JP5262428B2 - ヒートポンプシステム - Google Patents

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本発明は、ヒートポンプシステムに関する。
特許文献1は、ヒートポンプ(ヒートポンプ回路)を備えた給湯システムを開示している。特許文献2は、ヒートポンプを備えた蒸気生成システムを開示している。
特開2005−16759号公報 特開2007−120914号公報
本発明は、熱需要に対して高い柔軟性を有するヒートポンプシステムを提供することを目的とする。
本発明の態様に従えば、第1流体が流れるヒートポンプの少なくとも一部を含む第1ユニットと、前記第1流体からの熱を受けた第2流体が流れる経路を含み、前記第2流体の用途に応じて前記第1ユニットの前記ヒートポンプにおける放熱部に対して取り替え可能とされる複数の第2ユニットと、を備え、前記複数の第2ユニットは、前記放熱部との間で構成される熱交換装置にて前記第1流体と熱交換されることで加熱された前記第2流体を蒸気として外部に供給するユニットと、前記熱交換装置にて前記第1流体と熱交換することで加熱された前記第2流体を高圧水又はオイルとして外部に供給するユニットと、前記熱交換装置にて前記第1流体と熱交換することで加熱された前記第2流体を空気として外部に供給するユニットと、を含むことを特徴とするヒートポンプシステムが提供される。
このヒートポンプシステムによれば、第1ユニットに対して第2ユニットが取り替え可能であるから、熱需要に対して高い柔軟性を有することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、一実施形態にかかるヒートポンプシステムを示す概略図である。図1において、ヒートポンプシステムS1は、第1ユニット100(メインユニット)と、第2ユニット200(サブユニット)と、制御装置70とを備える。第1ユニット100は、作動流体(加熱媒体、第1流体)が流れるヒートポンプ10の少なくとも一部を含む。第2ユニット200は、被加熱流体(被加熱媒体、第2流体)の供給系20を含む。後述するように、本実施形態において、第2ユニット200は、第1ユニット100に対して取り替え可能である。また、本実施形態において、第2ユニット200は、ヒートポンプ10の一部を含むことができる。制御装置70は、システム全体を統括的に制御する。ヒートポンプシステムS1の構成は、設計要求に応じて様々に変更可能である。
ヒートポンプ10は、蒸発、圧縮、凝縮、及び膨張の各工程からなるサイクルにより、低温の物体から熱を汲み上げ、高温の物体に熱を与える装置である。ヒートポンプは一般に、エネルギー効率が比較的高く、結果として、二酸化炭素等の排出量が比較的少ないという利点を有する。
ボイラのエネルギー効率が一般に約0.7〜0.8(70〜80%)であるのに対して、ヒートポンプのエネルギー効率としての成績係数(COP:coefficient of performance)は一般に2.5〜5.0である。
本実施形態において、ヒートポンプ10は、吸熱部11、圧縮部12、放熱部13、及び膨張部14を有し、これらは導管を介して接続されている。
吸熱部11では、主経路15内を流れる作動流体がサイクル外の熱源の熱を吸収する。本実施形態において、ヒートポンプ10の吸熱部11は、冷熱供給装置90の放熱管91に熱的に接続される。冷熱供給装置90において、放熱管91を流れる媒体(冷媒など)の熱(温排熱)がヒートポンプ10の吸熱部11に吸収される。冷却された媒体が冷熱供給装置90から所定の設備に供給される。ヒートポンプ10の吸熱部11が大気など他の熱源の熱を吸収する構成とすることもできる。
圧縮部12は、圧縮機等によって作動流体を圧縮する。この際、通常、作動流体の温度が上がる。本実施形態において、圧縮部12は、単段圧縮構造又は多段圧縮構造を有することができる。圧縮部12は、軸流圧縮機、遠心圧縮機、レシプロ式圧縮機、ロータリー式圧縮機などの様々な圧縮機のうち、作動流体の圧縮に適するものが適用される。圧縮機には動力が供給される。多段圧縮構造を有する圧縮部12において、多軸圧縮構造又は同軸圧縮構造が適用可能である。
放熱部13は、圧縮部12で圧縮された作動流体が流れる導管を有し、主経路15内を流れる作動流体の熱をサイクル外の熱源に与える。放熱部13を流れる作動流体の少なくとも一部は、ガス域又は超臨界域にあることができる。
膨張部14は、減圧弁またはタービン等によって作動流体を膨張させる。この際、通常、作動流体の温度が下がる。タービンを使用した場合には膨張部14から動力を取り出すことができ、その動力を例えば圧縮部12に供給してもよい。ヒートポンプ10に使用される作動流体として、フロン系媒体(HFC 245fa、R134aなど)、アンモニア、水、二酸化炭素、空気などの公知の様々な熱媒体が挙げられる。
本実施形態において、第2ユニット200は、第1ユニット100に対して取り替え可能である。本実施形態において、第1ユニット100は、標準化された接続部110,120を有し、第2ユニット200は、第1ユニット100の標準化された接続部110,120に対応する接続部210,220を有する。接続部110,120,210,220は、流体が流れる導管上に設けることができる。あるいは、接続部110,120,210,220は、導管以外の部分に設けることができる。各ユニット100,200において、接続部の数は、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10以上である。接続部は、様々な形態が適用可能である。
本実施形態において、第2ユニット200は、ヒートポンプ10の放熱部13における熱交換構造の少なくとも一部を含む。また、本実施形態において、接続部110,120,210,220は、ヒートポンプ10の主経路15上に設けられている。接続部110は、ヒートポンプ10の主経路15上における、圧縮部12と放熱部13との間に配置される。接続部120は、ヒートポンプ10の主経路15上における、放熱部13と膨張部14との間に配置される。接続部210は、ヒートポンプ10の主経路15上における、放熱部13の入口付近に配置される。接続部220は、ヒートポンプ10の主経路15上における、放熱部13の出口付近に配置される。
本実施形態において、接続部110,210と接続部120,220とがボルト等の締結手段を介して互いに機械的にそれぞれ接続可能である。あるいは、接続部110,210と接続部120,220とが締結手段を介さずに互いに機械的にそれぞれ接続可能である。本実施形態において、接続部110,120,210,220は、流体のリークを防止するシール構造を含むことができる。
本実施形態において、第2ユニット200は、被加熱流体の用途に応じて、複数のオプションから選択可能である。図2A、2B、及び2Cは、第2ユニット200のオプションの例を示す模式図である。
図2Aにおいて、被加熱流体は好ましくは水であり、第2ユニット200は蒸発ユニットを含む。供給系20(蒸発ユニット)は、加温部21と、蒸発部22と、必要に応じて流体駆動部(不図示)とを有する。また、ヒートポンプ10において、放熱部13は、放熱部13Aと放熱部13Bとを含む。作動流体の流れ方向に沿って、放熱部13A及び13Bが実質的に直列に配置されている。放熱部の数は、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10以上にできる。
図2Aにおいて、加温部21は、ヒートポンプ10の放熱部13Bに熱的に接続されかつ供給源(不図示)からの水が流れる導管を含む。加温部21と放熱部13Bとを含んで熱交換器41(加温器、熱交換装置)が構成される。すなわち、熱交換器41は、供給系20の導管の一部(加温部21)と、ヒートポンプ10の主経路15の導管の一部(放熱部13B)とが熱的に接続された構造を有する。熱交換器41は、低温の流体(供給系20内の水)と高温の流体(ヒートポンプ10内の作動流体)とが対向して流れる向流型の熱交換方式を有することができる。あるいは、熱交換器41は、高温流体と低温流体とが並行して流れる並行流型の熱交換方式を有することができる。熱交換器41の熱交換構造として、公知の様々なものを採用することができる。加温部21の導管と放熱部13Bの導管とは互いに接触あるいは隣接して配置される。例えば、放熱部13Bの導管を、加温部21の導管の周りや内部に配設することができる。加温部21において、ヒートポンプ10の放熱部13Bからの伝達熱によって、供給系20内の水が温度上昇する。
図2Aにおいて、蒸発部22は、少なくとも液状の被加熱流体(水)を貯溜するタンク47と、タンク47に流体的に接続された循環導管48とを有する。加温部21とタンク47との間には、必要に応じて脱気槽(不図示)と、流体駆動部(不図示)とが配置される。タンク47は、必要に応じて、液面を計測するレベルセンサ(不図示)と、気液分離器(不図示)とを有することができる。
図2Aにおいて、タンク47または循環導管48には、加温部21からの水の供給口と、蒸気の排出口とが設けられる。循環導管48の入口端と出口端とはそれぞれタンク47に接続される。循環導管48は、ヒートポンプ10の放熱部13Aに熱的に接続される被加熱管51と、必要に応じて、ポンプ(不図示)と、バルブ(不図示)とを有する。被加熱流体(水)の熱対流及び/又は外部との差圧などを利用してポンプを省くこともできる。
図2Aにおいて、被加熱管51と放熱部13Aとを含んで熱交換器45(熱交換装置)が構成される。すなわち、熱交換器45において、ヒートポンプ10の放熱部13Aと蒸発部22の被加熱管51とが熱的に接続される。放熱部13Aを流れる作動流体からの熱が被加熱管51を流れる水に伝わる。熱交換器45は、低温の流体(被加熱管51内の水)と高温の流体(ヒートポンプ10内の作動流体)とが対向して流れる向流型の熱交換方式を有することができる。あるいは、熱交換器41は、高温流体と低温流体とが並行して流れる並行流型の熱交換方式を有してもよい。熱交換器41の熱交換構造として、公知の様々なものを採用することができる。ヒートポンプ10の放熱部13Aの導管と、被加熱管51とは互いに接触あるいは隣接して配置される。例えば、ヒートポンプ10の放熱部13Aの導管を、被加熱管51の周りや内部に配設することができる。
図2Aにおいて、蒸発部22において、加温部21で温度上昇した水が供給口を介してタンク47に供給され、タンク47及び循環導管48内に水が貯溜される。タンク47内の液面が所定範囲内になるように、タンク47への水の供給量が制御される。例えば、レベルセンサの計測結果に基づいて、タンク47への水の供給量が制御される。ヒートポンプ10の放熱部13Aを流れる作動流体からの熱を受けた被加熱管51内の水は、少なくとも一部が蒸発する。蒸発部22からの熱流体(蒸気)は、外部の所定施設、例えば食品製造設備、電子機器製造プラント、その他製造設備、調理施設、空調設備、発電プラントなどに供給される。
このように、図2Aにおいて、供給系20内の水が、ヒートポンプ10からの熱伝達によって蒸気になる。すなわち、熱交換器41において、供給系20内の水がヒートポンプ10の放熱部13Bからの熱伝達によって沸点近くまで温度上昇する。その後、熱交換器45において、ヒートポンプ10の放熱部13Aからの熱伝達によってその水が相変化して蒸発する。水の顕熱加熱が主に熱交換器41(加温器)において行われ、水の潜熱加熱が主に熱交換器45において行われる。熱交換器41が顕熱交換に適した形態であり、熱交換器45が潜熱交換に適した形態であるといった、装置構成の最適化が図られ、これに応じて、好ましい加熱プロセスを経て蒸気が発生する。
図2Aに示される形態において、熱交換器41,45及びタンク47は、プレート式熱交換構造、プール沸騰式熱交換構造、又は液膜蒸発熱交換構造を好ましく採用することができる。熱交換器45における作動流体の入口温度は例えば約120℃〜160℃である。蒸発部22からは、例えば約100℃の飽和蒸気が出力される。この場合、図2Aに示される形態は、例えば、60℃〜100℃程度の熱環境又は熱流体を必要とする所定の設備に好ましく利用可能である。上記数値は一例であって本発明はこれに限定されない。
図2Bにおいて、第2ユニット200は多段(2段)の加熱部を含み、被加熱流体は、好ましくは高圧水(圧縮水)又は低粘性オイル(例えば、シリコンオイル、プロピレングリコールなど)である。第2ユニット200において、供給系20は、第1加熱部61と、第2加熱部62とを含む。また、ヒートポンプ10において、放熱部13は、放熱部13Aと放熱部13Bとを含む。作動流体の流れ方向に沿って、放熱部13A及び13Bが実質的に直列に配置されている。加熱部及び放熱部のそれぞれの数は、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10以上にできる。
図2Bにおいて、第1加熱部61は、ヒートポンプ10の放熱部13Bに熱的に接続されかつ供給源(不図示)からの被加熱流体が流れる導管を含む。第1加熱部61と放熱部13Bとを含んで熱交換器65(熱交換装置)が構成される。すなわち、熱交換器65は、供給系20の導管の一部(第1加熱部61)と、ヒートポンプ10の主経路15の導管の一部(放熱部13B)とが熱的に接続された構造を有する。熱交換器65は、低温の流体(供給系20内の被加熱流体)と高温の流体(ヒートポンプ10内の作動流体)とが対向して流れる向流型の熱交換方式を有することができる。あるいは、熱交換器65は、高温流体と低温流体とが並行して流れる並行流型の熱交換方式を有することができる。熱交換器65の熱交換構造として、公知の様々なものを採用することができる。第1加熱部61の導管と放熱部13Bの導管とは互いに接触あるいは隣接して配置される。例えば、放熱部13Bの導管を、第1加熱部61の導管の周りや内部に配設することができる。第1加熱部61において、ヒートポンプ10の放熱部13Bからの伝達熱によって、供給系20内の被加熱流体が温度上昇する。
図2Bにおいて、第2加熱部62は、ヒートポンプ10の放熱部13Aに熱的に接続されかつ供給源(不図示)からの被加熱流体が流れる導管を含む。第2加熱部62と放熱部13Aとを含んで熱交換器66(熱交換装置)が構成される。すなわち、熱交換器66は、供給系20の導管の一部(第2加熱部62)と、ヒートポンプ10の主経路15の導管の一部(放熱部13A)とが熱的に接続された構造を有する。熱交換器66は、低温の流体(供給系20内の被加熱流体)と高温の流体(ヒートポンプ10内の作動流体)とが対向して流れる向流型の熱交換方式を有することができる。あるいは、熱交換器66は、高温流体と低温流体とが並行して流れる並行流型の熱交換方式を有することができる。熱交換器66の熱交換構造として、公知の様々なものを採用することができる。第2加熱部62の導管と放熱部13Aの導管とは互いに接触あるいは隣接して配置される。例えば、放熱部13Aの導管を、第2加熱部62の導管の周りや内部に配設することができる。第2加熱部62において、ヒートポンプ10の放熱部13Aからの伝達熱によって、供給系20内の被加熱流体がさらに温度上昇する。
このように、図2Bにおいて、供給系20内の被加熱流体は、ヒートポンプ10の放熱部13A,13Bを流れる作動流体から段階的に熱を受ける。その結果、第2加熱部62からの被加熱流体は、比較的高い温度を有することができる。第2加熱部62からの熱流体(高圧水又は低粘性オイル)は、外部の所定施設、例えば食品製造設備、電子機器製造プラント、その他製造設備、調理施設、空調設備、発電プラントなどに供給される。
図2Bに示される形態において、熱交換器65,66は、プレート式熱交換構造を好ましく採用することができる。熱交換器66における作動流体の入口温度は例えば約120℃〜160℃である。熱交換器66からは、例えば約120℃〜160℃の熱流体が出力される。この場合、図2Bに示される形態は、例えば、100℃〜150℃程度の熱環境又は熱流体を必要とする所定の設備に好ましく利用可能である。上記数値は一例であって本発明はこれに限定されない。
図2Cにおいて、被加熱流体は好ましくは空気であり、第2ユニット200は空気用の比較的大型の熱交換ユニットを含む。第2ユニット200において、供給系20は、加熱部68を含む。
図2Cにおいて、加熱部68は、ヒートポンプ10の放熱部13に熱的に接続されかつ空気が流れる導管を含む。加熱部68と放熱部13とを含んで熱交換器69(熱交換装置)が構成される。すなわち、熱交換器69は、供給系20の導管の一部(加熱部69)と、ヒートポンプ10の主経路15の導管の一部(放熱部13)とが熱的に接続された構造を有する。熱交換器69は、低温の流体(供給系20内の被加熱流体)と高温の流体(ヒートポンプ10内の作動流体)とが対向して流れる向流型の熱交換方式を有することができる。あるいは、熱交換器69は、高温流体と低温流体とが並行して流れる並行流型の熱交換方式を有することができる。熱交換器69の熱交換構造として、公知の様々なものを採用することができる。加熱部68の導管と放熱部13の導管とは互いに接触あるいは隣接して配置される。例えば、放熱部13の導管を、加熱部68の導管の周りや内部に配設することができる。加熱部68において、ヒートポンプ10の放熱部13からの伝達熱によって、供給系20内の空気が温度上昇する。
このように、図2Cにおいて、供給系20内の空気は、ヒートポンプ10の放熱部13を流れる作動流体から熱を受ける。加熱部68からの加熱された空気は、外部の所定施設、例えば食品製造設備、電子機器製造プラント、その他製造設備、調理施設、空調設備、発電プラントなどに供給される。
図2Cに示される形態において、熱交換器69は、シェル・アンド・チューブ式の熱交換構造を好ましく採用することができる。熱交換器66における作動流体の入口温度は例えば約120℃〜160℃である。熱交換器66からは、例えば約80℃〜150℃の空気が出力される。この場合、図2Cに示される形態は、例えば、100℃〜140℃程度の熱環境又は熱流体を必要とする所定の設備に好ましく利用可能である。上記数値は一例であって本発明はこれに限定されない。
以上説明したように、本実施形態において、熱交換構造の少なくとも一部を含む第2ユニット200が第1ユニット100に対して取り替え可能である。第2ユニット200に対する複数のオプションは互いに異なる熱交換構造を有することができる。したがって、ヒートポンプシステムS1によれば、被加熱流体の用途に応じて、第2ユニット200として最適な熱交換構造を有するオプションが選択されることにより、比較的高い成績係数(COP:coefficient of performance)を有しつつ、様々な熱需要に対して高い柔軟性を有することができる。
なお、1つの第1ユニット100に対して、複数の第2ユニット200を接続することも可能である。この形態において、複数の第2ユニット200の少なくとも2以上が、互いに異なる熱交換構造を有する。また、この形態は、複数の第2ユニット200のうちの1以上を選択的に稼動可能な切替構造を有することができる。
また、1つの第2ユニット200に対して、複数の第1ユニット100を接続することも可能である。この形態において、例えば、1つの第2ユニット200に対して複数の第1ユニット100が並列に配置される。
上記説明において使用した数値及び図面に記載した温度は一例であって、本発明はこれに限定されない。
以上、本発明の好ましい実施例を説明したが、本発明はこれら実施例に限定されることはない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能である。本発明は前述した説明によって限定されることはなく、添付の請求の範囲によってのみ限定される。
一実施形態にかかるヒートポンプシステムを示す概略図である。 第2ユニットのオプションの例を示す模式図である。 第2ユニットのオプションの例を示す模式図である。 第2ユニットのオプションの例を示す模式図である。
符号の説明
S1…ヒートポンプシステム、10…ヒートポンプ、11…吸熱部、12…圧縮部、13,13A,13B…放熱部、14…膨張部、15…主経路、20…供給系、21…加温部、22…蒸発部、41,45,65,66,69…熱交換器、47…タンク、61,62,68…加熱部、70…制御装置、100…第1ユニット、200…第2ユニット。

Claims (3)

  1. 第1流体が流れるヒートポンプの少なくとも一部を含む第1ユニットと、
    前記第1流体からの熱を受けた第2流体が流れる経路を含み、前記第2流体の用途に応じて前記第1ユニットの前記ヒートポンプにおける放熱部に対して取り替え可能とされる複数の第2ユニットと、を備え
    前記複数の第2ユニットは、
    前記放熱部との間で構成される熱交換装置にて前記第1流体と熱交換されることで加熱された前記第2流体を蒸気として外部に供給するユニットと、
    前記熱交換装置にて前記第1流体と熱交換することで加熱された前記第2流体を高圧水又はオイルとして外部に供給するユニットと、
    前記熱交換装置にて前記第1流体と熱交換することで加熱された前記第2流体を空気として外部に供給するユニットと、を含むことを特徴とするヒートポンプシステム。
  2. 前記第1流体は、超臨界域にあること特徴とする請求項1に記載のヒートポンプシステム。
  3. 前記熱交換装置は、プレート式熱交換構造の少なくとも一部、プール沸騰式熱交換構造の少なくとも一部、シェル・アンド・チューブ式熱交換構造の少なくとも一部、及び液膜蒸発熱交換構造の少なくとも一部のうちの1以上を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のヒートポンプシステム。
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