JP4476947B2 - 冷凍装置 - Google Patents

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Description

本発明は、冷凍能力を増大するための過冷却側ユニットを備えた冷凍装置に関し、特に冷凍装置の運搬作業及び設置作業を改善した冷凍装置に関するものである。
冷凍装置は、一般的に、熱源側ユニットに1または2以上の利用側ユニットが冷媒配管(液連絡配管、ガス連絡配管)で接続されて構成されている。この冷凍装置は、一般家庭やビル等の建物に設置される空気調和機や、食品を収納して冷却する冷蔵庫、食品を収納して冷凍保存する冷凍庫等に使用されている。そして、地球温暖化の影響やOA(office automation)機器の増加に伴い、冷凍装置の需要が急速に高くなってきている。
そして、冷凍装置における冷媒負荷も急激に増大している。そのため、冷凍装置に対して、冷凍能力の向上が強く要求されるようになっている。また、冷凍装置の能力向上と併せて、環境への配慮から省エネルギー化を実現することも望まれている。そのような要求に応えるものとして、冷房能力を増大するための過冷却側ユニット等の能力付加装置を設けることがある。
そのようなものとして、「各室内ユニットの空調負荷の合計に応じて第1能力可変圧縮機1の能力を制御するとともに、各室内ユニットの空調負荷の合計が設定値を超えると第2能力可変圧縮機を運転し、この第2能力可変圧縮機の運転時は過冷却用熱交換器の第1熱交換器における冷媒の過冷却度を検出し、この検出結果に応じて第2能力可変圧縮機の能力を制御する」空気調和機が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
この空気調和機は、インバータによって能力可変な圧縮機を備えた1台の室外ユニットに対し、複数台の室内ユニットが並列に接続されて構成された主システムを備え、室外ユニットから各室内ユニットへ延びる液側管の一部を、インバータによって能力可変な圧縮機を備えた過冷却側ユニットの蒸発器に接続するため、各室内ユニットに流入する冷媒が蒸発器で過冷却されて十分な冷房能力を発揮することができるようになっている。
また、「主システムの低圧冷媒圧力を一定に制御し、各室内ユニットの制御は、各流量調整弁によって室内熱交換器の冷媒循環量を調整することにより行い、室外ユニットの圧縮機の容量が第1容量値以上、かつ、主システムの低圧冷媒圧力が所定値以上になると過冷却システムを動作させ、圧縮機の容量が第2容量値以下になると過冷却システムの動作を停止し、過冷却システムは、高圧冷媒圧力が所定値以下のときは過冷却熱交換器出口のスーパーヒートを一定にする制御を行い、高圧冷媒圧力が所定値よりも大きいときは低圧冷媒圧力を一定にする制御を行う」空気調和機が提案されている(たとえば、特許文献2参照)。
この空気調和機は、過冷却側ユニットを設け十分な冷房能力を発揮しつつ、補助冷媒回路が必要であるか否かの判断を確実に行い、各利用側熱交換器を流れる冷媒循環量を他の利用側熱交換器と無関係に個別に調整するため各利用側熱交換器の負荷に応じた迅速な制御を可能とし、室内ユニットの増設が可能であり、各室内ユニットへの応答が速く、省エネルギーな運転ができるようになっている。
特開平8−28984号公報(第4頁、第1図) 特開平10−185333号公報(第4頁、第1図)
特許文献1及び特許文献2に記載の空気調和機は、過冷却側ユニット等の能力付加装置を設けて冷却能力を向上させるようにしたものである。このような空気調和機は、ユニットケーシング自体が大型になり、それに伴い総重量も大きくなってしまう。つまり、過冷却側ユニットを設けて冷却能力の向上を図ったものであるが、その運搬に大きな労力を要し、運搬作業が大掛かりになってしまうという問題があった。
たとえば、このような空気調和機を建物の2階以上に設置するような場合、ユニットケーシングが大型であるためにエレベータに乗せることができず、クレーンの吊り上げ作業等が必要となり、運搬・設置作業が著しく煩わしいものとなっていた。また、設置費用が多くかかってしまうという問題もあった。さらに、機器自体の大型化に伴い、設置するスペースを確保しなければならないという問題もあった。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたもので、過冷却側ユニットが収容されたケーシング及び熱源側ユニットが収容されたケーシングの運搬作業及び設置作業を容易に行なうことができる冷凍装置を提供することを第1の目的とする。また、それらのケーシングを設置するスペースに対応させて配置を決定することができる冷凍装置を提供することを第2の目的とする。
本発明に係る冷凍装置は、第1の冷媒を圧縮する第1の圧縮機、第1の圧縮機から吐出された第1の冷媒を凝縮する熱源側凝縮器及び熱源側凝縮器で液化された第1の冷媒を貯留する液溜が順次接続された熱源側ユニットと、第1の冷媒を減圧する第1の膨張弁及び第1の冷媒を蒸発させる蒸発器が順次接続された1または2以上の利用側ユニットと、熱源側ユニットと利用側ユニットとを連絡し、第1の冷媒を導通する液連絡配管及びガス連絡配管と、第2の冷媒を圧縮する第2の圧縮機、第2の圧縮機から吐出された第2の冷媒を凝縮する過冷却側凝縮器、第2の冷媒を減圧する第2の膨張弁及び液連絡配管内の第1の冷媒と第2の冷媒とで熱交換を行う過冷却用熱交換器が順次接続された過冷却側ユニットとを備え、熱源側ユニットと、過冷却側ユニットとが別々のケーシングに収容されており、熱源側ユニットを収容したケーシングと過冷却側ユニットを収容したケーシングとをそれぞれに設けたユニットベース組立に載置して、連結用ボルトとナットとで連結板金に各ユニットベース組立を固定して、熱源側ユニットを収容したケーシングと、過冷却側ユニットを収容したケーシングとの一体化と分離化とを自在としたことを特徴とする。
本発明に係る冷凍装置は、第1の冷媒を圧縮する第1の圧縮機、第1の圧縮機から吐出された第1の冷媒を凝縮する熱源側凝縮器及び熱源側凝縮器で液化された第1の冷媒を貯留する液溜が順次接続された熱源側ユニットと、第1の冷媒を減圧する第1の膨張弁及び第1の冷媒を蒸発させる蒸発器が順次接続された1または2以上の利用側ユニットと、熱源側ユニットと利用側ユニットとを連絡し、第1の冷媒を導通する液連絡配管及びガス連絡配管と、第2の冷媒を圧縮する第2の圧縮機、第2の圧縮機から吐出された第2の冷媒を凝縮する過冷却側凝縮器、第2の冷媒を減圧する第2の膨張弁及び液連絡配管内の第1の冷媒と第2の冷媒とで熱交換を行う過冷却用熱交換器が順次接続された過冷却側ユニットとを備え、熱源側ユニットの第1の圧縮機と、熱源側ユニットの第1の圧縮機以外の各機器と、過冷却側ユニットとが別々のケーシングに収容されており、各ケーシングをそれぞれに設けたユニットベース組立に載置して、連結用ボルトとナットとで連結板金に各ユニットベース組立を固定して、熱源側ユニットの第1の圧縮機以外の各機器を収容したケーシングと、過冷却側ユニットを収容したケーシングとの一体化と分離化とを自在としたことを特徴とする。
本発明に係る冷凍装置は、第1の冷媒を圧縮する第1の圧縮機、第1の圧縮機から吐出された第1の冷媒を凝縮する熱源側凝縮器及び熱源側凝縮器で液化された第1の冷媒を貯留する液溜が順次接続された熱源側ユニットと、第1の冷媒を減圧する第1の膨張弁及び第1の冷媒を蒸発させる蒸発器が順次接続された1または2以上の利用側ユニットと、熱源側ユニットと利用側ユニットとを連絡し、第1の冷媒を導通する液連絡配管及びガス連絡配管と、第2の冷媒を圧縮する第2の圧縮機、第2の圧縮機から吐出された第2の冷媒を凝縮する過冷却側凝縮器、第2の冷媒を減圧する第2の膨張弁及び液連絡配管内の第1の冷媒と第2の冷媒とで熱交換を行う過冷却用熱交換器が順次接続された過冷却側ユニットとを備え、熱源側ユニットの第1の圧縮機及び液溜と、熱源側ユニットの第1の圧縮機及び液溜以外の各機器と、過冷却側ユニットとが別々のケーシングに収容されており、各ケーシングをそれぞれに設けたユニットベース組立に載置して、連結用ボルトとナットとで連結板金に各ユニットベース組立を固定して、熱源側ユニットの第1の圧縮機及び液溜以外の各機器を収容したケーシングと、過冷却側ユニットを収容したケーシングとの一体化と分離化とを自在としたことを特徴とする。
本発明に係る冷凍装置は、第1の冷媒を圧縮する第1の圧縮機、第1の圧縮機から吐出された第1の冷媒を凝縮する熱源側凝縮器及び熱源側凝縮器で液化された第1の冷媒を貯留する液溜が順次接続された熱源側ユニットと、第1の冷媒を減圧する第1の膨張弁及び第1の冷媒を蒸発させる蒸発器が順次接続された1または2以上の利用側ユニットと、熱源側ユニットと利用側ユニットとを連絡し、第1の冷媒を導通する液連絡配管及びガス連絡配管と、第2の冷媒を圧縮する第2の圧縮機、第2の圧縮機から吐出された第2の冷媒を凝縮する過冷却側凝縮器、第2の冷媒を減圧する第2の膨張弁及び液連絡配管内の第1の冷媒と第2の冷媒とで熱交換を行う過冷却用熱交換器が順次接続された過冷却側ユニットとを備え、熱源側ユニットの第1の圧縮機及び液溜と、熱源側ユニットの第1の圧縮機及び液溜以外の各機器と、過冷却側ユニットの過冷却用熱交換器と、過冷却側ユニットの過冷却用熱交換器以外の各機器とが別々のケーシングに収容されており、各ケーシングをそれぞれに設けたユニットベース組立に載置して、連結用ボルトとナットとで連結板金に各ユニットベース組立を固定して、熱源側ユニットの第1の圧縮機及び液溜以外の各機器を収容したケーシングと、過冷却側ユニットの過冷却用熱交換器以外の各機器を収容したケーシングとの一体化と分離化とを自在としたことを特徴とする。
本発明に係る冷凍装置は、第1の冷媒を圧縮する第1の圧縮機、第1の圧縮機から吐出された第1の冷媒を凝縮する熱源側凝縮器及び熱源側凝縮器で液化された第1の冷媒を貯留する液溜が順次接続された熱源側ユニットと、第1の冷媒を減圧する第1の膨張弁及び第1の冷媒を蒸発させる蒸発器が順次接続された1または2以上の利用側ユニットと、熱源側ユニットと利用側ユニットとを連絡し、第1の冷媒を導通する液連絡配管及びガス連絡配管と、第2の冷媒を圧縮する第2の圧縮機、第2の圧縮機から吐出された第2の冷媒を凝縮する過冷却側凝縮器、第2の冷媒を減圧する第2の膨張弁及び液連絡配管内の第1の冷媒と第2の冷媒とで熱交換を行う過冷却用熱交換器が順次接続された過冷却側ユニットとを備え、熱源側ユニットと、過冷却側ユニットとが別々のケーシングに収容されており、熱源側ユニットを収容したケーシングと、過冷却側ユニットを収容したケーシングとの一体化と分離化とを自在としたので、過冷却側ユニットが収容されたケーシング及び熱源側ユニットが収容されたケーシングの運搬作業及び設置作業を容易に行なうことができる。
本発明に係る冷凍装置は、第1の冷媒を圧縮する第1の圧縮機、第1の圧縮機から吐出された第1の冷媒を凝縮する熱源側凝縮器及び熱源側凝縮器で液化された第1の冷媒を貯留する液溜が順次接続された熱源側ユニットと、第1の冷媒を減圧する第1の膨張弁及び第1の冷媒を蒸発させる蒸発器が順次接続された1または2以上の利用側ユニットと、熱源側ユニットと利用側ユニットとを連絡し、第1の冷媒を導通する液連絡配管及びガス連絡配管と、第2の冷媒を圧縮する第2の圧縮機、第2の圧縮機から吐出された第2の冷媒を凝縮する過冷却側凝縮器、第2の冷媒を減圧する第2の膨張弁及び液連絡配管内の第1の冷媒と第2の冷媒とで熱交換を行う過冷却用熱交換器が順次接続された過冷却側ユニットとを備え、熱源側ユニットの第1の圧縮機と、熱源側ユニットの第1の圧縮機以外の各機器と、過冷却側ユニットとが別々のケーシングに収容されており、熱源側ユニットの第1の圧縮機以外の各機器を収容したケーシングと、過冷却側ユニットを収容したケーシングとの一体化と分離化とを自在としたので、過冷却側ユニットが収容されたケーシング及び熱源側ユニットが収容されたケーシングの運搬作業及び設置作業を更に容易に行なうことができる。
本発明に係る冷凍装置は、第1の冷媒を圧縮する第1の圧縮機、第1の圧縮機から吐出された第1の冷媒を凝縮する熱源側凝縮器及び熱源側凝縮器で液化された第1の冷媒を貯留する液溜が順次接続された熱源側ユニットと、第1の冷媒を減圧する第1の膨張弁及び第1の冷媒を蒸発させる蒸発器が順次接続された1または2以上の利用側ユニットと、熱源側ユニットと利用側ユニットとを連絡し、第1の冷媒を導通する液連絡配管及びガス連絡配管と、第2の冷媒を圧縮する第2の圧縮機、第2の圧縮機から吐出された第2の冷媒を凝縮する過冷却側凝縮器、第2の冷媒を減圧する第2の膨張弁及び液連絡配管内の第1の冷媒と第2の冷媒とで熱交換を行う過冷却用熱交換器が順次接続された過冷却側ユニットとを備え、熱源側ユニットの第1の圧縮機及び液溜と、熱源側ユニットの第1の圧縮機及び液溜以外の各機器と、過冷却側ユニットとが別々のケーシングに収容されており、熱源側ユニットの第1の圧縮機及び液溜以外の各機器を収容したケーシングと、過冷却側ユニットを収容したケーシングとの一体化と分離化とを自在としたので、過冷却側ユニットが収容されたケーシング及び熱源側ユニットが収容されたケーシングの運搬作業及び設置作業を更に容易に行なうことができる。
本発明に係る冷凍装置は、第1の冷媒を圧縮する第1の圧縮機、第1の圧縮機から吐出された第1の冷媒を凝縮する熱源側凝縮器及び熱源側凝縮器で液化された第1の冷媒を貯留する液溜が順次接続された熱源側ユニットと、第1の冷媒を減圧する第1の膨張弁及び第1の冷媒を蒸発させる蒸発器が順次接続された1または2以上の利用側ユニットと、熱源側ユニットと利用側ユニットとを連絡し、第1の冷媒を導通する液連絡配管及びガス連絡配管と、第2の冷媒を圧縮する第2の圧縮機、第2の圧縮機から吐出された第2の冷媒を凝縮する過冷却側凝縮器、第2の冷媒を減圧する第2の膨張弁及び液連絡配管内の第1の冷媒と第2の冷媒とで熱交換を行う過冷却用熱交換器が順次接続された過冷却側ユニットとを備え、熱源側ユニットの第1の圧縮機及び液溜と、熱源側ユニットの第1の圧縮機及び液溜以外の各機器と、過冷却側ユニットの過冷却用熱交換器と、過冷却側ユニットの過冷却用熱交換器以外の各機器とが別々のケーシングに収容されており、熱源側ユニットの第1の圧縮機及び液溜以外の各機器を収容したケーシングと、過冷却側ユニットの過冷却用熱交換器以外の各機器を収容したケーシングとの一体化と分離化とを自在としたので、過冷却側ユニットが収容されたケーシング及び熱源側ユニットが収容されたケーシングの運搬作業及び設置作業を更に容易に行なうことができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る冷凍装置100の冷媒回路構成を示す冷媒回路図である。図1に基づいて、冷凍装置100の基本的な回路構成について説明する。冷凍装置100は、熱源側ユニット10と、2つの利用側ユニット20と、過冷却側ユニット30とで構成されている。この熱源側ユニット10及び利用側ユニット20は、液連絡配管40とガス連絡配管50とで接続され連絡している。そして、熱源側ユニット10及び利用側ユニット20を連絡する冷媒回路を主冷媒回路Aとしている。
熱源側ユニット10は、第1の圧縮機11と、熱源側凝縮器12と、液溜13とを主要機器として、これらが順次接続された回路構成となっている。この第1の圧縮機11、熱源側凝縮器12及び液溜13は、主冷媒回路Aの一部を構成するものでもある。また、熱源側ユニット10には、熱源側凝縮器12に空気を供給するためのファン等の送風機14が内蔵されている。なお、熱源側ユニット10は、一般的に室外機や室外ユニット等と称されているものである。また、熱源側ユニット10は、ケーシング10’に収容されている(図2参照)。
第1の圧縮機11は、第1の冷媒を圧縮して高温高圧の状態にするものである。熱源側凝縮器12は、第1の冷媒と空気との熱交換で第1の冷媒を凝縮液化するものである。液溜13は、熱源側凝縮器12で凝縮液化された第1の冷媒を貯留するものである。液連絡配管40は、熱源側ユニット10と利用側ユニット20とを連絡し、凝縮されて液体になった第1の冷媒を導通するものである。ガス連絡配管50は、熱源側ユニット10と利用側ユニット20とを連絡し、蒸発されて気体になった第1の冷媒を導通するものである。送風機14は、外気を取り込み熱源側凝縮器12に空気を供給するものである。
利用側ユニット20は、第1の膨張弁21と、蒸発器22とを主要機器として、これらが順次接続された回路構成となっている。この第1の膨張弁21及び蒸発器22は、主冷媒回路Aの一部を構成するものでもある。また、利用側ユニット20には、蒸発器22に空気を供給するためのファン等の送風機23が内蔵されている。なお、利用側ユニット20は、一般的に室内機や室内ユニット等と称されているものである。
第1の膨張弁21は、一般に減圧弁と称されており、熱源側ユニット10から送られる第1の冷媒を減圧させるものである。蒸発器22は、第1の冷媒と空気との熱交換で第1の冷媒を蒸発ガス化するものである。送風機23は、蒸発器22で熱交換して冷却された空気を冷却対象域(室内や冷蔵庫内、冷凍庫内等)に供給するものである。ここでは、利用側ユニット20が2つの場合を例に示しているが、これに限定するものではない。たとえば、利用側ユニット20が1つでもよく、3つ以上あってもよい。
過冷却側ユニット30は、冷凍装置100の冷却能力を向上させるための能力付加装置であり、熱源側ユニット10と利用側ユニット20との間に配置されるようになっている。この過冷却側ユニット30は、第2の圧縮機31と、過冷却側凝縮器32と、第2の膨張弁33と、過冷却用熱交換器34とを主要機器として液側冷媒配管35及びガス側冷媒配管36で順次接続された回路構成となっている。そして、この第2の圧縮機31、過冷却側凝縮器32、第2の膨張弁33及び過冷却用熱交換器34を接続している冷媒回路を過冷却側回路Bとしている。また、過冷却側ユニット30は、ケーシング30’に収容されている(図2参照)。
この過冷却用熱交換器34を、熱源側ユニット10の液溜13と利用側ユニット20の第1の膨張弁21とを接続している液連絡配管40に取り付け、主冷媒回路Aを流れる第1の冷媒と過冷却側回路Bを流れる第2の冷媒とで熱交換し、主冷媒回路Aを流れる第1の冷媒を冷却するようになっている。つまり、過冷却側回路Bは、主冷媒回路Aの冷却量を補助する役目を果たすものであり、過冷却状態(サブクール状態)を作るものである。また、過冷却側ユニット30には、過冷却側凝縮器32に空気を供給するためのファン等の送風機37が内蔵されている。
この実施の形態1では、熱源側ユニット10の液溜13と過冷却側ユニット30の過冷却用熱交換器34との間の液連絡配管40に閉鎖弁60及び閉鎖弁61を取り付けて、過冷却側ユニット30の着脱を容易にしている。また、熱源側ユニット10内の液溜13と第1の圧縮機11とをインジェクション回路15で接続している。このインジェクション回路15は、冷凍装置100の運転中において、第1の圧縮機11から吐出する第1の冷媒の吐出温度を必要以上に高温にしないようにしている。
また、冷凍装置100には、第1の圧縮機11及び第2の圧縮機31の駆動周波数を制御する図示省略の圧縮機制御手段と、第1の膨張弁21及び第2の膨張弁33の開度を制御する図示省略の膨張弁制御手段とが設けられている。なお、圧縮機制御手段は、第1の圧縮機11と第2の圧縮機31とのそれぞれに設けられていてもよく、一つで第1の圧縮機11と第2の圧縮機31の駆動周波数を制御するようにしてもよい。また、膨張弁制御手段は、第1の膨張弁21と第2の膨張弁33とのそれぞれに設けられていてもよく、一つで第1の膨張弁21と第2の膨張弁33の開度を制御するようにしてもよい。さらに、圧縮機制御手段と膨張弁制御手段とが一つの制御手段として構成されていてもよい。
さらに、冷凍装置100には、過冷却側ユニット30が担うサブクールの適正状態を維持するために、過冷却用熱交換器34の出入り口近傍に液連絡配管40内を流れる第1の冷媒の圧力を検知する圧力検知手段(圧力センサ等)63及び圧力検知手段64が設けられている。つまり、圧縮機制御手段及び膨張弁制御手段は、この圧力検知手段63及び圧力検知手段64からの冷媒の圧力情報に基づいて、第1の圧縮機11及び第2の圧縮機31の駆動周波数を、第1の膨張弁21及び第2の膨張弁33の開度をそれぞれ制御するようになっている。
なお、ここでは、過冷却用熱交換器34の出入り口近傍に圧力検知手段63及び圧力検知手段64を設けた場合を例に説明したが、温度検知手段(温度センサ等)を設けてもよい。つまり、圧縮機制御手段及び膨張弁制御手段は、この温度検知手段からの第1の冷媒の温度情報に基づいて、第1の圧縮機11及び第2の圧縮機31の駆動周波数を、第1の膨張弁21及び第2の膨張弁33の開度をそれぞれ制御するようにしてもよい。
また、圧力検知手段63及び圧力検知手段64と温度検知手段とを組み合わせて設けるようにしてもよい。このような場合には、圧縮機制御手段及び膨張弁制御手段は、受け取った圧力情報及び温度情報をパラメータ等の変数に演算し、その演算した値を適正値にするように第1の圧縮機11及び第2の圧縮機31の駆動周波数を、第1の膨張弁21及び第2の膨張弁33の開度をそれぞれ制御するとよい。このように、複数の検知手段を設けて第1の冷媒の状態を検知すれば、更に細かい制御が実行できるようになる。
圧縮機制御手段及び膨張弁制御手段は、マイクロコンピュータ等で構成するとよい。また、各検知手段で検知された検知情報を記憶する不揮発性メモリやHDD(ハードディスク装置)等の記憶手段を設けてもよい。また、冷凍装置100の冷却性能を効率よく調節するために、第1の圧縮機11と第2の圧縮機31とを容量制御可能な圧縮機、たとえばインバータ圧縮機等で構成するとよい。
主冷媒回路A及び過冷却側回路Bに使用できる冷媒には、非共沸混合冷媒や擬似共沸混合冷媒、単一冷媒等がある。主冷媒回路Aに使用する第1の冷媒と過冷却側回路Bに使用する第2の冷媒とは、同じ冷媒であってもよく、異なる冷媒であってもよい。主冷媒回路Aに要求される冷却能力と過冷却側回路Bに要求される冷却能力とに基づいて、その要求に応じた冷媒を使用すればよい。
非共沸混合冷媒には、HFC(ハイドロフルオロカーボン)冷媒であるR407C(R32/R125/R134a)等がある。この非共沸混合冷媒は、沸点が異なる冷媒の混合物であるので、液相冷媒と気相冷媒との組成比率が異なるという特性を有している。擬似共沸混合冷媒には、HFC冷媒であるR410A(R32/R125)やR404A(R125/R143a/R134a)等がある。この擬似共沸混合冷媒は、非共沸混合冷媒と同様の特性の他、R22の約1.6倍の動作圧力という特性を有している。
また、単一冷媒には、HCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)冷媒であるR22やHFC冷媒であるR134a等がある。この単一冷媒は、混合物ではないので、取扱いが容易であるという特性を有している。その他、自然冷媒である二酸化炭素やプロパン、イソブタン、アンモニア等を使用することもできる。なお、R22はクロロジフルオロメタン、R32はジフルオロメタン、R125はペンタフルオロエタン、R134aは1,1,1,2−テトラフルオロエタン、R143aは1,1,1−トリフルオロエタンをそれぞれ示している。
図2は、熱源側ユニット10を収容したケーシング10’と過冷却側ユニット30を収容したケーシング30’とを一体化した状態を示す外形図である。図3は、熱源側ユニット10を収容したケーシング10’と過冷却側ユニット30を収容したケーシング30’とを一体化した状態を示す斜視図である。図2及び図3に基づいて、熱源側ユニット10を収容したケーシング10’と過冷却側ユニット30とを収容したケーシング30’とを一体化した一体化ユニット80について説明する。
ここでは、35馬力の熱源側ユニット10がケーシング10’に収容され、10馬力分の能力増強のための過冷却側ユニット30がケーシング30’にそれぞれ収容され、そのケーシング10’とケーシング30’とを組み合わせて一体化ユニット80を構成した場合を例に説明するものとする。つまり、ケーシング10’とケーシング30’とは、連結板金70で連結されて一体化ユニット80を形成している。
ここでは、ケーシング10’のベース面積(底面設置面積)が2.8(m2 )、熱源側ユニット10を収容した時の総重量が0.9(t)であり、ケーシング30’のベース面積が1.0(m2 )、過冷却側ユニット30を収容した時の総重量が0.3(t)である場合を例に説明する。そうすると、一体化ユニット80のベース面積が3.8(m2 )、総重量が1.2(t)となる。
このような大きさの一体化ユニット80は、ユニットケーシング自体が大型になり、それに伴い総重量も大きくなってしまう。つまり、運搬に大きな労力を要し、運搬作業が大掛かりになってしまう。そのため、このような一体化ユニット80を建物の2階以上に設置するような場合、エレベータに乗せることができず、クレーンの吊り上げ作業等が必要となり、運搬・設置作業が著しく煩わしいものとなってしまう。
そこで、実施の形態1では、熱源側ユニット10と過冷却側ユニット30とを別々のケーシングに収容し、それらのケーシングの一体化と分離化を自在として、ケーシング単位で運搬・設置できるようにした。なお、ケーシング10’またはケーシング30’の側面(ケーシング10’とケーシング30’との接触する側面)の板金を取り外した状態で一体化ユニット80を形成してもよい。
図4は、熱源側ユニット10を収容したケーシング10’と過冷却側ユニット30を収容したケーシング30’とを分離化した状態を示す斜視図である。図4に基づいて、熱源側ユニット10を収容したケーシング10’と過冷却側ユニット30とを収容したケーシング30’とを分離化した状態について説明する。上述したように、ケーシング10’とケーシング30’とは連結板金70で連結されている。ケーシング10’は、熱源側ユニットベース組立18の上側に載置され固定されるようになっている。ケーシング30’は、過冷却側ユニットベース組立38の上側に載置され固定されるようになっている。
そして、熱源側ユニットベース組立18と過冷却側ユニットベース組立38とを連結板金70で連結し固定するようになっている。なお、図4には、過冷却側ユニットベース組立38と連結板金70との間に、過冷却側ユニットベース組立38を補強する過冷却側ユニットベース補助組立39が設けられるようになっている。ただし、過冷却側ユニットベース組立38と連結板金70とで過冷却側ユニット30を支持できれば、過冷却側ユニットベース補助組立39を設けなくてもよい。
また、ここでは、熱源側ユニットベース組立18と過冷却側ユニットベース組立38との奥行き(d)が同一寸法である場合を例に示している。これによって、熱源側ユニットベース組立18と過冷却側ユニットベース組立38の奥行きが同一になり、直線状の連結板金70で連結することが可能になる。ただし、ケーシング10’は、一般的に、収容する熱源側ユニット10の有する馬力に伴って外形寸法も変化する。それに伴って、ケーシング30’も、熱源側ユニット10のシリーズに対応して外形寸法を変化させてもよいが、それでは非常に多くのコストがかかってしまう。
そこで、ケーシング30’は、いずれの大きさのケーシング10’にも連結することが可能なように、熱源側ユニットベース組立18と過冷却側ユニットベース組立38との奥行きを同一寸法としておくことが好ましい。ただし、ケーシング10’の大きさに応じて熱源側ユニットベース組立18の奥行きが変化する場合には、その変化に対応可能なように過冷却側ユニットベース組立38を形成しておくとよい。たとえば、連結板金70を変化させて対応してもよく、過冷却側ユニットベース補助組立39の取り付け箇所を変化させて対応してもよい。いずれにしても、運搬・設置作業にかかる手間やコストを考慮して決定すればよい。
また、図4に示すように、過冷却側ユニットベース補助組立39及び過冷却側ユニットベース組立38には、連結板金70が連結用ボルト71(図5参照)と図示省略のナットとで固定できるように連結用ボルト孔72が形成されている。さらに、熱源側ユニット10及び過冷却側ユニット30の互いに対向する側面の各ベース組立には、配管挿通用孔74が形成されており、この配管挿通用孔74に液連絡配管40が挿通されるようになっている。
ここで、ケーシング10’とケーシング30’との分離化及び一体化について説明する。まず、ケーシング10’とケーシング30’との分離化について説明する。冷凍装置100には、上述したように閉鎖弁60〜閉鎖弁62が設けられている。ケーシング10’とケーシング30’との分離は、閉鎖弁60〜閉鎖弁62を閉塞し、液連絡配管40及びガス連絡配管50を密閉して行うようになっている。そして、ケーシング10’とケーシング30’とは、閉鎖弁60〜閉鎖弁62の配設位置において分離可能とするとよい。
こうすることによって、ケーシング10’とケーシング30’とは、それぞれ独立した状態になる。なお、閉鎖弁60〜閉鎖弁62の配設位置で必ずしも分離しなくてもよい。また、閉鎖弁60〜閉鎖弁62を設けなくても、液連絡配管40及びガス連絡配管50の形状を変更させて分離してもよい。
したがって、ケーシング10’とケーシング30’とを分離化するに伴い、総重量1.2(t)がケーシング10’の重量0.9(t)とケーシング30’の重量0.3(t)に分割されることになる。また、ベース面積においても、総面積3.8(m2 )がケーシング10’のベース面積2.8(m2 )とケーシング30’のベース面積1.0(m2 )に分割されることになる。つまり、個々の重量及び大きさで運搬することができ、各ケーシングの重量が1(t)未満であることから、重量制限1トン未満のフォ−クリフトやエレベータの使用が可能になり、運搬・設置作業性が改善される。
また、熱源側ユニット10と過冷却側ユニット30の過冷却用熱交換器34との間における液連絡配管40の長さを変更することで、過冷却側ユニット30の設置場所の自由度が増大する。つまり、過冷却側ユニット30を、熱源側ユニット10の設置場所と同一場所に設置する必要がなくなる。したがって、過冷却側ユニット30を後付けで設置するような場合において、既に設置されている熱源側ユニット10を移動しなくて済み、過冷却側ユニット30の独立した設置が可能となる。
次に、ケーシング10’とケーシング30’との一体化について説明する。図5は、ケーシング10’とケーシング30’との一体化を説明するための説明図である。図5(a)は、熱源側ユニットベース組立18と過冷却側ユニットベース組立38の接続状態を示している。図5(b)は、連結板金70を連結用ボルト71とナットとで固定した状態を拡大して示している。図5(c)は、液連絡配管40の形状を拡大して示している。
ケーシング10’とケーシング30’とを一体化するためには、図4で説明したように、まず熱源側ユニットベース組立18と過冷却側ユニットベース組立38とを連結する連結板金70を各ユニットベース組立に連結用ボルト71と図示省略のナットで固定する(図5(b))。このとき、連結板金70と過冷却側ユニットベース組立38との間には、過冷却側ユニットベース補助組立39を設けるようにするとよい(図4参照)。
各ユニットベース組立を連結し、過冷却側ユニットベース組立38の上側にケーシング30’を載置すればケーシング10’とケーシング30’とを一体化した一体化ユニット80になる。そして、熱源側ユニットベース組立18と過冷却側ユニットベース組立38に形成されている配管挿通用孔74に液連絡配管40を挿通し、主冷媒回路Aの液連絡配管40を過冷却側ユニット30の過冷却用熱交換器34に通すことによって、液連絡配管40を流れる第1の冷媒が過冷却されることになる。
ここで、冷凍装置100の運転動作について説明する。
まず、主冷媒回路Aを流れる第1の冷媒について説明する。熱源側ユニット10の第1の圧縮機11で高温・高圧に圧縮された第1の冷媒は、第1の圧縮機11から吐出して熱源側凝縮器12に流入する。熱源側凝縮器13に流入した第1の冷媒は、送風機14が取り込んだ外気と熱交換して凝縮液化する。液化された第1の冷媒は、液連絡配管40内を流れて液溜13に貯留される。液溜13を出た第1の冷媒は、液連絡配管40内を流れて過冷却側ユニット30の過冷却用熱交換器34に流入する。
過冷却用熱交換器34に流入した第1の冷媒は、過冷却側回路Bを流れる第2の冷媒によって過冷却される。その後、第1の冷媒は、利用側ユニット20に供給される。各利用側ユニット20に供給された第1の冷媒は、第1の膨張弁21で減圧され、蒸発器22で送風機23から供給される空気と熱交換して蒸発ガス化する。このとき、冷却対象域を冷却することになる。蒸発ガス化した第1の冷媒は、ガス連絡配管50内を流れて、熱源側ユニット10の第1の圧縮機11に吸入される。つまり、第1の冷媒は、外気との熱交換を繰り返しながら主冷媒回路Aを循環するのである。
次に、過冷却側回路Bを流れる第2の冷媒について説明する。過冷却側ユニット30の第2の圧縮機31で高温・高圧に圧縮された第2の冷媒は、第2の圧縮機31から吐出して過冷却側凝縮器32に流入する。過冷却側凝縮器32に流入した第2の冷媒は、送風機37が取り込んだ外気と熱交換して凝縮液化する。液化された第2の冷媒は、液側冷媒配管35を通って第2の膨張弁33で減圧され、過冷却用熱交換器34で主冷媒回路Aを流れる第1の冷媒と熱交換して蒸発ガス化する。このとき、主冷媒回路Aを流れる第1の冷媒を冷却することになる。蒸発ガス化した第2の冷媒は、第2のガス側冷媒配管36を通り圧縮機31に吸入される。つまり、第2の冷媒は、主冷媒回路Aの第1の冷媒と熱交換を行って過冷却側回路Bを循環するのである。
ここで、熱源側ユニット10及び過冷却側ユニット30の出荷について説明する。
実施の形態1に係る冷凍装置100は、上述したように熱源側ユニット10を収容したケーシング10’と過冷却側ユニット30を収容したケーシング30’との一体化または分離化の選択が可能である。つまり、ケーシング10’とケーシング30’とは、その出荷時における搬送手法により一体化または分離化の形態が選択され出荷される。いずれが選択されたとしても、閉鎖弁60〜閉鎖弁62が設けられていれば、それらを閉塞して出荷される。また、液連絡配管40及びガス連絡配管50を、各ユニットに取り付けた状態で出荷してもよく、取り外した状態で出荷してもよい。
一体化の状態で出荷・運搬可能な場合であって、一体化の状態で設置可能であるときは、ケーシング10’とケーシング30’とを一体化のまま出荷し、そのままの状態で設置すればよい。すなわち、各ユニットベース組立を連結した状態で、運搬し、所定の場所に設置して、その上にケーシング10’及びケーシング30’を載置すればよい。または、各ユニットベース組立にケーシング10’及びケーシング30’を載置した状態で運搬・設置してもよい。
一体化の状態で出荷・運搬可能な場合であって、一体化の状態で設置できないときは、ケーシング10’とケーシング30’とを一体化のまま出荷し、出荷先でケーシング10’とケーシング30’とを分離し、設置すればよい。ケーシング10’とケーシング30’との分離化は、図4及び図5で説明した通りである。そして、この分離化作業によって各ケーシングを個別に設置することができるので、設置作業に著しく手間がかかるということはない。したがって、各ケーシングを個別にエレベータやクレーンで搬送することができるのである。
一体化の状態で出荷・運搬ができない場合であって、一体化の状態で設置可能なときは、ケーシング10’とケーシング30’とを分離化して出荷し、出荷先でケーシング10’とケーシング30’とを一体化すればよい。また、一体化の状態で出荷・運搬できない場合であって、一体化の状態で設置できないときは、ケーシング10’とケーシング30’とを分離化して出荷し、出荷先でも一体化することなくケーシング10’とケーシング30’とを個別に設置すればよい。
このように、出荷・運搬時の状況及び設置場所の状況に応じて、出荷の形態及び設置の形態を設定することが可能になる。したがって、熱源側ユニット10が収容されたケーシング10’及び過冷却側ユニット30が収容されたケーシング30’の運搬作業及び設置作業を容易に行なえ、各作業に要する手間を軽減することができる。また、ケーシング10’及びケーシング30’を設置するスペースに対応させて配置を決定でき、既設の熱源側ユニット10が収容されたケーシング10’等の配置移動をしなくて済むため、更に効率の良い設置作業をすることが可能である。
実施の形態2.
図6は、本発明の実施の形態2に係る冷凍装置200の冷媒回路構成を示す冷媒回路図である。なお、実施の形態2では実施の形態1との相違点を中心に説明し、実施の形態1と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。この実施の形態2では、冷凍装置200の熱源側ユニット10aが収容されるケーシング10a’に第1の圧縮機11a及び第1の圧縮機11bを搭載した場合を例に示すものとする。
実施の形態2では、利用側ユニット20内の蒸発器22からのガス連絡配管50を分岐させて第1の圧縮機11a及び第1の圧縮機11bの2つの圧縮機に第1の冷媒が流入するようになっている。そして、第1の圧縮機11a及び第1の圧縮機11bから吐出された第1の冷媒は合流して熱源側ユニット10aの熱源側凝縮器12に流入するようになっている。このように、主冷媒回路A内に備える圧縮機を2つにしているので、冷凍装置200の冷凍能力を増大することができる。
実施の形態3.
図7は、本発明の実施の形態3に係る冷凍装置300の冷媒回路構成を示す冷媒回路図である。なお、実施の形態3では実施の形態1及び実施の形態2との相違点を中心に説明し、実施の形態1及び実施の形態2と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。この実施の形態3では、熱源側ユニット10bの第1の圧縮機11cと、熱源側ユニット10bの第1の圧縮機11c以外の各機器(熱源側凝縮器12、液溜13及び送風機14)と、過冷却側ユニット30とが別々のケーシングにそれぞれ収容されている場合を例に示すものとする。
実施の形態1及び実施の形態2では、第1の圧縮機11〜第1の圧縮機11bが熱源側ユニット10が収容されるケーシング内に搭載されている場合を例に説明したが、実施の形態3では、第1の圧縮機11cをケーシング11’内に搭載し、熱源側凝縮器12と液溜13と送風機14とをケーシング10b’に搭載してそれぞれ別々のケーシングに収容している場合を例に示している。これは、第1の圧縮機11cが収容されているケーシング11’をケーシング10b’とは別個に、たとえば室内等に設け、騒音の低減を図るようにするためである。このように、ケーシング10b’とケーシング11’とを別々に設けたとしても、実施の形態1及び実施の形態2と同様な作用及び効果を有することが可能である。
実施の形態3では、ケーシング11’に1つの第1の圧縮機11cが設けられている場合を例に説明したが、実施の形態2と同様に2つ以上の第1の圧縮機をケーシング11’内に搭載してもよい。つまり、第1の圧縮機11cを収容しているケーシング11’の設置場所が熱源側凝縮器12から遠くなるほど、圧力損失が大きくなり、冷却能力が低下してしまうので、そのような冷却能力の低下を補うために2つ以上の第1の圧縮機をケーシング11’搭載するとよい。
実施の形態4.
図8は、本発明の実施の形態4に係る冷凍装置400の冷媒回路構成を示す冷媒回路図である。なお、実施の形態4では実施の形態1〜実施の形態3との相違点を中心に説明し、実施の形態1〜実施の形態3と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。この実施の形態4は、熱源側ユニット10bの第1の圧縮機11c及び液溜13と、熱源側ユニット10bの第1の圧縮機11c以外の各機器(熱源側凝縮器12、送風機14)と、過冷却側ユニット30とが別々のケーシングにそれぞれ収容されている場合を例に示すものとする。
実施の形態1及び実施の形態2では、第1の圧縮機11〜第1の圧縮機11bが熱源側ユニット10が収容されるケーシング内に搭載されている場合を例に説明したが、実施の形態4では、第1の圧縮機11d及び液溜13aをケーシング11’’内に搭載し、熱源側凝縮器12と送風機14とをケーシング10b’’に搭載してそれぞれ別々のケーシングに収容している場合を例に示している。
また、実施の形態3では、第1の圧縮機11cをケーシング11’内に搭載し、熱源側凝縮器12と液溜13と送風機14とをケーシング10b’に搭載してそれぞれ別々のケーシングに収容している場合を例に示したが、実施の形態4では、第1の圧縮機11d及び液溜13aをケーシング11’’内に収容し、熱源側凝縮器12及び送風機14をケーシング10b’’に搭載してそれぞれ別々のケーシングに収容している場合を例に示している。
これは、第1の圧縮機11dが収容されているケーシング11’’を室内の機械室等に設置し、熱源側凝縮器12が収容されているケーシング10b’’を室外に設置して、騒音の低減を図るようにするためである。このように、ケーシング10b’’とケーシング11’’とを別々に設けたとしても、実施の形態1〜実施の形態3と同様な作用及び効果を有することが可能である。
実施の形態5.
図9は、本発明の実施の形態5に係る冷凍装置500の冷媒回路構成を示す冷媒回路図である。なお、実施の形態5では実施の形態1〜実施の形態4との相違点を中心に説明し、実施の形態1〜実施の形態4と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。この実施の形態5では、過冷却用熱交換器34aが過冷却側ユニット30aを収容するケーシング30a’の外部(たとえば、液溜13aの出口近傍)に設置している場合を例に示すものとする。なお、第2の膨張弁33もケーシング30a’の外部に設置してもよい。
つまり、実施の形態5では、熱源側ユニット10bの第1の圧縮機11d及び液溜13aと、熱源側ユニット10bの第1の圧縮機11d及び液溜13a以外の各機器(熱源側凝縮器12、送風機14)と、過冷却側ユニット30aの過冷却用熱交換器34aと、過冷却側ユニット30aの過冷却用熱交換器34以外の各機器(第2の圧縮機31、過冷却側凝縮器32、第2の膨張弁33及び送風機37)とが別々のケーシングにそれぞれ収容されている場合を例に示している。
実施の形態4では、第1の圧縮機11d及び液溜13aをケーシング11’’内に収容し、熱源側凝縮器12及び送風機14をケーシング10b’’に搭載してそれぞれ別々のケーシングに収容している場合を例に示したが、実施の形態5では、それに加えて過冷却側ユニット30aの過冷却用熱交換器34aを過冷却側ユニット30aを収容するケーシング10a’とは別々のケーシングに収容している場合を例に示している。
これは、第1の圧縮機11dが収容されているケーシング11’’を室内の機械室等に設置し、熱源側凝縮器12が収容されているケーシング10b’’を室外に設置して、騒音の低減を図りつつ、液溜13aの出口近傍に過冷却側ユニット30aの過冷却用熱交換器34aを設置することで過冷却側ユニット設置による液連絡配管40の延長を防ぎ、液連絡配管40の延長による冷凍能力の低減も図っている。このように、過冷却用熱交換器34aを過冷却側ユニット30aを収容するケーシング30a’’とは別々に設けたとしても、実施の形態1〜実施の形態4と同様な作用及び効果を有することが可能である。
実施の形態1〜実施の形態5では、第1の圧縮機11〜第1の圧縮機11d及び第2の圧縮機31の種類を特に制限するものではないが、容量制御が可能なインバータ圧縮機を各圧縮機に使用するとよい。また、実施の形態2では、第1の圧縮機11a及び第1の圧縮機11bの2つの圧縮機を使用した場合を例に示したが、これに限定するものでなく、複数の圧縮機を設けてもよい。この場合は、圧縮機制御手段が設けた圧縮機の台数分のマルチ制御を行うようにするとよい。
インバータ圧縮機を使用した場合の容量制御について説明する。図示省略の圧縮機制御手段は、使用者等から要求された冷却能力に応じて、駆動させるインバータ圧縮機を決定する。つまり、複数のインバータ圧縮機全部を駆動させるのではなく、必要な冷却能力を提供できる分だけのインバータ圧縮機をを駆動させる。さらに、圧縮機制御手段は、駆動台数を制御するだけでなく、インバータ圧縮機の駆動周波数をも制御する。こうすれば、設けられている全部のインバータ圧縮機を最適な冷却能力で運転でき、消費電力を低減できる。
実施の形態1〜実施の形態5では、冷凍装置100〜冷凍装置500の冷却能力を調整するために、第1の膨張弁21及び第2の膨張弁33が開度の可変な膨張弁であることが望ましい。これは、膨張弁制御手段が、第1の膨張弁21及び第2の膨張弁33の開度を微調整することによって、使用者等から要求された冷却能力を細かく調整でき、消費電力を低減することができるからである。なお、圧縮機制御手段及び膨張弁制御手段は、同一のものでもよく、別個のものでもよいが、第1の圧縮機11〜第1の圧縮機11d、第2の圧縮機31、第1の膨張弁21及び第2の膨張弁33を要求された冷却能力に応じて適切に制御可能にしておくとよい。なお、冷凍装置100〜冷凍装置500は、空気調和機や加湿器、調湿装置等に適用することも可能である。
実施の形態1に係る冷凍装置の冷媒回路構成を示す冷媒回路図である。 一体化ユニットを示す外形図である。 一体化ユニットを示す斜視図である。 各ケーシングの分離した状態を示す斜視図である。 各ケーシングの一体化を説明するための説明図である。 実施の形態2に係る冷凍装置の冷媒回路構成を示す冷媒回路図である。 実施の形態3に係る冷凍装置の冷媒回路構成を示す冷媒回路図である。 実施の形態4に係る冷凍装置の冷媒回路構成を示す冷媒回路図である。 実施の形態5に係る冷凍装置の冷媒回路構成を示す冷媒回路図である。
符号の説明
10 熱源側ユニット、10’ ケーシング、10a 熱源側ユニット、10a’ ケーシング、10b 熱源側ユニット、10b’ ケーシング、11 第1の圧縮機、11’ ケーシング、11’’ ケーシング、11a 第1の圧縮機、11b 第1の圧縮機、11c 第1の圧縮機、11d 第1の圧縮機、12 熱源側凝縮器、13 液溜、13a 液溜、14 送風機、15 インジェクション回路、15a インジェクション回路、18 熱源側ユニットベース組立、20 利用側ユニット、21 第1の膨張弁、22 蒸発器、23 送風機、30 過冷却側ユニット、30’ ケーシング、30a 過冷却側ユニット、31 第2の圧縮機、32 過冷却側凝縮器、33 第2の膨張弁、34 過冷却用熱交換器、34a 過冷却用熱交換器、35 液側冷媒配管、36 ガス側冷媒配管、37 送風機、38 過冷却側ユニットベース組立、39 過冷却側ユニットベース補助組立、40 液連絡配管、50 ガス連絡配管、60 閉鎖弁、61 閉鎖弁、62 閉鎖弁、63 圧力検知手段、64 圧力検知手段、70 連結板金、71 連結用ボルト、72 連結用ボルト孔、74 配管挿通用孔、80 一体化ユニット、100 冷凍装置、200 冷凍装置、300 冷凍装置、400 冷凍装置、500 冷凍装置。

Claims (11)

  1. 第1の冷媒を圧縮する第1の圧縮機、前記第1の圧縮機から吐出された第1の冷媒を凝縮する熱源側凝縮器及び前記熱源側凝縮器で液化された第1の冷媒を貯留する液溜が順次接続された熱源側ユニットと、
    第1の冷媒を減圧する第1の膨張弁及び第1の冷媒を蒸発させる蒸発器が順次接続された1または2以上の利用側ユニットと、
    前記熱源側ユニットと前記利用側ユニットとを連絡し、第1の冷媒を導通する液連絡配管及びガス連絡配管と、
    第2の冷媒を圧縮する第2の圧縮機、前記第2の圧縮機から吐出された第2の冷媒を凝縮する過冷却側凝縮器、第2の冷媒を減圧する第2の膨張弁及び前記液連絡配管内の第1の冷媒と第2の冷媒とで熱交換を行う過冷却用熱交換器が順次接続された過冷却側ユニットとを備え、
    前記熱源側ユニットと、前記過冷却側ユニットとが別々のケーシングに収容されており、
    前記熱源側ユニットを収容したケーシングと前記過冷却側ユニットを収容したケーシングとをそれぞれに設けたユニットベース組立に載置して、連結用ボルトとナットとで連結板金に各ユニットベース組立を固定して、前記熱源側ユニットを収容したケーシングと、前記過冷却側ユニットを収容したケーシングとの一体化と分離化とを自在とした
    ことを特徴とする冷凍装置。
  2. 第1の冷媒を圧縮する第1の圧縮機、前記第1の圧縮機から吐出された第1の冷媒を凝縮する熱源側凝縮器及び前記熱源側凝縮器で液化された第1の冷媒を貯留する液溜が順次接続された熱源側ユニットと、
    第1の冷媒を減圧する第1の膨張弁及び第1の冷媒を蒸発させる蒸発器が順次接続された1または2以上の利用側ユニットと、
    前記熱源側ユニットと前記利用側ユニットとを連絡し、第1の冷媒を導通する液連絡配管及びガス連絡配管と、
    第2の冷媒を圧縮する第2の圧縮機、前記第2の圧縮機から吐出された第2の冷媒を凝縮する過冷却側凝縮器、第2の冷媒を減圧する第2の膨張弁及び前記液連絡配管内の第1の冷媒と第2の冷媒とで熱交換を行う過冷却用熱交換器が順次接続された過冷却側ユニットとを備え、
    前記熱源側ユニットの前記第1の圧縮機と、前記熱源側ユニットの前記第1の圧縮機以外の各機器と、前記過冷却側ユニットとが別々のケーシングに収容されており、
    各ケーシングをそれぞれに設けたユニットベース組立に載置して、連結用ボルトとナットとで連結板金に各ユニットベース組立を固定して、前記熱源側ユニットの前記第1の圧縮機以外の各機器を収容したケーシングと、前記過冷却側ユニットを収容したケーシングとの一体化と分離化とを自在とした
    ことを特徴とする冷凍装置。
  3. 第1の冷媒を圧縮する第1の圧縮機、前記第1の圧縮機から吐出された第1の冷媒を凝縮する熱源側凝縮器及び前記熱源側凝縮器で液化された第1の冷媒を貯留する液溜が順次接続された熱源側ユニットと、
    第1の冷媒を減圧する第1の膨張弁及び第1の冷媒を蒸発させる蒸発器が順次接続された1または2以上の利用側ユニットと、
    前記熱源側ユニットと前記利用側ユニットとを連絡し、第1の冷媒を導通する液連絡配管及びガス連絡配管と、
    第2の冷媒を圧縮する第2の圧縮機、前記第2の圧縮機から吐出された第2の冷媒を凝縮する過冷却側凝縮器、第2の冷媒を減圧する第2の膨張弁及び前記液連絡配管内の第1の冷媒と第2の冷媒とで熱交換を行う過冷却用熱交換器が順次接続された過冷却側ユニットとを備え、
    前記熱源側ユニットの前記第1の圧縮機及び前記液溜と、前記熱源側ユニットの前記第1の圧縮機及び前記液溜以外の各機器と、前記過冷却側ユニットとが別々のケーシングに収容されており、
    各ケーシングをそれぞれに設けたユニットベース組立に載置して、連結用ボルトとナットとで連結板金に各ユニットベース組立を固定して、前記熱源側ユニットの前記第1の圧縮機及び前記液溜以外の各機器を収容したケーシングと、前記過冷却側ユニットを収容したケーシングとの一体化と分離化とを自在とした
    ことを特徴とする冷凍装置。
  4. 第1の冷媒を圧縮する第1の圧縮機、前記第1の圧縮機から吐出された第1の冷媒を凝縮する熱源側凝縮器及び前記熱源側凝縮器で液化された第1の冷媒を貯留する液溜が順次接続された熱源側ユニットと、
    第1の冷媒を減圧する第1の膨張弁及び第1の冷媒を蒸発させる蒸発器が順次接続された1または2以上の利用側ユニットと、
    前記熱源側ユニットと前記利用側ユニットとを連絡し、第1の冷媒を導通する液連絡配管及びガス連絡配管と、
    第2の冷媒を圧縮する第2の圧縮機、前記第2の圧縮機から吐出された第2の冷媒を凝縮する過冷却側凝縮器、第2の冷媒を減圧する第2の膨張弁及び前記液連絡配管内の第1の冷媒と第2の冷媒とで熱交換を行う過冷却用熱交換器が順次接続された過冷却側ユニットとを備え、
    前記熱源側ユニットの前記第1の圧縮機及び前記液溜と、前記熱源側ユニットの前記第1の圧縮機及び前記液溜以外の各機器と、前記過冷却側ユニットの前記過冷却用熱交換器と、前記過冷却側ユニットの前記過冷却用熱交換器以外の各機器とが別々のケーシングに収容されており、
    各ケーシングをそれぞれに設けたユニットベース組立に載置して、連結用ボルトとナットとで連結板金に各ユニットベース組立を固定して、前記熱源側ユニットの前記第1の圧縮機及び前記液溜以外の各機器を収容したケーシングと、前記過冷却側ユニットの前記過冷却用熱交換器以外の各機器を収容したケーシングとの一体化と分離化とを自在とした
    ことを特徴とする冷凍装置。
  5. 前記各ユニットベース組立は、各ケーシングに収容された機器を接続する配管を通すための配管挿通用孔を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の冷凍装置。
  6. 前記第1の圧縮機を複数個備えた
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の冷凍装置。
  7. 前記熱源側ユニットの前記液溜と前記過冷却側ユニットの前記過冷却用熱交換器との間における液連絡配管と、
    前記過冷却側ユニットの過冷却用熱交換器と前記利用側ユニットの前記第1の膨張弁との間における液連絡配管と、
    前記利用側ユニットの前記蒸発器と前記熱源側ユニットの前記第1の圧縮機との間における前記ガス連絡配管とに閉鎖弁を設けた
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の冷凍装置。
  8. 前記熱源側ユニットにおける前記第1の圧縮機及び前記過冷却側ユニットにおける第2の圧縮機の駆動周波数を制御する圧縮機制御手段と、
    前記過冷却用熱交換器の出入り口近傍に設けられ、前記液連絡配管内を流れる第1の冷媒の圧力を検知する圧力検知手段とを備え、
    前記圧縮機制御手段は、
    前記圧力検知手段からの情報に基づいて前記第1の圧縮機及び前記第2の圧縮機の駆動周波数を制御する
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の冷凍装置。
  9. 前記利用側ユニットにおける前記第1の膨張弁及び前記過冷却側ユニットにおける前記第2の膨張弁の開度を制御する膨張弁制御手段を備え、
    前記膨張弁制御手段は、
    前記圧力検知手段からの情報に基づいて前記第1の膨張弁及び前記第2の膨張弁の開度を制御する
    ことを特徴とする請求項に記載の冷凍装置。
  10. 前記液連絡配管内を流れる第1の冷媒の温度を検知する温度検知手段を前記過冷却用熱交換器の出入り口近傍に設け、
    前記圧縮機制御手段は、
    前記温度検知手段からの情報に基づいて前記第1の圧縮機及び前記第2の圧縮機の駆動周波数を制御し、
    前記膨張弁制御手段は、
    前記温度検知手段からの情報に基づいて前記第1の膨張弁及び前記第2の膨張弁の開度を制御する
    ことを特徴とする請求項に記載の冷凍装置。
  11. 前記第1の圧縮機及び前記第2の圧縮機を容量制御可能な圧縮機とした
    ことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の冷凍装置。
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