JP4473066B2 - オートフォーカス装置 - Google Patents

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Description

本発明はオートフォーカス装置に関するもので、半導体レーザ光源からの光束で対物レンズの焦点位置近傍に設置される物体表面を照明し、その反射光を用いて対物レンズ焦点位置と物体表面間の距離を求め対物レンズ位置を補正するようにしたものである。
半導体レーザを光源とする光学系で観察する物体の表面を照明し、その表面形状を観察測定する装置は各種の分野で使用されている。このような装置で問題となることの1つにオートフォーカス時の精度があげられる。
この精度を左右する原因の1つに散乱光の問題がある。この散乱光とはスペックル現象による干渉縞や、物体面に付けられたキズ、極端な凹凸(突起)などによって生じる部分的な高輝度反射光をいい、この散乱光が発生するとオートフォーカス測定時に全体の測定光の分布が影響を受けてしまい正確な測定が損なわれてしまう。上記したスペックル現象は周知のように、表面形状が不規則な物体の各点から散乱される反射光が互いにランダムな位相関係で、幾つも重なり合った結果生じる干渉縞と考えられていて、その不安定な発生状態がオートフォーカス精度を左右する原因となっている。しかもこのスペックルはレーザを光源として使用する限り、レーザ光自身が持つ光の性質や測定する物体の表面粗さ程度とその角度、測定装置に加えられる各種の振動などによってどうしても発生してしまう。従ってこのような散乱光の発生を抑えるための工夫、或いは発生してしまった散乱光を抑制し浄化するための手段を設置することが、オートフォーカス精度を向上することになる。
このような散乱光に対してこれまでは、観察する物体表面からの反射光を途中で加工するようにした散乱光浄化手段を新たに設置して対応するようにしているものが多い。例えば物体表面からの反射光をビデオ情報として取り出し、それをデジタル化して記憶し、そのデジタル画像の中から最大輝点となる位置を求めてその位置を、物体表面が存在する位置として認識するようにしたものがある(特許文献1)。また物体表面からの反射光を2つに分割して取りだし、それぞれを別個の検出器で検出できるよう2つの光学系を形成し、両者を比較するようにしたものも知られている(特許文献2)。しかしいずれも複雑な手段や特別の光学系を別途設置しなければならず、装置全体が大型化して高価となってしまっていた。
特開平7−55421号公報 特開平6−213658号公報
本発明は上記散乱光の問題を解決し、安定した正確な観察測定ができるようなオートフォーカス装置を求めることである。それもレーザ光源を使用するにも係わらず、複雑な手段や特別の光学系を設置することなしに物体表面で発生するスペックル問題も解消し、併せて小形で安価なオートフォーカス装置を求めることである。
上記目的を達成するため本発明は、半導体レーザ光源と、この光源からの光束を受けて平行光束とするレンズと、このレンズからの平行光束を受けて物体の表面位置近傍に焦点を結ぶ対物レンズと、レンズと対物レンズ間の平行光束中に設置され、対物レンズが照明した物体からの反射光を受けて多分割フォトダイオードで構成した受光部側に反射するビームスプリッタと、このビームスプリッタからの反射光束をシリンドリカルレンズを介して受け、前記受光部に測定光として投影する結像レンズと、で測定光学系を構成し、受光部に投影された測定光の形状に応じて対物レンズを光軸方向に上下動し、物体表面位置に対する対物レンズの焦点位置を求めるようにしたオートフォーカス装置において、レンズとビームスプリッタ間の平行光束中に複数の孔を規則性を持って配置した多孔フイルタを設置し、この多孔フイルタを通過し回折現象で分散された夫々の光束を、対物レンズでその焦点位置近傍に設置される物体表面上に多点状にして結像し、その結像位置からの多点状反射光を受光部に向かわせ、この多点状反射光の集合を1つの測定光として対物レンズの焦点位置を求めるようにしたことを特徴とする。
請求項2の発明によるものは、請求項1記載のオートフォーカス装置において大サイズ孔を複数配置した大サイズ孔フイルタと、小サイズ孔を複数配置した小サイズ孔フイルタを、孔同士が重ね合うよう対にして配置し、両孔を通過した光束が物体側に向かうようにした多孔フイルタとしたことを特徴とする。
請求項3の発明によるものは、請求項1記載のオートフォーカス装置において対物レンズの焦点距離に応じて孔のサイズ、配列ピッチを変えた多孔フイルタとしたことを特徴とする。

本発明は半導体レーザ光源からの光束で対物レンズの焦点位置近傍に設置される物体表面を照明し、その反射光を多分割フォトダイオードで構成した受光部に導く測定光学系を使用する。そしてこの光学系中の光源と対物レンズ間に、孔配列に規則性を持たせた多孔フイルタを設置する事を特徴とする。それによって物体表面は多孔フイルタを通して照明されるが、より具体的には多孔フイルタで発生した回現象による回パターンで多点状に分散照明される。それによって受光部上には回パターンで多点状に分散照明された物体表面からの反射光と、この反射光によって発生するであろう散乱光が測定光となって投影される。この測定光によって物体表面位置に対する対物レンズ焦点位置を求めていく。従ってこれまで受光部上に投影された1つの測定光だけで判定していた物体表面位置に対する対物レンズ焦点位置は、多分割フォトダイオードのそれぞれに分散して投影された測定光によって判定されるようになる。それによって物体上に発生したスペックルやその他の散乱光もその形状、数、発生場所などにかかわらず各測定光の一部として検出され、分散された測定光の数に応じて散乱光自身が抑制され浄化されたようになる。そのため物体表面は不安定な散乱光から解放され、安定した正確な表面形状が捉えられようになる。このような受光部からの信号を演算部に向かわせ対物レンズ位置を求めるようにしたので、対物レンズ焦点位置と物体表面位置間の距離を正確に測定しオートフォーカスを実施することが出来る。それも測定光学系中に多孔フイルタを設置するだけという単純な構成であるから、複雑な手段や特別の光学系を新たに設置することもなく、全体として小形で経済的にも安価な装置を提供することが出来る。
以下に本発明に係わる装置について図面を参照しながら説明する。図1は一般的な従来装置を測定光学系1を中心として示したものである。半導体レーザ光源2からの光はレンズ3によって平行光束となり、ビームスプリッタ4を経て対物レンズ5によってその焦点位置近傍に設置される物体6の観察面上を照明する。物体6表面の観察面が対物レンズ5の焦点位置近傍にあれば、観察面からの反射光がビームスプリッタ4に向かい、そこで90度反転して結像レンズ7で集光され受光部8に達する。9は光路中に設置されたX、Y方向の2つのシリンドリカルレンズである。受光部8は例えばフォトダイオード8PやCCD8Cなどで構成され、受光部を4分割フォトダイオード8Pとすれば、その各ダイオードからの出力は演算部11に送られ各出力値が比較され、その結果が駆動制御部12に伝えられ対物レンズ5を光軸方向に移動させる。また受光部をCCD8Cに切り替えればその出力を表示部10に送って物体表面の像として表示する。
図2は受光部8Pと、この受光部8Pからの信号を受けて演算する演算部11の関係を示した説明図である。図1において物体6は測定光学系1内の対物レンズ5焦点位置近傍に位置していて、スペックルが一切発生しない状態にあると仮定したとき、物体6表面からの反射光束は、図2Aのように受光部8Pを構成する4つのフォトダイオードa〜dの中心部に投影される。図ではこの中心部に投影された1つの測定光束を13として示してある。このような状態にあるとき受光部8Pが検出した測定光の出力を受ける演算部11は、各フォトダイオードa〜dの出力に基づいて、
((a+c)−(b+d))/(a+b+c+d)・・・・・・・1式
の除算を実施する。測定光束13は前記のように受光部8Pの中心部に投影されているから除算の結果は「0」となり、この「0」を出力して図1の駆動制御部12に送り出す。しかし駆動制御部12は「0」信号のため動作せず、対物レンズ5は静止したままで移動しない。それによって対物レンズ5の焦点位置と測定する物体6の表面位置は一致していて、両者間の距離は「0」と認識される。
図2Dはこの演算部11からの出力状態を説明するもので、横軸は光学系対物レンズ5のZ方向の位置を表し、縦軸は演算部11の出力電圧を示している。受光部8Pでの投影状態が図2Aのような状態にあれば、演算部11の演算結果は「0」であるから横軸と縦軸の交点位置14が出力電圧となり、その結果、駆動制御部12は動作しないままとなる。物体6の観察面位置に対して対物レンズ5の焦点位置が何等かの理由によって図1の6aのように光軸方向光源側に位置して焦点誤差を生じているとき、受光部8Pに投影される反射光束はシリンドリカルレンズ9の作用によって図2Bの様な右肩上がりの斜体15となる。そのため受光部8Pを構成するフォトダイオードからの出力は(a+c)<(b+d)となる。従って演算部11が実施する1式の演算結果はマイナスとなり、図2D上で縦軸を中心として左側での判定となる。仮に1式の結果を−4vとしたとき、その時の対物レンズ5位置16を測定すると横軸のように−0.4mmが得られる。そのため図上、交点14位置とレンズ位置16間のずれが図1の物体6観察面位置と対物レンズの焦点位置6aのずれとなる。
こうして得られた−4vの信号が演算部11から駆動制御部12に伝えられると、駆動制御部12は観察面位置が−0.4mm離れていると判断し、対物レンズ5を光軸上で光源側に移動させていく。この移動に伴って受光部8Pで受ける光束は次第に図2Aの光束13状態に近づき、位置16が交点位置14方向に徐々に近づいていく。そして最終的には図2Aの基本測定光束13状態となって駆動制御部12からの信号も停止する。
一方、物体6の観察面位置に対して対物レンズ5の焦点位置が、図1の6bの様に光源2から遠ざかる方向に位置して焦点誤差を生じる場合もある。そのときは受光部8Pに導かれる物体表面からの反射光束は図2Cの様に左肩上がりの斜体17となる。そのため受光部8Pで光電変換された出力は(a+c)>(b+d)となって、1式の演算結果はプラスとなり図2Dの縦軸を中心として右側での判定となる。仮に2式の演算結果が+4vであったとすれば、その時の対物レンス位置を測定すると横軸のように+0.4mmが得られる。そのため図上、交点14位置とレンズ位置18間のずれが図1の物体6観察面位置と対物レンズの焦点位置6bのずれとなる。こうして得られた+4vの信号が演算部11から駆動制御部12に伝えられると、駆動制御部12は観察面位置が+0.4mm離れていると判断し、対物レンズ5を光軸上で光源2から離れる方向に移動していく。この移動に伴って受光部8Pで受ける光束が次第に図2Aの光束13状態に近づくと、位置18は交点位置14方向に徐々に近づき、最終的には図2Aの基本測定光束13状態となって駆動制御部12からの信号も停止する。
以上のように対物レンズ5の焦点位置と物体6表面の位置関係は、図2Dの様に位置16、交点14、位置18を結ぶライン19によって決定され、このライン19上で対物レンズ5を光軸方向に移動させることになる。対物レンズ5をこのライン19に沿って正確に移動させるためには物体表面からの反射光束が受光部8P上に測定光として投影されたとき、光束13、15、17のそれぞれを明瞭に区別し識別できることが重要となる。
しかしながら通常の測定作業では散乱光の影響を考慮しなければならない。特に予測不能なスペックルの発生は距離の測定に影響を与える。例えば、対物レンズ5焦点位置と物体6表面の測定面間距離は1μm程度の範囲でピントを保つ関係にあるが、両者間の相対的な距離が近づけば近づくほど、つまり対物レンズ5の焦点位置と物体表面位置が一致してくるほどスペックルは発生しやすくなる。一般的にスペックルのパターンサイズは光源による物体表面上の照射面積に反比例するとされているが、スペックルパターンが大きくなれば物体表面からの反射光分布に歪みが生じて識別に影響が生じるようになって、前記した図2の光束13、15、17の明確な区別が困難となり、受光部8Pは焦点誤差のある出力を演算部11に送り出してしまう。
このように散乱光の内、特にスペックルの問題はレーザ光源のスポットを絞って光触針部となる照射面積(フォーカスポイント)を小さくすればするほど発生しやすくなり、また対物レンズの焦点位置を物体表面に近づけてピント精度を高めれば高めるほどスペックルが発生しやすくなるというやっかいな状態にある。傷などによって発生する散乱光の対策は比較的一義的に対処できるので、以下はこのスペックル対策を中心として説明していく。
図3は上記したようなスペックルが発生したとき受光部8P上に投影される測定光の状態を示した説明図である。図においてAは受光部8P上に物体6からの反射光束が焦点誤差もスペックルもない状態で投影した基本測定光束13を示している。この様な基本状態にある時、受光部8Pからの出力は(a+c)=(b+d)であり、前記1式による除算結果は「0」となる。図のB〜Eはスペックル20が発生したときの幾つかの例を示したもので、Bは受光部8Pのa部にスペックル20−1が発生し、その結果、図の右側に示したように測定光束13のa部に欠落が生じた光束13aとなり、(a+c)<(b+d)として認識されてしまう例である。そのため本来基本光束13として受光部8Pに投影されたにもかかわらず、スペックル20−1によって演算部11は図2Bの光束15に類似したものと判断してしまう。Cは受光部8Pのa、b部に幾つかの小さなスペックル20−2が群として発生したもので、やはり光束13として認識されるべきものが、a、b部の一部が欠落した光束13bとして認識されてしまう例である。しかしこの場合、演算部11は(a+c)≒(b+d)と判断するので対物レンズ5は移動しない。同じくDはb、d部にスペックル20−3が発生して、その結果図2Cの斜体17に類似した光束13cとされ、(a+c)>(b+d)と認識されて焦点誤差を起こしてしまう例である。Eはa、b、c、d部にスペックル20−4が発生し、その結果図2のA、B、Cに属さない中空形状の光束13dとなってしまっている。このように幾つかの条件の積み重ねによって多種のスペックルが発生するが、BからEに例示したものだけでなくその形状、サイズは様々に変化して安定せず、検出される測定光13は複雑に変化してしまう。それらによって受光部上での検出作業は不安定となり、演算部11の判定作業が複雑となって、その結果は信頼性の低いものとなる。
以上の説明は受光部8P上に測定光束13が投影された状態を示しているが、CCD8Cを設置したときもスペックル20は同じように発生する。そのため受光部8C上で図3B〜Eの光束13a〜13dの様な変化を繰り返したり、或いは一部が欠けた状態や光束の境目がぼやけた不鮮明な反射光となる。これを表示部10で確認すれば像自身が安定せず不鮮明なものとなる。従って受光部8C、8Pのいずれを光学系中に設置する場合も、この発生したスペックルを抑制し浄化することが重要となる。尚、前記の受光部8P、8Cを切り替える手段は特に図上では示していないが、機械的な方法や光学的な方法などを採用することが出来る。
図4は図1と同様に測定光学系1を中心として示した本発明による実施例1の説明図である。図Aにおいて21は光学系1中の光源2と対物レンズ5間に設置した多孔フイルタで、図Bの平面図のように薄板状の基板に多数の孔22が規則性を持って配置されている。光源2からの光束はレンズ3によって平行光束となり、この多孔フイルタ21を経てビームスプリッタ4、対物レンズ5から物体表面6を照明する。そしてその反射光束は対物レンズ5、ビームスプリッタ4、シリンドリカルレンズ9、結像レンズ7を経て受光部8に達する。このとき物体表面6上は、多孔フイルタ21の孔22を通過した光束が対物レ ンズ5によってその焦点位置近傍に結ばれることで照明されるが、それは多孔フイルタ21を通過することで各孔22に発生する回折現象の回パターンによって多点に分散したものとなる。この照明を受けると物体表面からの反射光も分散され、その反射光によって発生するであろうスペックルと共に受光部8に向かう。受光部8は図1と同じようにフォトダイオード8PやCCD8Cで構成され、フォトダイオード8Pが受光部として光学系中に設置されているときは、その出力が演算部11、駆動制御部12に伝えられ対物レンズ5を光軸方向に移動する。CCD8Cが光学系中に設置されているときは、その受光信号が表示部10に送られ物体表面の像を表示する。
図4Bは多孔フイルタ21の平面図で、この例では3×3個の孔22がピッチp1、p2で格子状に配列されている。この配列は図のような格子状だけでなく同心円状や、例えば60度の角度を持った格子状、或いは点対称など、何等かの規則性を持っていれば任意のものを選択することが出来る。このような多孔フイルタ21を光学系1中に設置すると、レンズ3による平行光束の照射を受けるが、図Bではこのレンズ3による照射域を3aとして表している。照射域3a中の各孔22を通過した光束が対物レンズ5によってその 焦点位置近傍に設置された物体6を照明すると、つまり物体6表面が多孔フイルタ21の孔22配列に基づく分散した照明を受けると、その照明光によって反射光が生じる。実際には多孔フイルタ21を通過した光束によって回現象の回パターンが生じ、そのパターンが対物レンズ5によって物体表面上に結ばれ多点状に分散照明される。この照明によって多点に分散された反射光が発生し、それが測定光として受光部8に向かう。このとき物体表面にスペックルが発生していれば、そのスペックルも反射光の一部として共に受光部8に向かって測定光となる。
図5は多孔フイルタ21と回パターンを説明するための図である。図Aにおいてレンズ3からの平行光束3bが多孔フイルタ21を照射すると、孔22を通過する光束と遮断される光束となる。通過する光束は回現象によって各孔22毎に中心部の0次光23と+1次光24a、−1次光24b、+2次光25a、−2次光25b・・・・となる。して対物レンズ5を経て物体6面に向かうと、孔22毎の0次光23、+1次光24a、−1次光24b・・・がそれぞれ集約されて物体6面上に結像し1つの照明光となる。例えば図5Aに示した3つの孔22からの各0次光23は集約されて1つの照明光23Aとなり、+1次光24aも3つがまとめられて1つの照明光24Aとなる。そして−1次光24bも1つにまとめられて照明光24Bとなり、+2次光25aも1つになって照明光25Aとなる。−2次光25bも3つが集約されて1つの照明光25Bとなる。この例では2次光までしか示していないが3次光、4次光・・・の発生する場合もあり、それらも同じようにそれぞれ集約されて物体6面上に結像し1つの照明光となる。こうして得られて照明光23A〜25B・・・の全体で1つの回パターンPTとなる。
従って物体表面はこの回パターンPTを形成する各照明光23A〜25B・・・によって分散照明されることになる。各照明光の明るさは、図5Bに示したように0次光23による照明光23Aが最も高く、+1次光24aと−1次光24bによる照明光24A、24Bは同じ明るさではあるが0次光よりは低く、±2次光25a、25bによる照明光25A、25Bは1次光よりも更に低くなる。これをグラフとして表したものが図5Bの26である。
パターンPTについてさらに説明する。図5Aの例では多孔フイルタ21の3つの孔22を通過した各光が0次光23〜±2次光25a、b・・・となり、それが対物レンズを経て照明光23A〜25A、B・・・としてまとめられ、回パターンPTとなって物体6面上に結像し照明する例となっている。実際の回折パターンは多孔フイルタ21の構成によって決定されるが、図4Bのフイルタ21を例としたときの回パターンを図5Cに平面図として示した。図において孔22毎に発生した0次光23は中心に位置し、1次光24、2次光25・・・がその周辺に位置する。そしてその全体で物体6上を多点状に分散して照明する。分散された照明光は図5Bに示したように中心部の光量が多く、周辺にいくにしたがって少なくなっていく。この分散される照明数や照明点の配置状態は、多孔フイルタ21に設けた孔22の大きさやその形状、配列ピッチpなどによって決定される。また図5Cに示した回パターンPTの照明光23A〜25B・・・はいずれも丸型となっているが、これは前記のように図4Bの多孔フイルタ21に設けた孔22が丸型となっているためで、四角状のものとする事もできる。
このような各照明光23A〜25B・・・が物体6を照明すると、その反射光は前記した光学系を経て受光部8に向かう。このとき反射光と物体表面の粗さ程度などの条件によってはスペックルが発生する。そのスペックルの内容は様々のものになると考えられる。例えば図6Aに示したように0次光23によって得られた照明光23Aで照明された物体6からの反射光が、図3Aのように焦点誤差もスペックルも発生していない基本光束13に相当する光束13aであったとしても、図6Bのように+1次光24aによる照明光24Aで照明された物体6からの反射光は、図3Bに示したようなスペックル20−1を含んだ光束になってしまう事も考えられる。同様に図6Cのように−1次光24bによって得られた照明光24Bで照明された物体6からの反射光が図3Cに示したようなスペックル20−2を含んだ光束になってしまうことも考えられる。また図5Cには示していないが3次光や4次光による照明光束にもそれぞれ独自の、または他の照明光と同じようなスペックルが発生する可能性がある。従って各照明光23A〜25B・・・で照明された物体6からの反射光は、図6Dの23AR〜25BR・・・の様に個々に変化したものになると考えられる。しかしながら1つ1つの反射光がスペックルによってどのような形に変化したとしても、全体としては全てが受光部に向かって測定光となる。
図7は受光部8Pと回パターンPTの関係を示した説明図である。図において受光部8Pは図2などで説明したように4つのフォトダイオードa〜dで構成されていて、その全面に回パターンPTで照明された反射光が投影される。仮に投影された全反射光23A〜25B・・・が図6Aの光束13aと同じように焦点誤差もスペックルも発生していないとすれば、受光部8Pの各フォトダイオードa〜dが受光する反射光数は同数なので、それぞれ同じ量の光を測定光として検出する。また図6Dで説明したように各反射光がそれぞれ異なる内容のスペックルを含んでいたとしても、各フォトダイオードa〜dのそれぞれは必ず回折パターンによって割り当てられた数だけの反射光を受けとる。即ち、各フォトダイオードa〜dのそれぞれは反射光数をフォトダイオード数で分割した数だけ受光する。従って各フォトダイオードはそれぞれ測定光を平均化された光量と見なして検出する。
この検出された信号は演算部11に送り出されて物体表面位置に対する対物レンズ焦点位置を算出するから、対物レンズの焦点位置は回パターンPTによって形成される照明光の数によって算出されることになる。つまりこれまでは受光部8に投影された1つの反射光を全測定光、例えば13として検出し、その1つだけの検出信号で対物レンズの焦点位置を判定するようにしていた。そのため測定光13中にスペックルが少しでも発生すれば、図3のように判定精度に大きな影響が生じていた。
しかし本発明では回現象を利用して回パターンPTを発生させ、これで物体を照明し多点状に分散した照明光23A〜25B・・・を発生させ、その反射光を受光部8Pに投影して多点状の分散測定光を得るようにした。それによって対物レンズの焦点位置は分散測定光全体で求められるようになり、1つ1つの測定光中にスペックルが発生したとしても、それは1つの測定光のバランスが変化するだけとなる。従って多点に分散した測定光の検出に変化の生じることが少なくなり、あたかもスペックルが抑制され浄化されたかのようになる。これで図6で説明したような様々のスペックルが物体表面上で発生したとしても、全フォトダイオードa〜dを同じ環境の基で作用させることが出来る。
図8は図2と同じように受光部8Pに投影された回パターンの反射光と演算部11の関係を示した説明図である。図においてAは対物レンズ5の焦点位置と物体6表面位置が一致しているとき、受光部8Pに投影された回パターンPTの反射光PT13Rを示している。この反射光PT13Rが受光部8Pで検出されると演算部11は前記した1式を実施する。しかしその結果は「0」なので駆動制御部12は動作しない。
これに対し図Bは、図2Bと同じように物体6表面に対して対物レンズ5の焦点位置が図1の6aのように光源2側に位置していて、焦点誤差を起こしているときの受光部8P上に投影された回パターンの反射光PT15Rを示しており、回折パターンPTの反射光が、シリンドリカルレンズ9の作用を受けて右肩上がりの斜体となっている。この様な斜体PT15Rパターンを受光部8Pが検出すると、演算部11は(a+c)<(b+d)と判定して駆動制御部12に指令を出し、対物レンズ5を移動してその位置を補正する。図8Cは対物レンズ5の焦点位置が図1の6bの様に光源2から遠ざかる側に位置していて、焦点誤差を起こしているときの受光部8P上に投影された回パターンPTの反射光PT17Rを示しており、図2Cと同じように回パターンPTがシリンドリカルレンズ9によって左肩上がりの斜体になっている。受光部8Pがこのような左肩上がりの斜体パターンPT17Rを検出すると、演算部11は(a+c)>(b+d)と判定して駆動制御部12から対物レンズ5に移動指令を出し、その位置を補正する。
このように回パターンによる多点状の分散照明光を物体上に結像させることによって、受光部8Pはその分散反射光を測定光として確実に検出するので、演算部11は反射光を光束PT13R、PT15R、PT17Rとして明瞭に区別し識別することができる。

次に多孔フイルタ21をさらに発展させた実施例2について説明する。図9は多孔フイルタ21に設けた孔22のサイズと回パターンPTの関係を示した説明図である。図Aは図5Aと同様のもので、多孔フイルタ21に設けた1つの孔22から0次光23、+と−の1次光24a、b、+と−の2次光25a、bが発生している。この0次光23と両1次光24間は角θ1で、1次光と2次光25a、b間もほぼ同じ角度となっている。このような照明光によって物体6上には図Bのような回パターンPTが投影される。この図Bは図5Cと同じものである。これに対し図9Cは多孔フイルタ21の孔22を図Aの孔22より大サイズ孔22Lとしたフイルタ21Lである。このような大サイズ孔22Lの時、0次光23Lに対する1次光24aL、24bLはθ2の角度で発生する(θ2<θ1)。そして2次光は発生しない。そのため回パターンPTによる照明光は図Dのように配列ピッチが密となり、0次光23L周辺が集中して照明されるようになる。そのため図9Bのように照明光を分散して物体上に結像させるという機能が薄れてしまう。またこのように照明光が0次光23L周辺に集中してしまうとスペックルもそこに集中するということになり、演算部11の判定精度に影響が生じる事も懸念される。
上記した図9C、9Dの説明は1つの大サイズ孔22Lの時の説明となっているので、これを例えば図4Bのように任意ピッチpで複数配置したものとすれば、配置数に応じて分散した照明光を例えば図10のように得ることが出来る。この図10は大サイズ孔フイルタ21Lで得られた回パターンPTの一部を示したもので、5つの分散照明光となっている。しかしこのような大サイズ孔フイルタの場合、大サイズ孔と大サイズ孔の中間部では照明光が得られず、また大サイズ孔22L毎に集中するであろうスペックルを防ぐことが出来ない。一方、前記した図9Aの小サイズ孔22の場合は、物体6上では図9Bのように各照明光を分散した状態で得ることが出来る。しかし逆に小サイズ孔の配列ピッチによっては照明光同志が互いに接近しすぎ、連続した1つの大サイズ照明光のようになってしまう場合もある。このような場合、多点に分散したにもかかわらず1つの大サイズ測定光を測定するのと同じ結果になってしまうから、照明光同志が互いに接近しすぎるのを防ぐ様にしなければならない。しかし小サイズ孔22の配列ピッチを大きくするなどの処置をしたとしてもピッチを大きくした分だけ受光部8が受ける全体光量が低下してしまうという弊害が生じる。
このように多孔フイルタ21の孔22サイズと配列ピッチは照明光の生成と測定光の検出結果に重要な役割を持つので、対物レンズの焦点距離により変化させることが望ましい。
図11は上記問題を解決する多孔フイルタ21について説明するものである。図Aは図4の測定光学系1中に大サイズ孔22Lの多孔フイルタ21Lと小サイズ孔22の多孔フイルタ21を着脱自在に設置したときの例を示す説明図である。図においてレンズ3からの平行光束3bは孔同士が重ねあうようにして対になって設置される多孔フイルタ21L、21の内、まず大サイズ孔フイルタ21Lを照射する。この大サイズ孔フイルタ21Lは図9Cで説明したものと同じであるが、そこには大サイズの孔22Lが任意数設けられている。この孔22Lを通過するとき図9Cで説明したような回現象を起こし、発生した光束は次の小サイズ孔フイルタ21に向かい遮断されるものと孔22を通過するものとになる。小サイズ孔22を通過した光束は図9Aで説明した回現象を起こし回パターンを発生する。この回パターンは小サイズ孔フイルタ21だけによる回現象に加えて前記した大サイズ孔フイルタ21Lの回現象の影響も受ける。そのため全体としては小サイズ孔フイルタ21だけによる多点状分散照明光よりもそれぞれが太め状の照明光となる。
図11Aではビームスプリッタ4や対物レンズ5は省略してあるが、小サイズ孔フイルタ21からの0次光23、+と−の1次光24a、bと+と−の2次光25a、b・・・が発生している状態を示している。
図11Bは大サイズ孔フイルタ21L側から物体6方向を見たときの例を拡大して示したもので、大サイズ孔22Lの内部に小サイズ孔22を幾つか見ることが出来る。この小サイズ孔22を通過したそれぞれの光束が現象を起こし、前記した太め状回パターンを発生して物体6を照明する。
このように2種の孔サイズを持った多孔フイルタ21、21Lを光学系1中に設置すれば、まず大サイズ孔22Lで光束3bが部分的にカットされて制限され、孔22Lを通過した光束だけが小サイズ孔22に向かう。そして小サイズ孔22を通過することで再度分散化されて物体上を照明する光となる。それによって物体上で、或いは受光部8P上で大サイズ孔22Lと小サイズ孔22の機能が発揮され、小サイズ孔22同志が接近しすぎて連続した1つの大きな反射光、或いは測定光となるのを防止することが出来る。また両多孔フイルタ21、21Lはその孔サイズを種々変換したものを複数種用意しておき、それを光学系1中に選択して設置することによって、例えば対物レンズ5の焦点距離によってそれらを使い分けることができ、最適の照明光を求めることが出来る。同様に図11Aに示した両多孔フイルタ21、21L間のスペースWを加減することで照明光などの調整を行うことが出来る。
上記した多孔フイルタ21の光学系1中に着脱する機構や、スペースWを加減する機構は、ここでは開示しないが任意の公知手段を採用することが出来る。また大サイズ孔フイルタ21Lの孔22Lの大きさを1〜1.5mm、小サイズ孔フイルタ21の孔22の大きさを0.3〜0.5mmとし、両フイルタ間のスペースを0〜1mmとして光学系中に設置し、物体6を照明したとき良好な結果が得られた。
以上、実施例1、2に基づいて説明してきたが、測定光学系1は最も単純な形を例として示してあり、用途に応じて種々変換できることは明らかである。また受光部8Pは4分割だけでなく、2分割など測定に要求される精度に応じて選択することが出来る。この場合演算部10で行われる前記した1式の演算は、分割数に応じたものに変更する。
従来の一般的な測定装置の光学系を示した説明図。 受光部に投影された像と演算部の関係を示した説明図。 スペックルと受光部上に投影された測定光を説明する図。 本発明の実施例1を説明する図。 多孔フイルタと回パターンを説明する図。 照明光とスペックルの発生状態を説明する図。 受光部と回パターンを説明する図。 受光部に投影された回パターンと演算部の関係を示した説明図。 実施例2を説明するための多孔フイルタの孔サイズと回パターンについて説明する図。 大サイズ孔フイルタによる回パターンの説明図。 2つの多孔フイルタを説明する図。
符号の説明
1・・・測定光学系 2・・・半導体レーザ光源 3・・・レンズ 4・・・ビームスプリッタ 5・・・対物レンズ 6・・・物体 7・・・結像レンズ 8・・・受光部 9・・・シリンドリカルレンズ 10・・・表示部 11・・・演算部 12・・・駆動制御部 13・・・測定光束 14・・・交点 15・・・測定光束 17・・・測定光束 19・・・ライン 20・・・スペックル 21・・・多孔フイルタ 22・・・孔 23・・・0次光 24・・・1次光 25・・・2次光

Claims (3)

  1. 半導体レーザ光源と、この光源からの光束を受けて平行光束とするレンズと、このレンズからの平行光束を受けて物体の表面位置近傍に焦点を結ぶ対物レンズと、レンズと対物レンズ間の平行光束中に設置され、対物レンズが照明した物体からの反射光を受けて多分割フォトダイオードで構成した受光部側に反射するビームスプリッタと、このビームスプリッタからの反射光束をシリンドリカルレンズを介して受け、前記受光部に測定光として投影する結像レンズと、で測定光学系を構成し、受光部に投影された測定光の形状に応じて対物レンズを光軸方向に上下動し、物体表面位置に対する対物レンズの焦点位置を求めるようにしたオートフォーカス装置において、レンズとビームスプリッタ間の平行光束中に複数の孔を規則性を持って配置した多孔フイルタを設置し、この多孔フイルタを通過し回折現象で分散された夫々の光束を、対物レンズでその焦点位置近傍に設置される物体表面上に多点状にして結像し、その結像位置からの多点状反射光を受光部に向かわせ、この多点状反射光の集合を1つの測定光として対物レンズの焦点位置を求めるようにしたことを特徴とするオートフォーカス装置。
  2. 大サイズ孔を複数配置した大サイズ孔フイルタと、小サイズ孔を複数配置した小サイズ 孔フイルタを、孔同士が重ね合うよう対にして配置し、両孔を通過した光束が物体側に向 かうようにした多孔フイルタとしたことを特徴とする請求項1記載のオートフォーカス装置。
  3. 対物レンズの焦点距離に応じて孔のサイズ、配列ピッチを変えた多孔フイルタとしたことを特徴とする請求項1記載のオートフォーカス装置。
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