JP2009258022A - 変位検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被測定面の面粗度の影響による誤差を緩和させると共に、測定目的に応じた最適な精度で被測定面の変位を検出する。
【解決手段】光源102から射出された射出光Lは光調整部材130Aに入射され、光調整部材130Aにより射出光Lの解像度が調整される。光調整部材130Aでは、射出光Lの近軸光線が遮光されて、射出光Lの解像度が低下するように調整される。解像度が調整された射出光Lは、第1の対物レンズ114により被測定面TGに集光される。被測定面TGにはビーム径が広がった状態の射出光Lが集光される。被測定面TGに集光された射出光Lは被測定面TGで反射され、反射された反射光Lrが受光素子120によって受光される。これにより、非接触センサ100Aの分解能を低下させることができ、被測定面TGの面粗さの影響による測定誤差を緩和させて、より正確に被測定面TGの変位を検出することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、光学的非点収差法を用いて対物レンズと被測定面との間の変位を検出するようにした変位検出装置に関する。詳細には、光源と対物レンズとの間に光調整部材を配置して被測定面に集光される射出光の解像度を調整したり、対物レンズと受光素子との間に光調整部材を配置して被測定面で反射する反射光の入射角を規制することで、被測定面の面粗度を正確に測定するものである。
従来から、被測定面の変位や形状を測定する装置として変位検出装置が広く利用されている。変位検出装置では、非接触センサの光源から射出したレーザ光を対物レンズを介して被測定面に集光し、被測定面で反射した反射光から非点収差法によりフォーカスエラー信号を生成する。そして、このフォーカスエラー信号を用いてサーボをかけて対物レンズの焦点距離を移動させて調整し、対物レンズに連結部材を介して一体的に取り付けられたリニアスケールの目盛を読み取ることで被測定面の変位を検出する。
しかし、上述した変位検出装置ではフォーカスエラー信号自体のリニアリティが悪いため、高い検出精度が得られないという問題があった。そこで、特許文献1には、非接触センサのフォーカスエラー信号に対応する校正された出力信号を校正テーブルから出力するようにした変位検出装置が提案されている。この変位検出装置においては、変位検出の高精度化を図るために、対物レンズの開口数(NA:Numerical Aperture)を大きくして被測定物に集光させる光ビーム径を小さくしている。射出光のビーム径(波長)として例えば2μm程度のレーザ光を用いており、数nm〜100数nm程度のリニアスケールの検出精度を得ている。
特開平5−89480号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示される変位検出装置では、変位検出装置の高分解能化に伴い、射出光が被測定面上の加工による凹凸や表面上に付着したゴミ等までも過剰に検出してしまう場合がある。このような場合には、被測定面の面粗度により射出光が散乱反射してしまうので、ノイズ成分の影響が大きくなり、測定誤差が生じてしまうという問題がある。さらには、被測定面の面粗度を高精度に検出してしまうため、被測定面の凹凸波形が大きく出力されてしまい、本来求められる被測定面の変位や形状等の変位情報が得られないという問題もある。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、被測定面の面粗度の影響による誤差を緩和させると共に、測定目的に応じた最適な精度により被測定面の変位を検出することが可能な変位検出装置を提供するものである。
本発明に係る変位検出装置は、上記課題を解決するものであり、光源と、当該光源から射出された射出光を被測定面に集光する対物レンズと、前記対物レンズにより前記被測定面に集光されて当該被測定面で反射された反射光を用いて前記対物レンズの焦点距離に基づいた変位情報を検出する受光素子とを有する非接触センサと、前記受光素子により検出された前記変位情報に基づいて前記対物レンズの前記焦点距離を調整する制御部と、前記対物レンズに連結部材を介して取り付けられたリニアスケールを有し、前記制御部により前記対物レンズの前記焦点距離が調整されたときの前記リニアスケールの変位量を測定する変位量測定部とを備え、前記光源と前記対物レンズとの間および前記対物レンズと前記受光素子との間の少なくとも一方には、前記射出光および/または前記反射光を通過させる開口部と、前記射出光および/または前記反射光のうち特定の光を遮光する遮光部とを有する光調整部材が配置されている。
本発明の変位検出装置において光調整部材を光源と対物レンズとの間に配置した場合、光源から射出された射出光は光調整部材に入射され、光調整部材により射出光の解像度が調整される。例えば、射出光は、光調整部材によって射出光の近軸光線が遮光されて、射出光の解像度が低下するように調整される。解像度が調整された射出光は、対物レンズにより被測定面に集光(結像)される。集光される射出光は、光調整部材により解像度が下げられており、ビーム径(ビームスポット)は光調整部材を用いない場合と比較して若干広がっている。被測定面に集光された射出光は被測定面で反射され、反射された反射光が受光素子によって受光される。
制御部は、受光素子により検出された変位情報に基づいて対物レンズの焦点距離を調整する。変位量測定部では、制御部により対物レンズの焦点距離が調整されたときの対物レンズの変位量を測定する。変位量測定部は、対物レンズに取り付けられたリニアスケールを有しており、対物レンズの焦点距離の調整に伴いリニアスケールも移動するので、このときのリニアスケールの変位量を測定する。
また本発明の変位検出装置において対物レンズと受光素子との間に光調整部材を配置した場合、集光された射出光は被測定面で反射され、反射光として光調整部材に入射される。光調整部材では、被測定面で反射した反射光のうち特定の入射角を有した反射光の入射が規制される。これにより、例えば、被測定面の測定において測定誤差を生じさせるような入射角を有する反射光の入射が規制され、特定の入射角を有する反射光のみが受光素子によって受光される。
本発明によれば、光源と対物レンズとの間に光調整部材を配置するので、解像度を低下させた射出光を被測定面に集光させることができる。これにより、非接触センサの分解能を低下させることができ、測定目的に応じた最適な検出精度により被測定面の変位を検出することができる。
また本発明によれば、対物レンズと受光素子との間に光調整部材を配置するので、被測定面の測定において測定誤差を生じさせるような入射角を有する反射光の入射を規制でき、被測定面の面粗度を正確に測定することができる。
[第1の実施の形態]
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
<変位検出装置の構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る変位検出装置10Aのブロック構成を示す図である。図1に示すように、変位検出装置10Aは、非接触センサ100Aと、制御部200と、サーボ制御部210と、アクチュエータ300と、変位量測定部400と、信号処理部404と、表示部140とを備える。なお、図1では非接触センサ100Aの構成を便宜上簡略化して図示している。
図2は、非接触センサ100Aの構成を示す斜視図である。図2に示すように、非接触センサ100Aは、光源102と、コリメートレンズ104と、光調整部材130Aと、偏光ビームスプリッタ108と、λ/4板110と、ミラー112と、第1の対物レンズ114と、第2の対物レンズ116と、非点成生レンズ118と、受光素子120とを有する。
光源102は、例えば半導体レーザダイオードやスーパールミネッセンスダイオード、発光ダイオード等から構成される。光源102は、レーザ光等の射出光Lをコリメートレンズ104に向けて射出する。コリメートレンズ104は、光源102から射出された射出光Lを平行光に変換する。平行光に変換された射出光Lは光調整部材130Aに入射される。
光調整部材130Aは、被測定面TGに結像される射出光Lのビーム径を光調整部材130Aが無い場合と比べて広げると共に、射出光Lの解像度を低くするための部材である。そのため、被測定面TGの面粗度が大きく、射出光Lのビーム径を絞り過ぎると被測定面TGの凹凸を過剰に検出してしまうときの対策に有効である。光調整部材130Aは、図2に示すように、コリメートレンズ104と偏光ビームスプリッタ108との間に配置される。
図3(A)は光調整部材130Aの構成を示す平面図であり、図3(B)はそのA−A線に沿った断面図であり、図3(C)は光調整部材130Aの機能例を説明するための図である。
光調整部材130Aは、図3(A)および図3(B)に示すように、平面視円形状をなすカバーガラス134と、このカバーガラス134上に積層された所定パターンからなる金属層136とで構成される。金属層136は、射出光Lの近軸光線を遮光する遮光部136aと、射出光Lを被測定面TGに向かって通過させる開口部132aとを有する。遮光部136aは、金属層136の中央部であって、かつ、光軸Lo上に位置するように設けられる。また遮光部136aは、平面視円形状をなし、少なくとも近軸光線を遮光可能な面積を有する。
開口部132aは、遮光部136aの外周縁に沿うようにして環状にパターン形成されている。開口部132aの開口径Tを調整することで、コリメートレンズ104からの平行光の通過する光量の調整が可能となっている。光調整部材130Aの外形や遮光部136a、開口部132aの形状は円形状や環状形状に限定されることはなく、矩形等の形状であっても良い。
光調整部材130Aは、例えばカバーガラス134上に金属層136を成膜し、成膜した金属層136をフォトリソグラフィーにより所定形状にパターニングすることにより形成される。金属層136には、例えばCr,Fe,Ni,Cu,Mg等の材料が用いられる。
このような構成により、図3(C)に示すように、コリメートレンズ104を通過して光調整部材130Aに入射した射出光Lは、射出光Lのうち近軸光線(第1の射出光)Lnが遮光部136aによって遮光され、近軸光線Lnの周辺の周辺光(第2の射出光)Lcが開口部132aを介してカバーガラス134(光調整部材130A)を通過する。また、開口部132aを通過する周辺光Lcは、開口部132aによってそのビーム径が若干広がった状態で光調整部材130Aを通過する。
図2に戻り、偏光ビームスプリッタ108は、光調整部材130Aを通過した射出光Lを透過させてλ/4板110に入射させる。λ/4板110は、入射された直線偏光である射出光Lを右向きの円偏光に変換する。λ/4板110を通過した射出光Lは、ミラー112によって被測定面TG側に反射され、第1の対物レンズ114に入射される。
第1の対物レンズ114は、所定の開口数を有するレンズ等からなる光学素子であり、焦点距離f1が合うように移動可能に設置されている。第1の対物レンズ114に入射された射出光Lは被測定面TGに集光される。被測定面TGに集光される射出光Lは、光調整部材130Aにより解像度が低下しており、ビーム径は光調整部材130Aを用いない場合と比較して若干広がっている。
被測定面TGに集光された射出光Lは、被測定面TGで反射される。被測定面TGで反射された反射光Lrは、第1の対物レンズ114を通過してミラー112で反射されてλ/4板110に入射される。
λ/4板110は、入射された右向きの偏光光である反射光をさらに右向きに回転させて、射出光Lと1/2波長ずれた直線偏光からなる反射光Lrに変換する。λ/4板110を通過した反射光Lrは、偏光ビームスプリッタ108に再び入射される。
偏光ビームスプリッタ108は、入射された反射光Lrが射出光Lに対して1/2波長ずれているため、反射光Lrを第2の対物レンズ116側に反射させる。偏光ビームスプリッタ108で反射された反射光Lrは第2の対物レンズ116に入射される。
第2の対物レンズ116は、所定の開口数を有するレンズ等からなる光学素子であり、入射された反射光を所定のビーム径で非点成生レンズ118に集光させる。非点成生レンズ118は、円柱を軸方向に2つに割った形状をなし、曲率がある断面では光を集光・発散させ、平面の断面内では光をそのまま透過させる。非点成生レンズ118に入射された反射光Lrは受光素子120に集光される。
受光素子120は、非点成生レンズ118により集光された反射光Lrに基づいてフォーカスエラー信号(変位情報)SFEを生成してサーボ制御部210に供給する。受光素子120は、4分割ダイオードにより構成されている。図4(A)〜(C)は、4分割ダイオードに集光される反射光Lrのビーム径を示す図である。被測定面TGが第1の対物レンズ114の焦点距離f1(図1参照)にあるときには、図4(A)に示すように、集光された光が円形の光スポットLRになる。また、第1の対物レンズ114が被測定面TGに対して焦点距離f1より遠ざかると、図4(B)に示すように、横に広がった楕円形の光スポットLRxになり、焦点距離f1より近づくと図4(C)に示すように、縦に広がった楕円形の光スポットLRyになる。
ここで、分割された各フォトダイオードから出力される出力信号をA,B,C,Dとすると、焦点距離f1のずれを表すフォーカスエラー信号SFEは、以下の式(1)で与えられる。
SFE=(A+C)−(B+D) (1)
このとき、上記式(1)で与えられるフォーカスエラー信号SFEは図5のグラフに示すような特性を有する。図5の特性において、原点Oを合焦位置とし、第1の対物レンズ114と被測定面TGとの間の距離をdとするとき、原点Oにおいて、焦点距離f1と距離dとが等しくなる。
図1に戻り、サーボ制御部210は、制御部の一例であり、受光素子120から出力されるフォーカスエラー信号SFEに基づいて第1の対物レンズ114の焦点距離f1の調整を行う。このサーボ制御部210は、図示しないサーボアンプと比較回路とを有する。サーボアンプは、供給されたフォーカスエラー信号SFEを増幅して比較回路に供給する。比較回路は、予め設定されている基準値とフォーカスエラー信号SFEとを比較する。基準値は、焦点距離f1の誤差が許容できる範囲内に設定され、例えば比較回路のROMに記憶されている。サーボ制御部210は、基準値とフォーカスエラー信号SFEとを比較した結果、フォーカスエラー信号SFEの値が基準値の許容範囲を超える場合、フォーカスエラー信号SFEがゼロ値となるような駆動信号(電流信号)Sdを生成してアクチュエータ300に供給する。
アクチュエータ300は、可動コイル302と永久磁石304と連結部材500とを有する。この可動コイル302の下部には連結部材500の上端部が取り付けられる。連結部材500の下端部には第1の対物レンズ114が取り付け、固定される。可動コイル302は、サーボ制御部210から供給された駆動信号Sdに従ってフォーカスエラー信号SFEがゼロ値となるように連結部材500を矢印D1,D2方向に移動させる。この移動に連動して、連結部材500に一体的に取り付けられている第1の対物レンズ114も矢印D1,D2方向に移動し、被測定面TGとの間の距離dが常に第1の対物レンズ114の焦点距離f1に等しい値となるようにフィードバック制御される。なお、アクチュエータ300は、図2に示すように、第1の対物レンズ114の近傍に取り付けても良い。
アクチュエータ300としてボイスコイルモータを使用しているので、被測定面TGの変位に対する直線性が高い。ボイスコイルモータは、可動コイル302に供給される電流に対して直線的に変位するモータだからである。したがって、可動コイル302に供給される電流を測定することにより簡易に変位量の検出も行うこともできる。なお、アクチュエータ300としては、ボイスコイルモータに限られず、DCサーボモータ、ステッピングモータあるいは圧電素子等に代替しても良い。
変位量測定部400は、リニアスケール408と格子干渉計402とを有する。リニアスケール408は、例えばクロムからなる目盛(遮光パターン)406が所定ピッチで形成されたものであり、連結部材500の所定位置に取り付け、固定される。リニアスケール408には、目盛406の略中央位置に原点410が設けられる。ここで、リニアスケール408の目盛406は、第1の対物レンズ114の光軸Loの延長線Oa上に合わせて付けられている。言い換えれば、リニアスケール408が第1の対物レンズ114の光軸Loに対して同軸(インライン)上に配置されていることになる。なお、リニアスケール408としては、例えば、光の干渉縞を目盛406として記録した光学式スケール(ホログラムスケール)を用いることができる。光学式スケールに代替して、磁気式スケールまたは容量式スケールを用いても良い。
格子干渉計402は、図示しないシャーシ等に固定され、リニアスケール408の目盛406の値を読み取って目盛読み取り信号Svを生成し、生成した目盛読み取り信号Svを信号処理部404に供給する。被測定面TGが変位したときには、焦点距離f1を保持するように第1の対物レンズ114とリニアスケール408とが同一方向に同一距離だけ変位するので、格子干渉計402はこの変位量をリニアスケール408の目盛406から読み取る。格子干渉計402は、光軸Loの延長線Oaの方向の矢印D1,D2(上下)方向に移動させることが可能であり、その移動した地点でシャーシ等に固定することが可能である。
信号処理部404は、格子干渉計402から出力された目盛読み取り信号Svに基づいて被測定面TGの変位量を算出する。そして、信号処理部404は、制御部200からの制御信号Ssに基づいて所定の画像信号処理を行い、算出した変位量に基づく画像信号Siを生成して表示部140に出力する。信号処理部404により生成された画像信号Siは図示しないデータロガーに記憶しても良い。
表示部140は、例えばLCD(Liquid Crystal Display),PDP(Plasma Display Panel)またはEL(Electro Luminescence)等から構成される。表示部140は、信号処理部404から出力された画像信号Siに基づく表示を行い、表示部140の画面上に被測定面TGの変位を表示する。これにより、容易に自動計測が可能になる。
制御部200は、サーボ制御部210および信号処理部404の動作を制御するものであり、例えばCPU(Central Processing Unit)とROM(Read-Only Memory)とRAM(Random Access Memory)とから構成される。
<実験データ比較例>
次に、従来の変位検出装置を用いて被測定面TGを測定した場合と本発明に係る変位検出装置10Aを用いて被測定面TGを測定した場合の測定結果について説明する。以下の図6,7では、表示部140の画面に表示された測定結果の一例を示し、縦軸が面粗度であり、横軸が被測定面TGの測定位置である。また図6,7では被測定面TGの基準位置(0mm)から所定方向に向かって射出光Lを走査していくものとする。
図6は、従来の変位検出装置を用いて被測定面TGを測定した場合の測定結果を示す図である。図6に示すように、従来では光源から射出される射出光の解像度が高いため、被測定面TGの凹凸パターンを高分解能で検出してしまう。これにより、図6に示すグラフには凹凸波形が大きく表れてしまう。また、被測定面TGの位置Pに例えばごみ等の付着物が付着している場合には、この付着物を高分解能で検出してしまい、大きな凹パターンとして表れる。
次に、本発明に係る変位検出装置10Aを用いた場合について説明する。図7は、本発明に係る変位検出装置10Aを用いて被測定面TGを測定した場合の測定結果を示す図である。上述した光調整部材130Aをコリメートレンズ104と偏光ビームスプリッタ108との間に配置することにより、射出光Lの解像度が低くなるように調整されるため、被測定面TGの凹凸パターンの分解能を低くできる。これにより、従来の図6と比較して、凹凸パターンによる波形パターンを小さくすることができる。さらに、被測定面TGの位置Pに例えばごみ等の付着物が付着している場合でも、従来の図6と比較して小さな凹パターンとすることができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、光源102と第1の対物レンズ114との間に光調整部材130Aを配置するため、射出光Lの解像度を低下させると共にビーム径を広げて被測定面TGに射出光Lを集光させることができる。これにより、非接触センサ100Aの分解能を低下させることができ、測定条件に応じた最適な精度により被測定面TGの面粗度を検出することができる。
また、上述した変位検出装置10Aによって得られた変位量は、第1の対物レンズ114と一体的に移動するようにされたリニアスケール408が第1の対物レンズ114の光軸Loと同軸上、いわゆるインライン上に配置されていることから、アッベ誤差が発生しない。このため、リニアスケール408の変位量と第1の対物レンズ114の変位量とが1:1に対応するので、きわめて高精度に変位量を検出することができる。
また、リニアスケール408の検出範囲(目盛406のフルスケール)内であれば、検出精度を損なうことなく広い検出範囲が得られる。
また、フィードバック制御としているので、被測定面TGの反射率によってフォーカスエラー信号SFEの感度が変わってしまっても測定誤差が生じないうえサーボ系やアクチュエータ300の素子のばらつきやドリフトを原因として誤差が発生することがなく、調整・校正の手間が省略できて長期に渡って安定した検出を行うことができる。
さらに、リニアスケール408に原点410を形成することにより、その原点410の位置を基準位置として被測定面TGの変位量を検出することができるという利点を有する。
[第2の実施の形態]
次に、上述した光調整部材130Aとは異なる他の光調整部材130Bの構成例について説明する。図8(A)は光調整部材130Bの構成を示す平面図であり、図8(B)はそのB−B線に沿った断面図であり、図8(C)は光調整部材130Bの機能例を説明するための図である。
光調整部材130Bは、図8(A)および図8(B)に示すように、平面視円形状をなし、例えば金属材料やガラス材料の平板部材から構成される。光調整部材130Bは、光調整部材本体138bと、射出光Lの近軸光線を遮光する遮光部136bと、射出光Lを被測定面TGに向けて通過させる開口部132bとを有する。
遮光部136bは、光調整部材本体138bの中央部に設けられ、射出光Lの光軸Lo上に位置している。遮光部136bは平面視円形状の領域であり、少なくとも近軸光線を遮光することが可能な面積を有する。開口部132bは、円弧状に湾曲した楕円形状からなり、本例では4個の開口部132bが遮光部136bの外周縁に沿うようにして等間隔で形成されている。
このような構成により、光調整部材130Bに入射される射出光Lは、近軸光線Lnが遮光部136bによって遮光され、その周辺の周辺光Lcが開口部132aを介して光調整部材130Bを通過する。光調整部材130Bを通過した周辺光Lcは、第1の対物レンズ114によって被測定面TGに集光される。被測定面TGに集光される射出光Lは、光調整部材130Bにより解像度が低下しており、ビーム径は光調整部材130Bを用いない場合と比較して若干広がっている。
本実施の形態によれば、上記第1の実施の形態と同様に、光源102と第1の対物レンズ114との間に光調整部材130Bを配置するため、非接触センサ100Aの分解能を低下させることができ、被測定面TGの面粗さの影響による誤差を緩和させて、より正確に被測定面TGの変位を検出することができる。
[第3の実施の形態]
以下、本発明に係る第3の実施の形態について図面を参照して説明する。本実施の形態において光調整部材130Cは、被測定物からの回折光の進入を阻止する部材として機能する点において上記第1および第2の実施の形態と異なる。なお、上述した第1の実施の形態で説明した変位検出装置10A,非接触センサ100Aと共通する構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図9は、非接触センサ100Bの構成を示す斜視図である。図9に示すように、非接触センサ100Bは、光源102と、コリメートレンズ104と、光調整部材130Cと、偏光ビームスプリッタ108と、λ/4板110と、ミラー112と、第1の対物レンズ114と、第2の対物レンズ116と、非点成生レンズ118と、受光素子120とを有する。光調整部材130Cは、特定の角度の入射角を制限するものであり、図9に示すように、偏光ビームスプリッタ108と第2の対物レンズ116との間に配置される。なお、光調整部材130Cは上記第1の実施の形態と同様の構成のものが用いられる。
図10は、図9に示す光調整部材130Cの機能例を示す図である。なお、図10では非接触センサ100Bのうち便宜上光調整部材130Cおよび第1の対物レンズ114のみを図示している。図10に示すように、光調整部材130Cの開口部132cを通過した射出光Lは、第1の対物レンズ114により被測定面TGに集光される。集光された射出光Lは被測定面TGで反射される。このとき、被測定面TGが回折格子等の凹凸パターンである場合には、射出光Lは光軸Loに対して例えば角度θ1で入射し、凹凸パターンにより角度θ2で回折する。角度θ1で入射する入射光を入射光Ls1とし、角度θ2で回折する反射光を回折光Ls2とする。回折光Ls2は、回折格子の凹凸パターンに応じて決まった角度で回折するものである。角度θ2で反射する回折光Ls2は、位相がずれているため、受光素子120の検出において誤差を生じさせることが十分に予測できる。
このような場合、光調整部材130Cの開口部132cの開口径Hを下記式(2)に基づいて設定することにより回折光Ls2の入射角を規制することができる。
sinθ1±sinθ2=mλ/d (2)
ここで、dは格子間隔(格子周期)であり、mは次数(回折次数)であり、λは波長である。
このとき、光調整部材130Cの開口部132cの開口径Hを上記式(2)に基づいて|θ1|≠|θ2|となるように設定することで、回折格子による回折光の影響を控えて安定したフォーカス精度を得ることができる。つまり、上記第1の実施の形態で説明したようにビームスポットの解像度を変えるだけでなく、特定の回折光の進入を阻止する効果も得られる。これにより、被測定面の面粗度の影響による誤差を緩和することができ、より正確に被測定面の変位を検出できる。
[第4の実施の形態]
次に、上記第3の実施の形態で説明した光調整部材130Cの他の構成例について説明する。図11(A)は光調整部材130Dの構成を示す平面図であり、図11(B)はそのC−C線に沿った断面図である。図12(A)および図12(B)は光調整部材130Dの機能例を説明するための図である。
光調整部材130Dは、図11(A)および図11(B)に示すように、被測定面TGで散乱する所定の回折光を遮光する遮光部として機能する光調整部材本体134dと、回折光以外の反射光を通過させる開口部132dとを有する。光調整部材本体134dは、平面視円形状をなし、例えば金属材料やガラス材料からなる平板部材から構成される。光調整部材本体134dは、開口部132dを除いた部分が回折光を遮光する遮光部として機能する。例えば、開口部132dの両側の周縁領域が遮光部R1,R2(図12(B)参照)として機能する。
開口部132dは、細長の楕円形状(トラック形状)をなし、光調整部材本体134dの略中央部に形成される。詳細には、開口部132dは、互いに対向する一対の長手部132dsと、この一対の長手部をその両端側で連結する一対の円弧状部とから構成される。光調整部材130Dは、開口部132dの長手部132dsを回折格子の凹凸パターンの溝延在方向(以下格子方向Mという)に沿うようにして図示しないシャーシに取り付けられる(図12参照)。開口部132dの短手方向の開口径W1および長手方向の開口径W2は、上記式(2)式を満たすように選定される。つまり、回折光の入射を規制できるような開口径に選定される。このように構成された光調整部材130Dは、上述したように、フォトリソグラフィーにより所定形状にパターニングすることにより形成することができる。
次に、光調整部材130Dの機能例について説明する。図12(A)および図12(B)に示すように、回折格子により光軸Loに対して角度θ4で回折した反射光を回折光Ls4とし、回折光以外の反射光を反射光Ls3とする。回折光Ls4は、回折格子の凹凸パターンに応じて決まった角度で回折する。
被測定面TGで回折した回折光Ls4は、第1の対物レンズ114を通過して光調整部材本体134dの遮光領域R1,R2によって遮光される。一方、被測定面TGで反射した回折光Ls4以外の反射光Ls3は、第1の対物レンズ114および光調整部材130Dの開口部132dを通過して受光素子120に受光される。
本実施の形態によれば、第1の対物レンズ114と受光素子120との間に反射光Lrの入射角を規制するための光調整部材130Dを配置するため、被測定面TGの凹凸パターンの測定において測定誤差を生じさせるような入射角を有する回折光Ls4の入射を規制できる。これにより、被測定面の面粗度の影響による誤差を緩和することができ、より正確に被測定面の変位を検出できる。
[第5の実施の形態]
次に、上記第3の実施の形態で説明した光調整部材130Cの他の構成例について説明する。図13(A)は光調整部材130Eの構成を示す平面図であり、図13(B)はそのD−D線に沿った断面図である。図14(A)および図14(B)は光調整部材130Eの機能例を説明するための図である。なお、上記図12(A),(B)と共通する部分については説明を省略する。
光調整部材130Eは、図13(A)および図13(B)に示すように、被測定面TGで散乱する回折光Ls4を遮光する遮光部として機能する光調整部材本体134eと、被測定面TGで反射した反射光を通過させる開口部132eとを有する。
開口部132eは半円形状をなし、本例では2個の開口部132e,132eが互いの直線部132esを対向させると共に所定の間隔を隔てて形成されている。光調整部材130Eは、開口部132eの直線部132esを格子方向Mに沿うようにして図示しないシャーシに取り付けられる(図14参照)。開口部132eの開口径W3は、上記式(2)式を満たすように選定される。つまり、回折光の入射を規制できるような開口径に選定される。
光調整部材本体134eは、平面視円形状をなし、例えば金属材料やガラス材料からなる平板部材から構成される。光調整部材本体134eは、開口部132eを除いた部分が回折光Ls4を遮光する遮光部として機能する。例えば、開口部132eの周縁領域が遮光部R3,R4(図14(B)参照)として機能する。また、開口部132e,132eによって囲まれた中央部の領域が上記第1の実施の形態で説明したように近軸光線を遮光する遮光部R5(図14(B)参照)として機能する。
次に、光調整部材130Eの機能例について説明する。回折光Ls4は、第1の対物レンズ114を通過して光調整部材本体134eの遮光部R3,R4によって遮光される。一方、被測定面TGで反射した回折光Ls4以外の反射光Ls3は、第1の対物レンズ114および光調整部材130Eの開口部132e,132eを通過して受光素子120に受光される。
本実施の形態によれば、第1の対物レンズ114と受光素子120との間に反射光Lrの入射角を規制するための光調整部材130Eを配置するため、被測定面TGの凹凸パターンの測定において測定誤差を生じさせるような入射角を有する反射光Lrの入射を規制できる。これにより、被測定面の面粗度の影響による誤差を緩和することができ、より正確に被測定面の変位を検出できる。
[第6の実施の形態]
以下、本発明に係る第6の実施の形態について図面を参照して説明する。本実施の形態に係る光調整部材130Fが、解像度を低下させる機能や散乱光の遮光機能を有する複数の開口部を備えている点において上記第1〜第5の実施の形態と異なっている。なお、上述した第1〜5の実施の形態で説明した変位検出装置10A、非接触センサ100Aと共通する構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図15は、本発明の一実施形態に係る変位検出装置10Bの構成を示す図である。変位検出装置10Bは、図15に示すように、非接触センサ100Cと、制御部200と、サーボ制御部210と、アクチュエータ300と、変位量測定部400と、信号処理部404と、表示部140と、操作部142とを備える。
操作部142は、例えばキーボードやリモートコントローラ等から構成され、後述する光調整部材130Fの複数の開口部から何れかを選択するためのものである。操作部142は、ユーザにより所定操作が行われると、所定操作に対応した操作信号Soを生成して制御部200に出力する。
制御部200は、操作部142から出力された操作信号Soに基づいて駆動部122を回転駆動するための駆動信号Scを生成して駆動部122に出力する。例えば制御部200は、ユーザの操作部142の操作により開口部130F7(図17参照)が選択された場合には、開口部130F7が射出光Lの光軸Lo上に位置するような駆動信号Scを生成する。
駆動部122は、制御部200から供給される駆動信号Scに基づいて、駆動部122に軸OR(図16参照)を介して連結された光調整部材130Fを回転駆動させて所定位置で停止させる。例えば、開口部130F7に対応した駆動信号Scが供給された場合には、開口部130F7が光軸Lo上に位置するように光調整部材130Fを回転させて停止させる。
次に、非接触センサ100Cの構成について説明する。図16は、非接触センサ100Bの構成を示す図である。非接触センサ100Cは、図16に示すように、光源102と、コリメートレンズ104と、光調整部材130Fと、偏光ビームスプリッタ108と、λ/4板110と、ミラー112と、第1の対物レンズ114と、第2の対物レンズ116と、非点成生レンズ118と、受光素子120とを有する。光調整部材130Fは、コリメートレンズ104と偏光ビームスプリッタ108との間に配置される。なお、光調整部材130Fは、偏光ビームスプリッタ108と第2の対物レンズ116との間に配置しても良いし、偏光ビームスプリッタ108とλ/4板110との間に配置しても良い。
図17は、光調整部材130Fの構成を示す図である。光調整部材130Fは、図17に示すように、所定パターンからなる複数の開口部130F1,130F2,130F3,130F4,130F5,130F6,130F7,130F8を有する。開口部130F1〜130F8のそれぞれは、光調整部材130Fの軸ORを中心として光調整部材130の周縁部に沿うようにして等間隔に形成されている。また、開口部130F1〜130F8が光軸Lo上を基準位置で停止したとき、開口部130F1〜130F8の中心が光軸Lo上に位置している。
開口部130F1は、上記第1の実施の形態の光調整部材130Aと同様に、射出光Lの解像度を低下させる機能を有する。開口部130F2は、開口部130F1と同様に射出光Lの解像度を低下させる機能を有する。開口部130F2の内径は開口部130F1の内径よりも小さく選定され、開口部130F2の外径は開口部130F1の外径と同一に選定される。開口部130F3は、開口部130F1と同様に射出光Lの解像度を低下させる機能を有する。開口部130F3の内径は開口部130F2の内径よりも小さく選定され、開口部130F3の外径は開口部130F1の外径と同一に選定される。
開口部130F4は、9個の円形状の開口部から構成されており、上記第1の実施の形態の光調整部材130A,130Cと同様に射出光Lの解像度を低下させたり、所定の入射角の回折光を遮光する機能を有する。開口部130F5は、4個の円形状の開口部から構成されており、上記第1および第3の実施の形態の光調整部材130A,130C等と同様に射出光Lの解像度を低下させたり、所定の入射角の回折光を遮光する機能を有する。開口部130F6は、3個の楕円形状の開口部から構成されており、上記第1の実施の形態の光調整部材130A,130Cと同様に射出光Lの解像度を低下させたり、所定の入射角の回折光を遮光する機能を有する。
開口部130F7は、上記第4の実施の形態と同様に、所定の入射角の回折光を遮光する機能を有する。開口部130F8は、上記第5の実施の形態と同様に、所定の入射角の回折光を遮光する機能を有する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、操作部142を操作することで、例えば被測定面TGの特性や形状などに応じて、これらに適合した開口部130F1〜130F8を選択することができる。例えば、被測定面TGが回折格子の凹凸パターンである場合には、回折光の入射角を規制することが可能な開口部130F7,130F8を操作部142により適宜選択できる。これにより、被測定面TGに応じた最適な検出精度によって被測定面TGの変位の測定をすることができ、測定目的に合った被測定面TGの変位情報を得ることができる。
なお、本発明の技術範囲は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
例えば、上記第1,2,5の実施の形態で説明した光調整部材130A,130B,130E等を偏光ビームスプリッタ108とλ/4板110との間等に配置しても良い。これによれば、光調整部材によって射出光Lの近軸光線を遮光すると共に反射光Lrの入射角も規制することができるので、被測定面TGの面粗度に応じた最適な精度による被測定面TGの変位の測定が可能となる。
また、上記第1,2の実施の形態と、上記第3〜5の実施の形態とを組み合わせることもできる。すなわち、光調整部材130A,130Bの何れかをコリメートレンズ104と偏光ビームスプリッタ108との間に配置し、光調整部材130C〜130Eの何れかを偏光ビームスプリッタ108と非点成生レンズ118との間に配置する。これにより、射出光Lの解像度を低下させると共に、反射光Lrの特定の入射角を有する回折光を遮光することができるため、より正確に被測定面TGの変位を検出できる。
また、上記第1の実施の形態では、アクチュエータ300としてボイスコイルモータを使用しているので、被測定面TGの変位に対する直線性が高い。ボイスコイルモータは、可動コイル302に供給される電流に対して直線的に変位するモータだからである。したがって、可動コイル302に供給される電流を測定することにより簡易に変位量の検出も行うこともできる。なお、アクチュエータ300としては、ボイスコイルモータに限られず、DCサーボモータ、ステッピングモータあるいは圧電素子等に代替しても良い。
また上記第1の実施の形態では、フォーカスエラー信号SFEを得るために非点収差法を利用しているが、これに限らず、臨界角法、ナイフエッジ法等に代替しても良い。いずれの方法においても、フォーカスエラー信号SFEがゼロ値になるように制御するので、被測定面TGの反射率が異なっても精度良く変位を検出することができる。
また、光源102,偏光ビームスプリッタ108,ミラー112,受光素子120から構成される検出光学系は、連結部材500に取り付けて、第1の対物レンズ114と一体的に移動するように構成しても良く、図示しないシャーシに固定しても良い。第1の対物レンズ114と一体的に移動するように構成することにより、変位量の検出範囲がリニアスケール408のフルスケールに拡大する。シャーシに固定するようにした場合、すなわち、分散型に構成した場合には、アクチュエータ300を比較的小さくすることができ、第1の対物レンズ114等を含む変位検出装置10Aの重量を軽くすることができる。これによって、変位量をより高速に検出することが可能になる。
本発明の第1の実施形態に係る変位検出装置の構成を示す図である。 非接触センサの構成を示す斜視図である。 光調整部材の構成を示す図である。 受光素子の受光動作を示す図である。 フォーカスエラー信号の特性を示す図である。 従来の変位検出装置を用いて被測定面を測定した場合の測定結果を示す図である。 本発明に係る変位検出装置を用いて被測定面を測定した場合の測定結果を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る光調整部材の構成を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る変位検出装置の構成を示す図である。 光調整部材の構成を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係る光調整部材の構成を示す図である。 光調整部材の機能例を説明するための図である。 本発明の第5の実施形態に係る光調整部材の構成を示す図である。 光調整部材の機能例を説明するための図である。 本発明の第6の実施形態に係る変位検出装置の構成を示す図である。 非接触センサの構成を示す斜視図である。 光調整部材の構成を示す図である。
符号の説明
10A,10B・・・変位検出装置、100A,100B・・・非接触センサ、102・・・光源、108・・・偏光ビームスプリッタ、114・・・第1の対物レンズ、120・・・受光素子、130A,130B、130C,130D,130E,130F・・・光調整部材、132a,132b,132c,132d,132e,132f・・・開口部、136a、136b,136c,136d,136e,136f・・・遮光部、200・・・制御部、210・・・サーボ制御部、400・・・変位量測定部、408・・・リニアスケール、SFE・・・フォーカスエラー信号

Claims (6)

  1. 光源と、当該光源から射出された射出光を被測定面に集光する対物レンズと、前記対物レンズにより前記被測定面に集光されて当該被測定面で反射された反射光を用いて前記対物レンズの焦点距離に基づいた変位情報を検出する受光素子とを有する非接触センサと、
    前記受光素子により検出された前記変位情報に基づいて前記対物レンズの前記焦点距離を調整する制御部と、
    前記対物レンズに連結部材を介して取り付けられたリニアスケールを有し、前記制御部により前記対物レンズの前記焦点距離が調整されたときの前記リニアスケールの変位量を測定する変位量測定部とを備え、
    前記光源と前記対物レンズとの間および前記対物レンズと前記受光素子との間の少なくとも一方には、前記射出光および/または前記反射光を通過させる開口部と、前記射出光および/または前記反射光のうち特定の光を遮光する遮光部とを有する光調整部材が配置された変位検出装置。
  2. 前記光調整部材は、
    前記光源と前記対物レンズとの間に配置され、前記被測定面に集光される前記射出光の解像度を調整する
    請求項1に記載の変位検出装置。
  3. 前記遮光部は、前記射出光の光軸上に設けられ、前記射出光のうち近軸光線を含む第1の射出光を遮光し、
    前記開口部は、前記第1の射出光周辺の第2の射出光を前記対物レンズ側に通過させる
    請求項2に記載の変位検出装置。
  4. 前記光調整部材は、
    前記対物レンズと前記受光素子との間に配置され、前記被測定面で反射する反射光の入射角を規制する
    請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の変位検出装置。
  5. 前記遮光部は、前記反射光のうち光軸に対して第1の入射角を有する第1の反射光を規制し、
    前記開口部は、前記反射光のうち前記第1の入射角よりも前記光軸との角度が小さい第2の入射角を有する第2の反射光を前記受光素子側に通過させる
    請求項4に記載の変位検出装置。
  6. 前記被測定面は回折格子の凹凸パターンにより構成され、
    前記回折格子に入射する入射角度をθ1,前記回折格子で回折する回折角度をθ2とし、前記回折格子の格子間隔をdとし、回折次数をmとし、波長をλとしたとき、
    sinθ1±sinθ2=mλ/d
    の関係を満たし、
    前記光調整部材の前記開口部の開口径は、前記入射角度θ1および回折角度θ2が|θ1|≠|θ2|となるように設定される
    請求項5に記載の変位検出装置。
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