JP2006222572A - 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】文書画像の画質の劣化を抑え、埋め込む情報量を増やすこと。
【解決手段】処理対象となる文書画像を取得する処理対象画像取得部101と、処理対象画像取得部101によって取得された文書画像に埋め込む情報を取得する情報取得部102と、文書画像を複数の領域に分割するとともに、分割された領域を白地領域と、文字領域と、に分類する画像分割部103と、画像分割部103によって分類された結果に基づいて白地領域と文字領域にそれぞれ情報を埋め込んだ重畳画像を生成する情報埋込部104と、を備える。
【選択図】 図1

Description

この発明は、印刷物やデジタル画像に情報を埋め込む画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムに関する。
従来、文書画像に情報を埋め込む方法として、ドットパターンを用いて文字と重ならない領域にのみ機密情報などを埋め込む方法が知られている(たとえば、下記特許文献1参照。)。
また、埋め込み対象の画像の背景を加工し、その背景に情報を埋め込む方法、あるいはあらかじめ所定の背景に透かし情報を埋め込んだものを保持しておき、後に原画と背景を合成する方法が知られている(たとえば、下記特許文献2参照。)。
特開2003−209676号公報 特開2004−48380号公報
しかしながら、上述した特許文献に記載された発明は、文字の領域と重ならない領域のみに情報を埋め込んでいるため、文書画像中の文字の領域が多くなると、文書画像に埋め込むことのできる情報量が少なくなってしまうという問題点があった。
また、背景の加工、加工場所の指示、透かし情報の埋め込みあるいは画像の合成などをおこなう必要があり、作業が繁雑になるという問題点があった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、白地領域と文字領域の双方に情報を埋め込むことができる画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかる画像処理装置は、処理対象となる文書画像を取得する処理対象画像取得手段と、前記処理対象画像取得手段によって取得された前記文書画像に埋め込む情報を取得する情報取得手段と、前記文書画像を複数の領域に分割する画像分割手段と、前記画像分割手段によって分割された前記領域を白地領域と、文字領域と、に分類する領域分類手段と、前記領域分類手段によって分類された結果に基づいて前記白地領域と文字領域にそれぞれ前記情報を埋め込んだ重畳画像を生成する情報埋込手段と、を備えることを特徴とする。
この請求項1の発明によれば、白地領域と文字領域に対してそれぞれ適した方法で情報を埋め込むことができるため、文書画像へ埋め込む情報量を増加させることができる。
また、請求項2の発明にかかる画像処理装置は、請求項1に記載の発明において、前記重畳画像を印刷する印刷手段をさらに備えることを特徴とする。
この請求項2の発明によれば、白地領域と文字領域に対してそれぞれ異なる方法で情報を埋め込んだ文書画像を印刷物として出力することができる。
また、請求項3の発明にかかる画像処理装置は、請求項1または2に記載の発明において、前記情報埋込手段は、前記領域が白地領域の場合には、複数のドットによって構成される複数種類のドットパターンによって前記情報を埋め込むことを特徴とする。
この請求項3の発明によれば、微小なドットパターンを用いることで画質の劣化を抑えて情報を埋め込むことができる。
また、請求項4の発明にかかる画像処理装置は、請求項1または2に記載の発明において、前記情報埋込手段は、前記領域が文字領域の場合には、当該領域内の黒画素の個数を変更することを特徴とする。
この請求項4の発明によれば、ドットパターンを描画することができない文字領域に対しても情報を埋め込むことが可能になる。
また、請求項5の発明にかかる画像処理装置は、請求項1または2に記載の発明において、前記情報埋込手段は、前記領域が文字領域の場合には、当該領域内の1または複数の黒画素によって構成される黒画素の連結成分の個数を変更することを特徴とする。
この請求項5の発明によれば、ドットパターンを描画することができない文字領域に対しても情報を埋め込むことが可能になる。
また、請求項6の発明にかかる画像処理装置は、請求項1または2に記載の発明において、前記情報埋込手段は、前記文字領域に前記情報を埋め込むことを特徴とする。
この請求項6の発明によれば、ドットパターンを描画することができない文字領域に対しても情報を埋め込むことが可能になる。
また、請求項7の発明にかかる画像処理装置は、抽出対象の文書画像を取得する抽出対象画像取得手段と、前記抽出対象画像取得手段によって取得した前記文書画像を複数の領域に分割する画像分割手段と、前記画像分割手段によって分割された前記領域を白地領域あるいは文字領域に分類する領域分類手段と、前記領域分類手段によって分類された結果に基づいて前記領域に埋め込まれた情報を抽出する情報抽出手段と、を備えることを特徴とする。
この請求項7の発明によれば、白地領域と文字領域に対してそれぞれ異なる方法で情報が埋め込まれた印刷物から情報を抽出することができる。
また、請求項8の発明にかかる画像処理装置は、請求項7に記載の発明において、前記抽出対象画像取得手段は、前記情報が埋め込まれた印刷物を画像として取得することを特徴とする。
この請求項8の発明によれば、白地領域と文字領域に対してそれぞれ異なる方法で情報が埋め込まれた印刷物から情報を抽出することができる。
また、請求項9の発明にかかる画像処理装置は、請求項7または8に記載の発明において、前記情報抽出手段は、前記領域が白地領域の場合には、複数のドットによって構成される複数種類のドットパターンによって前記情報を抽出することを特徴とする。
この請求項9の発明によれば、微小なドットパターンを用いて埋め込まれた情報を抽出することができる。
また、請求項10の発明にかかる画像処理装置は、請求項7または8に記載の発明において、前記情報抽出手段は、前記領域が文字領域の場合には、当該領域内に含まれる黒画素の個数によって前記情報を抽出することを特徴とする。
この請求項10の発明によれば、ドットパターンを描画できない文字領域に埋め込まれた情報を抽出することができる。
また、請求項11の発明にかかる画像処理装置は、請求項7または8に記載の発明において、前記情報抽出手段は、前記領域が文字領域の場合には、当該領域内に含まれる1または複数の黒画素によって構成される黒画素の連結成分の個数によって前記情報を抽出することを特徴とする。
この請求項11の発明によれば、ドットパターンを描画できない文字領域に埋め込まれた情報を抽出することができる。
また、請求項12の発明にかかる画像処理装置は、請求項7または8に記載の発明において、前記情報抽出手段は、前記文字領域から前記情報を抽出することを特徴とする。
この、請求項12の発明によれば、ドットパターンを描画できない文字領域に埋め込まれた情報を抽出することができる。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項13の発明にかかる画像処理方法は、処理対象となる文書画像を取得する処理対象画像取得工程と、前記処理対象画像取得工程によって取得された前記文書画像に埋め込む情報を取得する情報取得工程と、前記文書画像を複数の領域に分割する画像分割工程と、前記画像分割工程によって分割された前記領域を白地領域と、文字領域と、に分類する領域分類工程と、前記領域分類工程によって分類された結果に基づいて前記白地領域と文字領域にそれぞれ前記情報を埋め込んだ重畳画像を生成する情報埋込工程と、を含むことを特徴とする。
この請求項13の発明によれば、白地領域と文字領域に対してそれぞれ適した方法で情報を埋め込むことができるため、文書画像へ埋め込む情報量を増加させることができる。
また、請求項14の発明にかかる画像処理方法は、請求項13に記載の発明において、前記重畳画像を印刷する印刷工程をさらに含むことを特徴とする。
この請求項14の発明によれば、白地領域と文字領域に対してそれぞれ異なる方法で情報を埋め込んだ文書画像を印刷物として出力することができる。
また、請求項15の発明にかかる画像処理方法は、請求項13または14に記載の発明において、前記情報埋込工程は、前記領域が白地領域の場合には、複数のドットによって構成される複数種類のドットパターンによって前記情報を埋め込むことを特徴とする。
この請求項15の発明によれば、微小なドットパターンを用いることで画質の劣化を抑えて情報を埋め込むことができる。
また、請求項16の発明にかかる画像処理方法は、請求項13または14に記載の発明において、前記情報埋込工程は、前記領域が文字領域の場合には、当該領域内の黒画素の個数を変更することを特徴とする。
この請求項16の発明によれば、ドットパターンを描画することができない文字領域に対しても情報を埋め込むことが可能になる。
また、請求項17の発明にかかる画像処理方法は、請求項13または14に記載の発明において、前記情報埋込工程は、前記領域が文字領域の場合には、当該領域内の1または複数の黒画素によって構成される黒画素の連結成分の個数を変更することを特徴とする。
この請求項17の発明によれば、ドットパターンを描画することができない文字領域に対しても情報を埋め込むことが可能になる。
また、請求項18の発明にかかる画像処理方法は、請求項13または14に記載の発明において、前記情報埋込工程は、前記文字領域に前記情報を埋め込むことを特徴とする。
この請求項18の発明によれば、ドットパターンを描画することができない文字領域に対しても情報を埋め込むことが可能になる。
また、請求項19の発明にかかる画像処理方法は、抽出対象の文書画像を取得する抽出対象画像取得工程と、前記抽出対象画像取得工程によって取得した前記文書画像を複数の領域に分割する画像分割工程と、前記画像分割工程によって分割された前記領域を白地領域あるいは文字領域に分類する領域分類工程と、前記領域分類工程によって分類された結果に基づいて前記領域に埋め込まれた情報を抽出する情報抽出工程と、を含むことを特徴とする。
この請求項19の発明によれば、白地領域と文字領域に対してそれぞれ異なる方法で情報が埋め込まれた印刷物から情報を抽出することができる。
また、請求項20の発明にかかる画像処理方法は、請求項19に記載の発明において、前記抽出対象画像取得工程は、前記情報が埋め込まれた印刷物を画像として取得することを特徴とする。
この請求項20の発明によれば、白地領域と文字領域に対してそれぞれ異なる方法で情報が埋め込まれた印刷物から情報を抽出することができる。
また、請求項21の発明にかかる画像処理方法は、請求項19または20に記載の発明において、前記情報抽出工程は、前記領域が白地領域の場合には、複数のドットによって構成される複数種類のドットパターンによって前記情報を抽出することを特徴とする。
この請求項21の発明によれば、微小なドットパターンを用いて埋め込まれた情報を抽出することができる。
また、請求項22の発明にかかる画像処理方法は、請求項19または20に記載の発明において、前記情報抽出工程は、前記領域が文字領域の場合には、当該領域内に含まれる黒画素の個数によって前記情報を抽出することを特徴とする。
この請求項22の発明によれば、ドットパターンを描画できない文字領域に埋め込まれた情報を抽出することができる。
また、請求項23の発明にかかる画像処理方法は、請求項19または20に記載の発明において、前記情報抽出工程は、前記領域が文字領域の場合には、当該領域内に含まれる1または複数の黒画素によって構成される黒画素の連結成分の個数によって前記情報を抽出することを特徴とする。
この請求項23の発明によれば、ドットパターンを描画できない文字領域に埋め込まれた情報を抽出することができる。
また、請求項24の発明にかかる画像処理方法は、請求項19または20に記載の発明において、前記情報抽出工程は、前記文字領域から前記情報を抽出することを特徴とする。
この請求項24の発明によれば、ドットパターンを描画できない文字領域に埋め込まれた情報を抽出することができる。
また、請求項25の発明にかかる画像処理プログラムは、請求項13〜24のいずれか一つに記載の画像処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
この請求項25の発明によれば、請求項13〜24のいずれか一つに記載の画像処理方法をコンピュータの実行させることができる。
本発明にかかる画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムによれば、文書画像中に埋め込む情報量を増やすことができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムの好適な実施の形態を詳細に説明する。本発明の画像処理装置は、文書画像に情報を埋め込む機能と、情報が埋め込まれている文書画像から情報を抽出する機能を備えている。また、本発明は、複写機能を備えたコピー機やファクシミリ機などにより実現される。実施の形態1では、文書を作成した人物のID情報を印刷物に埋め込む場合を例にとって説明するが、埋め込むことのできる情報はID情報には限られない。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1の画像処理装置の構成を示すブロック図である。本発明にかかる画像処理装置100は、処理対象画像取得部101と、情報取得部102と、画像分割部103と、情報埋込部104と、印刷部105と、により構成されている。
図2は、処理対象画像の例を示す図である。図2の符号201は、印刷物の文字を含まない任意の領域である。情報を埋め込む前は、印刷物には文書以外は何も書き込まれていない。処理対象画像取得部101は、図2に示すような処理対象となる画像を取得する。処理対象となる画像は、イメージスキャナ、通信回線を通じてネットワーク、あるいはHD、CD、DVDなどの外部記憶媒体により取得する。情報取得部102は、文書作成者のID情報を取得する。ここで、ID情報とは、「0」と「1」からなる符号列で示されている。
画像分割部103は、処理対象画像取得部101により取得した処理対象となる画像を複数の領域に分割する。さらに、分割した各領域をその領域内部に黒画素を含むか否かによって、白地領域と文字領域に分類する。図3は、分割した処理対象画像の一部を拡大した図である。図中の実線で示された外枠301の内部には「甲」の文字が記載されている。また、外枠301の内部は、枠内の実線により複数の領域に分割されている。
「甲」の文字は黒で記載されており、この「甲」の文字の一部が領域内に含まれていれば、領域内部に黒画素を含むことになるので文字領域となる。具体的には、たとえば、符号302で示す領域には、「甲」の文字の一部が領域内に含まれていないので白地領域となる。また、符号303で示す領域には、「甲」の文字の一部が領域内に含まれているので文字領域となる。
情報埋込部104は、画像分割部103により分割された各領域に対して、文書作成者のID情報を1ビットずつ埋め込む。ここで、各領域に埋め込まれるID情報は、白地領域に対しては、2種類のドットパターンを用いてビット「0」とビット「1」を表す情報を埋め込む。ここで、白地領域に埋め込まれるドットパターンについて説明する。
図4−1および図4−2は、白地領域に埋め込まれるドットパターンの一例を示す説明図である。図の符号401および符号402は、それぞれ分割された領域を示している。符号401の領域には、黒丸で示されているドットが横に2つ並んでいる。ここでは、ドットが横に並んでいるものをビット「0」のドットパターンとする。また、符号402の領域には、黒丸で示されているドットが縦に2つ並んでいる。ここでは、ドットが縦に並んでいるものをビット「1」のドットパターンとする。白地領域には、上述したようにドットを縦あるいは横に並べたドットパターンを用いてビット「0」あるいはビット「1」の情報を埋め込む。
つぎに、文字領域に情報を埋め込む場合について説明する。文字領域には各領域内の黒画素の個数を調整することにより情報を埋め込む。ここでは、各領域内の黒画素の個数が偶数であればビット「0」を、奇数であればビット「1」を表すものとして説明するが、黒画素の個数が奇数の場合にビット「0」、偶数の場合にビット「1」としてもよい。また、ドットパターンは縦あるいは横のパターンに限られず、2個以上のドットを用いてドットパターンを表してもよい。
図5−1は、ID情報を埋め込む方法の一例を示す説明図(その1)である。符号500は、処理対象画像の一部を拡大したものであり、その内部には「甲」の文字が記載されている。また、ここでは、図中の太い実線で示されている分割された領域510〜領域519にID情報を埋め込む方法を説明する。この説明に用いられるID情報は「1011100010」であり、ビット「0」およびビット「1」が合わせて10個により構成されている。このID情報を領域510〜領域519に埋め込んでいく。
図5−2は、ID情報を埋め込む方法の一例を示す説明図(その2)である。図中の点線部521は、各領域に埋め込まれるID情報である。また、図中の点線部522は、図5−1に示す分割された領域510〜領域519である。図5−2に示される各領域には、ID情報を埋め込む前を示しているため、図5−1に示した符号と同じ符号が付されている。また、領域510、領域511、領域518、領域519は、「甲」の文字の一部を領域内に含んでいないので白地領域であり、領域512〜領域517は、「甲」の文字の一部を領域内に含んでいるので文字領域に分類されている。
また、図中の点線部523に示される領域530〜領域539は、ID情報を埋め込んだ後を示す。領域530、領域531、領域538、領域539は、白地領域のためドットパターンによって情報が埋め込まれている。具体的には、たとえば、領域530および領域538にはドットが縦に並んでおり、ビット「1」が埋め込まれている。また、領域531および領域539にはドットが横に並んでおり、ビット「0」が埋め込まれている。
また、領域532〜領域537は文字領域のため、各領域内に含まれる黒画素の個数が奇数か偶数かによって情報が埋め込まれており、文字領域に情報を埋め込む際には、領域内に含まれている黒画素の個数を調整する。具体的には、たとえば、図5−2に示されている領域512にはビット「1」を埋め込む。領域512には4個(偶数)の黒画素が含まれており、黒画素の個数が偶数の場合はビット「0」が埋め込まれていることを示すので、黒画素の個数を増減させて調整をする。
領域512と領域532を比較してみると、符号540の部分の黒画素が減らされている。そのため、領域512内に含まれる黒画素の個数は3個(奇数)となり、領域532には、ビット「1」が埋め込まれていることになる。また、領域513および領域514も埋め込む情報がビット「1」であるのに対して、各領域内に含まれる黒画素の個数は偶数(それぞれ12個ずつ)であるため、黒画素数を調整する。具体的には、たとえば、領域533および領域534では、符号541および符号542の部分に黒画素がそれぞれ1個ずつ追加されている。
また、領域515〜領域517は埋め込む情報がビット「0」であり、また、領域内に含まれる黒画素の個数も偶数(それぞれ12個、10個、8個)なので調整されず、このまま情報が埋め込まれる。上述したように、黒画素の個数を調整する際には、黒画素を追加してもよく、また削除してもよい。黒画素を追加するか削除するかについては、印刷物の見た目を考慮して判断される。また、実際には抽出精度を向上させるために、処理対象画像全体に対して繰り返しID情報を埋め込むことになる。印刷部105は、情報埋込部104によって得られた重畳画像をプリンタなどの印刷機によって出力し印刷物を生成する。
図6は、本発明の画像処理装置を用いて情報を埋め込んだ画像の印刷物の例を示す図である。図中の符号601は印刷物の任意の領域であり、符号602は、符号601により示される部分を拡大した図である。図2の印刷処理前と比較すると、文書画像にはドットパターンが埋め込まれていることが確認できる。上述した実施の形態1は、ID情報を処理対象画像の一部に埋め込む例であるが、実際には抽出精度を向上するために繰り返しID情報を埋め込む。
つぎに、実施の形態1にかかる画像処理装置の処理手順について説明する。図7は、実施の形態1の画像処理装置の処理手順を示すフローチャートである。図7のフローチャートにおいて、まず処理対象画像取得部101は、ID情報を埋め込む処理対象画像を取得する(ステップS701)。つぎに、画像分割部103は、処理対象画像取得部101によって取得した画像を複数の領域に分割し(ステップS702)、分割した各領域を白地領域と文字領域に分類する(ステップS703)。
つぎに、情報取得部102は、文書作成者のID情報を取得する(ステップS704)。ID情報は、領域に情報を埋め込む際に用いるため、ステップS704より前に取得してもよい。そして、情報埋込部104は、情報を埋め込む領域が白地領域かを判断する(ステップS705)。ここでは、情報を埋め込む領域が白地領域であるか、あるいは文字領域であるかを判断している。情報を埋め込む領域が白地領域の場合には(ステップS705:Yes)、つぎに、その領域に埋め込む情報がビット「1」であるかを判断する(ステップS706)。ここでは、領域に埋め込むID情報が、ビット「1」であるか、あるいはビット「0」であるかを判断している。
埋め込む情報がビット「1」の場合(ステップS706:Yes)、領域に縦のドットパターンを埋め込む(ステップS707)。また、ステップS706において、領域に埋め込む情報がビット「0」の場合には(ステップS706:No)、その領域に横のドットパターンを埋め込む(ステップS708)。また、ステップS705において、情報を埋め込む領域が文字領域の場合には(ステップS705:No)、つぎに、その領域に埋め込む情報がビット「1」であるかを判断する(ステップS709)。ここでは、埋め込むID情報がビット「1」であるか、あるいはビット「0」であるかを判断している。
埋め込む情報がビット「1」の場合には(ステップS709:Yes)、領域内に含まれる黒画素の個数を奇数にする(ステップS710)。また、埋め込む情報がビット「0」の場合には(ステップS709:No)、領域内に含まれる黒画素の個数を偶数にする(ステップS711)。ID情報の埋め込みが終了したら、印刷部105は、情報埋込部104によって得られた画像を印刷し(ステップS712)、一連の処理を終了する。
以上説明したように、本発明の実施の形態1によれば、文書画像の文字領域および白地領域の双方に対して情報を埋め込むことができるため、文書画像中に埋め込むことのできる情報量が増加する。
(実施の形態2)
つぎに、実施の形態2の印刷物から作成者のID情報を抽出する方法について説明する。図8は、実施の形態2の画像処理装置の構成を示すブロック図である。実施の形態2の画像処理装置800は、抽出対象画像取得部801と、画像分割部802と、情報抽出部803と、により構成されている。抽出対象画像取得部801は、抽出対象の印刷物を画像として読み取り、抽出対象画像を取得する。画像分割部802は、抽出対象画像取得部801によって取得された画像データを複数の領域に分割する。また、領域内に黒画素を含むか否かに基づいて、分割した領域に情報を埋め込んだ場合と同様に白地領域と文字領域に分類する。
情報抽出部803は、画像分割部802によって分割された各領域に埋め込まれている情報を抽出する。情報の抽出は、白地領域であれば図6に示したドットパターンに基づいてビット「0」あるいはビット「1」を抽出し、また、文字領域であれば、分割された領域内の黒画素の個数が偶数であるか奇数であるかに基づいて、ビット情報を抽出する。画像処理装置800は、図5−2で説明したドットパターンおよび文字領域の黒画素の個数とビット情報との関係に関する情報を持っており、この情報に基づいて各領域に埋め込まれている情報を抽出する。
図9−1は、ID情報を抽出する方法の一例を示す説明図(その1)である。符号900は、抽出対象画像の一部を拡大したものであり、内部には「甲」の文字が記載されている。ここでは、図中の実線で示されている分割された領域901〜領域910から埋め込まれた情報を抽出し、ビット「0」およびビット「1」によって構成されたID情報を抽出する。
図9−2は、ID情報を抽出する方法の一例を示す説明図(その2)である。図中の点線部921は、図9−1に示す分割された領域901〜領域910を拡大した図である。領域901、領域902、領域909、領域910は、領域内に「甲」の文字の一部を含んでいないので白地領域であり、領域内のドットパターンに基づいて情報が抽出される。また、それ以外の領域903〜領域908は文字領域であり、領域内の黒画素の個数に基づいて情報が抽出される。
具体的には、たとえば、領域901および領域909には領域内にドットが縦に並んでいるので、ビット「1」が抽出される。また、領域902および領域910には領域内に横のドットが並んでいるので、ビット「0」が抽出される。領域903〜領域905には、領域内に黒画素がそれぞれ3個、13個、13個含まれており、いずれも奇数なのでビット「1」が抽出される。また、領域906〜領域908には、領域内に黒画素がそれぞれ12個、10個、8個含まれており、いずれも偶数なのでビット「0」が抽出される。図中の点線部922は、領域901〜領域910から抽出されたID情報を示している。
つぎに、実施の形態2にかかる画像処理装置の処理手順について説明する。図10は、実施の形態2の画像処理装置の処理手順を示すフローチャートである。図10のフローチャートにおいて、まず抽出対象画像取得部801は、抽出対象の印刷物を画像として読み取り、抽出対象の画像を取得する(ステップS1001)。つぎに、画像分割部802は、抽出対象画像取得部801によって取得した画像を複数の領域に分割し(ステップS1002)、分割した各領域を白地領域と文字領域に分類する(ステップS1003)。
つぎに、情報抽出部803は、情報を抽出する領域が白地領域であるかを判断する(ステップS1004)。ここでは、情報を抽出する領域が白地領域であるか、文字領域であるかを判断している。情報を抽出する領域が白地領域の場合には(ステップS1004:Yes)、つぎに、その領域内のドットパターンは縦であるかを判断する(ステップS1005)。ここでは、白地領域に埋め込まれているドットパターンが縦であるか、あるいはドットパターンが横であるかを判断している。ドットパターンが縦の場合には(ステップS1005:Yes)、ビット「1」を抽出する(ステップS1006)。また、ステップS1005において、ドットパターンが横の場合には(ステップS1005:No)、ビット「0」を抽出する(ステップS1007)。
また、ステップS1004において、情報を抽出する領域が文字領域の場合には(ステップS1004:No)、つぎに、領域内に含まれる黒画素の個数は奇数であるかを判断する(ステップS1008)。ここでは、文字領域に含まれている黒画素の個数が奇数であるか、あるいは偶数であるかを判断している。領域内に含まれる黒画素の個数が奇数の場合には(ステップS1008:Yes)、ビット「1」を抽出する(ステップS1009)。また、領域内に含まれる黒画素の個数が偶数の場合には(ステップS1008:No)、ビット「0」を抽出する(ステップS1010)。
以上説明したように、本発明の実施の形態2によれば、実施の形態1によって文字領域および白地領域に埋め込まれた情報を抽出することができる。また、文書画像中には、ID情報が繰り返し埋め込まれているため抽出精度が向上する。
(実施の形態3)
つぎに、実施の形態3の文字領域内の黒画素の連結成分の数によって情報を埋め込む場合を説明する。また、実施の形態3にかかる画像処理装置の機能ブロック図は、実施の形態1にかかる画像処理装置の機能ブロック図と同様であるため、ここでは説明を省略する。実施の形態3と実施の形態1では、情報の埋め込み方法が異なる。そのため、実施の形態3では実施の形態1と異なる情報の埋め込み方法について説明する。
まず、黒画素の連結成分について説明する。図11−1は、黒画素の連結成分を示す説明図(その1)である。図11−1において、符号1110は、分割された領域の一部を拡大した図である。領域1110の内部は25分割されており、一マスは画素を表している。連結成分とは、黒画素が縦あるいは横につながって一つのまとまりになっているものをいう。具体的には、たとえば、符号1111は、黒画素10個が縦あるいは横につながって一つのまとまりになっており、領域1110には連結成分が1個である。
図11−2は、黒画素の連結成分を示す説明図(その2)である。領域1110の内部の連結成分と領域1120の内部の連結成分を比較すると、符号1123の部分が無くなっており、符号1121の黒画素と、黒画素8個が縦あるいは横につながった連結成分1122と、に分かれている。符号1121のように、黒画素が1個の場合も連結成分として数えられる。具体的には、たとえば、領域1120内の連結成分の個数は2個である。
図12−1は、ID情報を埋め込む方法の一例を示す説明図(その1)である。符号1200は、処理対象画像の一部を拡大したものであり、その内部には「甲」の文字が記載されている。また、図中の実線で示されている分割された領域1210〜領域1219にID情報を埋め込む方法を説明する。ここでは、各領域に埋め込むID情報は、実施の形態1と同様に「1011100010」を埋め込む。
図12−2は、ID情報を埋め込む方法の一例を示す説明図(その2)である。図中の点線部1221は、各領域に埋め込まれるID情報である。また、図中の点線部1222は、図12−1において分割された領域1210〜領域1219を拡大した図である。また、領域1210、領域1211、領域1218、領域1219は、領域内に「甲」の文字の一部を含んでいないので白地領域であり、ID情報はドットパターンによって埋め込まれる。また、領域1212〜領域1217は文字領域であり、領域内の黒画素の連結成分の個数に基づいて情報が埋め込まれる。
また、図中の点線部1223内に示される各領域は、ID情報が埋め込まれた状態を示している。領域1230、領域1231、領域1238、領域1239は、白地領域のためドットパターンによって情報が埋め込まれている。具体的には、たとえば、領域1230および領域1238にはドットが縦に並んでおり、ビット「1」が埋め込まれている。また、領域1231および領域1239にはドットが横に並んでおり、ビット「0」が埋め込まれている。
領域1232〜領域1237は文字領域のため、各領域内に含まれる黒画素の連結成分の個数が奇数であるか偶数であるかによって情報が埋め込まれている。文字領域に情報を埋め込む際には、領域内の黒画素の連結成分の個数を調整して情報を埋め込む。具体的には、たとえば、図12−2に示されている領域1215は、黒画素の連結成分は1個(奇数)である。領域1215には、ビット「0」の情報を埋め込もうとしているので連結成分の個数を調整して偶数にする。
図中の例では、領域1235内の符号1240と符号1241で示されている2マスを減らして黒画素の連結部成分を2個(偶数)に分けている。また、領域1236と領域1237は、各領域内に元の連結成分と連結しないように黒画素を増やして(図中符号1242と符号1243)、連結成分を2個(偶数)にしている。また、領域1212〜領域1214は領域内に埋め込む情報はビット「1」であり、領域内に連結成分を1個(奇数)含んでいるので連結成分の調整はされない。上述したように、連結成分の個数の調整をする際には、黒画素を削除して連結成分を分けてもよく、黒画素を1個増やすことにより連結成分を増やしてもよい。
実施の形態3のフローチャートについては、実施の形態1のフローチャートとほぼ同様になるので、ここでは、全体の処理の流れの説明に関しては省略する。実施の形態3のフローチャートでは、実施の形態1のフローチャートにおいて、図7のステップS710とステップS711の「黒画素の個数」が「黒画素の連結成分」となる。
以上説明したように、本発明の実施の形態3によれば、文書画像の文字領域および白地領域の双方に対して情報を埋め込むことができるため、文書画像中に埋め込むことのできる情報量が増加する。実施の形態3は、実施の形態1と同様に文書画像に情報を埋め込む発明であるが、文字領域に情報を埋め込む際に情報を埋め込む方法が異なる発明である。また、実施の形態3の発明によって埋め込まれた情報は、実施の形態2の発明によって抽出することができる。
以上説明したように、画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムによれば、文書画像中の文字領域と白地領域の双方にそれぞれ適した方法により情報を埋め込むことができる。このため、文書画像の画像劣化を抑えることができる。また、文書画像中に埋め込むことのできる情報量が増加するため、文書画像全体に繰り返し情報を埋め込むことにより情報の抽出精度を向上させることができる。
なお、本実施の形態で説明した画像処理方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
以上のように、本発明にかかる画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムは、印刷文書に情報を埋め込む場合に有用であり、特に、文字の多い印刷文書に情報を埋め込む場合に適している。
実施の形態1の画像処理装置の構成を示すブロック図である。 処理対象画像の例を示す図である。 分割した処理対象画像の一部を拡大した図である。 白地領域に埋め込まれるドットパターンの一例を示す説明図(その1)である。 白地領域に埋め込まれるドットパターンの一例を示す説明図(その2)である。 ID情報を埋め込む方法の一例を示す説明図(その1)である。 ID情報を埋め込む方法の一例を示す説明図(その2)である。 本発明の画像処理装置を用いて情報を埋め込んだ画像の印刷物の例を示す図である。 実施の形態1の画像処理装置の処理手順を示すフローチャートである。 実施の形態2の画像処理装置の構成を示すブロック図である。 ID情報を抽出する方法の一例を示す説明図(その1)である。 ID情報を抽出する方法の一例を示す説明図(その2)である。 実施の形態2の画像処理装置の処理手順を示すフローチャートである。 黒画素の連結成分を示す説明図(その1)である。 黒画素の連結成分を示す説明図(その2)である。 ID情報を埋め込む方法の一例を示す説明図(その1)である。 ID情報を埋め込む方法の一例を示す説明図(その2)である。
符号の説明
100 画像処理装置
101 処理対象画像取得部
102 情報取得部
103 画像分割部
104 情報埋込部
105 印刷部
800 画像処理装置
801 抽出対象画像取得部
802 画像分割部
803 情報抽出部

Claims (25)

  1. 処理対象となる文書画像を取得する処理対象画像取得手段と、
    前記処理対象画像取得手段によって取得された前記文書画像に埋め込む情報を取得する情報取得手段と、
    前記文書画像を複数の領域に分割する画像分割手段と、
    前記画像分割手段によって分割された前記領域を白地領域と、文字領域と、に分類する領域分類手段と、
    前記領域分類手段によって分類された結果に基づいて前記白地領域と文字領域にそれぞれ前記情報を埋め込んだ重畳画像を生成する情報埋込手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記重畳画像を印刷する印刷手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記情報埋込手段は、前記領域が白地領域の場合には、複数のドットによって構成される複数種類のドットパターンによって前記情報を埋め込むことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記情報埋込手段は、前記領域が文字領域の場合には、当該領域内の黒画素の個数を変更することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  5. 前記情報埋込手段は、前記領域が文字領域の場合には、当該領域内の1または複数の黒画素によって構成される黒画素の連結成分の個数を変更することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  6. 前記情報埋込手段は、前記文字領域に前記情報を埋め込むことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  7. 抽出対象の文書画像を取得する抽出対象画像取得手段と、
    前記抽出対象画像取得手段によって取得した前記文書画像を複数の領域に分割する画像分割手段と、
    前記画像分割手段によって分割された前記領域を白地領域あるいは文字領域に分類する領域分類手段と、
    前記領域分類手段によって分類された結果に基づいて前記領域に埋め込まれた情報を抽出する情報抽出手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  8. 前記抽出対象画像取得手段は、前記情報が埋め込まれた印刷物を画像として取得することを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記情報抽出手段は、前記領域が白地領域の場合には、複数のドットによって構成される複数種類のドットパターンによって前記情報を抽出することを特徴とする請求項7または8に記載の画像処理装置。
  10. 前記情報抽出手段は、前記領域が文字領域の場合には、当該領域内に含まれる黒画素の個数によって前記情報を抽出することを特徴とする請求項7または8に記載の画像処理装置。
  11. 前記情報抽出手段は、前記領域が文字領域の場合には、当該領域内に含まれる1または複数の黒画素によって構成される黒画素の連結成分の個数によって前記情報を抽出することを特徴とする請求項7または8に記載の画像処理装置。
  12. 前記情報抽出手段は、前記文字領域から前記情報を抽出することを特徴とする請求項7または8に記載の画像処理装置。
  13. 処理対象となる文書画像を取得する処理対象画像取得工程と、
    前記処理対象画像取得工程によって取得された前記文書画像に埋め込む情報を取得する情報取得工程と、
    前記文書画像を複数の領域に分割する画像分割工程と、
    前記画像分割工程によって分割された前記領域を白地領域と、文字領域と、に分類する領域分類工程と、
    前記領域分類工程によって分類された結果に基づいて前記白地領域と文字領域にそれぞれ前記情報を埋め込んだ重畳画像を生成する情報埋込工程と、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  14. 前記重畳画像を印刷する印刷工程をさらに含むことを特徴とする請求項13に記載の画像処理方法。
  15. 前記情報埋込工程は、前記領域が白地領域の場合には、複数のドットによって構成される複数種類のドットパターンによって前記情報を埋め込むことを特徴とする請求項13または14に記載の画像処理方法。
  16. 前記情報埋込工程は、前記領域が文字領域の場合には、当該領域内の黒画素の個数を変更することを特徴とする請求項13または14に記載の画像処理方法。
  17. 前記情報埋込工程は、前記領域が文字領域の場合には、当該領域内の1または複数の黒画素によって構成される黒画素の連結成分の個数を変更することを特徴とする請求項13または14に記載の画像処理方法。
  18. 前記情報埋込工程は、前記文字領域に前記情報を埋め込むことを特徴とする請求項13または14に記載の画像処理方法。
  19. 抽出対象の文書画像を取得する抽出対象画像取得工程と、
    前記抽出対象画像取得工程によって取得した前記文書画像を複数の領域に分割する画像分割工程と、
    前記画像分割工程によって分割された前記領域を白地領域あるいは文字領域に分類する領域分類工程と、
    前記領域分類工程によって分類された結果に基づいて前記領域に埋め込まれた情報を抽出する情報抽出工程と、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  20. 前記抽出対象画像取得工程は、前記情報が埋め込まれた印刷物を画像として取得することを特徴とする請求項19に記載の画像処理方法。
  21. 前記情報抽出工程は、前記領域が白地領域の場合には、複数のドットによって構成される複数種類のドットパターンによって前記情報を抽出することを特徴とする請求項19または20に記載の画像処理方法。
  22. 前記情報抽出工程は、前記領域が文字領域の場合には、当該領域内に含まれる黒画素の個数によって前記情報を抽出することを特徴とする請求項19または20に記載の画像処理方法。
  23. 前記情報抽出工程は、前記領域が文字領域の場合には、当該領域内に含まれる1または複数の黒画素によって構成される黒画素の連結成分の個数によって前記情報を抽出することを特徴とする請求項19または20に記載の画像処理方法。
  24. 前記情報抽出工程は、前記文字領域から前記情報を抽出することを特徴とする請求項19または20に記載の画像処理方法。
  25. 請求項13〜24のいずれか一つに記載の画像処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とする画像処理プログラム。

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