JP2003084092A - 濃縮廃液処理方法 - Google Patents

濃縮廃液処理方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】濃縮廃液中の核種の 処分用固化体中への移行
を抑え、減容性を高めたセメント固化体を低コストに作
成できる。 【解決手段】濃縮廃液aを800℃に維持した熔融炉2
へ供給しながら、連続300時間蒸発処理する。次に熔
融炉2へ溶融助剤bを供給し、炉内温度を1250℃に
昇温し約3時間加熱して、蒸発残留物とともに溶融す
る。次に、出湯ノズル22を加熱し、出湯し、溶融物
を、貯水槽4中の水に注入し急冷して自然に粒状に破砕
された水砕スラグを得る。この水砕スラグは、混練機5
に供給され、セメントcと混和剤dと水eが所定比率で
混練され、200Lドラム缶へ充填される。モルタル充
填後、養生してからセメント固化体6として処分場へ埋
設処分する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子力発電所など
から発生する核種を含む濃縮廃液から効率よく減容した
処分用均質固化体を形成する処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、前記した濃縮廃液を均質固化体と
して処分するための処理方法としては、1)廃液を濃縮
して高濃度のスラリとし、これをセメント混練して処分
用セメント固化体を作成したり、2)同廃液を濃縮、乾
燥して得た乾燥粉体を1)に同じく処分用セメント固化
体を作成する方法が採用されている。
【0003】ところが、このような処理方法では、前記
濃縮廃液に含まれているC−14、Co−60、Cs−
137などの核種がそのまま処分用セメント固化体に移
行するので、それら核種濃度が処分受け入れ基準を満た
さない場合が生じる可能性があった。その場合には、セ
メントと混合する濃縮廃液の量を制限して処分用固化体
を作成する必要があるなど減容性が劣るという問題があ
った。
【0004】さらには、BWR発電所で多く発生する硫
酸塩を含んだ濃縮廃液、再処理施設で多く発声する硝酸
塩を含んだ濃縮廃液、焼却炉等の排ガス処理系で発生す
る塩酸塩を含んだ濃縮廃液は、含まれる塩が分解しない
ため、さらに減容性が低くなると言う不都合があった。
また、PWR発電所で多く発生するホウ酸塩を含んだ濃
縮廃液の場合は、セメントの固化を阻害する傾向がある
ため高コストの特殊なセメントや混和剤を使用する必要
があった。
【0005】また、セメント固化体自体には核種の閉じ
込め機能はないため、処分場の周辺環境に核種が流出す
るものとして評価を行う必要があり、実際上の危険性は
無いものの、住民にとっては感情的に許容しにくい状況
となっていた。
【0006】さらに、原子力発電所やその他の原子力施
設で発生する洗濯廃水の濃縮廃液等、有機物を含む濃縮
廃液は、そのままセメント固化すると有機物が核種の地
下水中での移行を早めたりして処分に悪影響をを及ぼす
ため、焼却など別途処理を行う必要があった。また、本
発明の類似技術として、核燃料の再処理で発生する高レ
ベル廃液をガラス材と混合して溶融し、ガラス固化体を
製造する技術が知られているが、これを濃縮廃液にその
まま適用しても、できた固化体は法令上均質固化体とは
認められないという問題点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を解決するためになされたものであり、一つの装置で
広範囲の濃縮廃液に適用が可能で、住民にとって感情的
に許容しやすい、減容性を高めた均質固化体を低コスト
に作成できる濃縮廃液処理方法を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の問題は、原子力発
電所などから発生する核種を含む濃縮廃液またはその蒸
発残留物を溶融炉において溶融する溶融工程と、溶融炉
内の溶融物を水中で急冷して水砕スラグを得る急冷工程
と、該水砕スラグをセメントで固化し処分用均質固化体
を形成する固化工程とを含むことを特徴とする本発明の
濃縮廃液処理方法によって、解決することができる。
【0009】また、本発明は、前記濃縮廃液が塩類,有
機物類または無機懸濁物を含む濃縮廃液である濃縮廃液
処理方法に具体化でき、さらに前記濃縮廃液に含まれる
塩類がホウ酸塩、硫酸塩、塩酸塩または硝酸塩である濃
縮廃液処理方法に具体化でき、さらには洗濯廃水の濃縮
廃液など有機物を含む濃縮廃液に具体化できる。また、
前記溶融工程において運転温度を変えることにより低温
での水分蒸発と高温での溶融を分けて行う濃縮廃液処理
方法により具体化でききる。また、前記溶融工程におい
て、炉内にSiO2、Al23、CaO、MgOの1種
または2種以上含む溶融助剤を投入し、濃縮廃液または
その蒸発残留物とともに700〜1600℃の温度で溶
融する形態の前記濃縮廃液処理方法に具体化でき、さら
に前記セメントがポルトランドセメント、超速硬セメン
トまたは高炉セメントである形態の前記濃縮廃液処理方
法に具体化できる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の濃縮廃液処理方法
に係る実施形態について、図1を参照しながら説明す
る。本発明は、以下に詳述する核種を含む濃縮廃液を処
理対象とし、1)濃縮廃液またはその蒸発残留物を溶融
する溶融工程、2)水砕スラグを得る急冷工程、3)処
分用固化体を形成する固化工程からなるが、さらに、本
発明を蒸発工程、溶融工程、急冷工程、搬送工程、セメ
ント固化工程、および二次時廃棄物処理方法などに細分
して詳細に説明する。
【0011】(処理対象物)PWR発電所で多く発生す
る、4B23・Na2Oや2B23・Na2Oを含むホウ
酸系濃縮廃液、BWR発電所で多く発生するNa2SO4
を含む硫酸系濃縮廃液、再処理施設で多く発生するNa
NO3を含む硝酸系濃縮廃液、スクラバ廃水などとして
発生するNaCl廃液の1種または2種以上が対象とさ
れる。例えば、1事例のホウ酸系廃液の成分を示すと、
ホウ素分:21000ppm、ナトリウム分:12000ppm、塩素
分: 1000ppm、放射能濃度:C−14:1.2×102Bq/
g、Nb−94:5.0×10-1Bq/gであった。
【0012】(蒸発工程)先ず、100〜1000℃の
範囲、例えば800℃に維持した熔融炉2へ、濃縮廃液
タンク1に貯留した濃縮廃液aを、濃縮廃液供給ポンプ
11により約3 L/hで供給しながら、連続300時間
蒸発処理する。このとき、溶融炉2出口におけるキャリ
ア空気の流量は、蒸発する水分も含めて約10Nm3
h程度に調整する。
【0013】なお、使用する熔融炉は、電気ヒーター加
熱、高周波加熱、プラズマ加熱、抵抗加熱など適宜な加
熱形式が利用でき、溶融物を貯留できる耐火容器を備
え、適当な時期に出湯操作ができるタイプが適当であ
る。また、熔融炉への濃縮廃液の供給の仕方は、連続
式、バッチ式のいずれでもよい。また、予め蒸発乾燥し
た乾燥粉末の状態で供給するようにしてもよいが、この
場合は、熔融炉を用いた蒸発工程は省かれる。
【0014】(溶融工程)蒸発工程に引き続き、助剤供
給装置3から熔融炉2へ溶融助剤bを供給する。そし
て、熔融炉2の炉内温度は、700〜1600℃の範
囲、例えば1250℃に昇温し約3時間加熱して、前記
蒸発残留物を溶融する。このとき、溶融炉2出口におけ
るキャリア空気の流量を、保温と濃縮廃液成分の揮発抑
制のため、約0.5Nm3/h以下に調整する。
【0015】本発明では、溶融物が安定したガラスを形
成できるよう溶融助剤bを使用するのが好ましい。この
溶融助剤には、SiO2、Al23、CaO、MgOの
1種または2種以上含む酸化物、珪酸塩、アルミノ珪酸
塩、粘土、タルク、珪酸カルシウム系保温材くず、焼却
灰などの無機廃棄物が利用可能である。
【0016】この実施形態では、珪砂粉(SiO2
末)を蒸発残留物に対して100重量%の割合で供給し
た。なお、ホウ酸系廃液を対象とした場合は、溶融助剤
を20重量%以上、好ましくは40重量%以上供給する
のがよい。また、溶融助剤材を供給するタイミングは、
廃液中の塩成分の揮発を抑制する目的から、廃液の供給
前に予め所要量供給しておくか、廃液の供給に併せて供
給するようにするのが好ましい。
【0017】(急冷工程)溶融工程が終了したら、出湯
コイル21に通電して出湯ノズル22を加熱し、出湯ノ
ズル内のガラス栓を溶融することで、出湯を開始する。
出湯した溶融物は、貯水槽4中の水に注入され、急冷さ
れ、自然に粒状に破砕された水砕スラグが得られる。貯
水槽4中の水は出湯により温度が100℃近くまで上昇
するが、次の出湯までには時間があるため、自然に冷却
される。なお、溶融物の急冷により消費された水量は、
次回の出湯までに補給しておく。
【0018】本発明で注目すべきは、得られた水砕スラ
グには、当初、濃縮廃液中に含まれていた核種の多くが
消失ないし低減する現象である。すなわち、C−14、
H−3、Ru−103、Ru−106などはほぼ100
%近く消失し、Cs−134、Cs−137は約1/2
に低減することが観察された。この理由は、揮発性の核
種が溶融処理時に揮発して排ガスに移行したことによ
る。
【0019】本発明では、このように核種濃度が低減で
きる結果、特に多量に含まれるC−14がほとんど残存
しないため、この水砕スラグを用いて処分用固化体を作
成すると、処分場の受入れ基準を上回る可能性が少なく
なる利点が得られる。すなわち、希釈処理が不要となる
ので、減容性に優れた処分用固化体が得られるという利
点がある。また、硫酸系や硝酸系廃液の場合は、塩成分
が分解するので減容性がさらに向上する利点がある。さ
らに、有機物を含んだ濃縮廃液も本発明の装置で処理で
き、別途焼却等の必要がなくなる利点がある。
【0020】(搬送工程)貯水槽4中の水砕スラグは、
水砕スラグコンベア41によって水中から取り出され、
水切り台42で水切りした後、200Lドラムなどの適
切な容器43に収納される。なお、収納容器43にドラ
ム缶を用いれば、水砕スラグを収納した状態で工程待ち
のため中間貯蔵することも可能である。
【0021】(セメント固化工程)容器43に収納した
水砕スラグは、水砕スラグホッパ51から混練機5に供
給される。また、混練機5にはセメントホッパ52、混
和剤タンク53、水タンク54からセメント(プレミク
ストタイプ)cと混和剤dと水eが所定比率で供給され
る。セメント等と混練された水砕スラグは、モルタルf
としてモルタルポンプ55により200Lドラム缶へ充
填される。モルタル充填後のドラム缶は養生した後、均
質固化体の一種であるセメント固化体6として処分場へ
埋設されるのである。なお、このセメント固化体6は、
核燃料物質等の埋設に関する措置等に係る技術的細目を
定める告示(第4条第2項第6号)の「固型化に当たっ
ては、固型化材料若しくは固型化材料及び混和材料と放
射性廃棄物を均質に練り混ぜ、又はあらかじめ均質に練
り混ぜた固型化材料若しくは固型化材料及び混和材料と
放射性廃棄物を均一に混合させること」に規定される均
質固化体に相当するものである。
【0022】この場合、本発明では、水砕スラグは廃液
中の塩成分をガラス中に固定した状態で保持しているの
で、セメンとの固化作用に影響を与えることがないの
で、低コストのポルトランドセメントや高炉セメントあ
るいは超速硬セメントを使用できる利点が得られる。ま
た、同様な理由で、特殊な混和剤の使用も不要となる利
点がある。さらに、核種もガラス中に固定した状態で保
持しているので,処分場周辺への核種流出が抑制され、
住民にとって感情的に許容しやすいという利点がある。
なお、モルタル中の水砕スラグ含有率は、30〜80重
量%の範囲で調整可能である。
【0023】(二次廃棄物の処置方法:排ガス)蒸発工
程、溶融工程において発生する排ガスgは、排ガスブロ
ワ73で吸引され、フィルタ71、高性能フィルタ72
により、放射性物質を含むダストを除去した後、原子炉
施設等の換気空調設備を経て大気中へ放出する。
【0024】(同:冷却水、洗浄水)貯水槽4中の冷却
水は、少しずつ放射性物質で汚染されるため、年1回程
度、濃縮廃液タンク1へ回収して、この処理システム内
で処理を行うのがよい。また、混練機5、モルタルポン
プ55およびこれらを接続する配管は、運転を停止する
場合は付着したモルタルが固結しないよう、洗浄が必要
である。この時発生する洗浄水排水は放射性物質を含む
ため、濃縮廃液タンク1へ回収して、この処理システム
内で処理を行い、冷却水の場合と同様のクローズドシス
テムとするのがよい。
【0025】次に、本発明に基づく減容効果について説
明する。先ず、処理廃液量を15m3(1.65×107g)、濃
縮廃液の放射能濃度をC−14:1.2×102Bq/g、Nb
−94:5.0×10-1Bq/gとし、処分場の濃度基準を、C
−14:1.69×107Bq/本、Nb−94:1.67×105Bq/本
(本数は200Lドラム缶換算)などを前提とする。
【0026】濃縮廃液を処理して処分場に埋設する場
合、濃縮廃液に含まれる放射性物質を複数のドラム缶に
分散して、各ドラム缶内の放射性物質濃度を処分場の濃
度基準以内にする必要がある。従来技術によれば、必要
なドラム缶の本数は、C−14基準で約120本、Nb
−94基準で約50本であり、厳しい値をとって約12
0本とする必要があった。これに対し本発明では、C−
14は殆ど無視できNb−94のみ考慮すれば良いの
で、約50本に減らすことができる。従って、必要なド
ラム缶本数は従来の約40%で済むことになり、減容性
が向上した分、処分費が低減できる効果が大である。
【0027】また、従来技術で製作したセメント固化体
は、セメントの固定機構のみに依存し、核種閉じ込め性
が不十分である点に比較して、本発明により作成された
セメント固化体は、核種が水砕スラグのガラス成分中に
固定されているので、水砕スラグ自体が核種閉じ込め性
を有しているので、より安全な処分を実現できると言え
る。
【0028】さらに、本発明の工程を利用して、放射性
廃棄物の焼却灰等の溶融可能な無機廃棄物を溶融して水
砕スラグを作り、セメント固化体とすることが可能であ
る。従って、濃縮廃液以外の廃棄物も一緒に処理するこ
とができるので、処理対象を広げてトータルコストを低
減できる利点がある。特に、焼却灰を溶融助剤に応用
し、安価なポルトランドセメントまたは高炉セメントと
を組み合わせた本発明では最もコストが低減できると言
えよう。
【0029】
【発明の効果】本発明の濃縮廃液処理方法は、以上説明
したように構成されているので、濃縮廃液中のH−3、
C−14、Ru−103/106、I−129,Cs−
134/137などの核種が 処分用固化体中への移行
を抑え、減容性を高めた処分用セメント固化体を低コス
トに作成できることが可能となった。また、水砕スラグ
による核種の閉じ込め効果により安全性も向上できると
いう優れた効果がある。よって本発明は、従来の問題点
を解消した濃縮廃液処理方法として、工業的価値はきわ
めて大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を説明するための処理装置の
フロー図。
【符号の説明】
1 濃縮廃液タンク、11 濃縮廃液供給ポンプ、2
熔融炉、21 出湯コイル、22 出湯ノズル、3 助
剤供給装置、4 貯水槽、41 水砕スラグコンベア、
42 水切り台、43 収納容器、5 混練機、51
水砕スラグホッパ、52 セメントホッパ、53 混和
剤タンク、54 水タンク、55 モルタルポンプ、6
セメント固化体、a 濃縮廃液、b 溶融助剤、c
セメント、d 混和剤、e 水、f モルタル。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原子力発電所などから発生する核種を含む
    濃縮廃液またはその蒸発残留物を溶融炉において溶融す
    る溶融工程と、溶融炉内の溶融物を水中で急冷して水砕
    スラグを得る急冷工程と、該水砕スラグをセメントで固
    化し処分用均質固化体を形成する固化工程とを含むこと
    を特徴とする濃縮廃液処理方法。
  2. 【請求項2】前記濃縮廃液が塩類、有機物類または無機
    懸濁物を含む濃縮廃液である請求項1に記載の濃縮廃液
    処理方法。
  3. 【請求項3】前記濃縮廃液に含まれる塩類がホウ酸塩、
    硫酸塩、塩酸塩または硝酸塩の塩類である請求項2に記
    載の濃縮廃液処理方法。
  4. 【請求項4】前記溶融工程を、運転温度を変えることに
    より低温での水分蒸発と高温での溶融を分けて行う請求
    項1または2または3に記載の濃縮廃液処理方法。
  5. 【請求項5】前記溶融工程において、水分蒸発を100
    〜1000℃、溶融を700〜1600℃で行う請求項
    4に記載の濃縮廃液処理方法。
  6. 【請求項6】前記溶融工程において、炉内にSiO2
    Al23、CaO、MgOの1種または2種以上含む溶
    融助剤を投入し、濃縮廃液またはその蒸発残留物ととも
    に加熱し最終的に溶融する請求項1〜5のいずれかに記
    載の濃縮廃液処理方法。
  7. 【請求項7】前記溶融工程において、水分蒸発から溶融
    に移る過程でキャリア空気の流量を小さくするように調
    整する請求項4または5または6に記載の濃縮廃液処理
    方法。
  8. 【請求項8】前記セメントがポルトランドセメント、超
    速硬セメントまたは高炉セメントである請求項1〜5の
    いずれかに記載の濃縮廃液処理方法。
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