JP4473828B2 - 磁気ディスクのフォーマット方法 - Google Patents

磁気ディスクのフォーマット方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4473828B2
JP4473828B2 JP2006049321A JP2006049321A JP4473828B2 JP 4473828 B2 JP4473828 B2 JP 4473828B2 JP 2006049321 A JP2006049321 A JP 2006049321A JP 2006049321 A JP2006049321 A JP 2006049321A JP 4473828 B2 JP4473828 B2 JP 4473828B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
servo
magnetic disk
disk
recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006049321A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007226918A (ja
Inventor
峰生 守部
一幸 尾崎
純夫 黒田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Storage Device Corp
Original Assignee
Toshiba Storage Device Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Storage Device Corp filed Critical Toshiba Storage Device Corp
Priority to JP2006049321A priority Critical patent/JP4473828B2/ja
Publication of JP2007226918A publication Critical patent/JP2007226918A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4473828B2 publication Critical patent/JP4473828B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)

Description

本発明は、磁気ディスクにサーボ制御のための磁気情報を付与するフォーマット方法に関し、例えばディスクリートトラック型の垂直記録磁気ディスクのプリフォーマットに有用である。
コンピュータの外部記憶手段として広く用いられるハードディスク装置において、一層の高記録密度化に向けて、垂直記録方式が本格的に採用されつつある。垂直記録方式によれば、現在の主流である面記録方式(長手記録方式)と比べて一段と高い密度の磁気記録を実現することができる。
磁気ディスクの高記録密度化に好適なディスク構造形式として、隣接する記録トラックの間にガードバンドと呼ばれる透磁率の小さい部分を設けるディスクリートトラック型が知られている。ディスクリートトラック型の磁気ディスクでは、隣接する記録トラック間の磁気的干渉がガードバンドによって抑えられるので、記録トラック幅および配列ピッチを小さくして記録トラック密度を高めることができる。
ディスクリートトラック型の垂直記録磁気ディスクに関する先行技術文献として、特許文献1(特開平4−310621号公報)がある。特許文献1には、磁性体からなる記録層を部分的にエッチングして凹部を設け、その凹部にガードバンドとなる非磁性体を埋め込んだ構造、および非磁性体を埋め込まずに凹部(空隙)をガードバンドとした構造が記載されている。
ガードバンドをもたない旧来型とガードバンドをもつディスクリートトラック型とを問わず、垂直記録磁気ディスクにおいても面記録磁気ディスクと同様に1周を所定角度ずつ分割する形でディスク面がユーザデータ領域とサーボ領域とに区画され、サーボ領域に磁気的に読取り可能なサーボパターンが設けられる。サーボパターンは、トラッキングのためのマーク、クロック生成のためのマーク、およびアドレス情報を含む。
旧来型の磁気ディスクでは、サーボ領域内の磁性層に所定のビットデータ列を磁気的に書き込むことによってサーボパターンが形成される。つまり、サーボパターンは磁化方向が異なる2種の磁性部の配列パターンである。
旧来型の磁気ディスクのサーボパターンを形成するプリフォーマット法として“磁気転写”が提案されている。磁気転写は、マスタディスクのパターンをスレーブディスクに転写する手法である。例えば、特許文献2(特開2003−173513号公報)および特許文献3(特開2005−317152号公報)には、スレーブディスクである垂直記録磁気ディスクに一方向の磁界を加え、ユーザデータ領域とサーボ領域とに跨る磁性層を一様に磁化した後に、形成すべきサーボパターンと同じパターンの磁性体を備えたマスタディスクを重ね、その状態で以前と反対方向の磁界を加えてサーボ領域内の磁化方向を部分的に反転させるプリフォーマット方法が記載されている。
一方、ディスクリートトラック型の磁気ディスクでは、ユーザデータ領域におけるガードバンドの形成と同じ要領でサーボ領域にサーボパターンが形成される。すなわち、サーボ領域内の磁性層を部分的に除去して非磁性体を埋め込み、または除去のみを行うことによってサーボパターンが形成される。このような形成方法によるサーボパターンは磁性部と非磁性部とで構成される。磁性部は磁性層のうちの残された部分であり、非磁性部は非磁性体が埋め込まれた部分または磁性層の除去により生じる空隙である。磁性部と非磁性部とで構成されるサーボパターンは、パターン内の磁性部の磁化方向が揃った状態において磁気の有無の配列パターンとして読取り可能である。
特開平4−310621号公報 特開2003−173513号公報 特開2005−317152号公報
ディスクリートトラック型の磁気ディスクでは、ディスク全体に一方向の磁界を加えることによってサーボ領域内の磁性部の磁化方向を揃えることができる。すなわち、いわゆる初期磁化処理を行えば、サーボパターンを磁気的に読取り可能な状態にすることができる。
しかし、初期磁化処理を行えば、サーボ領域だけでなくユーザデータ領域においても磁化方向が一様になってしまう。記録トラックの磁化方向が一様であると、データの書込みにおいて磁化方向を反転させる場合と磁化方向をそのまま保つ場合とで記録される磁気の強度に差異が生じる。ユーザデータ領域の初期状態としては、記録トラック内の磁化の方向が不規則であるのが望ましい。
したがって、初期磁化処理によってサーボパターンを読取り可能な状態にした後、そのサーボパターンを活用してトラッキングをしながら記録トラックに交流磁界を加えて記録トラックの磁化方向を意図的に不均一にしなければならない。この磁気処理は多数の記録トラックを順にトレースする線記録処理であるので、長い時間を必要する。
そこで、生産性を高めるために、旧来型磁気ディスクのプリフォーマット用に考案された磁気転写を、ディスクリートトラック型磁気ディスクのプリフォーマットに適用することが考えられる。一般に薄膜法による磁気記録層では成膜終了の時点で磁化の方向が不規則であるので、磁気転写によってサーボ領域のみ磁化方向を揃えれば、ユーザデータ領域では初期状態として望ましい不規則な磁化状態が保たれる。
しかし、従来の磁気転写はディスク面全体にわたる一様な記録層をもつ旧来型磁気ディスクには好適であるが、予めサーボ領域にサーボパターンを構成する磁性部と非磁性部とが配置されたディスクリートトラック型磁気ディスクには適していない。それは、マスタディスクの磁性体パターンとスレーブディスクのサーボパターンとをディスク全体にわたって高精度に位置合わせするのが難しいからである。マスタディスクとスレーブディスクとの位置ずれが生じると、サーボパターンの磁性部が正しく磁化されず、記録再生においてサーボ制御のエラーが起こり易くなる。
本発明の目的は、磁性部と非磁性部とで構成されるサーボパターンのフォーマットを容易にすることである。
本発明においては、磁性部と非磁性部とで構成されるサーボパターンが形成された複数のサーボ領域を有する磁気ディスクのフォーマットに際して、非磁性の基板とその上に形成された複数の磁性膜とからなるフォーマット用のプレートを用意する。複数の磁性膜を形成するときに、それらの形状および配置を複数のサーボ領域の形状および配置に対応させる。すなわち、サーボ領域と同じ形状をもつサーボ領域と同数個の磁性膜を基板上に設ける。このようなプレートを複数の磁性膜と複数のサーボ領域とが対向するように磁気ディスクに重ね合わせ、その状態で複数の磁性膜を介して磁気ディスクにおける複数のサーボ領域に選択的に磁界を加え、それによって複数のサーボ領域を一括してそれらにおける磁性部の磁化の向きを揃える。
プレートの磁性膜の形状はサーボパターンにおける磁性部のパターンまたは非磁性部のパターンに対応するのではなく、磁性部のパターンおよび非磁性部のパターンを包括するサーボ領域の形状に対応するので、サーボパターンの磁性部にプレートの磁性膜が完全に重なるようにプレートと磁気ディスクとを重ね合わせればよい。磁性部とそれと同じ形状の膜とを重ねる場合と比べて位置合わせが容易である。
位置合わせをより簡単にする上で、磁気ディスクおよびプレートに、これらの重ね合わせにおける位置決めのためのマークをそれぞれ形成しておくのが望ましい。光学的に読取り可能なマークを設ける場合には、プレートの基板を透明基板とする。
請求項1または請求項の発明によれば、磁性部と非磁性部とで構成されるサーボ制御のためのサーボパターンを有した磁気ディスクのフォーマットを迅速に行うことができる。
本発明の対象として好適な磁気ディスクはディスクリートトラック型である。まず、この種の磁気ディスクの基本的構成を説明する。
図1は磁気ディスクの概略構成を示す平面図である。
図示のように、磁気ディスク1における円環状のディスク面は、1周を所定角度ずつ分割する形で複数のユーザデータ領域31と複数のサーボ領域32とに区画されている。ユーザデータ領域31およびサーボ領域32は周方向に交互に並ぶ。ユーザデータ領域31には同心円群に沿うように径方向に一定のピッチで記録トラック13が設けられ、サーボ領域32には後述するサーボパターンが設けられている。
図示の磁気ディスク1の構成は角速度一定(CAV)で回転する状態でのアクセスおよび回動式アームによるシーク動作に適合するものであり、ユーザデータ領域31およびサーボ領域32の形状は、ディスク面の外周に近づくほど拡がり且つアーム先端の移動経路に沿うよう湾曲している。
本例では、磁気ディスク1の周縁部に、後述するフォーマット用のプレートとの位置決めのための2個のアライメントマーク18,19が形成されている。アライメントマーク18,19はこれらの識別が可能なように互いに異なるパターンのマークとされている。
図2は図1中の破線で囲まれた部分AAの拡大図であり、ユーザデータ領域31およびサーボ領域32の構成を模式的に示す。
ユーザデータ領域31は、磁性体からなる記録トラック13(図中の白い横線部分)と非磁性体からなるガードバンド14(図中の黒い横線部分)とを有する。ユーザデータ領域31において、記録トラック13とガードバンド14とが図の上下方向に交互に配置され、ガードバンド14によって隣接する記録トラック13が磁気的に分離される。
サーボ領域32はサーボパターン15を有する。サーボパターン15は磁性部16(図中の白い部分)と非磁性部17(図中の黒い部分)の配列パターンである。磁性部16は記録トラック13と同じ材質の磁性体からなり、非磁性部17はガードバンド14と同じ材質の非磁性体からなる。
図3は図2のa−a矢視断面図であり、磁気ディスクの層構成を示す。
磁気ディスク1は、支持体である基板10、垂直記録の密度を高めるための軟磁性裏打ち層11、および垂直方向の磁化が容易な磁気異方性をもつ磁気記録層12を備える。磁気記録層12には部分的に非磁性材料が埋め込まれ、それによってサーボパターン15およびガードバンド14(図3では不図示)が形成されている。
なお、軟磁性裏打ち層11と磁気記録層12との間に結晶構造を整合させる中間層を設けてもよく、磁気記録層12を保護膜で被覆してもよい。また、図3では基板10の片面に磁気記録層12を配した片面構成を図示したが、基板10の両面に軟磁性裏打ち層11および磁気記録層12を配した両面構成であってもよい。
以上の構成の磁気ディスク1においては、サーボ領域32内の磁性部16の磁化方向を揃えるフォーマットが行われる。以下、フォーマットについて説明する。
図4はフォーマットに用いるプレートの構成を示す。図4(A)は使用時に磁気ディスク1と対向する第1面の平面図、図4(B)は図4(A)のb−b矢視断面図、図4(C)は第1面の裏面である第2面の平面図である。
プレート2は磁気ディスク1と同じ大きさの円環状の透明基板20と、透明基板20の片面(第1面)S1に形成された複数の磁性膜25およびアライメントマーク28,29とから構成される。磁性膜25の個数は磁気ディスク1におけるサーボ領域32の個数と同数であり、磁性膜25の形状および配置はサーボ領域32に対応する。すなわち、図4(C)と図1との比較から明らかなように、第1面S1を磁気ディスク1に向けてプレート2を磁気ディスク1に重ねて適切に周方向の位置決めをしたときに、サーボ領域32には重なってユーザデータ領域31には重ならないように磁性膜25が形成されている。
図5は磁気ディスクとプレートの重ね合わせの様子を示す。
フォーマットに際して、プレート2は図5(B)によく示されるように磁性膜25の形成された面S1と磁気記録層12とが対向する向きで磁気ディスク1に重ね合わせられる。このとき、図5(A)のように、磁気ディスク1のアライメントマーク18,19とプレート2のアライメントマーク28,29とによって位置決めが行われる。これにより、磁気ディスク1のサーボ領域32にプレート2の磁性膜25がちょうど重なる。ここで、重要なことは、1つの磁性膜25が1つのサーボ領域32の全体と重なり、サーボパターン15を構成する磁性部および非磁性部の両方と重なることである。
図6は本発明に係るフォーマットの説明図である。
図6(A)のように、成膜された後に磁気処理を受けていない磁気記録層12においては、磁化の方向が部位によって不規則に異なっている。この状態はユーザデータ領域の初期状態としては好ましい。しかし、サーボ領域についてはサーボパターンを磁気的に読取り可能にするために領域内の磁区の磁化方向を揃える必要がある。
そこで、図5で説明したように磁気ディスク1にプレート2を重ね合わせた状態で、図6(B)のように磁性膜25を介して磁気記録層12のサーボ領域内の部分に選択的に垂直磁界を加える。これにより、図6(C)のように、サーボ領域では磁化の方向が一様であり、且つユーザデータ領域では磁化の方向が不規則であるフォーマットされた磁気記録層12が得られる。
具体的には、保磁力(Hc)が4.5kOeであって非磁性体としてSiO2が埋め込まれたCoCrPtを含む磁気記録層12に、FeCoからなる磁性膜25を密着させた。その状態で5kOeの垂直磁界を2秒間印加した。その後、磁気ディスク1のフォーマットの良否をディスクテスタによって検査した。サーボ領域からサーボパターンに対応する磁気信号を検出することができた。ユーザデータ領域からはノイズのみが検出され、ユーザデータ領域の初期状態が保たれていることを確認することができた。
以上のフォーマットにおいては、サーボパターン15における磁性部の形状が複雑で微細であったとしても、サーボ領域32の形状は比較的に単純であるので、十分な精度でプレート2を磁気ディスク1に対して位置決めすることができる。
以下、磁気ディスク1およびプレート2の製造方法を説明する。
図7は磁気ディスクの製造方法の一例を示す。磁気ディスク1の製造にはインプリント技術を用いることができる。
ガラスからなる直径63.5mm(2.5inch)の基板10に、軟磁性裏打ち層11および磁気記録層となる磁性層12aを順に積層し、ガードバンドをもたない旧来型の磁気ディスク1aを得る。この磁気ディスク1aにメタルマスク用材料としてTa膜41を成膜し、さらに熱可塑性樹脂42を100nm程度の厚さに設ける。そして、別途作製しておいたスタンパ43を熱可塑性樹脂42に重ねる〔図7(A)〕。
スタンパ43の製造手順は次のとおりである。例えばシリコン板の表面にコートしたレジストを電子線描画によってパターニングし、得られた凹凸面に導電化処理を施して電気めっきを行う。スタンパ43の製造に際しては、アライメントマーク18,19に対応する凹凸431を形成しておく。例えば、最外周のガードバンドよりも0.3mm外側に、幅1μmで長さ200μm程度の線で構成されるマークに対応した凹凸パターンを形成する。
熱可塑性樹脂42を加熱しながら熱可塑性樹脂42にスタンパ43を押し付け、スタンパ43のパターンを熱可塑性樹脂42Bに転写する〔図7(B)〕。そして、熱可塑性樹脂42Bの薄い部分(残渣)421を例えば酸素プラズマによってエッチングし、Ta膜41を部分的に露出させる〔図7(C)〕。
残った熱可塑性樹脂42Cをマスクとして例えばArエッチングによってTa膜41および磁性層12aを部分的に除去する。これにより、ユーザデータ領域には記録トラック13が形成され、サーボ領域には図示はしないがサーボパターンの磁性部が形成される。また、アライメントマーク18,19(18のみ図示)も形成される〔図7(D)〕。
Ta膜41の一部であるメタルマスク41Bを取り除き、その後に凹凸をもつディスク表面にスパッタリングによってSiO2を付着させて凹凸を埋める〔図7(E)〕。
最後に研磨によって過剰のSiO2を除去するとともに表面を平坦化し、ガードバンド14を有するディスクリートトラック型の磁気ディスク1を得る〔図7(F)〕。このようにして作製された磁気ディスク1に対して上述の方法でフォーマットを行う。
図8はフォーマットに用いるプレートの製造方法の一例を示す。
ガラスからなる直径63.5mmの透明基板20に、FeCoからなる磁性層25a、メタルマスクとなるTa膜51を順に積層し、さらに電子線用のレジスト52をコートする〔図8(A)〕。
電子線描画によってレジスト52を部分的に可溶化する〔図8(B)〕。このとき、磁気ディスク1におけるユーザデータ領域31とサーボ領域32との区画に対応するように、描画位置を選定する。すなわち、レジスト52におけるサーボ領域32に対応する部分については描画をせず、ユーザデータ領域31に対応する部分についてはビーム送りピッチを狭くして描画漏れがないようベタ状に描画する。また、磁気ディスク1におけるサーボ領域32とアライメントマーク18,19との位置関係と同じ関係を磁性膜25とアライメントマーク28,29とがもつように、アライメントマーク28,29を得るための描画を行う。
レジスト52を現像してマスク52Bを形成し〔図8(C)〕、ArエッチングによってTa膜51および磁性層25aを部分的に除去する〔図8(D)〕。最後に、Ta膜51の一部であるメタルマスク51Bを例えばArエッチングによって取り除き、プレート2を得る〔図8(E)〕。
以上の実施形態において、サーボ領域32の形状は例示に限定されない。例えば、並進移動式アームでのシークを前提とする場合には、直線と円弧で形づくられる扇型となる。ディスク回転を線速度一定(CLV)とする場合は、一定幅の帯状となる。また、必ずしも記録トラック群の配置される環状領域の内周から外周まで径方向に連続している必要はない。
プレート2の形状は磁気ディスク1と同様でなくてもよい。磁気ディスク1との重ね合わせにおいて正しく位置決めができれば、例えば四角形であってもよい。
アライメントマーク18,19.28.29の形状、個数、および配置位置は例示に限らない。例示では線幅1μmのマークとしたが、より細い線からなるマークとすれば、位置決め精度を上げることができる。線が細くなるとマーク自身を見つけるのが難しくなるが、マークを複数本の線の組で構成することでこの欠点を解消することができる。マークのパターンそのものによって位置合わせする方法に限らず、複数の線どうしの回折による、いわゆるモアレパターンを用いることもできる。
磁気ディスク1の製造方法は、電子線描画によってパターニングしたレジストをマスクとして磁性層を部分的にエッチングし、エッチング部分に非磁性体を埋め込む方法であってもよい。
本発明は、ディスクリートトラック型およびディスクリートビット型のように磁性記録層が磁性体と非磁性体とで構成される磁気ディスクの製造段階のフォーマットであるプリフォーマットに有用である。本発明は、高記録密度の磁気ディスクの生産性向上に貢献する。
磁気ディスクの概略構成を示す平面図である。 ユーザデータ領域およびサーボ領域の構成を模式的に示す図である。 磁気ディスクの層構成を示す図である。 フォーマットに用いるプレートの構成を示す図である。 磁気ディスクとプレートの重ね合わせの様子を示す図である。 本発明に係るフォーマットの説明図である。 磁気ディスクの製造方法の一例を示す図である。 フォーマットに用いるプレートの製造方法の一例を示す図である。
符号の説明
32 サーボ領域
16 磁性部
17 非磁性部
15 サーボパターン
1 磁気ディスク
20 透明基板(非磁性の基板)
25 磁性膜
2 プレート
28,29 アライメントマーク
31 ユーザデータ領域

Claims (2)

  1. サーボ制御のための複数のサーボ領域を有し、前記複数のサーボ領域に磁性部と非磁性部とで構成されるサーボパターンが形成された磁気ディスクのフォーマット方法であって、
    非磁性の基板と、当該基板上に前記複数のサーボ領域に対応するように形状および配置を定めて形成された複数の磁性膜とからなるフォーマット用のプレートを用意し、
    前記複数の磁性膜と前記複数のサーボ領域とが対向するように前記プレートと前記磁気ディスクとを重ね合わせ、その状態で前記複数の磁性膜を介して前記磁気ディスクにおける前記複数のサーボ領域に選択的に磁界を加え、それによって前記複数のサーボ領域の前記磁性部の磁化の向きを揃える
    ことを特徴とする磁気ディスクのフォーマット方法。
  2. 予め、前記磁気ディスクおよび前記プレートに、これらの重ね合わせにおける位置決めのためのマークをそれぞれ形成しておく
    請求項1に記載の磁気ディスクのフォーマット方法。
JP2006049321A 2006-02-24 2006-02-24 磁気ディスクのフォーマット方法 Active JP4473828B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006049321A JP4473828B2 (ja) 2006-02-24 2006-02-24 磁気ディスクのフォーマット方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006049321A JP4473828B2 (ja) 2006-02-24 2006-02-24 磁気ディスクのフォーマット方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007226918A JP2007226918A (ja) 2007-09-06
JP4473828B2 true JP4473828B2 (ja) 2010-06-02

Family

ID=38548580

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006049321A Active JP4473828B2 (ja) 2006-02-24 2006-02-24 磁気ディスクのフォーマット方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4473828B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4854040B2 (ja) 2008-07-23 2012-01-11 東芝ストレージデバイス株式会社 磁気ディスク装置、および磁気ディスクのアクセス制御方法
JP4854041B2 (ja) 2008-07-23 2012-01-11 東芝ストレージデバイス株式会社 磁気ディスク装置、および磁気ディスクのアクセス制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007226918A (ja) 2007-09-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4299873B2 (ja) 記録再生装置
JP4299874B2 (ja) 記録再生装置
US7636215B2 (en) Magnetic recording medium, recording/reproducing apparatus, and method of manufacturing a magnetic recording medium
US7864485B2 (en) Magnetic recording medium, recording and reproducing device, magnetic recording medium-magnetizing method, and magnetic recording medium-magnetizing device
JP2006099932A (ja) 磁気記録媒体、磁気記録再生装置及び磁気記録媒体製造用スタンパ
US6791774B1 (en) Contact magnetic transfer of servo pattern to rigid perpendicular magnetic recording disk
EP1420399B1 (en) Method of writing a servo pattern on a magnetic recording medium with an electron beam
US7522362B2 (en) Amplitude servo pattern, magnetic recording medium and the manufacturing method, patterned magnetic transfer master substrate used in the manufacturing method, and magnetic recording/reproducing apparatus
JP4473828B2 (ja) 磁気ディスクのフォーマット方法
JP4628273B2 (ja) 記録再生装置
JP2003272142A (ja) 磁気転写用マスター担体
US7630156B2 (en) Magnetic recording medium, recording/reproducing apparatus, and stamper for manufacturing a magnetic recording medium
JP2004213700A (ja) 磁気記録媒体用マスタディスクならびに位置決め装置および方法
JP2006228347A (ja) 磁気ディスク製造方法
JP2008204493A (ja) ディスクリート型の磁気記録媒体
JP4335220B2 (ja) 磁気ディスクのフォーマット装置
JP4459182B2 (ja) 磁気ディスクのフォーマット方法
JP2008010028A (ja) 垂直磁気記録媒体の磁気転写方法、垂直磁気記録媒体及び磁気記録装置
JP2008152825A (ja) ディスクリート型の磁気記録媒体
JP4992581B2 (ja) 磁気ディスク、磁気ディスク装置、および磁気ディスクの製造方法
JP4628272B2 (ja) 記録再生装置
JP4050124B2 (ja) 磁気ディスク媒体への情報記録方法および磁気ディスク媒体
JP2010244598A (ja) 磁気ディスク製造方法およびスタンパユニット
JP2002367165A (ja) 高密度磁気記録媒体に対する磁気転写方法
JP2004095052A (ja) マスター情報担体とその製造方法および磁気記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081020

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090612

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090623

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090724

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20091203

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20091204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100209

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100305

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130312

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150