JP4471234B2 - ゲーム機 - Google Patents
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Description
この発明は、家族や友達等で簡単に思考力を働かせてゲームを楽しむことができるゲーム機に関する。
例えば、従来からサイコロを用いた算数ゲーム遊戯具としては、四角の台盤の4隅に留具を設け、この留具間に弾性紐を設け、弾性紐に数字を表記した駒を通したものがある(例えば、特許文献1)。このものは、順次ゲームをする人がサイコロを振り、振り出された数、または分離した数の何れかを選択して駒を裏返し、振り出された数が持ち駒の1または2以上の合計数に見合わない数が出たときに当該振り出した人の振りが終了し、他の人が順に従って振り続けて同様にして当該振り出した人の振りが終了し、最終的に裏返しができなかった人の駒数を計算してゲームの勝ち負けを決めている。
近年では、ハイテク機器等のパソコンやゲーム機器が安価で手に入れることが容易になり、今では一家に数台持つことができるようになり、しかもスポーツゲーム、戦争ゲーム、幻想の世界のゲームなど一人でゲームを楽しむものが多い(例えば、特許文献2)。
実開昭50−108592号公報
特開2000−84241号公報
ところで、特許文献1では、四角の台盤に駒を設けたものであり、大型で重量があり、携帯することができない。また、留具間に弾性紐を設け、弾性紐に駒を通したものであり、弾性紐の弾性に抗して駒を裏返にする必要があり、ゲーム性が悪く、しかも弾性紐が切れ易いなどの問題がある。
また、特許文献2では、小児や児童が興味をもって四則演算を修得することができるようにするものであるが、あくまでも学習装置であった。
このため、家族団攣や、友達同士で集まり、あるいは旅行など携帯して何処でも、簡単に皆で楽しくゲームを行い、しかも思考力を働かせることができるようなゲーム機が望まれていた。
この発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、家族団欒や、友達同士で集まり、あるいは旅行などに携帯して何処でも、簡単に皆で思考力を働かせて気軽にゲームを楽しむことができる安価なゲーム機を提供することを目的としている。
前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この発明は、以下のように構成した。
請求項1に記載の発明は、異なる複数の基準数字を表示可能な基準標識表示具と、
表側に異なる対応数字を表示し、裏返し可能な組付駒を複数個有するゲーム機本体と、を備え、
前記ゲーム機本体は、
前記組付駒を取り付ける前記取付開口部を複数個有し、
前記組付駒は、
中央部に対応数字を表示するための平面部を有し、かつ外周に係合段部を有する樹脂製の板状体と、
平面部に対応数字を表示するための数字形状に形成された表示スリットを有し、かつ前記平面部の外周にリブ部を有する樹脂製のカバー体とからなり、
前記板状体は、
前記係合段部に型成形で形成した複数の係合突起と、
前記係合段部に型成形で形成した組み付け位置を決めるための位置決めボスと、を有し、
前記カバー体は、
前記リブ部に型成形で形成した前記係合突起と係合する係合孔部と、
前記リブ部に型成形で形成した前記位置決めボスと係合する位置決め切欠部と、を有し、
前記位置決めボスは、樹脂で前記板状体を型成形するときの樹脂液の湯路の注入口によって成形される注入部を、前記係合段部の外周から突出しないように先端部を切断して形成され、
前記板状体に前記カバー体を重ね合わせて前記係合段部と前記リブ部とを嵌合した状態で、前記係合突起と前記係合孔部とが係合し、
前記板状体は、色が付いた樹脂製であり、
前記カバー体は、前記板状体と異なる色が付された樹脂製であり、
前記板状体と前記カバー体とを組み付けた状態で、色が付いた前記板状体に形成された前記表示スリットを通して前記表示スリットの数字形状によって前記板状体と異なる色が付された前記板状体の平面部が表示されることにより前記対応数字として表示可能であり、
前記位置決めボスと前記位置決め切欠部は、前記組付駒の前記板状体と前記カバー体とを係合するための位置決めであるとともに、前記組付駒を前記ゲーム機本体の前記取付開口部へ取り付けるための位置決めであり、
前記組付駒は、前記位置決めボスと前記位置決め切欠部とを係合させ組み付け方向の位置を決めて前記板状体と前記カバー体とを組み付け、
前記板状体と前記カバー体とを組み付けた状態で、前記ゲーム機本体の前記取付開口部に、それぞれ前記組付駒を係合した前記位置決めボスと前記位置決め切欠部が同じ方向に位置するように組み付けて、前記対応数字を有する表側と、前記対応数字を有しない裏側とに反転して表示可能にし、
前記ゲーム機本体は複数個準備してゲーム順を定め、
前記定めた順に前記基準標識表示具で表示される基準数字を得、
前記得た基準数字に基づき対応する対応数字を有する1または複数の前記組付駒を表側から裏側が表示されるように反転し、
対応する対応数字を有する1または複数の前記組付駒がない場合には、前記組付駒を表側から裏側が表示されるように反転することなく次のゲーム順に移ることを特徴とするゲーム機である。
請求項1に記載の発明は、異なる複数の基準数字を表示可能な基準標識表示具と、
表側に異なる対応数字を表示し、裏返し可能な組付駒を複数個有するゲーム機本体と、を備え、
前記ゲーム機本体は、
前記組付駒を取り付ける前記取付開口部を複数個有し、
前記組付駒は、
中央部に対応数字を表示するための平面部を有し、かつ外周に係合段部を有する樹脂製の板状体と、
平面部に対応数字を表示するための数字形状に形成された表示スリットを有し、かつ前記平面部の外周にリブ部を有する樹脂製のカバー体とからなり、
前記板状体は、
前記係合段部に型成形で形成した複数の係合突起と、
前記係合段部に型成形で形成した組み付け位置を決めるための位置決めボスと、を有し、
前記カバー体は、
前記リブ部に型成形で形成した前記係合突起と係合する係合孔部と、
前記リブ部に型成形で形成した前記位置決めボスと係合する位置決め切欠部と、を有し、
前記位置決めボスは、樹脂で前記板状体を型成形するときの樹脂液の湯路の注入口によって成形される注入部を、前記係合段部の外周から突出しないように先端部を切断して形成され、
前記板状体に前記カバー体を重ね合わせて前記係合段部と前記リブ部とを嵌合した状態で、前記係合突起と前記係合孔部とが係合し、
前記板状体は、色が付いた樹脂製であり、
前記カバー体は、前記板状体と異なる色が付された樹脂製であり、
前記板状体と前記カバー体とを組み付けた状態で、色が付いた前記板状体に形成された前記表示スリットを通して前記表示スリットの数字形状によって前記板状体と異なる色が付された前記板状体の平面部が表示されることにより前記対応数字として表示可能であり、
前記位置決めボスと前記位置決め切欠部は、前記組付駒の前記板状体と前記カバー体とを係合するための位置決めであるとともに、前記組付駒を前記ゲーム機本体の前記取付開口部へ取り付けるための位置決めであり、
前記組付駒は、前記位置決めボスと前記位置決め切欠部とを係合させ組み付け方向の位置を決めて前記板状体と前記カバー体とを組み付け、
前記板状体と前記カバー体とを組み付けた状態で、前記ゲーム機本体の前記取付開口部に、それぞれ前記組付駒を係合した前記位置決めボスと前記位置決め切欠部が同じ方向に位置するように組み付けて、前記対応数字を有する表側と、前記対応数字を有しない裏側とに反転して表示可能にし、
前記ゲーム機本体は複数個準備してゲーム順を定め、
前記定めた順に前記基準標識表示具で表示される基準数字を得、
前記得た基準数字に基づき対応する対応数字を有する1または複数の前記組付駒を表側から裏側が表示されるように反転し、
対応する対応数字を有する1または複数の前記組付駒がない場合には、前記組付駒を表側から裏側が表示されるように反転することなく次のゲーム順に移ることを特徴とするゲーム機である。
前記構成により、この発明は、以下のような効果を有する。
請求項1に記載の発明では、ゲーム機本体は、異なる複数の基準数字を表示可能な基準標識表示具と、表側に異なる対応数字を表示し、裏返し可能な組付駒を複数個有するゲーム機本体と、を備え、定めた順に基準標識表示具で表示される基準数字を得、得た基準数字に基づき対応する対応数字を有する1または複数の組付駒を表側にし、対応する対応数字を有する1または複数の組付駒がない場合には、組付駒を表側にすることなく次のゲーム順に移り、2に以上なら何人でもよく、家族団欒や、友達同士で集まり、あるいは旅行などに携帯して何処でも、簡単に皆で思考力を働かせてゲームを楽しむことができる。また、組付駒は、樹脂製の板状体と、樹脂製のカバー体とからなり、それぞれ樹脂成形して一体に組み付けることで、簡単かつ確実に対応数字を表示でき、しかも安価に作成することができる。また、位置決めボスと位置決め切欠部とが係合することで、表示スリットを通して板状体の対応数字を間違えることなく表示可能に組み付けることができる。また、樹脂で板状体を型成形するときの樹脂液の湯路の注入口によって成形される注入部を、係合段部の外周から突出しないように先端部を切断し、位置決めボスを簡単に形成することができる。また、板状体の係合段部とカバー体のリブ部とを嵌合した状態で、係合突起と係合孔部とが係合し、板状体とカバー体とを組み付けることができる。また、板状体とカバー体とを組み付けた状態で、色が付いた板状体に形成された表示スリットを通して表示スリットの数字形状によって板状体と異なる色が付された板状体の平面部が表示されることにより対応数字として表示することができる。
以下、この発明のゲーム機の実施の形態について説明する。この発明の実施の形態は、発明の最も好ましい形態を示すものであり、この発明はこれに限定されない。この発明のゲーム機は、基準標識表示具と、複数のゲーム機本体とから構成され、複数の人数でゲームを楽しむことができる。
[ゲーム機の構成]
まず、基準標識表示具を、図1に基づいて説明する。図1は基準標識表示具の斜視図である。この実施の形態の基準標識表示具1は、基準標識として、異なる複数の整数を表示可能なものであり、周知の2個のサイコロ2である。図1では、2個のサイコロ2を示しており、周知のように、サイコロ2は6面を有する正6面体であり、それぞれの面には1から6の整数が付されている。この基準標識表示具1は、2個のサイコロ2を振り、2個の整数を加算して合計整数を得る。例えば、1個のサイコロ2が「3」の整数を表示し、他の1個のサイコロ2が「6」の整数を表示すると、2個の整数を加算して合計整数の「9」を得る。このサイコロ2は2個に限定されず、3個以上でも良い。
[ゲーム機の構成]
まず、基準標識表示具を、図1に基づいて説明する。図1は基準標識表示具の斜視図である。この実施の形態の基準標識表示具1は、基準標識として、異なる複数の整数を表示可能なものであり、周知の2個のサイコロ2である。図1では、2個のサイコロ2を示しており、周知のように、サイコロ2は6面を有する正6面体であり、それぞれの面には1から6の整数が付されている。この基準標識表示具1は、2個のサイコロ2を振り、2個の整数を加算して合計整数を得る。例えば、1個のサイコロ2が「3」の整数を表示し、他の1個のサイコロ2が「6」の整数を表示すると、2個の整数を加算して合計整数の「9」を得る。このサイコロ2は2個に限定されず、3個以上でも良い。
また、基準標識表示具1としては、2個のサイコロ2に限定されず、1個のサイコロでもよく、1個の場合には2回以上振って合計整数を得る。また、基準標識表示具としては、ダーツでもよく、ダーツの場合は、矢を複数回投げて、複数回の矢で表示される回転盤の整数を加算して合計整数を得る。また、基準標識表示具は、ルーレットでもよく、ルーレットの場合は、複数個の玉を投げて、複数個の玉で表示される回転盤の整数を加算して合計整数を得る。
また、基準標識表示具としては、整数の標識を表示するものに限定されず、記号でも絵などでも良く、例えば十二支を表示するようにしても良い。
次に、ゲーム機本体を、図2乃至図14に基づいて説明する。図2は組付駒を表にしたゲーム機本体の斜視図、図3は組付駒を裏にしたゲーム機本体の斜視図、図4はゲーム機本の基台の平面図、図5は図4のV−V線に沿う断面図、図6は駒取付部の拡大図、図7は組付駒を裏にしたゲーム機本体の断面斜視図、図8は組付駒の分解斜視図、図9は組付駒の表側から見た斜視図、図10は組付駒の裏側から見た斜視図、図11は組付駒の表側から見た縦断面斜視図、図12は組付駒の表側から見た縦断面斜視図、図13は組付駒の裏側から見た横断面斜視図、図14は組付駒の裏側から見た横断面斜視図である。
この実施の形態のゲーム機本体21は、基台22と、複数の組付駒23とからなり、組付駒23は基台22に設けられ、表側に異なる対応標識として整数を表示し、裏返し可能となっている。基台22は、図4乃至図6に示すように、樹脂で下側を開口した長方形の箱型に一体成形され、基準線Lに沿って横一列に組付駒23を取り付ける取付開口部22aが形成されている。
この取付開口部22a部は長方形に樹脂成形され、左右の両側の辺の中央より奥側に突起22bが形成され、手前側の辺に沿って凹み22cが形成されている。凹み22cは、取付開口部22aの手前側の辺に沿って円弧状になって指先を容易に挿入できるようになっている。この取付開口部22aの両側の突起22bは、基準線Lと平行の位置に形成されている。
組付駒23は、図8乃至図14に示すように、色が付された樹脂製の板状体23aと、この板状体23aと異なる色が付された樹脂製のカバー体23bとからなっている。板状体23aは、型によって長方形に樹脂成形され、外周に形成された係合段部23a1と、この係合段部23a1に形成された複数の係合突起23a2と、係合段部23a1に形成された位置決めボス23a3とを有する。
係合段部23a1は、一対の対向した長辺部と、一対の対向した短辺部とを有し、係合突起23a2は、一対の対向した長辺部にそれぞれ2個ずつ形成されている。この係合突起23a2には、傾斜部23a21が形成されているが、この傾斜部23a21は樹脂で型成形するときの型の抜き勾配によって形成される。
位置決めボス23a3は、一対の対向した短辺部のうち一方の短辺部に形成されるが、 この位置決めボス23a3は、樹脂で型成形するときの樹脂液の湯路の注入口によって形成され、係合段部23a1の外周から突出しないように先端部を切断している。
カバー体23bは、型によって長方形に樹脂成形され、整数を表示する表示スリット23b1と、係合段部23a1に嵌合する外周に形成されたリブ部23b2と、このリブ部23b2に形成され係合突起23a2と係合する係合孔部23b3と、リブ部23b2に形成され位置決めボス23a3と係合する位置決め切欠部23b4と、リブ部23b2の外側面に形成された凹み部23b5とを有する。
カバー体23bは、型によって長方形に樹脂成形され、整数を表示する表示スリット23b1と、係合段部23a1に嵌合する外周に形成されたリブ部23b2と、このリブ部23b2に形成され係合突起23a2と係合する係合孔部23b3と、リブ部23b2に形成され位置決めボス23a3と係合する位置決め切欠部23b4と、リブ部23b2の外側面に形成された凹み部23b5とを有する。
表示スリット23b1は、樹脂で型成形するときの型によって形成され、整数を表示する形状である。リブ部23b2は、係合段部23a1に嵌合する形状であり、このリブ部23b2の一対の対向した長辺部には、それぞれ2個ずつ係合孔部23b3が係合突起23a2と対応する位置に形成されている。位置決め切欠部23b4及び凹み部23b5は、樹脂で型成形するときの型によって形成される。カバー体23bの成形時には、リブ部23b2の外側に樹脂液の湯路によって通路片が形成されるが、この通路片を切断して平面部23b6を形成する。
この実施の形態では、板状体23aは、黄色に着色されており、カバー体23bは、青色に着色されているが、板状体23aとカバー体23bは、異なる色であれば特に限定されず、それぞれ単色で成形する。
この板状体23aとカバー体23bとの嵌合は、位置決めボス23a3と位置決め切欠部23b4との位置決めし、係合段部23a1とリブ部23b2とを押し込む。これによって、リブ部23b2が係合突起23a2の傾斜部23a21上をスライドしながら押されて変形して外方へ広がり、係合突起23a21と係合孔部23b3とが係合し、位置決めボス23a3と位置決め切欠部23b4とが係合し、表示スリット23b1を通して板状体23aの表面の色により整数を表示可能に組み付けることができる。
このように、組付駒23は、色が付された樹脂製の板状体23aと、この板状体23aと異なる色が付された樹脂製のカバー体23bとからなり、それぞれ単色の樹脂で成形して一体に組み付けることで安価に作成することができる。
基台22への組付駒23の取り付けは、基台22の取付開口部22aの突起22bに組付駒23の凹み部23b5を嵌合する。この組付駒23の嵌合は取付開口部22aに組付駒23を入れることによって取付開口部22aの間のブリッジ部22dがわずかに撓み、 この撓みによって取付開口部22aが左右方向に僅かに広がる。このため、組付駒23を取付開口部22aに容易に1個ずつ回転可能に装着することができる。最後の組付駒23を取付開口部22aに回転可能に装着することによって、基台22のブリッジ部22dの撓みが元に戻り一連の複数の組付駒23を確実に回転可能に保持することができる。
それぞれの組付駒23の表側には、それぞれの駒に応じて「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、「7」、「8」、「9」の整数が表示されているが、最大の整数「12」は、整数表示具1で表示される異なる複数の整数を加算して得られる最大の合計整数が「6」と「6」で「12」であり、この「12」に対応して限度の整数が「12」である。
次に、組付駒の成形を、図15乃至図22に基づいて説明する。図15乃至図18は板状体の成形を示し、図15は板状体の型枠を示す図、図16は樹脂の注入状態を示す図、図17は型の分離を示す図、図18は板状体の取り出しを示す図である。図19乃至図22はカバー体の成形を示し、図19はカバー体の型枠を示す図、図20は樹脂の注入状態を示す図、図21は型の分離を示す図、図22はカバー体の取り出しを示す図である。
板状体23aの樹脂成形は、下成形型50と上成形型51と、左成形型52と左成形型53とをセットし(図15)、例えば黄色に着色した樹脂液を湯路54から注入する(図16)。所定時間経過後に、注入した樹脂液が硬化すると、上成形型51を離す方向に移動し、左成形型52と左成形型53とを離す方向に移動する(図17)。最後に、板状体23aを下成形型50から取り出し(図18)、外周に形成された係合段部23a1と、この係合段部23a1に形成された複数の係合突起23a2と、係合段部23a1に形成された位置決めボス23a3とが形成される。位置決めボス23a3は、樹脂で型成形するときの樹脂液の湯路54の注入口によって形成された部分23a10を、係合段部23a1の外周からと突出しないように先端部を切断して形成される。
カバー体23bの樹脂成形は、下成形型60と上成形型61と、左成形型62と左成形型63とをセットし(図19)、例えば黄色に着色した樹脂液を湯路64から注入する(図20)。上成形型61は、成形面側に整数を表示する表示スリットを成形するための突起部61aを有し、この突起部61aが下成形型60に接した状態である。所定時間経過後に、注入した樹脂液が硬化すると、上成形型61を離す方向に移動し、左成形型62と左成形型63とを離す方向に移動する(図21)。最後に、カバー体23bを下成形型60から取り出し(図22)、整数を表示する表示スリット23b1と、外周に形成されたリブ部23b2と、このリブ部23b2に形成された係合孔部23b3と、リブ部23b2に形成された位置決め切欠部23b4と、リブ部23b2の外側面に形成された凹み部23b5とが形成される。このカバー体23bの成形時には、リブ部23b2の外側に樹脂液の湯路64によって通路片23b10が形成されるが、この通路片23b10を切断して平面部23b6を形成する。
[ゲーム機の遊び方]
次に、ゲーム機1を用いた遊び方を、図23に基づいて説明する。図23はゲーム機本体を4個準備し4人で遊ぶ場合を示している。まず、サイコロ2を2個と、ゲーム機本体21を4台準備する。それぞれゲームする人は、自分のゲーム機本体21の組付駒23を回転して表側にし、全ての組付駒23の整数の数字を表におこす。
[ゲーム機の遊び方]
次に、ゲーム機1を用いた遊び方を、図23に基づいて説明する。図23はゲーム機本体を4個準備し4人で遊ぶ場合を示している。まず、サイコロ2を2個と、ゲーム機本体21を4台準備する。それぞれゲームする人は、自分のゲーム機本体21の組付駒23を回転して表側にし、全ての組付駒23の整数の数字を表におこす。
例えば、ジャンケンやサイコロ等で親を決める。親から順番にサイコロ2を振り、振った人の出た整数の合計整数を振った人のゲーム機本体21のみ1〜9の起こした組付駒23の合計整数のみ倒し、組付駒23を裏側にする。例えば、サイコロ2の目が「3」と「6」が出たとすると、「3」と「6」を加算した合計整数が「9」であり、ゲーム機本体21の組付駒23を「3」と「6」又は「1」と「8」、あるいは「2」と「7」、あるいは「4」と「5」、あるいは「9」といろいろの組み合わせで倒して裏側にすることができる。
このように、ゲーム機本体21は複数個準備してゲーム順を定め、定めた順に基準標識表示具1のサイコロ2で表示される異なる複数の整数を加算して合計整数を得、合計整数を、1個または複数個の加算して得られる整数に分離し、1個の整数または分離した複数の整数が表示されるゲーム機本体21の組付駒23を裏側にする。順番にゲームを進めるが、1個の整数または分離した複数の整数が表示されるゲーム機本体21の組付駒23がない場合には、組付駒23を裏側にすることなく次のゲーム順に移り、順番にゲームを進め早く全部組付駒23を倒した人が勝ちとする。
このようにして、最初に全部の組付駒23を裏側にしたゲーム機本体21を勝とし、残ったゲーム機本体21の組付駒23が表示する整数の合計を負け数とする。負け数を記録するには、例えば表を作り書き留めるか、チップ等で渡すか、遊び方はいろいろである。
このように、ゲーム機本体21を複数個準備してゲーム順を定め、定めた順に基準標識表示具1で表示される異なる複数の整数を加算して合計整数を得、合計整数を、1個または複数個の加算して得られる整数に分離し、1個の整数または分離した複数の整数が表示されるゲーム機本体21の組付駒23を裏側にし、最初に全部の組付駒23を裏側にしたゲーム機本体21を勝とし、残ったゲーム機本体21の組付駒23が表示する整数の合計を負け数とし、家族団攣や、友達同士で集まり、あるいは旅行などに携帯して何処でも、簡単に皆で思考力を働かせてゲームを楽しむことができる。
この発明の組付駒23は、板状体23aとカバー体23bとを、表示スリット23b1を通して板状体23aの色により整数を表示可能に組み付けているが、この組み付け構造には、前記した実施の形態に限定されず、例えば接着剤で組み付けるようにしても良い。
また、板状体23aとカバー体23bとの間に対応標識を表示したシートや紙などを挟み、表示スリット23b1を通して対応標識を表示可能に組み付けてもよい。この対応標識は、前記した整数に限定されず、基準標識表示具によって表示される記号でも絵などでも良く、例えば十二支を対応して表示するようにしても良い。
対応標識を表示する構成は、表示スリットを対応標識の形状としているがこれに限定されず、表示スリットは開口部として板状体に対応標識を設けるようにしてもよい。
例えば、基準標識表示具によって十二支を表示するようにすると、ゲーム機本体には、表側に異なる対応標識として十二支を表示し、裏返し可能な組付駒を複数個設ける。この場合は、基準標識表示具によって十二支の何れかが表示されると、ゲーム機本体の対応する対応標識として同じ十二支を表示する組付駒を裏返する。
また、ゲーム機本体21は、下側を開口した長方形の箱形に一体成型された樹脂製の基台22を有し、図24に示すように、基台22の開口端面に永久磁石70を設けることができる。永久磁石70は、基台22の開口端面の全周に設けても良いし、一部に設けても良い。また、永久磁石70を設ける構造は、基台22の成形時に埋設するようにしても良く、あるいは基台22の成形後に接着剤で接着しても良い。
この実施の形態では、一対のゲーム機本体21の基台22の内部に基準標識表示具である2個のサイコロ2を収納し、それぞれのゲーム機本体21を基台22の開口端面に設けた永久磁石70で吸着して一体化することができ、サイコロ2を一対のゲーム機本体21と一緒に保管したり、携帯することができ便利である。
この発明は、家族や友達等で簡単に思考力を働かせてゲームを楽しむことができるゲーム機に適用でき、家族団欒や、友達同士で集まり、あるいは旅行などに携帯して何処でも、簡単に皆で思考力を働かせて気軽にゲームを楽しむことができる。
1 基準標識表示具
2 サイコロ
21 ゲーム機本体
22 基台
22a 取付開口部
22b 突起
23 組付駒
23a 板状体
23a1 係合段部
23a2 係合突起
23a21 傾斜部
23a3 位置決めボス
23b カバー体
23b1 表示スリット
23b2 リブ部
23b3 係合孔部
23b4 位置決め切欠部
23b5 凹み部
2 サイコロ
21 ゲーム機本体
22 基台
22a 取付開口部
22b 突起
23 組付駒
23a 板状体
23a1 係合段部
23a2 係合突起
23a21 傾斜部
23a3 位置決めボス
23b カバー体
23b1 表示スリット
23b2 リブ部
23b3 係合孔部
23b4 位置決め切欠部
23b5 凹み部
Claims (1)
- 異なる複数の基準数字を表示可能な基準標識表示具と、
表側に異なる対応数字を表示し、裏返し可能な組付駒を複数個有するゲーム機本体と、を備え、
前記ゲーム機本体は、
前記組付駒を取り付ける前記取付開口部を複数個有し、
前記組付駒は、
中央部に対応数字を表示するための平面部を有し、かつ外周に係合段部を有する樹脂製の板状体と、
平面部に対応数字を表示するための数字形状に形成された表示スリットを有し、かつ前記平面部の外周にリブ部を有する樹脂製のカバー体とからなり、
前記板状体は、
前記係合段部に型成形で形成した複数の係合突起と、
前記係合段部に型成形で形成した組み付け位置を決めるための位置決めボスと、を有し、
前記カバー体は、
前記リブ部に型成形で形成した前記係合突起と係合する係合孔部と、
前記リブ部に型成形で形成した前記位置決めボスと係合する位置決め切欠部と、を有し、
前記位置決めボスは、樹脂で前記板状体を型成形するときの樹脂液の湯路の注入口によって成形される注入部を、前記係合段部の外周から突出しないように先端部を切断して形成され、
前記板状体に前記カバー体を重ね合わせて前記係合段部と前記リブ部とを嵌合した状態で、前記係合突起と前記係合孔部とが係合し、
前記板状体は、色が付いた樹脂製であり、
前記カバー体は、前記板状体と異なる色が付された樹脂製であり、
前記板状体と前記カバー体とを組み付けた状態で、色が付いた前記板状体に形成された前記表示スリットを通して前記表示スリットの数字形状によって前記板状体と異なる色が付された前記板状体の平面部が表示されることにより前記対応数字として表示可能であり、
前記位置決めボスと前記位置決め切欠部は、前記組付駒の前記板状体と前記カバー体とを係合するための位置決めであるとともに、前記組付駒を前記ゲーム機本体の前記取付開口部へ取り付けるための位置決めであり、
前記組付駒は、前記位置決めボスと前記位置決め切欠部とを係合させ組み付け方向の位置を決めて前記板状体と前記カバー体とを組み付け、
前記板状体と前記カバー体とを組み付けた状態で、前記ゲーム機本体の前記取付開口部に、それぞれ前記組付駒を係合した前記位置決めボスと前記位置決め切欠部が同じ方向に位置するように組み付けて、前記対応数字を有する表側と、前記対応数字を有しない裏側とに反転して表示可能にし、
前記ゲーム機本体は複数個準備してゲーム順を定め、
前記定めた順に前記基準標識表示具で表示される基準数字を得、
前記得た基準数字に基づき対応する対応数字を有する1または複数の前記組付駒を表側から裏側が表示されるように反転し、
対応する対応数字を有する1または複数の前記組付駒がない場合には、前記組付駒を表側から裏側が表示されるように反転することなく次のゲーム順に移ることを特徴とするゲーム機。
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Family Applications (1)
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JPS56158671A (en) * | 1980-05-13 | 1981-12-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Go stone and its manufacture |
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- 2008-11-07 JP JP2008286748A patent/JP4471234B2/ja active Active
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