JP4472113B2 - 袋包装体のテープ結束方法及びその装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、テープ結束方法及びその装置、特に、包装物を袋内に包装した袋包装体の絞り成形された袋首部に結束用テープを巻き付けて結束する袋包装体のテープ結束方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、棒状の食品、野菜等の複数の棒状物品を包装した袋包装体は、袋首部を絞り成形し、その袋首部をテープで結束することにより、包装物の袋内での自由な移動をある程度制限して、一つの纏まりのある取扱いが容易で比較的タイトな包装体として流通され、販売に供されることがある。
【0003】
そのような、袋包装体の袋口を片面粘着テープで結束する方法又は装置の例として、例えば、実開昭58−139409号公報、実開昭58−139403号公報、又は実開昭58−139410号公報に示すような、袋包装体の袋首部に絞りを成形しておき、定位置に置かれたテープ結束器に形成された直線状のスリットに対して、袋首部を通過させることで袋首部にテープ巻き付けるリニア作動型のテープ結束機がある。
【0004】
実開昭58−139409号公報に開示されているリニア作動型のテープ結束装置は、V字形状の切欠き部を有する一対の絞り板を往復動させることで袋の首部を切欠き部間で絞り込み、首部を絞った袋をテープ結束器に送り込むことによって、袋の首部にテープが巻き付けられる。実開昭58−139403号公報に開示されているテープ結束装置は、縦型製袋充填装置と組み合わされており、縦型製袋充填装置で製作された袋包装体の袋首部を絞る一対の絞り板と、絞られた袋首部が通されたときに袋首部にテープを巻き付けるテープ結束器とを備えている。実開昭58−139410号公報に開示されているテープ結束装置は、袋首部の絞りを予備的に絞る絞り部と予備的に絞られた袋首部を最終的に絞る絞り部とを有する絞り板を備えており、絞り板をテープ結束器に沿って往復動することにより、袋包装体の袋首部に次々とテープを巻き付ける。これらのテープ結束装置においては、袋首部を絞る一対の絞り板は、袋首部を絞ったままの状態でテープ結束器上を移動することで、袋首部をテープ結束器に形成された直線状の結束用溝内で通過させ、通過中に袋首部にテープを巻き付ける構造を有している。
【0005】
袋包装体の袋口を片面粘着テープで結束する方法又は装置の別の例として、例えば、実開昭59−30802号公報、特開昭62−182017号公報、又は特公平5−7257号公報に示すような、袋包装体を円弧軌道に沿って走行させている間に、袋首部の絞り成形と絞り成形された袋首部へのテープの結束とを行うロータリ作動型のテープ結束機が提案されている。
【0006】
上記各公報に掲載されているロータリ作動型のテープ結束機は、連続回転する駆動軸に袋首部を絞る一対の集束アームを複数組備えており、袋包装体を駆動軸の周りに走行するときに、固定の集束ガイドに沿って袋包装体の袋首部を径方向に絞ると共に、集束アームによって袋首部を周方向にも絞り、絞った袋首部をテープ結束器によって結束するものである。テープ結束器は、絞られた袋首部が通過可能な周方向の溝を備えた本体プレートと、その溝の近傍に配置されて結束用テープを受け入れるポケット付きのホイールとを備えている。
【0007】
従来のテープ結束装置は、上部横シール部の下側に位置する袋首部で一連の絞り・結束動作を行っているのであるが、直線作動式の結束装置では、テープ結束器の入口において、切欠きが形成された一対の絞り板によって袋包装体の袋首部の絞りを行い、絞られた袋首部をテープ結束器内に通過させることでテープによる結束を行うものであるので、一対の絞り板の往復動作のうち往動作のみを利用しているので、時間的なロスが生じる。
【0008】
また、ロータリ式の結束装置では、結束処理速度を向上するため、連続回転する駆動軸の周りに少なくとも4つの絞り機構を配設して各絞り機構が次々に袋包装体の袋首部を絞る構造となっている。そのため、装置が大がかりになると共に、袋包装体の結束装置への受渡しに時間がかかると共に、テープ結束器での袋包装体の移動速度に限界があるので、定位置に配設されたテープ結束器への袋包装体の送り込み速度を加減する必要がある。従って、袋包装体の絞りと結束処理速度を向上しようとしても限度があり、非効率的となる構造となっている。
【0009】
【発明が解決しょうとする課題】
そこで、包装物を収容し袋包装体の袋開口部における横シールまでの包装作業は包装機で行われるのであるが、包装機による横シール部から出た袋を直ちに搬送する袋包装体の搬送作業と、搬送された袋包装体の袋首部の絞り作業を分担すると共に、搬送作業と絞り作業とをそれぞれ一対の手段にて、一つ置きの袋包装体に対して処理することにより、袋包装体の袋首部の絞りと袋首部のテープ結束との連続的な処理を可能にする点で解決すべき課題がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明の目的は、上記の課題を解決することであり、製袋充填機のような包装機に直結して接続可能であり、搬送作業と絞り作業とをそれぞれ一対の手段にて行い、多数の絞り搬送手段を設けることをなくして機構を簡単化し、連続的に供給される個々の袋包装体を、次々に搬送し且つ絞りとテープ結束を施すことを可能にする、結束処理速度が高い袋包装体のテープ結束方法及びその装置を提供することである。
【0011】
この発明は、袋包装体の搬送方向の各側においてそれぞれ配設されて対をなす把持手段の各把持手段によって、前記袋包装体を一つ置きに交互に把持した把持状態で搬送し、前記把持手段によって搬送された前記袋包装体の袋首部を前記把持手段が把持する側と反対側において作動する絞り手段によって絞ると共に前記把持手段に代わって前記袋包装体を受け取り、前記袋首部が絞られた状態の前記袋包装体を前記絞り手段によってテープ結束器に送り込むことにより前記袋包装体の前記袋首部をテープ結束することから成る袋包装体のテープ結束方法に関する。
【0012】
また、この発明は、袋包装体の搬送方向の各側においてそれぞれ配設されて対をなし且つ一つ置きの前記袋包装体に対して交互に把持して前記袋包装体を把持状態で搬送する一対の把持手段、前記把持手段が把持する側と反対側において作動し前記把持手段によって搬送された前記袋包装体の袋首部を絞ると共に前記把持手段に代わって前記袋包装体を受け取る絞り手段、及び前記袋首部が絞り状態で前記絞り手段によって送り込まれる前記袋包装体の前記袋首部にテープを結束するテープ結束器から成る袋包装体のテープ結束装置に関する。
【0013】
この袋包装体のテープ結束方法及びその装置によれば、袋包装体を搬送する搬送方向の各側において配設された一対の把持手段のそれぞれが、一つ置きの袋包装体を交互に把持し、各把持手段は各袋包装体を把持状態で搬送する。各袋包装体に対して、把持手段が把持する側と反対側において作動する絞り手段が、把持手段によって搬送された袋包装体の袋首部を絞る。絞り手段は、把持手段に代わって受け取った袋包装体を、袋首部の絞り状態でテープ結束器に送り込み、テープ結束器は、袋包装体の袋首部にテープを巻き付けて結束する。
【0014】
前記袋包装体は、袋開口部をシールする横シール部が前記搬送方向に沿う姿勢で搬送される。袋包装体の向きと搬送方向とを関連付けることにより、把持手段による把持が袋包装体の側方から可能になると共に、袋首部の絞りが搬送方向前後から行われる。
【0015】
前記袋包装体は袋開口部をシールする横シール部が前記搬送方向に沿う姿勢で搬送され、前記把持手段は、前記搬送方向の側方に面する前記袋首部の平坦な上側部分を吸着する上側吸着部と、前記搬送方向の側方に面し且つ前記上側部分から離間した前記袋包装体の包装物を収容した袋本体部分を吸着する下側吸着部とから構成される吸着手段である。即ち、吸着手段は、搬送方向に沿う姿勢の袋包装体に対して、搬送方向の側方に面する幅広い側部に作用し、袋包装体を安定して把持する。また、吸着手段は絞り手段が絞る袋首部の上側部分と前記上側部分から離間した袋本体部分において吸引するので、絞り手段は、吸着手段と干渉することなく、吸着手段の上側吸着部と下側吸着部との間において袋首部を絞る動作を行う。
【0016】
この袋包装体のテープ結束方法及びその装置において、前記各絞り手段は、前記袋包装体の前記袋首部を絞るため前記袋包装体の搬送方向前後に開閉動作をする一対の絞りアームを備える。即ち、各絞り手段に備わる一対の絞りアームは、搬送方向の送られる袋包装体の側方に配置され、搬送方向前後に開閉動作をすることにより、袋首部を絞る。
【0017】
袋包装体のテープ結束装置において、前記各絞りアームは回動軸部に歯車を備えており、一方の前記絞りアームに備わる前記歯車と他方の前記絞りアームに備わる前記歯車とが噛み合うことにより、前記各絞りアームは互いに反対方向に回動する。歯車の噛合いにより、一対の絞りアームは、同期して互いに反対方向に回動して確実な開閉動作する。
【0018】
また、前記各絞り手段は、前記把持手段による前記袋包装体の把持及び搬送に同期して、前記袋首部を絞る絞り位置と前記テープ結束器における結束終了位置との間で往復動する移動板に配設されている。即ち、袋包装体を把持して搬送する把持手段の動作に同期して、各絞り手段を配設した移動板が袋首部を絞る絞り位置とテープ結束器における結束終了位置との間で往復動する。従って、把持手段が搬送した袋包装体は、搬送終了位置において、移動板によって送り戻されてきた絞り手段によって袋首部が絞られ、移動板の送りによって、袋包装体は絞り手段によって袋首部が絞られた状態でテープ結束器における結束終了位置まで送られる。その送りの間において、絞られた袋首部にはテープ結束器によってテープが巻き付けられて結束される。
【0019】
袋包装体のテープ結束方法及びその装置において、一方の前記絞り手段の前記絞りアームが前記袋包装体の前記袋首部を絞った状態で前記袋包装体を前記テープ結束器に送り込む送込み行程にあるときには、他方の前記絞り手段の前記絞りアームは拡開状態で戻り行程にあり、前記送込み行程にある一方の前記絞り手段と前記戻り行程にある他方の前記絞り手段とは、互いに非干渉状態にすれ違う。一対の絞り手段が、交互に袋包装体に絞り動作を行い且つ袋首部を絞った状態でテープ結束器への送りと袋包装体の解放後に絞り位置への戻りとを行うことにより、連続状態に搬送されてくる袋包装体の袋首部の絞りとテープの結束とが、高速で処理される。
【0020】
袋包装体のテープ結束方法及びその装置において、前記テープ結束器は、前記袋首部が絞り保持された前記袋包装体の送り方向に沿って、前記絞り手段の送りに同期し且つ前記絞り手段の送り速度より遅い速度で送られる。テープ結束器を往復動させることにより、テープ結束行程における袋包装体とテープ結束器との相対移動速度が低くなり、テープ結束動作における高速動作に起因した衝撃や破損が防止される。前記絞り手段による前記袋包装体の送り方向及び前記テープ結束器の移動方向は、前記搬送方向の延長線上に一致している。絞り手段及びテープ結束器の移動方向を、把持手段による袋包装体の搬送方向の延長線上に一致させることにより、袋包装体を搬送するための把持手段の移動方向と、絞り手段及びテープ結束器の移動方向とが揃い、搬送方向及び送り方向の両側に位置する把持手段と絞り手段とのレイアウトが簡単化され、作動上の両手段の干渉が回避される。
【0021】
前記袋包装体は、製袋充填機によって製袋されつつ包装物が充填された袋包装体であり、前記製袋充填機の袋包装体排出口において前記把持手段が前記袋包装体を把持する。このテープ結束方法及び装置は、製袋充填機によって製作されて排出される袋包装体に対して適用され、包装物と包装フィルムとの一連の包装処理の一環として用いられる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて、この発明による袋包装体のテープ結束方法及びその装置の実施例を説明する。図1はこの発明による袋包装体のテープ結束装置の一実施例の要部を示す斜視図、図2は、図1に示す袋包装体のテープ結束装置の作動の様子を示す概略説明図である。また、図3は図1及び図2に示すこの発明による袋包装体のテープ結束装置の一部を取り除いて示す平面図、図4は図3に示す袋包装体のテープ結束装置の一部を取り除いて示す正面図、及び図5は図3に示す袋包装体のテープ結束装置の一部を取り除いて示す側面断面図である。
【0023】
図1及び図2に示すこの発明による袋包装体のテープ結束装置1は、縦型製袋充填包装機の後段に付設して態様で設けられている。縦型製袋充填包装機は、ウェッブ状の包装フィルムを上方から下方に走行される縦型の筒状フィルムT(図4及び図5参照)に成形し、横シール機構50によって、先行して形成された筒状の袋Pの袋口部P1 を封鎖すると共に次の袋の底部P2 を形成し、底部P2 が形成された筒状の袋に包装物を充填し袋口部P1 を封鎖する行程を繰り返して、袋包装体Pを連続的に製作していく包装機である。縦型製袋充填包装機は、それ自体、公知のものを用いることができるので、次に説明する横シール機構50を除きこれ以上の詳細な説明を省略する。
【0024】
横シール機構50によって内部に包装物を収容した袋包装体Pの袋口部P1 を封鎖した袋包装体Pに対して、左右の側方から作用する適宜のしごき手段によって袋首部P3 が平坦化される。横シール機構50は、公知の機構であって良く、袋包装体Pの各側において、それぞれ、先行して形成された袋包装体Pの袋口部P1 を熱溶着して封鎖するための下側ヒートシーラ部52と次に形成される袋包装体Pの袋底部P2 を熱溶着して封鎖するための上側ヒートシーラ部53とを有する一対の横ヒートシーラ51が配置されている。一方の横ヒートシーラ51bには、上側ヒートシーラ部53と下側ヒートシーラ部52との間において、先行して形成された袋包装体次に形成される袋と区切って切断するためのカッタ54が備わっており、他方の横ヒートシーラ51a(図5参照。図1及び図2では省略)には、カッタ54のための逃げ55が形成されている。一対の横ヒートシーラ51の直ぐ上方には、袋首部P3 に包装物が存在しているか否かを検出する検出板63が設けられている。検出板63は横ヒートシーラ51と略同期して作動するので、結束すべき袋首部P3 に包装物が存在しているときには、検出板63の正常時と異なる動きをセンサ64が検出して、異常状態が報知される。
【0025】
横シール機構50においては、フレーム45に取り付けられたモータ56の回転出力は、第1リンク57を介して、フレーム45に回動自在に設けられた往復回動部材58に伝達される。往復回動部材58は、第2リンク59aを介して直接に一方の横ヒートシーラ51aのためのシーラブロック60aに連結されている。横ヒートシーラ51aは、シーラブロック60aがフレーム45に案内自在に支持されているガイド杆62に案内されることで、袋包装体Pに対して進退する。往復回動部材58は、また、第2リンク59b、横ステー61及びガイド杆62を介して他方の横ヒートシーラ51bのためのシーラブロック60bに連結されており、横ヒートシーラ51bは、一方の横ヒートシーラ51aと同期して、袋包装体Pに対して進退する。一対の横ヒートシーラ51a,51bは、袋内への包装物の充填に合わせて同期して筒状チューブTに接近・離反する動作を繰り返しており、互いに接近したときに、袋に横ヒートシールを施し且つカッタ54が完成した袋包装体Pを筒状チューブTから切り離す。
【0026】
横シール機構50には、カッタ54によって切り離された袋包装体Pを吸着して把持する把持手段としての吸着手段10が袋包装体Pの各側方に設けられている。即ち、横シール機構50の各シーラブロック60a,60bには、袋包装体Pの横シール方向と平行な方向に延びるレール18,18が形成されており、吸着手段10を構成する一対の吸着具11a,11bが袋包装体Pの各側において、それぞれレール18に摺動可能に設けられている。図1においては、吸着手段10については、手前側の一方の吸着具11aのみ図示されている。袋包装体Pは、吸着手段10によって吸着された状態で、袋包装体Pの横シール方向である、レール18が延びる方向(矢印Aで示す)に搬送される。
【0027】
各吸着具11は、平坦化された袋首部P3 の上側部分P4 を吸着する上側吸着部12と、袋首部P3 の上側部分P4 から下方に離間した袋包装体Pの包装物が収容された袋本体部分P5 を吸着する下側吸着部13とから構成されている。各吸着具11において、上側吸着部12と下側吸着部13とは、一続きの吸引ボックス14に構成されており、吸引ボックス14の内部には吸引エアホース15が接続されている。上側吸着部12と下側吸着部13とに対応して、吸引ボックス14の吸着面には多数の吸引孔16(図1及び図5に一部のみ符号で指し示す)が形成されている。吸引エアホース15の吸引側には、適宜の制御弁(図示せず)が設けられており、制御弁を制御することによって吸着具11による袋包装体Pの把持が制御されている。上側吸着部12と下側吸着部13とは、袋包装体Pの側方から作用して袋包装体Pの搬送方向Aの側方に面する幅広い面に吸着するので、袋包装体Pを安定して把持する。各吸引ボックス14は、上側吸着部12と下側吸着部13との間において、平坦化された袋首部P3 から側方に離間して袋首部P3 との間に空所17が形成されており、空所17は、袋首部P3 に結束のための後述する絞り手段20が吸着具11と干渉することなく入り込むときのスペースを与えている。
【0028】
把持手段である各吸着手段10は、図1では一方の吸着具11aのみ図示しているが、袋包装体Pを搬送する搬送方向(A)の各側において配設されているので、一対の吸着具11a,11bが、それぞれ、連続して製作される袋包装体Pを一つ置きの交互に把持し、各吸着具11は各袋包装体Pを把持した状態でレール18に沿って搬送する。即ち、図2に示すように、一方の吸着具11aが製袋充填機から排出される排出位置である搬送開始位置S1 において袋包装体Pを吸着しようとするときには、他方の吸着具11bが吸着した袋包装体Pを搬送終了位置S2 まで搬送し終わっている。
【0029】
両横ヒートシール部51a,51bが横シール・カットを行うため互いに接近したとき、片方の吸着具(例えば11a)のみが適当な弁動作に基づいて吸引ボックス14内を負圧にすることで作動し、袋包装体Pはその吸着具によって片側で吸着される。両横ヒートシール部51a,51bが離間するとき袋包装体Pは片方の吸着具によって吸着把持された状態で後退し、製袋充填機における次の包装動作の間に、吸着具11aは袋包装体Pを吸着把持した状態でレール18に沿って移動し、後述する絞り動作が行われる搬送終了位置(絞り位置)S2 に対応した控え位置(図3の11aの位置を参照)まで送る。製袋充填機における次の袋包装体Pのための横シール動作に応じて、吸着した袋包装体Pは、控え位置から搬送終了位置(絞り位置)S2 に移動される。このとき、製袋充填機によって製作される次の袋包装体Pは、他方の吸着具(11b)によって吸着把持され、上記と同様の搬送が袋包装体Pの反対側で行われる。先の袋包装体Pを搬送した吸着具11aは吸着動作をオフにした状態で元の搬送開始位置S1 位置に戻り、更に次の袋包装体Pに対する吸着動作に備える。このように、次々と製作される袋包装体Pは、待ち時間を経ることなく、製作された時に、直ちにいずれか一方の吸着具11a又は11bによって吸着把持されて搬送される。
【0030】
吸着手段10によって吸着された状態で搬送終了位置(絞り位置)S2 にまで搬送された袋包装体Pは、次の袋包装体Pの横シール動作が行われている間、後述する絞り手段20の絞り動作で袋首部P3 が絞られて引き渡される。搬送終了位置(絞り位置)S2 に搬送された袋包装体Pに対する絞り及び結束動作についても、袋包装体Pの各側にそれぞれ設けられている一対の絞り手段20(20a,20b)によって行われる。各袋包装体Pに対して、絞り手段20は、吸着手段10が吸着する側と反対側において作動し、吸着手段10によって搬送された袋包装体Pの袋首部P3 を絞る。絞り手段20は、吸着手段10に代わって受け取った袋包装体Pを、袋首部P3 の絞り状態でテープ結束器30に送り込み、テープ結束器30は、袋包装体Pの袋首部P3 が通過されるスリット31、テープリール32から供給される結束用の片面粘着テープ40、内部に結束機構を備えた基板33、及び基板33に形成され且つスリット31に接続され且つ結束された袋包装体Pが落下される孔部34を備えている。袋包装体Pの袋首部P3 がスリット31を通過される間に袋首部P3 には所定長さに切断された片面粘着テープ40が巻き付けられて結束が行われる。
【0031】
各絞り手段20a、20bは、袋包装体Pの袋首部P3 を絞るため,袋包装体Pの搬送方向Aの前後に開閉動作をする一対の絞りアーム21,21を備えている。絞りアーム21,21は、搬送方向Aに送られる袋包装体Pの側方に配置されており、袋首部P3 を絞るため搬送方向Aの前後に開閉動作をする。各絞りアーム21は、上下二枚のアーム部22,22から成り、上下アーム部22,22間の上下間隔は、後述するテープ結束器30が通過可能なように、テープ結束器30の厚さを収容可能な幅に設定されている。
【0032】
図1、図2、図3及び図4を参照して絞り手段20について説明する。各絞りアーム21は基部である回動軸部に歯車23が取り付けられており、一方の絞りアーム21に備わる歯車23と他方の絞りアーム21に備わる歯車23とが噛み合わされている。各絞りアーム21の先端には、袋首部P3 と係合する溝24が形成されている。歯車23,23の歯数は同じであるので、歯車の噛合いにより、一対の絞りアーム21,21は同期して互いに反対方向に同じ回動量で回動する。各絞り手段20は、袋包装体Pの搬送方向Aの延長線上で往復動する移動板28に設けられている。各絞りアーム21,21を開閉駆動するため、移動板28の往復動を回動運動に変換するカム手段25が配設されている。カム手段25は、一方の歯車23に噛み合う歯車26と、歯車26に偏心した位置に設けられているカムフォロア27とから成り、カムフォロア27が図示しないフレームに取り付けられているカム板と係合している。移動板28が往復動するとき、カムフォロア27がカム板とのカム作用を受けて歯車26を回動させるので、一対の絞りアーム21,21は、歯車26と噛み合う歯車23を介して同期して開閉駆動され、袋包装体Pの袋首部P3 を対向する溝24間において搬送方向Aの前後方向から絞る。
【0033】
移動板28は、図4に示すように、モータ65の回転を往復動に変換するリンク・カム機構のような機構によって駆動され、吸着手段10が袋包装体Pを搬送する搬送終了位置(絞り位置)S2 と後述する結束終了位置S3 との間で、吸着手段10の動作と同期して往復動する。即ち、モータ65の回転は、チェーン66を介してスプロケット67に伝達され、スプロケット67に設けられている同軸のカム68を回転駆動する。カム68の回転に従って、カムフォロワとしての揺動レバー69が支軸70の回りに回動し、揺動レバー69の先端部にある程度の自由度をもって連結された中間レバーを介して、移動板28が往復動される。
【0034】
テープ結束器30は、好ましくは、本出願人が既に特許出願(特願平2000−121656号)において開示している構造のものを用いることができるが、これに限定されない。テープ結束器30には袋首部P3 が絞られた袋包装体Pが通過されるスリット31が形成されており、スリット31は、袋包装体Pの搬送方向Aの延長線に沿って位置している。絞られた袋首部P3 をスリット31に強制的に通過させることにより、テープリール32からスリット31に供給されている結束用の片面粘着テープ40を袋首部P3 に巻き付けることができる。
【0035】
テープ結束器30は、袋包装体Pの送り方向に沿って、絞り手段20の送りに同期し且つ絞り手段20の送り速度より遅い速度で送られる。テープ結束器30を絞り手段20の送りに同期して往復動させるため、スプロケット67に同軸に設けられている別のカム(図示せず)によって揺動レバー75(図4参照)を、揺動レバー69と同様に、支軸76の回りに揺動させ、揺動レバー75の先端部77に中間連結部78を介してテープ結束器30に連結させている。テープ結束器30を往復動させることにより、絞られた袋首部P3 がスリット31を通過するテープ結束行程における袋包装体Pとテープ結束器30との相対移動速度が低くなる。従って、一つのテープ結束動作が開始してから完了するまでの周期において、結束動作のための時間が長く取られて比較的緩やかに結束動作が行われ、高速動作に起因した袋包装体Pに対する衝撃や袋包装体Pの破損が防止される。袋包装体Pを搬送するための把持手段である吸着手段10の移動方向と、絞り手段20及びテープ結束器30の移動方向とが揃えられているので、吸着手段10と絞り手段20について、レイアウトが簡単化されると共に、駆動機構が簡素化され、且つ作動上の干渉が回避される。
【0036】
また、各絞り手段20の移動板28による往復動は、吸着手段10による袋包装体Pの把持及び搬送に同期して、袋首部P3 を絞る搬送終了位置(絞り位置)S2 とテープ結束器30における結束終了位置S3 との間で行われる。即ち、袋包装体Pを把持して搬送する吸着手段10の動作に同期して、各絞り手段20を配設した移動板28が絞り位置S2 と結束終了位置S3 との間で往復動する。例えば、吸着具11aが搬送した袋包装体Pは、搬送終了位置(絞り位置)S2 において、袋包装体Pについて吸着具11aとは反対の側面側に配置されている絞り手段20b(このとき、移動板28によって絞り位置S2 に送り戻されてきている)によって袋首部P3 が絞られる。絞り手段20bは吸着具11aに代わって袋包装体Pを受け取り、袋包装体Pは、移動板28の送りで絞り手段20bによって袋首部P3 が絞られた状態で、テープ結束器30における結束終了位置S3 まで送られる。その送りの間において、絞られた袋首部P3 にはテープ結束器30によって片面粘着テープ40が巻き付けられて結束される。
【0037】
一つの袋包装体Pに対して、移動板28及び袋首部P3 を絞る絞り手段20が設けられている側は、その袋包装体を搬送する吸着手段10が設けられている側とは、反対側に位置している。そのため、袋包装体Pが搬送された搬送終了位置(絞り位置)S2 において、吸着手段10と絞り手段20とが干渉することはない。特に、一対の絞りアーム21,21が開閉する範囲に対応して、吸着具11には空所17が形成されているので、絞りアーム21,21が袋首部P3 を絞るときに吸着具11と衝突することはない。
【0038】
一方の絞り手段20の絞りアーム21,21が袋包装体Pの袋首部P3 を絞ったときには、他方の絞り手段20で既にテープ結束器30に送り込まれている袋包装体Pは片面粘着テープ40による結束が終了しているので、絞りアーム21,21が開くことにより、結束済みの袋包装体Pがテープ結束器30から排出され適宜の手段にて搬出される。一方の絞り手段20によって袋首部P3 を絞った状態で袋包装体Pをテープ結束器30に送り込む送込み行程にあるときには、他方の絞り手段20の絞りアーム21,21は拡開状態で戻り行程にあるので、絞りアーム21,21の先端部は他方の絞り手段20の先端部より、スリット31から後退している。従って、送込み行程にある一方の絞り手段20と戻り行程にある他方の絞り手段20とは、互いに非干渉状態にすれ違うことができる。一対の絞り手段20,20は、交互に袋包装体Pに絞り動作を行い、且つ袋首部P3 を絞った状態でのテープ結束器30への送りと絞りアーム21,21からの袋包装体Pの解放後に搬送終了位置(絞り位置)S2 への戻りとを行うので、把持手段によって次々に搬送されてくる袋包装体Pについて、搬送速度を維持した状態で、袋首部P3 の絞りとテープ結束とを高速処理することができる。
【0039】
【発明の効果】
この発明は、上記のように構成されているので、次のような効果を奏する。即ち、この袋包装体のテープ結束方法及びその装置によれば、袋包装体を搬送する搬送方向の各側において配設された一対の把持手段のそれぞれが、一つ置きの袋包装体を交互に把持して搬送し、搬送されてきている各袋包装体に対して、把持手段が把持する側と反対側において作動する絞り手段が袋包装体の袋首部を絞り、絞り手段は、袋首部の絞り状態でテープ結束器に送り込んで袋首部にテープを巻き付けて結束する。袋包装体の把持手段による搬送作業と搬送された袋包装体の袋首部の絞り作業とが分担されると共に、搬送作業と絞り作業とはそれぞれ一対の手段にて一つ置きの袋包装体に対して処理される。従って、袋包装体のテープ結束方法及びその装置において、袋包装体の搬送と袋首部の絞りのための各機構が簡単化されると共に、袋包装体の袋首部の絞りと袋首部のテープ結束との連続的な且つ高速の処理が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による袋包装体のテープ結束装置の一実施例の要部を示す斜視図である。
【図2】図1に示す袋包装体のテープ結束装置の作動の様子を示す概略説明図である。
【図3】図1及び図2に示すこの発明による袋包装体のテープ結束装置の一部を取り除いて示す平面図である。
【図4】図3に示す袋包装体のテープ結束装置の一部を取り除いて示す正面図である。
【図5】図3に示す袋包装体のテープ結束装置の一部を取り除いて示す側面断面図である。
【符号の説明】
1 テープ結束装置
10 吸着手段(把持手段)
12 上側吸着部
13 下側吸着部
20 絞り手段
21 絞りアーム
23 歯車
28 移動板
30 テープ結束器
40 片面粘着テープ
50 横シール機構
P 袋包装体
A 搬送方向
P1 袋口部
P3 袋首部
P4 上側部分
P5 袋本体部分
S1 搬送開始位置(排出口位置)
S2 搬送終了位置(絞り位置)
S3 結束終了位置
Claims (6)
- 袋包装体の搬送方向の各側においてそれぞれ配設されて対をなす把持手段の各把持手段によって、前記袋包装体を一つ置きに交互に把持した把持状態で搬送し、前記把持手段によって搬送された前記袋包装体の袋首部を前記把持手段が把持する側と反対側において作動する絞り手段によって絞ると共に前記把持手段に代わって前記袋包装体を受け取り、前記袋首部が絞られた状態の前記袋包装体を前記絞り手段によってテープ結束器に送り込むことにより前記袋包装体の前記袋首部をテープ結束することから成る袋包装体のテープ結束方法。
- 袋包装体の搬送方向の各側においてそれぞれ配設されて対をなし且つ一つ置きの前記袋包装体に対して交互に把持して前記袋包装体を把持状態で搬送する一対の把持手段、前記把持手段が把持する側と反対側において作動し前記把持手段によって搬送された前記袋包装体の袋首部を絞ると共に前記把持手段に代わって前記袋包装体を受け取る絞り手段、及び前記袋首部が絞り状態で前記絞り手段によって送り込まれる前記袋包装体の前記袋首部にテープを結束するテープ結束器から成る袋包装体のテープ結束装置。
- 前記袋包装体は袋開口部をシールする横シール部が前記搬送方向に沿う姿勢で搬送され、前記把持手段は、前記搬送方向の側方に面する前記袋首部の平坦な上側部分を吸着する上側吸着部と、前記搬送方向の側方に面し且つ前記上側部分から離間した前記袋包装体の包装物を収容した袋本体部分を吸着する下側吸着部とから構成される吸着手段であることから成る請求項2に記載の袋包装体のテープ結束装置。
- 前記各絞り手段は、前記袋包装体の前記袋首部を絞るため前記袋包装体の搬送方向前後に開閉動作をする一対の絞りアームを備えており、前記把持手段による前記袋包装体の把持及び搬送に同期して、前記袋首部を絞る絞り位置と前記テープ結束器における結束終了位置との間で往復動する移動板に配設されていることから成る請求項2又は3に記載の袋包装体のテープ結束装置。
- 前記テープ結束器は、前記袋首部が絞り保持された前記袋包装体の送り方向に沿って、前記絞り手段の送りに同期し且つ前記絞り手段の送り速度より遅い速度で送られることから成る請求項2〜4のいずれか1項に記載の袋包装体のテープ結束装置。
- 前記袋包装体は、製袋充填機によって製袋されつつ包装物が充填された袋包装体であり、前記製袋充填機の袋包装体排出口において前記把持手段が前記袋包装体を把持することから成る請求項2〜5のいずれか1項に記載の袋包装体のテープ結束装置。
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