JP4476700B2 - サンプリング装置および波形観測システム - Google Patents

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Description

本発明は、入力信号をサンプリングし、その波形の情報を取得し、観測するための装置において、バースト状の入力信号に対処するための技術に関する。
例えば高速な繰り返し周期の信号で変調された光信号の波形のデータを取得して観測するために、図20に示す波形観測装置10が用いられている。
この波形観測装置10は、入力される光信号Pの波形の繰り返し周期TxのN倍(Nは1以上の任意の整数で例えば100、1000等)より所定値(オフセット遅延時間)ΔTだけ長い繰り返し周期Ts(=N・Tx+ΔT)をもち、パルス幅が狭い光サンプリングパルスPsを光サンプリングパルス発生手段11によって生成する。
そして、その生成された光サンプリングパルスPsを光サンプリング部12に入力し、光信号Pを光サンプリングパルスPsでサンプリングし、そのサンプリングによって得られたパルス光を光電変換して電気のパルス信号Eoに変換し、このパルス信号Eoの振幅強度をA/D変換器13によってデジタルのデータに変換して波形データメモリ14に記憶し、この波形データメモリ14に記憶された一連の波形データを表示制御手段15が読み出して表示器16に波形表示する。
このようなサンプリング方式の波形観測装置10では、図21の(a)に示すように、光信号Pの繰り返し波形がN回連続して入力される毎に、光サンプリングパルスPsによるサンプリングタイミングが図21の(b)のように、ΔT時間ずつシフトしていくため、周期Txに比べて格段に低速なサンプリングで、光信号Pの波形を高分解能でサンプリングすることができ、これを表示器16の画面上で観測することができる。
ところで、上記のような波形観測装置10に要求される観測モードには、パーシステンスモード、平均化モード等がある。
パーシステンスモードは、光信号Pをサンプリングしてその取得データを表示器の画面上にある一定時間表示し、その残像によって測定波形を表示するという動作を繰り返すモードであり、光信号の波形の変化をほぼリアルタイムに観測することができる。
また、平均化モードは、複数のデータ取得期間分の波形データの平均化処理を行い、その平均化された波形を表示するモードであり、ノイズ成分を除去した波形観測が可能となる。
上記のように光信号の波形を残像によって表示していく観測モードの場合、サンプリングが光信号Pの繰り返し波形の同一位相位置から開始されないと、表示される波形が時間軸方向に毎回ずれたり、平均化モードでは平均化処理が正しく行なえず波形を正しく再現できなくなり、また、波形の位相や振幅の変動の大きさを正しく把握できなくなる。
このため、上記した各観測モードの場合には、データ取得の開始タイミングが、光信号Pの繰り返し波形の同一位相位置となるように設定する必要がある。
その方法の一つとして、サンプリングのオフセット遅延時間ΔTの整数倍が光信号Pの波形の繰り返し周期Txに等しくなる、即ち、整数Kについて、
K・ΔT=Tx
が成立するように設定する方法が考えられる。
このように設定した場合、サンプリング周期Tsは、
Ts=N・Tx+ΔT
=N・Tx+Tx/K
と表すことができる。
したがってK+1回目のサンプリングタイミングは、1回目のサンプリングタイミングから、
K・Ts=K・N・Tx+K・ΔT
=K・N・Tx+K・Tx/K
=(K・N+1)・Tx
が経過したタイミングとなる。
上記(K・N+1)は整数だから、光信号Pの1周期分の波形のうち、K+1回目にサンプリングされる位置は、1回目にサンプリングされた位置と一致しており、同様に、2K+1回目、3K+1回目、…にサンプリングされる位置も1回目にサンプリングされた位置と一致する。
したがって、前記した各観測モードの場合、上記のようにK・ΔT=Txが成立するように設定して、最初のデータ取得期間の開始タイミングから(M・K+1)Ts(Mは複数)が経過したタイミングに次のデータ取得期間を開始すれば、各データ取得期間の開始タイミングを合わせることができる。なお、このタイミングの検出は、例えば光サンプリングパルスの数を計数し、その計数結果に基づいて行うことができる。
しかし、サンプリングのオフセット遅延時間ΔTは、表示画面上の時間軸の最小単位を示すものであり、一般的に0.1ps、0.2ps、1ps等のようにきりのよい値に限定されるので、繰り返し周期Txもこのオフセット遅延時間ΔTの整数倍に限定されてしまう。
したがって、次の非特許文献1に示した文献で報告されているように、2のn乗でしか分周できないようなハードウエア構成のものでは、任意の繰り返し周期の光信号に対応することができず、観測対象が限定されてしまうという問題があった。
H.Takara, S.Kawanishi, A.Yokoo,S.Tomaru, T.Kitoh, and M.Saruwatari:"100 Gbit/s optical signaleye-diagram measurement with optical sampl-ing using nonlinear optical crystal",Electron.Lett, Vol. 32, pp.2256〜2258(1996)
また、この種の波形観測装置では、狭い幅の光サンプリングパルスを生成したり、光同士のミキシングを行なう光ミキサ等が必要であり、表示部を含めると装置全体が複雑化し高価になるという別の問題がある。
さらに、従来装置では、観測の対象となる波形がバースト状に時間をあけて現れる信号を想定しておらず、このようなバースト状に現れる波形の情報を正しく取得することができないという問題があった。
このバースト状の信号が観測対象となる例として光周回実験がある。
光周回実験は、長い光ファイバ伝送路の光の伝搬を、ループ状に接続された短い光線路に光を周回させて擬似的に再現したものであり、光線路を所定数周回した光の波形を観測するというものである。
図22はその実験システムを示するものであり、所定長の光線路1の両端をループ開閉スイッチ2を介してループ状に接続し、そのループ開閉スイッチ2の近傍に双方向性のカプラ3を設け、このカプラ3を介して光信号を入射する。なお、この光線路1には、カプラ3等の損失を補償するための光増幅器1aが挿入されている。
一方、半導体レーザ5から出射される強度一定の光と、パターン信号発生器6から出力されるパターン信号とを光変調器7に入射し、パターン信号で強度変調された光信号を生成して入射スイッチ8およびカプラ3を介して光線路1に入射する。
カプラ3を介して光線路1に入射された光信号は、ループ開閉スイッチ2が閉じている間、光線路1を周回するが、1周する毎にその一部がカプラ3およびアイソレータ4を介して出射されることになる。
この周回毎に出射される光信号の波形は、光線路1を1周したことによる影響を受けて、強さと位相が変化するので、周回毎の光信号の波形は同一とは言えない。
コントローラ9は、ループ開閉スイッチ2および入射スイッチ8を制御し、光線路1に対して所定パターンの光信号を、その光信号が光線路1を所定数以上周回するのに必要な時間をあけて入射させるとともに、その入射時に光線路1内を周回している不要光を除去し、且つ予め指定された周回目の光信号がカプラ3から出射される期間を示すゲート信号Gを出力する。
図23は、コントローラ9の制御による各部の動作を示すものであり、図23の(a)のように、ある基準タイミングt0から一定時間T0だけ入射スイッチ8を閉じるとともに、図23の(b)のように、その時間T0だけ(その前の期間も含めてもよい)、ループ開閉スイッチ2を開いて、光線路1内に残っている不要光を除去し、光変調器7から継続的に出力される所定パターン(図の例では、1110010の繰り返し)の光信号を、図23の(c)のようにカプラ3に出射する。
カプラ3に入射された光信号の一部は、図23の(d)のように、0周目の光信号としてカプラ3からアイソレータ4を介して出射され、また別の一部は光線路1内に入射される。
光線路1内に入射された光は、その波長、光線路1の長さおよび屈折率に応じた速度で決まる時間で光線路1を1周してカプラ3まで戻り、再び周回するが、この1周した光の一部が図23の(d)のように、カプラ3からアイソレータ4を介して出射される。
以下同様に、光線路1内に入射された光信号が1周する毎にその光信号の一部が出射されるが、所望数m周回した光信号がカプラ3から出射される期間には、図23の(e)のように、その期間を例えばハイレベルで示すゲート信号Gが出力される。なお、基準タイミングt0に対するゲート信号Gの出力タイミングt1は、光信号の波長、光線路1の長さおよび屈折率、周回数m等に基づいて予め算出されている。
このm周回した光信号がカプラ3から出射された後の所定タイミングに、再び、前記した基準タイミングt0からの一連の動作が繰り返されることになり、カプラ3からは、光線路1をm周回した光信号と、その出射期間を示すゲート信号Gがほぼ一定時間毎に出射されることになる。
なお、カプラ3からは観測対象のm周回した光信号だけでなく、それ以前の周回光およびそれ以降の周回光も出射されるが、観測対象のm周回の光信号についてみれば、ほぼ一定時間毎にバースト状に出射されていることになる。以下の説明では、この時間をバースト周期と呼ぶ。
このようにバースト周期で現れる信号の波形情報を取得して観測するために、ゲート信号Gを基準としてサンプリングを行うことが考えられるが、ゲート信号Gは、必ずしも観測対象の光信号と同期しているとは限らず、このゲート信号を基準にしてサンプリングの開始タイミングを決定してしまうと、波形情報を正しく取得できない。
また、バースト状の信号が観測対象となる別の例として、Add/Drop装置、Xコネクト装置あるいはルータ等、バースト状のパケットデータを扱う各種伝送機器を試験する場合等があるが、このような機器の試験においては、バースト期間を示すゲート信号そのものが与えられない場合があり、さらにその波形観測が困難となる。
本発明は、これらの問題を解決して、バースト状に現れる信号の波形情報を正しく取得し、観測できるサンプリング装置および波形観測システムを提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の請求項1のサンプリング装置は、
サンプリングの対象となる信号を入力するための信号入力端子(21a)と、
前記信号入力端子に入力される入力信号についてその取得対象となる波形の繰り返し周期(Tx)とサンプリングのオフセット遅延時間(ΔT)とに対応する情報を指定するためのパラメータ指定手段(22)と、
前記パラメータ指定手段によって指定された情報に基づいて、前記入力信号の繰り返し周期の整数倍に対して前記オフセット遅延時間だけ差のある周期を前記入力信号に対するサンプリング周期(Ts)として算出する演算手段(23)と、
前記演算手段によって算出されたサンプリング周期と等しい周期のクロック信号(C)を出力する信号発生手段(24)と、
前記クロック信号を外部へ出力するためのクロック出力端子(21c)と、
前記演算手段によって算出されたサンプリング周期のサンプリングパルスを発生するサンプリングパルス発生手段(25)と、
前記入力信号を、前記サンプリングパルス発生手段から出射されたサンプリングパルスによってサンプリングするサンプリング部(26)と、
前記サンプリング部で得られるパルス信号を外部に出力するためのパルス出力端子(21d)と、
前記繰り返し周期とサンプリング周期の積を前記オフセット遅延時間で除算して得られる周期(Tx・Ts/ΔT)またはその整数倍に等しい周期をもつ信号を、第1のトリガ信号(Q1)として出力する第1のトリガ信号発生手段(27)と、
前記入力信号に対する波形情報の取得期間を示すゲート信号を受け、該ゲート信号が波形情報の取得期間を示している間で且つ前記第1のトリガ信号のレベルが所定方向に遷移するタイミングに同期してレベルが所定方向に遷移する信号を、第2のトリガ信号(Q2)として出力する第2のトリガ信号発生手段(28)と、
前記第2のトリガ信号を外部に出力するためのトリガ出力端子(21e)とを備えている。
また、本発明の請求項2のサンプリング装置は、請求項1のサンプリング装置において、
前記ゲート信号が波形情報の取得期間を示している間だけ前記クロック出力端子からの前記クロック信号の出力を可能にし、少なくとも前記ゲート信号が波形情報の取得期間を示していない期間は前記クロック出力端子からの前記クロック信号の出力を停止させるクロック規制手段(29)を備えている。
また、本発明の請求項3のサンプリング装置は、請求項2のサンプリング装置において、
前記クロック規制手段は、
前記第2のトリガ信号が所定方向に遷移するタイミングを基準タイミングとし、該基準タイミングから前記クロック出力端子に対するクロック信号の出力を開始させ、前記基準タイミングを含む取得期間が終了するまでの間に前記クロック出力端子に対するクロック信号の出力累積数(h)が所定値(Z)に達した場合にはその段階で前記クロック出力端子に対するクロック信号の出力を終了させ、当該取得期間が終了するまでの間に前記出力累積数が前記所定値に達しない場合には当該取得期間が終了した段階で前記クロック出力端子に対するクロック信号の出力を中断し、以降の前記第1のトリガ信号が所定方向に遷移するある遷移タイミングから、それまでのクロック信号の出力累積数に相当する時間が経過したタイミングが後続の取得期間内にあるときに、当該後続の取得期間が終了するまでの間に前記出力累積数が所定値に達した場合にはその段階で前記クロック出力端子に対するクロック信号の出力を終了させ、当該後続の取得期間が終了するまでの間に前記出力累積数が所定値に達しない場合には、前記タイミングから前記後続の取得期間が終了するまでの間、前記クロック出力端子に対してクロック信号を出力させるように構成されている。
また、本発明の請求項4のサンプリング装置は、請求項1または請求項2または請求項3記載のサンプリング装置において、
前記ゲート信号を外部から入力するためのゲート信号入力端子(21b)を備えたことを特徴としている。
また、本発明の請求項5のサンプリング装置は、請求項1または請求項2または請求項3記載のサンプリング装置において、
前記入力信号に基づいて前記ゲート信号を発生するゲート信号発生手段(31)を備えたことを特徴としている。
また、本発明の請求項6の波形観測システムは、
サンプリングの対象となる信号を入力するための信号入力端子(21a)と、
前記信号入力端子に入力される入力信号についてその取得対象となる波形の繰り返し周期(Tx)とサンプリングのオフセット遅延時間(ΔT)とに対応する情報を指定するためのパラメータ指定手段(22)と、
前記パラメータ指定手段によって指定された情報に基づいて、前記入力信号の繰り返し周期の整数倍に対して前記オフセット遅延時間だけ差のある周期を前記サンプリング対象信号に対するサンプリング周期(Ts)として算出する演算手段(23)と、
前記演算手段によって算出されたサンプリング周期と等しい周期のクロック信号(C)を出力する信号発生手段(24)と、
前記演算手段によって算出されたサンプリング周期のサンプリングパルスを発生するサンプリングパルス発生手段(25)と、
前記入力信号を、前記サンプリングパルス発生手段から出射されたサンプリングパルスによってサンプリングするサンプリング部(26)と、
前記繰り返し周期とサンプリング周期の積を前記オフセット遅延時間で除算して得られる周期(Tx・Ts/ΔT)またはその整数倍に等しい周期をもつ信号を、第1のトリガ信号(Q1)として出力する第1のトリガ信号発生手段(27)と、
前記入力信号に対する波形情報の取得期間を示すゲート信号を受け、該ゲート信号が波形情報の取得期間を示している間で且つ前記第1のトリガ信号のレベルが最初に所定方向に遷移するタイミングに同期してレベルが所定方向に遷移する信号を、第2のトリガ信号(Q2)として出力する第2のトリガ信号発生手段(28)と、
前記サンプリング部から出力されるパルス信号を前記クロック信号に同期してサンプリングしてデジタルのデータに変換するA/D変換器(33)と、
波形のデータを記憶するための波形データメモリ(35)と、
前記第2のトリガ信号のレベルが所定方向に遷移したタイミングから前記A/D変換器が出力するデータを前記クロック信号に同期して前記波形データメモリに順次書込むデータ取得制御手段(34)と、
前記波形データメモリに記憶された一連の波形データを読み出して時間軸上に波形表示する波形表示手段(36、37)とを備えている。
また、本発明の請求項7の波形観測装置は、請求項6記載の波形観測システムにおいて、
前記ゲート信号が波形情報の取得期間を示している間だけ前記データ取得制御手段に対する前記クロック信号の入力を可能にし、少なくとも前記ゲート信号が波形情報の取得期間を示していない期間は前記データ取得制御手段に対する前記クロック信号の入力を停止させるクロック規制手段(29)を備えている。
また、本発明の請求項8の波形観測システムは、請求項7の波形観測システムにおいて、
前記クロック規制手段は、
前記第2のトリガ信号が所定方向に遷移するタイミングを基準タイミングとし、該基準タイミングから前記データ取得制御手段に対するクロック信号の出力を開始させ、前記基準タイミングを含む取得期間が終了するまでの間に前記データ取得制御手段に対するクロック信号の出力累積数(h)が所定値(Z)に達した場合にはその段階で前記データ取得制御手段に対するクロック信号の出力を終了させ、当該取得期間が終了するまでの間に前記出力累積数が前記所定値に達しない場合には当該取得期間が終了した段階で前記データ取得制御手段に対するクロック信号の出力を中断し、以降の前記第1のトリガ信号が所定方向に遷移するある遷移タイミングから、それまでのクロック信号の出力累積数に相当する時間が経過したタイミングが後続の取得期間内にあるときに、当該後続の取得期間が終了するまでの間に前記出力累積数が所定値に達した場合にはその段階で前記データ取得制御手段に対するクロック信号の出力を終了させ、当該後続の取得期間が終了するまでの間に前記出力累積数が所定値に達しない場合には、前記タイミングから前記後続の取得期間が終了するまでの間、前記データ取得制御手段に対してクロック信号を出力させるように構成されている。
また、本発明の請求項9の波形観測システムは、請求項6または請求項7または請求項8記載の波形観測システムにおいて、
前記ゲート信号を外部から入力するためのゲート信号入力端子(21b)を備えたことを特徴としている。
また、本発明の請求項10の波形観測システムは、請求項6または請求項7または請求項8記載の波形観測システムにおいて、
前記入力信号に基づいて前記ゲート信号を発生するゲート信号発生手段(31)を備えたことを特徴としている。
このように、本発明の請求項1のサンプリング装置および請求項6の波形観測システムでは、ゲート信号が波形の取得期間を示している間で且つ第1のトリガ信号のレベルが所定方向に遷移したタイミングに同期した第2のトリガ信号を生成しているので、この第2のトリガ信号によって波形データの取得を開始することで、バースト状に現れる波形を観測できる。
また、本発明の請求項2および請求項7では、クロック規制手段によって、クロック出力端子またはデータ取得制御手段に対するクロック信号の出力を、少なくともゲート信号が波形の取得期間を示している間だけ行われるように規制しているので、所望の波形の情報だけを選択的に取得し観測することができる。
また、本発明の請求項3および請求項8のようにクロック規制手段を構成したものでは、ゲート信号で示される波形の取得期間より第1のトリガ信号の周期が長い場合であっても、所望のポイント数の波形情報を取得でき、それを観測することができる。
また、本発明の請求項4および請求項9のようにゲート信号を外部から入力するためのゲート信号入力端子(21b)を備えたものでは、前記した光周回実験システムのようにゲート信号を出力する機能を有するシステムに対応できる。
また、本発明の請求項5および請求項10のように、入力信号に基づいてゲート信号を発生するゲート信号発生手段(31)を備えたものでは、前記したパケット伝送機器などゲート信号の出力機能を持たないシステムにも対応できる。
また、本発明の請求項1〜5のように、クロック信号、サンプリングで得られたパルス信号および第2のトリガ信号を外部に出力するための出力端子を有するサンプリング装置では、既存のデジタルオシロスコープを用いることで、バースト状の信号の波形観測が可能な波形観測システムを安価に構成することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明を適用した波形観測システム20の構成を示している。この波形観測システム20は、図22に示した光周回実験システムから出射される所望周回の光信号の波形を観測するためのものである。
なお、ここでは、図2の(a)に示すゲート信号Gに対して、所望周回数mの光信号P(m)は、図2の(b)に示すように非同期であるが、光信号P(m)自体の位相連続性は確保されているものとする。
この光周回実験システムから出射される光信号Pは、波形観測システム20を構成するサンプリング装置21の信号入力端子21aに入射され、所望周回の光信号が出力される期間を示すゲート信号Gがゲート信号入力端子21bに入力される。
波形観測システム20は、入力される光信号Pから所望周回数mの光信号P(m)の波形情報をサンプリング装置21により取得し、これを表示部としてのデジタルオシロスコープ60に入力して波形表示する構成を有している。
サンプリング装置21のパラメータ指定手段22は、図示しない操作部の操作等によって光信号P(m)の繰り返し周期Txとサンプリングのオフセット遅延時間ΔTとに対応する情報を指定するためのものである。
ここで、光信号P(m)の繰り返し周期Txとは、前記光線路1に入射される光信号Sを変調しているパターン信号の符号周期であり、例えば前記したように(1110010)の7ビット長の符号周期である。
なお、この指定情報は、繰り返し周期Txとオフセット遅延時間ΔTとを特定できる情報であればよく、例えば繰り返し周期Txに対応した情報は、繰り返し周期Txそのものの値だけでなく、繰り返し周波数fx(=1/Tx)であってもよく、また、予め設定されている複数のものから一つを指定する番号等の情報であってもよい。
また、信号の周期と周波数とは、その一方が決まれば他方が一義的に特定されるので、本明細書において「周期」およびその関係を「周波数」およびその関係に置き換えたものや、逆に「周波数」およびその関係を「周期」およびその関係に置き換えたものも本発明に含まれるものとする。
演算手段23は、パラメータ指定手段22によって指定された情報に基づいて、光信号P(m)の繰り返し周期Txの整数N倍に対してオフセット遅延時間ΔTだけ差のある周期Tsをサンプリング周期として算出する。
なお、このサンプリング周期Tsに対応するサンプリング周波数fsは、後述する信号発生手段24が出力することができるクロック信号Cの周波数可変範囲内に設定される。
例えば、光信号Pの繰り返し周波数fx(=1/Tx)が10GHz、オフセット遅延時間ΔTが0.1psで、信号発生手段24の周波数可変範囲が10MHz±1kHzの場合、整数Nを例えば1000とすれば、サンプリング周期Tsは、
Ts=1/fs=N・Tx+ΔT=N/fx+ΔT
=(1000・10−10)+(0.1×10−12
=1×10−7+1×10−13
=(1×10−1+1×10−7)・1×10−6
となる。
また、サンプリング周波数fsは、
fs=10/(1×10−1+1×10−7
=1000000/(0.1000001)
=999990.00……(Hz)
=9.9999000……(MHz)
となり、この周波数は10MHz±1kHzの範囲内に入る。
信号発生手段24は、演算手段23で算出されたサンプリング周期Tsのクロック信号Cと、後述する光サンプリングパルス発生手段25で幅の狭いパルス光を生成させるために必要な高い周波数の信号Uとを生成して出力する。
信号発生手段24としては、安定で高い周波数(例えば1GHz±1MHz)の高周波信号を逓倍して信号Uを生成し、その信号Uを分周して上記クロック信号Cを発生し、これをクロック出力端子21cから出力する。
また、信号発生手段24は、観測対象の光信号Pを出力する機器(この場合光周回実験システムのパターン信号発生器6)に基準信号Rを与えて、光信号Pと同期をとる場合もある。
光サンプリングパルス発生手段25は、信号発生手段24が出力するクロック信号Cと等しい周期の光サンプリングパルスPsを発生する。
この光サンプリングパルス発生手段25が発生する光サンプリングパルスPsのパルス幅は、サンプリングの時間分解能の上限を決定するものであり、パルス幅が狭い程、高い時間分解能でサンプリングを行うことができる。
この狭い光サンプリングパルスを得るために、光サンプリングパルス発生手段25は、例えば図3に示しているように、光源25aから出射される連続光CWを変調器25bに入射して信号Uで変調して、図4の(a)のように比較的狭い幅のパルス光Paを信号Uの周期Tuで生成し、そのパルス光Paを間引手段25cに入力する。
間引手段25cは、クロック信号Cの周期で短時間だけオンする光スイッチを有し、図4の(b)のようにクロック信号Cの周期Tsのパルス光Pbを出力する。このパルス光Pbは分散減少ファイバ25dに入射され、分散減少ファイバ25dからは、図4の(c)のように幅が狭い(例えば0.1ps以下)の光サンプリングパルスPsが周期Tsで出射される。
なお、この光サンプリングパルス発生手段25から出射される光サンプリングパルスPsは、クロック信号Cに同期するように設定されている。
この光サンプリングパルスPsは、光サンプリング部26に入射される。
光サンプリング部26は、例えば、図5に示しているように、光ミキサ26aと光電変換器26bとからなり、入力端子21aから入力される光信号Pと光サンプリングパルスPsとを光ミキサ26aに入力して、光信号Pを光サンプリングパルスPsでサンプリングし、そのサンプリングによって得られたパルス光Poを光電変換器26bによって電気のパルス信号Eoに変換し、これをパルス出力端子21dから出力する。
第1のトリガ信号発生手段27は、繰り返し周期Txとサンプリング周期Tsの積をオフセット遅延時間ΔTで除算して得られる周期(Tx・Ts/ΔT)またはその整数倍に等しい周期をもつ信号を、第1のトリガ信号Q1として出力する。
この第1のトリガ信号Q1の周期は、取得対象の波形(この場合、7ビット長のパターン信号の波形)のΔT毎の振幅値を1波形分取得するために要する時間(またはその整数倍)であり、前記したように、所望周回数mの光信号P(m)の位相連続性が確保されていれば、この第1のトリガ信号Q1は光信号P(m)と同期している。
第2のトリガ信号発生手段28は、ゲート信号Gが波形情報の取得期間(例えばハイレベル期間)を示している間で且つ第1のトリガ信号Q1のレベルが最初に所定方向(例えば立ち上がり方向)に遷移するタイミングに同期してレベルが所定方向(例えば立ち上がり)に遷移する矩形波信号を生成し、これを第2のトリガ信号Q2としてトリガ出力端子21eを介して外部に出力する。
このサンプリング装置21のクロック出力端子21c、パルス出力端子21dおよびトリガ出力端子21eは、デジタルオシロスコープ60の外部クロック入力端子60a、第1チャネル入力端子60bおよび第2チャネル入力端子60c(またはトリガ入力端子)にそれぞれケーブル接続されている。
デジタルオシロスコープ60は、各チャネル入力端子60b、60cから入力される信号に対するA/D変換処理を外部クロック入力端子60aに入力されるクロック信号に同期して行う外部クロック同期機能と、任意に指定したチャネル入力端子またはトリガ入力端子の入力信号の電圧が任意に設定したしきい値を所定方向に越えたタイミングから一定時間(後述する時間軸の表示幅および表示ポイント数等に依存する)が経過する間にA/D変換処理によって得られたデータを波形データとしてチャネル毎に記憶する外部トリガ機能と、その記憶した波形データを時間軸上に表示する波形表示機能とを有しており、この波形表示のモードとして、前記したパーシステンス表示モード、平均化表示モードのいずれかを任意に選択できるように構成されている。
次に上記波形観測システム20の動作を説明する。
始めに、例えば図6の(a)に示すようにゲート信号Gのハイレベル期間に、図6の(b)のように、所望周回数mの光信号P(m)として(1110010)の7ビット長の光信号が繰り返し入力されるものとし、繰り返し周期Txおよびサンプリングのオフセット遅延時間ΔTに対応した情報がパラメータ指定手段22によって指定される。
この指定された情報に基づいて、サンプリング周期Tsが算出され、その算出されたサンプリング周期Tsのクロック信号Cおよび光サンプリングパルスPsが図6の(c)、(d)のように生成される。
そして、その光サンプリングパルスPsが光サンプリング部26に入力され、光サンプリング部26で光信号Pがサンプリングされて、そのサンプリングで得られた電気のパルス信号Eoが、図6の(e)のように光サンプリング部26から出力され、パルス出力端子21dを介してデジタルオシロスコープ60の第1チャネル入力端子60bに入力される。
一方、ゲート信号Gがハイレベルの期間に、第1のトリガ信号Q1が図6の(f)のように時刻t1に最初に立ち上がると、これに同期して第2のトリガ信号Q2が図6の(g)のように立ち上がる。
したがって、この第2のトリガ信号Q2を第2チャネル入力端子60c(またはトリガ入力端子)で受けているデジタルオシロスコープ60は、第2のトリガ信号Q2の立ち上がりタイミングt1からパルス信号Eoに対するデジタル変換処理と記憶処理をクロック信号Cに同期して開始する。なお、ゲート信号Gがローレベルに遷移するタイミングt2に、第2のトリガ信号Q2もローレベルに戻る。
このとき、デジタルオシロスコープ60に対してパーシステンスモードが指定されていれば、時刻t1から記憶された波形データが読み出されて、表示画面上に例えば図7のように、その波形がオフセット遅延時間ΔT間隔のポイントで残像表示される。
そして、ゲート信号Gの次のハイレベル期間にも上記同様の動作がなされ、第2のトリガ信号Q2が立ち上がるタイミングt1から波形データの取得が開始され、その新たに取得された一連の波形データは、前の取得期間の波形データの代わりに読み出されて、オフセット遅延時間ΔTの間隔で時間軸上にプロットされて、その波形が残像表示される。
以下同様に、ゲート信号Gがハイレベル期間になって第1のトリガ信号Q1が最初に立ち上がるタイミングから波形データの取得が開始され、その取得された一連の波形データに対応する残像波形が前の残像波形に代わって表示される。
このように、実施形態の波形観測システム20では、ゲート信号Gが入力されている間に、第1のトリガ信号Q1のレベルが最初に所定方向へ遷移したタイミングを基準にして波形情報を取得しているので、前記したように、光信号P(m)の位相連続性が確保されていれば、その光信号P(m)の波形に対するデータの取得開始タイミングが一定となり、周回実験のようにバースト状に現れる波形であっても正しく観測することができる。
上記の実施形態の波形観測システムでは、デジタルオシロスコープ60に対して波形データの取得開始のタイミングを第2のトリガ信号Q2で指定しているが、クロック信号Cを常時与えているので、デジタルオシロスコープ60の表示ポイント数(横軸)の設定によっては、所望周回数mの波形だけでなく、その前後の波形も表示される場合がある。
これは、所望周回とその前後の周回の波形比較ができるという利点がある反面、所望周回の波形だけを観測したい場合に余計なものとなる。
これを防ぐためには、デジタルオシロスコープ60に対するクロック信号Cの出力を、少なくともゲート信号が波形の取得期間を示している間だけに限定し、さらに、波形データの取得ポイント数分だけ出力するように制御すればよい。
例えば、所望周回数mの光信号P(m)の波形1つ分(前記例で7ビット分)を遅延時間ΔTの分解能で得る場合に必要な取得ポイント数Z(=Tx/ΔT)を設定し、クロック信号Cをゲート信号Gのハイレベル期間だけデジタルオシロスコープ60に入力し、その入力数をポイント数Zに規定することで、所望周回数mの波形1つ分の波形データを得ることができる。なお、取得ポイント数Zは、表示上の制限値(固定値)だけでなく、パラメータ指定手段22から任意に設定してもよい。
ただし、第1のトリガ信号Q1の周期が、ゲート信号Gのハイレベル期間より長い場合や複数波形分を観測したいような場合、ゲート信号Gの1つのハイレベル期間内に取得ポイント数Zのデータを取得できなくなるので、ゲート信号Gの複数のハイレベル期間(波形の取得期間)を用いて必要な取得ポイント数Zの波形データを取得する必要がある。
図8は、これらを実現した波形観測システム20′の構成を示している。
この波形観測システム20′のサンプリング装置21′には、クロック出力端子21cに対するクロック信号の出力を規制するためのクロック規制手段29が設けられている。
このクロック規制手段29は、第2のトリガ信号Q2が所定方向に遷移するタイミングを基準タイミングとし、その基準タイミングからクロック出力端子21cに対するクロック信号の出力を開始させ、その最初の取得期間が終了するまでの間にクロック信号の出力累積数hが所望の取得ポイント数Zに達した場合にはその段階でクロック信号の出力を終了させる。
また、最初の取得期間が終了するまでの間にクロック信号の出力累積数hが所望の取得ポイント数Zに達しない場合にはその取得期間が終了した段階でクロック信号の出力を中断し、以降の第1のトリガ信号Q1が所定方向に遷移するある遷移タイミングから、それまでのクロック信号の出力累積数hに相当する時間が経過したタイミングが後続の取得期間内にあるときに、そのタイミングから当該取得期間が終了するまでの間、あるいはそのタイミングからクロック信号の出力累積数が取得ポイント数Zに達するまでの間、クロック出力端子21cに対してクロック信号を出力させる。
上記の動作を実現するクロック規制手段29の具体的構成は種々考えられるが、その一例を図9に示す。
図9のクロック規制手段29は、クロック信号Cを計数するための第1カウンタ29a、第2カウンタ29bおよび第3カウンタ29cと、クロック信号Cの出力を規制するためのゲート回路29dと、第3カウンタ29cの計数結果(DATA)を記憶するためのメモリ29eと、メモリ29eに対する書込アドレスWAを記憶するための書込アドレスレジスタ29fと、メモリ29eに対する読出アドレスRAを記憶するための読出アドレスレジスタ29gと、これらを制御する制御回路29hとによって構成されている。
ここで、第1カウンタ29aはクロック出力端子21cから出力したクロック信号C′の出力累積数hを求めるためのもの、第2カウンタ29bは第1のトリガ信号Q1が所定方向(例えば立ち上がり方向)に遷移するある遷移タイミングから入力されるクロック信号Cの計数を行うためのもの、第3カウンタ29cは第1のトリガ信号Q1が所定方向(例えば立ち上がり方向)に遷移してから次に遷移するまで間に入力されるクロック信号Cの数を正確に求めるためのものである。
図10は、制御回路29hの全体処理手順を示すフローチャート、図11、図12は、その要部の処理手順を示すフローチャートである。以下、これらのフローチャートに基づいて、この実施形態の波形観測システム20′の動作を説明する。
動作初期時に第1カウンタ29aをリセットし、計数停止状態に保持する(S1)。
そして、図13の(a)に示すゲート信号Gのハイレベル期間中に、図13の(b)のように、時刻t0において第1のトリガ信号Q1が立ち上がる(S2)と、カウント処理が開始される。
カウント処理は図11、図12のフローチャートに示す通り、3つの並列処理により構成される。
一つ目の並列処理(S3〜S8)では、まず最初に、第2のトリガ信号Q2が図13の(c)のように立ち上がると、図13の(d)のように入力されるクロック信号Cに対し、図13の(e)に示すようにクロック信号C′の出力を開始し、そして、図13の(f)のように第1カウンタ29aによる計数をスタートさせる(S3)。
このクロック信号C′は、クロック出力端子21cを介してデジタルオシロスコープ60の外部クロック入力端子60aに入力される。
そして、第1カウンタ29aの計数値hがポイント数Zに達する前に、ゲート信号Gがローレベルに遷移する(時刻t1)と、図13の(e)のように、クロック信号C′の出力を中断させると共に、図13の(f)に示すように第1カウンタ29aの計数を一旦中断させ(S4〜S6)、カウント再開の指示を示す再開フラグが1となるまで待機させる(S7)。
一方、二つ目の並列処理(S9〜S19)では、まず、第2カウンタ29bおよび第3カウンタ29cの計数が停止されると共に各々の計数値w、jは値0にリセットされる。また、書込アドレスレジスタ29gの値WAおよび読出アドレスレジスタ29fの値RAも値0にリセットされる(S9〜10)。そして、第1のトリガ信号Q1の次の立ち上がりのタイミングまで待機する(S11)。
時刻t2に、第1のトリガ信号Q1がハイレベルに立ち上がると、第2カウンタ29bの計数を開始させる(S12)と共に、三つ目の並列処理(S20〜S24)が開始され、第3カウンタ29cの計数も開始させる(S19)。
時刻t3に第2カウンタ29bの計数値wが、第1カウンタ29aの計数値hに等しくなると(S13〜S14)、まずその時のゲート信号Gのレベルが確認される(S15)。このとき、図13に示しているように、ゲート信号Gがローレベルであれば、波形情報の取得再開を指示する処理S16はスキップされる。
次に、書込アドレスWAと読出アドレスRAの値の比較が行われ(S17)、第3カウンタ29cを停止させた後、処理S10に戻る(このとき、処理S22により三つ目の並列処理は一旦終了する)。そして再度、第1のトリガ信号Q1の次の立ち上がりのタイミングまで待機する(S11)。
時刻t4で再び第1のトリガ信号Q1がハイレベルに立ち上がると、前記同様に第2カウンタ29bおよび第3カウンタ29cの計数が開始される(S12、S20)。
時刻t5に再び第2カウンタ29bの計数値wが、第1カウンタ29aの計数値hに等しくなると(S13〜14)、ゲート信号Gのレベルが確認され(S15)、図13に示しているように、ゲート信号Gがハイレベルであれば、波形情報の取得再開を指示する処理S16が実行され、再開フラグが1にセットされる。
一つ目の並列処理は、再開フラグが1にセットされたのを受け、再開フラグを0にリセットした後(S8)、時刻t7にゲート信号Gがローレベルに遷移するまでの間、第1カウンタ29aの計数を再開すると共に、クロック信号C′の出力も再開し(S3〜S6)、再び、カウント再開の指示を示す再開フラグが1となるまで待機する(S7)。
次に、図14の時刻t8以降の動作について、説明する。
前記説明と同様に、時刻t8に処理S11において第1のトリガ信号Q1の立ち上がりを検出すると、第2カウンタ29bおよび第3カウンタ29cの計数が開始される(S12、S20)。
第3カウンタ29cは、第1のトリガ信号Q1の立ち上がり毎(時刻t9、10、12、14、17、……)に、メモリ29eのアドレスWAに計数値jを保存後、アドレスWAをインクリメントし、jを値0にクリアする動作を繰り返す(S21〜24)。この動作により、図14の(i)のように、第1のトリガ信号Q1の各周期間のクロック数DATAを順にメモリ29eに保存する。
一方、第2カウンタ29bは、計数値wが第1カウンタ29aの計数値hと等しくなる毎(時刻t11、13、15、18、……)に、メモリ29eに保存された計数値jを順に読み出し、古いものから順に自分自身の計数値wから減算する(S13〜18)。この動作により、第2カウンタ29bの計数値wは、常に、第1カウンタ29aの計数値h以下であり、且つ、第1のトリガ信号Q1の最も古い立ち上がりエッジからのクロック数を示すことになる。従って、波形情報の取得再開時にも、位相飛びが生じない。
最後に、図15に示すように、時刻t19において開始された第1カウンタ29aの計数値hが、ゲート信号Gのハイレベル期間内の時刻t20に取得ポイント数Zに達すると、図11、図12のカウント処理は終了し、第2のトリガ信号発生手段28へ終了信号Eが出力され(S25)、第2のトリガ信号Q2のレベルがローレベルに戻されると共に、処理S1に戻り、2回目の波形データの取得に備える。
上記のように第2カウンタ29bの計数結果がクロック信号C′の出力累積数hを超えた段階で、その計数値を第3カウンタ29cの計数結果の古いものから順に減算更新することで、減算更新後の第1のトリガ信号Q1の各周期内で毎回クロック信号の出力累積数hを超えるようにすることができる。
したがって、波形情報の取得が可能な取得期間(ゲート信号Gのハイレベル期間)を無駄にすることなく、効率的に波形情報の取得が行える。
上記のクロック規制手段29では3つのカウンタを用いていたが、これは本発明を限定するものではなく、2つのカウンタと演算処理、あるいは1つのカウンタと演算処理とにより前記同様の処理を行うことも可能である。
上記したように、この実施形態の波形観測システム20′では、所望周回の波形に対するデータを、その取得ポイントが重複しないようにして必要数Zだけ取得できるようにしたので、たとえ第1のトリガ信号Q1の周期がゲート信号Gのハイレベル期間より長いような場合であっても、あるいは複数波形分の情報を取得する場合であっても、所望周回の波形のみを観測することができる。
前記した波形観測システム20、20′では、サンプリングした波形のデータの記憶処理と、表示処理をデジタルオシロスコープ60によって行うことで、システム構成を容易にしていたが、上記サンプリング装置21、21′の各機能と、デジタルオシロスコープ60のデータ取得機能および表示処理の機能とを一つの筐体内に収容した波形観測システムを構成することもできる。
その場合、例えば図16に示す波形観測システム40のように、光サンプリング部26から出力されるパルス信号Eoとクロック信号CとをA/D変換器33に入力し、パルス信号Eoに対するA/D変換処理をクロック信号Cを受ける毎に行い、そのA/D変換処理によって得られたパルス信号Eoのピーク値のデータDpを後述するデータ取得制御手段34に出力する。
なお、図16は前記波形観測システム20におけるサンプリング装置21の構成を用いた例を示しているが、図17に示す波形観測システム40′のように、波形観測システム20′におけるサンプリング装置21′の構成を用いた場合には、A/D変換器33およびデータ取得制御手段34のうち、少なくともデータ取得制御手段34に対してクロック規制手段29から出力されるクロック信号C′を入力すればよい。
なお、ここでは、A/D変換器33とデータ取得制御手段34に対してクロック規制手段29からのクロック信号C′を入力しているが、A/D変換器33によるサンプリングをクロック信号Cで行い、データ取得制御手段34による波形データメモリ35に対するデータの記憶処理をクロック規制手段29からのクロック信号C′に同期して行ってもよい。
この場合のクロック規制手段29の動作は、規制したクロック信号C′を与える対象がクロック出力端子21cからデータ取得制御手段34に代わっただけで、前記動作と同様である。
即ち、第2のトリガ信号Q2が所定方向に遷移するタイミングを基準タイミングとし、その基準タイミングからデータ取得制御手段34に対するクロック信号C′の出力を開始させ、その最初の取得期間が終了するまでの間にクロック信号の出力累積数hが所望の取得ポイント数Zに達した場合にはその段階でデータ取得制御手段34に対するクロック信号C′の出力を終了させる。
また、最初の取得期間が終了するまでの間にクロック信号C′の出力累積数hが所望の取得ポイント数Zに達しない場合にはその取得期間が終了した段階でクロック信号の出力を中断し、以降の第1のトリガ信号Q1が所定方向に遷移するある遷移タイミングから、それまでのクロック信号の出力累積数hに相当する時間が経過したタイミングが後続の取得期間内にあるときに、そのタイミングから当該取得期間が終了するまでの間、あるいはそのタイミングからクロック信号の出力累積数が取得ポイント数Zに達するまでの間、データ取得制御手段34に対してクロック信号C′を出力させる。
データ取得制御手段34は、第2のトリガ信号Q2のレベルが所定方向に遷移したタイミングから、クロック信号C′を受ける毎に、波形データメモリ35に対する書込アドレスを更新しながら、A/D変換器33の出力データDpを波形データメモリ35に書き込む。
即ち、第2のトリガ信号Q2が例えば「0」から「1」に変化したタイミングから波形データメモリ35に対するデータDpの書き込みを開始し、所定数のデータの書き込みが終了すると、第2のトリガ信号Q2が再び「0」から「1」に変化するまで待機するという動作を繰り返す。なお、波形データメモリ35に書き込むデータの数は、後述する表示器37に表示される時間軸の表示ポイント数に対応する。
表示制御手段36は、表示器37とともに波形表示手段を形成するものであり、時間軸と電圧軸とからなる座標画面を表示器37に表示させ、波形データメモリ35に記憶された一連のデータDpを読み出して、座標画面上にプロット表示して、その読み出した一連のデータDpに対応する波形を表示する。
この表示制御手段36は、観測モード指定手段38によって指定された観測モードに応じて、波形データメモリ35に記憶されたデータDpに対する加工処理および表示処理を行う。
即ち、パーシステンスモードでは、波形データメモリ35に記憶された一連のデータDpを残像を残すことで波形表示し、平均化モードでは、波形データメモリ35に記憶された一連のデータDpを所定組求めて、その平均化処理を行い、その平均化処理で得られた一連のデータを重ねて波形として表示する。
このように一体的に構成された波形観測システム40、40′の動作は、前記したデジタルオシロスコープ60を用いた場合と同じであり、前記同様に所望周回の波形のようにバースト状に現れる波形を観測することができ、前記波形観測システム40′の構成では、所望周回の波形のみを選択的に観測することができる。
また、上記実施形態では、外部からゲート信号入力端子21bを介して入力されるゲート信号Gを用いてバース状の入力信号の波形情報を取得していたが、前記したように、Add/Drop装置、Xコネクト装置あるいはルータ等、バースト状のパケットデータを扱う各種伝送機器の試験においては、バースト期間を示すゲート信号そのものが与えられない場合がある。
この場合には、前記した各実施形態において、図18のように、信号入力端子21aから入力されて分岐手段30で分岐された入力信号をゲート信号発生手段31に入力し、そのゲート信号発生手段31によって前記同様のゲート信号Gを生成出力すれば、バース状の入力信号の波形情報の取得および観測を行うことができる。
このゲート信号発生手段31は、例えば図19のように、入力する光信号を光電変換器31aで電気信号に変換し(入力信号が電気信号の場合省略できる)、これを検波回路31bで検波平滑して、信号が入力されている間、所定電圧v以上となるような直流化された信号を生成し、その直流化された信号と所定電圧vとを比較器31cで比較し、その比較結果を、入力信号の波形取得期間を示すゲート信号Gとして出力させる構成で実現できる。
また、上記した波形観測システム20、20′のデジタルオシロスコープ60の代わりに、入力信号をA/D変換するA/D変換機能を有し、前記したデータ取得制御手段34、波形データメモリ35、表示制御手段36と同等の機能をプログラム処理で行なうパーソナルコンピュータを用いてもよい。
また、前記した各実施形態では、光信号を光パルスでサンプリングする構成(O/Oサンプリング)であったが、電気信号を光パルスでサンプリングする構成(E/Oサンプリング)についても本発明を適用できる。
本発明の実施形態の構成図 サンプリング対象の信号を示す図 実施形態の要部の構成例を示す図 実施形態の要部の動作を説明するための信号図 実施形態の要部の構成例を示す図 実施形態の動作を説明するための信号図 観測波形の一例を示す図 本発明の他の実施形態の構成を示す図 他の実施形態の要部の構成例を示す図 他の実施形態の要部の処理手順を示すフローチャート 図10の要部のフローチャート 図10の要部のフローチャート 他の実施形態の動作を説明するための信号図 他の実施形態の動作を説明するための信号図 他の実施形態の動作を説明するための信号図 他の実施形態の構成を示す図 他の実施形態の構成を示す図 他の実施形態の構成を示す図 他の実施形態の具体構成を示す図 従来装置の構成を示す図 従来装置の動作説明図 光周回実験システムの構成図 光周回実験システムの動作説明図
符号の説明
20、20′、40、40′……波形観測システム、21、21′……サンプリング装置、22……パラメータ指定手段、23……演算手段、24……信号発生手段、25……光サンプリングパルス発生手段、26……光サンプリング部、27……第1のトリガ信号発生手段、28……第2のトリガ信号発生手段、29……クロック規制手段、30……分岐手段、31……ゲート信号発生手段、33……A/D変換器、34……データ取得制御手段、35……波形データメモリ、36……表示制御手段、37……表示器、38……観測モード指定手段、60……デジタルオシロスコープ

Claims (10)

  1. サンプリングの対象となる信号を入力するための信号入力端子(21a)と、
    前記信号入力端子に入力される入力信号についてその取得対象となる波形の繰り返し周期(Tx)とサンプリングのオフセット遅延時間(ΔT)とに対応する情報を指定するためのパラメータ指定手段(22)と、
    前記パラメータ指定手段によって指定された情報に基づいて、前記入力信号の繰り返し周期の整数倍に対して前記オフセット遅延時間だけ差のある周期を前記入力信号に対するサンプリング周期(Ts)として算出する演算手段(23)と、
    前記演算手段によって算出されたサンプリング周期と等しい周期のクロック信号(C)を出力する信号発生手段(24)と、
    前記クロック信号を外部へ出力するためのクロック出力端子(21c)と、
    前記演算手段によって算出されたサンプリング周期のサンプリングパルスを発生するサンプリングパルス発生手段(25)と、
    前記入力信号を、前記サンプリングパルス発生手段から出射されたサンプリングパルスによってサンプリングするサンプリング部(26)と、
    前記サンプリング部で得られるパルス信号を外部に出力するためのパルス出力端子(21d)と、
    前記繰り返し周期とサンプリング周期の積を前記オフセット遅延時間で除算して得られる周期(Tx・Ts/ΔT)またはその整数倍に等しい周期をもつ信号を、第1のトリガ信号(Q1)として出力する第1のトリガ信号発生手段(27)と、
    前記入力信号に対する波形情報の取得期間を示すゲート信号を受け、該ゲート信号が波形情報の取得期間を示している間で且つ前記第1のトリガ信号のレベルが所定方向に遷移するタイミングに同期してレベルが所定方向に遷移する信号を、第2のトリガ信号(Q2)として出力する第2のトリガ信号発生手段(28)と、
    前記第2のトリガ信号を外部に出力するためのトリガ出力端子(21e)とを備えたサンプリング装置。
  2. 前記ゲート信号が波形情報の取得期間を示している間だけ前記クロック出力端子からの前記クロック信号の出力を可能にし、少なくとも前記ゲート信号が波形情報の取得期間を示していない期間は前記クロック出力端子からの前記クロック信号の出力を停止させるクロック規制手段(29)を備えた請求項1記載のサンプリング装置。
  3. 前記クロック規制手段は、
    前記第2のトリガ信号が所定方向に遷移するタイミングを基準タイミングとし、該基準タイミングから前記クロック出力端子に対するクロック信号の出力を開始させ、前記基準タイミングを含む取得期間が終了するまでの間に前記クロック出力端子に対するクロック信号の出力累積数(h)が所定値(Z)に達した場合にはその段階で前記クロック出力端子に対するクロック信号の出力を終了させ、当該取得期間が終了するまでの間に前記出力累積数が前記所定値に達しない場合には当該取得期間が終了した段階で前記クロック出力端子に対するクロック信号の出力を中断し、以降の前記第1のトリガ信号が所定方向に遷移するある遷移タイミングから、それまでのクロック信号の出力累積数に相当する時間が経過したタイミングが後続の取得期間内にあるときに、当該後続の取得期間が終了するまでの間に前記出力累積数が所定値に達した場合にはその段階で前記クロック出力端子に対するクロック信号の出力を終了させ、当該後続の取得期間が終了するまでの間に前記出力累積数が所定値に達しない場合には、前記タイミングから前記後続の取得期間が終了するまでの間、前記クロック出力端子に対してクロック信号を出力させるように構成されていることを特徴とする請求項2記載のサンプリング装置。
  4. 前記ゲート信号を外部から入力するためのゲート信号入力端子(21b)を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3記載のサンプリング装置。
  5. 前記入力信号に基づいて前記ゲート信号を発生するゲート信号発生手段(31)を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3記載のサンプリング装置。
  6. サンプリングの対象となる信号を入力するための信号入力端子(21a)と、
    前記信号入力端子に入力される入力信号についてその取得対象となる波形の繰り返し周期(Tx)とサンプリングのオフセット遅延時間(ΔT)とに対応する情報を指定するためのパラメータ指定手段(22)と、
    前記パラメータ指定手段によって指定された情報に基づいて、前記入力信号の繰り返し周期の整数倍に対して前記オフセット遅延時間だけ差のある周期を前記入力信号に対するサンプリング周期(Ts)として算出する演算手段(23)と、
    前記演算手段によって算出されたサンプリング周期と等しい周期のクロック信号(C)を出力する信号発生手段(24)と、
    前記演算手段によって算出されたサンプリング周期のサンプリングパルスを発生するサンプリングパルス発生手段(25)と、
    前記入力信号を、前記サンプリングパルス発生手段から出射されたサンプリングパルスによってサンプリングするサンプリング部(26)と、
    前記繰り返し周期とサンプリング周期の積を前記オフセット遅延時間で除算して得られる周期(Tx・Ts/ΔT)またはその整数倍に等しい周期をもつ信号を、第1のトリガ信号(Q1)として出力する第1のトリガ信号発生手段(27)と、
    前記入力信号に対する波形情報の取得期間を示すゲート信号を受け、該ゲート信号が波形情報の取得期間を示している間で且つ前記第1のトリガ信号のレベルが所定方向に遷移するタイミングに同期してレベルが所定方向に遷移する信号を、第2のトリガ信号(Q2)として出力する第2のトリガ信号発生手段(28)と、
    前記サンプリング部から出力されるパルス信号を前記クロック信号に同期してサンプリングしてデジタルのデータに変換するA/D変換器(33)と、
    波形のデータを記憶するための波形データメモリ(35)と、
    前記第2のトリガ信号のレベルが所定方向に遷移したタイミングから前記A/D変換器が出力するデータを前記クロック信号に同期して前記波形データメモリに順次書込むデータ取得制御手段(34)と、
    前記波形データメモリに記憶された一連の波形データを読み出して時間軸上に波形表示する波形表示手段(36、37)とを備えた波形観測システム。
  7. 前記ゲート信号が波形情報の取得期間を示している間だけ前記データ取得制御手段に対する前記クロック信号の出力を可能にし、少なくとも前記ゲート信号が波形情報の取得期間を示していない期間は前記データ取得制御手段に対する前記クロック信号の出力を停止させるクロック規制手段(29)を備えた請求項6記載の波形観測システム。
  8. 前記クロック規制手段は、
    前記第2のトリガ信号が所定方向に遷移するタイミングを基準タイミングとし、該基準タイミングから前記データ取得制御手段に対するクロック信号の出力を開始させ、前記基準タイミングを含む取得期間が終了するまでの間に前記データ取得制御手段に対するクロック信号の出力累積数(h)が所定値(Z)に達した場合にはその段階で前記データ取得制御手段に対するクロック信号の出力を終了させ、当該取得期間が終了するまでの間に前記出力累積数が前記所定値に達しない場合には当該取得期間が終了した段階で前記データ取得制御手段に対するクロック信号の出力を中断し、以降の前記第1のトリガ信号が所定方向に遷移するある遷移タイミングから、それまでのクロック信号の出力累積数に相当する時間が経過したタイミングが後続の取得期間内にあるときに、当該後続の取得期間が終了するまでの間に前記出力累積数が所定値に達した場合にはその段階で前記データ取得制御手段に対するクロック信号の出力を終了させ、当該後続の取得期間が終了するまでの間に前記出力累積数が所定値に達しない場合には、前記タイミングから前記後続の取得期間が終了するまでの間、前記データ取得制御手段に対してクロック信号を出力させるように構成されていることを特徴とする請求項7記載の波形観測システム。
  9. 前記ゲート信号を外部から入力するためのゲート信号入力端子(21b)を備えたことを特徴とする請求項6または請求項7または請求項8記載の波形観測システム。
  10. 前記入力信号に基づいて前記ゲート信号を発生するゲート信号発生手段(31)を備えたことを特徴とする請求項6または請求項7または請求項8記載の波形観測システム。
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