JP2008057847A - 加湿器 - Google Patents

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正 山口
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文明 佐藤
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Abstract

【課題】 加湿器に異常が生じた際にも応急的な加湿運転を可能としつつ、安全性に優れ、かつ、使い勝手の良好な加湿器を提供する。
【解決手段】 水供給手段と、この水供給手段から水が供給されて室内空気を加湿する加湿手段と、室内空気を循環させて加湿手段で生じた加湿空気を室内へ供給する送風手段14Bと、この送風手段を含む加湿器の運転を制御する制御装置Sとを備えている。そして、制御装置Sは、加湿器の異常を判別すると共に、異常状態発生時には加湿器の運転を停止し、かつ、この異常状態発生時において、加湿器の電源をリセットとした後には、予め定められた所定時間の時限を設けて送風手段14Bを駆動し、応急加湿運転を実行する応急加湿運転実行部56を備えた構成とすることにより、加湿器に異常が生じた際にも応急的な加湿運転を可能とする。
【選択図】 図6

Description

本発明は、室内に設置されて室内空気を加湿する加湿器に関するものである。
近年、居住空間の密閉度が高く、例えば、冬季において暖房を行う際には、室内空気が乾燥するため、この乾燥を防止する目的として加湿器が使用されることが多い。
ところで、この種の加湿器おいて、室内空気の湿度を検出する湿度検出器(例えば、湿度センサー)を設け、室内が所望の湿度になるように自動加湿運転を行うことができるものが主流になっている。
また、特許文献1に記載されているように、水供給手段(例えば、加湿水槽)の水中に下部が浸漬されて吸水した加湿手段(例えば、気化フィルタ)に、室内空気を循環させる送風手段(例えば、送風機)からの風を通過させて室内を加湿するものが知られている。
上記特許文献1に記載された加湿器は、ヒータを使用していないヒータレス気化式であり、それの吹き出し口から吹き出す加湿空気がヒータ式のように高温とならず、吹き出し口からの加湿空気に触れての火傷の心配や、加湿器の転倒によってヒータで加熱された高温水が外部へ流出することによる火傷の心配が無く、安全性に優れており、かつ、加湿のためにヒータを使用しないことから消費電力も少なく済み、経済的な加湿が行えるものであった。
特開2003−262367号公報
しかしながら、自動加湿運転が行える加湿器では、湿度検出器を設けたり、この湿度検出器で検出した検出湿度の値を温度補正するための温度検出器(例えば、温度センサー)を設けたりしているため、これらセンサー類の短絡・断線などの故障により加湿器に異常が発生すると、これらセンサー類を正常なものに部品交換しなければ加湿を行うことができないものであり、そのため、室内空気の異常な乾燥状態を懸念して、暖房も停止させなければならない事態を招く場合があった。
本発明は上述の実情に鑑みてなされたものであり、加湿器に異常が生じた際にも応急的な加湿運転を可能としつつ、安全性に優れ、かつ、使い勝手の良好な加湿器の提供を目的としている。
請求項1に記載の本発明では、水供給手段と、この水供給手段から水が供給されて室内空気を加湿する加湿手段と、室内空気を循環させて加湿手段で生じた加湿空気を室内へ供給する送風手段と、この送風手段を含む加湿器の運転を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、加湿器の異常を判別すると共に、異常状態発生時には加湿器の運転を停止し、かつ、この異常状態発生時において、加湿器の電源をリセットとした後には、予め定められた所定時間の時限を設けて前記送風手段を駆動し、応急加湿運転を実行する応急加湿運転実行部を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の本発明では、水供給手段と、この水供給手段から水が供給されて室内空気を加湿する加湿手段と、室内空気を循環させて加湿手段で生じた加湿空気を室内へ供給する送風手段と、室内空気の湿度を検出する湿度検出手段と、加湿器の運転を入り切りする運転入り切り手段と、加湿器の運転モードを自動加湿運転モードと連続加湿運転モードとに切換える運転切換手段と、現在湿度の表示を含む表示を行う表示手段と、前記送風手段を含む加湿器の運転を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、湿度検出手段の短絡を含む加湿器の異常を判別すると共に、異常状態発生時にはその異常内容を前記表示手段で表示して加湿器の運転を停止し、かつ、この異常状態発生時において、加湿器の電源をリセットとした後に前記運転入り切り手段からの入り信号が入力されると、運転モードを連続加湿運転モードのみに固定すると共に所定時間の時限を設けて前記送風手段を駆動し、応急加湿運転を実行する応急加湿運転実行部を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の本発明は、請求項1又は2に記載の加湿器において、前記電源のリセットは、電源プラグを電源コンセントに抜き差することで行われることを特徴とする。
請求項4に記載の本発明は、請求項1又は2に記載の加湿器において、前記応急加湿運転実行部による応急加湿運転中は、前記表示手段による異常内容の表示を継続して行うことを特徴とする。
請求項1又は2に記載の本発明によれば、加湿器に異常が発生して運転が停止しても、予め定められた所定時間に限って応急加湿運転が可能であるから、加湿運転が全く行えないという事態が避けられ、安全で、かつ、使い勝手に優れている。
請求項3に記載の本発明によれば、電源のリセットは、電源プラグを電源コンセントに抜き差することで行われるようにしても良く、運転入り切り手段の他に、別途、電源スイッチを備える必要が無い。
請求項4に記載の本発明によれば、応急加湿運転実行部による応急加湿運転中は、表示手段による異常内容の表示を継続して行うので、正常では無く、応急加湿運転中である旨を、顧客に意識させることができる。
加湿器に異常が生じた際にも応急的な加湿運転を可能としつつ、安全性に優れ、かつ、使い勝手の良好な加湿器の提供を目的として、水供給手段と、この水供給手段から水が供給されて室内空気を加湿する加湿手段と、室内空気を循環させて加湿手段で生じた加湿空気を室内へ供給する送風手段と、この送風手段を含む加湿器の運転を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、加湿器の異常を判別すると共に、異常状態発生時には加湿器の運転を停止し、かつ、この異常状態発生時において、加湿器の電源をリセットとした後には、予め定められた所定時間の時限を設けて前記送風手段を駆動し、応急加湿運転を実行する応急加湿運転実行部を備えた構成としたものであり、以下に本発明の実施例を説明する。
以下、本発明にかかる加湿器の一実施例について、図面に基づき説明する。図1において、1は加湿器本体で、この加湿器本体1は、底板2、平面視略コ字型の周側板3及び天板4を備えて構成された本体フレーム1Aと、この本体フレーム1Aの前面に形成された前面開口部1Bを開閉自在と成すように本体フレーム1Aの前面部に着脱可能に設けられ前パネル5とで構成され、これら各部材は何れも合成樹脂で成形されている。
前記加湿器本体1は、背面側及び左側面側に連なる周側板3の上部に、室内空気を吸込むための多数の小孔を有する空気吸い込み口6が形成され、前記天板4の前端部と前パネル5の上端部との間には、加湿用の気化フィルタ(加湿手段)7で加湿された加湿空気を室内へ吹き出すための空気吹き出し口8が形成されている。
前記天板4には、図3に示すように、カートリッジ式の給水タンク9を加湿器本体1内に出し入れするためのタンク出し入れ用開口部10と、この開口部10を開閉する開閉蓋11と、前記空気吹き出し口8に沿うように配置された表示部兼用操作部12と、持ち運び用のハンドル13とが設けられている。
前記加湿器本体1内の上部には、図2に示すように、シロッコ型の送風ファン14A、この送風ファン14Aを駆動するファンモータ14B及び送風ファン14Aを収容した下向きの送風口15を有するファンケーシング14Cを備えて構成した送風機(送風手段)14が配置されている。
そして、前記送風機14は、前記空気吸い込み口6からファンケーシング14C、気化フィルタ7、空気吹き出し口8に至る送風経路Kの途中に設けられ、室内空気を循環させるものである。
前記加湿器本体1内には、図2及び図3に示すように、前記ファンケーシング14Cの送風口15を臨ませた水平仕切り板16と、この水平仕切り板16の前縁部から前記空気吹き出し口8にまで至るように設けられた前面仕切り板17と、前記送風機14のファンモータ14Bの側方を覆う垂直仕切り板18とが設けられている。
そして、前記ファンケーシング14C、水平仕切り板16及び前面仕切り板17は、図示しないが、前面仕切り板17の左右方向の中央部で左右に2分割して、合成樹脂により一体成型した2部品で構成し、それら2部品を結合して組み立てることができる。
前記ファンケーシング14Cの前記送風口15には、送風口15を介して人の手指が送風ファン14Aに接触するのを防ぐための合成樹脂製の格子状保護部材19が設けられている。
20は本体フレーム1Aにおける前記水平仕切り板16と底板2との間に形成した前面開放の水槽収容部であり、この水槽収容部20には、前記気化フィルタ(加湿手段)7が装備された状態の合成樹脂製の加湿水槽(水供給手段)21を、前記本体フレーム1Aに対して出し入れ自在に収容している。
そして、前記加湿水槽21は、前記本体フレーム1Aに対して前後方向へスライド自在と成され、かつ、水槽収容部20への出し入れは、前記本体フレーム1Aから前パネル5を取り外した状態で行うものである。
前記加湿水槽21は、図3及び図4に示すように、それの右端一側部に前記給水タンク9からの水を受ける水受け部22が形成され、この水受け部22と前記気化フィルタ7が設置される水槽部23とは、中間仕切り壁24で互いに仕切られる共に、その中間仕切り壁24の下部の水面下に設けられた連通部(図示せず)によって互いに連通している。
また、前記水受け部22には水位を検出するフロート式の水位検出器25が設けられ、この水位検出器25が、定常水面より水位が低下したことを検出した際には、リードスイッチなどの水位検出スイッチ25Aが開成され、加湿器の運転が強制的に停止させる。
前記水槽部23は、それの底壁から立ち上げられた横長状起立壁26によって前方貯水部23Aと後方貯水部23Bとに前後2分割され、その前方貯水部23Aと後方貯水部23Bとは、前記横長状起立壁26の左端開放部分23Cにより互いに連通されている。
即ち、前記中間仕切り壁24の連通部(図示せず)を通って水槽部23に供給された水は、最初に後方貯水部23Bの右端部分へ導かれ、その後、横長状起立壁26の左端開放部分23Cを通ってUターンし、前方貯水部23A側へと導かれる。
ここで、前記水槽収容部20内の奥部には、図2中の仮想線で示すように、前記加湿水槽21の水槽収容部20内への出し入れに連動して回動する回動自在な連動部材27が設けられ、この連動部材27の先端部には、通電により水道水を利用して次亜塩素酸を発生させる除菌用の電極28が設けられている。
そして、その除菌用の電極28は、前記加湿水槽21が水槽収容部20内の定位置に収容されると、連動部材27が回動して後方貯水部24Bの右端上流部分の水面下に水没される。また、前記除菌用の電極28は、加湿水槽21を水槽収容部20から引き出すと、連動部材27がバネ力によって逆方向へ回動し、水面から離れて上方へ移動する。
前記水槽部23における前方貯水部23Aには、水槽部23の水が供給されるハニカム状の気化フィルタ7が、その下部を水に浸すように配置されている。そして、この気化フィルタ7は、前方貯水部23A内の水を毛細管現象により吸い上げる。
前記気化フィルタ7は、例えば、アクリル繊維、ポリエステル繊維等で作られた不織布で構成されており、前記送風機14からの風を通して吸水した水を気化し、その気化によって生じた加湿空気が、空気吹き出し口8を通して室内へ供給され、室内を加湿する。
前記電極28は、例えばベースがTi(チタン)で皮膜層がIr(イリジウム)、Ta(タンタル)、Pt(白金)から構成された2枚の電極板を有し、通電電流を、例えば40ミリアンペアとして、加湿用の水(水道水)に所定濃度の次亜塩素酸を発生させて、除菌作用を得るものである。
図2中の30は、前記空気吸い込み口6の近くの本体フレーム1A内に設置されて室内空気の湿度を検出する湿度センサー(湿度検出手段)であり、この湿度センサー30の近くには、前記湿度センサー30の検出値を温度補正するために室内空気の温度を検出する温度センサー31が設置されている。
32は本体フレーム1A内の下部に設置された電装箱であり、この電装箱32内には前記送風機14を含む加湿器全体を制御する制御装置Sを構成するための制御部品を搭載した制御基板(図示せず)が収容されている。33は電源コード、34は室内の電源コンセント(図示せず)に抜き差する電源プラグである。
次に、図5に基づき、前記表示部兼用操作部12について説明する。
36は加湿器の運転を入り切りする運転入り切りスイッチ(運転入り切り手段)、37は運転切換スイッチ(運転切換手段)であり、この運転切換スイッチ37は、加湿器の運転を「標準」(例えば、設定湿度55%)又は「高め」(例えば、設定湿度65%)に設定して自動運転させる2モードの自動加湿運転モードと、加湿器の運転を「強」、「中」、「静音(例えば、弱)」に固定して連続運転させる3モードの連続加湿運転モードとに順次切換える運転切換スイッチ(運転切換手段)である。
前記2モードの自動加湿運転モードでは、温度補正された湿度センサー30の検出値(現在湿度)を設定湿度(標準55%、高め65%)に近づけるようにファンモータ14Bの回転を変化させて加湿を行う。
38は通常時において現在湿度を数字で表示する2桁のデジタル表示器(表示手段)、39は運転モード表示部であり、この運転モード表示部39は、前記した2モードの自動加湿運転モードと3モードの連続加湿運転モードのうち、選択された運転モードに対応して点灯或いは点滅する5つの運転モード表示ランプ39A〜39Eを有している。
40はお手入れモードになった場合(例えば、通電時間が約320時間を超えた場合)に点灯するお手入れランプ、41はそのお手入れランプ40を消灯させるためのリセットを行うお手入れスイッチである。
42はチャイルドロックの入り切りを行うチャイルドロックスイッチ、43はチャイルドロック時に点灯するチャイルドロック表示ランプ、44はおやすみ運転(例えば、設定湿度55%に現在湿度を近づけると共に送風機の強運転を禁止し、ランプ及びデジタル表示器の減光などのおやすみ時を考慮した運転)を入り切りするためのおやすみスイッチ、45はおやすみ運転時に点灯するおやすみランプである。
46は切りタイマー運転の設定及び解除とその設定時間(例えば、2時間と4時間)を行う切りタイマースイッチ、47及び48は切りタイマースイッチ46による設定時間に応じて点灯する2時間用及び4時間用の設定時間表示ランプである。
前記2桁のデジタル表示器(表示手段)38は、加湿器のエラー時(異常状態発生時)に、図7に示すように、「E1」、「E2」、「E3」、・・・などの文字と数字、或いは文字と文字を用いた異常内容の表示(エラー表示ともいう。)を行う。尚、この異常内容を表示する文字と数字、或いは文字と文字の組み合わせは、図6に示したものに限らず、例えば、「HA」、「HC」、「Hd」、「HE」、・・・などの表示であっても良い。
次に、図6の制御ブロック図について説明する。
50は加湿器全体を統括的に制御する制御装置Sとしてのマイクロコンピュータ(以下、「マイコン」という)であり、その内部にはCPU51、各種データを記憶するRAM(ランダム・アクセス・メモリ)52、プログラムを格納するROM(リード・オンリー・メモリ)53及びタイマー54などを有している。
そして、前記マイコン50の入力側には、運転入り切りスイッチ36、運転切換スイッチ37、お手入れスイッチ41、チャイルドロックスイッチ42、おやすみスイッチ44、切りタイマースイッチ46、水位検出スイッチ25A、湿度センサー30及び温度センサー31などが接続されている。
一方、前記マイコン50の出力側には、送風機14のファンモータ14B、運転モード表示ランプ39A〜39E、デジタル表示器38、前記電極28の通電制御を行う電極通電制御部55及びお手入れランプ40、チャイルドロックランプ43、おやすみランプ45、設定時間表示ランプ47、48など接続されている。
ここで、前記マイコン50は、例えば、湿度センサー30の短絡、温度センサー31の短絡、温度センサー31の断線、温度センサー31による検出温度が約80℃以上の高温、除菌用の電極28の電流値が一定値以下など、加湿器の異常を判別して、異常状態発生時には、図7に示すように、その異常内容に応じたエラー表示を前記デジタル表示器38に表示させると共に、加湿器の運転を強制的に停止させる。
また、前記マイコン50は、上述の異常状態発生時に、予め定めた所定時間(例えば、約6時間)の時限を設けて、加湿器を応急的に運転可能とする応急加湿運転実行部56を備えている。
この応急加湿運転実行部56は、前記電源プラグ34を電源コンセント(図示せず)から一度抜き、その抜いた電源プラグ34を再び電源コンセントに差し込むことで加湿器の電源をリセットした後、運転入り切りスイッチ36を入りにして、運転入り切りスイッチ36からの入り信号がマイコン50に入力されると、応急加湿運転モードによる加湿器の加湿運転を実行する。このような電源のリセットは、運転入り切りスイッチ36とは別に、電源スイッチを備える必要が無い。
前記応急加湿運転モードによる加湿器の運転中、即ち、応急加湿運転中は、マイコン50が前記デジタル表示器38による「E1」、「E2」、・・・などの異常内容の表示を継続して行う。このようにすると、正常の運転では無く、異常状態発生時の応急的な加湿運転である旨を顧客に容易に意識付けすることができる。
そして、応急加湿運転実行部56による応急加湿運転は、運転モードが湿度センサー30による検出信号のマイコン50への入力を必要としない連続加湿運転モードのみに固定された加湿運転を行う。即ち、応急加湿運転中は、運転切換スイッチ37を押すことにより、加湿器の運転を「強」、「中」、「静音(例えば、弱)」に固定して連続運転させる3モードの連続加湿運転モードのうち、何れかの連続加湿運転モードを選択して運転可能である。
この応急加湿運転では、例えば、連続加湿運転モードを「強」に設定すると、送風機14のファンモータ14Bを「強」の高回転数(例えば、約1,600〜1,800rpm)で駆動し、連続加湿運転モードを「中」に設定すると、ファンモータ14Bを「中」の中回転数(例えば、約1,000〜1,200rpm)で駆動し、連続加湿運転モードを「静音」に設定すると、ファンモータ14Bを「低」の低回転数(例えば、約500〜700rpm)で駆動する。
この連続加湿運転モードによる加湿運転では、ファンモータ14Bの回転数の設定が3段階であるので、加湿量を3段階の何れかに選択設定することができる。
前記送風機14の運転開始により、室内空気が吸い込み口6から加湿器本体1内に吸込まれ、この加湿器本体1内に流入した空気は、送風機14で加速されて、送風口15から加湿水槽21に流れ、ここで気化フィルタ7を通過する際にその気化フィルタ7に吸い上げられた水を気化させる。そして、この水の気化によって生じた加湿空気は、前パネル5と前面仕切り板17との間の送風経路Kを上昇して空気吹き出し口8から室内へ放出され、室内を加湿する。
この応急加湿運転は、電源リセット後の運転入り切りスイッチ36の入り操作時から約6時間経過した時点で、マイコン50のタイマー54がタイムアップし、運転を停止させる。ここで、再度、応急加湿運転を行うには、上述した応急加湿運転モードによる加湿器の加湿運転を実行させる操作を行えば良い。
従って、本発明によれば、湿度センサー30の短絡、温度センサー31の短絡や断線などの故障により加湿器に異常状態が生じて運転停止した場合、室内空気の異常な乾燥状態を懸念して、暖房も停止させなければならない事態を招くことを回避でき、予め定められた所定時間(例えば、約6時間)に限って応急加湿運転が可能であるから、加湿運転が全く行えないという事態が避けられ、安全で、かつ、使い勝手に優れた加湿器を提供できる。
以上本発明の実施態様について説明したが、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替例、修正又は変形が可能であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で前述の種々の代替例、修正又は変形を包含するものである。
本発明の一実施例を示す加湿器の外観斜視図である。 同じく縦断側面図である。 同じく分解状態の斜視図である。 同じく加湿水槽単体の斜視図 同じく表示部兼用操作部の平面図である。 同じく制御ブロック図である。 同じく各種エラー表示とそのエラー内容を示す図である。
符号の説明
1 加湿器
7 気化フィルタ(加湿手段)
14 送風機(送風手段)
21 加湿水槽(水供給手段)
30 湿度センサー(湿度検出手段)
34 電源プラグ
36 運転入り切りスイッチ(運転入り切り手段)
37 運転切換スイッチ(運転切換手段)
38 デジタル表示器(表示手段)
50 マイクロコンピュータ
56 応急加湿運転実行部

Claims (4)

  1. 水供給手段と、この水供給手段から水が供給されて室内空気を加湿する加湿手段と、室内空気を循環させて加湿手段で生じた加湿空気を室内へ供給する送風手段と、この送風手段を含む加湿器の運転を制御する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、加湿器の異常を判別すると共に、異常状態発生時には加湿器の運転を停止し、かつ、この異常状態発生時において、加湿器の電源をリセットとした後には、予め定められた所定時間の時限を設けて前記送風手段を駆動し、応急加湿運転を実行する応急加湿運転実行部を備えたことを特徴とする加湿器。
  2. 水供給手段と、この水供給手段から水が供給されて室内空気を加湿する加湿手段と、室内空気を循環させて加湿手段で生じた加湿空気を室内へ供給する送風手段と、室内空気の湿度を検出する湿度検出手段と、加湿器の運転を入り切りする運転入り切り手段と、加湿器の運転モードを自動加湿運転モードと連続加湿運転モードとに切換える運転切換手段と、現在湿度の表示を含む表示を行う表示手段と、前記送風手段を含む加湿器の運転を制御する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、湿度検出手段の短絡を含む加湿器の異常を判別すると共に、異常状態発生時にはその異常内容を前記表示手段で表示して加湿器の運転を停止し、かつ、この異常状態発生時において、加湿器の電源をリセットとした後に前記運転入り切り手段からの入り信号が入力されると、運転モードを連続加湿運転モードのみに固定すると共に所定時間の時限を設けて前記送風手段を駆動し、応急加湿運転を実行する応急加湿運転実行部を備えたことを特徴とする加湿器。
  3. 前記電源のリセットは、電源プラグを電源コンセントに抜き差することで行われることを特徴とする請求項1又は2に記載の加湿器。
  4. 前記応急加湿運転実行部による応急加湿運転中は、前記表示手段による異常内容の表示を継続して行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の加湿器。
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