊技媒体貯留部材)
42A カバー部構成部品
42B 貯留部構成部品
43 膨出容器壁
43A 排出口
45 開閉ユニット(第1の開閉機構構成部)
46 垂直壁
46H 壁部
47 操作ユニット(第2の開閉機構構成部)
47A 操作部材
47B 交互保持機構(保持機構)
47C 保持ケース
48 開閉機構
51A 中継回動軸
55 直動シャフト(可動部品)
63 中継部材
63A 第1突部
63B 当接受面
63D 第2突部
64 開閉部材
64B シャッタ部
64C 回動力受部
65 圧縮コイルバネ(開閉付勢手段)

Claims (2)

  1. 遊技媒体を貯留可能な貯留部と、
    前記貯留部の下面に配置され、前記貯留部から遊技媒体を排出するための排出口と、
    上下方向に延びた開閉回動軸を中心に回動し、前記排出口を閉鎖する閉鎖位置と、前記排出口を開放する開放位置との間を移動可能なシャッタ部を有した開閉部材と、
    下方に向けて押圧操作可能な操作部材とを備え、前記操作部材に受けた操作力を前記開閉部材に伝達して前記開閉部材を開閉可能な遊技機において、
    前記開閉部材を前記閉鎖位置に付勢する開閉付勢手段と、
    横方向に延びた中継回動軸を中心に回動し、前記中継回動軸から略水平方向に突出した第1突部と、前記中継回動軸から略上方に突出した第2突部とを有する中継部材と、
    前記開閉部材に設けられて前記開閉回動軸から横方向に突出し、前記第2突部と前後方向で対向した回動力受部と、
    前記貯留部を一部に有すると共に、前記開閉部材と前記中継部材とが組み付けられた貯留部構成部品と、
    前記貯留部構成部品を覆いかつ前記操作部材が上面に組み付けられたカバー部構成部品とを備え、
    前記貯留部構成部品に前記カバー部構成部品を組み付けることで、前記操作部材が前記第1突部に上方から対向し、前記操作部材が押圧操作されると、その操作部材により前記第1突部が下方に押されて回動すると共に前記第2突部が前後方向に回動して前記回動力受部を押圧することで、前記開閉付勢手段の付勢に抗して前記開閉部材が前記閉鎖位置から前記開放位置へと回動するように構成したことを特徴とする遊技機。
  2. 前記操作部材は、前記開閉部材を前記開放位置に向けて移動操作する開放操作位置と、前記開閉部材を前記閉鎖位置に向けて移動操作する閉鎖操作位置との間で移動可能であると共に、前記開放操作位置に保持する保持機構と前記保持機構による保持を解除する解除機構とを有することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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