JP4474297B2 - 廃棄物処理設備 - Google Patents

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本発明は、例えば灰溶融炉を併設したストーカ式ごみ焼却炉等の廃棄物処理設備の改良に関する。
従来、この種の廃棄物処理設備としては、例えば図2に示したものが知られている。
当該廃棄物焼却設備50は、基本的には、廃棄物を焼却する焼却炉51と、これからの燃焼排ガス中の煤塵を除去する濾過式集塵器52と、焼却炉51の立上げ時に濾過式集塵器52の入口ガス温度を上昇させるバーナ53と、焼却炉51からの焼却灰と濾過式集塵器52からの捕集灰を溶融する灰溶融炉54と、バーナ55が設けられた灰溶融炉54の燃焼室56と、灰溶融炉54の燃焼室56からの溶融排ガスを冷却する溶融炉減温塔(ガス冷却装置)57と、これからの溶融排ガス中の煤塵を除去する溶融炉濾過式集塵器58とを具備している。
又、焼却炉51からの燃焼排ガスを冷却するガス冷却装置を備えたものも知られている(特許文献1や特許文献2参照)。
特開2004−255329号公報 特許第3285692号公報
而して、この様なものは、濾過式集塵器を用いている関係上、焼却炉の立ち上げに際しては、その入口ガス温度が所定温度(約120℃)以上になった後に通ガスする必要があり、もし低温の燃焼排ガスを濾過式集塵器に通ガスさせた場合には、集塵濾布の目詰まりが生じ易かった。
この為に、従来にあっては、濾過式集塵器の入口側に専用のバーナが設けられて居り、焼却炉からの燃焼排ガスの温度を上昇させる様にしていた。
然しながら、この様なものは、焼却炉の立ち上げに際して専用のバーナが必要であるばかりでなく、このバーナを逐一起動させねばならなかったので、焼却炉の立ち上げが容易に行えなかった。
本発明は、叙上の問題点に鑑み、これを解消する為に創案されたもので、その課題とする処は、焼却炉の立ち上げに際して専用のバーナが不要であると共に、焼却炉の立ち上げが容易に行える様にした廃棄物処理設備を提供するにある。
本発明の廃棄物処理設備は、基本的には、廃棄物を焼却する焼却炉と、焼却炉からの燃焼排ガス中の煤塵を除去する濾過式集塵器と、焼却炉からの焼却灰と濾過式集塵器からの捕集灰を溶融する灰溶融炉と、バーナが設けられた灰溶融炉の燃焼室と、灰溶融炉の燃焼室からの溶融排ガスを濾過式集塵器の入口側で合流させる排ガス路とを具備している事に特徴が存する。
廃棄物(ごみ)は、焼却炉に依り焼却される。焼却炉からの焼却灰と濾過式集塵器からの捕集灰は、灰溶融炉に送られて燃焼室に設けられたバーナに依って加熱されて溶融される。焼却炉からの燃焼排ガスは、濾過式集塵器に送られると共に、灰溶融炉の燃焼室からの溶融排ガスは、排ガス路に依りに濾過式集塵器の入口側で焼却炉からの排ガスと合流されて濾過式集塵器に送られ、その集塵濾布に依り排ガス中の煤塵が除去される。濾過式集塵器からの排ガスは、誘引通風機に依り誘引されて煙突から大気中に放出される。
焼却炉の立ち上げ時には、灰溶融炉の燃焼室のバーナが起動されて濾過式集塵器の入口ガス温度が所定温度(約120℃)以上にされた後に、濾過式集塵器に通ガスされて順次焼却炉の立ち上げが進められる。
本発明に依れば、次の様な優れた効果を奏する事ができる。
(1) 焼却炉、濾過式集塵器、灰溶融炉、燃焼室、排ガス路とで構成し、とりわけ灰溶融炉の燃焼室からの溶融排ガスを濾過式集塵器の入口側で合流させる排ガス路を設けたので、焼却炉の立ち上げに際して、灰溶融炉の燃焼室に設置されているバーナを利用できる。その結果、専用のバーナが不要になって、それだけ設備費を削減できると共に、焼却炉の立ち上げが容易に行える。
(2) 灰溶融炉の燃焼室からの溶融排ガスを濾過式集塵器の入口側で合流させる排ガス路を設けたので、灰溶融炉の燃焼室と焼却炉とが所謂直結される事になり、焼却炉と灰溶融炉の排ガス処理設備を共用する事ができる。その結果、灰溶融炉に設けていた排ガス処理設備である溶融炉減温塔や溶融炉濾過式集塵器を省略でき、それだけ設備費を削減する事ができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の廃棄物処理設備の概要を示す系統図である。
本発明の廃棄物処理設備1は、焼却炉2、濾過式集塵器3、灰溶融炉4、燃焼室5、排ガス路6とからその主要部が構成されている。
焼却炉2は、廃棄物(ごみ)を焼却するもので、この例では、ストーカ式ごみ焼却炉が用いられる。
濾過式集塵器3は、焼却炉2からの燃焼排ガス中の煤塵を除去するもので、この例では、集塵濾布を備えたバグフィルタが用いられて居り、焼却炉2からの燃焼排ガスと灰溶融炉4の燃焼室5からの溶融排ガスとを導入して煤塵を除去する容量のものにしてある。
濾過式集塵器3の次段には、図略しているが、誘引通風機を介して煙突が接続されている。
灰溶融炉4は、焼却炉2からの焼却灰と濾過式集塵器3からの捕集灰を溶融するもので、この例では、バーナ式灰溶融炉が用いられる。
燃焼室5は、バーナ7が設けられた灰溶融炉4のもので、この例では、焼却灰と捕集灰を加熱して溶融すると共に、未燃物を完全燃焼させる為のバーナ7が設けられている。
排ガス路6は、灰溶融炉4の燃焼室5からの溶融排ガスを濾過式集塵器3の入口側で合流させるもので、この例では、灰溶融炉4の燃焼室5と濾過式集塵器3の入口側とを連通させるダクトにしてある。
次に、この様な構成に基づいてその作用を述解する。
廃棄物(ごみ)は、焼却炉2に依り焼却される。焼却炉2からの焼却灰と濾過式集塵器3からの捕集灰は、灰溶融炉4に送られて燃焼室5に設けられたバーナ7に依り加熱されて溶融される。
焼却炉2からの燃焼排ガスは、濾過式集塵器3に送られると共に、灰溶融炉4の燃焼室5からの溶融排ガスは、排ガス路6に依りに濾過式集塵器3の入口側で焼却炉2からの燃焼排ガスと合流されて濾過式集塵器3に送られる。濾過式集塵器3に送られた排ガスは、その集塵濾布に依り煤塵が除去される。濾過式集塵器3からの排ガスは、図略しているが、誘引通風機に依り誘引されて煙突から大気中に放出される。
焼却炉2の立ち上げ時には、灰溶融炉4の燃焼室5のバーナ7が起動されて濾過式集塵器3の入口ガス温度が所定温度(約120℃)以上にされた後に、濾過式集塵器3に通ガスされて順次焼却炉2の立ち上げが進められる。
濾過式集塵器3に通ガスされる排ガスは、所定温度以上になっているので、濾過式集塵器3の集塵濾布の目詰まりが生じる事がない。
灰溶融炉4の燃焼室5に設けられたバーナ7を利用して濾過式集塵器3の入口ガス温度を所定温度に上昇させる様にしたので、従来必要であった立ち上げ専用のバーナ53が不要になる。
排ガス路6に依り灰溶融炉4の燃焼室5からの溶融排ガスを濾過式集塵器3の入口側で焼却炉2の燃焼排ガスと合流させて濾過式集塵器3に導入する様にしたので、灰溶融炉4の燃焼室5と焼却炉2とが所謂直結される事になり、焼却炉2と灰溶融炉4の排ガス処理設備を共用する事ができる。その結果、灰溶融炉4に設けていた排ガス処理設備である溶融炉減温塔57や溶融炉濾過式集塵器58が不要となり、それだけ設備費を削減する事ができる。
尚、焼却炉2と濾過式集塵器3の間には、先の例では、何も設けていなかったが、これに限らず、例えば焼却炉2からの燃焼排ガスと灰溶融炉4からの溶融排ガスとを冷却するガス冷却装置を設けても良い。
本発明の廃棄物処理設備の概要を示す系統図。 従来の廃棄物処理設備の概要を示す系統図。
符号の説明
1…廃棄物処理設備、2…焼却炉、3…濾過式集塵器、4…灰溶融炉、5…燃焼室、6…排ガス路、7…バーナ、50…廃棄物処理設備、51…焼却炉、52…濾過式集塵器、53…バーナ、54…灰溶融炉、55…バーナ、56…燃焼室、57…溶融炉減温塔、58…溶融炉濾過式集塵器。

Claims (1)

  1. 廃棄物を焼却する焼却炉と、焼却炉からの燃焼排ガス中の煤塵を除去する濾過式集塵器と、焼却炉からの焼却灰と濾過式集塵器からの捕集灰を溶融する灰溶融炉と、バーナが設けられた灰溶融炉の燃焼室と、灰溶融炉の燃焼室からの溶融排ガスを濾過式集塵器の入口側で焼却炉からの燃焼排ガスと合流させる排ガス路とを具備している事を特徴とする廃棄物処理設備。
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