JP4471323B2 - スプリンクラーヘッドの保護キャップ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、スプリンクラーヘッドに装着してデフレクタや感熱板などを保護する埋め込み型のスプリンクラーヘッドの保護キャップに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、消火装置としてのスプリンクラーヘッドにおいて、弁を開閉する作用を備えた感熱板は機能上きわめて重要な部分であり、感熱板に衝撃などの外力が加えられると、漏水や暴発などの不慮の事故原因となることがある。
そのため、従来からスプリンクラーシステムの施工時には、スプリンクラーヘッドが何らかの衝撃を受けて損壊しないようにスプリンクラーヘッドに保護キャップを装着するようにしている。
そして、このスプリンクラーヘッドを建屋等に設置するに際しては、予めヘッド本体を天井面に取り付け、感熱板が露出した状態で天井面の塗装工事が行なわれるため、この工事によって不用意に感熱板が衝撃を受けたり、塗装工事の塗料が噴霧されて汚れることがある。また、輸送中や配管への取付時に落下したり工具を当てるなど、不注意な取扱いによって感熱板に衝撃を受ける場合が多い。このため、スプリンクラーヘッドを製造したのち、このスプリンクラーヘッドに保護キャップを装着して上記した種々の事故発生を防止している。
【0003】
このような保護キャップを装着したスプリンクラーヘッドの一例として、図9に示す特開昭56−52077号公報に開示された発明が存在する。
この発明は、外周部に複数の段部81を有するスプリンクラーヘッドのヘッド本体80と、上部にこの段部81と係止する爪部91を有して、上記ヘッド本体80に着脱可能に装着される有底円筒状の保護キャップ90とからなり、出荷時には上記保護キャップ90をスプリンクラヘッドに装着し、感熱板その他を保護するようにしている。
そして、この状態で取付け現場の天井20に設けた取付け孔21にスプリンクラーヘッドを挿入し、ネジ部82を天井裏に配設された給水管22に螺入して接続する構成としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そして、上記の保護キャップ90は、天井20の塗装工事が終了した段階でヘッド本体80から取り外すこととしている。しかしながら、この保護キャップ90は爪部91と複数の段部81とでヘッド本体80に連結されているため、保護キャップ90をヘッド本体80から引抜く際に大きな力が必要である。
しかも、保護キャップ90を下方に引き抜くには、保護キャップ90を捻るように傾斜させても、複数の段部によって爪部91が一度では外れず、片方が外れても、相対する爪部91を外す際に外れていた片方の爪部91が再び段部81に噛み合って、簡単に外れず、離脱作業に多大の手間を要するという欠点があった。
【0005】
更に、上記問題を解決せんとして、保護キャップの離脱を容易に行うものとしたスプリンクラーヘッドの他の例として、特開平8−755号公報に開示された発明がある。
この発明は、シーリングキャップの外径と、保護キャップの内径とを略同径に形成すると共に、保護キャップを合成樹脂にて形成し、そして保護キャップをシーリングキャップに圧入することにより摩擦力で保護キャップをシーリングキャップに着脱可能に取り付けるようにしている。
このように、保護キャップをシーリングキャップに対し、摩擦力によって取り付けていたため、その取り外しは簡単になし得ることとなったが、この構成によれば、製品の輸送中の振動や工事中の接触等によって簡単に外れてしまうという新たな問題が発生していた。
【0006】
本発明は、上記の課題を解決すべくなされたもので、保護キャップのヘッド本体への取り付けを強固にして、振動や接触によっては簡単に外れることがなく、しかも天井の塗装工事が完了した後は、保護キャップをヘッド本体から弱い力で簡単に取り外すことのできるスプリンクラーヘッドの保護キャップを提供することを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的に鑑みて、本発明に係るスプリンクラヘッドのキャップは、次のように構成したものである。
ヘッド本体に感熱作動部等を有してなる埋め込み型のスプリンクラーヘッドに着脱自在に装着する保護キャップにおいて、有底円筒状に形成される保護キャップの上方内周部と該内周部に対応するヘッド本体の外周部に係脱自在の係止手段を設けてなり、かつ、上記保護キャップの内周部であって上記係止手段の下方部に、該保護キャップがヘッド本体に対し傾斜した装着状態となったときにヘッド本体の外周部に当接する当接部を設け、上記保護キャップの内周部に設けた当接部は、上記係止手段が係止状態にあるときに、ヘッド本体の外周部から微少離れてなる段部もしくは突部にて形成されていることを特徴としてなる。
【0008】
ヘッド本体に感熱作動部等を有してなる埋め込み型のスプリンクラーヘッドに着脱自在に装着する保護キャップにおいて、有底円筒状に形成される保護キャップの上方内周部と該内周部に対応するヘッド本体の外周部に係脱自在の係止手段を設けてなり、かつ、上記保護キャップの内周部であって上記係止手段の下方部に、該保護キャップがヘッド本体に対し傾斜した装着状態となったときにヘッド本体の外周部に当接する当接部を設け、上記係止手段は、保護キャップの内周部に設けた爪部とヘッド本体の外周部に設けた溝部又は段部とからなり、これら爪部と溝部又は段部が係脱自在に係止し、上記円筒状の保護キャップをその下端部が上方部より小径とした小径部とその上方部の大径部から構成し、この保護キャップ同士を大径部を小径部に嵌合することによって重合自在としてなり、かつ、上記小径部の外周部に大径部の内周部に設けた上記爪部が係脱自在に係合する凹部を設けたことを特徴としてなる。
【0009】
ヘッド本体に感熱作動部等を有してなる埋め込み型のスプリンクラーヘッドに着脱自在に装着する保護キャップにおいて、有底円筒状に形成される保護キャップの上方内周部と該内周部に対応するヘッド本体の外周部に係脱自在の係止手段を設けてなり、かつ、上記保護キャップの内周部であって上記係止手段の下方部に、該保護キャップがヘッド本体に対し傾斜した装着状態となったときにヘッド本体の外周部に当接する当接部を設け、上記係止手段が、保護キャップの内周部に設けた凹部とヘッド本体の外周部に設けた爪部とからなり、これら凹部と爪部が係脱自在に係止し、上記円筒状の保護キャップをその下端部が上方部より小径とした小径部とその上方部の大径部から構成し、この保護キャップ同士を大径部を小径部に嵌合することによって重合自在としてなり、かつ、上記小径部の外周部に大径部の内周部に設けた上記凹部に係脱自在に係合する突部を設けたことを特徴としてなる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は一部を断面で示した本発明の第1実施例の分解図、図2はヘッド本体に保護キャップを取り付けた状態の部分断面図である。
これら図1,2において、スプリンクラヘッドを構成するヘッド本体1は、中心部に水路を有し給水管に螺合されるネジ部2と、このネジ部2の下部に設けられたフランジ部3と、このフランジ部3の下面部に設けられた円筒状のフレーム4とからなり、フランジ部3の外周には等間隔に着脱用工具が係合する切り溝5,5が設けられている。
【0014】
上記ヘッド本体1のフランジ部3の下面部に設けるフレーム4は、フランジ部3の下面部にネジ止めされて設けられ、この円筒状のフレーム4の中空部内には、可溶合金を有し、所定温度を越えると分解して中空部内から離脱するリンク機構やデフレクタの一部が収容されなり、そして、このフレーム4の下端部には感熱板等からなる感熱作動部6が取付けられている。
上記したヘッド本体1に感熱作動部6等を有してなるスプリンクラーヘッドに対し、合成樹脂材から成型した有底円筒状の保護キャップ10がその下方から着脱自在に取り付けられる。
【0015】
上記円筒状にて成型された保護キャップ10は、その一例として上半部の円筒状にてなる大径部10aと、その下方部の有底円筒状にてなる小径部10bとから構成してある。そして、その大径部10aの高さはヘッド本体1のフランジ部3の下面から下端部までの高さ、すなわちフレーム4の高さを考慮し、これを被覆するに十分な長さにて形成し、かつ、小径部10bの高さは感熱作動部6の下面部より下方に位置する長さにて形成されている。
上記保護キャップ10の大径部10aの内径は、ヘッド本体1のフレーム4の外径より僅かに大きく形成してあり、そのため、この保護キャップ10のヘッド本体1への取り付けは、両者間に僅かな空隙19が生じるようにしてなる。
なお、上記保護キャップ10は、大径部10aと小径部10bとから構成することなく全体を同一径にて形成することもできる。
【0016】
上記保護キャップ10の上方内周部と該内周部に対応するヘッド本体1(すなわち実施例においてはフレーム4)の外周部には、係脱自在の係止手段を設けてなる。
図1,2に示す第1の実施例にあっては、上記係止手段が、保護キャップ10内周部に設けた爪部11とヘッド本体1の外周部に設けた溝部7とから構成され、これら爪部11と溝部7が係脱自在に係止することによって保護キャップ10をヘッド本体1に対し着脱自在に取り付けるようにしてある。上記爪部11は、保護キャップ10とヘッド本体1の空隙19を介して溝部7に到達する高さからなるように突出した突条部にて形成されている。
上記保護キャップ10内周部に設けた爪部11は、一例として、同一円周部において複数が点在してなり、これに対して、ヘッド本体1の外周部に設けた溝部7は、外周部において連続して構成されている。
【0017】
更に、上記保護キャップ10の内周部であって上記係止手段の下方部には、ヘッド本体1に対し、上記空隙19を保持すると共に、しかも保護キャップ10がヘッド本体1に対し、後述するように傾斜した装着状態となったときにヘッド本体1の外周部に当接するような当接部12を設けてある。
すなわち、上記保護キャップ10の内周部に設けた当接部12は、図1,2に示すように、上記係止手段が係止状態にあるときに、ヘッド本体1の外周部から微少離れてなる段部にて形成されている。
そして、図3に示すように、ヘッド本体1から保護キャップ10を引き抜く際に、保護キャップ10がヘッド本体1に対し傾斜した装着状態となったときに、ヘッド本体1の外周部である角部8に当接するように構成されている。
また、ヘッド本体1に対して保護キャップ10を着脱する際に、保護キャップ10の爪部11とヘッド本体1の溝部7との係止および係止解除が簡単に行えるように、保護キャップ10の上部開口部の爪部11の両端に切欠き15を設けて爪部11付近が湾曲するようにしている。
さらに、保護キャップ10の内周部に設けた当接部12の下方には段部16を設け、保護キャップ10をヘッド本体1に取付ける際に、段部16がヘッド本体1の外周下端部8に当ることで保護キャップ10が規定以上に奥まで挿入されて感熱作動部6に衝撃を与えることのないようにしている。
【0018】
また一方、図7に示す第2の実施例にあっては、上記係止手段が、保護キャップ10の内周部に設けた凹部11aとヘッド本体1の外周部に設けた爪部7aとから構成され、これら凹部11aと爪部7aが係脱自在に係止することによって保護キャップ10をスプリンクラーヘッドに着脱自在に取り付けるようにしてある。なお、この第2実施例の基本構成は、第1実施例と共通であり、したがって、共通部分は同一符号をもって示す。
上記した保護キャップ10の底壁には、水抜孔14,14を設けてある。また、保護キャップ10の外壁には天井20への取り付け位置を表示するためのレベル表示部を設けることもできる。
【0019】
次ぎに、図1に示すように、上記小径部10bの外周部に対し、上記大径部10aの内周部に設けた上記爪部11に係脱自在に係合する凹部13を設けるようにしてある。また、上記小径部10bの外径を大径部10aの爪部11との内径と略同一径としてある。
そして上記したように、円筒状の保護キャップ10をその下端部が上方部より小径とした小径部10bと大径部10aから構成したことから、図6に示すように、この保護キャップ10,10同士を大径部10aを小径部10bに嵌合することによって重合自在としてなり、かつ、上記小径部10bの外周部に大径部10aの内周部に設けた上記爪部11が係脱自在に凹部13に係合することから、これらが相互に係合して重合状態を確実に維持できるようにしてある。また、上記保護キャップ10,10を重合させることによって、持ち運びに適し、かつ収納スペースを小さくするメリットがある。
なお、図7に示す第2の実施例にあっては、上記小径部10bの外周部に対し、上記大径部10aの内周部に設けた上記凹部11aに係脱自在に係合する突部13aを設けるようにしてあり、第2実施例における保護キャップ10,10の重合は、上記凹部11aに突部13aが係合することとなる。
【0020】
上記のように構成した保護キャップ10をヘッド本体1に装着するには、先ず、図1の状態において、スプリンクラーヘッドに対し、その下方からキャップ本体10を挿入して強く押し上げる。すると、保護キャップ10の内周部には係止手段としての爪部11が設けられ、またヘッド本体1の外周部には溝部7が形成されているため、この溝部7に上記爪部11が係止して、保護キャップ10はヘッド本体1に半固定状態で保持される。このとき、保護キャップ10の上端部は、フランジ部3の下面のやや下方に位置してなる。
【0021】
次に、図2・図3により本発明の作用を説明する。図2は出荷時の状態を示すもので、スプリンクラーヘッドには、保護キャップ10が装着されており、感熱作動部6を被覆して保護している。
【0022】
この状態で取付け現場に輸送されたスプリンクラーヘッドは、先ず、図2に示すように、天井板20に設けた取付け孔21にその上部を挿入し、工具をフランジ部3の切り溝5に係合してネジ部2を給水管22に螺入し、接続する。
なお、スプリンクラーヘッドを給水管22に接続したのち、給水管22からスプリンクラーヘッドに水が供給されるが、スプリンクラーヘッドに水漏れがある場合、漏れた水は保護キャップ10の水抜孔14から排出されるので、外部から水漏れを確認することができる。
【0023】
この状態で天井板20は塗装される。このとき、塗料が保護キャップ10の外周に付着して保護キャップ10を汚損することがある。天井板20の塗装が終ったときは、図3に示すように、塗料で汚損された保護キャップ10を親指と人差指で持って下方に引くか、あるいは指で挟んで下方に引けば、保護キャップ10はヘッド本体1から外れるので、スプリンクラーヘッドには塗装の汚れは残らない。
この場合、保護キャップ10はヘッド本体1との特殊な係止手段により保持されているので、保持キャップ10を以下に説明するように、弱い力でヘッド本体1から取外すことができる。
【0024】
次ぎに、保護キャップ10のヘッド本体1からの係止を解除して取り外す手順を、図2乃至図4a,bに基づいて説明する。
まず、図2、図4aの状態から、保護キャップ10の外周部を手で摘んで斜め下方に引くと、引っ張った側の爪部11を支点として保護キャップ10が斜めに傾いて、引っ張った反対側の爪部11がヘッド本体1の溝部7から外れ、この時、図3、図4bに示すように保護キャップ10内の当接部12にヘッド本体1の外周部である突部8が当接する。
そこで上記と反対方向に保護キャップ10を引くと、上記突部8・当接部12を支点として保護キャップ10が回転して下方に引かれるので、係止状態にあった残りの爪部11と溝部7の係止が極めて簡単に弱い力で外れ、保護キャップ10のヘッド本体1から取り外すことができる。
【0025】
次ぎに、図8は本発明の保護キャップを取り付けるスプリンクラーヘッドの第3の実施例であって、ヘッド本体1のフレーム4を外周幅の狭い上部と外周幅の広い下部とを連接させて設け、その間に段部7aを設けるようにしている。そして、この段部7aに保護キャップ10内周部に設けた爪部11が引掛かって、係止されるようにしている。この構成においても、保護キャップ10を上述した2回の引き下げ動作で簡単に外すことができる。なお、第1実施例と共通部分は、同一符号をもって示す。
【0026】
上記の説明では、図示のようなスプリンクラーヘッドに本発明を実施した場合を示したが、他の構造のスプリンクラーヘッドにも本発明を実施することができる。また、ヘッド本体に対しシーリングキャップを取り付ける構造においても実施できるもので、その他、本例に限定するものではなく、適宜変更することができる。さらに、保護キャップの形状も円筒状に限定するものではなく、スプリンクラーヘッドの形状にあわせて適宜多角形状等に変更することができる。更に、保護キャップ10の爪部11を多く設けた場合にも、この保護キャップ10が合成樹脂材で成型されているため、爪部11が外れた際に外径が多少変形し、他の爪部11が外れ易くなり、前記と同様、2回の引き下げ動作で簡単に外すことができる。また爪部11は、保護キャップ10の上部開口部の最上端に設けても良い。
【0027】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明は、スプリンクラーヘッドに着脱自在に装着する保護キャップの上方内周部と該内周部に対応するヘッド本体の外周部に係脱自在の係止手段を設け、その内周部であって上記係止手段の下方部に、該保護キャップがヘッド本体に対し傾斜した装着状態となったときにヘッド本体の外周部に当接する当接部を設けたことから、上記係止手段により保護キャップのヘッド本体への取り付けを強固にして、振動や接触によっては簡単に外れることがなく、また、天井の塗装工事が完了した後は、上記係止手段と相俟って保護キャップの当接部がヘッド本体の外周部に当接してテコの役をなすことから、保護キャップをヘッド本体から弱い力で簡単に取り外すことができる効果がある。
しかも保護キャップをヘッド本体に装着した状態で天井を塗装し、塗装後に塗料で汚れた保護キャップを取外すことから、天井を塗装する際にヘッド本体の感熱作動部等の露出部分に塗料が付着することはないと共に、これらを工事部材で破損することも確実に回避することができる。
【0028】
円筒状の保護キャップ小径部と大径部とから構成したことから、この保護キャップ同士を大径部を小径部に嵌合することによって重合自在とし得て、持ち運びを容易にすると共に、収納スペースを小さくすることができる効果がある。
更に、上記小径部の外周部に大径部の内周部に設けた爪部又は凹部が係脱自在に係合する凹部又は爪部を設けてあることから、これらが相互に係合して重合状態を確実に維持できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の分解図である。
【図2】図1の組立状態を示す一部断面図である。
【図3】図2の作用説明図である。
【図4】図2,3の要部拡大作用説明図である。
【図5】保護キャップの一部破断した底面図である。
【図6】保護キャップの重合状態を示す一部断面図である。
【図7】第2の実施例の説明図である。
【図8】第3の実施例の説明図である。
【図9】従来例を示す一部断面図である。
【符号の説明】
1 ヘッド本体
2 ネジ部
3 フランジ部
4 フレーム
5 切り溝
6 感熱作動部
7 溝部
8 突部
10 保護キャップ
10a 大径部
10b 小径部
11 爪部
12 当接部
13 凹部
14 水抜孔
15 切欠き
16 段部
19 空隙
20 天井板
21 取付け孔
22 給水管
Claims (3)
- ヘッド本体に感熱作動部等を有してなる埋め込み型のスプリンクラーヘッドに着脱自在に装着する保護キャップにおいて、有底円筒状に形成される保護キャップの上方内周部と該内周部に対応するヘッド本体の外周部に係脱自在の係止手段を設けてなり、かつ、上記保護キャップの内周部であって上記係止手段の下方部に、該保護キャップがヘッド本体に対し傾斜した装着状態となったときにヘッド本体の外周部に当接する当接部を設け、
上記保護キャップの内周部に設けた当接部は、上記係止手段が係止状態にあるときに、ヘッド本体の外周部から微少離れてなる段部もしくは突部にて形成されていることを特徴とするスプリンクラーヘッドの保護キャップ。 - ヘッド本体に感熱作動部等を有してなる埋め込み型のスプリンクラーヘッドに着脱自在に装着する保護キャップにおいて、有底円筒状に形成される保護キャップの上方内周部と該内周部に対応するヘッド本体の外周部に係脱自在の係止手段を設けてなり、かつ、上記保護キャップの内周部であって上記係止手段の下方部に、該保護キャップがヘッド本体に対し傾斜した装着状態となったときにヘッド本体の外周部に当接する当接部を設け、
上記係止手段は、保護キャップの内周部に設けた爪部とヘッド本体の外周部に設けた溝部又は段部とからなり、これら爪部と溝部又は段部が係脱自在に係止し、
上記円筒状の保護キャップをその下端部が上方部より小径とした小径部とその上方部の大径部から構成し、この保護キャップ同士を大径部を小径部に嵌合することによって重合自在としてなり、かつ、上記小径部の外周部に大径部の内周部に設けた上記爪部が係脱自在に係合する凹部を設けたことを特徴とするスプリンクラーヘッドの保護キャップ。 - ヘッド本体に感熱作動部等を有してなる埋め込み型のスプリンクラーヘッドに着脱自在に装着する保護キャップにおいて、有底円筒状に形成される保護キャップの上方内周部と該内周部に対応するヘッド本体の外周部に係脱自在の係止手段を設けてなり、かつ、上記保護キャップの内周部であって上記係止手段の下方部に、該保護キャップがヘッド本体に対し傾斜した装着状態となったときにヘッド本体の外周部に当接する当接部を設け、
上記係止手段が、保護キャップの内周部に設けた凹部とヘッド本体の外周部に設けた爪部とからなり、これら凹部と爪部が係脱自在に係止し、
上記円筒状の保護キャップをその下端部が上方部より小径とした小径部とその上方部の大径部から構成し、この保護キャップ同士を大径部を小径部に嵌合することによって重合自在としてなり、かつ、上記小径部の外周部に大径部の内周部に設けた上記凹部に係脱自在に係合する突部を設けたことを特徴とするスプリンクラーヘッドの保護キャップ。
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