JP4472007B2 - 加熱装置、これを用いた基板処理装置及び半導体装置の製造方法並びに貫通部材 - Google Patents

加熱装置、これを用いた基板処理装置及び半導体装置の製造方法並びに貫通部材 Download PDF

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Description

本発明は、半導体製造技術、特に、被処理基板を処理室に収容して発熱体により加熱した状態で処理を施す熱処理技術に関し、加熱装置、これを用いた基板処理装置及び半導体装置の製造方法並びに貫通部材に関する。
図1に従来の加熱装置を用いた処理炉500の概略断面図を示す。加熱装置は、略円筒形状で上端が蓋された金属製のケーシング501と、このケーシング501の内側に設けられた略円筒形状の断熱材502と、この断熱材502の内壁に設けられた発熱線503とを有する。この加熱装置の内側に、均熱管504及び処理室を形成する反応管505が設けられ、この反応管505中でウエハ506に所望の熱処理が施される。
近年、メタル配線プロセス(Cuアニールなど)で、プロセス温度の低温化(300℃以下)と、さらなるスループット向上が求められている。よって、ウエハの昇降温時間の短縮が重要とされている。しかし、かかる要請に図1に記載の如き加熱装置で応じると、現状のヒータは中高温領域で使用できるように大容量の断熱材を持っているため、昇降温特性が悪く、スループットの向上が困難であった。したがって、熱容量が少なく、高応答性の加熱装置が必要とされている。
また、特許文献1に係る基板処理装置では、発熱体に複数のピンを貫通させ、このピンから加熱空間に冷却ガスを送り込むことで、急激な冷却を可能としている。そして、冷却特性に着目することで、加熱装置の応答性を向上させている。
特許文献2に係る基板処理装置では、ヒーターユニットが、処理室の周りを取り囲むように敷設された発熱体と、この発熱体を取り囲むように敷設された第一反射体とこの第一反射体の外側に空間を取って取り囲むように敷設された第二反射体とを設け、処理室の昇降温効率を向上させてある。
しかし、いずれの従来技術においても、スループットの向上は不十分であり、発熱体のさらに適切な保持構造が必要とされていた。
WO2007/023855 特開2004−311648
かかる従来の実情に鑑みて、本発明は、新たな発熱体の保持構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る加熱装置の特徴は、上下に蛇行状の上折返部及び下折返部を備えると共にこれら上折返部及び下折返部の間の素線部間に隙間を有する発熱体と、加熱空間を包囲する導電性材料で構成される側壁材と、この側壁材の加熱空間側に配置され、前記発熱体を前記上折返部で保持する保持部と、前記側壁材の加熱空間側に突出して配置され、前記発熱体の前記隙間を貫通する貫通部と、前記貫通部から貫通する方向に交差する交差方向に対し、前記貫通部よりも前記発熱体の表裏において突出し、前記貫通する方向に対する前記発熱体の移動を規制する突出部とを有する貫通部材とを有することにある。
上記本発明に係る基板処理装置の特徴によれば、側壁材は導電性材料で構成されるため、熱容量が少なくてスループットを向上させることができる。しかも、前記貫通する方向に対する発熱体の移動、特に中間部の移動を前記突出部により規制することで、この発熱体、特に中間部が側壁材に接触することもない。
本発明の他の目的、構成及び効果については、以下の発明の実施の形態の項から明らかになるであろう。
次に、適宜添付図面を参照しながら、本発明をさらに詳しく説明する。
以下、図面を参照しつつ本発明を実施する為の最良の形態としての第一の実施形態を説明する。
図2〜7に示すように、基板処理装置1は、大略、処理室308を形成する反応容器309と、この反応容器の外周に配置された加熱装置3と、主制御装置4とを備えている。
加熱装置3は、大略、天井部10、円筒状の中間部11、下部12及び端子ケース13を有し、中間部11には発熱体20が支持されている。天井部10には下面と側面に開口するエルボ状の排気導路81が形成され、さらにその下部に反射装置90を有している。中間部11は、発熱体20を支持するインナシェル50を絶縁状態でアウタシェル60により包囲し、さらに外周を化粧パネル70で包囲している。インナシェル50とアウタシェル60とは導電性の材料から構成されており、例えば、ステンレス材等の金属材から構成されている。
中間部11の上部と吸気アタッチメント7xとの間には冷却ガス導入ダクト7yが取り付けられる。吸気アタッチメント7xの開口には開閉バルブ7aとして例えばバタフライバルブが装着され、流路が開閉できるようになっている。吸気アタッチメント7xは冷却ガス供給ライン7に接続される。インナシェル50及びアウタシェル60の間に円筒状の冷却媒体流通通路としての気道14が形成される。冷却ガス導入ダクト7yは環状に略均等に配置された複数のパイプ61により気道14と連通している。一方、排気導路81には強制排気を行う排気ブロア8aを備えた強制排気ライン8が接続され、加熱装置3の内部空間である加熱空間の強制排気が行われる。そして、冷却ガス供給ライン7から導入された空気若しくは不活性ガス等のガスは気道14及び後述の複数の碍子孔から加熱空間18に冷却ガスとして供給され、強制排気ライン8から排気される。
反応容器309は、加熱空間18に順次同心に配置される均熱管315及び反応管310を備え、この反応管310内に処理室308が形成される。この処理室308にはウェーハ305を水平多段に保持するボート300が収納される。このボート300は図示しないボートエレベータにより、処理室内308へ装入、引出し可能である。
反応管310内には反応ガス導入管5x及び排気管6xが連通される。反応ガス導入管5xには流量制御器5aが設けられ、排気管6xには圧力制御器6aが設けられる。反応ガスが所定流量で導入されると共に前記反応管310内が所定圧力に維持される様に、排出口6yから内部ガスが排気され、排気管6xを通じて処理室外に排出される。
他の冷却ガス供給ライン5yは、均熱管315と反応管310との間に形成される均熱管内空間317に連通される。前記冷却ガス供給ライン5yには流量制御器5bが設けられる。また、吸気アタッチメント7xには開閉バルブ7aが設けられる。強制排気ライン8には排気装置としての排気ブロア8aが設けられる。すなわち、均熱管内空間317と加熱空間18の双方に対して冷却ガスを適宜導入・調整することが可能である。
発熱体20は中間部11の円筒の軸心方向に対し、所要のゾーンZ1〜Z5に複数段に区分けされ、ゾーン制御が可能となっている。各ゾーンには各ゾーンの加熱温度を検出する温度検出器が設けられている。なお、発熱体20は各ゾーンそれぞれの成形パターンを同じにすることにより、発熱量を各ゾーンとも均一にする様にしてもよい。
基板処理装置1の各部は主制御装置4によって制御され、例えば、反応管310内で処理されるウェーハ305の処理状態は、主制御装置4によって制御される。この主制御装置4は、温度モニタ部4a、加熱制御部(加熱制御装置)4b、反射制御部4c、第一流量制御部4d、反応管310内の圧力を制御する圧力制御部4e、第二流量制御部4f、排気制御部4g及び前記ボートエレベータ等の機構部を制御する駆動制御部4hを備えている。
温度モニタ部4aは第一〜第三温度検出器TC1〜TC3の温度を検出する。ここで、第一温度検出器TC1は発熱体20近傍で各ゾーンZ1〜Z5毎に設けられる。第二温度検出器TC2は反応管310内の周部における前記各ゾーンZ1〜Z5毎に設けられる。さらに、第3温度検出器TC3は反応管310より上方若しくは反応管310の上部中央を含む範囲に設けられている。
加熱制御部4bは、温度モニタ部4aの検出結果に基づき各ゾーンZ1〜Z5の発熱体20の発熱量を制御する。また、反射制御部4cは、温度モニタ部4aの検出結果に基づき反射装置90の駆動装置としてのアクチュエータ99を制御する。そして、下面が鏡面仕上げされた反射体(リフレクタ)91を適宜傾斜させて発熱体20から反応管310の上部中央に対する集光度を変更し、同部分の温度制御を行う。
第一流量制御部4dは流量制御器5aを制御し、圧力制御部4eは圧力制御器6aを制御し、反応ガスの導入と圧力を制御する。また、第二流量制御部4fは流量制御器5bを制御し、排気制御部4gは開閉バルブ7a及び排気ブロア8aを制御し、冷却ガスの導入と排出とを制御する。
図4に図2中のA部の拡大図を示す。発熱体(ヒータ素線)20は、アルミナ等の絶縁素材としての吊り碍子30によりインナシェル50に固定されている。前記発熱体20には急速加熱が可能である発熱材料、例えばFe−Al−Cr合金が用いられ、発熱表面積が大きくなる様に、断面は平板形状等の形状が採用され、面状発熱体として構成されている。発熱体20は上下に蛇行状の折返部21,22を有しており、中間部は上折返部21と下折返部22とをそれぞれ半ピッチずらして接続する素線部23と、各素線部23間に位置する隙間24から構成されている。また、発熱体20の上部は吊り碍子30に保持される折曲部20aとして折り曲げ加工がなされている。インナシェル50内面は鏡面仕上げされており、発熱体の素線部23裏面から輻射される熱線を前記内面で反射させ、隙間24から加熱空間18に向かって放射する。
絶縁材料としての吊り碍子30はアルミナ等の耐熱絶縁材料よりなる上碍子31及び下碍子32からなり、上金具33と下金具34で発熱体20の上部における折曲部20aを挟んで、ピン35で溶着固定されている。下金具34は二カ所の折曲部においてボルト36によりインナシェル50に取り付けられる。
インナシェル50には中央に貫通孔40aを有し気道14内の冷却ガスをインナシェル50内部に供給する複数の急冷パイプ40がインナシェル50の内壁から加熱空間18側に向かって突出するように設けられている。急冷パイプ40はアルミナ等の絶縁耐熱材料により形成されている。この急冷パイプ40は、隙間24において発熱体20を貫通する貫通部40dと、この貫通部40dが発熱体20を貫通する貫通方向Vに交差する方向にこの貫通部40dよりも突出する突出部としての略円形の鍔40b、40cにより発熱体20の中腹の動きを制限する。すなわち、一対の鍔40b、40c間の貫通部40dに溝を形成する。さらに発熱体20の下端を下段の吊り碍子30の上端位置に重なる位置に設け、発熱体20の下端の急冷パイプ40の貫通方向に対する動きを制限する。
インナシェル50の裏面には冷却媒体流通通路としての水冷管59が設けられている。この水冷管59は、インナシェル50の外面に軸心方向に螺旋状に巻き付けられて溶着される。例えば給・排水経路59a,59bを介して冷却水等の冷却媒体を流すことによりインナシェル50の温度上昇を防ぎ、ほぼ一定に保つ。
インナシェル50の外側には複数の接続碍子51を介して絶縁状態でアウタシェル60が取り付けられる。接続碍子51は絶縁性と耐熱性を有するアルミナ材で製作されているため、不測に発熱体20とインナシェル50とが接触し、インナシェル50に電流が伝わる等により例えば短絡しても、接続碍子51により電流がアウタシェル60に伝わることはない。
接続碍子51の内側はインナシェル50に対し第一のボルト52で固定される。一方、接続碍子51の外側はアウタシェル60に対し絶縁耐熱材料としての環状中空状のカラー53を介して第二のボルト54で固定される。カラー53はアウタシェルの取付孔を貫通して設けられ、アウタシェル60の肉厚よりも厚く形成され、第二のボルト54の頭部下面と接続碍子51外面との間にクリアランス(隙間)を設けている。インナシェル50が熱膨張によって膨らんでも、その変形分をこのクリアランスにより吸収し、アウタシェル60に熱応力が作用することを防ぎ、アウタシェル60の変形を防止している。
アウタシェル60のさらに外側には柱62を介して最外殻である側壁外層としての化粧パネル70が設けられている。この化粧パネル70はフランジを有する柱62を介してアウタシェル60と例えば金属製のリべット62aにより固定アウタシェル60の上部には円筒状の前記気道14に連通する開口61aが設けられ、この開口61aにパイプ61の一端が溶接される。パイプ61は化粧パネル70を貫通し、その他端が冷却ガス導入ダクト7yに連通している。なお、柱62、化粧パネル70は導電性を有する材料から構成されており、例えば、ステンレス材料等の金属材料から構成されている。このため、化粧パネル70とアウタシェル60とは柱62を介して導電する状態で接続されている。なお、アウタシェル60や化粧パネル70に対する導電を上述の如く防ぐことで基板処理装置全体への導電を防止し、作業時の感電等や基板処理装置内の電装品が破損することを防いでいる。
図4に示すように、インナシェル50は上下に複数分割されている。分割された上側のシェルとこれに隣接する下側のシェルとの間には隙間50sが設けられている。そして、インナシェル50のうち上側のシェルである上側シェルに設けられた第一フランジ50tと下側シェルの水冷管59との間にセラミックファイバー等の断熱部材よりなる断熱ブランケット50aを介在させ、隙間50sからの熱逃げを防ぎ、熱的に上下のシェルを分断している。
図7に示すように、中間部11の下部では、インナシェル50の外側に張り出した第二フランジ50xとアウタシェル60の内側に張り出した第三フランジ60xとの間に断熱及び絶縁部材としての断熱ブランケット50yを介在させてある。これにより、インナシェル50とアウタシェル60との間は絶縁されると共に断熱ブランケット50yにより気密状態が保たれる。また、第三フランジ60xと底蓋72aとの間に断熱部材としての断熱ブランケット60yを設け、インナシェル50内部空間の気密を保っている。中間部11と天井部10との間にも同趣旨の構造が採用され、絶縁状態と気密状態が保たれる。最下段の発熱体20の下部は発熱体20の中腹の動きを制限する急冷パイプ40とは別に設けられた急冷パイプ42により支持されている。
次に、図4〜6,8〜12を参照しながら、発熱体20とその保持構造ないし支持構造について説明する。
図8は、打ち抜き加工後曲げ加工前の発熱体20’の状態を、図9は折曲加工後の発熱体20を示す。発熱体20における蛇行状の上側折返部21は方形を呈し、折り曲げ加工により保持用の折曲部20aとされる。後述の突起32dによる移動制限を行い、発熱体の断線・短絡を防止し、寿命を延長させることが可能である。
一方、発熱体の下側折返部22は、素線中腹部分と同じ帯幅 、若しくはそれ以上の帯幅で円弧状とし、素線部23の質量を節約する。これにより、発熱体20全体の熱容量を減少させ、発熱体20全体の応答性を向上させている。
図4〜6,10〜12に示すように、吊り碍子30を構成する上碍子31及び下碍子32にはそれぞれピン貫通用の孔31a,32aが形成され、上碍子31の外側下面の凸部31bと下碍子32の外側上面の凹部32bとが嵌め合わされる。これにより、上碍子31の内側下面31cと下碍子32の内側上面32cとの間に先の折曲部20aを挟み込む隙間を形成する。上碍子31は内側縁部31dが下方に突出し、挟み込まれた折曲部20aの脱落を阻止するように保持する。
下碍子32には、略四角柱形状の突起32dが設けられ、この突起の両側に先の内側上面32cが位置する。下碍子32は複数個が間隔を隔ててピン35に貫通され、隣り合う内側上面32c間に折曲部20aが配置される。発熱体20は円筒状のインナシェル50の内面の円弧方向Rに沿って配置されるが、折曲部20aの両端が先の突起32dにそれぞれ接当することにより、円弧方向Rに対する移動が制限される。また、吊り碍子30は、この円弧方向Rに対して間欠的に配置されるので、熱容量の大きな碍子の総量を減少させることにより全体の熱容量を減少させ、発熱体20全体の応答性を向上させている。
前記急冷パイプ40は、インナシェル50の内面に対する直交方向であり前記発熱体20を貫通する方向である貫通方向Vに突出する。そして、先の鍔40b,40cにより上述の発熱体20の中腹の動きを制限する。さらに発熱体20の下端22を下段の吊り碍子30の上端位置に重なる箇所に配置することで、発熱体20の下端22の前記貫通方向Vに対する動きを制限する。すなわち、急冷パイプ40で上下方向中腹の発熱体20の加熱装置径方向ヘの凸変形と凹変形を制限し、吊り碍子30で素線下端の凹変形を制限している。側壁材としてのインナシェル50は熱容量の小さなステンレス鋼等の金属製材料で構成され、大気雰囲気で使用できる発熱体20を絶縁した状態で固定することができる。なお、導電性のある物質の殆どは、金属等の低熱容量の物質であり、導電性のない物質の殆どは、アルミナ、石英などの高熱容量の物質であり、このような構造により、加熱装置3の応答性をさらに向上させている。
吊り碍子30の上金具33及び下金具34は剛性の点では上記円弧方向Rに連続していることが望ましい。しかし、発熱体20の加熱時の熱膨張による熱変形を防ぐため、分断の必要もある。そこで、適宜個数の吊り碍子30毎に上金具33及び下金具34を分断することで、捻り剛性を保ちつつ熱膨張による下金具34間の隙間34aを最小限に留めている。また、各下金具34間に各上金具33を跨らせることで、さらに捻り剛性を向上させている。
次に、図7を参照しながら、下部12の構造について説明する。発熱体20は一つ下層の吊り碍子30によってインナシェル50への下折返部22の近接を阻止される。一方、最下段の発熱体20に対してはこの吊り碍子が存在しない。そこで、この最下段では、発熱体20の中腹に上述と同位置に急冷パイプ40を設けて中腹部分の変形を抑制し、発熱体20の下折返部22にも他の急冷パイプ42を設けて下折返部22の上記貫通方向Vに対するインナシェル50への近接、離隔変形を防いでいる。なお、両急冷パイプ40,42は同種の部材を用いているが、異なるものを用いてもよい。
ところで、図7の構成において、下側の急冷パイプ42のみを用いた場合は、発熱体20の下端の変形は制限できるが、発熱体20の中腹の凸変形・凹変形を抑制することができない。発熱体20の中腹が加熱空間18側へ凸変形すると反応容器と接触の虞がある。また、発熱体20の中腹が凹変形すれば、インナシェル50との接触によるショート(インナシェルに電流が伝わる等、例えば短絡)の虞がある。一方、中腹の急冷パイプ40のみを用いた場合は、発熱体20の下端が凹変形すれば、インナシェル50との接触によるショートの虞がある。さらに、これらの挙動で発熱体20が頻繁に凸変形・凹変形すると、熱応力により断線の虞が増大し、発熱体寿命の低下に繋がる。図7の構成はこれらの問題を解消するものである。なお、上述の2つの急冷パイプを用いた図7の構造は、最下段のみに限らず、如何なる位置の発熱体に適用してもよい。但し、発熱体20の支持方向(上下方向)に対する発熱体20の集積度を向上させるには、一つ下層の吊り碍子30によってインナシェル50への下折返部22の近接を阻止することが望ましい。また、熱容量の点からも、一つ下段の吊り碍子30によってインナシェル50への下折返部22の近接を阻止するようにし、急冷パイプ(碍子)の使用量を減少させる方が良い。
図2,4に示すように、本実施形態では、上下方向に9段の発熱体20が設けられ、インナシェル50は上下方向に3分割され、各分割体が発熱体20を3段保持する。そして、インナシェル50間には熱膨張による伸びを吸収するために、隙間50sが設けられる。また、冷却ガスが隙間50sから加熱空間18内部に供給されないように断熱材としての断熱ブランケット50uで冷却ガスが隙間50sを塞いでいる。本実施形態では、インナシェル50の下端にフランジ50tを設け、下段のインナシェル50の最上段に位置する水冷管59と同フランジ50tとの間に断熱ブランケット50uを挟み、この隙間50sを塞いでいる。同構成によれば、断熱ブランケット50uにはその伸縮性によりインナシェル50の膨張・収縮を吸収し、インナシェル50と加熱空間18との気密性を維持することができる。
ここで、急冷パイプ40の貫通孔40aは、反応容器309、延いては、その中のウエハを急速に冷却する。しかし、隙間50sは、急冷パイプ40に比べるとコンダクタンスも少ないため、冷却ガスの大部分は隙間50sから加熱空間に漏洩する。しかも、隙間50sはインナシェル50の分割体同士の間に位置し、急冷パイプ40の出口よりも反応容器309と隔たっている。特に反応容器309の手前には発熱体が存在するため、反応容器309への冷却が非効率となってしまう。これを防ぐために上記隙間50sを塞ぐ構造が必要である。この構造は、隙間50sの上下端ともフランジ50tを設けたり水冷管59を設けてもよいが、一方がフランジ、他方が水冷管の方が構造上無駄を生じずに優れている。
隙間50sの近傍では水冷管59を均一な冷却のために必ずしも適切な位置に配置できるとは限らない。したがって、上下9段に積層された発熱体20の各段毎にインナシェルを分断して設けるのではなく、複数段の発熱体20をインナシェル50の一分割体に支持させ、ウエハ間の温度偏差の発生を抑制している。かかる点及び熱膨張による伸長量が比較的小さくて隙間の問題を解消できることから、本実施形態では各分割体に三段の発熱体20を支持させてある。また、水冷管は各分割体毎に一系統設けるので全体で三系統であるが、温度制御が可能である限り、三分割体全体で一系統としたり、さらに異なる数の系統としてもよい。
次に、上記基板処理装置1の動作について説明する。
ウェーハ305の処理は、このウェーハ305が装填された前記ボート300がボートエレベータにより前記反応管310に装入され、前記加熱装置3の加熱により所定温度迄急速加熱される。この加熱装置3により前記ウェーハ305を所定温度に加熱した状態で前記反応ガス導入管5xより反応ガスが導入され、前記排気管6xを介して排気ガスが排出され、前記ウェーハ305に所要の熱処理がなされる。
通常、前記ボート300の装入前は所要の温度、例えば550℃に保温しておき、このボート300が装入された後はウェーハ処理温度、例えば850℃迄昇温保持される。尚、装入前の温度、処理温度は基板処理装置での処理内容に応じて適切な温度が選択される。
前記発熱体20の各段の発熱体20は温度モニタ部4aによって独立したゾーン毎に測定され、発熱体20及び反射装置90により温度制御される。各ゾーンの発熱体20は連続した1つの発熱体であるので、この発熱体20に異常があった場合、例えば断線があった場合も直ちに発見でき、各段の発熱体の劣化状態も容易に把握することができる。
処理が完了すると、ウェーハ出炉温度、例えば550℃迄急速冷却される。このウェーハ305処理後の冷却は、前記流量制御器5a及びエアバルブ7aが開かれ、空気或は窒素ガス等不活性ガスが冷却ガスとして前記冷却ガス供給ライン5y、7より供給される。前記冷却ガス供給ラインから供給された冷却ガスは急冷パイプ40の貫通孔40aを通じて加熱空間18に流入し、発熱体20を外面、内面の両側から急速に冷却する。
このような冷却パイプ40を用いた構成では、ヒータの冷却速度、延いてはウェーハの冷却速度を向上させることができ、ウェーハ処理のスループットを向上させることができる。また、冷却パイプ40は発熱体押さえと冷却ガス供給管とを兼ねているため、別途ヒータ冷却用のガス管を設ける必要がなく、それ故、ヒータ内壁における発熱体面積を向上させることができる。さらに、冷却パイプ40の貫通孔40aの開口部は発熱体20よりも内側にて開口しているので、冷却ガスにより発熱体20が局所的に冷却されることを防止する。その結果、発熱体20の局所的な変形、捩れ、亀裂を抑制し、延いては、発熱体20の断線、反応管310との接触を防止できる。
円筒状の気道14に導入される冷却ガスは、容積の大きな冷却ガス導入ダクト7yを経て分散されることで、気道14に均一に冷却ガスが流入し、冷却むらの発生が防止される。その後、冷却ガスは、複数のパイプ61、気道14、複数の急冷パイプ40を介して加熱空間18に吹き込まれ、加熱空間18を上昇して排気導路81より排気される。インナシェル50内面は加熱空間18を上昇する冷却ガスにより冷却され、均熱管315及び反応管310は加熱空間18及び均熱管内空間317を上昇する冷却ガスにより急速に冷却される。これらにより反応管310内のウェーハ305は急速冷却される。発熱体20にFe−Cr−Alやカーボン、SiC等の発熱体を採用することで、急速加熱、高温加熱が可能となり、更に冷却ガスによる加熱装置3の冷却により急速冷却が可能となっている。
冷却が完了すると、ボートエレベータによりボート300が降下され、このボート300から処理済のウェーハ305が払出される。尚、減圧処理の場合は、反応室を大気圧迄復帰させた後、ボート300が降下される。
本明細書は以下の発明をも含むものとする。
1)基板を処理する基板処理装置に用いられる加熱装置であって、板状で切欠又は貫通孔を有する発熱体と、加熱空間を包囲する導電性材料よりなる側壁材と、この側壁材の加熱空間側に配置された前記発熱体の保持部(保持体)と、前記側壁材の加熱空間側に突出して配置され、前記切欠又は貫通孔を貫通する貫通部材とを備え、前記保持部は前記発熱体を一端のみで保持し、前記貫通部材は、前記発熱体の一端と他端との間の中間部(中間部位)においてこの発熱体の前記切欠又は貫通孔を貫通する貫通部(貫通部位)と、前記貫通する方向に交差する交差方向に対し前記貫通部よりも前記発熱体の表裏において突出し前記貫通する方向に対する前記発熱体の移動を規制する突出部とを有する加熱装置。
2)蛇行状の折り返し構造を持つ発熱体と、導電性のある内壁と、この内壁に対し垂直方向に設けられる第一の絶縁碍子と、この内壁に対し垂直方向に設けられる第二の絶縁碍子とを有し、この発熱体の上端の折り返し部(折り返し部位)はこの第一の絶縁碍子に取付けされ、この発熱体の下端の折り返し部にはこの第二の絶縁碍子が挿入され、この第二の碍子に対し垂直に設けられた2つの鍔でこの発熱体の動きを制限するようにした基板処理装置、加熱装置及び発熱体の保持構造。
3)基板を収納し処理する処理室と、この処理室内の基板を加熱する発熱体とを有し、この発熱体は、発熱体とこの発熱体の外側に位置する筒状の第一のインナシェルと第二のインナシェルとを有し、この第一、第二のインナシェルを、所定の隙間を開けた状態で重ねて配置し、この第一のインナシェルの下端に第一の鍔を設け、この第一のインナシェルの下段に位置する第二のインナシェルの上端に第二の鍔を設け、この第一、この第二の鍔の間に伸縮性を有する部材を配置した基板処理装置、加熱装置及び発熱体の保持構造。なお、第二の鍔は、インナシェルを冷却するための水冷管とするとよい。
4)基板を収納し処理する処理室と、この処理室内の基板を加熱する発熱体とを有し、この発熱体の上端を挟んで支持する吊り碍子と、この素線の下端に挿入され、この発熱体の凸凹変形を抑制する2つの鍔を有する2つの碍子とで保持される基板処理装置、加熱装置及び発熱体の保持構造。
5)基板を収納し処理する処理室と、この処理室内の基板を加熱する発熱体とを有し、この発熱体は、蛇行状に折り返されておりその上端を碍子により保持され、この発熱体の上端の折り曲げ部を角形状として、この碍子の内側に設けた突起により周方向の移動が制限されていることを特徴とする発熱体を有する基板処理装置、加熱装置及び発熱体の保持構造。
6)筒状に形成された側壁と、複数の隙間を有する板状の発熱体とを備え、側壁の内面は熱線を反射可能に仕上げられ、前記側壁の筒状の内面に沿って発熱体を設け、発熱体の素線部表面は加熱空間に向かって熱線を輻射し、前記素線部裏面から輻射される熱線は前記内面により反射され前記隙間を通過して前記加熱空間に輻射される加熱装置、基板処理装置及び発熱体の保持構造。この構造では、素線部23の幅に比較して隙間24の幅を十分にとり、内面からの反射による熱線を有効活用できる幅としてある。この筒状の中心軸に沿って隙間を形成し、中心軸上側を前記保持部材により支持すると、輻射熱を尤も有効に活用すると共に発熱体の面密度を向上させることができるし、発熱体の線量を減少させて熱応答性を向上させることができる。また、筒状の内面を凹曲面とすることで、反射された熱線が隙間を通過して加熱空間内に輻射される効率を向上させることができ、この凹曲面は円弧面であることが望ましい。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
図13〜17に貫通部材としての急冷パイプ40、42の改変例43〜47を例示する。これら急冷パイプ43〜47等はアルミナ等の耐熱絶縁材料により構成される。
図13に示す第二改変例としての急冷パイプ43は、鍔43bとほぼ同径の太径部43cがインナーシェル50まで設けられ、貫通部43dは発熱体20の隙間24を貫通する。この太径部43cの肉厚taは上記実施形態よりも厚く、貫通孔43aを通過する冷却ガスが太径部43c外部の雰囲気により加熱されることを防ぐ。よって、より温度の低い冷却ガスを貫通孔43aから噴出させることができる。
図14に示す第三改変例としての急冷パイプ44では、貫通部44dと同径の小径部44xに鍔44bと同径の外管44cが外挿される。小径部44x及び外管44c合計の肉厚taは上記実施形態より厚く形成され、第二改変例と同様の効果を奏する。
図15に示す第四改変例としての急冷パイプ45では、鍔45bと肉厚taの太径部45cとは同径であり、左右の切り込みにより貫通部45dが形成される。この貫通部45dは上折返部21側の隙間24から挿入される。貫通部45dの肉厚tbの薄肉部分は少なく、上記冷却ガスの加温をより確実に防止することができる。
図16に示す第五改変例としての急冷パイプ46では、鍔46bと太径部46cとは貫通孔46aの軸心方向視で同一の楕円形状を呈する。楕円の短軸は隙間24よりも狭くて鍔46bは長軸を隙間24長手方向に配向する状態で隙間を通過できる。貫通部46dは短軸とほぼ同一径を有している。また、長軸は隙間24通過後に約90度回転させることで鍔46b及び太径部46cにより発熱体20を上記直交方向に対して位置規制することができる。すなわち、インナシェル50への急冷パイプ46の取付と、発熱体20の吊り碍子30への取付と、発熱体20の急冷パイプ46への取付をそれぞれ別工程で行うことができる。
図17に示す第六改変例としての支持棒47は、先のインナシェル50の直交方向に固定される太径部47aから突出する小径部47bを発熱体20の孔23aに貫通させる。そして、小径部47bに形成された小孔47cに楔47dを差し込むことで、発熱体20の移動を規制する。
図18,19に貫通部材としての急冷パイプ40,42のさらに他の改変例(第七改変例)を例示する。第七改変例としての急冷パイプ48は、貫通部48dよりも突出する突出部としての略円形の鍔48cを発熱体20より側壁材としてのインナシェル50側(発熱体20裏面側)にのみ設けてある。発熱体20のインナシェル50側に鍔48cを設けることにより、発熱体20のインナシェル50側への熱変形を防止でき、インナシェル50との接触による短絡を防止することができる。
従来、発熱体の熱変形による側壁材との接触を考慮し、側壁材は絶縁材料や断熱材料で構成していた。しかし、これらの材料は熱容量が大きいため、加熱装置の応答性が低下していた。突出部を発熱体より側壁材側に設けたことで、発熱体の側壁材側への熱変形を防止でき、側壁材を熱容量の小さい金属製材料で構成することが可能となった。これにより、側壁の熱容量を小さくすることができるようになり、加熱装置の応答性をさらに向上させることが可能となった。
また、発熱体20表面側(加熱空間18側)で突出する突出部としての鍔を設けていないので、急冷パイプの製作が容易となる。さらに、発熱体20表面側に鍔が位置しないので、加熱効率も向上する。しかも、一対の鍔で発熱体20を表裏から挟み込まなくてよいので、組み付け作業が容易となる。
ところで、発熱体20は、上端のみが保持部30によって保持され、発熱体20の下端22が上端21よりインナシェル50に対し離隔し垂直姿勢よりも傾斜するように吊り下げてある。この構成により、発熱体20に熱変形が生じても、重力の作用により側壁面側へ押し付けられることとなり、加熱空間側へ発熱体20は反り返りにくい。
なお、上述の他の改変例においてもインナシェル50側にのみ突出部を設けても構わない。また、発熱体の表裏において突出部を設けた貫通部材と、発熱体より側壁材側において突出部を設けた貫通部材とを適宜組み合わせて用いることも可能である。
反応容器は、均熱管及び反応管の双方を備えるように説明したが、均熱管を備えずに反応管のみであってもよい。その他、2重管のみならず、1管や3重管以上の管数に構成されていてもよい。
上記熱処理は酸化処理や拡散処理及び拡散だけでなくイオン打ち込み後のキャリア活性化や平坦化のためのリフローおよびアニール処理等に限らず、成膜処理等の熱処理であってもよい。基板はウエハに限らず、ホトマスクやプリント配線基板、液晶パネル、光ディスクおよび磁気ディスク等であってもよい。バッチ式熱処理装置および枚葉式熱処理装置に限らず、ヒータユニットを備えた半導体製造装置全般に適用することができる。上記インナシェル50及び反射体91の鏡面仕上げ部は、ステンレス鋼の研磨により鏡面とする他、金、白金等の貴金属によるメッキを施しても構わない。
本発明の実施形態は上記の如く構成されるが、さらに包括的には次に列挙するような構成を備えてもよい。
本発明に係る加熱装置の第一の態様は、板状で切欠又は貫通孔を有する発熱体と、加熱空間を包囲する導電性材料で構成される側壁材と、この側壁材の加熱空間側に配置され、前記発熱体を一端のみで保持する保持部と、前記側壁材の加熱空間側に突出して配置され、前記発熱体の一端と他端との間において前記発熱体の切欠又は貫通孔を貫通する貫通部と、前記貫通部から貫通する方向に交差する交差方向に対し、前記貫通部よりも前記発熱体の表裏において突出し、前記貫通する方向に対する前記発熱体の移動を規制する突出部とを有する貫通部材とを有する。
また、本発明に係る加熱装置の第二の態様は、板状で切欠又は貫通孔を有する発熱体と、加熱空間を包囲する導電性材料で構成される側壁材と、この側壁材の加熱空間側に配置され、前記発熱体を一端のみで保持する保持部と、前記側壁材の加熱空間側に突出して配置され、前記発熱体の一端と他端との間において前記発熱体の切欠又は貫通孔を貫通する貫通部と、前記貫通部から貫通する方向に交差する交差方向に対し、前記貫通部よりも前記発熱体の前記側壁材側において突出し、前記側壁材側に前記発熱体の移動を規制する突出部とを有する貫通部材とを有する。
上記第一、第二の態様において、前記突出部は鍔形状で形成するとよい。また、前記貫通部材は、少なくとも発熱体の1つの切欠又は1つの貫通孔に対し複数設けられ、少なくとも前記貫通部材の1つを前記発熱体の1つの切欠又は1つの貫通孔の最下段部に設けるとよい。
上記第一の態様において、前記突出部は前記発熱体の裏面側から前記側壁材に至るまで設けても構わない。また、上記第二の態様において、前記突出部は前記発熱体の側壁材側から前記側壁材に至るまで設けても構わない。これらの態様において、前記突出部は前記貫通部と別体として設けてもよい。そして、前記貫通部に溝が形成され、該溝に前記突出部が設けることが望ましい。また、前記突出部は、楕円形状で形成され、該楕円形状の短軸側が前記発熱体の切欠又は貫通孔の幅より狭く、前記楕円形状の長軸側が前記発熱体の切欠又は貫通孔の幅より広く形成してもよい。さらに、前記貫通部に孔が形成され、該孔に、前記突出部が楔形状で形成されて差し込まれていても構わない。上記第二の態様において、前記発熱体は前記他端が前記一端より前記加熱空間側に位置するように垂直方向に対し傾斜して保持するとよい。これにより、発熱体に熱変形が生じても発熱体を重力により突出部へ移動させるように誘導し、加熱空間側への移動を抑制することができる。
また、本発明に係る加熱装置の第三の態様は、蛇行状に折り返され、上端の折曲部を方形状とし、下端の折曲部を円弧状として形成される発熱体と、該発熱体の上端を保持する碍子を有し、前記碍子は前記発熱体の隣接する上端の折曲部の両端がそれぞれ当接する突起を有する。本発明に係る加熱装置の第四の態様は、発熱体と、この発熱体の外側に位置し、下端に第一の鍔を設けた筒状の第一のインナシェルと、前記発熱体の外側に位置し、上端に第二の鍔を設けた筒状の第二のインナシェルと、前記第一の鍔と前記第二の鍔との間に設けられる伸縮性を有する部材とを有する。
本発明に係る基板処理装置は、上記第一〜第四の加熱装置の各態様において、前記加熱装置の内部の前記加熱空間に基板を処理する反応容器を設けてある。
本発明に係る半導体装置の製造方法の第一の態様は、反応容器内に基板を搬入する工程と、加熱する板状で切欠又は貫通孔を有する発熱体と、加熱空間を包囲する導電性材料で構成される側壁材と、この側壁材の加熱空間側に配置され、前記発熱体を一端のみで保持する保持部と、前記側壁材の加熱空間側に突出して配置され、前記発熱体の一端と他端との間において前記発熱体の切欠又は貫通孔を貫通する貫通部と、前記貫通部から貫通する方向に交差する交差方向に対し、前記貫通部よりも前記発熱体の表裏において突出し、前記貫通する方向に対する前記発熱体の移動を規制する突出部とを有する貫通部材とを有する加熱装置内の前記反応容器内を加熱し前記基板を処理する工程とを有する。
本発明に係る半導体装置の製造方法の第二の態様は、反応容器内に基板を搬入する工程と、加熱する板状で切欠又は貫通孔を有する発熱体と、加熱空間を包囲する導電性材料で構成される側壁材と、この側壁材の加熱空間側に配置され、前記発熱体を一端のみで保持する保持部と、前記側壁材の加熱空間側に突出して配置され、前記発熱体の一端と他端との間において前記発熱体の切欠又は貫通孔を貫通する貫通部と、前記貫通部から貫通する方向に交差する交差方向に対し、前記貫通部よりも前記発熱体の前記側壁材側において突出し、前記側壁材側に前記発熱体の移動を規制する突出部とを有する貫通部材とを有する加熱装置内の前記反応容器内を加熱し前記基板を処理する工程とを有する。
本発明に係る貫通部材の第一の態様は、板状で切欠又は貫通孔を有する発熱体と、加熱空間を包囲する導電性材料で構成される側壁材と、この側壁材の加熱空間側に配置され、前記発熱体を一端のみで保持する保持部とを少なくとも備える加熱装置に用いられる態様であって、前記側壁材の加熱空間側に突出して配置され、前記発熱体の一端と他端との間において前記発熱体の切欠又は貫通孔を貫通する貫通部と、前記貫通部から貫通する方向に交差する交差方向に対し、前記貫通部よりも前記発熱体の表裏において突出し、前記貫通する方向に対する前記発熱体の移動を規制する突出部とを有する。
本発明に係る貫通部材の第二の態様は、板状で切欠又は貫通孔を有する発熱体と、加熱空間を包囲する導電性材料で構成される側壁材と、この側壁材の加熱空間側に配置され、前記発熱体を一端のみで保持する保持部とを少なくとも備える加熱装置に用いられる態様であって、前記側壁材の加熱空間側に突出して配置され、前記発熱体の一端と他端との間において前記発熱体の切欠又は貫通孔を貫通する貫通部と、前記貫通部から貫通する方向に交差する交差方向に対し、前記貫通部よりも前記発熱体の前記側壁材側において突出し、前記側壁材側に前記発熱体の移動を規制する突出部とを有する。
本発明は、例えば、半導体集積回路装置(半導体デバイス)が作り込まれる半導体ウエハに酸化処理や拡散処理、イオン打ち込み後のキャリア活性化や平坦化のためのリフローやアニール及び熱CVD反応による成膜処理などに使用される基板処理装置に利用することができる。本発明は、このような基板処理装置のうち、特に低温領域でプロセスに対して有効なものである。
従来の加熱装置を用いた処理炉の概略断面図である。 本発明における基板処理装置の概略を示す縦断面図である。 図2の天井部近傍における横断面図である。 図2におけるA部拡大図である。 図3におけるB部拡大図である。 図2におけるC部拡大図である。 図2におけるD部拡大図である。 打ち抜き加工後曲げ加工前の発熱体の状態を示す正面図である。 曲げ加工後の発熱体の状態を示し、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は側面図である。 吊り碍子の上碍子を示し、(a)は側面図、(b)は平面図、(c)は正面図である。 吊り碍子の下碍子を示し、(a)は側面図、(b)は平面図、(c)は正面図である。 上金具を外した状態における図5相当図である。 第二改変例にかかる急冷パイプの一部を破砕した側面図である。 第三改変例にかかる急冷パイプの一部を破砕した側面図である。 第四改変例にかかる急冷パイプを示し、(a)は一部を破砕した側面図、(b)は鍔部分を切断した正面図である。 第五改変例にかかる急冷パイプを示し、(a)は一部を破砕した側面図、(b)は正面図である。 第六改変例にかかる支持棒を示し、(a)は一部を破砕した側面図、(b)は正面図である。 第七改変例にかかる急冷パイプの図4相当図である。 第七改変例にかかる急冷パイプの図7相当図である。
符号の説明
1:基板処理装置,3:加熱装置,4:主制御装置,4a:温度モニタ部,4b:加熱制御部,4c:反射制御部,4d:第一流量制御部,4e:圧力制御部,4f:第二流量制御部,4g:排気制御部,4h:駆動制御部,5a:流量制御器,5b:流量制御器,5x:反応ガス導入管,5y:冷却ガス供給ライン,6a:圧力制御器,6x:反応ガス排気管,7:冷却ガス供給ライン,7a:開閉バルブ,7b:急冷パイプ,7x:吸気アタッチメント,7y:冷却ガス導入ダクト,8:強制排気ライン,8a:排気ブロア,10:天井部,11:中間部,12:下部,13:端子ケース,14:気道(冷却媒体流通通路),18:加熱空間,20:発熱体,20a:折曲部,21:上折返部,22:下折返部,23:素線部,24:隙間,30:吊り碍子,31:上碍子,32:下碍子,33:上金具,34:下金具,34a:隙間,35:ピン,36:ボルト,40:急冷パイプ,40a:貫通孔,40b:鍔,40c:鍔,40d:貫通部,42:急冷パイプ,50:インナシェル(側壁内層),50s:隙間,50t:第一フランジ,50u:断熱ブランケット,50x:第二フランジ,50y:断熱ブランケット,51:接続碍子,52:第一のボルト,53:カラー,54:第二のボルト,55a:開口(第一の開口),55b:箱(隔壁体),55c:鍔,55x:ねじ,59:水冷管,60:アウタシェル(側壁中層),60x:第三フランジ,60y:断熱ブランケット,61:パイプ,61a:開口,62:柱,62a:リベット,65:開口(第二の開口),65a:隙間,70:化粧パネル(側壁外層),71:ネジ,72a:底蓋,72b:コイルウケ,81:排気導路,81a:排気口,82:第一の開口,83:第二の開口,90:反射装置,91:反射体,91a:隙間,92:移動機構,93:シャフト,94:中央板,95:ボルト,99:アクチュエーター,100:取付構造,101:温度センサ(温度検出器),102:熱電対接点(温度検出体),103:保護管,103x:隙間,103y:隙間,104:碍子管,105:内鍔,106:外鍔,107:碍子,108:端子,109a:金属管,109b:止めねじ,111:第一パッキン,111a:孔,112:第二パッキン,112a:孔,120a〜c:ねじ,121:温度センサ(温度検出器),125:内鍔,126:外鍔,127:内箱,128:外箱,129:パッキン,131:温度センサ(温度検出器),132:温度センサ(温度検出器),133:保護管,135a〜c:鍔,300:ボート,305:ウエハ,308:処理室,309:反応容器,310:反応管,315:均熱管,317:均熱管内空間,320:L型温度センサ(温度検出器),321:接点(温度検出体),322:接点(温度検出体),330:温度センサ(温度検出器),Z1〜Z5:ゾーン,H1〜H3:貫通孔,R:円弧方向,V:貫通方向

Claims (5)

  1. 上下に蛇行状の上折返部及び下折返部を備えると共にこれら上折返部及び下折返部の間の素線部間に隙間を有する発熱体と、
    加熱空間を包囲する導電性材料で構成される側壁材と、
    この側壁材の加熱空間側に配置され、前記発熱体を前記上折返部で保持する保持部と、
    前記側壁材の加熱空間側に突出して配置され、前記発熱体の前記隙間を貫通する貫通部と、前記貫通部から貫通する方向に交差する交差方向に対し、前記貫通部よりも前記発熱体の表裏において突出し、前記貫通する方向に対する前記発熱体の移動を規制する突出部とを有する貫通部材と
    を有する加熱装置。
  2. 上下に蛇行状の上折返部及び下折返部を備えると共にこれら上折返部及び下折返部の間の素線部間に隙間を有する発熱体と、
    加熱空間を包囲する導電性材料で構成される側壁材と、
    この側壁材の加熱空間側に配置され、前記発熱体を前記上折返部で保持する保持部と、
    前記側壁材の加熱空間側に突出して配置され、前記発熱体の前記隙間を貫通する貫通部と、前記貫通部から貫通する方向に交差する交差方向に対し、前記貫通部よりも前記発熱体の前記側壁材側において突出し、前記側壁材側に前記発熱体の移動を規制する突出部とを有する貫通部材と
    を有する加熱装置。
  3. 請求項1又は2記載の前記加熱装置の内部の前記加熱空間に基板を処理する反応容器を設けた基板処理装置。
  4. 反応容器内に基板を搬入する工程と、
    上下に蛇行状の上折返部及び下折返部を備えると共にこれら上折返部及び下折返部の間の素線部間に隙間を有する発熱体と、加熱空間を包囲する導電性材料で構成される側壁材と、この側壁材の加熱空間側に配置され、前記発熱体を前記上折返部で保持する保持部と、前記側壁材の加熱空間側に突出して配置され、前記発熱体の前記隙間を貫通する貫通部と、前記貫通部から貫通する方向に交差する交差方向に対し、前記貫通部よりも前記発熱体の前記側壁材側において突出し、前記側壁材側に前記発熱体の移動を規制する突出部とを有する貫通部材とを有する加熱装置内の前記反応容器内を加熱し前記基板を処理する工程と
    を有する半導体装置の製造方法。
  5. 上下に蛇行状の上折返部及び下折返部を備えると共にこれら上折返部及び下折返部の間の素線部間に隙間を有する発熱体と、
    加熱空間を包囲する導電性材料で構成される側壁材と、この側壁材の加熱空間側に配置され、前記発熱体を前記上折返部で保持する保持部とを少なくとも備える加熱装置に用いられる貫通部材であって、
    前記側壁材の加熱空間側に突出して配置され、前記発熱体の前記隙間を貫通する貫通部と、前記貫通部から貫通する方向に交差する交差方向に対し、前記貫通部よりも前記発熱体の前記側壁材側において突出し、前記側壁材側に前記発熱体の移動を規制する突出部と
    を有する貫通部材。
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