JP4469105B2 - 薄片搬送装置ならびにその利用装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、複数の入口から入れ込まれた紙幣のような薄片を所定の経路方向に搬送する薄片搬送装置ならびに、その利用装置、例えば、複数台のパチンコ遊技機とその遊技球を貸付対価として入れ込まれた紙幣などを搬送する薄片搬送装置を設けたパチンコ台島装置などに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ遊技機、または、パチンコ遊技機のゲート部分に跳ね返し機能やスロットマシン機能を設けたパチンコ・スロット遊技機などの遊技機(この発明では、これらの遊技機を総称して、パチンコ台という)を、図4のように複数台配置して、1つのブロック状に構成したものをパチンコ台島装置500という、このパチンコ台島装置500は、パチンコ店の内部において、あたかも複数の「島」を配置したように見えるので、通称を「島」とも呼ばれている。
【0003】
なお、以下の図において、同一符号で示す部分は、いずれかの図において説明する同一符号の部分と同一の機能をもつ部分である。また、図中のごく太い線の部分は、その部分の端面または断面を略して画いた部分である。また、この発明において、部材とは、各構成部分を構成している構成材をいうものである。
【0004】
そして、図4のように、パチンコ台の遊技に使用する遊技球の貸付対価として入れ込まれた紙幣、伝票、カード類などの薄片100を搬送するための薄片搬送装置300をパチンコ台島装置500に組み付けた構成が周知である。
【0005】
図4において、パチンコ台島装置500には、複数台のパチンコ台Bを前列側と後列側とに分けて配置するとともに、パチンコ台B間の所要箇所に、パチンコ台Bに使用する遊技球、つまり、パチンコ玉を貸付けるための球貸装置(装置全体は図示せず)に入れ込まれた薄片100を主搬送路Mにための副搬送路Sの部分を1つのブロック状に構成した副搬送部分Cを配置してある。なお、以下の説明において、上流側または下流側とは主搬送路Mにおける薄片100の流れにおける上流側または下流側をいう。
【0006】
また、前列側のパチンコ台Bと後列側のパチンコ台Bとの間の空間部分に主搬送路Mを構成する1つの主搬送路部分300Aを配置してあり、副搬送部分Cからの薄片100を主搬送路部分300Aにより搬送して、例えば、主搬送路Mの終端に設けた収納箱110に薄片100を収納する。
【0007】
ここで、前列側と、後列側との区別は、構成を分かり易く説明するためのものであって、店内の配置などに関連づける意味のものではない。また、パチンコ台の列を前列側または後列側のみで構成したものも周知である。なお、前側と後側とは、構成を分かり易くするためのものであって、装置が配置される状態との関係を言うものではない。
【0008】
そして、パチンコ台Bの大きさなどの異なりに対する対応や、現場での薄片搬送装置300の組み付けの容易化などのために、図5〜図10ような構成(以下、第1従来技術という)が周知である。
【0009】
図5において、薄片搬送装置300は、主搬送路Mと副搬送路Sの合流箇所をブロック状にユニット化して構成した合流搬送部分2と、各合流搬送部分2の間に配置される主搬送路Mの箇所をブロック状にユニット化して構成した主搬送部分4とに分けて配置することにより、主搬送部分4の長さL3のみを変更するだけで、各副搬送路Sの間の距離L1の変化に対応し得るように構成してある。なお、長さL2は副搬送部分Cの間の長さ、例えば、パチンコ台Bの長さである。
【0010】
また、パチンコ台島装置500の幅Wが異なった場合、例えば、パチンコ台Bの背面側に設けたパチンコ台に付随する動作機構部分(図示せず)の奥行きが異なることによって幅Wが変わったり、または、パチンコ店の室内通路などの都合などによって幅Wが変わったりする。
【0011】
このため、副搬送部分Cと合流搬送部分2との間に、薄片100を案内して橋渡しをするための案内導管8を別体にして設けておき、案内導管8の長さL5を変更するだけで、幅Wの変化に対応させている。そして、具体的な細部の構成は、例えば、図6〜図10のように構成してある。
【0012】
図6において、副搬送部分Cにおける搬送構成を、ベルトC3a・C3bのように、対向して配置した同一速度で送行する2つの無端状のベルトの間に薄片100を挟み込んで搬送する機構(以下、対向ベルト搬送機構という)によって構成し、また、内導管8から薄片100が合流搬送部分2に取り込む取込口2Cの部分の内側に、対向ローラ71A・71Bを配置して積極的に取り込むようにした構成してある。
【0013】
そして、対向ローラ71A・71Bのうちの一方のローラ71Aの軸71aを後記の駆動モータ26(図示せず)と連動する連動機構(図示せず)によって駆動するとともに、他方のローラ71Bをばね73で押して、ローラ71Bをローラ71Aに押し付けるようにしている。
【0014】
主搬送部分4における搬送構成も同様にベルト45A・45Bによる対向ベルト搬送機構によって構成してあり、主搬送部分4の対向ベルト搬送機構45B・45Bによるベルト伝動構成4Gは、図7・図8のような伝動機構によって駆動している。
【0015】
図7・図8において、ベルト伝動構成4Gは、合流搬送部分2の歯車伝動機構2Gの底部側の保持板2zに配置した駆動用の電動機、すなわち、駆動モータ26により歯車26aを介して回転させられる歯車29〜29dと連動する2つの歯車46a・46bの軸に設けた各駆動側プーリ43A・43Bによってベルト45A・45Bが駆動されている。
【0016】
そして、対向ベルト搬送機構45A・45Bにより従動される従動側プーリ44A・44Bを次順の合流搬送部分2に近接した端部の位置に配置することにより、次順の合流搬送部分4に入れ込むようにしてある。したがって、駆動用の電動機、すなわち、駆動モータ26は、合流搬送部分2と主搬送部分4との各搬送における伝動機構を駆動する駆動源になっている。
【0017】
なお、ベルト45A・45Bの対向部分42とベルトC3a・C3bの対向部分42Bは、薄片100が入り込む程度のごく僅かの隙間を設けるか、または、殆ど接触する状態になっている。
【0018】
また、副搬送部分Cの対向ベルト搬送機構C3a・C3bの駆動構成は、これらのベルトを掛け渡したプーリC1a・C1bまたはプーリC2a・C2bを副搬送部分Cの内部に設けた上記の球貸装置(図示せず)の駆動モータ(図示せず)によって駆動している。
【0019】
副搬送部分Cの対向ベルト搬送機構C3a・C3bは、薄片入口C1に設けた案内片C1Aと、薄片100を送出するための薄片導出口C2の部分を残して、適宜の保護覆C3で囲んであり、また、主搬送部分4の対向ベルト搬送機構45A・45Bは、合流搬送部分2から送り込まれる薄片100を取り込む側の端部に設けた案内片59Aと、搬送した薄片100を次順の合流搬送部分2に送り込む側の端部に設けた案内片59Bとの部分を残して、適宜の保護覆4Aで囲んである。
【0020】
副搬送部分Cから入れ込まれた薄片100に対する合流搬送部分2での搬送構成は、薄片100を曲面を対向させた案内片23A1・23A2で案内するとともに、下流側の案内片23A1の途中部分に配置したローラ25Aを薄片100の片面に接しながら搬送して下流側の主搬送部分4に入れ込んでいる。この搬送構成は反対側の副搬送部分Cに対しても同様に対象形に配置してある。
【0021】
上流側の主搬送部分4から送り込まれた薄片100に対する合流搬送部分2での搬送構成は、平面を対向させた案内片23B1・23B2で案内するとともに、対向して接するように配置した2つのローラ(この発明において、対向ローラという)24A・24Bで薄片100の両面を挟みながら搬送して下流側の主搬送部分4に入れ込むようにしている。そして、合流搬送部分2は、所要の部分、例えば、案内片23A1・23A2、案内片23B1・23Bなど部分を残して、適宜の保護覆2Aで囲んである。
【0022】
合流搬送部分2の機構部分を保持する部分は、図7のように、上下に配置した各保持板2zを適宜の箇所に配置した支柱(図示せず)で固定した枠体2yで構成してあって、上記の各案内片は、上下に対称に形成したものを保持板2zに固定するか、または、保持板2zと一体に形成してあり、また、各ローラの軸は保持板2zに配置した軸受(図示せず)によって保持してある。
【0023】
なお、各ローラの軸は、各ローラの符号における末尾の英文字を小文字に変更した符号の軸になっている。また、図7において、歯車27〜27B・28A・28Bの部分も、歯車29〜29Dと同様に合流搬送部分2の各ローラの軸を駆動するための伝導機構部分である。そして、各ベルトは所要の幅をもつ平ベルトで構成してある。
【0024】
そして、主搬送部分4は、図8のように、合流搬送部分2に対して着脱可能に構成してあり、装着の際には、主搬送部分4に設けた案内片59Bを合流搬送部分2の案内片の部分に入れ込ませるとともに、主搬送部分4の両端の底面側を合流搬送部分2から張り出した受止具2a・2bで保持するとともに、主搬送部分4の上面側から張り出した掛止具47の穴47Aに、合流搬送部分2の上面側に設けた突起30を入れ込んで保持させている。
【0025】
また、合流搬送部分2・主搬送部分4・案内導管8は、具体的には、図9のように構成してあり、案内導管8は、管内8aの部分で薄片100、例えば、紙幣の搬送を案内するとともに、副搬送部分Cの薄片導出口C2に入れ込む部分には、横向きの掛け爪82・83と、位置決め用フランジ84とを設けておき、薄片導出口C2に押し込むだけで案内導管8を固定できるように構成してあり、また、合流搬送部分2の取込口2Cに入れ込む部分には、対向ローラ71A・71Bの上下に差し込むための差込部分81を設けて構成してある。
【0026】
ここで、合流搬送部分2の上側保護覆21の上面側に突出させて設けた手動つまみ27Cは、薄片100が主搬送部分4・合流搬送部分2などの箇所で行き詰まって搬送不能になったときに、手動で取り出すための「つまみ」であり、この取り出しは、駆動モータ26の電源を遮断して搬送を不動作状態にするとともに、例えば、後記の図17のように、保護覆4Aを開いた状態で、手動つまみ27Cを逆回転・正回転させて、薄片100を取り出し易い箇所に移動して抜き取るように操作する。
【0027】
そして、副搬送部分Cと合流搬送部分2との固定は、図10のように、前側の固定用部材32Xと後側の固定用部材32Yとを副搬送部分Cと合流搬送部分2との間に介在させて、取付ねじ(図示せず)により固定している。
【0028】
ここで、パチンコ台島装置500は、具体的には、例えば、図10のように、現場で組み上げられており、薄片100、例えば、紙幣の副搬送部分Cは、下方の硬貨の副搬送部分D・球体送出部分Eと一体に組み合わされた玉貸用部分Fとして構成してあり、紙幣100または硬貨(図示せず)を入れ込むと、その金額に対応する遊技球(図示せず)を送出して、パチンコ台Bの遊技者に提供するように構成してある。
【0029】
そして、玉貸用部分Fは、主として、パチンコ台Bの間に配置されているので、台間機とも呼ばれている。なお、副搬送部分Cには、図16のように、外枠C11Aを設けている構成による場合と、外枠C11Aを設けていない構成による場合とがある。なお、この発明において、外枠C11Aは副搬送部分Cの一部に属するものとし、副搬送部分Cは外枠C11Aと本体部分C11Bとで構成されているものとする。
【0030】
上記の第1従来技術の構成では、案内導管8を設けているが、案内導管8を設けない構成(以下、第2従来技術という)も周知であり、また、案内導管8・対向ローラ71A・71Bを設けない構成(以下、第3従来技術という)も周知である。
【0031】
さらに、上記の構成では、各合流搬送部分2に、例えば、図7のような駆動モータ26を配置して構成しているが、これらのうちの1つの合流搬送部分のみに1つの駆動用モータ26を設けて、すべての合流搬送部分と主搬送部分を連動駆動させる構成(以下、第4従来技術という)が周知である。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】
上記の第1従来技術〜第4従来技術の構成による薄片搬送装置300では、例えば、図10のように、上方に配置した制御部分34から、信号線や電力線など線類(この発明において、配線類という)34Aを合流搬送部分2の下方に配置した駆動モータ26の端子部分26Aなどに配線している。
【0033】
さらに、図5のように間隔を置いて配置した副搬送部分C・合流搬送部分2などの各部分の間にも、例えば、図10のように、同様の配線類38を配線している。
【0034】
また、上記の第1従来技術〜第4従来技術の構成によるパチンコ台島装置500では、上記の配線類34Aを薄片搬送装置300の下方に配置した硬貨搬送装置200の駆動モータ210の端子部分211にも配線しており、さらに、上記の配線類38を薄片100の副搬送部分Cを含む各玉貸機Fに設けた硬貨の副搬送部分D・球体送出部分E・パチンコ台Bなどの各部分にも配線している。
【0035】
そして、これらの配線類34A・38は、薄片搬送装置300の各動作部分による損傷を避けるために、こうした動作部分を避けるように迂回した配線にしているため、配線類34A・38の経路が複雑化させられているので、配線材料と配線作業とが複雑・高価にならざるを得ないという不都合がある。
このため、こうした不都合をなくした薄片搬送装置ならびにその利用装置、例えば、パチンコ台島装置の提供が望まれているという課題がある。
【0036】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記のような
複数の副搬送部分から入れ込まれる薄片を主搬送路に合流させて搬送する合流搬送部分と、上記の合流搬送部分から入れ込まれる上記の薄片を上記の主搬送路に沿って搬送する主搬送部分とを設けるとともに、上記の合流搬送部分と上記の主搬送部分とにおける搬送を手動で駆動する手動つまみを設けた薄片搬送装置において、
各部分に対する配線類を上記の合流搬送部分の上面側を経て配線することにより、上記の配線の迂回を低減する配線迂回低減手段と、
常時は上記の手動つまみを覆い、上記の手動の際には上記の手動つまみを露呈する構造の覆体を上記の合流搬送部分の上面に設けて、上記の配線類と上記の手動つまみとの間に上記の覆体を介在させることにより、上記の配線類と上記の手動つまみとの絡み付きを防止する絡み付き防止手段と
を設ける第1の構成と、
【0037】
上記の第1の構成において、
上記の覆体の一端側と上記の上面との間に突起と入込穴とによって停留させる停留部分を設けるとともに、上記の覆体の他端側を支点に上記の停留に抗して上記の覆体を回動することにより上記の露呈を行わせる停留露呈手段
を設ける第2の構成と、
【0038】
上記の第1の構成・第2の構成において、
上記の覆体を透明または半透明な材質で形成するとともに、上記の覆体における上記の回動の先行側を閉塞状に形成し、後行側を開口状に形成した第3の構成と、
【0039】
パチンコ台島装置において、上記の第1の構成〜第3の構成による薄片搬送装置を設けた第4の構成と
により上記の課題を解決したものである。
【0040】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態として、上記の第1従来技術の構成に、この発明を適用した実施例を説明する。
【0041】
【実施例】
以下、図1〜図3により第1実施例を説明する。この第1実施例の構成が上記の第1従来技術の構成と異なる箇所は次の箇所である。
【0042】
第1には、配線類34A・38を合流搬送部分2の上面側、すなわち、上側保護覆21の上面側を経て配線するように変更することにより、配線類34A・38の配線の迂回を低減して、極力、短い経路により配線類34A・38を各部分に配線し得るようにした箇所である。
【0043】
第2には、上記第1による配線では、配線類34A・38と手動つまみ27Cとが接触して絡みついてしまう可能性が大きいので、手動つまみ27Cを覆う覆体35を合流搬送部分2の上面側に設けて、配線類34A・38と手動つまみ27Cとの間に覆体35を介在させることにより、配線類34A・38と手動つまみ27Cとの絡み付きを防止するように構成した箇所である。
【0044】
そして、覆体35を、常時は手動つまみ27Cを覆い、手動つまみ27Cを手動動作させるときには、覆体35を、例えば、図1の〔覆/露呈構成〕のように、覆体35を、矢印Rxのように、回すように動作(この発明において、回動という)させて、手動つまみ27Cが露呈されるようにし、手動つまみ27Cを、例えば、作業員の指先36で回転動作できるように構成した箇所である。
【0045】
第3には、覆体35の一端側、例えば、覆体35から張り出させた張出片35Aの部分と合流搬送部分2の上面、例えば、上側保護覆21の上面との間に、突起35a・入込穴35bによる停留部分35xを設けるとともに、覆体35の他端側、例えば、覆体35から張り出させた張出部分35Bの取付ねじ35cを支点35yにして、覆体35を停留部分35xによる停留に抗して回動することにより、手動つまみ27Cを、〔露呈状態〕のように、露呈させるように構成した箇所である。
【0046】
なお、〔露呈状態〕から〔覆状態〕に戻すには、矢印Rxと逆方向に回動させて停留部分35xを入れ込ませる位置に戻せばよいことは言うまでもない。また、停留部分35xは、突起35aを上側保護覆21の上面に設け、入込穴35bを張出部分35Aに設けるように変更して構成してもよい。
【0047】
第4には、覆体35を、透明または半透明で靭性をもつ材質、例えば、ABS樹脂財などで形成するとともに、覆体35の回動(矢印Rx)の先行側を閉塞状に形成、例えば、壁部分35Cに形成し、回動(矢印Rx)の後行側を開口状に形成、例えば、壁部を設けずに開口部分35Dに形成することにより、手動つまみ27Cの存在を分かり易くするとともに、作業員が開口部分35Dをつまんで、停留部分35xの引っ掛かりを外し易くした箇所である。なお、閉塞状にした部分、例えば、壁部分35Cは、覆体35を、上方からの押圧に対して補強する役目をしているものである。
【0048】
つまり、この実施例の構成は、概括的には、第1には、
複数の副搬送部分Cから入れ込まれる薄片100、例えば、紙幣を主搬送路Mに合流させて搬送する合流搬送部分2と、上記の合流搬送部分2から入れ込まれる上記の薄片100を、上記の主搬送路Mに沿って搬送する主搬送部分4とを設けるとともに、上記の合流搬送部分2と上記の主搬送部分4とにおける搬送を手動で駆動する手動つまみ27Cを設けた薄片搬送装置300において、
【0049】
各部分に対する配線類34A・38を上記の合流搬送部分2の上面側、例えば、上側保護覆21の上面側を経て配線することにより、上記の配線の迂回を低減する配線迂回低減手段と、
【0050】
常時は上記の手動つまみ27Cを覆い、上記の手動の際には上記の手動つまみ27Cを露呈する構造の覆体35を上記の合流搬送部分2の上面、例えば、上側保護覆21の上面に設けて、上記の配線類34A・38と上記の手動つまみ27Cとの間に上記の覆体35を介在させることにより、上記の配線類34A・38と上記の手動つまみ27Cとの絡み付きを防止する絡み付き防止手段と
を設けた上記の第1の構成を構成しているものである。
【0051】
第2には、上記の第1の構成において、
上記の覆体35の一端側、例えば、張出部分35Aと上記の上面、例えば、上側保護覆21の上面との間に突起35aと入込穴35bとによって停留させる停留部分35xを設けるとともに、上記の覆体35の他端側、例えば、取付ねじ35cを支点35yに、上記の停留に抗して上記の覆体35を回動(矢印Rx)することにより上記の露呈、すなわち、手動つまみ27Cの露呈を行わせる停留露呈手段
を設けた上記の第2の構成を構成しているものである。
【0052】
第3には、上記の第1の構成・第2の構成において、
上記の覆体35を透明または半透明な材質、例えば、ABS樹脂などで形成するとともに、上記の覆体35における上記の回動(矢印Rx)の先行側を閉塞状、例えば、壁部分35Cに形成し、後行側を開口状、例えば、開口部分35Dに形成した上記の第3の構成を構成しているものである。
【0053】
第4には、上記の第1の構成〜第3の構成による薄片搬送装置300を設けたパチンコ台島装置500の構成は、概括的には、
パチンコ台島装置500において、上記の第1の構成〜第3の構成による薄片搬送装置300を設けた上記の第4の構成を構成していることになるものである。
【0054】
そして、具体的には、図2のように構成した覆体35を、図3のように、合流搬送部分2の上側保護覆21の上面に取り付けることにより、上記の各構成を得るように構成したものである。
【0055】
図2・図3において、停留部分35xを構成する張出部分35Aの突起35aは、上側保護覆21に設けた入込穴35bに遊び嵌めできる半球状に形成することにより、作業員の指(図示せず)を開口部分35Dに掛けて、図1の矢印Rxの方向に押すと、停留部分35が外れて回動できるように構成してある。なお、突起35aは円錐状、角錐状などの傾斜面をもった形状に変更してもよい。
【0056】
また、支点35yを構成する張出部分35Bの取付穴35eは、筒状部分uとフランジ状部分vとをもつカラー35dを介在させて、取付ねじ35cで上側保護覆21のねじ穴35fに固定するとともに、カラー35dの筒状部分vの外径を取付穴35eの内径よりも僅かに小さく、筒状部分vの高さを張出部分35Bの厚さよりも僅かに大きくして、カラー35dと取付穴35eとを遊び嵌め構成にすることにより覆体35の回動(矢印RX)を可能にしてある。
【0057】
〔変形実施〕
この発明は次のように変形して実施することを含むものである。
(1)覆体35の全体の肉厚を厚くして形成することにより、閉塞部分、例えば、壁部分35Cを除去して構成する。
【0058】
(2)図1の〔覆/露呈構成〕に示したように、覆体35を回動させて、手動つまみ27Cの露呈状態での突起35aの位置にも、入込穴35gを設けて、露呈状態でも、覆体35を停留できるように構成する。なお、入込穴35bを張出部分35Aに設け、突起35aを上側保護覆21に設ける場合には、入込穴35gを突起に変更して構成する。
(3)覆体35を、図1の〔覆状態〕の形状と左右対称形または前後対称形に形成するとともに、その対称形に対応するように、支点35y・停留部分35x・35gの位置を変更して構成する。
【0059】
(4)覆体35の材質を金属板、例えば、ステンレス鋼板などに変更して構成する。
(5)手動つまみ27Cの露呈構成を、図3に示したように、覆体35における閉塞部分35C側の下縁部分35zを支点にして、矢印Ryの方向に開いて露呈するように変更して構成する。
(6)配線類34A・38のうちの一部分のみを合流搬送部分2の上面側を経て配線するように変更して構成する。
(7)実施例・上記(1)〜(6)を第2従来技術〜第4従来技術の構成に適用して構成する。
【0060】
【発明の効果】
この発明によれば、以上のように、各部分に対する配線類を合流搬送部分の上面側を経て配線することにより、配線の迂回を、極力、低減しているため、配線類の経路が簡便化されるので、配線材料と現場での配線作業とを簡便・安価にして、装置を安価に提供することができる。
【0061】
また、合流搬送部分の上面側に配線類を配線しても、手動つまみを覆う覆体が配線類と手動つまみとの間に介在しているため、配線類と手動つまみとの絡み付きによる事故を防止することができるので、装置の保守労力を低減することができる。
【0062】
さらに、パチンコ台島装置では、上記の現場での配線作業の簡便化によって、装置の設備期間を短縮でき、上記の保守労力を低減できるので、パチンコ店における稼働効率を向上させることができるなどの特長が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面中、図1〜図3はこの発明の実施例を、また、図4〜図10は従来技術を示し、各図の内容は次のとおりである。
【図1】全体構成部分断面斜視・要部構成平面図
【図2】要部部材構成三面図
【図3】要部構成分解状態斜視図
【図4】全体構成側面・横断平面図
【図5】要部構成横断平面図
【図6】要部構成横断平面図
【図7】要部構成・内部斜視図
【図8】要部構成組付状態・分解状態正面図
【図9】要部構成分解状態斜視図
【図10】全体構成部分断面斜視図
【符号の説明】
2 合流搬送部分
2A 保護覆
2C 取込口
2G 歯車伝動機構
2a 受止具
2y 枠体
2z 保持板
4 主搬送部分
4A 保護覆
4G 伝動機構
8 案内導管
8a 管内
21 上側保護覆
23A1・23A2 案内片
23B1・23B2 案内片
24A・24B 対向ローラ
25A ローラ
26 駆動モータ
26A 動作用端子部分
26a 歯車
27〜27B 歯車
27C 手動つまみ
28A・28B 歯車
29〜29d 歯車
30 突起
32X 固定用部材
32Y 固定用部材
34 制御部分
34A 配線類
35 覆体
35A 張出片
35B 張出部分
35C 壁部分・閉塞部分
35D 開口部分
35a 突起
35b 入込穴
35c 取付ねじ
35d カラー
35e 取付穴
35g 入込穴
35x 停留部分
35y 支点
35z 下縁ぶち
36 指先
38 配線類
42 対向部分
42B 対向部分
43A・43B 駆動側プーリ
44A・44B 従動側プーリ
45A・45B ベルト
46a・46b 歯車
47 掛止具
47A 穴
59A 案内片
59B 案内片
71A・71B 対向ローラ
71a 軸
73 ばね
81 差込部分
82・83 掛け爪
84 フランジ
100 薄片
200 硬貨搬送装置
210 駆動モータ
211 動作用端子部分
300 薄片搬送装置
300A 主搬送路部分
500 パチンコ台島装置
B パチンコ台
C 副搬部分
C1A 案内片
C2 薄片導出口
C3 保護覆
C1a・C1b プーリ
C2a・C2b プーリ
C3a・C3b ベルト
C11A 外枠部分
C11B 本体部分
D 硬貨副搬送部分
E 球体送出部分
F 玉貸部分
M 主搬送路
L1 距離
L2 長さ
L3 長さ
Rx 回動方向
Ry 開き方向
S 副搬送路
W 幅
u 筒状部分
v フランジ部分

Claims (4)

  1. 複数の副搬送部分から入れ込まれる薄片を主搬送路に合流させて搬送する合流搬送部分と、前記合流搬送部分から入れ込まれる前記薄片を前記主搬送路に沿って搬送する主搬送部分とを設けるとともに、前記合流搬送部分と前記主搬送部分とにおける搬送を手動で駆動する手動つまみを設けた薄片搬送装置であって、
    各部分に対する配線類を前記合流搬送部分の上面側を経て配線することにより、前記配線の迂回を低減する配線迂回低減手段と、
    常時は前記手動つまみを覆い、前記手動の際には前記手動つまみを露呈する構造の覆体を前記合流搬送部分の上面に設けて、前記配線類と前記手動つまみとの間に前記覆体を介在させることにより、前記配線類と前記手動つまみとの絡み付きを防止する絡み付き防止手段と
    を具備することを特徴とする薄片搬送装置。
  2. 前記覆体の一端側と前記上面との間に突起と入込穴とによって停留させる停留部分を設けるとともに、前記覆体の他端側を支点に前記停留に抗して前記覆体を回動することにより前記露呈を行わせる停留露呈手段を付加したことを特徴とする請求項1記載の薄片搬送装置。
  3. 前記覆体を透明または半透明な材質で形成するとともに、前記覆体における前記回動の先行側を閉塞状に形成し、後行側を開口状に形成したことを特徴とする請求項2記載の薄片搬送装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の薄片搬送装置を具備することを特徴とするパチンコ台島装置。
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