JP4476829B2 - グラスライニング製容器におけるマンホール構造 - Google Patents

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本発明は、高度な耐食性と製品の高純度が要求される医薬品、食料品、ファインケミカル、電材、化成品、石油化学等における種々の処理を行うために使用されるグラスライニング製容器に関し、詳しくは、所定圧力下において使用されるこのグラスライニング製容器に設けられた開口部周辺のマンホール構造に関するものである。
従来から、医薬、食品、あるいはファインケミカル分野においては、高純度の製品が求められるため、これらの処理を行う際に使用される種々の容器等のサニタリー性が重要視される。すなわち、かかる容器等としては、被処理物質の投入等に用いられる開口部およびその周辺への被処理物質の付着によるコンタミ(contamination)がなく、洗浄が容易な容器等が要求される。また、これらの分野においては、腐食性の液を処理することも多いため、高い耐食性を有する容器等が要求される。
そして、上記分野においては、以上のような要求(サニタリー性および耐食性)を満たすために、その内面等にグラスライニング加工を施した容器等(以下、「グラスライニング製容器」という。)が一般的に用いられている。グラスライニング加工とは、母材としての金属表面に(例えば、容器の内面に)、ガラスの施釉(塗布)を行った後に、焼成を行うものであって、この加工を行うことによって金属表面にガラス層が形成される。このようにグラスライニング加工が施された容器等は、高サニタリー性および高耐食性を有する。
また、このようなグラスライニング製容器においては、この容器内に被処理物質等を投入するため、洗浄や容器内への出入り(内部検査、メンテナンス等)を行うため、あるいは内部目視等を行うために、その上部には開口部等を備えたマンホールが設けられており、この開口部には、開閉可能な蓋部が設けられている。そして、上記分野にて用いられる容器については、かかる開口部および蓋部を備えたマンホールについても、上記サニタリー性および耐食性を満足させる必要があるため、被処理物質と接触する可能性がある部位については、グラスライニング加工が施されている。
このようなマンホールにおいては、容器内における被処理物質の種々の処理を行う際に高い密閉性が求められるため、開口部と蓋部間の密閉性を維持するために、その開口部と蓋部間にガスケットを介在させることが行なわれている。そして、このようなグラスライニング加工が施された開口部と蓋部間に介在させるガスケットとして、たとえば下記特許文献1に記載されたようなガスケットがある。このガスケットがグラスライニング加工面に用いられるものであることは、当該特許文献1の〔0014〕、〔0016〕に開示されている。
特開2003−106456号公報
しかしながら、このようなグラスライニング加工が施された開口部と蓋部との接合部分においては、そのグラスライニング加工面にグラスライニング特有のひずみがあり、そのグラスライニング加工面を平坦な面に形成することは困難である。
このため、このようなグラスライニング加工面にガスケットを装着する場合には、グラスライニングのひずみを是正するために、いわゆるガスケット調整と称される作業が必要である。そのガスケット調整については、上記特許文献1の〔0013〕〜〔0015〕に開示されている。さらに、開口部を開口させるために蓋の開閉が繰り返して行なわれるので、必然的にガスケットのシール機能が低下することとなり、その結果、半年から1年毎にガスケットを交換する必要があり、そのたびにガスケット調整を行なう必要があった。
しかも容器を密閉するために開口部と蓋部との接合部分の全周において15個程度の多数のクランプが必要となり、クランプによる固定作業等が非常に煩雑となっていた。また、クランプによる締め付けやガスケット調整等が不十分で密閉性が低い場合、容器内の圧力を高くした際、もしくは減圧した際に、密閉性を保てなくなるおそれもあった。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、グラスライニング製容器の開口部と蓋部との接合部分であるグラスライニング加工面におけるひずみに左右されずに開口部と蓋部との接合部分におけるシール性を良好に維持し、しかも固定に必要なクランプの個数を従来に比べて大幅に低減することができるマンホール構造を提供することを課題とする。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、請求項1記載の発明は、グラスライニング製容器に設けられた開口部11と、前記開口部11を開閉可能に設けられた蓋部12とを備えたマンホール構造であって、グラスライニング面が対面する前記開口部11の端縁のフランジ部111と前記蓋部12の蓋本体部13との接合部分において前記グラスライニング面を新たに加工することなく、前記フランジ部111と蓋本体部13との間に溝部4を有する介装体2が介装され、且つ該介装体2の溝部4には、前記蓋本体部13側のグラスライニング面に接触するように、Oリング6が嵌合され、しかも前記介装体(2)の溝部(4)にOリング(6)が嵌合された状態で、前記蓋部(12)による開口部(11)の開閉とは無関係に、前記該介装体(2)がフランジ部(111)と蓋本体部(13)間に挟持されて固定されていることを特徴とする。
さらに請求項記載の発明は、請求項記載のグラスライニング製容器におけるマンホール構造において、介装体2をフランジ部111と蓋本体部13間に挟持して固定する手段が、介装体2に段差部2aを形成し、該介装体2の段差部2aに押えリング17を載置するとともに、フランジ部111に取付具3を係合し、前記押えリング17と取付具3との相互間に締め付け力を作用させることによって挟持、固定する手段であることを特徴とする。さらに請求項記載の発明は、請求項1又は2記載のグラスライニング製容器におけるマンホール構造において、開口部11と蓋部12との間に介装体2とは別にガスケット5が設けられていることを特徴とする。
本発明は、上述のように容器の開口部と蓋部との間に、溝部を有する介装体が介装され、且つ該介装体の溝部にOリングを嵌合させる構造としたため、この弾力性を有するOリングが開口部と蓋部間の接合部分に介在することによって、開口部と蓋部との接合面であるグラスライニング加工面のひずみに左右されずにシール性を維持することができ、従来のようにガスケットを介在物として用いるマンホール構造のように、ガスケットを交換をするたびに行なっていたガスケット調整と称されるような煩雑な作業が不要となり、固定作業に必要なクランプの数も大幅に低減させることができ、そのような固定のための作業を従来に比べて著しく容易にすることができるという効果がある。
さらに、開口部と蓋部との間には、溝部を有する介装体が介装され、Oリングはその介装体の溝部に嵌合されているので、その開口部と蓋部間を閉塞する作業時において、Oリングが位置ずれするのが好適に防止されるという効果がある。このため、開口部と蓋部間の良好なシール性が維持されることになる。
以下、本発明の実施形態について図面に従って説明する。
図1は、本発明の実施形態にかかるグラスライニング製容器に設けられた投入部(本発明の「マンホール 」に相当)の概略断面図を示したものである。また、図2は、図1に示された投入部の概略上面図を示したものである。なお、ここでは、投入部のみ示し、この投入部が取り付けられているグラスライニング製容器についての構造は省略しているが、例えば、このグラスライニング製容器は、上面が湾曲形状を有し、この湾曲面に対して、投入部が設けられる場合もある。
これらの図1及び図2に示すように、本実施形態にかかる投入部1(マンホール)は、容器(図示省略)に取り付けられた開口部11と、この開口部11を開閉するために設けられた蓋部12等とを用いて構成されている。また、この開口部11と蓋部12との間には、後述のように介装体2、ガスケット5、Oリング6が介装された状態となっている。
開口部11は、上述したように、例えば容器の湾曲した上面に設けられており(図示省略)、本実施形態においては、この開口部11から種々の物質(例えば被攪拌物質、貯留物質等)が投入される。つまり、この開口部11は、投入される物質等と接触する部位であるため、高サニタリー性および高耐食性を満足させる必要がある。したがって、この開口部11の内面には、グラスライニング処理が施されている。また、この開口部11の端縁には、フランジ部111が設けられている。
尚、本実施形態は、基本的に、医薬、食品、あるいはファインケミカル等の分野において用いられるものであるため、高サニタリー性および高耐食性が要求される。よって、本実施形態においては、開口部11に限らず、投入される物質等と接触する可能性がある部位(介装体2、蓋本体部13等)については、グラスライニング加工が施されている。
蓋部12は、開口部11を適宜開閉可能に構成されており、蓋本体部13と、蝶番部14とを用いて構成されている。また、蓋部12を成す蓋本体部13には、図2に示すように、覗き窓部15が設けられている。蝶番部14と対向した位置には、蓋部12の開閉を行う際に作業者が把持可能なように、把持部16が設けられている。
図3は、本実施形態において最も重要な、容器の開口部11と蓋部12との接合構造を示す拡大断面図である。
図3に示すように、本実施形態においては、開口部11のフランジ部111の上面にガスケット5が載置され、さらに該ガスケット5の上面に介装体2が載置され、該介装体2の溝部4にOリング6が嵌合された状態で、これらOリング6、介装体2、ガスケット5が、フランジ部111と蓋本体部13間に挟持されて固定されている。
介装体2は、その外径及び内径が開口部11のフランジ部111と略同径となるべく、リング状に形成され、また図3に示すように段差部2aを有するような断面略L字状に形成されている。
そして、この介装体2の段差部2aに、図3に示すように押えリング17が載置された状態となる。この押えリング17は取付具3とともに介装体2やガスケット5を固定しているが、その点は後述する。
取付具3は、取付本体部31、取付ボルト32、及び取付ナット33を用いて構成されている。取付本体部31には、開口部11に設けられたフランジ部111に係合可能な係合突起部311と、取付ボルト32を挿入可能な孔部とが設けられている。
また、押えリング17には、取付ボルト32が螺合可能なめねじ部17aが形成されている。そして、めねじ部17aに取付ボルト32を螺合及び固着させ、フランジ部111に取付本体部31の係合突起部311を係合させた状態で、取付本体部31の孔部に取付ボルト32を挿通させて、取付ボルト32に取付ナット33を螺合させることによって、
押えリング17と取付具3とが開口部11の周辺部に取り付けられることとなる。
この場合において、取付ボルト32に取付ナット33を螺合させる際に、押えリング17と取付具3との相互間に締め付け力が作用し、それによって介装体2の段差部2aが押えリング17によって押圧された状態となる。この結果、上述のように介装体2やガスケット5が押えリング17と取付具3による締め付け力で固定されることとなるのである。図2には特に示されていないが、取付具3は蓋本体部13の円周上に十数個取り付けられている。
一方、この取付具3が存在しない位置であって、前記蓋本体部13の円周上の4箇所には、図2に示すようにクランプ7が取り付けられている。
クランプ7は、クランプ上部ボディ71a、クランプ下部ボディ71b、ボルト72、及びナット73を用いて構成されている。クランプ上部ボディ71aには、ボルト72を挿入可能な孔部が設けられている。
そして、クランプ上部ボディ71aの孔部にボルト72を挿通させ、ボルト72にナット73を螺合させることによって、クランプ上部ボディ71aの係合部711aが、蓋本体部13に固着されたクランプ係合用バー8に係合してクランプ上部ボディ71aが蓋部12側に取り付けられるとともに、クランプ下部ボディ71bの係合部711bがフランジ部111に係合して開口部11側に取り付けられることになる。そして、このようなクランプ7の上下がそれぞれ蓋本体部13とフランジ部111とに係合することによって、Oリング6、介装体2、ガスケット5、押えリング17が、フランジ部111と蓋本体部13間で固定された状態となるのである。
図4には、Oリング6と、介装体2の溝部4との嵌合構造を示す。Oリング6は、同図のように、ゴム6の周囲にフッ素樹脂6bがコーティングされて構成されている。このゴム6としては、たとえばフッ素ゴム、ニトリルゴム、シリコンゴム等が例示される。介装体2は、高い耐食性を有する材料を用いて形成されており、たとえば、フッ素樹脂(四フッ化樹脂、三フッ化樹脂等)が用いられる。この四フッ化樹脂、三フッ化樹脂等は、介装体2の外側にコーティングされるフッ素樹脂6bの素材としても用いられる。
本実施形態によれば、上述のようにガスケット5と介装体2とがフランジ部111と蓋本体部13間に介装され、さらに介装体2の溝部4にOリング6が嵌合された状態で
Oリング6、介装体2、ガスケット5がフランジ部111と蓋本体部13間に挟持されて固定されているので、締め付け時の圧力がOリング6に好適に作用し、適切な密閉状態を維持することが可能となる。
また本実施形態では上記のような介装体2を介装させ、さらに介装体2の溝部4にOリング6を嵌合させてOリング6を蓋本体部13側のグラスライニング面に接触させているので、グラスライニング面同士が直接接触せず、その蓋本体部13側及びフランジ部111側のグラスライニング面の破損を好適に防止することができるのである。
さらに、Oリング6は介装体2の溝部4に嵌合されているため、締め付け時においてもOリング6が不用意に位置ずれすることもない。また容器内が高圧状態若しくは真空状態になった場合でも、上述のように介装体2の溝部4にOリング6は嵌合されていることからOリング6の位置ずれが生ずることもなく、高い密閉性を保つことができる。
また、本実施形態においては、介装体2が高耐食性を有するフッ素樹脂を用いて形成されており、さらにOリング6の表面も、高耐食性を有するフッ素樹脂6bでコーティングされているため、グラスライニング加工面が対面するフランジ部111と蓋本体部13との接合部分における介装構造部分の耐食性を維持することができる。
尚、Oリング6の構造は、上述したようにゴムの周囲をフッ素樹脂でコーティングした構成としたが、これに限定されるものではなく、Oリング6自体がフッ素樹脂製のものやゴム製のものであってもよい。ただし、コスト面や、弾力性を保持し衝撃吸収能力を有する面、密着性(シール性)の向上、さらには耐食性の面からは、ゴムの周囲をフッ素樹脂でコーティングした構成とすることが好ましい。
また、このようなOリング6としては、たとえばフッ素ゴムの周囲をポリテトラフルオロエチレンでコーティングしたOリングであって、JIS規格における硬さ試験(JIS K 6253)において、HA72〜HA88の範囲内の硬さを有するものを好適に使用することができる。
さらに、本実施形態においては、図1等に示したように、開口部11と蓋部12との間に介装体2やOリング6が設けられているので、開口部11および蓋部12のグラスライニング面の保護を行うことができる。
ここで、従来技術のグラスライニング製マンホールにOリングを設ける構成とすると、Oリングの位置を固定する必要があり、そのようにOリングの位置を固定するために、たとえばグラスライニング面を溝加工することが考えられるが、そもそもグラスライニング面を精度良く加工することは非常に困難である。
これに対して本実施形態では、Oリング6だけでなく、Oリング6を嵌合できる介装体2を設けた構成としているため、グラスライニング面を新たに加工する必要もなく、また蓋の開閉作業も容易に行なうことができる。また介装体2自体は加工も容易であることから、コスト面でも非常に有利である。また、上記の介装体2、Oリング6、ガスケット5等は取り外しが容易であるため、洗浄が非常に行い易く、その結果、コンタミも好適に防止することができる。
また本実施形態では、ガスケット5が介装体2とともに押えリング17と取付具3間で固定されており、このような押えリング17や取付具3は、蓋の開閉とは無関係に開口部11の周辺部に常時取り付けられており、頻繁に着脱されるものではないので、ガスケット5自体も開口部11の周辺部に頻繁に着脱されることがなく、その結果、蓋部12と開口部11間のシール性が大幅に低下することもない。またガスケット5が開口部11の周辺部に頻繁に着脱されることがなく、交換も頻繁になされないことから、ガスケット調整を何度も行なう必要がない。
尚、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。たとえば、上記実施形態においては、開口部11と蓋部12との間に、Oリング6や介装体2の他にガスケット5を介装させたが、ガスケット5を介装させることは本発明に必須の条件ではない。
また、上記実施形態においては、クランプ7の締付力によって、Oリング6、介装体2、ガスケット5、押えリング17を、フランジ部111と蓋本体部13間で固定させる構造としたが、このようなクランプ7のないマンホールの構造とすることも可能である。
そのようなクランプのないマンホール構造として、たとえば図5及び図6に示すものが例示される。この図5及び図6のマンホール構造では、同図に示すように、蓋部12が、蓋本体部13及び蝶番部14の他、蓋本体部13の中央から複数本(図5及び図6の実施形態では3本)のアームが放射状にのびて設けられているアーム部18と、このアーム部18等を作動させるハンドル部19と、ハンドル部19およびアーム部18等の動きに応じて、開口部11のフランジ部111と係合可能に構成されたフック部20等とを用いて構成されている。
また、上記実施形態においては、マンホールを被処理物投入部(投入部1)として用いる場合について説明したが、本発明はこの構成に限定されるものではない。したがって、本発明にかかるマンホールは、例えば、洗浄、内部検査、メンテナンス等のために容器内に出入りするため、あるいは容器内の内部目視等のために用いられるもの等を含み、開口部とこれを開閉するための蓋部等とを有する構造であれば、その使用方法等は特に限定されるものではない。
また、上記実施形態においては、介装体2をリング形状に形成したが、介装体2の形状はこれに限定されるものではなく、必要に応じて、他の形状(例えば、楕円、長円等)のものを用いてもよい。
次に本発明の実施例について説明する。
開口部として直径400mmの開口部を保有するグラスライニング製容器において、該開口部にポリテトラフルオロエチレン製の介装体、フッ素ゴムの表面をポリテトラフルオロエチレンでコーティングしたOリング、合成樹脂等のノンアスベスト素材をフッ素樹脂被膜で被覆したガスケットを、上記図3に示すように挟持し、上記図1及び図2の実施形態に記載の4本のクランプを利用したクランプ構造により開口部を密閉した。
このとき、介装体の厚みは30mmとし、介装体に加工した溝の深さは7mm、Oリングの太さ(断面の径)を10mmとして密閉試験を行なったところ、容器内を真空状態又は加圧状態(0.3MPa)としても良好に密閉製を維持することができた。
尚、Oリングの太さは10mmに限定されるものではないが、8mm以上であることが好ましい。Oリングの太さが8mmよりも小さいと、Oリングによってグラスライニング加工面のひずみを吸収することができず、密着性が悪くなり、シール性が低下するからである。
本発明の実施形態にかかるグラスライニング製容器に設けられた投入部(マンホール)の概略断面図である。 図1に示された投入部の概略平面図である。 本実施形態にかかる介装体及びその周辺の拡大概略図である。 Oリングが介装体の溝部に嵌合する状態を示す拡大断面図である。 他実施形態のグラスライニング製容器に設けられた投入部(マンホール)の概略断面図である。 図5に示された投入部の概略平面図である。
符号の説明
2…介装体 4…溝部
5…ガスケット 6…Oリング
11…開口部 12…蓋部

Claims (3)

  1. グラスライニング製容器に設けられた開口部(11)と、該開口部(11)を開閉可能に設けられた蓋部(12)とを備えたマンホール構造であって、グラスライニング面が対面する前記開口部(11)の端縁のフランジ部(111)と前記蓋部(12)の蓋本体部(13)との接合部分において前記グラスライニング面を新たに加工することなく、前記フランジ部(111)と蓋本体部(13)との間に溝部(4)を有する介装体(2)が介装され、且つ該介装体(2)の溝部(4)には、蓋本体部(13)側のグラスライニング面に接触するように、Oリング(6)が嵌合され、しかも前記介装体(2)の溝部(4)にOリング(6)が嵌合された状態で、前記蓋部(12)による開口部(11)の開閉とは無関係に、前記介装体(2)がフランジ部(111)と蓋本体部(13)間に挟持されて固定されていることを特徴とするグラスライニング製容器におけるマンホール構造。
  2. 装体(2)をフランジ部(111)と蓋本体部(13)間に挟持して固定する手段が、介装体(2)に段差部(2a)を形成し、該介装体(2)の段差部(2a)に押えリング(17)を載置するとともに、フランジ部(111)に取付具(3)を係合し、前記押えリング(17)と取付具(3)との相互間に締め付け力を作用させることによって挟持、固定する手段である請求項記載のグラスライニング製容器におけるマンホール構造。
  3. 介装体(2)と開口部(11)のフランジ部(111)との間にガスケット(5)が介装されている請求項1又は2記載のグラスライニング製容器におけるマンホール構造。
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