JP4468434B2 - 通信装置、非接触icカード、信号選択方法、及びプログラム - Google Patents

通信装置、非接触icカード、信号選択方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、通信装置、非接触ICカード、信号選択方法、及びプログラムに関する。
近年、非接触式IC(Integrated Circuit)カードや非接触式ICチップを搭載した携帯電話や携帯情報端末、或いは、非接触ICカードとの間で非接触通信するためのリーダ/ライタ機能を搭載した通信装置や情報処理装置等が普及してきている。以下、これらの装置又は機器を非接触通信装置と呼ぶことにする。リーダ/ライタと非接触ICカードとは、互いに特定周波数(例えば、13.56MHz)の搬送波を利用して近接通信を行うことができる。例えば、リーダ/ライタにより所定の処理を非接触ICカードに実行させるためのコマンドが送信されると、非接触ICカードは、受信したコマンドに応じた処理を実行し、その実行結果を応答信号として返送する。このとき、リーダ/ライタ、及び非接触ICカードは、送信データに応じてアンテナの負荷を変化させることで搬送波に変調を施す負荷変調と呼ばれる変調技術を利用してコマンドや応答信号を送信する。
ところで、非接触通信装置は、例えば、上記のような非接触通信を実現するためのRF通信チップと、セキュアにデータを記憶することが可能なセキュアチップとにより構成される。例えば、下記の特許文献1には、近接通信(所謂、非接触通信)を実現するためのRF通信チップと、セキュアにデータが記録されるSAM(Secure Application Module)チップとにより構成される非接触ICカードに関する技術が開示されている。この特許文献1には、リーダ/ライタから受信したパケットのチェックコードに基づいて誤り検出を実現する技術が記載されている。
特開平2007−34973号公報
例えば、リーダ/ライタから受信した一の変調信号を分岐して複数の復調回路によりデータを復調するような場合、或いは、リーダ/ライタが発信した一の変調信号を複数経路で取得して複数の復調回路によりデータを復調するような場合、各復調データについて上記の技術を適用すると、誤り検出の結果に基づいて品質の良好な復調データを選択することができる。しかしながら、上記の技術では、パケットの後段に位置するチェックコードに基づいて誤り検出が実行されるため、誤り検出に時間が掛かり、処理遅延が発生してしまう。さらに、誤り検出の際に、複数の復調データがSAMチップに一時記憶されるため、誤り検出に必要なSAMチップのメモリ容量が大きくなってしまう。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、複数の復調回路から出力された信号に含まれる同期符号検出段階で品質の良いデータを選択することが可能な、新規かつ改良された通信装置、非接触ICカード、信号選択方法、及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、非接触通信を利用して送信された信号を受信する通信装置が提供される。当該通信装置は、一の前記信号から得られる複数の変調信号を並列に復調する複数の復調部と、前記複数の復調部から出力された出力信号の同期符号検出段階で当該出力信号の特性を相互に比較する特性比較部と、前記特性比較部による比較結果に応じて、比較的良好な特性を有する前記出力信号を選択する信号選択部とを備えることを特徴とする。
また、前記特性比較部は、一の前記特性として前記出力信号の振幅を比較する振幅比較部と、他の前記特性として前記出力信号のDuty比を比較するDuty比較部とを有していてもよい。そして、前記信号選択部は、前記振幅比較部による比較結果に応じて前記出力信号の振幅が比較的大きい前記出力信号を選択するか、或いは、前記Duty比較部による比較結果に応じて前記出力信号のDuty比が所定値に比較的近い前記出力信号を選択するものであってもよい。
また、前記信号選択部は、前記振幅比較部による比較結果、又は前記Duty比較部による比較結果のうち、優先して参照される比較結果を特定するための所定の優先度情報に基づき、前記振幅比較部による比較結果に応じて前記出力信号を選択するか、或いは、前記Duty比較部による比較結果に応じて前記出力信号を選択するかを決定するものであってもよい。
さらに、前記通信装置は、前記復調部から出力された出力信号をデジタル信号に変換するデジタル変換部と、前記デジタル変換部から出力されたデジタル信号の波形を整形する波形整形部とを備えていてもよい。そして、前記振幅比較部は、前記複数の復調部から出力された出力信号を相互に比較してもよい。また、前記Duty比較部は、前記波形整形部から出力された前記復調部毎のデジタル信号を相互に比較してもよい。
また、前記特性比較部は、前記特性として、前記出力信号の振幅を比較してもよい。そして、前記信号選択部は、前記特性比較部による比較結果に応じて、振幅が大きい前記出力信号を選択するものであってもよい。
また、前記特性比較部は、前記特性として、前記出力信号のDuty比を比較してもよい。そして、前記信号選択部は、前記特性比較部による比較結果に応じて、Duty比が所定値に比較的近い前記出力信号を選択するものであってもよい。
また、前記通信装置は、セキュアに情報が記録されるセキュアチップと、非接触通信を利用して取得した所定のコマンドに応じて前記セキュアチップに対する情報の記録処理又は読み出し処理を実行する通信チップと、を有する非接触ICカード、又は当該非接触ICカード機能を備えた通信機器に対し、前記所定のコマンドを発信し、或いは、当該所定のコマンドに応じて発信された応答信号を受信するリーダ/ライタであってもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、セキュアに情報が記録されるセキュアチップと、前記セキュアチップに対して情報の記録処理又は読み出し処理を実行させるためのコマンドをリーダ/ライタから受信し、当該コマンドに応じて前記セキュアチップに対する情報の記録処理又は読み出し処理を実行する通信チップと、を有する非接触ICカードが提供される。当該非接触ICカードは、リーダ/ライタから送信された一の信号から得られる複数の変調信号を並列に復調する複数の復調部と、前記複数の復調部から出力された出力信号の同期符号検出段階で当該出力信号の特性を相互に比較する特性比較部と、前記特性比較部による比較結果に応じて、比較的良好な特性を有する前記出力信号を選択する信号選択部とを備えることを特徴とする。
また、前記特性比較部は、一の前記特性として前記出力信号の振幅を比較する振幅比較部と、他の前記特性として前記出力信号のDuty比を比較するDuty比較部とを有していてもよい。そして、前記信号選択部は、前記振幅比較部による比較結果に応じて前記出力信号の振幅が比較的大きい前記出力信号を選択するか、或いは、前記Duty比較部による比較結果に応じて前記出力信号のDuty比が所定値に比較的近い前記出力信号を選択するものであってもよい。
また、前記信号選択部は、前記振幅比較部による比較結果、又は前記Duty比較部による比較結果のうち、優先して参照される比較結果を特定するための所定の優先度情報に基づき、前記振幅比較部による比較結果に応じて前記出力信号を選択するか、或いは、前記Duty比較部による比較結果に応じて前記出力信号を選択するかを決定するものであってもよい。
さらに、前記非接触ICカードは、前記復調部から出力された出力信号をデジタル信号に変換するデジタル変換部と、前記デジタル変換部から出力されたデジタル信号の波形を整形する波形整形部とを備えていてもよい。そして、前記振幅比較部は、前記複数の復調部から出力された出力信号を相互に比較してもよい。また、前記Duty比較部は、前記波形整形部から出力された前記復調部毎のデジタル信号を相互に比較してもよい。
また、前記特性比較部は、前記特性として、前記出力信号の振幅を比較してもよい。そして、前記信号選択部は、前記特性比較部による比較結果に応じて、振幅が大きい前記出力信号を選択するものであってもよい。
また、前記特性比較部は、前記特性として、前記出力信号のDuty比を比較してもよい。そして、前記信号選択部は、前記特性比較部による比較結果に応じて、Duty比が所定値に比較的近い前記出力信号を選択するものであってもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、非接触通信により送信された一の信号から得られる複数の変調信号が複数の復調部により並列に復調される復調ステップと、前記複数の復調部から出力された出力信号の同期符号検出段階で当該出力信号の特性が相互に比較される特性比較ステップと、前記特性比較部による比較結果に応じて、比較的良好な特性を有する出力信号が選択される信号選択ステップとを含むことを特徴とする、信号選択方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、非接触通信により送信された一の信号から得られる複数の変調信号を並列に復調する復調機能と、前記復調機能により復調されて出力された複数の出力信号の同期符号検出段階で当該出力信号の特性を相互に比較する特性比較機能と、前記特性比較機能による比較結果に応じて、比較的良好な特性を有する前記出力信号を選択する信号選択機能とをコンピュータに実現させるためのプログラムが提供される。さらに、当該プログラムが記録された記録媒体も提供されうる。
上記の構成を適用すると、複数の復調器により復調された出力信号の同期符号検出段階で当該出力信号の品質判定を実行することが可能になり、同期符号よりも後段に位置する誤り情報に基づいて実行される誤り判定を待たずして出力信号の品質判定ができる。この判定は、例えば、受信した一の信号を分岐して得られる複数の変調信号に対して実施されてもよいし、或いは、複数のアンテナにより一の信号が受信された場合に当該複数のアンテナから取得された複数の変調信号に対して実施されてもよい。もちろん、これに限定されず、他の方式に基づいて一の信号から得られた複数の変調信号に対して実施されてもよい。
以上説明したように本発明によれば、複数の復調回路から出力された出力信号に含まれる同期符号検出段階で品質の良いデータを選択することが可能になる。その結果、出力信号の後段に位置する誤り情報に基づいて実行される誤り判定を待たずして出力信号の品質判定ができるため、より短い時間で出力信号の品質判定が実現される。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
[概要]
本発明に係る好適な実施形態について詳細に説明するに先立ち、以下で説明する技術的思想の理解を深めるための一助とすべく、ここで、その概要について簡単に説明する。
以下で説明する実施形態に係る技術は、複数の復調回路を有する通信装置に関する。特に、当該技術は、複数の復調回路から出力されたベースバンド信号の品質を比較するための品質比較回路を利用して、当該ベースバンド信号に含まれる同期符号の検出段階で採用するベースバンド信号を選択する構成に特徴がある。複数の復調回路を有する通信装置としては、例えば、両面で非接触通信が可能な非接触ICカード等が考えられる。他の例としては、位相反転Null対策を施したリーダ/ライタ等が考えられる。尚、この位相反転Nullとは、非接触ICカードとリーダ/ライタとの間で非接触通信する際に、両者のアンテナが磁気的に結合することで通信不可領域(所謂、ナル点)が発生する現象のことを言う。これを防止するため、例えば、非接触ICカードのアンテナとの結合の度合いが異なる複数のアンテナをリーダライタのアンテナとして利用する等の対策が考えられる。こうした技術が適用されたリーダ/ライタ等についても、以下で説明する技術を適用することができる。
上記のような通信装置は、複数の復調回路から出力されるベースバンド信号のいずれかを選択する信号選択機能を備える必要がある。特に、ベースバンド信号から再生されるデータが正しいものを選択する信号選択機能が求められる。例えば、信号の誤り検出技術として、パケットに含まれる誤り検出符号(CRC;Cyclic Redundancy Check)に基づいて誤り検出を行う技術が知られている。しかしながら、誤り検出符号は、例えば、図2に示すようにパケットの終端部分に位置するため、誤り検出のためにパケット全体を一時的に保持しなければならない。そのため、複数の復調回路を有する通信装置に上記の誤り検出技術を適用すると、復調回路の数だけパケットデータを記憶しておくためのバッファメモリが必要になる。つまり、余分に多くのメモリ容量が必要になってしまう。
ここで、図2を参照しながら、簡単にパケットのデータ構造について説明する。図2は、パケットのデータ構造を示す説明図である。
図2に示すように、パケットは、例えば、プリアンブル(Preamble)と、同期符号(SYNC; synchronization code;SYNCコード)と、データ部分(Data)と、CRC(巡回冗長符号)とにより構成される。プリアンブルは、基準クロックと同期するために利用される。同期符号は、データ部分の前段に位置し、データの先頭を検出するために利用される。ペイロードは、データの実体であり、後述するデータ処理部等により実行される処理コマンド等が含まれるデータである。CRCは、巡回冗長検査と呼ばれる誤り検出処理に利用される符号である。この誤り検出処理により、データの正当性が検証される。上記の通信装置は、例えば、こうしたデータ構造を有するパケットを送受信する。
ところで、上記の非接触ICカードのように、非接触通信のためのRFチップと、セキュアにデータを記録するためのセキュアチップとを有する通信装置の場合、RFチップが誤り検出符号の位置までパケットを取り込んでからセキュアチップにデータが伝送される。そのため、上記のデータ構造から容易に推察されるように、処理遅延が発生してしまうのである。そこで、本件出願人は、パケットの同期符号を検出した段階で良好な品質を有するベースバンド信号を選択する技術を考案した。
尚、SYNCコードを検出した段階で信号選択をする場合、単純に各復調回路に重み付けをするだけであると、システム全体としての復調成功率が低くなる場合があり、あまり望ましくない。例えば、2つの復調回路について、「第1復調回路>第2復調回路」という重み付けがされている場合を考える。このとき、第1復調回路から出力されたベースバンド信号の同期符号までの復調成功率が50%であって、その50%が最後まで復調成功しており、第2復調回路の復調成功率が100%となるような場合、第2復調回路の復調成功率が100%であるにも関わらず、システム全体の復調成功率は75%となってしまう。これは、データ品質が「第1復調回路<第2復調回路」であるが、第1復調回路でギリギリデータが取得できるような場合に該当する。以下で詳細に説明される技術は、こうした問題点を踏まえて考案されたものである。
<本発明の一実施形態>
本発明の一実施形態について説明する。本実施形態は、複数の復調回路を有する通信装置に関し、複数の復調回路から出力されたベースバンド信号の振幅やデューティ比を比較することにより、同期符号検出の段階で良好な品質を有するベースバンド信号を選択する技術に特徴がある。尚、当該技術は、例えば、非接触ICカードやリーダ/ライタ、或いは、非接触ICカード機能及びリーダ/ライタ機能の一方又は両方を搭載した携帯通信機器や情報処理装置等に適用可能である。
[通信装置100の機能構成]
まず、図1を参照しながら、本実施形態に係る通信装置100の機能構成について説明する。図1は、本実施形態に係る通信装置100の機能構成を示す説明図である。
図1に示すように、通信装置100は、主に、アンテナ102と、第1復調器104と、第2復調器106と、増幅器108、110と、振幅比較回路112と、アナログ/デジタル変換器114、116と、波形整形回路118、120と、デューティ比較回路122と、受信データ選択部124と、データ処理部126と、送信部128とにより構成される。
尚、第1復調器104、及び第2復調器106は、復調部の一例である。振幅比較回路112、及びデューティ比較回路122は、特性比較部の一例である。また、振幅比較回路112は、振幅比較部の一例である。デューティ比較回路122は、Duty比較部の一例である。さらに、受信データ選択部124は、信号選択部の一例である。アナログ/デジタル変換器114、116は、デジタル変換部の一例である。波形整形回路118、120は、波形整形部の一例である。
図1に示すように、アンテナ102を介して受信された一の変調信号は、分岐されて第1復調器104、及び第2復調器106に各々入力される。第1復調器104、及び第2復調器106では、所定の変調方式に基づいて変調信号からアナログ・ベースバンド信号が復調される。第1復調器104により復調されたアナログ・ベースバンド信号は、増幅器108に入力されて増幅される。同様に、第2復調器106により復調されたアナログ・ベースバンド信号は、増幅器110に入力されて増幅される。尚、所定の変調方式としては、例えば、ASK変調(Amplitude Shift Keying)等の変調方式が利用される。
増幅器108により増幅されたアナログ・ベースバンド信号は、分岐されて、一方がアナログ/デジタル変換器114に入力され、他方が振幅比較回路112に入力される。同様に、増幅器110により増幅されたアナログ・ベースバンド信号は、分岐されて、一方がアナログ/デジタル変換器116に入力され、他方が振幅比較回路112に入力される。振幅比較回路112では、増幅器108、110により増幅されたアナログ・ベースバンド信号の振幅が比較され、その比較結果として、より大きい振幅のアナログ・ベースバンド信号を示す情報が受信データ選択部124に入力される。尚、振幅比較回路112には、例えば、包絡線検波回路やサンプルホールド回路等が用いられる。
アナログ/デジタル変換器114では、増幅器108により増幅されたアナログ・ベースバンド信号がデジタル・ベースバンド信号に変換される。同様に、アナログ/デジタル変換器116では、増幅器110により増幅されたアナログ・ベースバンド信号がデジタル・ベースバンド信号に変換される。アナログ/デジタル変換器114から出力されたデジタル・ベースバンド信号は、波形整形回路118に入力されて波形整形される。同様に、アナログ/デジタル変換器116から出力されたデジタル・ベースバンド信号は、波形整形回路120に入力されて波形整形される。波形整形回路118、120により波形整形されて出力されたデータは、分岐されて、一方がデューティ比較回路122に入力され、他方が受信データ選択部124に入力される。以下、説明の都合上、波形整形回路118から出力されたデータをデータA、波形整形回路120から出力されたデータをデータBと呼ぶことにする。
デューティ比較回路122では、入力されたデータA、及びデータBのデューティ比を比較し、その比較結果として、デューティ比が50%により近いデータの情報を受信データ選択部124に入力する。受信データ選択部124は、振幅比較回路112、及びデューティ比較回路122から入力された比較結果に基づいて、データA、又はデータBを選択する。そして、受信データ選択部124は、選択したデータをデータ処理部126に伝送する。データ処理部126は、受信データ選択部124により選択されたデータに基づいてデータ処理を実行する。さらに、データ処理部126は、そのデータ処理により応答処理が発生すると、応答信号の送信要求、及び応答データを送信部128に伝送する。送信部128は、データ処理部126から取得した応答要求に応じて、アンテナ102を介して応答データを送信する。
尚、デューティ比較回路122には、例えば、アナログ的に積分回路を利用してもよいし、或いは、デジタル的にシステムクロックを用いてH(又はL)の区間をカウントする方法によりデューティ比を比較してもよい。但し、このデューティ比の比較は、波形整形回路118、120(例えば、デジタル位相同期ループ(DPLL)回路等)により波形整形されたデータを用いて実行されることが好ましい。
以上、本実施形態に係る通信装置100の機能構成について説明した。上記の構成を適用すると、複数の復調器から出力されたベースバンド信号に含まれる同期符号の検出段階で当該ベースバンド信号の品質判断ができるため、より高速に信号選択処理が可能になる。その結果、システム全体としての処理速度向上も期待できる。さらに、誤り検出の際に必要であったデータキャッシュ用のメモリ容量を節約することもできる。
[データ選択方法]
次に、図3を参照しながら、受信データ選択部124によるデータ選択方法について、より詳細に説明する。図3は、本実施形態に係るデータ選択方法の流れを示す説明図である。
図3に示すように、受信データ選択部124は、データA又はBのSYNCコードが検出されたか否かを判定する(S102)。データAのSYNCコードのみが検出された場合、受信データ選択部124は、ステップS104の処理に進行する。データBのSYNCコードのみが検出された場合、受信データ選択部124は、ステップS108の処理に進行する。データAのSYNCコード、及びデータBのSYNCコードがいずれも検出された場合、ステップS106の処理に進行する。
ステップS104において、受信データ選択部124は、データAを選択してステップS112の処理に進行する(S104)。また、ステップS108において、受信データ選択部124は、データBを選択してステップS112の処理に進行する(S108)。
一方、ステップS106の場合、受信データ選択部124は、振幅比較回路112による比較結果、及びデューティ比較回路122による比較結果の一方又は両方を参照して、データA又はデータBの中で比較的品質の良好なデータを選択する(S106)。データAの品質が良い場合、受信データ選択部124は、ステップS104の処理に進行する。一方、データBの品質が良い場合、受信データ選択部124は、ステップS108の処理に進行する。さらに、データA及びデータBの品質が同程度の場合、受信データ選択部124は、ステップS110の処理に進行する。
但し、ステップS106において、受信データ選択部124がデータA及びデータBを同程度の品質と判断するケースには、2通りある。第1のケースは、振幅比較回路112の比較結果と、デューティ比較回路122の比較結果とが対立するケースである。例えば、振幅比較回路112の比較結果によるとデータAの方が品質が良く、デューティ比較回路122の比較結果によるとデータBの方が品質が良いケースである。第2のケースは、純粋にデータAとデータBとの品質が所定範囲内で同等であると見なせるケースである。そこで、個々のケースについて処理の内容を簡単に説明する。
(第1のケースについて)
ステップS110において、受信データ選択部124は、予め設定された比較結果の優先度に応じてデータA又はデータBを選択する(S110)。例えば、受信データ選択部124は、振幅比較回路112による比較結果、又はデューティ比較回路122による比較結果のいずれか優先度の高い比較結果を示す所定の優先度情報を保持しており、当該所定の優先度情報に基づいてデータA又はデータBを選択する。尚、この優先度情報は、例えば、第1復調器104、及び第2復調器106の特性に応じて決定される。或いは、この優先度情報は、増幅器108、110の特性も踏まえて決定されてもよい。若しくは、第1復調器104、及び第2復調器106で利用される所定の変調方式に基づいて決定されてもよい。このような優先度情報を設けることで、より通信装置100の特性に適合したデータ選択処理が可能になる。
(第2のケースについて)
ステップS110において、受信データ選択部124は、予め設定された比較結果の優先度に応じてデータA又はデータBを選択する(S110)。第2のケースでは、データA、又はデータBのいずれを選択するかを示す所定の優先度情報が利用される。この優先度情報は、例えば、第1復調器104の出力に対応するストリームの特性と、第2復調器106の出力に対応するストリームの特性とが予め分かっている場合に、特性の良いストリームに対応するデータを選択するように決定される。或いは、通信装置100の製造者が任意に優先度を設定しておいてもよい。
ステップS110の処理を完了すると、受信データ選択部124は、ステップS112の処理に進行する。ステップS112において、受信データ選択部124は、ステップS104、S108、S110のいずれかで選択されたデータをデータ処理部126に伝送し(S112)、データ選択処理を終了する。そして、データ処理部126は、受信データ選択部124から取得したデータの処理を実行する。
以上、本実施形態に係るデータ選択方法について説明した。上記の方法を適用すると、復調器の特性等に応じてデータの品質判定が可能になり、より適切なデータ選択が可能になる。特に、アナログ側とデジタル側とでデータの品質を比較することにより、より精度良くデータの品質を判定することが可能になると期待される。
[非接触通信装置の装置構成例]
ここで、図4を参照しながら、上記の装置が有する機能を実現することが可能な非接触通信装置の装置構成例について簡単に説明する。図4は、非接触通信装置の装置構成例を示す説明図である。尚、上記の装置が有する機能は、この非接触通信装置が有する構成要素の一部のみを利用して実現してもよい。また、重複する符号が付された構成要素は、一体のハードウェア資源により構成されていてもよい。
図4に示すように、この非接触通信装置は、主に、ICカード機能提供モジュールと、リーダ/ライタ機能提供モジュールと、コントローラ922とにより構成される。
(ICカード機能提供モジュール)
ICカード機能提供モジュールは、例えば、アンテナ902と、フロントエンド回路904と、変調器906と、コマンド再生器908と、クロック再生器910と、制御回路912と、暗号化回路914と、メモリ916と、有線インターフェース回路918とにより構成される。
アンテナ902は、ループ・アンテナにより構成され、リーダ/ライタが有するループ・アンテナと磁気的に結合してコマンドや電力を受け取る。フロントエンド回路904は、リーダ/ライタから送出された搬送波を整流して直流電源を再生する。また、フロントエンド回路904は、取得した13.56MHzの搬送波を分周してコマンド再生器908、及びクロック再生器910に入力する。コマンド再生器908は、入力された搬送波からコマンドを再生して制御回路912に入力する。クロック再生器910は、入力された搬送波からロジック回路を駆動するためのクロックを再生して制御回路912に入力する。また、フロントエンド回路904は、再生した電源を制御回路912(CPU)に供給する。
全ての回路に電源が供給されると、制御回路912は、再生されたコマンドに応じて各回路を駆動する。尚、制御回路912から出力されたデータは、暗号化回路914により暗号化されてメモリ916に格納される。尚、メモリ916は、例えば、磁気的、光学的、又は光磁気的に情報を記録する記憶装置であってもよいし、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等に利用される半導体記憶装置であってもよい。
一方、メモリ916内に格納された暗号化データを送信する場合、フロントエンド回路904は、変調器906により変調された暗号化データに基づいてアンテナ902の給電点にある負荷インピーダンスを変化させ、その変化によりアンテナ902によって誘起される磁界を変化させる。この磁界変化により、磁気的に結合したリーダ/ライタのアンテナを流れる電流変化が誘起されて暗号化データが伝送される。
また、制御回路912は、有線インターフェース回路918を介してコントローラ922により制御されてもよい。また、ICカード機能提供モジュールは、インターフェースI/F(未図示)を介して、後述のリーダ/ライタ機能提供モジュールとの間で情報を送受信し、相互に又は一方から他方を制御することが可能であってもよい。
(リーダ/ライタ機能提供モジュール)
リーダ/ライタ機能提供モジュールは、例えば、アンテナ902と、フィルタ932と、受信アンプ934と、周波数変換器936と、識別器938と、ロジック回路940と、制御回路912と、メモリ916と、有線インターフェース回路942と、変調器946と、局部発振器950と、送信アンプ948とにより構成される。
リーダ/ライタ機能提供モジュールは、非接触ICカード等との磁気的な結合を利用してコマンドや電力を供給する。このリーダ/ライタ機能提供モジュールは、制御部912(CPU)の制御により、非接触ICカード等に電力を供給して活性化させてから、所定の伝送プロトコルに従って通信を開始する。このとき、リーダ/ライタ機能提供モジュールは、通信接続の確立、アンチコリジョン処理、及び認証処理等を行う。
リーダ/ライタ機能提供モジュールは、局部発振器950を利用して搬送波を生成する。情報を送信する場合、まず、制御回路912は、メモリ916からデータを読み出してロジック回路940に伝送する。そして、変調器946は、ロジック回路940から出力された信号に基づいて局部発振器950により生成された搬送波を変調する。さらに、送信アンプ948は、変調器946から出力された変調波を増幅し、アンテナ902を介して送信する。
一方、情報を受信する場合、まず、アンテナ902を介して受信された変調波は、フィルタ932を通した上で受信アンプ934に入力される。そして、受信アンプ934により増幅された信号は、周波数変換器936により周波数変換されてロジック回路940に入力される。さらに、ロジック回路940から出力された信号は、制御回路912によりメモリ916に記録される。或いは、当該信号は、有線インターフェース回路942を介して外部のコントローラ922に伝送される。
以上、非接触通信装置の装置構成例について説明した。当該非接触通信装置は、例えば、携帯電話、携帯情報端末、各種の通信機器、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置、或いは、ゲーム機や情報家電等であってもよい。また、上記の非接触通信装置が有する機能又は構成要素の一部又は全部を内蔵した各種の機器についても、上記実施形態の技術的範囲に含まれる。もちろん、上記の各構成要素が有する機能をコンピュータに実現させるためのプログラムや当該プログラムが記録された記録媒体についても上記実施形態の技術的範囲に含まれることは言うまでもない。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記の実施形態の説明において、2つの復調器を有する通信装置100の機能構成を示したが、復調器の数は必ずしも、これに限定されるものではない。例えば、3以上の復調器を設けてもよい。その場合、各復調器から出力された信号が振幅比較回路112にて比較され、さらに、波形整形された信号がデューティ比較回路122にて比較されて、当該比較結果に応じて受信データ選択部124により高品質なデータが選択される。また、上記の実施形態では、振幅比較回路112、及びデューティ比較回路122により出力された比較結果に応じて信号選択する構成を示したが、いずれかの比較結果に応じて信号選択してもよい。或いは、いずれかの比較回路のみを有するように通信装置100を形成してもよい。
本発明の一実施形態に係る通信装置の機能構成を示す説明図である。 同実施形態に係る通信データのデータ構造例を示す説明図である。 同実施形態に係るデータ選択方法の流れを示す説明図である。 非接触通信装置の装置構成の一例を示す説明図である。
符号の説明
100 通信装置
102 アンテナ
104 第1復調器
106 第2復調器
108、110 増幅器
112 振幅比較回路
114、116 アナログ/デジタル変換器
118、120 波形整形回路
122 デューティ比較回路
124 受信データ選択部
126 データ処理部
128 送信部

Claims (9)

  1. 非接触通信を利用して送信された信号を受信する通信装置であって、
    一の前記信号から得られる複数の変調信号を並列に復調する複数の復調部と、
    前記複数の復調部から出力された出力信号の同期符号検出段階で当該出力信号の特性を相互に比較する特性比較部と、
    前記特性比較部による比較結果に応じて、比較的良好な特性を有する前記出力信号を選択する信号選択部と、
    を備え
    前記特性比較部は、
    一の前記特性として前記出力信号の振幅を比較する振幅比較部と、
    他の前記特性として前記出力信号のDuty比を比較するDuty比較部と、
    を有し、
    前記信号選択部は、前記振幅比較部による比較結果に応じて前記出力信号の振幅が比較的大きい前記出力信号を選択するか、或いは、前記Duty比較部による比較結果に応じて前記出力信号のDuty比が所定値に比較的近い前記出力信号を選択する、
    通信装置。
  2. 前記信号選択部は、前記振幅比較部による比較結果、又は前記Duty比較部による比較結果のうち、優先して参照される比較結果を特定するための所定の優先度情報に基づき、前記振幅比較部による比較結果に応じて前記出力信号を選択するか、或いは、前記Duty比較部による比較結果に応じて前記出力信号を選択するかを決定する
    請求項に記載の通信装置。
  3. 前記復調部から出力された出力信号をデジタル信号に変換するデジタル変換部と、
    前記デジタル変換部から出力されたデジタル信号の波形を整形する波形整形部と、
    をさらに備え、
    前記振幅比較部は、前記複数の復調部から出力された出力信号を相互に比較し、
    前記Duty比較部は、前記波形整形部から出力された前記復調部毎のデジタル信号を相互に比較する
    請求項に記載の通信装置。
  4. 前記特性比較部は、前記特性として、前記出力信号の振幅を比較し、
    前記信号選択部は、前記特性比較部による比較結果に応じて、振幅が大きい前記出力信号を選択する
    請求項1に記載の通信装置。
  5. 前記特性比較部は、前記特性として、前記出力信号のDuty比を比較し、
    前記信号選択部は、前記特性比較部による比較結果に応じて、Duty比が所定値に比較的近い前記出力信号を選択する
    請求項1に記載の通信装置。
  6. 前記通信装置は、セキュアに情報が記録されるセキュアチップと、非接触通信を利用して取得した所定のコマンドに応じて前記セキュアチップに対する情報の記録処理又は読み出し処理を実行する通信チップと、を有する非接触ICカード、又は当該非接触ICカード機能を備えた通信機器に対し、前記所定のコマンドを発信し、或いは、当該所定のコマンドに応じて発信された応答信号を受信するリーダ/ライタである
    請求項1に記載の通信装置。
  7. セキュアに情報が記録されるセキュアチップと、前記セキュアチップに対して情報の記録処理又は読み出し処理を実行させるためのコマンドをリーダ/ライタから受信し、当該コマンドに応じて前記セキュアチップに対する情報の記録処理又は読み出し処理を実行する通信チップと、を有する非接触ICカードであって、
    前記リーダ/ライタにより送信された一の信号から得られる複数の変調信号を並列に復調する複数の復調部と、
    前記複数の復調部から出力された出力信号の同期符号検出段階で当該出力信号の特性を相互に比較する特性比較部と、
    前記特性比較部による比較結果に応じて、比較的良好な特性を有する前記出力信号を選択する信号選択部と、
    を備え、
    前記特性比較部は、
    一の前記特性として前記出力信号の振幅を比較する振幅比較部と、
    他の前記特性として前記出力信号のDuty比を比較するDuty比較部と、
    を有し、
    前記信号選択部は、前記振幅比較部による比較結果に応じて前記出力信号の振幅が比較的大きい前記出力信号を選択するか、或いは、前記Duty比較部による比較結果に応じて前記出力信号のDuty比が所定値に比較的近い前記出力信号を選択する、
    非接触ICカード。
  8. 非接触通信により送信された一の信号から得られる複数の変調信号が複数の復調部により並列に復調される復調ステップと、
    前記複数の復調部から出力された出力信号の同期符号検出段階で当該出力信号の特性が相互に比較される特性比較ステップと、
    前記特性比較部による比較結果に応じて、比較的良好な特性を有する出力信号が選択される信号選択ステップと、
    を含み、
    前記特性比較部ステップは、
    一の前記特性として前記出力信号の振幅を比較する振幅比較ステップと、
    他の前記特性として前記出力信号のDuty比を比較するDuty比較部ステップと、
    を含み、
    前記信号選択ステップでは、前記振幅比較ステップによる比較結果に応じて前記出力信号の振幅が比較的大きい前記出力信号を選択するか、或いは、前記Duty比較ステップによる比較結果に応じて前記出力信号のDuty比が所定値に比較的近い前記出力信号を選択する、
    信号選択方法。
  9. 非接触通信により送信された一の信号から得られる複数の変調信号を並列に復調する復調機能と、
    前記復調機能により復調されて出力された複数の出力信号の同期符号検出段階で当該出力信号の特性を相互に比較する特性比較機能と、
    前記特性比較機能による比較結果に応じて、比較的良好な特性を有する前記出力信号を選択する信号選択機能と、
    をコンピュータに実現させるためのプログラムであり、
    前記特性比較機能は、
    一の前記特性として前記出力信号の振幅を比較する振幅比較機能と、
    他の前記特性として前記出力信号のDuty比を比較するDuty比較機能と、
    を有し、
    前記信号選択機能は、前記振幅比較機能による比較結果に応じて前記出力信号の振幅が比較的大きい前記出力信号を選択するか、或いは、前記Duty比較機能による比較結果に応じて前記出力信号のDuty比が所定値に比較的近い前記出力信号を選択する機能である、プログラム。
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