JP4469689B2 - 加湿装置 - Google Patents

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この発明は、加湿空気を生成する加湿装置に関し、特に、加湿以外の機能を備えた加湿装置に関する。
加湿装置は、加湿用の液体を蓄える液体収容槽と、液体収容槽に蓄えられた液体を気化させて加湿空気を生成する加湿部を備えている。一般的な加湿装置の動作の例として、空気吸込部から外部の空気を吸い込み、吸い込んだ空気に基づいて加湿部が加湿空気を生成し、生成した加湿空気を空気吹出部を介して外部に排出する動作が挙げられる。
さらに、近年では加湿装置の機能も高まっており、加湿以外の用途を有するものも登場している。その中には、加湿装置の内部で芳香作用を有する空気を生成したりマイナスイオンを生成する等により、空気吹出部から加湿空気以外の空気を吹き出す加湿装置がある。
例えば、本出願人は、室内に浮遊しているカビ菌を取り囲み不活化する除菌イオンを発生するクラスターイオン発生素子を加湿装置内部に設け、加湿空気とともに除菌イオンを居住空間中に供給する加湿装置を実用化している(例えば、非特許文献1参照)。
シャープ株式会社ウェブサイト、"製品情報、加湿機"、[online]、 [平成16年8月2日検索]、インターネット、<URL:http://www.sharp.co.jp/products/menu/plasma/humidifier/index.html>
上述のように加湿装置の機能が高まるにつれて、使用者が加湿以外の用途で加湿装置を使用する機会が増加するが、従来の加湿装置では、使用者が加湿以外の目的で加湿装置を使用する場合にも居住空間を加湿することがあった。
例えば、上述の非特許文献1に係る発明では、使用者が除菌イオンを居住空間に供給することを目的としている場合であっても、使用者が液体収容槽内に水を残留させているときは加湿空気が発生するという不都合があった。
この発明の目的は、使用者の意図に反して居住空間を加湿することを防止できる加湿装置を提供することである。
(1) 加湿を目的とする第1の動作モード、または加湿を目的としない第2の動作モードのいずれかの動作モードを選択する選択操作を受け付ける受付手段と、
外部の空気を吸い込むための開口部を有する空気吸込部と、
外部に空気を吹き出すための開口部を有する空気吹出部と、
液体を収容する液体収容部と、
前記液体収容部内の液体に浸されるように配置される加湿フィルタと、
前記空気吸込部を介して外部の空気を吸い込み、吸い込んだ空気を前記加湿フィルタおよび前記空気吹出部を介して外部に排出する空気搬送手段と、
前記液体収容部内の液体の液面の高さが基準位置よりも低くなったか否かを検出する検出手段と
記液体収容部内の液体の液面の高さが基準位置よりも低くなっていないことを前記検出手段が検出している状態で、前記第2の動作モードを選択する選択操作が前記受付手段に対して行われた場合には警告を行う警告手段と、
を備えたことを特徴とする。
本発明に係る加湿装置は、受付手段、空気吸込部、空気吹出部、液体収容部、加湿フィルタ、空気搬送手段、検出手段、および警告手段を備える。加湿装置は、第1の動作モードまたは第2の動作モードで動作する。第1の動作モードは、加湿空気の生成を目的とする動作モードである。加湿空気の生成は、液体を含んだ加湿フィルタに空気を通過させ、液体を気化させることにより行われる。一方、第2の動作モードは、加湿空気の生成を目的としない動作モードである。第2の動作モードの例として、居住空間に香りやイオンを提供する動作モードが挙げられる。第1の動作モードまたは第2の動作モードは、受付手段を介して任意に切り換えられる。
液体収容部内の液体に加湿フィルタが浸され、空気搬送手段がこの加湿フィルタに空気を通すことにより加湿空気が発生する。液体収容部内の液体の有無はフロートスイッチ等の検出手段によって検出される。加湿空気の生成を目的とする場合には液体収容部内に液体が存在するべきであり、加湿空気の生成を目的としない場合には液体収容部内に液体が残留すべきではない。
ここでは、第2の動作モードにおいて検出手段が液体を検出すると、例えば、液体収容部内に液体が残留する旨が使用者に報知される。この報知は、このまま加湿装置を運転させると意図しない加湿空気が発生する旨を使用者に伝えることを目的としている。この報知と同時に、例えば、液体収容部内の液体を捨てるように使用者に通知しても良い。
(2) 加湿を目的とする第1の動作モード、または加湿を目的としない第2の動作モードのいずれかの動作モードを選択する選択操作を受け付ける受付手段と、
外部の空気を吸い込むための開口部を有する空気吸込部と、
外部に空気を吹き出すための開口部を有する空気吹出部と、
液体を収容する液体収容部と、
前記液体収容部内の液体に浸されるように配置される加湿フィルタと、
前記空気吸込部を介して外部の空気を吸い込み、吸い込んだ空気を前記加湿フィルタおよび前記空気吹出部を介して外部に排出する空気搬送手段と、
前記液体収容部内の液体の液面の高さが基準位置よりも低くなったか否かを検出する検出手段と
前記液体収容部内の液体の液面の高さが基準位置よりも低くなっていないことを前記検出手段が検出している状態で、前記第2の動作モードを選択する選択操作が前記受付手段に対して行われた場合に、この選択操作を無効化するモード規制手段をさらに備えたことを特徴とする。
この構成においては、液体収容部内に液体が残留しているときには、第2の動作モードに対する選択操作をモード規制手段が無効にする。これは、加湿空気が発生する可能性がある場合に第2の動作モードが選択されないようにすることを目的としている。
(3)本発明に係る加湿装置は、
加湿を目的とする第1の動作モード、または加湿を目的としない第2の動作モードを選択する選択操作を受け付ける受付手段と、
外部の空気を吸い込むための開口部を有する空気吸込部と、
外部に空気を吹き出すための開口部を有する空気吹出部と、
前記空気吸込部を介して外部の空気を吸い込み、吸い込んだ空気を前記空気吹出部を介して外部に排出する空気搬送手段と、
液体を収容する液体収容部と、
前記液体収容部内の液体に浸されるように配置される加湿フィルタと、を備え、
第1の動作モードを選択する選択操作を前記受付手段が受け付けると、前記空気吸込部から前記空気吹出部に向かって流れる空気が前記加湿フィルタを通過するようにし、第2の動作モードを選択する選択操作を前記受付手段が受け付けると、前記空気吸込部から前記空気吹出部に向かって流れる空気が前記加湿フィルタを通過しないようにすることを特徴とする。
本発明に係る加湿装置は、受付手段、空気吸込部、空気吹出部、空気搬送手段、液体収容部、加湿フィルタを備える。第1の動作モード時にはファン等の空気搬送手段によって加湿装置内部を流れる空気が加湿フィルタを通過し、第2の動作モード時には加湿装置内部を流れる空気が加湿フィルタを通過しない。加湿フィルタを空気が通過しないようにするための構成の例として、空気吸込部と空気吹出部との間に、加湿フィルタを通過する第1の経路と加湿フィルタを通過しない第2経路を形成し、動作モードに応じて経路の切換を行う構成が挙げられる。また、他の構成例として、第2の動作モード時にのみ、空気吸込部から加湿フィルタを経由して空気吹出部に至る所定の経路から加湿フィルタを退避させる構成が挙げられる。
第2の動作モード時に、空気吸込部から吸い込まれた空気が加湿フィルタを通過することを抑えることで、意図しない加湿空気の発生が抑えられる。
(1)請求項1に記載の構成によれば、簡単な制御を追加することにより、使用者の意図に反して居住空間が加湿されることを使用者に伝えることができる。
(2)請求項2に記載の構成によれば、使用者の意図に反して居住空間を加湿することを防止できる。
(3)請求項3に記載の構成によれば、使用者の意図に反して居住空間を加湿することを確実に防止できる。
(4)請求項4に記載の構成によれば、使用者の意図に反して居住空間を加湿することを確実に防止できる。
以下、図を用いて本発明の加湿装置の第1の実施形態を説明する。図1に示すように、加湿装置1は、本体2、トレイ4、給水タンク3を備える。本体2の上面には、加湿空気が吹き出る吹出口9、後述の操作部15および表示器22を有する操作部8が配設される。本体2の左側面には、給水タンク3を装着し易くするために平面視円弧状を呈するタンク装着壁2Aが形成される。給水タンク3は、開口端側の端部にキャップを備え、閉塞端側の端部に取っ手部材30を備えた有底円筒形状の透明容器で構成される。なお、本実施形態では、吹出口9が本発明の空気吹出部を構成する。
図2に示すように、トレイ4は、本体2のトレイ装着部2Cに対して装着自在にされる。トレイ4は、タンク挿入部41および貯水槽42を備える。タンク挿入部41および貯水槽42は、本発明の液体収容部を構成する。タンク挿入部41は、図3に示すように、上方に開放した有底円筒状を呈し、給水タンク3が着脱自在に装着される。タンク挿入部41の底部には水路41Cが形成されており、この水路41Cより盛り上がるように円台41Eが形成される。円台41Eからさらに突出するように円柱43が形成される。円柱43は、給水タンク3の装着時に、給水タンク3のキャップに形成された開閉弁に力を加え、開閉弁を開放する。
給水タンク3の装着時には、タンク挿入部41の側壁の一部が、給水タンク3を支持する円弧壁41Bを構成する。給水タンク3がタンク挿入部41に挿入されたときには、給水タンク3の下側が円弧壁41Bによって支えられる。なお、給水タンク3の上側は、タンク装着壁2Aおよびタンク装着壁2Aの所定位置に形成された転倒防止フックに支持される。タンク挿入部41の底部と貯水槽42とは、水路41Cに接続される連通路41Dを介して連通している。給水タンク3からタンク挿入部41に供給された水は、水路41Cおよび連通路41Dを介して貯水槽42に導かれる。
貯水槽42の底面にはゼオライトシートを収容するシート収容部42Bが形成される。シート収容部42Bは、底面42Aに凹状に形成される。シート収容部42Bは、略直方体状に凹んでおり上方に開放している。使用時には、シート収容部42Bの上部が図示しない蓋体によって閉じられる。さらに、その蓋体の上には気化されるべき水を吸水する加湿フィルタ5が配置される。加湿フィルタ5は、少なくとも一部が喫水面より下側に配置され、貯水槽42内の水に浸される。なお、図2では加湿フィルタ2を貯水槽42から取り出した状態を示している。加湿フィルタ5は、フィルタ本体52と、フィルタ本体52を保持するフィルタホルダ51を備える。本体2の左側側面には、加湿装置1の周囲の空気を吸い込むための吸込口7が設けられる。本実施形態では、吸込口7が本発明の空気吸込部を構成する。
図4に示すように、タンク挿入部41の内部にはフロートスイッチ14が設けられる。フロートスイッチ14は、水位の上昇および下降を検出してスイッチ作動を行い、本発明の検出手段を構成する。本実施形態では、フロートスイッチ14は、タンク挿入部41の底部に軸支されたポリスチレン製のフロート本体、フロート本体の自由端側に設けられたマグネット、マグネットの磁力によってオン/オフされる接点を有する。この構成により、水位の上昇または下降によりフロート本体も上昇または下降し、自由端に配設されたマグネットが基準位置Hにおいて接点をオン/オフし、フロートスイッチ14をオンまたはオフする。本実施形態では、水位が基準位置Hより低くなるとフロートスイッチ14がオフになるように設計されている。
図5に示すように、加湿装置1は、CPU10、温度センサ11、湿度センサ12、加湿温度演算部13、フロートスイッチ14、操作部15、スイッチ判定部16、水蒸気発生量演算部17、水蒸気発生回路18、ファン20、表示制御部21、表示器22、およびクラスターイオン発生素子23を備えている。温度センサ11は、加湿装置1が配置された室内の温度を検出する。湿度センサ12は、同じ室内の湿度を検出する。加湿温度演算部13は、設定した湿度を考慮して室温に適した相対湿度を算出する。フロートスイッチ14は、タンク挿入部41に配置されており、タンク挿入部41内の水位を介して貯水槽42の水位を検出する。
操作部15は、電源スイッチ15A、運転切換スイッチ15B、プラズマクラスタスイッチ15C、タイマ設定スイッチ15Dを有している。電源スイッチ15Aは、運転のオン/オフを切り換えるためのメインスイッチである。運転切換スイッチ15Bは、動作モードの切換を行うためのスイッチである。プラズマクラスタスイッチ15Cは、クラスタイオン発生素子のオン/オフを切り換えるためのスイッチである。タイマ設定スイッチ15Dは、設定した時間経過すると自動的に運転を停止するタイマ設定を行うためのスイッチである。本実施形態では、操作部15が本発明の受付手段を構成する。スイッチ判定部16は、操作部15に対するキー操作を検出する。水蒸気発生量演算部17は、蒸発させるべき水分量を算出する。水蒸気発生回路18は、水蒸気発生量演算部17における算出結果に基づいてファン20の動作を制御する。ファン20は、吸込口7から加湿フィルタ5越しに空気を吸い込み、吸い込んだ空気を吹出口9を介して排出する。本実施形態では、ファンが本発明の空気搬送手段を構成する。表示制御部21は、CPU10からの信号に基づいて表示器22の動作を制御する。表示器22は、複数の発光ダイオードを用いて設定湿度、動作状態など加湿装置1の動作情報を表示する。クラスターイオン発生素子23は、吹出口9の付近に配置され、室内に浮遊しているカビ菌を取り囲み不活化する除菌イオンを発生する。CPU10は、加湿装置1の各部の動作を統括的に制御する。
図6は、加湿装置の動作モードの切換状態を説明する図である。加湿装置1は、プラズマクラスタスイッチ15Cを押すたびに、図6(A)に示すようにクラスターイオン発生素子23がオンするプラズマクラスタ入運転S1、またはクラスターイオン発生素子23がオフするプラズマクラスタ切運転S2に切り換えられる。
図6(B)は、プラズマクラスタ入運転S1時の動作モードの切換状態を示している。図6(B)では、運転切換スイッチ15Bを押すたびに、設定湿度40%の加湿運転モードS11、設定湿度50%の加湿運転モードS12、設定湿度60%の加湿運転モードS13、湿度自動設定の加湿運転モードS14、連続加湿運転モードS15、静音加湿運転モードS16、またはプラズマクラスタ単独運転モードS17が順次切り換えられる。これらの動作モードのうち、湿度自動設定の加湿運転モードS14は室温に応じて設定湿度を自動的に切り換えて加湿運転するモードであり、連続加湿運転モードS15は室内の温度や湿度に関わりなく最大負荷で連続加湿運転するモードであり、静音加湿運転モードS16は運転音を抑えながら加湿運転するモードである。本実施形態では、S11〜S16の動作モードが加湿を目的とする動作モードであり、本発明の第1の動作モードに対応する。これに対して、プラズマクラスタ単独運転S17は、加湿を目的としない動作モードであり、本発明の第2の動作モードに対応する。
なお、図6(C)は、プラズマクラスタ切運転S2時の動作モードの切換状態を示している。ここでは、クラスターイオン発生素子23をオフに設定しているため、プラズマクラスタ単独運転S17を選択することができなくなっている。
図7は、プラズマクラスタ単独運転S17を選択する際のCPU10の動作手順を示すフローチャートである。CPU10は、プラズマクラスタ単独モードS17を選択する選択が操作がされたか否かを判断し(S21)、プラズマクラスタ単独モードS17を選択する選択操作がされない場合にはS11〜S16のうち設定されたモードによる加湿運転を行う(S25)。
S21の判断ステップにおいて、プラズマクラスタ単独モードS17を選択する選択操作がされると、CPU10はフロートスイッチ14がオンであるか否かを判断する(S22)。S22の判断ステップにおいて、フロートスイッチ14がオフである場合には、CPU10は、選択されたプラズマクラスタ単独モードS17用のプログラムに基づいて装置各部を制御する(S24)。
一方、S22の判断ステップにおいてフロートスイッチ14がオンである場合には、CPU10は、表示制御部21に信号を出力し、貯水槽42に水が残留している旨の警告表示を表示器22に表示させる(S23)。S23の表示ステップにより、加湿装置1を運転させると室内が加湿されることを使用者に気づかせることができる。S23の表示ステップの際に、貯水槽42の水を排水すべき旨の表示や音声通知を実行するようにしても良い。
なお、S22の判断ステップにおいて、フロートスイッチ14がオンである場合に、S23の警告表示に代えて、プラズマクラスタ単独モードS17を選択する選択操作を無効にするか、または、図6(C)に示すようにプラズマクラスタ単独モードS17を設定できなくしても良い。上述のように、第1の実施形態によれば、使用者の意図に反して加湿されることを防止できる。
続いて、図8を用いて本発明の第2の実施形態を説明する。第2の実施形態に係る加湿装置の基本的構成は第1の実施形態に係る加湿装置と同様である。第2の実施形態では、吊り下げワイヤ24および巻き取りリール25が加湿装置1の内部に追加されている。
図8は、加湿装置1の内部の概略構成を示している。図8(A)は加湿フィルタ5が水に浸されている状態を示しており、図8(B)は加湿フィルタ5が水から退避している状態を示している。
加湿装置1の内部には、ファン20、クラスターイオン発生素子23、加湿フィルタ5が配置される。ファン20は、加湿フィルタ5越しに吸込口7から外気を吸い込み、加湿フィルタ5にて発生した加湿空気を吹出口9を介して外部に排出する。クラスターイオン発生素子23は、生成した除菌イオンが加湿空気とともに吹出口9から外部に排出するように、吹出口9の真下に配置される。
この実施形態では、第2の動作モードであるプラズマクラスタ単独モードS17が設定されると、図8(B)に示すように、CPU10が巻き取りリール25を駆動して吊り下げワイヤ24を巻き取らせる。吊り下げワイヤ24は加湿フィルタ5に接続されており、巻き取りリール25の巻き取りにより加湿フィルタ5が水から退避する。この結果、吸込部7から吸い込まれる空気の通過によって加湿フィルタ5が乾燥し、加湿フィルタ5から発生する加湿空気を抑えることが可能になる。このように第2の実施形態によれば、貯水槽42に水が存在するか否かにかかわらず、加湿装置1が使用者の意図しない加湿運転をすることを防止できる。
続いて、図9を用いて本発明の第3の実施形態を説明する。第3の実施形態における加湿装置の基本的構成は第1の実施形態における加湿装置と同様である。第3の実施形態では、プラズマクラスタ単独モードS17のときと、その以外のモードS11〜S16のときで吸込部7から吹出部9までの間の経路を切り換えるようにしている。
空気の経路を切り換える例として、図9(A)に示すように、プラズマクラスタ単独モードS17のときにのみ吸込部7と加湿フィルタ5との間を隔てる隔壁26を設ける例が挙げられる。吸込部7と加湿フィルタ5との間の所定位置に進退自在に隔壁26を配置し、加湿装置1の動作モードに応じて隔壁26の位置を切り換えることにより動作モードに応じて空気の経路が切り換えられる。
また、空気の経路を切り換える別の例として、図9(B)に示すように、加湿フィルタ5におけるフィルタホルダ51を回転軸27を中心に回転自在に配置し、プラズマクラスタ単独モードS17では加湿フィルタ5を90度回転させることが挙げられる。この構成によれば、吸込部7から吸い込まれた空気がフィルタホルダ51の壁面に衝突して迂回するためフィルタ本体52を通過しにくくなる。また、フィルタホルダ51が回転することにより、フィルタ本体52が水から退避するため、加湿空気の発生を効果的に抑えることができる。
上述の実施形態では、ファン20が加湿フィルタ5越しに空気を吸い込む吸込型の加湿装置について説明したが、本発明は、図10および図11に示す押込型の加湿装置にも適用することができる。押込型の加湿装置は、図11に示すように、吸込口7を介して内部に吸い込まれた空気を、ファン20によって加湿フィルタ5および吹出口9を介して外部に排出する。また、図10に示すように、水蒸気発生回路18によってオン/オフが切り換えられ、吸込口7から吸い込まれた空気を加熱するヒータ19が追加されている。吸込型の加湿装置と同様の手法により、上述の第1〜第3の実施形態に係る技術を、押込型の加湿装置にも適用することができる。
さらに、上述の実施形態では、加湿を目的としない第2の動作モードとしてプラズマクラスタ単独モードS17を説明したが、第2の動作モードはプラズマクラスタ単独モードに限定されない。例えば、専ら芳香を目的とする動作モードや、専らマイナスイオンの発生を目的とする動作モードなど、加湿装置の機能に応じて、プラズマクラスタ単独モード以外の動作モードを本発明の第2の動作モードとすることが可能である。
最後に、上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の加湿装置の前面側の外観を示す図である。 本発明の加湿装置の背面側の概略構成を示す図である。 加湿装置におけるトレイの概略構成を示す図である。 加湿装置におけるタンク挿入部の構成を示す図である。 第1の実施形態に係る加湿装置の概略構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る加湿装置の動作モードの切換状態を示す図である。 第1の実施形態に係る加湿装置の動作手順を示すフローチャートである。 第2の実施形態における加湿装置内部の概略構成を示す図である。 第3の実施形態における加湿装置内部の概略構成を示す図である。 押込型の加湿装置の概略構成を示すブロック図である。 押込型の加湿装置内部の概略構成を示す図である。
符号の説明
1−加湿装置
2−本体
3−給水タンク
4−トレイ
5−加湿フィルタ
14−フロートスイッチ
20−ファン
23−クラスターイオン発生素子

Claims (4)

  1. 加湿を目的とする第1の動作モード、または加湿を目的としない第2の動作モードのいずれかの動作モードを選択する選択操作を受け付ける受付手段と、
    外部の空気を吸い込むための開口部を有する空気吸込部と、
    外部に空気を吹き出すための開口部を有する空気吹出部と、
    液体を収容する液体収容部と、
    前記液体収容部内の液体に浸されるように配置される加湿フィルタと、
    前記空気吸込部を介して外部の空気を吸い込み、吸い込んだ空気を前記加湿フィルタおよび前記空気吹出部を介して外部に排出する空気搬送手段と、
    前記液体収容部内の液体の液面の高さが基準位置よりも低くなったか否かを検出する検出手段と
    記液体収容部内の液体の液面の高さが基準位置よりも低くなっていないことを前記検出手段が検出している状態で、前記第2の動作モードを選択する選択操作が前記受付手段に対して行われた場合には警告を行う警告手段と、
    を備えたことを特徴とする加湿装置。
  2. 1の動作モードを選択する選択操作を前記受付手段が受け付けると、前記空気吸込部から前記空気吹出部に向かって流れる空気が前記加湿フィルタを通過するようにし、第2の動作モードを選択する選択操作を前記受付手段が受け付けると、前記空気吸込部から前記空気吹出部に向かって流れる空気が前記加湿フィルタを通過しないようにすることを特徴とする請求項1に記載の加湿装置。
  3. 加湿を目的とする第1の動作モード、または加湿を目的としない第2の動作モードのいずれかの動作モードを選択する選択操作を受け付ける受付手段と、
    外部の空気を吸い込むための開口部を有する空気吸込部と、
    外部に空気を吹き出すための開口部を有する空気吹出部と、
    液体を収容する液体収容部と、
    前記液体収容部内の液体に浸されるように配置される加湿フィルタと、
    前記空気吸込部を介して外部の空気を吸い込み、吸い込んだ空気を前記加湿フィルタおよび前記空気吹出部を介して外部に排出する空気搬送手段と、
    前記液体収容部内の液体の液面の高さが基準位置よりも低くなったか否かを検出する検出手段と
    前記液体収容部内の液体の液面の高さが基準位置よりも低くなっていないことを前記検出手段が検出している状態で、前記第2の動作モードを選択する選択操作が前記受付手段に対して行われた場合に、この選択操作を無効化するモード規制手段をさらに備えたことを特徴とする加湿装置。
  4. 加湿を目的とする第1の動作モード、または加湿を目的としない第2の動作モードのいずれかの動作モードを選択する選択操作を受け付ける受付手段と、
    外部の空気を吸い込むための開口部を有する空気吸込部と、
    外部に空気を吹き出すための開口部を有する空気吹出部と、
    液体を収容する液体収容部と、
    前記液体収容部内の液体に浸されるように配置される加湿フィルタと、
    前記空気吸込部を介して外部の空気を吸い込み、吸い込んだ空気を前記加湿フィルタおよび前記空気吹出部を介して外部に排出する空気搬送手段と、
    前記液体収容部内の液体の液面の高さが基準位置よりも低くなったか否かを検出する検出手段と、
    前記液体収容部内の液体の液面の高さが基準位置よりも低くなっていないことを前記検出手段が検出している状態で、前記第2の動作モードを設定できなくするモード規制手段をさらに備えたことを特徴とする加湿装置。
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