JP4467712B2 - 洗浄組成物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ふけ、脂漏性皮膚炎、湿疹及び乾癬疾患及び/又はこれらに伴う症状を治療及び/又は改善するのに有用で、眼と皮膚に対する刺激性の低い洗浄組成物に関する。特に、本発明は、これらの用途に適する、ウンデシレンアミドプロピルベタイン及びそれとウンデシレン酸との混合物を含む洗浄組成物に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
シャンプーに使用する多くの成分が眼に刺激性であることは良く知られ、幼児と子供に使用するシャンプーではこのことに特に関心が持たれている。そのため、幾つかの刺激性の低い界面活性剤が開発されている。
【0003】
子供が思春期の年齢に近づくと、通常頭皮のかゆみや鱗片はげ落ち(scaling)等のふけに関する頭皮の病気の発症に関するホルモン変化がしばしば生じる。残念なことに、これらの病気の治療に有効な活性成分は眼に刺激性である。例えば、ウンデシレン酸(フランスのElf アトケム(Atochem)から市販されている)及びそのベタイン誘導体であるウンデシレンアミドプロピルベタイン(フランスのCECA-ATOから「アムホラム(Amphoram)U」の商品名で市販されている)はシャンプーのふけ防止作用に有用であることが知られているが眼刺激性という欠点もある。従って、上記の皮膚病の治療に有効で子供が使用するのに適していて、さらに眼と皮膚に対する刺激性が低いシャンプー製剤が求められている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ふけ、脂漏性皮膚炎、湿疹及び乾癬疾患及び/又はこれらに伴う症状の治療に有用で、眼に対して非刺激性の組成物を提供する。この組成物は、洗浄組成物の全重量に基づき、a)約0.5%乃至約16%の少なくとも1つの両性界面活性剤と;b)約1%乃至約10%の少なくとも1つの陰イオン性界面活性剤と;c)約0.1%乃至約10%の少なくとも1つの非イオン性界面活性剤と;d)約0.1%乃至約15%の活性成分とを含む、これらの成分から本質的になる、及び/又はこれらの成分からなる。
【0005】
第二の実施形態では、本発明は、上記の洗浄組成物の有効量を所望の部位へ局所的に適用することを含む、このことから本質的になる、及び/又はこのことからなるふけ、脂漏性皮膚炎、湿疹及び乾癬疾患及び/又はこれらに伴う症状を治療及び/又は改善する方法を提供する。
【0006】
第三の実施形態では、本発明は、a)約1%乃至約11%の少なくとも1つの両性界面活性剤と;b)約1%乃至約8%の少なくとも1つの陰イオン性界面活性剤と;c)約1%乃至約10%の少なくとも1つの非イオン性界面活性剤と;d)約3.5%乃至約9%の活性成分とを含む洗浄組成物であって、活性成分は、洗浄組成物の全重量に基づき、1)約3%乃至約7%のウンデシレンアミドプロピルベタインと;2)約0.5%乃至約2%のウンデシレン酸とを含む洗浄組成物の有効量を所望の部位へ局所的に適用することを含む、このことから本質的になる、及び/又はこのことからなるふけ、脂漏性皮膚炎、湿疹及び乾癬疾患及び/又はこれらに伴う症状を治療及び/又は改善する方法を提供する。
【0007】
第四の実施形態では、本発明は、a)約2%乃至約10%の少なくとも1つの両性界面活性剤と;b)約1%乃至約6%の少なくとも1つの陰イオン性界面活性剤と;c)約4%乃至約8%の少なくとも1つの非イオン性界面活性剤と;d)約0.8%乃至約7%の活性成分とを含む洗浄組成物であって、活性成分は、洗浄組成物の全重量に基づき、1)約5%乃至約6%のウンデシレンアミドプロピルベタインと;2)約0.8%乃至約1%のウンデシレン酸とを含む洗浄組成物の有効量を所望の部位へ局所的に適用することを含む、このことから本質的になる、及び/又はこのことからなるふけ、脂漏性皮膚炎、湿疹及び乾癬疾患及び/又はこれらに伴う症状を治療及び/又は改善する方法を提供する。
【0008】
我々は、予期せず、本発明の洗浄組成物が、ふけ、脂漏性皮膚炎、湿疹及び乾癬疾患及び/又はこれらに伴う症状の治療及び/又は改善に単に効果的であるだけでなく、皮膚及び眼に対する刺激性が低くて効果的であることを見出した。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の第一の実施形態は、洗浄組成物の全重量に基づき、約0.5%乃至約16%、好ましくは約1%乃至約11%、より好ましくは約2%乃至約10%の少なくとも1つの両性界面活性剤と;約1.0%乃至約10%、好ましくは約1%乃至約8%、より好ましくは約1%乃至約6%の少なくとも1つの陰イオン性界面活性剤と;約0.1%乃至約10%、好ましくは約1%乃至約10%、より好ましくは約4%乃至約8%の少なくとも1つの非イオン性界面活性剤と;約0.1重量%乃至約15重量%、好ましくは約3.5重量%乃至約9重量%、より好ましくは約5重量%乃至約7重量%の活性成分とを含む洗浄組成物である。
【0010】
ここで使用する「両性」は、(1)アミノ官能基(塩基性基)及び酸官能基(例えば、カルボン酸、酸性基)の両方を含むアミノ酸等のように酸性部位及び塩基性部位の両方を含む分子、又は(2)同一分子内に正負の両電荷を有する両性イオン分子を意味する。後者の電荷は組成物のpHに依存してもしなくてもよい。両性イオン物質の例には、限定はしないが、アルキルベタイン及びアミドアルキルベタインがある。両性界面活性剤は対イオン無しでここに示される。当業者は、本発明の組成物のpH条件によって、両性界面活性剤が正負電荷のバランスにより電気的に中性であったり、アルカリ金属、アルカリ土類又はアンモニウム対イオン等の対イオンを有したりすることを容易に理解するであろう。
【0011】
本発明の使用に適する市販の両性界面活性剤の例には、限定はしないが、アムホカルボキシレート、アルキルベタイン、アミドアルキルベタイン、アミドアルキルスルタイン、アムホホスフェート、ホスホベタイン、ピロホスホベタイン、カルボキシアルキルアルキルポリアミン及びこれらの混合物がある。コカミドプロピルベタインとラウロアムホジアセテートが好ましい。
【0012】
好適な陰イオン性界面活性剤の例には、限定はしないが、アルキルスルフェート;アルキルエーテルスルフェート;アルキルモノグリセリルエーテルスルフェート;アルキルモノグリセリドスルフェート;アルキルモノグリセリドスルホネート;アルキルスルホネート;アルキルアリールスルホネート;アルキルスルホスクシネート;アルキルエーテルスルホスクシネート;アルキルスルホスクシナメート;アルキルアミドスルホスクシネート;アルキルカルボキシレート;アルキルアミドエーテルカルボキシレート;アルキルスクシネート;脂肪性アシルサルコシネート;脂肪性アシルアミノ酸;脂肪性アシルタウレート;脂肪性アルキルスルホアセテート;アルキルホスフェート;及びこれらの混合物がある(ここでアルキル基は約10乃至約16の炭素原子を有する)。好ましい陰イオン性界面活性剤の例としてソディウムラウレス(Laureth)スルフェート3EOがある。
【0013】
本発明に使用できる非イオン性界面活性剤の一タイプはポリオールエステルのポリオキシエチレン誘導体であり、ここで、ポリオールエステルのポリオキシエチレン誘導体は、(1)(a)約8乃至約22、好ましくは約10乃至約14の炭素原子を含む脂肪酸、及び(b)ソルビトール、ソルビタン、グルコース、α−メチルグルコシド、1分子当り平均約1乃至約3のグルコース残基を有するポリグルコース、グリセリン、ペンタエリトリトール及びこれらの混合物から選択されるポリオールから生成され;(2)平均約10乃至約120、好ましくは約20乃至約80のオキシエチレンユニットを含み;(3)ポリオールエステルのポリオキシエチレン誘導体1モル当り平均約1乃至約3の脂肪酸残基を有する。
【0014】
好ましいポリオールエステルのポリオキシエチレン誘導体の例には、限定はしないが、PEG−80ソルビタンラウレートとポリソルベート20がある。PEG−80ソルビタンラウレートは平均約80モルの酸化エチレンでエトキシ化したラウリン酸のソルビタンモノエステルであり、デラウェア州ウィルミントンのICIサーファクタンツから「アトラスG−4280」の商品名で市販されている。ポリソルベート20は約20モルの酸化エチレンと縮合した無水ソルビトールとソルビトールの混合物のラウレートモノエステルでありデラウェア州ウィルミントンのICIサーファクタンツから「ツィーン20」の商品名で市販されている。
【0015】
好適な非イオン性界面活性剤の他のクラスには長鎖アルキルグルコシド又はポリグルコシドがあり、これらは、(a)約6乃至約22、好ましくは約8乃至約14の炭素原子を含む長鎖アルコールと、(b)グルコース又はグルコース含有ポリマーの縮合生成物である。アルキルグルコシドはアルキルグルコシドの1分子当り約1乃至約6のグルコース残基を有する。
【0016】
本発明の使用に適する活性成分は、ふけ、脂漏性皮膚炎、湿疹及び乾癬疾患及び/又はこれらに伴う症状を治癒でき、眼刺激性が低い。「眼刺激性が低い」とは、製品の眼に対する刺激性が滅菌精製水よりも高くないことを意味する。好適な活性成分の例には、ウンデシレンアミドプロピルベタイン及びこの混合物がある。混合物の例として、洗浄組成物の全重量に基づき、約0重量%乃至約2重量%、好ましくは約0.5重量%乃至約2重量%、より好ましくは約0.8重量%乃至約1重量%のウンデシレン酸を含むウンデシレンアミドプロピルベタインを挙げられる。後者の実施形態では、ウンデシレンアミドプロピルベタインとウンデシレン酸は、重量比で、ウンデシレンアミドプロピルベタイン:ウンデシレン酸が約0.1乃至14:0乃至1.0、好ましくは約5乃至6:0.8乃至1.0で使用できる。
【0017】
任意に、本発明の洗浄組成物は、洗浄組成物の全重量に基づき、約0.01%乃至約1.0%、好ましくは約0.01%乃至約0.5%、より好ましくは約0.01%乃至約0.2%の少なくとも1つのコンディショニング剤も含むことができる。好適な陽イオン性コンディショニング剤の例には、非限定的に、陽イオン性セルロース誘導体;陽イオン性ガール誘導体;ジアリルジメチルアンモニウムクロリド;及びこれらの混合物が含まれる。
【0018】
好ましくは、陽イオン性セルロース誘導体は、ヒドロキシエチルセルロースとトリメチルアンモニウム置換エポキシドの反応により得られる、ポリマー第四アンモニウム塩である。この点に関しては、ニュージャージィ州エジソンのアメコール(Amerchol)コーポレィションから「ポリマーJR−400」の名で市販されているポリクォータニウム−10として知られている物質が特に有用である。
【0019】
好ましい陽イオン性ガール誘導体はガールヒドロキシプロピルトリモニウムクロリドであり、これはニュージャージィ州クランベリーのロディアから「ジャガー(Jaguar)C−17」の商品名で市販されている。
【0020】
他の陽イオン性コンディショニングポリマーはジアリルジメチルアンモニウムクロリドモノマーから生成されるポリマーである。このモノマーのホモポリマーはポリクォータニウム−6であり、バージニア州サフォークのアライドコロイドズから「サルケア(Salcare)SC30」の商品名で市販されている。ジアリルジメチルアンモニウムクロリドのアクリルアミドとのコポリマーはポリクォータニウム−7として知られ、これもアライドコロイドズから「サルケアSC10」の商品名で市販されている。
【0021】
一実施形態では、コンディショナー部は、洗浄組成物の全重量に基づき、約0.01%乃至約0.5%、例えば約0.01%乃至約0.2%の陽イオン性ガール誘導体、及び約0.01%乃至約0.5%、例えば約0.01%乃至約0.2%のジアリルジメチルアンモニウムクロリドのホモポリマー又はコポリマーを含む。
【0022】
本発明の洗浄組成物は、1又はそれ以上の任意の成分を含んでもよい。任意の成分の非限定的な例は、真珠光沢剤又は不透明化剤、増粘剤、第二のコンディショナー、湿潤剤、キレート剤及び着色剤、芳香剤、保存剤、pH調整剤等の外観、感触、香りを改善する添加物である。本発明のシャンプー組成物のpHは好ましくは約5乃至約7.5、より好ましくは約5.5乃至約7.0の範囲に維持される。
【0023】
シリコーン等の水不溶性添加物を懸濁でき、及び/又は消費者に製品がコンディショニングシャンプーであることを示唆する傾向がある市販の真珠光沢剤又は不透明化剤は、本発明の使用に適する。真珠光沢剤又は不透明化剤は、組成物の全重量に基づき、約1%乃至約10%、好ましくは約1.5%乃至約7%、より好ましくは約2%乃至約5%の量で存在する。好適な真珠光沢剤又は不透明化剤の例には、限定はしないが、(a)炭素原子が約16乃至約22の脂肪酸と(b)エチレン又はプロピレングリコールとのモノ又はジエステル;(a)炭素原子が約16乃至約22の脂肪酸と(b)式HO−(JO)a −H(ここで、Jは約2乃至約3の炭素原子を有するアルキレン基であり、aは2又は3である)で表されるポリアルキレングリコールとのモノ又はジエステル;約16乃至約22の炭素原子を有する脂肪性アルコール;式KCOOCH2 L(ここで、KとLは独立して約15乃至約21の炭素原子を含む)で表される脂肪性エステル;シャンプー組成物に不溶性の無機固体及びこれらの混合物がある。
【0024】
好ましい実施形態では、真珠光沢剤又は不透明化剤は、ニュージャージー州ホーボーケンのヘンケルコーポレイションから「ヨーパーラン(Euperlan)PK−3000」の商品名で市販されている物質のように、予め形成された安定化水性分散液として、シャンプー組成物に加えられる。この物質は、グリコールジステアレート(エチレングリコールとステアリン酸のジエステル)、ラウレス−4(CH3 (CH2 )10CH2 (OCH2 CH2 )4 OH)及びコカミドプロピルベタインを組み合わせたものであり、好ましくは、重量%比は各々約25乃至約30:約3乃至約15:約20乃至約25である。
【0025】
コンディショニングシャンプー組成物に適当な粘性を付与できる市販の増粘剤は本発明の使用に適する。使用の際、増粘剤は、組成物のブルックフィールド粘度を約0.5kg/m/秒乃至約10kg/m/秒(約500センチポアズ乃至約10,000センチポアズ)の範囲に高めるのに十分な量で、シャンプー組成物に存在しなければならない。好適な増粘剤の非限定的な例は、(1)式HO−(CH2 CH2 O)Z H(ここで、Zは約3乃至約200の整数である)で表されるポリエチレングリコールと(2)約16乃至約22の炭素原子を含む脂肪酸とのモノ又はジエステル;エトキシ化ポリオールの脂肪酸エステル;脂肪酸とグリセリンのモノ及びジエステルのエトキシ化誘導体;ヒドロキシアルキルセルロース;アルキルセルロース;ヒドロキシアルキルアルキルセルロース;及びこれらの混合物である。好ましい増粘剤の例はポリエチレングリコールエステルであり、より好ましくはイタリア、ボローニャのコミエル(Comiel)S.p.A.又はイリノイ州ノースフィールドのステパンカンパニーから「PEG6000DS」の商品名で市販されているPEG−150ジステアレートである。
【0026】
髪につや等の他の特性を付与する揮発性シリコーン等の市販の第二のコンディショナーは本発明の使用に適する。使用の際、好ましくは、揮発性シリコーンコンディショニング剤の大気圧沸点は約220℃より低い。揮発性シリコーンコンディショナーは、組成物の全重量に基づき、約0%乃至約3%、例えば約0.25%乃至約2.5%又は約0.5%乃至約1.0%の量で存在する。好適な揮発性シリコーンの非限定的な例は、ミシガン州ミッドランドのダゥコーニングコーポレィションから「DC−345」の商品名で市販されているポリジメチルシクロシロキサン等のポリジメチルシロキサン、ポリジメチルシクロシロキサン、ヘキサメチルジシロキサン、シクロメチコン液体及びこれらの混合物である。
【0027】
洗浄組成物にモィスチャー及びコンディショニング効果を付与できる市販の湿潤剤は本発明の使用に適する。湿潤剤は、組成物の全重量に基づき、約0%乃至約10%、好ましくは約0.5%乃至約5%、より好ましくは約0.5%乃至約3%の量で存在する。好適な湿潤剤の非限定的な例は、(1)グリセリン、プロピレングリコール、へキシレングリコール、ブチレングリコール、ジプロピレングリコール及びこれらの混合物から選択される水溶性液状ポリオール;(2)式HO−(R”O)b −H(ここで、R”は約2乃至約3の炭素原子を有するアルキレン基であり、bは約2乃至約10の整数である)で表されるポリアルキレングリコール;(3)式CH3 −C6 H10O5 −(OCH2 CH2 )c −OH(ここで、Cは約5乃至約25の整数である)で表されるメチルグルコースのポリエチレングリコールエーテル;(4)尿素;及び(5)これらの混合物である。グリセリンは好ましい湿潤剤である。
【0028】
好適なキレート剤の例は、本発明の組成物を保護及び保存できる物質である。好ましくはキレート剤はEDTAであり、より好ましくはEDTA四ナトリウムであり、ミシガン州ミッドランドのダウケミカルカンパニーから「バーセン(Versene)100XL」の商品名で市販されており、組成物の全重量に基づき、約0%乃至約0.5%、好ましくは約0.05%乃至約0.25%の量で存在する。
【0029】
好適な保存剤の例はクォータニウム−15であり、これはミシガン州ミッドランドのダウケミカルカンパニーから「ダウィシル(Dowicil)200」の商品名で市販されており、組成物の全重量に基づき、約0%乃至約0.2%、好ましくは約0.05%乃至約0.10%の量で存在する。
【0030】
上記の洗浄組成物は、適当な容器に所望の成分を合わせて、機械的撹拌プロペラ、ペダル等のこの技術分野で良く知られている従来の混合手段を用いて大気条件下混合して製造できる。混合の順序は重要ではないが、芳香剤及び非イオン性界面活性剤等の特定成分はメイン混合物にこれらの成分を加える前に予め混合しておくのが好ましい。
【0031】
陽イオン性ガールコンディショナーを用いる実施形態では、陽イオン性ガールコンディショナーをグリセリンと予め大気条件下で混合して、グリセリンによりガールコンディショナーを「湿らす(wet-out)」ことができる。「湿らす」時間は変えることができるが、典型的には約5分乃至約30分でよい。この実施形態では、ガールコンディショナー:グリセリンの典型的重量比は約1:100乃至約1:1、例えば約1:50乃至約1:5又は例えば約1:15乃至約1:7である。次に、得られた懸濁液を大気条件下で水と混合でき、このとき懸濁液:水の重量比は約1:5乃至約1:20である。次に、得られた水−懸濁液混合物を、酸(好ましくはクエン酸)で酸性にし組成物全体のpHを約4まで下げる。
【0032】
増粘成分を用いる実施形態では、所望の増粘剤は、約60℃乃至約80℃の温度で、組成物の全重量に基づき、約5%乃至約20%の水と予め混合しておくことができる。増粘剤で処理すると、予め形成した真珠化剤を加える前に、組成物全体の温度を約45℃より低く下げることができる。
【0033】
本発明の組成物は、好ましくは、ふけ、脂漏性皮膚炎、湿疹及び乾癬疾患及び/又はこれらに伴う症状の治療を目的とするシャンプー、洗剤、入浴剤、ジェル、ローションクリーム等に用いられる。
【0034】
好適な例としてここに示される本発明は、特にここに示されない任意の成分又は工程が無くても実施できる。本発明の特徴とその実施方法をさらに説明するために、幾つかの実施例を以下に示す。しかし、本発明はこれらの詳細に限定されるべきではない。
【0035】
【実施例】
実施例では以下のテスト方法を用いた。
【0036】
ヒト眼刺激性テスト:
このテストは、テスト物質を一回塗布する二重盲検、ランダム化、2セル実験である。テスト物質は温度が37℃乃至38℃のテストサンプルの10%希釈液である。各パネリストの一方の眼にテスト物質を滴下し、他方の眼には滅菌精製水を滴下する。この研究完了のためには10人のパネリストが必要である。
【0037】
パネリストをテストする順序、どの物質を滴下するか及びどちらの眼に滴下するかはランダムに決定し、適当なテスト物質を1滴パネリストの第一の眼に滴下し、続けて第二の眼に滅菌水を滴下する。各テスト物質に新しい滅菌使い捨て点眼器を使用し、パネリストの1つの眼だけに使用した後に廃棄する。研究者又は訓練された技術者により全ての滴下を行う。各眼に対して、別々のティッシュを用いて眼から流れる涙を拭う。30秒以内又は滴下の後可能な限り直ぐに、以下の基準を用いてパネリストに眼に対する刺激感の程度を尋ねる。すなわち0=正常、1=穏やか、極僅か、2=中程度、3=強程度である。滴下の後1/4時間及び1時間経過して再び、パネリストに眼に対する刺激感の程度を尋ねる。
【0038】
実施例1及び実施例2:洗浄組成物の製造
以下の表1及び表2にリストする物質を用いて2つの製剤を製造する。表中の「%w/w」の欄は対応する成分に対し2つの適当な範囲を示す。
【0039】
【表1】
【0040】
【表2】
【0041】
予備混合物の製造:
1)ガールヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド/グリセリン:
両成分を機械的撹拌子の付いた適当な予備混合容器に入れて一緒に混合する。
【0042】
2)PEG−150DS/ウンデシレン酸/PEG−80ソルビタンラウレート/精製水:
水とPEG−80ソルビタンラウレートを適当なジャケットケトルに入れ、次に60乃至65℃の温度に加熱する。そこにPEG−150DSを加え溶融/溶解するまで混ぜる。
【0043】
実施例1の製剤の製造:
プロペラ型ミキサーとスイープ撹拌子の付いた適当なジャケットステンレス鋼容器で、約55℃乃至60℃まで加熱した水にEDTA−4Naとポリクォータニウム−10を溶解し、次に、ガールヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド/グリセリン予備混合物をここに加える。得られた混合物を肉眼で見える塊が無くなるまで素早く撹拌する。
【0044】
PEG−150DS/ウンデシレン酸/PEG−80ソルビタンラウレート/精製水予備混合物をここに加え、続けて、ソディウムラウレススルフェート、ジナトリウムラウロアムホジアセテート、コカミドプロピルベタイン及びウンデシレンアミドプロピタルベタインを加える。得られた混合物をシルバーソン・ホモジェナイザー・モデル450LSに通し、その後40℃まで冷やす。
【0045】
得られた混合物のpHは水酸化ナトリウム溶液を用いて所望の範囲に調整する。混合物の温度を40℃に保ちながら、クォータニウム−15、香料、着色溶液及びシクロメチコンを加える。さらに20分間中程度の速度から高速でシャンプーをこのホモジェナイザーで混合する。ヨーパーランPK3000AMを加え、シャンプーをさらに40分間均一化する。pHは5.9乃至6.4に再調整する。
【0046】
実施例2の製剤は、表2に示す成分を用いて、実施例1の方法に従って、製造する。
【0047】
実施例3及び実施例4:洗浄組成物の製造
以下の表3及び表4にリストする物質を含むさらに2つの製剤を上述した実施例1の方法に従って製造した。
【0048】
【表3】
【0049】
【表4】
【0050】
実施例5:実施例3及び実施例4の製剤の効力テスト
実施例3及び実施例4の製剤を、ジョンソンアンドジョンソン・コンシューマー・カンパニーズから「ジョンソンズ・キッズ・からみ防止・シャンプー」の商品名で市販されているコンディショニングシャンプーと共に、子供とティーンエイジャーの中程度のスケーリングとかゆみの症状に対する効力をテストした。子供とティーンエンジャーは治療前にこのような症状を示していた。
【0051】
ブラインド、シングルセンター、ランダム化実験を、年齢が8歳乃至18歳の285人の子供とティーンエイジャーについて実施した。各パネリストは95人からなる3つのグループの1つにランダムに配属され、各グループは上記のシャンプーのうち1つを使用した。スクリーニング訪問(14日前/訪問1)、資格分け訪問(1日目/訪問2)、中間訪問(15日目/訪問3)及び治療終了(29日目/訪問4)に、研究者はパネリストを観察した。「14日前」は予備処理(洗浄)シャンプーの使用開始第1日目に対応する。
【0052】
投薬スケジュールは14日の予備処理(洗浄)期間を含み、各パネリストは、予備処理期間に、ジョンソンアンドジョンソン・コンシューマー・カンパニーズから「ジョンソンズ・ベビー・シャンプー」の商品名で市販されているシャンプーを1週間に3回使用し、その後4週間の治療期間に各々指定のシャンプーを使用した。
【0053】
14日の予備処理(洗浄)期間の最終日である1日目/訪問2に、皮膚科医はふけの程度に関して観察対象をスクリーニングした。ふけ評価では、研究者は対象の髪をクシでとかして頭皮を6つの区域に分け、以下のスコアに従って、遊離及び付着したふけの両方について各区域を段階分けした。すなわち0=スケーリング無、1乃至2=少程度のスケーリング、3乃至4=中程度のスケーリング、5乃至6=スケーリングが目立つ、7乃至8=スケーリングが多い、9乃至10=スケーリングが非常に多い、重程度である。この実験に参加する資格を有するためには、対象は付着ふけのトータルスコアが8以上なくてはならなかった。資格のあるパネリストがさらに次の4週間の実験に進んだ。各々の対象に指定されたシャンプーを用いて1週間に3回髪を洗うスケジュールが続き、1日目から開示した。パネリストは15日目/訪問3に中間評価のため病院に戻り、その後29日目/訪問4に最終評価のため病院に戻った。
【0054】
臨床評価には、研究者によるふけ評価と対象によるかゆみ自己評価が含まれる。対象は各自独立して以下のスコアに従って頭皮のかゆみを自己評価した。すなわち0=無、1=少程度、2=中程度、3=顕著(中程度/強程度)、4=強程度である。実験の開始と終了にスケーリングとかゆみの両方をスコアした。子供全員のスコアを平均した。結果を表5にまとめた。
【0055】
資格分け訪問後4週間経過した治療終了日(29日目/訪問4)に、パネリストのふけの全体的臨床評価を、過去のふけの評価を考慮しながら、以下の基準を用いて実施した。すなわち1=完全に消失、2=ほとんど完全に消失、3=顕著な改善、4=少し改善、5=改善無である。全てのパネリスト/製剤に対する平均ふけスコアである、全体的評価(全スコア)結果も表5に示す。
【0056】
【0057】
この実施例は、本発明の組成物がかゆみの症状の減少に効果的であり、スケーリングの症状の減少に市販のシャンプーより極めて効果的であることを示した。さらに、本発明の組成物に対する全スコアは市販のコンディショニングシャンプーより有意に優れていた。
【0058】
実施例6:実施例3及び実施例4の製剤の効力テスト
実施例3及び実施例4の製剤を、プロクターアンドギャンブルカンパニーから「リジョイスふけ防止シャンプー」の商品名で市販されているふけ防止シャンプーと共に、年齢が8歳乃至12歳の子供の中程度のスケーリングとかゆみの症状に対する効力を、実施例5のテスト方法に従って(ただし対象は全部で56人である)、テストした。子供は治療前にこのような症状を示していた。結果を表6に示す。
【0059】
【0060】
この実施例は、本発明の組成物がスケーリングの減少に関しては市販のふけ防止シャンプーと同程度に効果的であり、頭皮のかゆみの減少に関してはより効果的であることを示した。
【0061】
実施例7:眼刺激性テスト
サンプル3とサンプル4に従い製造した製剤について、ヒト眼刺激性テストも実施した。この実験の結果を表7に示す。
【0062】
【0063】
この実施例は、本発明のシャンプーが滅菌精製水より眼に対して刺激性でなかったことを示している。
【0064】
好適な実施態様を以下に示す。
(A)洗浄組成物の全重量に基づき、
a)約0.5%乃至約16%の少なくとも1つの両性界面活性剤と;
b)約1%乃至約10%の少なくとも1つの陰イオン性界面活性剤と;
c)約0.1%乃至約10%の少なくとも1つの非イオン性界面活性剤と;
d)約0.1%乃至約15%の活性成分とを含む洗浄組成物。
(1)前記活性成分がウンデシレンアミドプロピルベタイン及びウンデシレンアミドプロピルベタインとウンデシレン酸の混合物から選択される実施態様(A)に記載の洗浄組成物。
(2)前記活性成分が重量比が約0:1乃至約15:0のウンデシレンアミドプロピルベタインとウンデシレン酸の混合物である実施態様(A)に記載の洗浄組成物。
(3)a)約1%乃至約11%の少なくとも1つの両性界面活性剤と;b)約1%乃至約8%の少なくとも1つの陰イオン性界面活性剤と;c)約1%乃至約10%の少なくとも1つの非イオン性界面活性剤と;d)約3.5%乃至約9%の活性成分とを含む洗浄組成物であって、前記活性成分は、前記洗浄組成物の全重量に基づき、1)約3%乃至約7%のウンデシレンアミドプロピルベタインと;2)約0.5%乃至約2%のウンデシレン酸とを含む実施態様(A)に記載の洗浄組成物。
(4)さらに、前記洗浄組成物の全重量に基づき、約0.01%乃至約0.5%の少なくとも1つのコンディショニング剤を含む実施態様(A)に記載の洗浄組成物。
(5)a)約2%乃至約10%の少なくとも1つの両性界面活性剤と;b)約1%乃至約6%の少なくとも1つの陰イオン性界面活性剤と;c)約4%乃至約8%の少なくとも1つの非イオン性界面活性剤と;d)約5.8%乃至約7%の活性成分とを含む洗浄組成物であって、前記活性成分は、前記洗浄組成物の全重量に基づき、1)約5%乃至約6%のウンデシレンアミドプロピルベタインと;2)約0.8%乃至約1%のウンデシレン酸とを含む実施態様(A)に記載の洗浄組成物。
【0065】
(6)前記両性界面活性剤が、アムホカルボキシレート、アルキルベタイン、アミドアルキルベタイン、アミドアルキルスルタイン、アムホホスフェート、ホスホベタイン、ピロホスホベタイン、カルボキシアルキルアルキルポリアミン及びこれらの混合物からなる群から選択される実施態様(A)に記載の洗浄組成物。
(7)前記陰イオン性界面活性剤が、アルキルスルフェート;アルキルエーテルスルフェート;アルキルモノグリセリルエーテルスルフェート;アルキルモノグリセリドスルフェート;アルキルモノグリセリドスルホネート;アルキルスルホネート;アルキルアリールスルホネート;アルキルスルホスクシネート;アルキルエーテルスルホスクシネート;アルキルスルホスクシナメート;アルキルアミドスルホスクシネート;アルキルカルボキシレート;アルキルアミドエーテルカルボキシレート;アルキルスクシネート;脂肪性アシルサルコシネート;脂肪性アシルアミノ酸;脂肪性アシルタウレート;脂肪性アルキルスルホアセテート;アルキルホスフェート;及びこれらの混合物からなる群から選択される実施態様(A)に記載の洗浄組成物。
(8)前記非イオン性界面活性剤が、ポリオールエステルのポリオキシエチレン誘導体、長鎖アルキルグルコシド及びポリグルコシドからなる群から選択される実施態様(A)に記載の洗浄組成物。
(9)さらに、真珠光沢剤、不透明化剤、増粘剤、第二のコンディショナー、湿潤剤、キレート剤、着色剤、芳香剤、保存剤及びpH調整剤からなる群から選択される少なくとも1つの添加物を含む実施態様(A)に記載の洗浄組成物。
(10)前記シャンプーのpHが約5乃至約7.5の範囲である実施態様(A)に記載の洗浄組成物。
【0066】
(11)実施態様(A)に記載の洗浄組成物の有効量を所望の部位へ局所的に適用することを含むふけ、脂漏性皮膚炎、湿疹及び乾癬疾患及び/又はこれらに伴う症状を治療及び/又は改善する方法。
(12)前記洗浄組成物が皮膚と眼に穏やかである実施態様(11)に記載の方法。
(13)実施態様(3)に記載の洗浄組成物の有効量を所望の部位へ局所的に適用することを含むふけ、脂漏性皮膚炎、湿疹及び乾癬疾患及び/又はこれらに伴う症状を治療及び/又は改善する方法。
(14)実施態様(5)に記載の洗浄組成物の有効量を所望の部位へ局所的に適用することを含むふけ、脂漏性皮膚炎、湿疹及び乾癬疾患及び/又はこれらに伴う症状を治療及び/又は改善する方法。
(15)実施態様(A)に記載の洗浄組成物の有効量を所望の部位へ局所的に適用することを含む皮膚の薄片はげ落ち(flaking)及び/又は鱗片はげ落ちを治療及び/又は改善する方法。
【0067】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、ふけ、脂漏性皮膚炎、湿疹及び乾癬疾患及び/又はこれらに伴う症状の治療及び/又は乾癬に有用で、眼に対する刺激性が低い組成物を提供できる効果がある。
Claims (7)
- 頭皮の洗浄組成物であって、
洗浄組成物の全重量に基づき、
a)0.5%乃至16%の少なくとも1つの両性界面活性剤と;
b)1%乃至10%の少なくとも1つの陰イオン性界面活性剤と;
c)0.1%乃至10%の少なくとも1つの非イオン性界面活性剤と;
d)5.8%乃至7%の活性成分と
を含み、
前記活性成分が、前記洗浄組成物の全重量に基づき、1)5%乃至6%のウンデシレンアミドプロピルベタインと;2)0.8%乃至1%のウンデシレン酸とを含み、
前記両性界面活性剤が、アムホカルボキシレート、アルキルベタイン、アミドアルキルベタイン、アミドアルキルスルタイン、アムホホスフェート、ホスホベタイン、ピロホスホベタイン、カルボキシアルキルアルキルポリアミン及びこれらの混合物からなる群から選択される洗浄組成物。 - さらに、前記洗浄組成物の全重量に基づき、0.01%乃至0.5%の少なくとも1つのコンディショニング剤を含む請求項1に記載の洗浄組成物。
- a)2%乃至10%の少なくとも1つの両性界面活性剤と;b)1%乃至6%の少なくとも1つの陰イオン性界面活性剤と;c)4%乃至8%の少なくとも1つの非イオン性界面活性剤と;d)5.8%乃至7%の活性成分とを含む洗浄組成物とを含み、前記活性成分が、前記洗浄組成物の全重量に基づき、1)5%乃至6%のウンデシレンアミドプロピルベタインと;2)0.8%乃至1%のウンデシレン酸とを含む請求項1に記載の洗浄組成物。
- 前記陰イオン性界面活性剤が、アルキルスルフェート;アルキルエーテルスルフェート;アルキルモノグリセリルエーテルスルフェート;アルキルモノグリセリドスルフェート;アルキルモノグリセリドスルホネート;アルキルスルホネート;アルキルアリールスルホネート;アルキルスルホスクシネート;アルキルエーテルスルホスクシネート;アルキルスルホスクシナメート;アルキルアミドスルホスクシネート;アルキルカルボキシレート;アルキルアミドエーテルカルボキシレート;アルキルスクシネート;脂肪性アシルサルコシネート;脂肪性アシルアミノ酸;脂肪性アシルタウレート;脂肪性アルキルスルホアセテート;アルキルホスフェート;及びこれらの混合物からなる群から選択される請求項1に記載の洗浄組成物。
- 前記非イオン性界面活性剤が、ポリオールエステルのポリオキシエチレン誘導体、長鎖アルキルグルコシド及びポリグルコシドからなる群から選択される請求項1に記載の洗浄組成物。
- さらに、真珠光沢剤、不透明化剤、増粘剤、第二のコンディショナー、湿潤剤、キレート剤、着色剤、芳香剤、保存剤及びpH調整剤からなる群から選択される少なくとも1つの添加物を含む請求項1に記載の洗浄組成物。
- 前記洗浄組成物のpHが5乃至約7.5の範囲である請求項1に記載の洗浄組成物。
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