JP4476010B2 - シリアル通信処理装置 - Google Patents

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本発明は、RS232C規格などの伝送方式による一つ以上のシリアルインターフェースを有してサーバー等の情報処理装置に接続されるシリアル通信処理装置に関し、特に、不安定な事象の発生時において、サーバー等のシリアルポートへのブレーク信号によって、サーバー等で稼動中のアプリケーションが中断されるなどの不都合な動作が起きないようにされたシリアル通信処理装置に関する。
近年では、外部装置とのインターフェースとして、RS232C規格などに従ったシリアル伝送方式によるシリアル通信処理装置を内蔵した情報処理装置が多く使用されている。この様なシリアル通信処理装置は、一般的に、図8に示される構成となっている。図中では、シリアル通信処理装置を内蔵した情報処理装置を装置本体として示している。このシリアル通信処理装置1は、通常、通信処理手段11と、シリアルインターフェースドライバ12と、電源部13とを有している。通信処理手段11は、シリアル通信用ICである非同期シリアル送受信機(UART)を含んでいる。そして、シリアルインターフェースドライバ12は、外部装置2とのインターフェースとして機能し、UARTからの信号を外部装置インターフェースの信号レベルに変換するためのレベル変換回路を含んでいる。
そして、近年のLSIの大規模化と高集積化にともない、UARTを単独のLSI、ICとしてではなく、他のICなど、例えば、CPUやASICに内蔵してしまうことが普通に行われている。しかし、レベル変換回路の部分は、LSIの電源電圧よりも高い電圧レベルの信号を発生させるため、昇圧用回路や昇圧回路用の大容量コンデンサを必要とする。従って、レベル変換回路をASICに内蔵するのは困難であるため、ASICに外付けする場合が多い。また、ひとつのASICに、主要な機能のほとんどを内蔵している方式の情報処理装置では、情報処理装置のソフトウエアのデバッグ用I/Fとして、UART機能をASICに内蔵する場合が多い。
ところで、このシリアル通信処理装置1では、電源部13の電源電圧が、電源の立上り及び立下り時の低電圧である場合において、入力信号のレベルに関係なく、出力信号のレベルがハイレベルとなる欠点があった。例えば、外部装置として接続された複数の端末装置の電源をリモートでオンするシステムでは、ホストコンピュータの電源を立ち上げた場合に、ホスト側のラインレシーバがこのハイレベルを検出し、アナログキャリアを送出してしまうため、ホストコンピュータに接続された複数の端末装置の全てが無条件にオンされるという問題があった。
この問題を解決するシリアル通信装置が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。このシリアル通信装置では、RC232Cドライバにおいて、電源電圧が所定値以下の低電圧である場合に、この低電圧を検出して、RC232Cドライバの出力を強制的に所定レベルに保持するようにしている。電源電圧が低電圧になっても、出力信号が、ローレベル又はオフレベルとされ、誤動作が防止される。
また、端末装置とモデムとの間のRS232C信号ラインの遮断器において、電源オフ時に、回線上に不正信号が送出されることを抑止する提案がなされている(例えば、特許文献2を参照)。
この遮断器では、端末装置に供給される電源の電圧を、電圧検出器及びリレーを介してRS232CドライバICに供給することにより、電源のオフ時に、モデムと端末装置とのRS232C信号ラインを構成するRS232CドライバICをディセーブルにして、信号ラインを遮断している。この様にして、端末装置の電源オフ時に、該端末装置からモデムへの不定なRS232C信号の伝達がなくなり、モデムが回線上に不正な信号を送出することを防止している。
また、従来のホストと周辺装置との間のシリアル通信では、ホストである本体プロセッサ装置、又は端末装置である周辺装置の電源を立ち上げる際に、不正キャラクタが発生し、この不正キャラクタが他の装置でコマンドとして認識されることにより、ハングアップすることがあるという問題があった。即ち、制御コマンドが1バイトで構成されているような場合、電源投入時に過渡的な信号が不正キャラクタとして発生し、これがコマンドとして認識されてしまった。
例えば、この不正キャラクタがセットアップのパラメータ設定の開始コマンドとして認識された場合には、その後に続いて受信されるキャラクタを、本来の開始コマンド等としてのパラメータ値と判断して、通信システムの設定を勝手に書き換えることになる。これらの値が正規の値でない値に設定されれば、正常な通信が困難となり、通信線が切断されることになる。
この問題を解決するシリアル通信装置が提案されている(例えば、特許文献3を参照)。他の外部装置との間でシリアル通信するためのシリアル通信処理装置では、電源の立ち上げ時に、通信のイネーブル状態を所定時間だけ遅らせ、その時間の間、通信線を切断状態にする遅延ゲート回路を設けている。
このシリアル通信では、イネーブル状態を所定時間だけ遅らせる遅延ゲート回路と、該ゲート回路の出力でインピーダンス状態を変化されるバッファインバータとが設けられている。この遅延ゲート回路は、コンデンサと抵抗で構成され、駆動用電源の供給によって、コンデンサと抵抗で決定される時定数の時間だけ、バッファインバータをハイインピーダンス状態とされる。これによって、通信線は、切断状態となり、電源投入時において、この通信装置から不正キャラクタが出力されることはなくなるというものである。
特開平2−161813号公報 実開平5−6571号公報 特開平8−125706号公報
以上に説明したシリアル通信装置で、該装置への電源供給がオンされる時或いはオフされる時における問題点を解決しようとするものであるが、電源供給のオン又はオフ時だけでなく、サーバー等のシリアルポートヘ、別の装置のシリアルポートを接続しようとする場合においても、不都合が発生することがある。
例えば、当該装置のシリアルポートヘ、別の装置のシリアルポートを接続しようとする場合には、サーバーの電源を切断するなどの処理を行って、その接続後、サーバーの電源を投入するようにしている。ここでは、現在行っている処理は中断されることになるが、意図しない中断ではないため、問題とはならない。
この手順によると、シリアルポートへの接続の度に、サーバーの電源を切断しなければならないので、非効率である。しかし、シリアルポートへの接続の際に、電源をオンのまま、シリアルポートへの接続が行われると、入力に誤りなどが発生し、この入力の誤りなどによる不要なメッセージやファイルやブレーク信号などを受け取ることになる。
そのため、シリアルポートへの接続の度に、サーバーの電源を切断するという上述の点順は、非効率であるが、シリアルポートへの接続における入力の誤り等により送出されるブレーク信号を確実に回避するためには、有効なものである。なお、ブレーク信号に対して何の動作もしない装置に対して活線挿抜を行っても、現実的に問題は発生しにくい。
しかし、サーバーを始め、シリアルポートを有する装置の中には、シリアルポートでブレーク信号を受信すると、予め決められた動作に移行するものがある。その特有の動作が、サーバーにおいては、全ての動作を中断し、コマンドの受け付け状態へ移行してしまうので、サーバーの動作が停止したような状態になり、重要な処理を行っていた場合には、致命的な障害になりかねない。
実際には、このブレーク信号が意図しない場面で発生する場合がある。この意図しない場面の条件としては、シリアルポートに接続されている装置の動作が不安定になった場合や、暴走状態になった場合、また、シリアルポートヘ別の装置のシリアルポートを着脱しようとした瞬間であり、或いは、突然の停電であることもある。
しかしながら、特許文献1で提案されたシリアル通信処理装置では、電源電圧が所定値以下のとき、RS232Cドライバの出力を強制的にローレベルに保持するようにしているが、暴走状態になった場合、また、シリアルポートヘ別の装置のシリアルポートを着脱しようとした瞬間であり、或いは、突然の停電の場合などには、ブレーク信号が送出されてしまうという問題がある。
また、特許文献2で提案されたシリアル通信処理装置では、電源電圧が所定値以下のとき、RS232Cドライバの信号ラインを遮断しているので、接続先のRS232Cインターフェースの信号がドライバICの内部に回り込み、電源がオンになっているような動作をすることが有り得ることになり、ドライバICの電源を切断することが難しい。さらに、暴走状態になった場合、また、シリアルポートヘ別の装置のシリアルポートを着脱しようとした瞬間であり、或いは、突然の停電の場合などにも、ブレーク信号が送出されるという問題がある。
特許文献3で提案されたシリアル通信処理装置では、イネーブル状態を所定時間だけ遅らせる遅延ゲート回路と、該ゲート回路の出力でインピーダンス状態を変化されるバッファインバータとを備え、電源の立ち上げ時において、通信のイネーブル状態を所定時間だけ遅らせ、その時間の間、通信線を切断状態にし、この通信装置から不正キャラクタが出力されることを防止している。
そこで、電源のオン時とオフ時の両方において不正キャラクタの送出防止を図ろうとすると、電源オフ時においては、直ちにドライバICの出力をオフにしなければならないので、遅延回路による手法を採用できない。さらに、暴走状態になった場合、また、シリアルポートヘ別の装置のシリアルポートを着脱しようとした瞬間であり、或いは、突然の停電の場合などにも、ブレーク信号が送出されるという問題がある。
そこで、本発明の目的は、RS232C(EIA232E)などのシリアル伝送方式で通信を行う場合、電源のオン・オフや、突然の停電の場合に、或いは、シリアルシリアルポートに接続されている装置や、接続をしようとする装置、及び接続を解除しようとする装置の場合に対して、意図しない不要なブレーク信号が発生することがないようにしたシリアル通信処理装置を提供する。
以上の課題を解決するために、本発明では、シリアル送受信信号を処理する通信処理手段と、前記通信処理手段と通信する外部装置が接続されるシリアルポートを有する一つ又は複数のシリアルインターフェース手段とを有するシリアル通信処理装置において、該シリアル通信装置が組み込まれる装置の動作を不安定にする事象が発生したとき、前記シリアルインターフェース手段を制御して、前記外部装置へのブレーク信号の送出を抑止する制御手段を備えることとした。
さらに、前記制御手段は、前記事象として、前記通信処理手段をリセットするリセット信号を受信したとき、該リセット信号により前記シリアルインターフェース手段の出力をオープン状態に制御することとし、前記制御手段がリセット手段を有しており、前記リセット手段が、リセットスイッチの押下又は外部入力によるリセット信号を受信し、該リセット信号が前記通信処理手段に通知されるようにした。
前記制御手段は、前記事象として、前記外部装置が前記シリアルインターフェース手段と着脱される旨の通知を受信したとき、該シリアルインターフェース手段をオープン状態に制御することとし、前記通知は、前記通信処理手段に接続されたユーザインターフェース装置の通知操作若しくは通知用スイッチの押下による入力、又は、外部通知信号の入力であることとした。
前記制御手段は、前記事象として、前記外部装置が前記シリアルインターフェース手段と着脱される旨の通知を受信したとき、前記通知処理手段が前記シリアルインターフェース手段に出力している出力信号のレベルを変更し、該シリアルインターフェース手段をスペース状態に制御することとした。
また、本発明によるシリアル通信処理装置では、外部装置が夫々に接続される複数のシリアルインターフェース手段を有し、通信処理手段には、ローカルコンソールポートを介して、ローカルコンソールのユーザインターフェース装置が接続され、制御手段は、前記事象として、前記外部装置が前記シリアルインターフェース手段と着脱される旨のコマンドを前記ユーザインターフェース装置から受信したとき、該コマンドに含まれる着脱対象の外部装置が接続された当該シリアルインターフェース手段をオープン状態に制御することとした。
また、外部装置が夫々に接続される複数のシリアルインターフェース手段を有し、前記通信処理手段には、ローカルコンソールポートを介して、ローカルコンソールのユーザインターフェース装置が接続され、前記制御手段は、前記事象として、前記外部装置が前記シリアルインターフェース手段と着脱される旨のコマンドを前記ユーザインターフェース装置から受信したとき、該コマンドに含まれる着脱対象の外部装置が接続された当該シリアルインターフェース手段の出力レベルをスペース状態に制御することとした。
そして、前記制御手段は、前記事象として、前記外部装置が前記シリアルインターフェース手段と着脱される旨の通知を受信したとき、前記シリアルインターフェース手段の送信動作を制御したことをユーザに報知する報知手段を駆動することとし、前記報知手段は、表示素子の点灯で前記制御をユーザに報知し、放音で前記制御をユーザに報知し、振動で前記制御をユーザに報知するようにした。
ユーザに報知する報知手段が前記ユーザインターフェース装置に備えられ、前記制御手段は、前記外部装置が前記シリアルインターフェース手段と着脱される旨の通知を受信したとき、前記シリアルインターフェース手段の送信動作を制御したことを、前記ローカルコンソールポートを介して前記報知手段を駆動させることとした。
また、本発明による前記シリアル通信処理装置における前記制御手段が、前記事象として、前記装置が暴走状態にあることを検出したとき、前記シリアルインターフェース手段の出力レベルをオープン状態に制御し、或いは、前記装置が暴走状態にあることを検出したとき、前記シリアルインターフェース手段の出力レベルをスペース状態に制御することとした。
また、本発明による前記シリアル通信処理装置において、
前記外部装置が前記シリアルインターフェース手段から取り外されるとき、該シリアルインターフェース手段が、前記外部装置から取り外し前に入力されたブレーク信号によってオープン状態に制御され、或いは、スペース状態に制御されることとした。
前記外部装置が前記シリアルインターフェース手段に装着される旨の通知は、前記外部装置のシリアルインターフェースのコネクタに設けられた他のピンより長いピンが、当該シリアルインターフェース手段のコネクタに設けられたピンに最初に接触したことを検出して生成されることとした。
前記外部装置が前記シリアルインターフェース手段に装着される旨の通知は、前記外部装置のシリアルインターフェースのコネクタに設けられたシェルが、ピンより先に接触する構造を有し、当該シリアルインターフェース手段のコネクタへの挿入時に、先に接触したことを検出して生成されることとした。
前記外部装置が前記シリアルインターフェース手段から取り外される旨の通知は、シリアルインターフェースの通信データで入力された取り外しコマンドであり、或いは、前記外部機器と接続されているシリアルインターフェースへ他の外部機器から入力されるブレーク信号であり、さらには、前記外部装置のシリアルインターフェースのコネクタに設けられたピンの長さの違いにより、先に結線が離れるピンを検出して生成されるようにした。
近年においては、インターネット上で、物を簡単に購入できるインターネットショッピング、様々な予約・確認などのサービスシステムを利用でき、色々な面でインターネット利用に依存した社会となっている。例えば、このインターネットに接続されて稼動中のサーバーのシリアルポートに、他のシリアルインターフェースを持つ装置を取り付けた際、不用意にブレーク信号が発生してしまうと、様々なサービスが一切停止する可能性があり、このサービス停止は、インターネットに依存した社会に、非常に大きなダメージを与えることになる。
そこで、上述した本発明によれば、例えば、RS232Cなどの伝送方式に従った一つ以上のシリアルインターフェースを備えたシリアル通信処理装置において、該シリアル通信処理装置が組み込まれる装置の電源の投入・切断や、突然の停電の際に、電源電圧を監視するようにして、シリアルインターフェースの出力状態をオープン状態又はスペース状態に制御するようにしたので、装置内の回路動作が不安定になることによって発生する不要なブレーク信号をシリアルインターフェースに出力しないようにできた。
また、上述した本発明によれば、RS232Cなどの伝送方式に従った一つ以上のシリアルインターフェースを備えたシリアル通信処理装置において、シリアルインターフェースのドライバが動作状態にあるとき、外部装置のシリアルインターフェースを該通信装置のシリアルインターフェースに着脱する際に、この着脱を検出して、シリアルインターフェースの出力状態をオープン状態又はスペース状態に制御するようにしたので、不要なブレーク信号をシリアルインターフェースに出力しないようにできた。
さらに、上述の本発明によれば、情報処理装置等の装置の動作を不安定にする事象として、装置の暴走状態を検出し、この暴走状態になったことを検出したとき、シリアルインターフェースドライバの出力状態をオープン状態又はスペース状態に制御するようにしたので、不要なブレーク信号をシリアルインターフェースに出力しないようにできた。
これらのことは、例えば、サーバー等に備えられたシリアルポートからブレーク信号を受けると特定の動作をすることで、それまで稼動していたアプリケーションが中断するなどの動作する装置に接続されるシリアル通信処理装置に有効であり、この不用意なブレーク信号を発生させないという仕組みが備えられているということが、ユーザに対しても、多大な安心感を与えることになり、社会に与えるダメージをも抑制することができる。
次に、本発明によるシリアル通信処理装置の実施形態について、図1乃至図7を参照しながら説明する。以下に説明される各図に示された本実施形態のシリアル通信処理装置は、図8に示されたシリアル通信処理装置の構成を基本としており、同じ部分には、同じ符号が付されている。
該シリアル通信処理装置1は、サーバー、コンソールスイッチ等の情報処理装置に組み込まれるものであり、UARTを内蔵するCPUなどを含む通信処理装置11、シリアルインターフェース手段であるシリアルインターフェースドライバ12、該通信装置に電源電圧を供給し、内蔵された電源部13を有している。シリアルインターフェースドライバ12に外部装置2のシリアルインターフェースが接続され、シリアル通信が行われる。
なお、図に示されたシリアル通信処理装置には、一つの外部装置に接続されるポートを有する一つのシリアルインターフェースドライバが備えられているが、これは、一つに限られず、シリアルインターフェースドライバを複数備えることもできる。図では、説明の都合上、一つを代表して示している。特に、シリアル通信処理装置が、コンソールスイッチとして使用される場合には、シリアルインターフェースドライバは、複数備えられる。
図1には、装置の電源の投入・切断や突然の停電時に、不要なブレーク信号を出力させない場合に係る本実施形態のシリアル通信処理装置が、概略ブロック構成により示されている。図1に示されたシリアル通信処理装置と、図8に示されたシリアル通信処理装置と異なるところは、本実施形態のシリアル通信処理装置1には、電源部13の電源電圧を監視する電圧検出回路14が設けられ、この電圧検出回路14の出力に応じて、シリアルインターフェースドライバ12の出力状態が制御されることである。なお、電圧検出回路14は、電圧検出ICでもよい。
電源部13は、シリアル通信処理装置1に一定な電源電圧を供給するようになっているが、電源部13の投入の際には、電源部13の出力は、急峻には立ち上がらず、徐々に上昇し、一定な電源電圧値に到達する。また、電源部13の切断の際にも、一定な電源電圧から徐々に下降して、ゼロ電圧となる。或いは、突然の停電時においても、同様に、一定な電源電圧から徐々に下降して、ゼロ電圧に至る。
以上のような電源部13の投入・切断、或いは、突然の停電の場合には、該通信装置1に供給される電源電圧が、装置の動作に必要な所定電圧値に保持されることが不可能になることから、通信処理装置11の動作を不安定にさせる事象が発生することになる。そのため、不要なブレーク信号が出力される結果となる。
そこで、本実施形態のシリアル通信処理装置1では、電圧検出回路14で電源電圧を検出して、検出した信号が、所定電圧値以下であるとき、この所定電圧値以下であることを示す通知信号がシリアルインターフェースドライバ12に通知される。その通知信号は、ドライバ12のシャットダウン信号として、ドライバ12の出力をシャットダウン、つまり、オープン状態にする入力に接続される。この場合には、ドライバ12は、シャットダウン信号がローレベルの時、シャットダウンする論理に設定される必要がある。
これにより、例えば、電圧が低下した際、電圧検出回路14が作動し、シャットダウン信号をシリアルインターフェースドライバ12へ送信することで、即座に、外部装置への送信が切断されることになるので、不要なブレーク信号が、外部装置2へ出力されることは無い。
次に、図2には、シリアル通信処理装置のCPUが、リセットスイッチの押下又は外部リセット信号の入力により、リセットされた際、該CPUの出力ポートが不安定になることが原因で、不要なブレーク信号を発生させないようにした1つ以上のシリアルインターフェースを持つシリアル通信処理装置が示されている。
この場合においても、シリアル通信処理装置1の構成は、図8に示されたシリアル通信処理装置1の構成を基本としており、同じ部分には、同じ符号が付されている。しかしながら、図2の本実施形態のシリアル通信処理装置では、電源部13は、通常の動作が行われるだけであるので、図2において、電源部13の図示が省略されている。
ここで、本実施形態のシリアル通信処理装置1が、図8のシリアル通信処理装置1と異なるところは、当該通信装置の外部から入力される外部リセット信号、又は、該装置自体に備えられたスイッチから入力されるリセット信号が入力されるリセット回路15が設けられていることである。図8のシリアル通信処理装置1では、リセット信号は、通信処理装置11のリセット入力端子に入力されていた。
そこで、外部からの外部リセット信号又はリセットスイッチからのリセット信号は、CPUやUARTに直接入力されずに、リセット回路15を経由させることとした。CPUやUARTへのリセット入力は、リセット回路15に接続され、同様に、シリアルインターフェースドライバ12のシャットダウン信号入力へも接続される。
この様な接続にすることによって、CPUやUARTがリセットされて、その動作が不安定になるときでも、シリアルインターフェースドライバ12の出力信号TxDがシャットダウンされるため、外部装置2へ不要なブレーク信号を送信することを抑止することができる。
次に、図3には、シリアルインターフェースの送信用ドライバが通電中で動作状態ときに、外部装置のシリアルインターフェースが当該通信装置のシリアルインターフェースから着脱される際、着脱の前に何らかの手段で該通信装置へ接続する通知をすることでシリアルインターフェースの送信用ドライバの出力をオープン状態にし、接続の際に不要なブレーク信号を発生させない一つ以上のシリアルインターフェースを持つシリアル通信処理装置が示されている。
この場合においても、シリアル通信処理装置1の構成は、図8に示されたシリアル通信処理装置1の構成を基本としており、同じ部分には、同じ符号が付されている。しかしながら、図3の本実施形態のシリアル通信処理装置では、電源部13は、通常の動作が行われるだけであるので、図3において、電源部13の図示が省略されている。
ここで、本実施形態のシリアル通信処理装置1が、図8のシリアル通信処理装置1と異なるところは、当該通信装置1の通信処理装置11には、ユーザインターフェース3、スイッチ4が接続され、或いは、外部信号が入力されるようになっており、外部装置2を取り外すことを示す信号が通信処理装置11に送信されることである。
そこで、シリアルインターフェースドライバ12が通電中であって、動作している状態にあるときに、外部装置2を取り外す場合、その取り外しの前に、ユーザインターフェース3から、コマンド入力やGUIによる取り外しをする旨の通知を通信処理装置11に送出するか、スイッチ4の押下、外部信号の入力により該通知を行うことで、事前に、通信処理装置11に対して、これから外部装置2を取り外すことを通知する。
通信処理装置11は、これから外部装置2を取り外すことが通知されると、シリアルインターフェースドライバ12に対するシャットダウン信号を発生させ、ドライバ12に接続された外部装置2への出力信号TxDをオープン状態にすることができる。ドライバ12の出力をオープン状態にすることにより、外部装置2へ不要なブレーク信号を送信することを抑止することができる。
次に、図4には、CPUのUARTとシリアルインターフェース送信用ドライバが直結されているシリアル通信処理装置において、該通信装置のシリアルインターフェースと外部装置のシリアルインターフェースが着脱される際に、予め何らかの手段でこの着脱を通知することで、CPUの出力信号TxDを変化させ、該ドライバの出力をスペース、つまり、非ブレーク状態とするレベルの信号として、CPUから出力させる手段を備えた場合がしめされている。
図4に示された場合のシリアル通信処理装置1の構成は、図8に示されたシリアル通信処理装置1の構成を基本としており、同じ部分には、同じ符号が付されている。しかしながら、図4の本実施形態のシリアル通信処理装置では、図3に示された場合と共通した構成が採用されており、通信処理装置11に、ユーザインターフェース3、スイッチ4が接続され、外部信号が入力できるようにされている。
そこで、本実施形態のシリアル通信処理装置1におけるシリアルインターフェースから、外部装置2のシリアルインターフェースを取り外すときに、その取り外しの前に、ユーザインターフェース3から、コマンド入力やGUIによる取り外しをする旨の通知を通信処理装置11に送出するか、スイッチ4の押下、外部信号の入力により該通知を行うことで、事前に、通信処理装置11に対して、これから外部装置2を取り外すことを通知する。
この取り外しをする旨の通知が通信処理装置11に入力されると、通信処理装置11のCPUは、シリアルインターフェースドライバ12に出力している出力信号TxDを、スペース状態、つまり、非ブレーク状態にする。出力信号TxDがスペース状態を保持することにより、外部装置2を取り外すときに、不要なブレーク信号が発生しなくなる。
次に、図5には、複数のシリアルインターフェースを備え、このシリアルインターフェースの入出力データを、選択した任意の通信ポートヘ入出力可能な機能を持つシリアルコンソールスイッチを形成するシリアル通信処理装置において、このコンソールスイッチのシリアルインターフェースの送信用ドライバが通電中であって、動作状態にあるときに、シリアルインターフェースに外部装置のシリアルインターフェースを着脱する際に、シリアルインターフェースのドライバの出力をオープン状態とする場合が示されている。
図5に示されたシリアル通信処理装置1は、UARTを内蔵するCPUを含む通信処理装置11、シリアルインターフェースドライバ12−1乃至12−3を有しており、各シリアルインターフェースドライバの夫々には、外部装置としてのターゲット機器2−1、2−2、2−3が接続されている。そして、通信処理装置11には、ユーザインターフェース3が、ローカルコンソールポート16を介して接続される。図5では、シリアルインターフェースドライバは、3個搭載されているが、図中の破線による矢印で示されるように、さらに多くのドライバが接続されていてもよい。
ユーザインターフェース3は、このコンソールスイッチであるシリアル通信処理装置1のローカルコンソールポート16を経由して、ターゲット機器2−1乃至2−3のシリアルポートの送受信データをモニタし、或いは、制御する。このターゲット機器を取り外す際には、ユーザインターフェース3を使用し、取り外す旨の通知を通信処理装置11に対して行う。
なお、複数のターゲット機器のうち、特定のターゲット機器を取り外そうとする場合には、ユーザインターフェース3により、その特定のターゲット機器が接続されているシリアルインターフェースドライバを選択して、取り外す旨の通知を通信処理装置11に対して行うことができる。
これにより、ターゲット機器を取り外す前に、各シリアルインターフェースドライバに係る出力ポートのシャットダウンを行うことができ、該各ドライバの出力をオープン状態にすることができる。各出力ポートのシャットダウンにより、各ターゲット機器を取り外すときに、不要なブレーク信号が発生しなくなる。
ここで説明した図5に示された本実施形態のシリアル通信処理装置では、各シリアルインターフェースドライバの出力状態を制御するようにしたが、コンソールスイッチのシリアルインターフェースの送信用ドライバが通電中であって、動作状態にあるときに、各シリアルインターフェースドライバに、各ターゲット機器のシリアルインターフェースを着脱する際に、ローカルコンソールポート16から、ユーザインターフェース3で入力されたコマンド等により着脱する旨の通知をすることで、各シリアルインターフェースドライバの出力信号TxDの出力レベルが、スペース状態、つまり、非ブレーク状態となる手段を設けるようにしてもよい。
この場には、各シリアルインターフェースドライバの出力信号TxDの出力レベルを、スペース状態、つまり、非ブレーク状態とする手段は、図4に示されたシリアル通信処理装置と同様に、通信処理装置11のCPUが、シリアルインターフェースドライバ12に出力している出力信号TxDを、スペース状態、つまり、非ブレーク状態にする。出力信号TxDがスペース状態を保持することにより、外部装置2を取り外すときに、不要なブレーク信号が発生しなくなる。
これまでに説明した図3又は図4に示された本実施形態のシリアル通信処理装置では、シリアルインターフェースドライバ12に接続されていた外部装置2を取り外すとき、その取り外し前に、該外部装置を取り外す旨の通知が、通信処理装置11のCPUに入力される外部信号によって行われていた。そこで、外部信号の入力の仕方が変形された本実施形態のシリアル通信処理装置を、図6に示した。
図6に示されたシリアル通信処理装置1は、図3のシリアル通信処理装置の構成を基本としており、同じ部分には、同じ符号が付されているが、図6では、ユーザインターフェース3とスイッチ4は、省略されている。外部装置2を取り外す旨の通知を入力できる外部信号は、通信処理装置11のCPUに入力されるのではなく、シリアルインターフェースドライバ12に直接入力される。
本実施形態のシリアル通信処理装置には、図示されていないが、外部信号を入力可能な手段が設けられており、その手段は、シリアルインターフェースドライバ12のシャットダウン信号を生成できるものであり、該信号が外部信号となる入力が備えられる。そして、この入力は、シリアルインタレフエースドライバ12のシャットダウン信号入力に接続される。
これにより、ユーザ等が、外部装置2を取り外す前に、外部信号を発生させ、この外部信号がシリアルインターフェースドライバ12のシャットダウン信号入力に送信されると、ドライバ12の出力がオープン状態とされる。そこで、外部装置2のシリアルインターフェースを安全に脱着することが可能となる。
さらに、外部信号の入力の仕方が変形された本実施形態のシリアル通信処理装置を、図6に示した。図7に示されたシリアル通信処理装置1は、図4のシリアル通信処理装置の構成を基本としており、同じ部分には、同じ符号が付されているが、図7では、ユーザインターフェース3とスイッチ4は、省略されている。
外部装置2を取り外す旨の通知を入力できる外部信号は、通信処理装置11のCPUに入力されるのではなく、取り外す前に、シリアルインターフェースドライバ12からスペース状態信号が外部装置2に出力されるように、通信処理装置11のCPU又はUARTの出力信号に代り、強制的にスペース状態信号をシリアルインターフェースドライバ12に入力するようにした。
そのために、通信処理装置11とシリアルインターフェースドライバ12との間に、切換スイッチ17が挿入され、この切換スイッチ17が、入力される外部信号に応じてシリアルインターフェースドライバ12への入力信号を切り換える。外部装置2の通常接続状態にある場合には、シリアルインターフェースドライバ12にCPU又はUARTの出力信号TxDによる送信データが供給され、外部装置2をシリアルインターフェースドライバ12から取り外す場合には、スペース状態信号がシリアルインターフェースドライバ12に入力される。
入力される外部信号の状態により、切換スイッチ17が切り換わり、CPUやUARTからの送信データがシリアルインターフェースドライバ12に入力されるか、スペース状態信号がシリアルインターフェースドライバ12に入力されるかが選択される。これにより、ユーザ等が外部装置を取り外す前に、ユーザが発生させた外部信号でシリアルインターフェースドライバ12の出力をスペース状態に切り換えることで、外部装置のシリアルインターフェースを安全に脱着することが可能となる。
以上に説明した本実施形態のシリアル通信処理装置では、該通信装置の通信処理を不安定にする事象として、該通信装置への電源の投入又は切断時、突然の停電時における電源電圧の低下、或いは、該通信装置に接続された外部装置の着脱を挙げたが、その事象として、これらの他にも、該通信装置自体が暴走状態になることが挙げられる。
シリアル通信処理装置が暴走状態になったことの検出は、ソフトウエアのウォッチドッグタイマや、ウォッチドッグタイマで暴走状態が検出されたときに出力される信号や、又は、CPUを監視する外部回路などによって可能であり、その監視によって、該装置の暴走状態を検出した場合には、シリアルインターフェースドライバ12の出力ポートのシャットダウン信号を、ソフトウエアのウォッチドッグタイマの処理内で出力し、或いは、外部の検出回路が検出信号を出力することによって、出力ポートをオープン状態に制御する。
また、該通信装置が暴走状態になったことが検出された場合に、シリアルインターフェースドライバ12の出力ポートをスペース状態にする信号を、ソフトウエアのウォッチドッグタイマの処理内で出力し、或いは、外部の検出回路が出力することにより、該出力ポートをスペース状態に制御することもできる。
これらの様に、シリアル通信処理装置が暴走状態になったことが検出されたとき、シリアルインターフェースドライバ12の出力ポートをオープン状態又はスペース状態に制御することによって、不要なブレーク信号が発生しなくなる。
次に、図1乃至図7に示された本実施形態のシリアル通信処理装置においては、シリアルインターフェースドライバ12の出力は、該通信装置の動作を不安定にする事象が発生したときに、オープン状態又はスペース状態に制御され、この制御により、不要なブレーク信号の送出が抑制される。しかし、ユーザにとっては、シリアルインターフェースドライバ12がオープン状態又はスペース状態に制御されたかどうかを把握することができない。そこで、シリアルインターフェースドライバ12の出力状態をユーザに知らせることは、その後の対応に都合がよいことである。
そこで、上述した本実施形態のシリアル通信処理装置において、LED、ランプなどの表示素子を有する報知手段を備えておき、シリアルインターフェースドライバ12の出力が、オープン状態又はスペース状態になって、シリアルインターフェースドライバのコネクタに着脱可能な状態になったとき、ユーザにその状態を報知する。その報知手段を、例えば、点灯又は点滅駆動して、その状態になったことをユーザに通知するとよい。
なお、報知手段は、表示素子の駆動の代りに、ブザー音、メロディー音、ビープ音を発生するようにしてもよく、或いは、バイブレータ形態のものでもよい。そして、これらの組み合わせによってもよい。また、シリアルインターフェースからコネクタを取り外す場合にあっては、ポートに機械的構造を付加しておき、シリアルインターフェースドライバのコネクタに着脱可能な状態になったことを受けて、該コネクタを自動的にイジェクトするようにしてもよい。
また、本実施形態のシリアル通信処理装置において、ユーザインターフェースが接続されている場合には、上述の報知手段は、このユーザインターフェースに備えられてもよく、さらには、その報知手段とは別に、そのユーザインターフェースに備えられたモニタに、シリアルインターフェースドライバがオープン状態又はスペース状態に制御されていることを示すメッセージを表示することもできる。
ここで、シリアルインターフェースドライバに接続された外部装置のシリアルインターフェースを着脱する際に、情報処理装置又はコンソールスイッチに、外部装置のインターフェースを当該通信装置のシリアルインターフェースに着脱する旨の通知を行う手段について、その具体例を挙げると以下のようである。
1) 図3及び図4に示されたように、情報処理装置又はコンソールスイッチに設けられたスイッチを押すことにより、通知する。
2) 図3、図4、図6及び図7に示されるように、外部から、情報処理装置又はコンソールスイッチに外部信号を入力して、通知する。
3) 図3乃至図5に示されるように、情報処理装置又はコンソールスイッチにユーザインターフェースが備えられている場合には、コマンドの入力や、マウスによるクリックによって、通知する。
4) コンソールスイッチの場合であれば、ローカルコンソールポートから装置に対してブレーク信号を送信することで、着脱のタイミングを通知する。
また、シリアルインターフェースドライバに接続された外部装置のシリアルインターフェースを取り付ける場合にあっては、上記1)乃至3)の例に加えて、以下の通知手段が挙げられる。
5) 外部機器のシリアルインターフェースにおけるコネクタのピンの長さを変えておくことで、該長いピンが他のピンに先立って接触したときを接続開始の通知とする。
6) 外部機器のシリアルインターフェースにおけるコネクタのシェルが、挿入時に先に接触する構造を有する場合には、シェルが接触したことを検知して、接続開始の通知とする。
さらに、シリアルインターフェースのコネクタを取り外す場合にあっては、上記1)乃至3)の例に加えて、以下の通知手段が挙げられる。
7) 特定のシリアル信号しか送受信しない場合に限られるが、外部機器と接続されているシリアルインターフェースの通信デー夕で、取り外しコマンドを装置へ入力して、通知する。
8) 外部機器と接続されているシリアルインターフェースヘ、外部機器からブレーク信号を入力することで、装置がそれを検出し取り外し前の通知信号とする。
9) コネクタの長さの違いによる、コネクタを抜き取る際に、先に結線が離れるピンを検出して、取り外し前の通知信号とする。
これらの通知手段と、前述した報知手段とを組み合わせて、本実施形態によるシリアル通信処理装置を情報処理装置又はコンソールスイッチに組み込むことにより、装置の動作を不安定にする事象が発生したとき、つまり、装置の電源の投入・遮断時、突然の停電時、外部装置のシリアルインターフェースへの着脱時、或いは、装置の暴走状態の発生時に、該シリアル通信処理装置のシリアルインターフェースドライバの出力状態が、オープン状態又はスペース状態に制御され、不要なブレーク信号の送出を抑制することができる。
電源電圧が不安定な場合に、ブレーク信号を送出させない実施例1によるシリアル通信処理装置の概略ブロック構成を説明する図である。 リセットする場合に、ブレーク信号を送出させない実施例2によるシリアル通信処理装置の概略ブロック構成を説明する図である。 外部装置を取り外す場合に、ブレーク信号を送出させない実施例3によるシリアル通信処理装置の概略ブロック構成を説明する図である。 外部装置を取り外す場合に、ブレーク信号を送出させない実施例3の変形例によるシリアル通信処理装置の概略ブロック構成を説明する図である。 複数の外部装置を取り外す場合に、ブレーク信号を送出させない実施例4によるシリアル通信処理装置の概略ブロック構成を説明する図である。 外部装置を取り外す場合に、ブレーク信号を送出させない実施例5によるシリアル通信処理装置の概略ブロック構成を説明する図である。 外部装置を取り外す場合に、ブレーク信号を送出させない実施例5の変形例によるシリアル通信処理装置の概略ブロック構成を説明する図である。 従来技術によるシリアル通信処理装置の概略ブロック構成を説明する図である。
符号の説明
1…シリアル通信処理装置
2、2−1〜2−3…外部装置
3…ユーザインターフェース
4…スイッチ
11…通信処理手段
12、12−1〜12−3…シリアルインターフェースドライバ
13…電源部
14…電圧検出回路
15…リセット回路
16…ローカルコンソールポート
17…切換スイッチ

Claims (18)

  1. シリアル送受信信号を処理する通信処理手段と、
    前記通信処理手段と通信する外部装置が接続されるシリアルポートを有する一つ又は複数のシリアルインターフェース手段とを有するシリアル通信処理装置において、
    前記シリアル通信処理装置が組み込まれる装置の動作を不安定にする事象が発生したとき、前記シリアルインターフェース手段を制御して、前記外部装置へのブレーク信号の送出を抑止する制御手段を備え、
    前記制御手段は、リセット手段を有し、
    前記リセット手段が、リセットスイッチの押下又は外部入力によるリセット信号を受信し、該リセット信号を前記通信処理手段に通知し、
    前記制御手段は、前記事象として、前記通信処理手段を前記リセット信号により前記シリアルインターフェース手段の出力をオープン状態に制御することを特徴とするシリアル通信処理装置。
  2. シリアル送受信信号を処理する通信処理手段と、
    前記通信処理手段と通信する外部装置が接続されるシリアルポートを有する一つ又は複数のシリアルインターフェース手段とを有するシリアル通信処理装置において、
    前記シリアル通信処理装置が組み込まれる装置の動作を不安定にする事象が発生したとき、前記シリアルインターフェース手段を制御して、前記外部装置へのブレーク信号の送出を抑止する制御手段を備え、
    前記制御手段は、前記事象として、前記外部装置が前記シリアルインターフェース手段と着脱される旨の通知を受信したとき、該シリアルインターフェース手段をオープン状態に制御し、
    前記通知は、前記通信処理手段に接続されたユーザインターフェース装置の通知操作若しくは通知用スイッチの押下による入力、又は、外部通知信号の入力であることを特徴とするシリアル通信処理装置。
  3. シリアル送受信信号を処理する通信処理手段と、
    前記通信処理手段と通信する外部装置が接続されるシリアルポートを有する一つ又は複数のシリアルインターフェース手段とを有するシリアル通信処理装置において、
    前記シリアル通信処理装置が組み込まれる装置の動作を不安定にする事象が発生したとき、前記シリアルインターフェース手段を制御して、前記外部装置へのブレーク信号の送出を抑止する制御手段を備え、
    前記制御手段は、前記事象として、前記外部装置が前記シリアルインターフェース手段と着脱される旨の通知を受信したとき、前記通知処理手段が前記シリアルインターフェース手段に出力している出力信号のレベルを変更し、該シリアルインターフェース手段をスペース状態に制御することを特徴とするシリアル通信処理装置。
  4. シリアル送受信信号を処理する通信処理手段と、
    前記通信処理手段と通信する外部装置が接続されるシリアルポートを有する一つ又は複数のシリアルインターフェース手段とを有するシリアル通信処理装置において、
    前記シリアル通信処理装置が組み込まれる装置の動作を不安定にする事象が発生したとき、前記シリアルインターフェース手段を制御して、前記外部装置へのブレーク信号の送出を抑止する制御手段を備え、
    前記外部装置が夫々に接続される複数のシリアルインターフェース手段を有し、
    前記通信処理手段には、ローカルコンソールポートを介して、ローカルコンソールのユーザインターフェース装置が接続され、
    前記制御手段は、前記事象として、前記外部装置が前記シリアルインターフェース手段と着脱される旨のコマンドを前記ユーザインターフェース装置から受信したとき、該コマンドに含まれる着脱対象の外部装置が接続された当該シリアルインターフェース手段をオープン状態に制御することを特徴とするシリアル通信処理装置。
  5. シリアル送受信信号を処理する通信処理手段と、
    前記通信処理手段と通信する外部装置が接続されるシリアルポートを有する一つ又は複数のシリアルインターフェース手段とを有するシリアル通信処理装置において、
    前記シリアル通信処理装置が組み込まれる装置の動作を不安定にする事象が発生したとき、前記シリアルインターフェース手段を制御して、前記外部装置へのブレーク信号の送出を抑止する制御手段を備え、
    前記外部装置が夫々に接続される複数のシリアルインターフェース手段を有し、
    前記通信処理手段には、ローカルコンソールポートを介して、ローカルコンソールのユーザインターフェース装置が接続され、
    前記制御手段は、前記事象として、前記外部装置が前記シリアルインターフェース手段と着脱される旨のコマンドを前記ユーザインターフェース装置から受信したとき、該コマンドに含まれる着脱対象の外部装置が接続された当該シリアルインターフェース手段の出力レベルをスペース状態に制御することを特徴とするシリアル通信処理装置。
  6. 前記制御手段は、前記事象として、前記外部装置が前記シリアルインターフェース手段と着脱される旨の通知を受信したとき、前記シリアルインターフェース手段の送信動作を制御したことをユーザに報知する報知手段を駆動することを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載のシリアル通信処理装置。
  7. 前記報知手段は、表示素子の点灯又は点滅で前記制御をユーザに報知することを特徴とする請求項に記載のシリアル通信処理装置。
  8. 前記報知手段は、放音で前記制御をユーザに報知することを特徴とする請求項に記載のシリアル通信処理装置。
  9. 前記報知手段は、振動で前記制御をユーザに報知することを特徴とする請求項に記載のシリアル通信処理装置。
  10. ユーザに報知する報知手段が前記ユーザインターフェース装置に備えられ、
    前記制御手段は、前記外部装置が前記シリアルインターフェース手段と着脱される旨の通知を受信したとき、前記シリアルインターフェース手段の送信動作を制御したことを、前記ローカルコンソールポートを介して前記報知手段を駆動させることを特徴とする請求項4又は5に記載のシリアル通信処理装置。
  11. シリアル送受信信号を処理する通信処理手段と、
    前記通信処理手段と通信する外部装置が接続されるシリアルポートを有する一つ又は複数のシリアルインターフェース手段とを有するシリアル通信処理装置において、
    前記シリアル通信処理装置が組み込まれる装置の動作を不安定にする事象が発生したとき、前記シリアルインターフェース手段を制御して、前記外部装置へのブレーク信号の送出を抑止する制御手段を備え、
    前記制御手段は、前記事象として、前記装置が暴走状態にあることを検出したとき、前記シリアルインターフェース手段の出力レベルをオープン状態に制御することを特徴とするシリアル通信処理装置。
  12. シリアル送受信信号を処理する通信処理手段と、
    前記通信処理手段と通信する外部装置が接続されるシリアルポートを有する一つ又は複数のシリアルインターフェース手段とを有するシリアル通信処理装置において、
    前記シリアル通信処理装置が組み込まれる装置の動作を不安定にする事象が発生したとき、前記シリアルインターフェース手段を制御して、前記外部装置へのブレーク信号の送出を抑止する制御手段を備え、
    前記外部装置が前記シリアルインターフェース手段から取り外されるとき、該シリアルインターフェース手段が、前記外部装置から取り外し前に入力されたブレーク信号によってオープン状態に制御されることを特徴とするシリアル通信処理装置。
  13. シリアル送受信信号を処理する通信処理手段と、
    前記通信処理手段と通信する外部装置が接続されるシリアルポートを有する一つ又は複数のシリアルインターフェース手段とを有するシリアル通信処理装置において、
    前記シリアル通信処理装置が組み込まれる装置の動作を不安定にする事象が発生したとき、前記シリアルインターフェース手段を制御して、前記外部装置へのブレーク信号の送出を抑止する制御手段を備え、
    前記外部装置が前記シリアルインターフェース手段から取り外されるとき、該シリアルインターフェース手段が、前記外部装置から取り外し前に入力されたブレーク信号によってスペース状態に制御されることを特徴とするシリアル通信処理装置。
  14. 前記外部装置が前記シリアルインターフェース手段に装着される旨の通知は、前記外部装置のシリアルインターフェースのコネクタに設けられた他のピンより長いピンが、当該シリアルインターフェース手段のコネクタに設けられたピンに最初に接触したことを検出して生成されることを特徴とする請求項2乃至13のいずれか一項に記載のシリアル通信処理装置。
  15. 前記外部装置が前記シリアルインターフェース手段に装着される旨の通知は、前記外部装置のシリアルインターフェースのコネクタに設けられたシェルが、ピンより先に接触する構造を有し、当該シリアルインターフェース手段のコネクタへの挿入時に、先に接触したことを検出して生成されることを特徴とする請求項2乃至13のいずれか一項に記載のシリアル通信処理装置。
  16. 前記外部装置が前記シリアルインターフェース手段から取り外される旨の通知は、シリアルインターフェースの通信データで入力された取り外しコマンドであることを特徴とする請求項2乃至13のいずれか一項に記載のシリアル通信処理装置。
  17. 前記外部装置が前記シリアルインターフェース手段から取り外される旨の通知は、前記外部機器と接続されているシリアルインターフェースへ他の外部機器から入力されるブレーク信号であることを特徴とする請求項2乃至13のいずれか一項に記載のシリアル通信処理装置。
  18. 前記外部装置が前記シリアルインターフェース手段から取り外される旨の通知は、前記外部装置のシリアルインターフェースのコネクタに設けられたピンの長さの違いにより、先に結線が離れるピンを検出して生成されることを特徴とする請求項2乃至13のいずれか一項に記載のシリアル通信処理装置。
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