JP4472890B2 - 流水検知装置及びそれを使用したスプリンクラー設備 - Google Patents

流水検知装置及びそれを使用したスプリンクラー設備 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スプリンクラー設備等に用いられる衝撃緩和機能を有する流水検知装置及びそれを使用したスプリンクラー設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、スプリンクラー設備は、図に示すように共同住宅の各階の各戸(R)毎に例えば4個づつ(7〜8個の場合もある)のスプリンクラーヘッド1が設けられ、各ヘッド1は各戸R毎に設けられた小型流水検知装置2を介して配管Lによって地階に配設され、該地階において圧力保持タンク4、逆止弁5、スプリンクラー用ポンプ6を介して消火用水槽3に接続されている。尚、図には圧力保持タンク4、逆止弁5、ポンプ6、水槽3等を地階に接続した例を示すが、これらの設備は地階に限らず、地上、屋上等に設置される場合もある。また、図には説明の便宜上11階、12階部分のみ示すが、10階以下又は13階以上の各戸においても同様の配管設備が施されているものである。
【0003】
そして、警戒作動中は全配管L内が水で満たされて圧力保持タンク4の圧縮エアー4aによる静水頭圧(末端で1kg/cm)がかかっており、何れかの一戸(例えば12階の部屋R)で火災が発生すると、スプリンクラーヘッド1’のノズルが熱により自動発報(開放)し、上記圧力保持タンク4及び配管L内の水が同ヘッド1’から流出すると共に当該流水圧力により小型流水検知装置2の開閉弁が当該水の流れを検知してオンする。
【0004】
即ち、上記流水検知装置2は、矢印A方向の水の流れにより開放する開閉弁を有しており、当該開閉弁の開放を電気的に検出して火災警報を発すると共に上記スプリンクラー用ポンプ6を駆動して、消火用水槽3から大量の消火水を配管Lに送水する。上記ポンプ6により送られた水は、逆止弁5を介して配管Lに送水され、引き続いて上記ヘッド1’からの放水を継続して消火を行うものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記消火システムでは、スプリンクラー用ポンプ6のオンに基づいて全配管Lに動圧がかかるため、例えば配管L内のエリアeにエアーが滞留していると、上記ポンプ6のオンに基づく急激な水圧の上昇により上記エアーが急激に圧縮され、該圧縮エアーにより上記エリアe近傍の小型流水検知装置2’における開閉弁が開放する等の水激作用が起こり、当該検知装置2’の故障或いは誤報等の誤動作の原因となっていた。
【0006】
本発明は上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、ポンプ駆動時等の水激作用に基づく流水検知装置の故障、誤動作等を防止し得る流水検知装置及びそれを使用したスプリンクラー設備を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明は、筒体内に該筒体流水経路の中央開口部を開閉する開閉弁を設け、上記筒体の側面に側面開口部を設けて、該側面開口部を取付板により密閉状態で閉止し、上記取付板の内側に支持軸を取り付け、上記開閉弁を上記支持軸に軸支して、該支持軸を支点として上記筒体内の上記中央開口部を閉鎖する閉鎖位置と、上記支持軸を支点として回動して上記筒体内の中央開口部を開放する開放位置の二位置間を往復動可能に構成し、かつ上記取付板の内側に上記筒体の中心軸方向にダンパーを突出形成し、上記開閉弁は上流からの流水圧力により上記支持軸を中心として開放位置へ回動するものであり、水流が停止すると逆方向に回動復帰して上記流水経路を閉止する逆止弁として機能するものであり、上記ダンパーはシリンダー及び該シリンダー内に挿通可能なピストンから構成し、上記開閉弁の上記開放位置への往動経路において上記開閉弁が上記ダンパーに当接して上記開放位置まで上記ダンパーを圧縮する構成とし、上記ダンパー内に水室を設けると共に、上記水室と上記筒体内とを連通する水吸排経路を設け、上記開閉弁の上記往動に基づいて上記ダンパー内の水室の容積を縮小し得る構成とし、上記ダンパー内に圧縮された当該ダンパーを上記筒体中心軸方向に伸張復帰させる弾性体を設け、上記取付板の板面に、上記開閉弁の開放位置への往動に基づいて当該開閉弁の接近を検出してオンする近接スイッチを設け、上記取付板を上記側面開口部に着脱自在としたものであることを特徴とする流水検知装置により構成されるものである。
【0008】
上記開閉弁(18)が設けられる配管(L)は、筒体(12)を含む概念であり、上記配管(L)内に開閉弁(18)を設けても良いし、配管(L)に筒体(12)を接続して当該筒体(12)内に開閉弁(18)を設けても良い。上記開閉弁(18)は流水によりその閉鎖位置から開放位置へ往動するように構成されたものであることが好ましい。上記ダンパーは例えばシリンダー(25)及びピストン(26)等からなるダンパー(23)により構成することが好ましい。上記流水経路は例えば筒体(12)内の中央開口部(12e)により構成することができる。上記水吸排経路は例えばピストン(26)に形成された水吸排溝(31)或いは水吸排口(31a,31a’)等により構成することが好ましい。上記弾性体は例えばスプリング(27)等により構成することが好ましい。近接スイッチは例えば配管壁面に設けられ、開閉弁に設けられたマグネット(M)の磁気を検出してオンする近接スイッチ(17)等により構成することが好ましい。上記近接スイッチ(17)のオンに基づいて、例えばスプリンクラー用ポンプ(6)を駆動して配管(L)に消火水の送水を行うことができる。上記開閉弁(18)は例えばスプリンクラーヘッド(1)の発報に基づく水流により開放位置へ往動するが、当該往動経路において上記ダンパー(23)に接触して該ダンパー(23)を圧縮していき、ダンパー(23)内の水室(40)が圧縮されて水吸排経路から水室(40)内の水が水室外に排出されるため、当該水の排出抵抗により上記開閉弁(18)の往動が徐々に行われ、当該開閉弁(18)が開放位置に至ると、近接スイッチ(17)がオンして例えば火災警報を発すると共に、例えばスプリンクラー用ポンプ(6)を駆動して消火水の送水が行われる。従って、開閉弁(18)の開放動作が確実に行われ、誤動作を防止し得る。また上記ポンプ(6)の駆動に基づいて配管内で水激作用が発生しても、エアー等による開閉弁(18)の急激な往動はダンパー(23)により阻止されるため、水激作用による誤動作や開閉弁(18)の故障等を防止し得る。
【0010】
上記取付板は、例えば開口部(14)を閉鎖するスイッチ取付板(15)等により構成することが好ましい。このように構成すると、取付板(15)に開閉弁(18)、ダンパー(23)、近接スイッチ(17)等が取り付けられているので、当該取付板(15)を着脱自在とすることにより、例えば開閉弁等の故障等の際に、当該取付板(15)を取り換えるだけで容易に開閉弁の交換を行うことができる。
【0013】
また、上記弁体にマグネットを設け、上記近接スイッチは上記弁体の接近を上記マグネットの磁気により検出してオンするように構成することが好ましい。
【0014】
また、本発明は、上記流水検知装置の下流側にスプリンクラーヘッドを接続し、上記流水検知装置の上流側に逆止弁を介して水槽内の水を上記スプリンクラーヘッドに送水し得るスプリンクラー用ポンプを接続し、上記逆止弁と上記流水検知装置との間に圧力保持タンクを接続し、上記スプリンクラーヘッドの開放により上記圧力保持タンク内の消火水を上記流水検知装置を介して上記スプリンクラーヘッドから放水するように構成し、上記流水検知装置は上記圧力保持タンクからの流水を検知してオンし、当該オンに基づいて上記スプリンクラー用ポンプを駆動する構成としたものであることを特徴とする上記流水検知装置を使用したスプリンクラー設備に関するものである。
【0015】
このようなスプリンクラー設備によると、上記ポンプ(6)の駆動等に基づく水激作用による各種弊害を防止したスプリンクラー設備を提供することができる。
【0016】
尚、本欄において本発明の各構成要素に対応して実施形態の符号をかっこ書で示したが、これは対応関係を明確にするために便宜上付したに過ぎず、本発明はこれらの符号で示される部材に限定されるものではない。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明に係る流水検知装置の側面断面図を示すものであり、当該流水検知装置11は図の小型流水検知装置2として当該位置に設置されるものである。従って、当該流水検知装置11の上流側に配管Lを介して地階の逆止弁5及び圧力保持タンク4が接続され、下流側には配管Lを介してスプリンクラーヘッド1が接続されるものである。即ち、当該流水検知装置11は、図に示すように、逆止弁5と各戸に配設されたスプリンクラーヘッド1との間の配管Lにおいて各戸毎に1個づつ設けられている。尚、図1において流水検知装置11の下側の逆止弁5側を上流側、同装置11の上側のスプリンクラーヘッド1側を下流側という。
【0018】
この流水検知装置11において、12は該検知装置11の外形を構成する円筒状の筒体であり、下面及び上面にはフランジ12a,12bがボルト13により上記筒体12に接続されており、当該フランジ12aの中央開口部12a’に上記逆止弁5に至る配管Lが接続され、上記フランジ12bの中央開口部12b’に上記スプリンクラーヘッド1に至る配管Lが接続固定されている。また、この筒体12はその下方に小径部12cが形成されており、当該小径部12cの上端に上向環状リブ12dを形成し、当該リブ12dにより形成される中央開口部(流水経路)12eを後述の開閉弁18で開閉し得るように構成されるものである。
【0019】
14は、上記筒体12の左側面に設けられた側面開口部、15は該側面開口部14を閉鎖するスイッチ取付板であり、上記取付板15はボルト16,16により上記側面開口部14を密閉状態で閉止するように取付けられている。このスイッチ取付板14は着脱自在であって、その中央部には、近接スイッチ17が固設されており、この近接スイッチ17は、図4に示すように、磁性体により形成され上記筒体12内側に向けて設けられたマグネット受けM’と、磁気力により閉鎖(オン)する接点(リードスイッチ)17aにより構成されており、後述の開閉弁18が回動してそのマグネットMが上記マグネット受けM’に接触すると、図4(b)に示すように、上記マグネットMの磁気力により上記接点17aを閉鎖して(オンして)スピーカ42(後述)を駆動して火災警報を発すると共に、駆動モータ43(後述)を駆動して上記スプリンクラー用ポンプ6を駆動するものである(図8参照)。
【0020】
18は、上記筒体12の内部に設けられた開閉弁であり、一端が上記スイッチ取付板15下部内側に突設された支持部19の左右軸受19a,19a’に支持軸20aを以って軸支された板状開閉弁20と、該板状開閉弁20上に直立状態でボルト21を以って固設されたマグネット支持アングル22と、当該アングル22の上部傾斜面22aに固着されたマグネットMにより構成されている。上記板状開閉弁20は、上記筒体12の流水経路を形成する上記中央開口部12eを開閉するものであって、上流からの矢印A方向の水流(流水圧力)により上記支持軸20aを中心として矢印B方向に回動するものである。即ち、当該開閉弁18は上記中央開口部12eを閉鎖する閉鎖位置(図2(a)の位置)と、上記支持軸20aを支点として矢印B方向に回動した開放位置(図2(b)の位置)との二位置を往復動可能に構成されている。また、上記マグネット支持アングル22は、その左側面に側面部22bを有しており、上記開閉弁18の矢印B方向の回動経路において、当該側面部22bと後述のダンパー23が当接し得るように構成されている。
【0021】
この開閉弁18は、通常はその板状開閉弁20の下面の環状閉止片20bが上記上向環状リブ12dに当接することで、上記中央開口部12eを閉鎖した状態となっており、上記矢印A方向の水流により上記支持軸20aを中心として上記矢印B方向に回動して、上記マグネットMが上記マグネット受けM’に当接すると上記近接スイッチ17がオンし、水流の継続中はこの状態を維持し、上記水流が停止すると上記矢印Bとは逆方向に回動復帰して上記流水経路12eを閉止する逆止弁として機能するものである。
【0022】
23は衝撃緩和用のダンパーであり、上記スイッチ取付板15における上記マグネット受けM’下方位置において筒体12中心軸S方向に向けて突出形成された筒状リブ24と、該筒状リブ24に固着された固定シリンダー25と、該シリンダー25内に矢印C,D方向に摺動可能かつ抜脱不能に係合されたピストン26と、上記ピストン26と上記シリンダー25間に設けられ、上記ピストン26を常時、上記筒体12中心軸S方向(矢印C方向)に附勢するスプリング27により構成されている。また、上記シリンダー25とピストン26の係合状態において、当該ダンパー23内には水室40が形成されており、通常の警戒動作中は上記筒内12及び上記水室40内は水で満たされた状態となっている。
【0023】
上記固定シリンダー25の内部は、図5に示すように、その略中央から上方には直径t1の円筒形の上部狭径部28が形成され、当該狭径部28から当該シリンダー外周面と同心的な円弧状段部29,29’により上下方向にその径を拡大して上記狭径部28下方に広径部30が当該シリンダー下端まで形成されている。この広径部30は上記段部29につながる上側の円弧状内壁30aと上記段部29’につながる下側の円弧状内壁30a’、及びこれら内壁30a,30a’を接続する平面状内壁30b,30b’により形成されており、上記内壁30b,30b’間の距離(t1)は上記狭径部28の直径t1に一致している。尚、上記円弧状内壁29,29’の円弧を形成する円の直径をt2とする(図5(a)参照)。
【0024】
上記ピストン26は、図6に示すように、上記シリンダー25の狭径部28に挿通し得るように上記狭径部28の内径より若干小さい外径t1’の円筒状をなしており、その上端部は上記マグネット取付アングル22の上記側面部22bが当接し得る半球状の頭部26’が形成されている。また、上記ピストン26の下端部には上記シリンダー25の段部29,29’に係合し得る円弧状突出リブ26a,26a’が上記下端部上側及び下側に設けられている。即ち、上記突出リブ26a,26a’は図6(a)に示すように当該円弧状突出リブ26a,26a’の円弧に沿う直径t2’(上記シリンダー25の円弧状内壁29,29’の直径t2より若干小さい直径)の円形部分の内、左右の2点鎖線部分(イ)(ロ)をその切り取り面(イ’)(ロ’)が上記ピストン26の外径に接するように切り取ることにより形成されるものであり、その残余部に上記突出リブ26a,26a’が形成されているものである。尚、上記切り取り面(イ’)(ロ’)を上記ピストンのリブ側面26b、26b’という。従って、当該ピストン26を上記シリンダー25内に挿通した状態で(図7参照)、上記突出リブ26a,26a’が上記段部29,29’に係合してピストン26の抜け止めを構成するものであり、また上記ピストン26外径(t1’)と上記シリンダー25の狭径部の直径(t1)のギャップ及び、上記ピストン26の突出リブ26a,26a’の外周面と上記シリンダー25の段部29,29’の内周面とのギャップは、極めて小さい値(例えば0.2mm以下)に設定される。
【0025】
また、上記ピストン26の側面にはその上端部から下端部にかけて直線的に横断面凹状の水吸排溝31が設けられている。この水吸排溝31は上記リブ側面26b,26b’の内、一方のリブ側面26b’から上記上端部近傍まで直線的に設けられているものであり、当該ピストン26を上記シリンダー25に挿通した状態において、筒体12内とシリンダー25内の水室40とを直線的に結ぶ流水経路を形成するものである(図6(c)参照)。この水吸排溝31は一例としてその深さは例えば0.5mm、幅は例えば0.4mmに形成される。
【0026】
上記ピストン26はその内部は中空となっており、上記シリンダー25と共に円筒形状の上記水室40を形成するものであり、その奥部にはスプリング27当接用の当接段部33が形成されている。
【0027】
上記スプリング27は、図7に示すように上記係合状態の上記ピストン26とシリンダー25間に収納され、その一端が上記ピストン26奥部の上記当接段部33に当接することで、上記ピストン26を常時、上記筒12の中心軸S方向(矢印C方向)に附勢するものである。従って、上記ピストン26は上記シリンダー25に挿通した状態で、常時その突出リブ26a,26a’が上記シリンダー25の段部29,29’に当接した附勢状態となっている。上記ダンパー23は上記アングル22の側面部22bが水流により上記頭部26’に当接すると、矢印D方向に押されるが、このとき上記ダンパー23内の水室40が圧縮されるため当該水室40内の水が上記水吸排溝31から水室40外部に流出し、この流出抵抗により上記ピストン26が矢印D方向に徐々に押し込まれていき、上記開閉弁18(板状開閉弁20)の急激な回動動作を抑制することができる。また、上記ピストン26は、上記開閉弁18が図2(a)の閉鎖位置に復帰した後は、上記スプリング27の附勢力により矢印C方向に復帰する。このとき、上記水室40内の容積が拡大していくため、当該水室40の圧力が低下して上記水吸排溝31から筒体12内の水が水室40内に吸引され、上記ピストン26が戻った状態においては上記水室40内に水が満たされ、次の開閉動作への待機状態となるものである。
【0028】
図6(e)に示すものは、上記ピストン26の他の実施形態を示すものであり、上記水吸排溝31に代えて、上記ピストン26の上記頭部26’に一対の水吸排口31a,31a’を穿設したものである。当該ピストン26を使用しても、上記側面部22bにより上記ピストン26が矢印D方向に押圧された場合、上記水室40の圧縮により上記水吸排溝31a,31a’から水室40内の水が該水室40外に排出されるため、上記水吸排溝31と同様の作用を行うものである。
【0029】
上記開閉弁18の回動動作によるピストン26の矢印D方向への移行速度は、上記水吸排溝31の幅や深さ、或いは、水吸排口31a,31a’の直径や数により自由に調整することができる。上記水吸排溝31の幅や深さを大きくしたり、水吸排口31a,31a’の直径を大きくしその数を増加させれば、水の吸排出抵抗が少なくなり、上記ピストンの移行速度は速くなる。
【0030】
図8は本発明の電気的構成を含むスプリンクラー設備のブロック図を示すものであり、警戒動作中は全配管Lが水で満たされた状態で圧力保持タンク4の上記圧縮エアー4aによる静水頭圧が全配管Lに作用している状態となっている。尚、水槽3方向の水流は逆止弁5により阻止される。従って、何れかのスプリンクラーヘッド1が発報すると、流水検知装置11の開閉弁18の下流側の圧力が低下して該弁18が開放し、上記圧力保持タンク4内及び配管L内の水が配管L、流水検知装置11を介して上記スプリンクラーヘッド1から放水される。上記開閉弁18の回動に基づいて近接スイッチ17がオンし、当該オンに基づいて増幅器41を介して火災警報信号がスピーカ42から発生すると共に、駆動モータ43によりポンプ6が駆動され消火用水槽3の水を逆止弁5を介して全配管Lに送水するものである。
【0031】
本発明は上述にように構成されるものであるから、次に本発明の動作を説明する。尚、本発明の衝撃緩和流水検知装置11は、図11に示すように各戸に1個づつ設けられており(図11における2の位置)、該検知装置11の設けられたこのスプリンクラー設備は、警戒動作中においては既に述べたように全配管Lが水で満たされており、全配管Lに圧力保持タンク4の圧縮エアー4aによる静水頭圧(末端で1kg/cm)がかかっている。従って、上記流水検知装置11内の開閉弁18の上流側及び下流側も共に水で満たされており、開閉弁18は図1に示すように中央開口部12eを閉鎖した状態を維持している。また上記ダンパー23内の水室40も水で満たされており、そのピストン26はスプリング27により矢印C方向に附勢された図1(又は図2(a))の状態となっているものとする。
【0032】
かかる状態において、例えばスプリンクラーヘッド1’の設置されている12階の部屋Rで火災が発生した場合は、当該スプリンクラーヘッド1’の先端が熱により自動的に開放し、上記圧力保持タンク4及び配管L内の水が該ヘッド1’から放出される。即ち、上記スプリンクラーヘッド1’が開放することにより、上記流水検知装置11の開閉弁18の下流側の圧力が低下するため、上記圧力保持タンク4内の水が上記配管Lから下流側に流出する。このとき、流水検知装置11においては、上記開閉弁18の上流側と下流側の圧力バランスが変化して上流側から矢印A方向の水流が生じるため、当該流水圧力により開閉弁18の板状開閉弁20が支持軸20aを中心として矢印B方向に回動する。
【0033】
この板状開閉弁20の回動経路途中において、マグネット支持アングル22の側面部22bがダンパー23の頭部26’に当接するが、引き続いて上記圧力保持タンク4からの水流に基づく上記流水圧力により上記開閉弁20は、スプリング27の附勢力に抗しながらそのピストン26を矢印D方向に押圧し、さらに矢印B方向に回動していく。即ち、開閉弁18は上記ダンパー23を圧縮しながら回動していく。
【0034】
上記ピストン26が上記側面部22bにより押されると、上記ダンパー23内の水室40の容積が縮小していくため、当該水室40内の水が上記ピストン26の矢印D方向の摺動に伴って水吸排溝31を通って筒体12内に流出していき、その流出抵抗により上記ピストン26は上記開閉弁18により矢印D方向に押されながら徐々に摺動していき、最終的には、上記開閉弁18はそのマグネットMがマグネット受けM’に当接する位置(図2(b)の位置)まで矢印B方向に回動する。この開閉弁18の回動経路において、上記開閉弁18は上記ダンパー23内の水の流出抵抗により、該ダンパー23に側面部22bが接してから上記マグネットMが上記マグネット受けM’に接するまでの回動過程が徐々に行われ、急激に回動することがないため、当該開閉弁18の故障等を防止することができる。
【0035】
上記板状開閉弁20が図2(b)の状態まで回動すると、そのマグネットMがマグネット受けM’に接触し、これにより近接スイッチ17がオンして火災警報がスピーカ42から発せられ、同時に駆動モータ43が駆動されてスプリンクラー用ポンプ6が駆動される。上記スプリンクラー用ポンプ6が駆動されると、当該ポンプ6が消火用水槽3の水を逆止弁5を介して瞬時に全系統の配管Lに送水する。これにより、引き続いて上記スプリンクラー1’からの放水が行われ、消火が行われることになる。
【0036】
上記ポンプ6が駆動されたとき、上記水槽3の水は上記逆止弁5を解して全系統の配管Lに送水され、管内の水圧が急激に上昇するため、管内の例えばエリアeにエアーが滞留していたとすると、当該圧縮エアーが急激に圧縮され、当該圧縮エアーにより上記エリアe近傍の流水検知装置11の開閉弁18が矢印B方向に瞬時に回動するという水激作用が起きるが、上記開閉弁18はその回動経路において、上記アングル22の側面部22bが上記ダンパー23の頭部26’に当接するため、上記板状開閉弁20の矢印B方向のそれ以上の回動が阻止され、上記圧縮エアー(水激作用)により上記開閉弁18のマグネットMがマグネット受けM’に接触して、近接スイッチ17が誤ってオンすることはなく、誤動作を防止することができる。また、上記開閉弁18が上記ダンパー23に当接することで、当接の衝撃が緩和され、上記水激作用による開閉弁18の破損等を防止することができる。
【0037】
上記消火が終了すると、操作者等が上記ポンプ6を停止し、スプリンクラーヘッド1’からの放水が停止され、上記流水検知装置11内における矢印A方向の水流も停止する。すると、上記開閉弁18は上記マグネットM等の自重により矢印Bとは逆方向に回動して図1の位置に復帰する。このとき、上記ダンパー23のピストン26はそのスプリング27により矢印C方向に摺動し、その突出リブ26a,26a’がシリンダー25の段部29,29’に当接した図7の状態まで復帰する。このとき、上記水室40の容積が増大し水室40内が負圧となるので、筒体12内の水が上記水吸排溝31から上記水室40内に吸入されていき、最終的には水室40内には水が満たされた状態で復帰する。
【0046】
本発明は、上述のように開閉弁18の水流による回動動作が、ダンパー23の作用により徐々に行われるものであるから、開閉弁18の開閉動作を確実に行うことができ、流水を確実に検知して誤動作を防止することができる。また上記スプリンクラー用ポンプ6の駆動に基づいて配管L内に水激作用が発生して開閉弁18が瞬時に回動しようとしても、開閉弁18がダンパー23に当接してそれ以上の回動を阻止するため、水激作用による流水検知装置11の故障や誤動作等を防止することができる。
【0047】
また、スイッチ取付板15に開閉弁18、ダンパー23、近接スイッチ17を取り付け、当該スイッチ取付板15により筒体12の側面開口部14を閉鎖するように構成し、かつ当該スイッチ取付板15を着脱自在に構成したので、例えば開閉弁等の故障等の際に、当該取付板15を取り換えるだけで容易に開閉弁18等の取り換えを行うことができる。
【0049】
【発明の効果】
上述のように本発明の流水検知装置によれば、ダンパーの作用により開閉弁の動作が確実に行われるため、流水検知動作を確実に行うことができ、誤動作を防止することができる。
【0050】
また、例えばスプリンクラー用ポンプ等の駆動に基づいて配管内に水激作用等が発生しても、当該流水検知装置の開閉弁の急激な往動をダンパーにより阻止することができ、これにより当該水激作用等による流水検知装置の故障や誤動作等を防止することができる。
【0051】
また、取付板に開閉弁、ダンパー、近接スイッチを取り付け、当該取付板により配管の側面開口部を密閉するように構成したので、当該取付板を着脱自在に構成することにより、例えば開閉弁等が故障等した際に、当該取付板を取り換えるだけで容易に開閉弁等の取り換えを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る流水検知装置の側面断面図である。
【図2】(a)は同上装置の開閉弁の閉状態の一部省略側面断面図、(b)は同上装置の開閉弁の開状態の一部省略側面断面図である。
【図3】同上装置の開閉弁近傍の一部省略横断面図である。
【図4】(a)は同上装置における開状態の近接スイッチを示す図、(b)は同上装置における閉状態の近接スイッチを示す図である。
【図5】(a)は同上装置のシリンダーの底面図、(b)は同上シリンダーの斜視図である。
【図6】(a)は同上装置のピストンの底面図、(b)同上ピストンの側面図、(c)は(a)図のX−X線断面図、(d)は(b)図のY−Y線断面図、(e)はピストンの他の実施形態における(a)図のX−X線断面図である。
【図7】(a)は同上装置のダンパーの平面図、(b)は(a)図のX’−X’線断面図、(c)は(a)図のY’−Y’線断面図である。
【図8】同上装置を使用したスプリンクラー設備の概略ブロック図である。
【図9】流水検知装置を使用した共同住宅用スプリンクラー設備の配管図である。
【符号の説明】
L 配管
M,M1 マグネット
1,1’ スプリンクラーヘッド
4 圧力保持タンク
5 逆止弁
6 スプリンクラー用ポンプ
11 流水検知装置
12 筒体
12e 中央開口部
14 側面開口部
15 スイッチ取付板
17 近接スイッチ
18 開閉弁
19 支持軸
20 板状開閉弁
23 ダンパー
25 シリンダー
26 ピストン
27 スプリング
31 水吸排溝
40 水室

Claims (3)

  1. 筒体内に該筒体流水経路の中央開口部を開閉する開閉弁を設け、
    上記筒体の側面に側面開口部を設けて、該側面開口部を取付板により密閉状態で閉止し、
    上記取付板の内側に支持軸を取り付け、上記開閉弁を上記支持軸に軸支して、該支持軸を支点として上記筒体内の上記中央開口部を閉鎖する閉鎖位置と、上記支持軸を支点として回動して上記筒体内の中央開口部を開放する開放位置の二位置間を往復動可能に構成し、
    かつ上記取付板の内側に上記筒体の中心軸方向にダンパーを突出形成し、
    上記開閉弁は上流からの流水圧力により上記支持軸を中心として開放位置へ回動するものであり、水流が停止すると逆方向に回動復帰して上記流水経路を閉止する逆止弁として機能するものであり、
    上記ダンパーはシリンダー及び該シリンダー内に挿通可能なピストンから構成し、
    上記開閉弁の上記開放位置への往動経路において上記開閉弁が上記ダンパーに当接して上記開放位置まで上記ダンパーを圧縮する構成とし、
    上記ダンパー内に水室を設けると共に、上記水室と上記筒体内とを連通する水吸排経路を設け、上記開閉弁の上記往動に基づいて上記ダンパー内の水室の容積を縮小し得る構成とし、
    上記ダンパー内に圧縮された当該ダンパーを上記筒体中心軸方向に伸張復帰させる弾性体を設け、
    上記取付板の板面に、上記開閉弁の開放位置への往動に基づいて当該開閉弁の接近を検出してオンする近接スイッチを設け、
    上記取付板を上記側面開口部に着脱自在としたものであることを特徴とする流水検知装置。
  2. 上記開閉弁上にマグネット支持アングルを設けると共に、該アングルの上部傾斜面にマグネットを固着し、
    上記近接スイッチは上記開閉弁の接近を上記マグネットの磁気により検出してオンするものであり、
    上記マグネット支持アングルの側面部と上記ダンパーが当接し得るように構成したものであることを特徴とする請求項1記載の流水検知装置。
  3. 上記流水検知装置の下流側にスプリンクラーヘッドを接続し、上記流水検知装置の上流側に逆止弁を介して水槽内の水を上記スプリンクラーヘッドに送水し得るスプリンクラー用ポンプを接続し、上記逆止弁と上記流水検知装置との間に圧力保持タンクを接続し、上記スプリンクラーヘッドの開放により上記圧力保持タンク内の消火水を上記流水検知装置を介して上記スプリンクラーヘッドから放水するように構成し、上記流水検知装置は上記圧力保持タンクからの流水を検知してその近接スイッチをオンし、当該オンに基づいて上記スプリンクラー用ポンプを駆動する構成としたものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の流水検知装置を使用したスプリンクラー設備。
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