JP4471331B2 - 画像処理装置及びその制御方法、並びにコンピュータプログラム及び記憶媒体 - Google Patents

画像処理装置及びその制御方法、並びにコンピュータプログラム及び記憶媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は画像処理装置及びその制御方法、並びにコンピュータプログラム及び記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、画像情報中に、画像に関連のある他の情報を多重化する研究が盛んに行われている。
【0003】
近年では、電子透かし技術と称し、写真、絵画等の画像情報中に、その著作者名や、使用許可の可否等の付加情報を視覚的に判別しづらい様に多重化して、インターネット等のネットワークを通じて流通する技術が標準化されつつある。
【0004】
また、他の応用分野としては、複写機、プリンタ等の画像出力装置の高画質化に伴い、紙幣、印紙、有価証券等の不正な偽造を防止する目的で、紙上に出力された画像から出力機器、及び、その機体番号を特定する為に、画像中に付加情報を埋め込む技術がある。
【0005】
例えば、特開平7-123244号では、視覚的に感度の低い色差成分、及び彩度成分の高周波域に付加情報を埋め込むことにより情報の多重化を行う技術を提案している。
【0006】
また、出願人は、誤差拡散法による擬似階調処理を行う際に、通常の疑似階調処理では発生し得ない量子化値の組み合わせを人工的に作成し、誤差拡散法によって生じるテクスチャに規則性を生じさせることにより、多くの付加情報の符号の埋め込みを行う方法を既に提案している。この方法は、テクスチャの形状が微視的に多少変化するだけなので、視覚的には画質が劣化するものではない。また、誤差拡散法の量子化閾値を変更する方法を用いれば、視覚的に面積階調の濃度値も保たれる為、極めて容易に異種信号の多重化が実現できる。
【0007】
図1は、出願人により提案された画像処理システムの構成を表すブロック図である。図中、100及び104はともに入力端子を示し、入力端子100からは多階調の画像情報を、入力端子104からは、画像情報の中に埋め込むべき必要な付加情報が入力される。この付加情報は、入力端子100にて入力される画像情報とは別の様々な情報が考えられる。付加情報には、誤り訂正符号化部103において、誤り訂正のための符号化処理が施される。この誤り訂正符号には、BCH符号、リードソロモン符号等いかなる種類の符号を用いてもよい。誤り訂正符号が施された結果得られた多重化情報は、付加情報多重化部101に入力される。この付加情報多重化部101は、視覚的に判別しづらいように、画像情報中に付加情報を埋め込ませる装置である。この付加情報多重化部は、付加情報の多重化とともに、入力した多階調の画像情報の量子化をも司る。102はプリンタを示し、付加情報多重化部で作成された情報をプリンタエンジンにて出力する。プリンタは、インクジェットプリンタ、レーザープリンタ等、疑似階調処理を用いることにより階調表現を実現するプリンタを想定する。
【0008】
出力された印字物は、スキャナ105を用いて印字物上の情報を読みとり、付加情報分離部106において、印刷時に生成したテクスチャの規則性を解析することにより、印字物中に埋め込まれた付加情報を分離する。分離された付加情報は、誤り訂正復号化部107において、誤り訂正復号化処理が行われた後、出力端子108から出力される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
以上述べた手法を採用すると、確かに、大容量情報を画像情報中に、該画像情報の品質を劣化させることなく多重化することが可能になる。
【0010】
しかしながら、紙上に印字された画像領域を単なる記録媒体としたものでしかなく、フロッピーディスクやCD-ROM等の記録媒体となんら趣旨の変わらないものであった。すなわち、付加された情報は、それ自体が単独の情報として取り扱われ、情報多重化領域となっている画像と組み合わせて何らかの効果を生み出すまでには至っていない。
【0011】
本発明はかかる問題点に鑑みなされたものであり、印刷物を読み取った際、その印刷物に付随して記録されている付加情報を、読み取った画像を表示すると共に再生することで、単なる静止画の枠を越えた特殊効果をかもし出す画像処理装置及びその制御方法、並びにコンピュータプログラム及び記憶媒体を提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するため、例えば本発明の画像処理装置は以下の構成を備える。すなわち、
画像情報と、当該画像情報とは異なり、動画像を表す付加情報とが印刷された印刷物を読み取り、表示する画像処理装置であって、
読み取ることで得た前記印刷物の画像データから前記付加情報を分離する分離手段と、
前記印刷物の画像データが示す画像を表示する表示手段と、
前記付加情報のヘッダ部から、前記表示手段で表示される画像データが示す画像に対する、前記付加情報が表わす動画像の表示すべき位置とサイズを示す情報を取得する取得手段と、
前記分離手段で分離された前記付加情報が表わす動画像の表わすサイズを、前記取得手段で取得した表示すべきサイズになるように、リサイズするリサイズ手段と、
前記リサイズ手段でリサイズされた前記付加情報が表わす動画像を、前記表示手段で表示する前記読み取って得られた画像データが示す画像中の、前記取得手段が取得した表示すべき位置に、重ね合わせて再生する再生手段とを備える。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に従って本発明に係る実施形態を詳細に説明する。
【0014】
尚、実施形態における画像処理装置は、主として、プリンタエンジンへ出力すべき画像情報を作成するコンピュータ内のプリンタドライバソフト、もしくは、アプリケーションソフトとして内蔵することが効率的であるが、複写機、ファクシミリ、プリンタ本体等にハードウエア、及びソフトウエアとして内蔵することも効果がある。
【0015】
図2は、実施形態における画像処理システムの構成を表す機能ブロック図であり、図3は具体的な装置構成を示す図である。
【0016】
図3の装置301において、302は装置全体の制御を司るCPU、303はCPU302のワークエリアとして使用されるRAM、304はBIOSやブートプログラムを記憶しているROMである。305はハードディスク装置等の2次記憶装置であり、ここにOSや図1に示す機能実現手段となるプログラムが格納されている。306は表示部であり、307はマウス、キーボード等を接続するユーザインターフェースである。308はプリンタ、309はイメージスキャナである。これら構成要素がバス310を介して接続されている。
【0017】
図2において、201及び207はともに入力端子を示している。入力端子201については、スキャナ309や画像をファイルとして格納している2次記憶装置305で良いし、入力端子207には2次記憶装置で構わない。いずれにしても、入力端子201からは多階調の画像情報を、入力207からは画像情報の中に埋め込むべき必要なマルチメディア情報Xが入力されることになる。このマルチメディア情報Xは、入力端子201にて入力される画像情報とは別の様々な情報が考えられるが、本実施形態では、図4に示されるような動画像情報とする。
【0018】
なお、図4は、雪が降っているアニメーションを示しており、そのサイズはHM×WM画素となっている。データのフォーマットには、一般的に広く使用されているアニメーションGIFや、ベクトル記述言語で記述されたデータ形式や、MPEG等が考えられるが、本実施形態では、そのいずれを用いても良い。また、入力端子201から入力される多値画像の例としては、図5に示すような夜景画像(HS×WS[pixel])とする。
【0019】
マルチメディア情報Xは、付加情報生成部206にて、多重化フォーマット用のヘッダ部分が加えられ、付加情報Yとして出力される。図6に付加情報Yのフォーマットの例を示す。ヘッダ部601には、該付加情報Yの作成日時や、印字媒体の種類、またマルチメディア情報のバイト数や、拡張子付きのファイル名等が格納される。
【0020】
次に、この付加情報Yは、誤り訂正符号化部205に入力され、誤り訂正用の訂正符号が付加され、その結果多重化情報Zを出力する。誤り訂正符号は様々なものが提案されており、代表的なものとしては、リードソロモン符号、BCH符号、ファイア符号、ピーターソン符号等があげられる。本実施形態では、誤り訂正方式として、これらのうちいずれを用いてもかまわない。
【0021】
さて、図2における付加情報多重化部202は、視覚的に判別しづらいように、画像情報中に多重化情報Zを埋め込ませる。具体的には、誤差拡散法による擬似階調処理を行う際に、通常の疑似階調処理では発生し得ない量子化値の組み合わせを人工的に作成することにより、誤差拡散法によって生じるテクスチャに規則性を生じさせることにより、符号の埋め込みを行う。この方法は、テクスチャの形状が微視的に多少変化するだけなので、視覚的には画質が劣化するものではない。また、誤差拡散法の量子化閾値を変更する方法を用いれば、視覚的に面積階調の濃度値も保たれる為、極めて容易に異種信号の多重化が実現できる。
【0022】
こうして、多重化が行われると、プリンタ203により印刷出力する。ユーザーにしてみれば、このとき印刷された結果は、入力端子201より入力した画像が印刷されるかのように見える。なお、プリンタ203は、インクジェットプリンタ、レーザープリンタ等、疑似階調処理を用いることにより階調表現を実現するプリンタであれば良い。
【0023】
以上が、情報多重化装置側の動作内容である。
【0024】
次に、印字物中に埋め込まれた情報を復元する装置の動作について説明する。この装置の具体的構成は、図3と同様である。
【0025】
出力された印字物は、スキャナ309等の光学読み取り装置209を用いて印字物上の画像情報を読みとる。読み取り解像度は、印字解像度と同一か、それ以上の解像度である必要がある。スキャンして得られた画像情報(H'S×W'S [pixel])は、付加情報分離部210に入力され、同部において、印刷時に生成したテクスチャの規則性を解析することにより、印字物中に埋め込まれた多重化情報Z’を分離する。
【0026】
読みとられた多重化情報Z’は、誤り訂正復号化部211に入力される。誤り訂正復号化部211では誤り訂正処理を行い、その結果得られた付加情報Y’は、コンテンツ表示部212に入力され、付加されていたマルチメディア情報の種類に応じて、適切な手段によりコンテンツの再生を行う。
【0027】
図7は、本実施形態におけるコンテンツ表示部212の処理の流れを示している。以下、同図に沿って説明する。
【0028】
同図ではまず、ステップS701において、読み取った付加情報Y’が動画であるか否かの判定を行う。判定は、付加情報Y’のヘッダ部に含まれているマルチメディア情報のファイル名の拡張子を用いて行う。すなわち、ファイルの拡張子が、「GIF」や「MPG」、あるいは、その他動画像のフォーマットを示すような拡張子であった場合、処理はステップS702に進み、その他の拡張子であった場合には、ステップS708において、各種拡張子に応じたアプリケーションを用いて、マルチメディア情報の再生を行う。ステップS702において、スキャナ209で読み取られた画像情報( H'S×W'S[pixel])を読み込み、ステップS703において、図8に示すような表示用のサイズHD×DD[pixel]にリサイズし、表示用のビューワ801に背景画像として表示する。リサイズの方法は、公知である最近隣補間法や線形補間法等のいずれを用いても良い。
【0029】
次に、ステップS704において、解読した動画像情報Xを、表示用のサイズHD×WD[pixel]にリサイズし、ステップS705において背景画像に重ね合わせて動画情報の再生処理を行う。図8は、動画像再生処理の例であって、スキャンした夜景の画像上で、雪が降っている様子を示している。ユーザは、ビューワ801の再生ボタン802、一時停止ボタン804、ストップボタン804及び、処理終了ボタン805等で動画を制御することができる。再生終了後、ステップS706において再生ボタンが押されたなら、再び動画像再生処理を行い、ステップS707において処理終了ボタンが押されたなら、処理を終了する。
【0030】
以上が、本実施形態における処理の流れの説明である。本実施形態で説明したように、スキャナで読み取られた画像と、その画像中に埋め込まれている動画情報を合成することにより、従来なかったようなエンターテイメント性の高い印字、復元、再生処理を実現することが可能となる。また、本実施形態では付加情報として、動画像情報1つを選択したのみであったが、動画像情報は1種類に限定するものではなく、また動画像情報とは別の例えば音声情報等を動画像情報と一緒に印字画像領域中に多重化し、再生時に動画像情報と同時に音声情報を再生するという応用も本発明の範疇に含まれる。
【0031】
また、本実施形態では、画像中に付加情報を視認不可能な状態で埋め込む技術を採用したが、同様の効果は図9に示すような2次元ドットコードあるいはバーコードを印字することでも、実現することが可能である。図9において、901は2次元のドットコード領域であり、同領域に動画像情報がドットのオン・オフにより印字されている。再生側では、該領域901をスキャンすることで動画像情報を復元し、画像領域をスキャンすることによって得られた画像情報と合成することで、本発明が狙うものと同様の効果を生み出すことができる。当然のことながら、この場合も本発明の範疇に含まれる。
【0032】
なお、付加情報がテキスト等の時間経過によって変動しないものである場合には、組み合わせ再生を行わないようにしても良い。この場合の判断は、拡張子によって行えば良いであろう。すなわち、MPEGやWAVと行った拡張子の場合、少なくとも時間変化する情報であるので、この場合には、上記実施形態で説明したように組み合わせ同時再生を行う。
【0033】
<第2の実施形態>
上記実施形態(第1の実施形態)では、図8に示すように、スキャンした画像の全面に動画像を合成して表示していたが、ユーザが任意の場所に、任意のサイズで動画像を合成して表示させたい、というニーズも当然考えられる。そこで本第2の実施形態では、これを実現する例を説明する。
【0034】
図10は、本実施形態において用いる動画像情報を示している。動画像のサイズはHM×WM[pixel]であり、文字1001と図形1002が互いに点滅するようなアニメーションであるとする。
【0035】
図11は、前記動画像情報が多重化印刷される画像を示している。本実施形態においては、多重化させようとしているユーザは、図11に示す画像の領域1101に、前記動画像情報を合成したいと考えているものとする。再生領域1101は、図11に示すように、再生領域の原点となる左上の座標(Px,Py)と、再生する際のサイズHDM×WDM[pixel]で表現されている。単位は、パーセントで表され、印字される画像の縦、横それぞれのサイズを100%と定義する。
【0036】
これらの情報は再生側で必要となるため、図2の付加情報生成部206において、多重化フォーマットのヘッダ部にその情報を格納する必要がある。図12は、本第2の実施形態における多重化フォーマットを示している。第1の実施形態と異なり、ヘッダ部1201にマルチメディア情報の再生位置1202を格納する部分があり、前記再生位置情報Px,Py,HDM,WDMをQビット単位で格納する。
【0037】
後の印字側の処理は、第1の実施形態で説明と実質的に同様であり、復号化処理も第1の実施形態とほぼ同様の処理を行う。
【0038】
出力された印字物は、スキャナ等の光学読み取り装置209を用いて印字物上の画像情報を読みとる。読み取り解像度は、印字解像度と同一か、それ以上の解像度である必要がある。スキャンの結果得られた画像情報(H'S×W'S[pixel])は、付加情報分離部210に入力され、同部において、印刷時に生成したテクスチャの規則性を解析することにより、印字物中に埋め込まれた多重化情報Z'を分離する。
【0039】
読みとった多重化情報Z'は、誤り訂正復号化部211に入力される。誤り訂正復号化部211では誤り訂正処理を行い、その結果得られた付加情報Yは、コンテンツ表示部212に入力され、付加されていたマルチメディア情報の種類に応じて、適切な手段によりコンテンツの再生を行う。
【0040】
図13は、本第2の実施形態におけるコンテンツ表示部212の処理の流れを示している。以下、同図に沿って説明する。
【0041】
まず、ステップS1301において、読み取った付加情報が動画であるか否かの判定を行う。判定は、付加情報 ヘッダ部に含まれているマルチメディア情報のファイル名の拡張子を用いて行う。すなわち、ファイルの拡張子がGIFやMPG、あるいは、その他動画像のフォーマットを示すような拡張子であった場合、処理はステップS1302に進み、その他の拡張子であった場合には、ステップS1310において、各種拡張子に応じたアプリケーションを用いて、マルチメディア情報の再生を行う。ステップS1302において、スキャナ209で読み取られた画像情報(H'S×W'S[pixel])を読み込み、ステップS1303において、図14に示すような表示用のサイズHD×WD[pixel]にリサイズし、表示用のビューワ1401に背景画像として表示する。リサイズの方法は、公知である最近隣補間法や線形補間法等のいずれを使用してもよい。
【0042】
次に、ステップS1304において、解読した動画像情報X(HM×WM[pixel])を、ステップS1305において算出した表示用のサイズにリサイズする。リサイズ後の動画像情報のサイズは、次式のようになる。
縦:HD×HDM/100 横:WD×WDM/100
次に、ステップS1306において、ステップS1307で算出した表示位置で背景画像に重ね合わせて、動画情報の再生処理を行う。表示位置(P'x,P'y)は、次式で算出される。
(P'x,P'y)={WD×Px/100,HD×Py/100}
図14は、動画像再生処理の例であって、スキャンした画像上で、文字と飾りが点滅している様子を示している。ユーザは、ビューワ1401の再生ボタン1402、一時停止ボタン1403、ストップボタン1404及び、処理終了ボタン1405等で動画を制御することができる。再生終了後、S1308において再生ボタンが押されたなら、再び動画像再生処理を行い、S1309において処理終了ボタンが押されたなら、処理を終了する。
【0043】
以上が、本第2の実施形態における処理の流れの説明である。第2の実施形態で説明したように、スキャナで読み取られた画像と、その画像中に埋め込まれている動画情報を合成することにより、従来なかったようなエンターテイメント性の高い印字、復元、再生処理を実現することが可能となる。また、本実施形態では付加情報として、動画像情報1つを選択したのみであったが、動画像情報は1種類に限定するものではなく、また動画像情報とは別の例えば音声情報等を動画像情報と一緒に印字画像領域中に多重化し、再生時に動画像情報と同時に音声情報を再生するという応用も本発明の範疇に含まれる。
【0044】
また、本実施形態では、画像中に付加情報を視認不可能な状態で埋め込む技術を採用したが、同様の効果は図15に示すようなバーコードを印字することでも、実現することが可能である。図15において、1501は2次元のドットコード領域であり、同領域に動画像情報がドットのオン・オフにより印字されている。再生側では、該領域1501をスキャンすることで動画像情報を復元し、画像領域をスキャンすることによって得られた画像情報と合成することで、本発明が狙うものと同様の効果を生み出すことができる。当然のことながら、この場合も本発明の範疇に含まれることは言うまでもない。
【0045】
また、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタ等)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置等)に適用しても良い。
【0046】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0047】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
以上説明したように本第1、第2の実施形態によれば、任意の画像をプリンタで印字する際に、通常の疑似階調処理では発生し得ない量子化値の組み合わせを人工的に作成することにより、誤差拡散法によって生じるテクスチャに規則性を生じさせて符号の埋め込みを行うことで、画像領域中に任意の付加情報を多重化することが可能となる。また、付加情報として動画像情報を選択し、復号側で動画像情報と情報多重化領域である画像とを合成させて表示することで、エンターテイメント性の高い年賀状やグリーティングカードを作成したり、公告効果の高い業務用ダイレクトメール等を容易に作成することが可能となる。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、印刷物を読み取った際、その印刷物に付随して記録されている付加情報を、読み取った画像を表示すると共に再生することで、単なる静止画の枠を越えた特殊効果をかもし出すことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子透かしの従来の構成を示す図である。
【図2】実施形態における機能ブロック構成図である。
【図3】実施形態における装置のブロック構成図である。
【図4】実施形態で用いた動画像情報の例を示す図である。
【図5】実施形態における多重化される画像の例を示す図である。
【図6】実施形態のける多重化フォーマットを示す図である。
【図7】実施形態におけるコンテンツ表示処理手順を示すフローチャートである。
【図8】実施形態における再生処理の表示例を示す図である。
【図9】ドットコードにより動画像情報を付加した場合の印刷物の例を示す図である。
【図10】第2の実施形態における動画像情報を示す図である。
【図11】第2の実施形態における付加情報が多重化される画像の例を示す図である。
【図12】第2の実施形態にける多重化フォーマットを示す図である。
【図13】第2の実施形態におけるコンテンツ表示処理手順を示すフローチャートである。
【図14】第2の実施形態における動画像表示の例を示す図である。
【図15】第2の実施形態における、ドットコードにより動画像情報を付加した場合の印刷物の例を示す図である。

Claims (8)

  1. 画像情報と、当該画像情報とは異なり、動画像を表す付加情報とが印刷された印刷物を読み取り、表示する画像処理装置であって、
    読み取ることで得た前記印刷物の画像データから前記付加情報を分離する分離手段と、
    前記印刷物の画像データが示す画像を表示する表示手段と、
    前記付加情報のヘッダ部から、前記表示手段で表示される画像データが示す画像に対する、前記付加情報が表わす動画像の表示すべき位置とサイズを示す情報を取得する取得手段と、
    前記分離手段で分離された前記付加情報が表わす動画像の表わすサイズを、前記取得手段で取得した表示すべきサイズになるように、リサイズするリサイズ手段と、
    前記リサイズ手段でリサイズされた前記付加情報が表わす動画像を、前記表示手段で表示する前記読み取って得られた画像データが示す画像中の、前記取得手段が取得した表示すべき位置に、重ね合わせて再生する再生手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記分離手段は、読み取って得られた前記画像データから、電子透かし処理で多重化された付加情報を分離することを特徴とする請求項第1項に記載の画像処理装置。
  3. 前記付加情報は、誤差拡散法によって生じるテクスチャに規則性を生じさせることにより符号として埋め込まれていることを特徴とする請求項第2項に記載の画像処理装置。
  4. 前記付加情報はバーコードあるいは2次元ドットコードを用いて印刷されていることを特徴とする請求項第1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記取得手段が取得する対象の前記表示すべき位置とサイズを示す情報は、表示される印刷物の読み取って得られた画像データが示す画像のサイズに対する割合で表現されており、画像のサイズを変更した際に、その変更後のサイズに併せて付加情報の動画像のサイズをリサイズすることを特徴とする請求項第項に記載の画像処理装置。
  6. 画像情報と、当該画像情報とは異なり、動画像を表す付加情報とが印刷された印刷物を読み取り、表示する画像処理装置の制御方法であって、
    読み取ることで得た前記印刷物の画像データから前記付加情報を分離する分離手段と、
    前記印刷物の画像データが示す画像を表示する表示工程と、
    前記付加情報のヘッダ部から、前記表示工程で表示される画像データが示す画像に対する、前記付加情報が表わす動画像の表示すべき位置とサイズを示す情報を取得する取得工程と、
    前記分離工程で分離された前記付加情報が表わす動画像の表わすサイズを、前記取得工程で取得した表示すべきサイズになるように、リサイズするリサイズ工程と、
    前記リサイズ工程でリサイズされた前記付加情報が表わす動画像を、前記表示工程で表示する前記読み取って得られた画像データが示す画像中の、前記取得工程で取得した表示すべき位置に、重ね合わせて再生する再生工程と
    を備えることを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  7. 画像情報と、当該画像情報とは異なり、動画像を表す付加情報とが印刷された印刷物を所定の読み取り装置を用いて読み取り、表示する画像処理装置としてコンピュータを機能させるコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    読み取ることで得た前記印刷物の画像データから前記付加情報を分離する分離手段と、
    前記印刷物の画像データが示す画像を表示する表示手段、
    前記付加情報のヘッダ部から、前記表示手段で表示される画像データが示す画像に対する、前記付加情報が表わす動画像の表示すべき位置とサイズを示す情報を取得する取得手段、
    前記分離手段で分離された前記付加情報が表わす動画像の表わすサイズを、前記取得手段で取得した表示すべきサイズになるように、リサイズするリサイズ手段、
    前記リサイズ手段でリサイズされた前記付加情報が表わす動画像を、前記表示手段で表示する前記読み取って得られた画像データが示す画像中の、前記取得手段が取得した表示すべき位置に、重ね合わせて再生する再生手段
    として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  8. 請求項第項に記載のコンピュータプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
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