JP2013213702A - 固化体の製造方法、砕骨材の製造方法、地殻様組成体の製造方法、固化体、砕骨材、ペースト状地殻様組成体、地殻様組成体 - Google Patents
固化体の製造方法、砕骨材の製造方法、地殻様組成体の製造方法、固化体、砕骨材、ペースト状地殻様組成体、地殻様組成体 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】測定下限値を超える放射能濃度で放射性物質を含む汚染材を、前記放射性物質の沸点より低温で溶融する低融点物質に混入し、冷却して固化することで固化体を得る。汚染材が混入された低融点物質は、汚染材が低融点物質中に均一に分散するように混練される。また、汚染材は、例えば、泥、土、砂、がれき、焼却灰、スラッジから選ばれる一つ以上を含むものである。また、低融点物質は、低融点ガラスを用いることが出来る。また、低融点物質は、タール、ピッチ、ポリアクリロニトリル、アスファルトの少なくとも一つを含んでいる。また、本発明は、このような製造方法により得られる固化体である。更に、本発明は、この固化体を粉砕し得られる砕骨材の製造方法であり、製造された砕骨材である。
【選択図】図16
Description
2.放射性物質の濃度(密度)の所定値及び放射性物質について
3.放射性物質の密度分布について
4.地殻様組成体の構成について
4−1.放射性物質が全体均一の例
4−2.内部に放射性物質を配し内部が所定値を満たす例
4−3.内部に放射性物質を配し全体として所定値を満たす例
4−4.放射性物質を含む層を多層構造とし、全体として所定値を満たす例
4−5.放射性物質濃度(密度)が外部に向かうほど低くなる例
5.地殻様組成体の製造方法
5−1.製造工程全体の説明
5−2.前処理工程の説明
5−2−1.汚染材の焼成処理の説明
5−2−2.放射性物質の化学的固定(ラッピング処理)の説明
5−2−3.汚染水の前処理の説明
5−3.その他の処理の説明
5−4.成形方法の説明
5−4−1.放射性物質が全体均一の地殻様組成体の製造方法の説明
5−4−2.内部に放射性物質を配した地殻様組成体の製造方法の説明
(1)外層から開始する例
(2)内部から開始する例
(3)同時に開始する例
5−4−3.遠心力を利用した地殻様組成体の製造方法の説明
5−4−4.圧力を利用した地殻様組成体の製造方法の説明
5−5.粉砕処理工程の説明
5−6.利用工程の説明
5−6−1.経海地殻還元方法の説明
5−6−2.経坑地殻還元方法の説明
5−6−3.その他の利用方法の説明
図1に示すように、本発明は、放射能無能化処理システム10によって、放射能汚染物質を無能化して、放射性物質の濃度を国内外の基準値以内にした本発明の地殻様組成体20を製造する。より具体的に、図2に示すように、放射能無能化処理システム10は、例えば、放射能汚染物質を含むがれき、汚泥、砂、スラッジ等を焼却等することによって、放射性物質と共に含まれる有機物を無くしながら、無機化処理された放射性物質を他の物質と例えば同時的に混合して希釈化し、放射性物質の濃度を基準値以内にした地殻様組成体20を製造する。地殻様組成体20は、放射性物質を固定し閉じ込め、また、封じ込めることによって、放射能が外部に放出されないように遮蔽することが出来る。つまり、希釈化するために混合される混合材として、放射線減衰性を有する無機物質を用いることで、効果的に放射性物質から放出される放射線を減衰させることが可能となる上、この混合材が更に物理的、化学的に安定な固化が成されて安定固相体となる物であることが望ましく、これによって長期的に放射性物質を閉じ込めて、放射能を実質的に無能化することが出来るようになる。
ここで、放射性物質の濃度(密度)の基準値は、環境省の平成23年10月29日付け「東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う放射性物質による環境汚染の対処において必要な中間貯蔵施設等の基本的考え方について」の書面によれば、8,000Bq/kg以下である。従って、これに準拠するように地殻構成体を作製することは国内法に適い好ましい。なお、この基準が法的に設定された法令基準値ともなる。また、原子力安全・保安院放射性廃棄物規制課の「原子炉等規制法におけるクリアランス制度について」の書面によれば、下記基準とされる。従って、これに準拠するように地殻組成体を作製することは国際ルール上においても適するので好ましい。本発明の所定値は、この法令基準値及び/又はクリアランスレベルを満たす値となる。
D(i) :対象物に含まれる核種iの濃度(密度)
C(i) :核種iのクリアランスレベル(下記表1参照)
ここで、放射性物質の密度分布と放射線強度の関係について考察する。ここでは、先ず、放射線の減衰性について物質固有に定まる減衰係数μの媒質中に放射性物質が分散している分布系における全放射性物質が放射する放射線が当該媒質表面の一点(以下、この点を測定点または原点という。)につくる放射線強度を考える。
(ケースI・・・図1中の地殻様組成体20a参照)
ρ(x)=c:const
全体として放射性物質が均一に分散されている例。
(ケースII・・・図1中の地殻様組成体20b参照)
ρ(x)=kx:k=比例定数
中心へ向かうほど比例的に放射性物質の密度が高くなる例。
(ケースIII・・・図1中の地殻様組成体20b参照)
ρ(x)=sin(gx):g=比例定数
中心部へ向かうほどsinカーブのように放射性物質の密度が高くなる例。
(ケースIV・・・図1中の地殻様組成体20c参照)
ρ(x)=0 :0≦x≦a
c(const):a<x≦X−a
0 :X−a<x≦X
中心部にのみ放射性物質が存在する例
[4−1.全体均一の例]
地殻様組成体20は、上記ケースIの例に従えば、図5に示すように構成することが出来る。すなわち、図5(A)に示す地殻様組成体20aは、ブロック状に成形されており、放射性物質19が全体に均一に分散され固化されている。ここで、ブロック状に形成されている物としては特に形状などは限定されない。この地殻様組成体20aは、上記表1に示す一次組成物に一次組成物の硬化速度及び/又は水和反応速度を調整する石膏等の反応速度調整材を加えた固化性結合材となる二次組成物に対して、更に、適宜、水を加え混練し成形固化させた三次組成物であるブロックであっても良いし、更に、細骨材(砂)を加えて適宜、水を加え混練し成形固化させた四次組成物であるブロックであっても良いし、更に、粗骨材(砂)を加えて適宜、水を加え混練し成形固化させた五次組成物であるブロックであっても良い。これらの組成物の場合には、一次組成物に放射性物質19が含まれていても良いし、水として放射性物質19の汚染水を用いても良いし、細骨材や粗骨材に放射性物質19が含まれていても良いが、完成品としての成形品の放射性物質19の濃度(密度)が上述した所定値以下となるように調整する。ここで所定値とは、社会情勢や経済状況、放射線医学的知見や放射線生物学や放射線生態学、放射線環境学的知見の知得状態によってその社会が時々に応じて定められる基準値を意味し、現日本国内では8,000Bq/kg以下であって、クリアランス制度としては表1に記載のクリアランスレベルが採られている。
また、地殻様組成体20は、ケース4の例に従えば、図6及び図7に示すように構成することが出来る。図6の例から説明すると、この地殻様組成体20c−1は、内部18が有限の放射能濃度(密度)に設定され、外層17が内部18の放射能濃度(密度)よりも低い放射能濃度(密度)に設定され、内部18の放射能濃度(密度)が所定値以下に設定されている。具体的に、地殻様組成体20c−1は、ブロック状に成形されており、内部18に、放射性物質19が配され、外層17を放射性物質19を含まないバリア層としたものである。ここで所定値とは、社会情勢や経済状況、放射線医学的知見や放射線生物学や放射線生態学、放射線環境学的知見の知得状態によってその社会が時々に応じて定められる基準値を意味し、現日本国内では8,000Bq/kg以下であって、クリアランス制度としては表1に記載のクリアランスレベルが採られている。また、外層17は、少なくとも放射能濃度が測定下限値以下に設定されていれば良い。この地殻様組成体20c−1は、バリア層となる外層17によって、放射線を遮蔽することが出来、また、経年劣化等によって外層17が損傷し内部18が露出したとしても、上記所定値を超えてしまうことを防止することが出来、周辺環境に悪影響を与えることを防止できる。
また、地殻様組成体20は、ケース4の例に従えば、図7に示すように構成することが出来る。この地殻様組成体20c−2は、内部18が有限の放射能濃度に設定され、外層17が内部18の放射能濃度(密度)よりも低い放射能濃度(密度)に設定され、内部18の放射能濃度(密度)が前記所定値より大きく設定されている。具体的に、地殻様組成体20c−2は、ブロック状に成形されており、内部18に、放射性物質19が配され、外層17を放射性物質19を含まないバリア層としたものである。なお、外層17は、少なくとも放射能濃度が測定下限値以下に設定されていれば良い。ここで、内部18の放射性物質19の密度が上述した所定値以上とされ、内部18及び外層17を含む全体で、放射性物質19の密度が所定値以下となるようにしている。この地殻様組成体20c−2では、比較的放射性物質19の密度が所定値より高い瓦礫等を内部18の原料として効率的に用いることが出来る。
更に、地殻様組成体20は、上記ケース2,3の例を参照すれば、図8に示すように構成することが出来る。すなわち、図8に示す地殻様組成体20b−1は、内部18が多層構造を成す。内部18は、放射性物質19を含む層であり、例えば、中心部18aの放射性物質19の濃度(密度)が上述した所定値より大きく又は以下となっており、中心部18aから外側に向かうに連れ中間層18bの放射性物質19の濃度(密度)が段階的に低くなるように構成されている。なお、この例において、中間層18bの数は特に限定されるものではない。ここで、中心部18aから外層17に向かうに連れて、放射性物質19の濃度(密度)は上記ケース2のように比例的に低くなっても良いし、sinカーブのような分布としても良い。そして、中間層18bの外側の外層17は、放射性物質19を含まないバリア層となっている。この外層17も少なくとも放射能濃度(密度)が測定下限値以下に設定されていれば良い。
更に、地殻様組成体20は、上記ケース2,3の例を参照すれば、図9に示すように構成することが出来る。図9に示す地殻様組成体20b−2は、内部18の中心部の放射性物質19の濃度(密度)が上述した所定値以上又は以下となっており、中心部から外側に向かうに連れ、放射性物質19の密度が漸次低くなるように構成されている。ここで、中心部18から外層17に向かうに連れて、放射性物質19の濃度(密度)は上記ケース2のように比例的に低くなっても良いし、sinカーブのような分布としても良い。そして、内部18の外側の外層17は、放射性物質19を含まないバリア層となっている。この外層17も少なくとも放射能濃度(密度)が測定下限値以下に設定されていれば良い。
[5−1.製造工程全体の説明]
以上のような図5−10に示した地殻様組成体20に用いられる放射性物質19を含んだ原料は、具体的に、図11に示す工程を経て製造される。上記表2に示すように、放射能汚染材には、魚貝類、野菜類、焼却灰、汚泥スラッジ、海洋泥砂、河川泥砂、湖泥砂、街路樹木、がれき(コンクリ、木材、ガラス、金属、プラスチック)、汚染水、土砂、路面材等がある。前処理工程1001では、例えば、これら汚染材の焼成等を行って、汚染材を無機化する。なお、この前処理工程1001の詳細は後述する。
[5−2−1.汚染材の焼成処理の説明]
上記表2に示すように、放射能汚染材は、魚貝類、野菜類、焼却灰、汚泥スラッジ、海洋泥砂、河川泥砂、湖泥砂、街路樹木、がれき(コンクリ、木材、ガラス、金属、プラスチック)、汚染水、土砂、路面材等である。なお、ここで用いられる放射能汚染材は、放射能濃度(密度)が測定下限値でも良いが、測定下限値を超える放射能濃度(密度)で放射性物質を含んだ汚染材も用いることが出来る。このような汚染材に有機物が含まれると、地殻様組成体20が成形された後、時間経過に伴って、有機物が膨潤したり、腐敗したり、ガスを発生し、地殻様組成体20が脆弱化してしまう虞れがある。そこで、前処理工程1001では、図15に示すように、汚染材を地殻様組成体20の原料として使用する前に、汚染材の焼成処理を行う。ここでの焼成温度は、放射性物質の気化温度未満とし、放射性物質や灰分が残渣として残り、放射性物質が気化されて大気中に放出されないようにする。このように、汚染材は、焼成処理されることで、有機物を気化若しくは無機化させることが出来る。
また、測定下限値を超える放射性物質19を含む泥、土、砂、がれき、焼却灰、スラッジといった上記表2に示すような放射能汚染材は、図16に示すように、化学的に安定していることが好ましい。そこで、汚染材は、粉砕した後、及び/又は、焼成した後、及び/又は、乾燥した後に、放射性物質19の沸点より低温で溶融する低融点物質に溶かし込み又は混合して固化し、固化体を粉砕し砕骨材とすると良い。汚染材が混入されたペースト状の融点物質は、前記汚染材が低融点物質中に均一に分散するように混練されていると良い。この砕骨材は、仕上工程1004において、例えば、ペースト状組成物である四次組成物や五次組成物を製造する際に、細骨材や粗骨材として、二次組成物と混合することが出来る。また、上述した焼成汚染材や焼却灰と共に混合することが出来る。このように砕骨材を添加することによっても、地殻様組成体20の全体としての放射性物質19の濃度(密度)を調整することが出来る。なお、このラッピング処理を施して固化した固化体は、その後、粉砕せずに、無能化組成体として扱うことも可能であるが、この段階の組成体の場合、化学的安定性は得られるものの、放射線を減衰させる遮蔽性が不十分となる虞れがある。
放射性物質19を含む汚染材には、放射性物質19で汚染された汚染水もある。放射性物質を含んだ汚染水は、放射性物質を担持する担持材と混合することで、担持材に放射性物質を担持させ、これを一汚染材として、地殻様組成体20の原料に用いて処理することが出来る。すなわち、図17に示すように、容器内において、担持材と放射性物質19に汚染された汚染水とを混合する。
三次組成物や四次組成物や五次組成物を水又は汚染水で混練しペースト状組成物とする際に、添加材として、反応性が低い高比重物質を添加し、放射能の遮蔽機能の向上を図ることが出来る。高比重物質としては、バリウムや鉛ガラス片等がある。これらの高比重物質は、図6−図10に示すように、特に地殻様組成体20の外層17に分布させることで、バリア性能を高めることが出来る。更に、前述の担持材に放射性物質を担持させた汚染物担持材や汚染土などを処理する場合、これらの汚染材が高比重の添加材に比して低比重であるため、例えば、後述する遠心力を利用して成形するときには、高比重物質は外側に多く分布することになり、内部側に汚染材が分布し、外部側に放射性物質が分布しないこともあって、外層17のバリア性能を高めることが出来る。
次に、上述した図5−10に示した地殻様組成体20を、上述した三次組成物や四次組成物や五次組成物を用いて成形する場合を説明する。
図5に示した地殻様組成体20aは、放射性物質19が全体に均一に分散され固化されてブロック状に成形されている。図18に示すように、この地殻様組成体20aを成形するには、先ず、鋼材、木材、樹脂、ガラス等の材料によって所定の形状を成す外型枠101に対して、三次組成物や四次組成物や五次組成物を水又は汚染水で混練しペースト状組成物102を打ち込み、バイブレータ等で締固めを行い、この後、外型枠101を取り外して成形することが出来る。ここで、ペースト状組成物102は、放射性物質19が均一に分散された状態で外型枠101に流し込まれる。また、ペースト状組成物102は、放射性物質の濃度(密度)が所定値以下の所定の値に設定されている。かくして、地殻様組成体20aは、全体としての放射性物質の濃度(密度)が所定値以下の値とされたブロックとして成形される。
図6に示す地殻様組成体20c−1は、ブロック状に成形されており、内部18に、放射性物質19が配され、外層17を、放射能濃度が測定下限値以下乃至比較的低く設定されたバリア層とし、内部18の放射性物質19の濃度(密度)が上述した所定値以下とされたものである。ここでの例では、外層17に放射性物質19が含まれないようにしている。また、図7に示す地殻様組成体20c−2は、ブロック状に成形されており、内部18に、放射性物質19が配され、外層17を放射性物質19を含まないバリア層とし、内部18と外層17とを合わせた全体としての放射性物質19の濃度(密度)が上述した所定値より大きくしたものである。図6及び図7に示す地殻様組成体20c−1,20c−2には、外層17から成形する場合と内部18から成形する場合があるので、次にこれらの製造方法を説明する。
このような図6及び図7に示す地殻様組成体20c−1,20c−2は、外層17側から成形する場合、図19に示す手順で製造することが出来る。具体的に、図19(A)に示すように、先ず、鋼材、木材、樹脂、ガラス等の材料によって所定の形状を成す外型枠111には、更に、放射性物質19を含む内部18を成形するための内型枠112が外型枠111の底面から所定間隔上の位置に図示しない取付部に支持されて配設されている。また、内型枠112は、内部18の上にも非放射性物質のペースト状組成物113を打ち込むことが出来るように、開口面の高さが外型枠111の開口面よりも低く設定される。
また、図6及び図7に示す地殻様組成体20c−1,20c−2は、内部18側から成形する場合、図21に示す手順で製造することが出来る。この場合、先ず図21(A)に示すように、内型枠112aに対して、三次組成物や四次組成物や五次組成物を水又は汚染水で混練した放射性物質19を含むペースト状組成物114としてこれを打ち込み、バイブレータ等で締固めを行い成形する。なお、ペースト状組成物114は、図6に示す内部18の放射性物質19の密度が所定値以下の地殻様組成体20c−1を成形する場合、放射性物質19の密度が所定値以下に調整されたものが用いられる。また、図7に示す内部18の放射性物質19の密度が所定値より大きい地殻様組成体20c−2を成形する場合、放射性物質19の密度が所定値より大きく、好ましくは、外層17と内部18の全質量に対しての放射能レベル、すなわち放射能濃度が基準値に適合するように調整されたものが用いられる。そして、内部用組成物となる図21(A)に示す内型枠112a付きの内部成形体18cや図21(B)に示す内型枠112aが外された内部成形体18dが次に外型枠111内に設置されることになる。内型枠112a付きの内部成形体18cは、内型枠112aが内部18の保護層又は放射線に対するバリア層と機能することが出来る。また、内型枠112aが外された内部成形体18dは、非放射性物質のペースト状組成物113との物理的な強度を高くすることが出来る。なお、以下の例では、内型枠112aが外された内部成形体18cを例に説明する。
また、図6及び図7に示す地殻様組成体20c−1,20c−2は、内部18と外層17とを同時に製造することも出来る。この場合、図26(A)及び(B)に示すように、非放射性物質のペースト状組成物113を排出する排出口113aと放射性物質19を含んだペースト状組成物114を排出する排出口114aとを備えたホッパ118を用いる。勿論、ここでの排出口113aは、非放射性物質のペースト状組成物113を排出していることとしているが、必ずしも非放射性物質のペースト状組成物である必要はない。放射性物質19を含んだペースト状組成物114を排出する排出口114aは、中央部に設けられ、内部18を形成し、非放射性物質のペースト状組成物113を排出する排出口113aは、排出口114aの周囲に複数設けられ、外層17を形成する。そして、排出口114aの下には、内部18を成形する内型枠112が位置し、排出口113aの下には、外型枠111と内型枠112の間の領域が位置している。
図9に示す地殻様組成体20b−2の内部18は、中心部から外側に向かうに連れ、放射性物質19の密度が漸次低くなるように構成されている。図10に示す地殻様組成体20eも、全体で、中心部から外側に向かうに連れ、放射性物質19の密度が漸次低くなるように構成されている。ここでは、二つの地殻様組成体を合わせて単に、「地殻様組成体20e等」ともいう。このように、中心部から外側に向かうに連れ、放射性物質19の密度が漸次低くなる地殻様組成体20e等は、遠心力を利用して製造することが出来る。
上記表2や図3に示すように、放射能汚染材には、魚貝類、野菜類、焼却灰、汚泥スラッジ、海洋泥砂、河川泥砂、湖泥砂、街路樹木、がれき(コンクリ、木材、ガラス、金属、プラスチック)、汚染水、土砂、路面材等が存在し、土砂、湖泥砂、海洋泥砂、河川泥砂、路面材等は、細骨材や粗骨材として用いることが出来る。そして、一次組成物に石膏等を加えた固化性結合材となる二次組成物に対して、細骨材や粗骨材等を加えることで上述した三次組成物や四次組成物や五次組成物を製造することが出来る。
図5(A)及び(B)に示す放射性物質19が全体に均一に分散された地殻様組成体20aや図6に示す内部18に放射性物質19を含む地殻様組成体20c−1は、放射性物質19の密度が所定値以下であり、もはや放射性廃棄物の定義に該当するものではなく、一般廃棄物若しくは単に資材、資源として扱い得る物と成る。そこで、図11に示す粉砕処理工程1006では、図31(A)及び(B)に示すように、クラッシャー等で地殻様組成体20aや地殻様組成体20c−1を粉砕し、プラントで粗砕、中砕、細砕により人工的に砕骨材150とすることが出来る。このような砕骨材150は、図31(C)に示すように、レジン、タール、ピッチ、ポリアクリロニトリル熱処理質、アスファルトの少なくとも一つの被覆層151で被覆するようにしても良い。レジン、タール、ピッチ、ポリアクリロニトリル熱処理質、アスファルトは、各砕骨材に含まれる放射性物質が発する放射線に対するバリア層として機能させることが出来るだけでなく、化学的な安定性を高め、酸性雨や空気中の二酸化炭素などによる中性性化や溶出を防止することが出来る。
更に、図5−10に示したブロック状に成形された地殻様組成体20は、更に、次のようにして、地殻に還元することも出来る。具体的には、海洋を経て地殻還元する方法と直接的に地中に還元する方法とがある。
図5−10に示したブロック状に成形された地殻様組成体20は、図35に示すように、海洋302に着水させ、海底303に配置して、海底において地殻の一部として地殻還元することが出来る。海底に配置されたブロック状に成形された地殻様組成体20は、船舶301で海洋302に運搬し、投入することによって、海底303において、魚礁303a等として機能し、また、大陸プレートや海洋プレートが沈み込んだ海溝等の深海に沈降させた際には、プレート304の移動にあわせて海底の地殻内に潜り込ませ消滅させることが出来る。
図5−10に示したブロック状に成形された地殻様組成体20は、図42に示すように、閉鎖坑道401の埋め戻しに利用し地殻還元していくことが出来る。例えば、坑道401は、坑内の崩壊を防ぐ支保坑402の上に、インバートコンクリート403が打設されている。ブロック状の地殻様組成体20は、例えば、インバートコンクリート403の上に配設される。この際、放射性物質19の密度が所定値以下の上述した四次組成物又は五次組成物を、地殻様組成体20の間詰めに注入しても良い。また、天端側には、埋め戻し材404を充填することが出来る。この埋め戻し材404にあっても、例えば、固化性結合材となる二次組成物を貧配合とした放射性物質19の密度が所定値以下の流動性処理土を用いても良い。かくして、閉鎖坑道401は、放射性物質19の密度が所定値以下のペースト状組成物や地殻様組成体20を効率的に使用して埋め戻される。勿論、ペースト状の地殻様組成体20は、支保坑402やインバートコンクリート403に用いて、坑道401の床部及び/又は壁部及び/又は天井部に用いることも出来る。
上述したような地殻様組成体20は、図43(A)に示すように、従来から放射性物質の処分方法としてある人工構築物を設けない浅地中501のトレンチ501aに、ブロック状の地殻様組成体20を配設しても良いし、放射性物質19の密度が所定値以下のペースト状組成物を打設するようにしても良い。また、一部に放射性物質19の密度が所定値より大きい部分が存在する図7に示す地殻様組成体20c−2は、浅地中501でも良いが、図43(B)に示すように、一般的な地下利用に対して十分余裕を持った深度(地下50〜100m)502のピット502aに配設するようにしても良い。また、ペースト状の地殻様組成体20は、トレンチ501aやピット502aを造成するために通常のコンクリートに代えて用いることも出来る。
Claims (33)
- 測定下限値を超える放射能濃度で放射性物質を含む汚染材を、前記放射性物質の沸点より低温で溶融する低融点物質に混入し、冷却して固化することで固化体を得ることを特徴とする固化体の製造方法。
- 前記汚染材が混入された低融点物質は、前記汚染材が低融点物質中に均一に分散するように混練されることを特徴とする請求項1に記載の固化体の製造方法。
- 前記汚染材は、泥、土、砂、がれき、焼却灰、スラッジから選ばれる一つ以上を含んで成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の固化体の製造方法。
- 前記低融点物質は、低融点ガラスであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の固化体の製造方法。
- 前記低融点物質は、タール、ピッチ、ポリアクリロニトリル、アスファルトの少なくとも一であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の固化体の製造方法。
- 前記請求項1乃至5のいずれかに記載の固化体の製造方法により製造された前記固化体を粉砕することで砕骨材を得ることを特徴とする砕骨材の製造方法。
- 炭酸カルシウムを主成分として成る炭酸カルシウム組成物と、ケイ酸塩を主成分として成るケイ酸質組成物と、酸化鉄系物質を主成分として成る酸化鉄組成物とを焼成して得られる固相組成物を微粉砕して成る粉砕材と、
測定下限値を超える放射能濃度で放射性物質を含む汚染材を、前記放射性物質の沸点より低温で溶融する低融点物質に混入し、冷却して固化することで固化体を得、この固化体を粉砕することで得られる砕骨材と、
を水で混練してペースト状組成物を生成することを特徴とする地殻様組成体の製造方法。 - 前記ペースト状組成物には、硬化速度及び/又は水和反応速度を調整するための反応速度調整材が混練されることを特徴とする請求項7に記載の地殻様組成体の製造方法。
- 前記ペースト状組成物には、細骨材が混練されることを特徴とする請求項7又は8に記載の地殻様組成体の製造方法。
- 前記ペースト状組成物には、粗骨材が混練されることを特徴とする請求項7乃至9のいずれかに記載の地殻様組成体の製造方法。
- 前記ペースト状組成物の放射能濃度が、所定値以下となるようにすることを特徴とする請求項7乃至10のいずれかに記載の地殻様組成体の製造方法。
- 前記所定値が、法的に設定された法令基準値であることを特徴とする請求項11に記載の地殻様組成体の製造方法。
- 前記所定値が、クリアランスレベルを満たすものであることを特徴とする請求項11又は12に記載の地殻様組成体の製造方法。
- 測定下限値を超える放射能濃度で放射性物質を含む汚染材を、前記放射性物質の沸点より低温で溶融する低融点物質に混入し、冷却して固化して成ることを特徴とする固化体。
- 前記汚染材が混入された低融点物質は、汚染材が低融点物質中に均一に分散するように混練されて成ることを特徴とする請求項14に記載の固化体。
- 前記汚染材は、泥、土、砂、がれき、焼却灰、スラッジから選ばれる一つ以上を含んで成ることを特徴とする請求項14又は15に記載の固化体
- 前記低融点物質は、低融点ガラスであることを特徴とする請求項14乃至16のいずれかに記載の固化体。
- 前記低融点物質は、タール、ピッチ、ポリアクリロニトリル、アスファルトから選ばれる一つ以上で構成されるものであることを特徴とする請求項14乃至16のいずれかに記載の固化体。
- 前記請求項14乃至18のいずれかに記載の固化体を粉砕することで得られたことを特徴とする砕骨材。
- 炭酸カルシウムを主成分として成る炭酸カルシウム組成物と、ケイ酸塩を主成分として成るケイ酸質組成物と、酸化鉄系物質を主成分として成る酸化鉄組成物とを焼成して得られる固相組成物を微粉砕して成る粉砕材と、
測定下限値を超える放射能濃度で放射性物質を含む汚染材を、前記放射性物質の沸点より低温で溶融する低融点物質に混入し、冷却して固化することで固化体を得、この固化体を粉砕することで得られる砕骨材と
を水で混練して成ることを特徴とするペースト状地殻様組成体。 - 前記ペースト状組成体は、硬化速度及び/又は水和反応速度を調整するための反応速度調整材が混練されて成ることを特徴とする請求項20に記載のペースト状地殻様組成体。
- 前記ペースト状組成体は、細骨材が混練されて成ることを特徴とする請求項20又は21に記載のペースト状地殻様組成体。
- 前記ペースト状組成体は、粗骨材が混練されて成ることを特徴とする請求項20乃至22のいずれかに記載のペースト状地殻様組成体。
- 前記ペースト状組成体の放射能濃度が、所定値以下となるようにすることを特徴とする請求項20乃至23のいずれかに記載のペースト状地殻様組成体。
- 前記所定値が、法的に設定された法令基準値であることを特徴とする請求項24に記載のペースト状地殻様組成体。
- 前記所定値が、クリアランスレベルを満たすものであることを特徴とする請求項24又は25に記載のペースト状地殻様組成体。
- 炭酸カルシウムを主成分として成る炭酸カルシウム組成物と、ケイ酸塩を主成分として成るケイ酸質組成物と、酸化鉄系物質を主成分として成る酸化鉄組成物とを焼成して得られる固相組成物を微粉砕して成る粉砕材と、
測定下限値を超える放射能濃度で放射性物質を含む汚染材を、前記放射性物質の沸点より低温で溶融する低融点物質に混入し、冷却して固化することで固化体を得、この固化体を粉砕することで得られる砕骨材と
を水で混練して得るペースト状組成体を固化させて得ることを特徴とする地殻様組成体。 - 前記ペースト状組成体は、硬化速度及び/又は水和反応速度を調整するための反応速度調整材が混練されて成り、該ペースト状組成体を固化させて得ることを特徴とする請求項27に記載の地殻様組成体。
- 前記ペースト状組成体は、細骨材が混練されて成り、該ペースト状組成体を固化させて得ることを特徴とする請求項27又は28に記載の地殻様組成体。
- 前記ペースト状組成体は、粗骨材が混練されて成り、該ペースト状組成体を固化させて得ることを特徴とする請求項27乃至29のいずれかに記載の地殻様組成体。
- 前記ペースト状組成体の放射能濃度が、所定値以下となるようにし、該ペースト状組成体を固化させて放射能濃度を前記所定値以下としたことを特徴とする請求項27乃至30のいずれかに記載の地殻様組成体。
- 前記所定値が、法的に設定された法令基準値であることを特徴とする請求項31に記載の地殻様組成体。
- 前記所定値が、クリアランスレベルを満たすものであることを特徴とする請求項31又は32に記載の地殻様組成体。
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