JP4471110B2 - 放射化コンクリートのリサイクル処理方法 - Google Patents

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本発明は放射化コンクリートのリサイクル処理方法に係り、原子力発電所施設等の解体により発生したコンクリート廃材のうち、放射性廃棄物として処理する必要がある放射化コンクリートに付着した所定の放射性物質を除去して再生骨材等を再生製造するリサイクル処理方法に関する。
原子力発電所等の原子炉施設建物は鉄筋コンクリート構造等で構築されており、建物内の管理区域内部の構造コンクリートの一部では、放射性核種を含む水などがコンクリート表面から内部へ浸透し、所定の深さにわたり、放射化が進行することが知られている(以下、放射化されたコンクリートを放射化コンクリートと記す。)。
ところで、原子力発電所施設建物の解体に伴って発生する解体廃棄物の多くは、各種の鋼材やコンクリート廃材であり、それらは放射化されたもの、非放射性のものなど、多種多様なかたちで大量に発生する。従来、これらの解体廃棄物は、その放射能汚染レベルに応じて区分され、区分に応じて処理、処分することが法定されている。
たとえば、コンクリート廃材の処理に関しては、上述した放射化コンクリートに関しても、その汚染深さは炉型によって異なり、表面から数mmの厚さを切削作業等により除去することにより、放射性廃棄物として扱う必要のない程度のコンクリート廃材とされるものから、表面から数十cmの深さにわたって放射化され、適切な放射性物質の分離除去処理を施す必要があるもの等、種々存在する。従来は、放射化コンクリート部分は、たとえばウェータージェットやワイヤソー等によって、その放射化範囲を所定の大きさのコンクリートブロックとして切断し、圧縮、破砕したり、発生スラッジの減容化を図って、所定の固化処理を行い、ドラム缶の収納容器に詰めて、最終的には運転時に発生した低レベル放射性廃棄物と同様に埋設処分されていた(特許文献1)。
また、放射化コンクリートを粉砕し、放射化レベルごとの分別を行って得られた放射性廃棄物のレベルごとの処理区分の適正化を図ることにより、処分コスト低減を図る技術も提案されている(特許文献2参照)。
ところで、既往の研究によれば、放射化コンクリートの放射性物質は、コンクリートのうち、セメントペースト部分に存在することが確認されている。このため、たとえばコンクリートブロックとして一体的に解体された放射化コンクリートを、各段階の破砕工程を経て粗骨材、細骨材とその他コンクリートを主組成とした結合材からなる微粉末とに分離した際に、それらのうちの粗骨材、細骨材については放射性廃棄物として取り扱う必要がなく、一般のリサイクル材料として再利用の可能性が見込める。
一方、セメント等の結合材を主組成とした微粉末に関しては、その放射化核種としてトリチウム、炭素−14を主として、その他、コバルト−60及びユウロビウム−152、ストロンチウム−90及びセシウム−137等の核種による汚染が認められており、これらを確実に除去できれば、放射化が認められた部分のコンクリートも固化作用を有する再生セメント材料、地盤改良材としての再利用が可能となる。
上述の核種のうち、放射化レベルが一定のクリアランスレベル以下の決定核種に関しては、一般廃棄物としての取り扱いが可能になる点に着目し、出願人は、すでに放射化コンクリートのうち、上述の核種のうち、ユウロビウム−152、ストロンチウム−90及びセシウム−137の放射化レベルをコンクリートから除去する洗浄工程を備えた放射化コンクリートの処理方法を提案している(特許文献3)。この処理方法によれば、コンクリート粉砕物は、所定の固液分離工程と洗浄工程とを経て確実に分離除去され、残余のコンクリート粉砕物を所定の骨材としてリサイクルすることができ、放射化コンクリートの処分コストを大幅に低減することが可能になる。
特開2001−343488公報。 特開2002−131480公報。 特開2002−341088公報。
ところが、放射化コンクリートを解体した際に、発生したコンクリート廃材から再生骨材および再生セメント等の結合材を得るという完全リサイクル化を目指す場合、上述した洗浄工程で用いられるpH調整剤やキレート剤等による洗浄処理はコバルト、ユウロビウムを決定核種として、これらを除去することを目的としており、トリチウム、炭素−14の除去が十分果たせないという問題がある。このため、放射化コンクリートを完全リサイクル化するためには、これらの核種のクリアランスレベルを満たすことができず、上述したように原子力発電所施設の解体に伴って発生するコンクリート廃材のうち、大量に発生する微粉末のリサイクル化を達成できないという問題がある。そこで、本発明の目的は上述した従来の技術が有する問題点を解消し、微粉末の再生製造工程において、炭素−14及びトリチウムを分離し、放射性物質が分離された微粉末を再生セメント材料、地盤改良材等に使用できるようにした放射化コンクリートのリサイクル処理方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は原子力発電施設の解体により発生した放射化コンクリートをブロック状に切り出し、該コンクリートブロックを密閉区画内で破砕し、所定粒径の粗骨材、細骨材、および微粉末を分級し、再生材料を製造する再生材料製造工程と、前記再生材料のうち微粉末を、加熱分解炉内に供給し、送気された高温空気で700℃以上に加熱し、前記微粉末に含有したトリチウム、炭素−14を分離する加熱処理工程と、前記加熱分解炉内から前記高温空気を環流させる経路上で、該高温空気内に含有する前記トリチウム、炭素−14を吸着除去する除染工程とを備え、各再生材料は除染が確認された後、前記密閉区画から排出されることを特徴とする。
以上の構成からなる本発明によれば、放射化コンクリートを破砕して得られた微粉末に含有するトリチウム、炭素−14等の核種を確実に除去することができ、原子力発電施設の解体時に発生するコンクリート廃材のリサイクル化をより有効に進めることができるという効果を奏する。
以下、本発明の放射化コンクリートのリサイクル処理方法の実施するための最良の形態として、以下の実施例について添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の放射化コンクリートのリサイクル処理方法の一実施例に用いられるリサイクル処理装置の全体構成を模式的に示した概略ブロック構成図である。原子力発電所施設等の解体工事において、管理区域内の建物の躯体コンクリートを解体した際に発生するコンクリートは、上述したように、炉型にもよるが、たとえば壁厚2m程度の躯体コンクリートであれば、コンクリート表面から数十cm程度までの範囲が放射化しているおそれがある。そこで、処理対象となるコンクリートの放射化した範囲のコンクリートをワイヤソー等で、所定寸法のブロックにして切り出し、本発明で用いるリサイクル処理装置に投入する。
本実施例では、リサイクル処理装置10は気密性を有する密閉区画を構成するボックス構造からなり、このボックス構造内に設けられた図示しない各破砕装置等の運転により、所定寸法の骨材が再生製造される。その際付帯的に発生する粉塵、廃ガスはボックス構造の一部に設けられた全体除染排気部11を介して、所定クリアランスレベル以下に除染、除塵され、大気中に排気される。
全体除染排気部11は、所定フィルタ厚のHEPAフィルタで構成され、HEPAフィルタで塵や所定の放射性物質が除染され通過した排気は、公知の除染センサ12による検認後、大気中(装置外)に排出される。
除染センサ12としては、本実施例では公知のGM管方式の公知のβ染核種検知装置等が用いられており、粗骨材、細骨材に付着した状態の、放射性廃棄物としての決定核種の検出レベルがクリアランスレベル以下であることが確認できる。
処理装置のボックス構造の上面には、所定寸法のコンクリートブロックを投入するホッパ13が配置されている。このホッパ13の投入口には、図示しないシャッタ等の開閉装置が介装されており、コンクリートブロック1の投入タイミングと内部空気の排気タイミングに応じて開閉可能な、内部の気密性を保持できるようになっている。
処理装置10の内部には、図1に示したように、1次破砕工程および2次破砕工程を実現する公知の破砕機(図示せず)が連続して、あるいは所定の搬送装置を介して配備されている。本実施例では、1次破砕工程14のために公知のジョークラッシャが設置され、2次破砕工程15のためにインパクトクラッシャが設置されている。このインパクトクラッシャの通過後、破砕されたコンクリートは、再生材料製造工程を実現する図示しない公知の分級機あるいは比重選別装置により所定粒径に分級され、所定粒径ごとの粗骨材2、細骨材3と、骨材表面から剥離したセメント等の結合材を主成分とする微粉末4Rとに分別され、回収される。
これらのうち、所定の粒径範囲で分級された粗骨材2、細骨材3は、気密性を保持した排出ホッパ16から処理装置10外に排出される。また、粗骨材2、細骨材3は、この排出ホッパ16を通過する前に除染センサ12により放射線(たとえばβ線)がクリアランスレベル以下であることが確認される。
[加熱処理部の構成]
上述のように、放射化コンクリートが各破砕工程で破砕された後、粗骨材2、細骨材3は、付着している放射性物質がクリアランスレベル以下であることが確認されれば、そのまま再生骨材として使用されるが、本実施例では粒径0.15mm以下に区分された微粉末4Rには、炭素−14、トリチウムに代表される放射性物質が付着している。そこで、本発明では、加熱処理工程と除染工程とが実施される加熱処理部20を通過させることで、炭素−14とトリチウムを除去し、クリアランスレベルを満たしたことが除染センサで確認された微粉末4を得るなお、微粉末の経路は、図1中、白抜き矢印で表示、そのときの空気の経路は破線矢印で表示されている。
図2は、加熱処理部20としてのロータリキルン構造タイプの加熱分解炉21の概略構成を示した説明図である。同図に示したように、この加熱分解炉21は、横置きの円筒形状をなし、処理装置10での2次破砕工程15(図1)を経た微粉末4Rが空気を連行した状態で炉内部に連続供給され、微粉末4Rと逆方向に炉21内を送気される熱風(黒矢印線)と接触させることにより、微粉末4Rの組成の一部に熱分解を生じさせ、放射性物質の分解除去を図ることができる。加熱分解炉21の他、加熱処理部20には、熱風を加熱分解炉21内に送気する、送気部としての軸流ファン28と、その送風方向に位置し空気を高温加熱する加熱ヒーター23と、加熱分解炉21端部から環流された熱風(廃熱)に含まれる放射性物質を吸着除去する除染部22と、排気部(排気口18)とが熱風循環経路24,25上に配備されている。加熱ヒーター23で発生した熱風は、熱風循環経路24を介して加熱分解炉21内に送気されるとともに、加熱分解炉21内を後端から前端に向けて炉内を通過した後、廃熱として加熱分解炉21の前端に連結された熱風循環経路25を介して、放射性物質を含んだ状態で除染部22に環流される。
加熱分解炉21内には、粉体を軸方向に所定搬送能力で連続搬送可能なスクリューコンベア26が装備されている。スクリューコンベア26は図示しない駆動源により所定回転数で回転することで、搬入口21a側から加熱分解炉21内に連続供給された微粉末4Rを十分に撹拌しながら、排出口側21bに連続搬送する。微粉末4Rを高温加熱した後の熱風は排熱として熱風循環経路25を介して回収され、加熱ヒーター23で再加熱されている。なお、環流側の熱風循環経路25の一部に、環流される熱風に混じった微粉末4が経路中に堆積しないように振動バイブレータ27等を設けることも好ましい。
加熱ヒーター23の熱風送気側の熱風循環経路24は、加熱分解炉21の排出口21b側に連結されており、加熱分解炉21内に送気された熱風は加熱分解炉21内をスクリューコンベア26によって撹拌搬送される微粉末4Rの進行方向と逆方向に通過し、微粉末全体が熱風により、均一に熱せられる。本実施例では、加熱分解炉21内の微粉末4Rの温度は700℃以上に上昇した状態が保持され、加熱分解炉21の排出口21b側の除染センサ12を通過してその後の経路内で徐冷され、処理装置10外に排出される。
加熱分解炉21内を微粉末4Rの搬送方向と逆向きに通過した熱風は微粉末4Rを高温状態におくことにより、加熱分解炉21内で微粉末4Rに化学的変化を生じさせ、その結果、放射性物質としての炭素−14とトリチウムとがともに分解され、除去された微粉末4となる。そしてこれら分解された放射性物質は加熱分解炉21の搬入口側21aに連結された熱風循環経路25を通じて廃熱としての熱風とともに、除染部22に送られる。
ここで、加熱処理工程での作用、すなわち加熱分解炉21内の微粉末4Rが高温下におかれた状況での化学的変化、すなわち放射性物質の分離過程について、簡単に説明する。セメントの水和硬化作用により固化したコンクリートは、高温加熱されると、沸点で自由水が逸散した後、約180℃でゲルが崩壊し、第1の脱水段階が進行する。そして約500℃でポルトランダイト(水酸化カルシウム)が分解し、これによりセメントマトリックスのpHが著しく低下し、600℃以上になるとCHS相(ケイ酸カルシウム水化物)が分離し、さらに700℃以上になると、炭酸カルシウムが分解し、二酸化炭素が遊離する。(CaCO3→CaO+CO2)この状態で炭素−14(14C)がCO2として分離可能となる。
炭酸カルシウムに関してはカルサイト、アラゴナイト等の結晶形の違いによらず、およそ600℃付近から分解が始まり、約800℃の間で分解が終了し、炭酸カルシウムとしては灰化温度(JIS P 8251:2002)900℃では全て分解することが確認されている。したがって、炭酸ガスの分離を有効に行う観点から加熱分解炉21内を700℃程度の高温状態に保持することが好ましい。
ここで、除染工程を実現する一実施例としての除染部22の構成について、図2を参照して説明する。図2に示したように、熱風循環経路25で加熱分解炉21から環流した熱風は、微粉末4Rから分離された放射性物質を含んでおり、加熱ヒーター23の前面側に設けられた除染部22を通過する。本実施例の除染部22は、本実施例では、乾燥材を充填した吸着材層22aとHEPAフィルタ層22bが熱風(廃熱)の進行方向に前後方向に積層された構成からなる。また、その排出側には、送気部としての軸流ファン28が廃熱の循環のために装備されている。したがって、廃熱としての熱風に含まれたトリチウム、炭素−14等の放射性物質はこの吸着材層22a、HEPAフィルタ22bで除去され、放射性物質が除去された廃熱は、ファン28によって加熱ヒーター23方向に送られ、除染センサ12でクリアランスレベルが確認されて切替弁17を有する排気口18から大気放出される。具体的には、ガス状態あるいは水酸化カルシウムとして固定化していたトリチウムは酸化液化され、水の形で除染吸着材(たとえばゼオライト、モレキュラーシーブス等の乾燥材)に吸着される。また二酸化炭素に対しては苛性ソーダ等によるpH調整材を用いた吸着材を用いることが好ましい。なお、送気部としては、上述した軸流ファン28に代えて、適当な送風量が確保できる適当な送気装置を、廃熱経路上の適当な部位に設けることも可能である。

図3は、他の実施例として、ロータリキルン構造の加熱分解炉21に代えて、密閉性の高いタンク容器構造の加熱分解炉31を用いた加熱処理部30の構成を示した模式構成図である。このバッチ式のタンク容器構造の加熱分解炉31には、ベルトコンベア32を介して搬送された所定分量の微粉末4Rが加熱分解炉31内にバッチ投入される。そして、炉内の微粉末4Rは、炉外に設置された駆動モータ34の回転により回転駆動する複数枚の撹拌翼33により撹拌されることにより、均一な高温状態におかれ、上述した放射性物質の分離除去が進行する。この加熱分解炉31によれば、炉の密閉度がより高まるので、放射性物質の分離をより確実に行うことができる。加熱分解炉31の外部には上述の実施例と同様の構成からなる除染部22と加熱ヒーター23とが熱風循環経路24,25を介して連結されており、高温状態で撹拌された放射性物質を含む熱風(廃熱)が分離された放射性物質が除染排気部22に環流され、吸着材層22a、HEPAフィルタ22bを介して除去される。このとき、加熱分解炉31の下部には一方向弁36を備えた吸気口35が設けられており、この吸気口35からは所定時間加熱状態におかれ、放射性物質が分離された微粉末4を冷却するための清浄な外気が炉31内に供給される。放射性物質が分離され冷却された微粉末4は下端の排出ホッパ37から外部のベルトコンベア38等の搬送手段上に排出される。なお、本実施例では微粉末4R(4)は加熱分解炉31内に密閉された状態で高温状態が保持されるので、除染センサ12は耐熱仕様のものを用い、検知時のみ加熱分解炉31の一部に挿入して測定できるように移動可能な装置として装備することが好ましい。
本発明の放射化コンクリートのリサイクル処理装置の全体構成を示した模式ブロック構成図。 図1に示した加熱処理部の構成の一実施例を模式的に示した構成図。 図1に示した加熱処理部の構成の他の実施例を模式的に示した構成図。
符号の説明
1 放射化コンクリートブロック
2 粗骨材
3 再骨材
4R,4 微粉末(4R:放射性物質を含んだ微粉末、4:分離後の微粉末)
10 リサイクル処理装置
12 除染センサ
20,30 加熱処理部
21,31 加熱分解炉
22 除染部
23 加熱ヒーター
24,25 熱風循環経路
26 スクリューコンベア

Claims (1)

  1. 原子力発電施設の解体により発生した放射化コンクリートをブロック状に切り出し、該コンクリートブロックを密閉区画内で破砕し、所定粒径の粗骨材、細骨材、および微粉末を分級し、再生材料を製造する再生材料製造工程と、前記再生材料のうち微粉末を、加熱分解炉内に供給し、送気された高温空気で700℃以上に加熱し、前記微粉末に含有したトリチウム、炭素−14を分離する加熱処理工程と、前記加熱分解炉内から前記高温空気を環流させる経路上で、該高温空気内に含有する前記トリチウム、炭素−14を吸着除去する除染工程とを備え、各再生材料は除染が確認された後、前記密閉区画から排出されることを特徴とする放射化コンクリートのリサイクル処理方法。
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